JPH0325671Y2 - - Google Patents

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JPH0325671Y2
JPH0325671Y2 JP1984181847U JP18184784U JPH0325671Y2 JP H0325671 Y2 JPH0325671 Y2 JP H0325671Y2 JP 1984181847 U JP1984181847 U JP 1984181847U JP 18184784 U JP18184784 U JP 18184784U JP H0325671 Y2 JPH0325671 Y2 JP H0325671Y2
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skin
fused
curved
welder
pattern
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用座席の表皮部材、詳しくは表
皮、発泡体製のワデイング、ワデイングカバーの
三者を重ねて高周波溶接によりその表皮側に帯状
のウエルダーパターンを形成してなる表皮部材に
関するものである。
(従来の技術) 従来、車両用の座席の表皮部材は、第5図A,
Bに示すように表皮、発泡体製のワデイング、ワ
デイングカバーの三者を重ねて高周波溶接によ
り、その表皮側に帯状の融着部からなるウエルダ
ーパターン6を構成してなるもので、座席1のク
ツシヨン2、シートバツク4の表皮として用いら
れている。
この連続した帯状の融着部は、融着しない部分
に較べ、凝縮・凝固した結果、表皮に凹部を形成
し、密度が濃く、且つ固くなり、そして柔軟性を
失い、曲げに対する適応性が悪いため、クツシヨ
ン前端部3やシートバツク上端部5のような湾曲
部分に於いて次のような問題が生じている。
(ア) 湾曲度が大きい場合ウエルダーパターン6が
折れ易い。
(イ) 曲げに対し、ウエルダーパターン6が固く曲
げにくいので他の部分とのバランスがくずれ、
歪が生じ、皺15となつて湾曲面の美感が損な
われる。
(ウ) 湾曲度が大きい個所では、ウエルダーパター
ンの凹部が露出し易く、ふつくらとした本来の
ソフトな感じや肌ざわりが損なわれる。
本考案はこれらの点に鑑み、湾曲部においてウ
エルダーパターンが折れず、湾曲部に皺が発生せ
ず、しかも湾曲部においてウエルダーパターンが
露出しないようなウエルダーパターンを有する、
車両用座席の表皮部材を開発することを課題とす
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、ウエルダーパターンの表皮部材の適
宜個所に高周波による点状融着部と非融着部とを
交互に継続的に施し、該非融着部が他の表皮面と
調和した湾曲を行なうことを利用した皺発生防止
部を設けてなる、ウエルダーパターンの、車両用
座席の表皮部材である。
皺発生防止部の非融着部は、他の表皮面と全く
同じ構造・材質であるから湾曲も同じ様にできる
ので、たとえ点状融着部が固く曲げにくくてもそ
れを補完することができるのである。
(実施例) 本考案の実施例について図面とともに説明す
る。
第1図は本考案の一実施例の斜視図で座席1の
クツシヨン2の前端部3及びシートバツク4の上
端部5のウエルダーパターン6は、表皮部材に、
連続融着部7とは異なり、点状融着部8と非融着
部9を交互に継続して設け皺発生防止部16を構
成したもので、その要部拡大斜視図を第2図に示
す。ここで非融着部9は他の一般の表皮10と全
く同じ構造・材質であり、同じように湾曲させる
ことができる。
第3図は第2図の縦断面で、表皮10と発泡体
によるワデイング11とワデイングカバー12に
よる表皮部材13がパツト14を覆つていること
を示す。表皮部材13は高周波溶接により、三者
一体となり、発泡体によるワデイング11は融着
して、表皮10を凹状に変形させてウエルダーパ
ターン6を形成させ、また、柔軟性を失うため曲
げに対する適応性が悪くなる。
しかし、本考案の一実施例では、座席1のクツ
シヨン2の前端部3やシートバツク4の上端部5
のような湾曲部に於けるウエルダーパターン6は
点状融着部8と非融着部9を交互に継続的に施し
た皺発生防止部16を構成しているので、たと
え、融着部8が固くても、点状であるので湾曲に
対する影響は無視することができ、かわりに非融
着部9が、他の表皮10部分の表皮部材13と同
様に柔軟に湾曲し、湾曲部全体が調和のとれた湾
曲を行ない、皺の発生を防止する。従つて点状融
着部8と非融着部9の組み合わせによるウエルダ
ーパターン6の皺発生防止部16を、クツシヨン
前端部3やシートバツク上端部5などの湾曲部に
用いると、歪みがないから皺15が発生せず、き
れいな湾曲面が得られる。また、この皺発生防止
部16は融着部8が連続していない構造であるか
ら湾曲度の高い部分に用いても心配はなく、非融
着部9が湾曲するので融着部8の底面が露出する
心配もない。
第2図及び第3図ではシートバツク上端部5の
みを図示したが、これはクツシヨン前端部3に於
ても同じことができる。
第4図は他の実施例の斜視図である。これは座
席1のクツシヨン2及びシートバツク4の全ての
面に、皺発生防止部16を施した表皮部材13を
用いたもので、クツシヨン2に座つた時、及びシ
ートバツク4に背もたれた時など体重の加圧によ
つて平面部に湾曲が生ずる場合に前述の非融着部
9が湾曲に柔軟に対応し、従来のウエルダーパタ
ーンの欠点を排除・克服するものである。
(効果) (ア) 皺発生防止部が点状融着部と非融着部とを交
互に設けた構造であるので、クツシヨン前端部
やシートバツク上端部のような湾曲度の大きい
部分に於てもウエルダーが折れる心配はない。
(イ) 非融着部が他の表皮面と全く同一の寸法・材
質であるので、無理のない調和のとれた湾曲が
行なわれ、皺が発生しない。
(ウ) 皺発生防止部の非融着部が他の表皮面と調和
をとつて湾曲するのでウエルダーの底面が露出
する心配はなく、表皮面は湾曲部においても、
または、使用による湾曲時においても表皮のソ
フトな感触を損なうことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の使用状態を示す斜
視図。第2図は第1図の要部拡大図。第3図は第
2図の縦断面図。第4図は他の実施例の使用状態
を示す斜視図、第5図Aは従来例の使用状態を示
す斜視図。第5図Bは第5図Aの部分拡大図であ
る。 1:座席、2:クツシヨン、4:シートバツ
ク、6:ウエルダー、8:点状融着部、9:非融
着部、10:表皮、11:ワデイング、12:ワ
デイングカバー、16:皺発生防止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表皮、発泡体製のワデイング、ワデイングカバ
    ーの三者を重ねて高周波溶接によりその表皮側に
    帯状のウエルダーパターンを形成してなる表皮部
    材においてその適宜個所に非融着部と融着部より
    構成したウエルダーパターンの皺発生防止部を設
    けてなる車両用座席の表皮部材。
JP1984181847U 1984-11-30 1984-11-30 Expired JPH0325671Y2 (ja)

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