JPH03256627A - ツェッパジョイントの自動組立機 - Google Patents

ツェッパジョイントの自動組立機

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JPH03256627A
JPH03256627A JP5375190A JP5375190A JPH03256627A JP H03256627 A JPH03256627 A JP H03256627A JP 5375190 A JP5375190 A JP 5375190A JP 5375190 A JP5375190 A JP 5375190A JP H03256627 A JPH03256627 A JP H03256627A
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cage
inner ring
ball
assembly
outer ring
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Sei Fukushima
聖 福島
Yasuhisa Shiragami
白神 康久
Teruaki Hamabe
浜辺 照明
Yuichi Hazaki
裕一 羽崎
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/20Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
    • F16D3/22Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts
    • F16D3/223Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts
    • F16D3/224Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts the groove centre-lines in each coupling part lying on a sphere
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2300/00Special features for couplings or clutches
    • F16D2300/12Mounting or assembling

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、ツエツバジョイントの組立方法と、この方法
を遂行する自動組立機に関する。
(従来の技術) 自動車の駆動力伝達系の等速継手部に、第46図および
第47図に示されるようなツェッパジョイント1が使わ
れている。ツエツバジョイント1は、軸部2と椀状部3
を有する外輪4と、外輪4の内側に揺動自在に収容され
るケージ5と、ケージ5の内側に揺動自在に収容される
内輪6と、6個のボール7を備えて構成されている。ボ
ール7は、外輪4の内部に設けられたボール溝8と、ケ
ージ5に設けられた開口窓9と、内輪6に設けられたボ
ール溝10に嵌合させられる。内輪6の中心部には内歯
状のセンタ孔11が設けられている。
内輪6の外周部には周方向61所に等間隔で歯12が突
設されている。外輪4の各ボール溝8゜8の間には凸条
13が突設されている。
(発明が解決しようとする課題) 上記のような外輪4.ケージ5.内輪6等からなるツェ
ッパジョイント1を組立てるには、あたかも知恵の輪を
組立てる時のような、ある種の「こつ」が必要であるた
め、機械による自動組立は困難であると考えられていた
。例えば内輪6をケージ5に組付ける時とか、ケージ5
を外輪4に組付ける際などに、内輪6がケージ5に引っ
掛かったり、ケージ5の一部が外輪4の内面に引っ掛か
って動かなくなってしまうことがある。手作業による組
付けの場合には試行錯誤的に内輪6やケージ5を動かし
ていれば組付を遂行できるが、このような組付作業を融
通のきかない機械によって自動化するには、内輪やケー
ジ等をいかなる挙動を伴って挿入すればよいのかを研究
することにより円滑な組立方法を確立する必要があった
従って本発明の目的は、ツエツバジョイントを機械によ
って円滑かつ確実に組立てることができるような組立方
法とこの組立方法を実施するための自動組立機を提供す
ることにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を果たすために開発された本発明装置は、外輪
を保持する外輪ホルダとケージを保持するケージホルダ
および内輪を保持する内輪ホルダを備えかつ所定角度ず
つ間欠的に回転させられるターンテーブルと、上記ケー
ジホルダに保持されているケージと内輪ホルダに保持さ
れている内輪にそれぞれグリスを供給するグリス供給手
段と、上記ケージホルダに保持されているケージと内輪
ホルダに保持されている内輪を所定位置まで垂直軸回り
に回転させる回転位置決め装置と、上記内輪を内輪ホル
ダから取出すとともにケージ内に挿入する内輪組付装置
と、上記ケージの開口窓と内輪のボール溝にわたって1
個目のボールを打込むことによりケージアセンブリを得
るボール1個打込み装置と、上記ケージアセンブリをケ
ージホルダから取出して外輪内に組付けるケージアセン
ブリ組付装置と、外輪内の上記ケージアセンブリを傾け
ることにより2個目から6個目までのボールをそれぞれ
ケージの開口窓と内輪のボール溝にわたって順次挿入す
るボール5個挿入装置とを具備している。
(作用) 本発明方法は、ケージ内の所定位置に内輪を組付ける内
輪組付工程と、1個目のボールを上記ケージの開口窓と
内輪のボール溝にわたって圧入することによりケージと
内輪の位置決めをなしたケージアセンブリを得るボール
1個打込み工程と、上記ケージアセンブリを外輪内に組
付けるケージアセンブリ組付工程と、外輪内の上記ケー
ジアセンブリを傾けることにより2個目から6個目まで
のボールを順次ケージの開口窓と内輪のボール溝にわた
って挿入するボール5個挿入工程とを経ることにより、
ツェッパジョイントを組立てるようにしている。
(実施例) マス、ツエツパジョイント1を組立てる手順について、
第48図ないし第76図を参照して説明する。
第48図から第55図までは内輪組付工程を示している
。第48図および第49図に示したように、内輪6をケ
ージ5に対し垂直の姿勢にし、かつ内輪6を水平軸H5
回りに回転可能に保持する。
しかも内輪6の径方向の中心C1をケージ5の中心線O
−0に対して内輪6の径方向にΔ1だけ偏心させるとと
もに、内輪6の厚み方向の中心C2がケージ5の中心線
O−O上にくるように内輪6を位置させる。
なお、ケージ5の開口窓9の開口幅Wは、内輪6の厚み
tよりも若干大きい。ケージ5の内周面は半径r1の球
面をなしている。内輪6の外周面(外球)の中心C9は
、厚み方向の中心C2の横に数1■程度ずれている。内
輪6の外球半径r2は、ケージ5の内周球面の半径r1
よりも僅かに小さい。
上記姿勢のまま、内輪6を降下させてケージ5内に挿入
する。こうすると、第50図に示されるように内輪6の
歯12の一部12aがケージ5の端面5aの縁に当たる
ため、内輪6が前記水平軸H8回りに回転しつつ、内輪
6の歯の先端部分12bがケージ5の開口窓9に進入す
る。第51図に示されるように、内輪6の径方向中心C
2の高さがケージ5の中心C0の高さにほぼ一致する位
置まで内輪6を降下させる。
次いで、第52図に示されるように、内輪6の径方向中
心C3がケージ5の中心C8と一致するように内輪6を
横方向に移動させる。この状態では、第53図に示され
るように内輪6の外球中心C3がケージ5の中心C8の
横にΔ2だけ偏心したままであるから、偏心量Δ2を解
消させるために内輪6を厚み方向にΔ2だけ移動させる
ことにより、第54図に示されるように内輪6の外球中
心C3とケージ5の中心C8を一致させる。
その後、第55図に示されるように、内輪6を図示時計
回り方向に90″倒すことによって、ケージ5内に内輪
6を収める。
上述した一連の内輪組付工程は、第15図から第21図
に示した内輪組付装置26によって行なわれる。
上記工程を経て内輪6が組込まれたケージ5に、第56
図に示されるように1個目のボール7aを打込むことに
より、ケージアセンブリ15を得る。
ボール7aは、ケージ5の開口窓9と内輪6のボール溝
10にわたって打込まれる。
1個目のボール7aの打込みは、第22図から第24図
に示したボール1個打込み装置27によって行われる。
この明細書では、理解しやすいように1個目のボールを
符号7aで表示し、2個目以降のボールを符号7b〜7
fで表示しているが、実際には全て同じボール7である
。1個目のボール7aが打込まれたケージアセンブリ1
5は、ボール7aによってケージ5と内輪6の周方向の
位置が規制される。
上記ケージアセンブリ15は、以下に述べるケージアセ
ンブリ組付工程を経て、外輪4の内部に組込まれる。す
なわち、第57図に示されるように、外輪4に対してケ
ージアセンブリ15を立てた姿勢、すなわち外輪4の軸
線0r−OIに対しケージ5の軸線0202を直交させ
かつボール7aを上に向けた姿勢にするとともに、第5
8図に示されるように一対の開口窓9,9が横−直線に
並ぶようにして、外輪4の上方からケージアセンブリ1
5を外輪4の内部に落し込む。しかもこの時、第59図
に示されるように開口窓9,9が外輪4の凸条13,1
3を通るような位置関係にしてケージアセンブリ15を
外輪4に落し込む。
第57図に示されるように、開口窓9の開口寸法Hは凸
条13の最大幅W1よりも若干大きいため、上記位置関
係を保ってケージアセンブリ15を落し込むことにより
、ケージ5が外輪4に引っ掛かることなく、第58図に
示される位置までケージアセンブリ15を円滑に挿入す
ることができる。
ケージアセンブリ15を挿入したのち、ボール7aを外
輪4のボール溝8に嵌合させる方向にケージアセンブリ
15を倒す訳であるが、第59図中の矢印A方向にその
ままケージアセンブリ15を倒すとボール7aが外輪4
の端面4aに当たってしまう。従ってケージアセンブリ
15に対して外輪4を矢印B方向にθ、−30”だけ相
対的に回転させる必要がある。
ところが前述したケージアセンブリ組付工程終了直後の
ケージアセンブリ15は、第60図に示されるように、
開口窓9の内側に凸条13が丁度位置しているため、こ
のままの状態で外輪4を上記B方向に回転させると、凸
条13の縁13aが開口窓9の縁9aに引っ掛かり易く
、外輪4を回転させることができなくなることがある。
そこで、外輪4を上記B方向に回転させる前に、第61
図に示されるように、ケージアセンブリ15を外輪4に
対して矢印C方向に角度θ2だけ傾けることにより、外
輪4を上記B方向に円滑に回転させることができるよう
にする。図示例ではθ2−30’程度である。この予備
倒し工程が終了したら、ケージアセンブリ15に対し外
輪4を第59図中の矢印B方向に30″相対回転させる
ことにより、第62図に示されるようにボール7aとボ
ール溝8の位置を対応させる。そしてケシアセンブリ1
3が水平となるように矢印り方向に60′程度倒すこと
によって、第63図に示されるようにボール7aをボー
ルs8に嵌合させる。その後、外輪4をケージアセンブ
リ15と一体に第59図中の矢印E方向に30@回転さ
せることにより、第64図に示されるように元の基準位
置に戻す。
上述した第57図から第64図までの一連の組付工程は
、第25図ないし第32図に示したケージアセンブリ組
付装置28によって遂行される。
上記一連の工程を経てケージアセンブリ15が組込まれ
た外輪4に、2個目から6個目までのボール7b〜7f
が、第67図から第76図に示されるボール5個挿入工
程を経て順次挿入される。
ボール7b〜7fの挿入作業は、第65図に示されるよ
うに、外輪4内のケージ5と内輪6をボール7が挿入で
きる角度まで傾けた状態で1個ずつ行われる。ボール挿
入後、内輪6とケージ5は、第66図中の矢印F方向に
回動させられて元の位置に戻される。
第67図に示したように、1個目のボール7aは前記ボ
ール1個挿入工程において予め挿入されている。ボール
5個挿入工程においては、まず、第68図に示されるよ
うに、第1のボール挿入工程において、2個目のボール
7bが1個目のボール7aに対し180’反対側に位置
するボール溝8に挿入される。その後、第69図に示さ
れるように外輪4が図示時計回りに60°回転させられ
たのち、第70図に示されるように第2のボール挿入工
程において、3個目のボール7cが2個目のボール7b
の隣りのボール溝8に挿入される。
第71図に示されるように、外輪4を図示時計回りに1
80’回転させたのち、第72図に示されるように第3
のボール挿入工程において、4個目のボール7dをボー
ル溝8に挿入する。そののち、第73図に示されるよう
に、外輪4を図示時計回りに60°回転させ、第74図
に示されるように第4のボール挿入工程において5個目
のボール7eをボール溝8に挿入する。
更に、第75図に示されるように外輪4を図示時計回り
に180’回転させたのち、第76図に示されるように
、第5のボール挿入工程において6個目のボール7fを
ボール溝8に挿入する。
上述したボール5個分の挿入工程は、第33図ないし第
37図に示したボール5個挿入装置30によって行なわ
れる。
次に、上記組立方法を遂行するための本考案のツエツバ
ジョイント自動組立機20について、第1図ないし第4
5図を参照して説明する。
本実施例の自動組立機20は、第1図に平面レイアウト
を示したように、ターンテーブル21の回転周方向に沿
って、ワークの搬入搬出装置22と、ワーク転送装置2
3と、ワークの回転位置決め装置25と、内輪組付装置
26と、ボール1個打込装置27と、ケージアセンブリ
組付装置28と、ボール5個挿入装置30と、ボール供
給装置31などが、互いに45″の位置関係で配置され
ている。第2図は、この自動組立機20に防護用のカバ
ー33を被せた状態の正面図である。ターンテーブル2
1は、駆動装置32によって垂直軸回りに例えば時計方
向に45°ずっ間欠的に回転させられるように制御され
る。
ターンテーブル21に、周方向に45″ずつ等間隔で合
計8つのホルダユニット35が設けられている。各ホル
ダユニット35は、外輪ホルダ36と、ケージホルダ3
7と、内輪ホルダ38を備えている。
第3図に示される外輪ホルダ36は、ベアリング40に
よってターンテーブル21に垂直軸回りに回転自在に保
持された7〜ウジング41と、ノ\ウジング41に内蔵
されたチャック42とを備えている。チャック42は、
ばね43の弾力によって外輪4の軸部2を保持するとと
もに、スライダ44を押上げた時に軸部2を解放するよ
うな構成である。
第4図に示されたケージホルダ37は、ターンテーブル
21に固定された/%ウジング50と、ノ\ウジング5
0の上部に設けられたチャック51を備えており、チャ
ック51は、ばね52の弾力によってケージ5を保持す
るとともに、スライダ53を押上げた時にケージ5を解
放するようになっている。ハウジング50の内部には、
ケージ5の外周部にグリスを供給するためのグリス吐出
口54が設けられている。
第5図に示される内輪ホルダ38は、内輪6を収容する
穴57を備えている。穴57の内側には、内輪6の外周
部にグリスを供給するためのグリス吐出口58が設けら
れている。グリス吐出口58は、内輪ホルダ38が、後
述する回転位置決め装置25の所まで移動した時に、グ
リス供給機構59に接続されるようになっている。なお
、前述したケージホルダ37のグリス吐出口54も上記
グリス供給機構59と同様のグリス供給手段に接続され
るようになっている。
ワークの搬入搬出装置22は、第6図および第7図に示
したワークの整列搬入機構61と、第8図および第9図
に示したワークの1個取り移送機構62と、第1図に一
部を示した組立完成品搬出機構63とからなる。組立完
成品搬出機構63は、組立終了後のツエツバジョイント
1を保持する移送体64を有している。この移送体64
は、図示しない駆動機構によって走行させられ、組立終
了後のツエツバジョイント1を搬出するようになってい
る。
ワークの整列搬入機構61は、無端走行させられるコン
ベア70を備えている。コンベア70の上方に離間対向
して、外輪4とケージ5と内輪6の各高さに応じたガイ
ド部材71がコンベア70に沿って設けられている。コ
ンベア70の上に乗って次々と運ばれてくる外輪4とケ
ージ5と内輪6は、コンベア70によって移動しつつ、
ガイド部材71によって分けられ、所定の配列で第1の
ワーク特機部72に並ぶようになっている。第1のワー
ク特機部72に並んだケージ5と内輪6は、1個取り移
送機構62によってそれぞれ第2のワーク特機部73ま
で1個ずつ運ばれるようになっている。
第8図と第9図に内輪用の1個取り移送機構62を代表
して示したように、1個取り移送機構62は、水平方向
に延びるガイドシャフト75に沿って往復移動するスラ
イダ76と、スライダ76を駆動するシリンダ機構77
と、第1のストッパ78と、第2のストッパ79と、第
3のストッパ80などを備えている。スライダ76が第
8図に示される初期位置にある時、第1のストッパ78
は最前列の内輪6の前進を止める位置にある。
スライダ76が第9図に示される前進方向に移動する時
、第1のストッパ78が上昇するとともに、第2のスト
ッパ79が内輪6のセンタ孔11に係合し、かつ第3の
ストッパ80が、後続する内輪6の前進を阻止する位置
まで降下するといった構成である。スライダ76が第9
図の前進ポジションまで移動することにより、内輪6が
1個ずつ第2のワーク特機部73まで移動する。なお、
ケージ5用の1個取り移送機構も同様の構成である。
第10図に示されるように、ワーク転送装置23は、柱
85を中心として垂直軸回りに180″の範囲で旋回可
能に設けられたアーム6と、このアーム86に設けられ
た外輪用チャックユニット87と、ケージ用チャックユ
ニット88と、内輪用チャックユニット89と、完成品
保持用チャックユニット90と、アーム86を族6回さ
せるアクチュエータ91などを備えて構成されている。
チャックユニット87〜90の下部に設けられたチャッ
ク部93,94,95.96は、図示しない昇降用アク
チュエータによって昇降させられる。アーム86は、旋
回用アクチュエータ91によって、第10図に示される
位置から第11図に示される位置にわたって180°旋
回させられる。
第12図ないし第14図は、ワークの回転位置決め装置
25を示している。この位置決め装置25は、外輪用位
置決め機構101と、ケージ用位置決め機構102と、
内輪用位置決め機構103とからなる。これら3種類の
位置決め機構101〜103は、それぞれ下部に爪ユニ
ット105.106,107を備えており、爪ユニツト
105〜107以外の各部の構成と作用は互いに共通で
あるから、以下に内輪用位置決め機構103を代表して
説明する。なお、各々の位置決め機構101〜103に
おいて共通の部位には同一の符号を付しである。
第12図あるいは第13図に示されるように、固定べ〜
ス110に昇降体ユニット111が設けられている。昇
降体ユニット111は、左右一対の垂直方向のガイド部
材112に沿って、アクチュエータ113によって昇降
動させられるようになっている。
昇降体ユニット111に、中空のスピンドル115が垂
直軸回りに回転自在に支持されている。スピンドル11
5は、回転用アクチュエータ116によって180”の
角度範囲で往復回動させられる。スピンドル115の下
部に爪ユニット107が昇降可能に保持されている。爪
ユニット107の下端に爪117が設けられている。爪
ユニット107は第1のばね118によって上昇する方
向に付勢されている。
スピンドル115の下方に摩擦部材120が昇降可能に
設けられている。摩擦部材120は回転不能に保持され
ているとともに、ばね121によって下向きに付勢され
ている。スピンドル115の内部にスライダ122が昇
降可能に設けられている。このスライダ122は、上記
第1のばね118よりもばね定数の大きな第2のばね1
23によって、下向きに付勢されている。スライダ12
2にフランジ124が固定されている。このフランジ1
24は、第13図に示した揺動アーム125によって、
上昇させることができるようになっている。揺動アーム
125は、アクチュエータ126によって駆動される。
アクチュエータ113によって昇降体ユニット111が
降下させられと、第14図に示されるように爪117の
下面が内輪6と接する位置まで降下する。回転用アクチ
ュエータ116によってスピンドル115が回転させら
れると、爪117が内輪6のボール溝10に嵌合するか
ら、スピンドル115を所定位置まで回転させることに
より、内輪6の周方向の位置が定まる。しかも、内輪ホ
ルダ38の内部に予めグリス吐出口58を介してグリス
が供給されているため、上記のように内輪6を180”
回転させることにより、グリスを内輪6の外周部全体に
塗り広げることができる。
ケージ5月の位置決め機構102の爪ユニット106は
、ケージ5の内側に挿入可能な一対の爪130を備えて
おり、この爪130をケージ5の開口窓9に係合させる
ようにしている。このケージ用爪ユニット106もアク
チュエータ116によって所定位置まで180’回転さ
せられることにより、ケージ5の周方向の位置出しをな
すとともに、グリス吐出口54から供給されたグリスを
ケージ5の外周部に塗り広げるようにしている。
外輪4用の位置決め機構101の爪ユニット105は、
外輪4の内側に挿入可能な一対の爪131を備えており
、との爪131を外輪4のボール溝8に係合させるよう
にしている。この爪ユニット105も所定位置まで回転
させられることにより、外輪4の周方向の位置出しをな
すようにしている。
次に、第15図ないし第21図を参照して内輪組付装置
26について説明する。
第15図に示されるように、固定ベース140に左右一
対の水平方向に延びるガイドレール141 (一方のみ
図示)が設けられている。ガイドレール141上にスラ
イドユニット142が設けられている。スライドユニッ
ト142は、エアシリンダ等の水平方向の流体式アクチ
ュエータ143によって、第15図に示される後退位置
から第17図に示される前進位置にわたって移動させら
れる。
固定ベース140の後端側にストッパ144が設けられ
ている。ストッパ144の隣りに、押戻し機構145が
設けられている。押戻し機構145は、内蔵されたばね
の弾力によって、可動シャフト146を所定のストロー
クΔ2だけ押戻すことができるようになっている。
スライドユニット142に立設された基体150の前面
側に左右一対の垂直方向のガイド部材151が設けられ
ている。ガイド部材151に沿って、昇降ユニット15
2が昇降自在に設けられている。昇降ユニット152は
、エアシリンダ等の垂直方向のアクチュエータ153に
よって、所定のストロークで昇降駆動される。
昇降ユニット152に、一対の脚部材155が設けられ
ている。脚部材155にヘッドアセンブリ156が水平
軸回りに回動可能に支持されている。ヘッドアセンブリ
156は、軸157を中心に揺動可能な内輪保持用のチ
ャックユニット160を備えている。チャックユニット
160は、図示しない駆動機構によって、第18図に示
される中立位置から第19図に示される偏心位置(偏心
量Δ1)にわたって揺動するようにしである。
チャックユニット160の端部に爪161が設けられて
いる。このヘッドアセンブリ156は、アクチュエータ
162によって、第15図に示されるように爪161を
横に向けた姿勢から、第17図に示されるように爪16
1を下に向ける姿勢にわたって90@の範囲で回動させ
られるようになっている。
次に、第22図ないし第24図を参照してボールの1個
打込み装[27について説明する。
第22図に示されるように、基体170の前面側に左右
一対の垂直方向のガイド部材171(−方のみ図示)が
設けられており、このガイド部材171に沿って昇降ユ
ニット172が昇降可能に設けられている。昇降ユニッ
ト172は、エアシリンダ等の垂直方向のアクチュエー
タ173によって昇降駆動させられる。昇降ユニット1
72に内輪位置決め機構180とボール打込み機構18
1が設けられている。内輪位置決め機構180は、垂直
軸回りに回転自在な中空のスピンドル182と、このス
ピンドル182を回転させるアクチュエータ183を備
えている。アクチュエータ183はスピンドル182を
90″の角度範囲で往復回動させるようになっている。
スピンドル182の下部に爪185が設けられている。
この爪185は、第1のばね186によって下降する方
向に付勢されている。スピンドル182の内部にスライ
ダ187が昇降可能に設けられている。スライダ187
は、第2のばね188によって降下する方向に付勢され
ている。
第24図に示したように、ボール打込み機構181はボ
ール通路191を有しており、ボール通路191の下端
開口側にブツシュロッド192が軸方向に移動自在に挿
通させられている。ブツシュロッド192は、駆動部材
193を介して、アクチュエータ194によって駆動さ
れる。
次に、第25図ないし第32図を参照しながら、ケージ
アセンブリ組付装置28について説明する。
第25図に示されるように、固定ベース200に水平方
向に延びる一対のガイドレール201(一方のみ図示)
が設けられている。ガイドレール201の上にスライド
ユニット202が水平方向に往復移動自在に設けられて
いる。スライドユニット202は、エアシリンダ等の水
平方向のアクチュエータ203によって、第25図に示
される後退位置から、第26図に示される前進位置にわ
たり移動可能としである。
スライドユニット202に設けられた基体210の前面
側に、左右一対の垂直方向のガイド部材211が設けら
れている。このガイド部材211に沿って昇降ユニット
212が昇降自在に設けられている。昇降ユニット21
2は、エアシリンダ等の垂直方向のアクチュエータ21
3によって所定のストロークで昇降駆動される。昇降ユ
ニット212は水平方向に延びる基板215を有してお
り、この基板215の下面側に、一対の脚部材216が
設けられている。脚部材216に、ヘッドユニット21
7が水平軸回りに回動可能に支持されている。ヘッドユ
ニット217はチャック218を備えている。このヘッ
ドユニット217は、アクチュエータ219によって、
第25図に示されるようにチャック218を横に向けた
姿勢から、第26図に示されるようにチャック218を
下に向ける姿勢にわたって、90″の範囲で回動させら
れる。
第27図および第28図に示されるように、ヘッドユニ
ット217にボール押えアーム225が設けられている
。ボール押えアーム225は、カムフォロア226に連
動する揺動リンク227によって、第28図中の矢印方
向に回動させることができるようになっている。カムフ
ォロア226はガイドレール228に転接している。ガ
イドレール228は、前後一対のスライドシャフト23
0に固定されている。スライドシャフト230は、図示
しないアクチュエータによって軸線方向に駆動される。
次に、第33図ないし第37図を参照してボール5個挿
入装置30について説明する。
第33図に示されるように、基体240の前面側に左右
一対の垂直方向のガイド部材241(−方のみ図示)が
設けられているとともに、このガイド部材241に沿っ
て昇降ユニット242が昇降可能に設けられている。昇
降ユニット242は、エアシリンダ等の垂直方向のアク
チュエータ243によって、所定のストロークで昇降駆
動される。
昇降ユニット242は水平方向に延びる基板245を有
しており、基板245の下面側に一対の脚部材246が
設けられている。脚部材246に、ヘッドユニット24
7が水平軸回りに回動可能に支持されている。ヘッドユ
ニット247はシャフト部材250を備えている。シャ
フト部材250は、内輪6のセンタ孔11に挿入可能な
形状をなしている。ヘッドユニ・ット247は、連結ロ
ッド251を介して、アクチュエータ2521こよって
回動させられるようになっている。すなわち、第35図
に示されるようにシャフト部材250が真下を向く姿勢
から、第36図に示されるようにシャフト部材250が
756程度傾く位置にわたって回動させられる。第37
図等1こ示されるように、ケージ5の上縁に対向する位
置に、ケージ押えアーム253が設けられている。ケー
ジ押えアーム253は、ばね254によってケージ5の
上縁に向かつて付勢されている。
昇降ユニット242にボール挿入機構260力(設けら
れている。ボール挿入機構260は、ボール通路261
と、ブツシュロッド262を備えている。ブツシュロッ
ド262は、駆動部材263を介してアクチュエータ2
64によって軸線方向に駆動される。
ボール5個挿入装fit30の下部、すなわちターンテ
ーブル21の下側に、第38図に示される外輪回転機構
270が設けられている。この外輪回転機構270は、
外輪ホルダ36を垂直軸回りに60″および1806ず
つ選択的に回転させるものである。この回転機構270
は、アクチュエータ271によって回転させられる昇降
軸272を有している。昇降軸272は、アクチュエー
タ273によって昇降駆動されるようになっている。昇
降軸272の上端に設けられたチャック部274は、外
輪ホルダ36の底に設けられた被係合部275に対し下
側から嵌合可能としである。
第39図はボール供給装置31を示している。
ボール供給装置31は、前述したボール1個打込み装置
27に1個目のボール7aを供給するとともに、2個目
ないし6個目までのボール7b〜7fをボール5個挿入
装置30に供給するためのものである。このボール供給
装置31は、ボール収容箱280を備えている。ボール
収容箱280の底は、その側面視(第39図)において
水平面に対し傾斜している。このように傾斜して設けら
れたボール収容箱280の低い側に、円板状の回転搬送
体281が軸282を中心に回転可能に設けられている
。回転搬送体281は、減速機付きモータユニットを備
えた駆動機構283によって、第40図に矢印で示され
る方向に連続的に回転駆動されるようになっている。回
転搬送体281の外周部にはボール受入れ部284が設
けられている。
回転搬送体281の上部に位置するボール取出口290
の下方にボール選別器291が設けられている。第41
図に示すように、ボール選別器291は、互いに離間対
向する一対の円柱状のレール292を備えている。レー
ル292の搬送上流側の間隔W2は、搬送下流側の間隔
W、よりも狭くしである。しかも、レール292の搬送
下流側は搬送上流側よりも低くしである。従ってボール
取出口290からレール292上に落された正規の大き
さのボール7は、レール292の長手方向に転がる途中
で、レール292の間を通って第1のホッパ293内に
落下する。正規のボール7よりも大きな規格外ボール7
′は、第2のホッパ294内に落下する。
第1のホッパ293の底に、ボール特機部300が設け
られており、このボール特機部300の下方に、第42
図ないし第45図に示されるボール振分は機構301が
設けられている。
ボール振分は機構301は、ボール収容部302を有す
るスウィング部材303と、このスウィング部材303
を駆動するアクチュエータ304などを備えている。ス
ウィング部材303は、第43図に示される中立ポジシ
ョンPNを境に、第44図に示される第1のポジション
PIと、第45図に示される第2のポジションP2とに
わたって往復動するように設けられている。
すなわち、スウィング部材303が第43図に示される
中立ポジションPNに位置した時、ボール収容部302
がボール特機部300のところに位置する。スウィング
部材303が第44図に示される第1のポジションP1
まで傾いた時、ボール収容部302は第1のボール分配
口305のところに位置する。スウィング部材303が
第45図に示される第2のポジションP2まで傾いた時
、ボール収容部302は第2のボール分配口306のと
ころに位置するようになっている。
第1のボール分配口305は、第1のボール移送管30
7を介して、ボール1個打込み装置27のボール通路1
91に接続される。第2のボール分配口306は、第2
のボール移送管308を介して、ボール5個挿入装置1
30のボール通路261に接続されている。
次に、上記構成のツェッパジョイント自動組立機20の
動作について説明する。
第6図の整列搬入機構61に乗せられた外輪4とケージ
5と内輪6は、コンベア70によって図示矢印方向に移
動しつつ、互いに整列した状態で第1のワーク特機部7
2に並ぶ。そして第8図に示された1個取り移送機構6
2が動作することにより、第2のワーク特機部73のと
ころまで1個ずつ分離して送られる。第2のワーク特機
部73まで運ばれた外輪4とケージ5と内輪6は、第1
1図に示されたワーク転送装置23のチャック部93〜
95が降下することによってチャック部93〜95に保
持されるとともに、チャック部93〜95が上昇しかつ
アーム86が1806旋回することにより、第10図に
示されるようにホルダ36.37.38の真上まで転送
される。そしてチャック部93〜95が降下することに
よって、外輪4とケージ5と内輪6がホルダ36゜37
.38に保持される。
その後、ターンテーブル21が45″回転することによ
り、外輪4とケージ5と内輪6が第12図に示される回
転位置決め装置25のところまで移動してくる。回転位
置決め装置t25において、外輪4とケージ5と内輪6
は、後述する内輪組付工程およびケージアセンブリ組付
工程等に適した位置となるように回転方向の位置決めが
なされ、同時にグリスがケージ5の外周部と内輪6の外
周部に塗布される。
上記回転位置決めがなされたのち、再びターンテーブル
21が45″回転することにより、外輪4とケージ5と
内輪6が第15図に示される内輪i付装置26のところ
まで移動してくる。内輪組付装置26においては、第1
7図に示されるように、チャックユニット160が下を
向いた姿勢で爪161が内輪6のセンタ孔11に挿入さ
せられ、内輪6が保持される。そして昇降ユニット15
2が上昇するとともに、第16図に示されるようにチャ
ックユニット160が横を向く。その後、第19図に示
されるようにチャックユニット160が偏心させられる
第15図に示されるように、アクチュエータ143によ
ってスライドユニット142がストッパ144に当たる
位置まで後退させられ、しかもアクチュエータ143へ
の流体圧が維持されることにより、スライドユニット1
42は後退ストロークいっばいの位置で保持される。こ
うすることにより、チャックユニット160に保持され
ている内輪6は、第49図に示されるように厚み方向の
中心C2がケージ5の中心線0−0上に位置する。
そののち、昇降ユニット152が所定量降下させられる
ことにより、チャックユニット160に保持されている
内輪6がケージ5内に挿入される。
この時、第50図に示されるように内輪6の歯12の一
部12aがケージ5の端面の縁に当たることにより、内
輪6が水平軸回りに回転しつつ、歯12の先端部分12
bがケージ5の開口窓9に進入する。そして、最終的に
第51図に示されるように内輪6の中心C1の高さとケ
ージ5の中心Coの高さがほぼ一致する位置まで内輪6
が降下させられる。
上記工程を経たのち、チャックユニット160が第18
図の初期状態に戻されることにより、第52図に示され
るように内輪6の径方向の中心C1がケージ5の中心C
8に一致させられる。また、それまでアクチュエータ1
43に供給されていた流体圧が開放されることにより、
押戻し機構145によってスライドユニット142がΔ
2だけ前進方向に押戻される。これにより、第54図に
示されるように内輪6の外球中心C1がケージ5の中心
C6に一致するようになる。
次に、ヘッド回動用アクチュエータ162が動作するこ
とにより、チャックユニット]60が水平軸回りに90
″回転する。これによって、第55図に示されるように
ケージ5内において内輪6が水平方向に倒れる。そのの
ち、昇降ユニット152が上昇し、内輪6とケージ5は
ケージホルダ37内に残される。
再びターンテーブル21が45″回転することにより、
外輪4と、内輪6の組込まれているケージ5とが、第2
2図に示されるボール1個打込み装置27のところまで
移動してくる。そして昇降ユニット172が降下するこ
とにより、第23図に示されるように爪185が内輪6
と接する位置まで降下するとともに、スピンドル182
が所定角度まで回転させられることにより、内輪6が所
定の回転位置、すなわち1個目のボール7aを打込める
位tC第24図の位置)にセットされる。
その後、ボール打込み用アクチュエータ194が動作す
ることによって、ブツシュロッド192が前進し、1個
目のボール7aがケージ5の開口窓9と内輪6のボール
溝10にわたって打込まれる。
この1個目のボール7aによって、ケージ5と内輪6の
位置が規制されたケージアセンブリ15が得られる。
再びターンテーブル21が45°回転することにより、
外輪4とケージアセンブリ15が第25図に示されるケ
ージアセンブリ組付装置28のところまで移動してくる
。第26図に示されるように、スライドユニット202
が前進させられるとともに、チャック218が下を向く
。そして昇降ユニット212が降下することにより、第
29図に示されるようにチャック2]8が内輪6に挿入
される。また、第28図に示されるボール押えアーム2
25が図示矢印方向に動くことにより、ボール7aがク
ランプされ、動き止めがなされる。
この状態で昇降ユニット212が上昇させられるととも
に、ヘッドユニット217が90″回動することにより
、第25図に示されるようにケージアセンブリ15が立
った姿勢になり、かつアクチュエータ203によってス
ライドユニット202が後退させられる。
そののち、昇降ユニット212が所定量降下することに
より、第30図に示されるようにケージアセンブリ15
が外輪4の内部に落し込まれる。
以上の工程が、第57図から第60図に示されたケージ
アセンブリ15の挿入工程である。
次に、第31図および第61図に示されるようにヘッド
ユニット217が30°程度傾斜させられたのち、外輪
4が時計回りに30°回転させられて第62図の状態に
なる。また第28図に示されるように、ボール押えアー
ム225がアンクランプ方向に駆動されることにより、
ボール7aが解放される。そののち、第32図および第
63図に示されるようにケージアセンブリ15が水平に
倒される。そののち、昇降ユニット212が上昇し、か
つ外輪ホルダ36が反時計回りに30°回転させられる
ことにより、ケージアセンブリ15の組込まれている外
輪4が元の基準位置に戻る。
そののち、再びターンテーブル21が456回転するこ
とにより、ケージアセンブリ15の組込まれている外輪
4が第33図のボール5個挿入装!I30のところまで
移動してくる。そして昇降ユニット242が降下し、ヘ
ッドユニット247が降下することにより、第35図に
示されるようにシャフト部材250が内輪6のセンタ孔
11に挿入させられる。この状態でアクチュエータ25
2が作動することにより、第36図に示されるようにヘ
ッドユニット247が75″倒される。従って内輪6が
75°傾くとともに、ケージ押えアーム253の先端部
がケージ5の上端縁に接することにより、ケージ5が3
7.5’度傾く。この状態で、ボール打込み用アクチュ
エータ264(第33図参照)によってブツシュロッド
262が前進させられ、ボール7がケージ5の開口窓9
と内輪6のボール溝10に挿入される。その後、傾動用
のアクチュエータ252が上記とは逆方向に作動するこ
とにより、第35図および第66図に示されるように、
ケージ5と内輪6が元の水平状態に戻される。ボール7
を1個打込むごとに、第38図に示される外輪回転機構
270によって、外輪4が60’または180°ずつ選
択的に回転させられることにより、第68図ないし第7
6図に示される順序で5個のボール7b〜7fが挿入さ
れる。
前述した6個のボール7a〜7fは、第39図に示され
るボール供給装置31によって、ボール1個打込み装置
27とボール5個挿入装置30とに分配される。すなわ
ち、第43図に示されるようにスウィング部材303が
中立ポジションPNに位置した時、ボール特機部300
に入っていたボール7がスウィング部材303のボール
収容部302に入りこむ。その後、第44図に示される
ようにスウィング部材303が第1のポジションP1ま
で回動することにより、1個目のボール7aが第1のボ
ール分配口305に落し込まれ、第1のボール移送管3
07を通ってボール1個打込装置27に送られる。その
後、スウィング部材303が第43図の中立ポジション
PNに戻されることにより、新たなボール7がボール収
容部302に入り込む。この方向へのボール分配動作は
、ツユツバジヨイント1個につき1回だけ行われる。
M45図に示されるように、スウィング部材303が第
2のポジションP2まで回動することにより、ボール収
容部302に入っていたボール7が第2のボール分配口
306に落され、第2のボール移送管308を通って、
ボール5個挿入装置30に送られる。そして再びスウィ
ング部材303が第43図の中立ポジションPNに戻さ
れることにより、新たなボール7がボール収容部302
に入り込む。この方向へのボール分配動作は、ツエツバ
ジョイントが1個組み立てられるごとに5回繰返され、
合計5個のボール7b〜5fがボール5個挿入装置t3
0に送られる。
〔発明の効果コ 本発明によれば、従来は手作業に頼らざるをえなかった
ツェッパジョイントの組立作業を機械によって自動化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第45図は本発明の一実施例装置を示し、
第1図はツェッパジョイント自動組立機の平面図、第2
図はツエツバジョイント自動組立機の正面図、第3図は
外輪ホルダの縦断面図、第4図はケージホルダの縦断面
図、第5図は内輪ホルダの縦断面図、第6図は整列搬入
機構の平面図、第7図は整列搬入機構の断面図、第8図
と第9図はそれぞれワーク1個取り移送機構の互いに異
なる作動状態を示す側面図、第10図はワーク転送装置
を一部断面で示す側面図、第11図はワーク転送装置の
アームが旋回した状態を示す側面図、第12図は回転位
置決め装置の断面図、第13図は回転位置決め装置の側
面図、第14図は内輪用位置決め機構の縦断面図、第1
5図は内輪組付装置を一部断面で示す側面図、第16図
は内輪組付装置の一部の拡大断面図、第17図は内輪組
付装置のスライドユニットが前進した状態を一部断面で
示す側面図、第18図は内輪組付装置におけるヘッドア
センブリの正面図、第19図はヘッドアセンブリが変位
した状態の正面図、第20図と第21図はそれぞれヘッ
ドアセンブリの作動態様を示す断面図、第22図はボー
ル1個打込み装置を一部断面で示す側面図、第23図は
ボール1個打込み装置における内輪位置決め機構の断面
図、第24図はボール打込み機構の断面図、第25図は
ケージアセンブリ組付装置を一部断面で示す側面図、第
26図はケージアセンブリ組付装置のスライドユニット
が前進した状態を一部断面で示す側面図、第27図はケ
ージアセンブリ組付装置におけるヘッドユニットの正面
図、第28図はヘッドユニットを一部断面で示す背面図
、第29図ないし第32図はそれぞれヘッドユニットの
作動態様を示す断面図、第33図はボール5個挿入装置
を一部断面で示す側面図、第34図はボール5個挿入装
置におけるヘッドユニットの正面図、第35図と第36
図はそれぞれボール挿入機構の作動態様を示す断面図、
第37図はボール挿入機構を一部断面で示す平面図、第
38図は外輪回転機構の断面図、第39図はボール供給
装置の断面図、第40図はボール供給装置における回転
搬送体の正面図、第41図はボール選別器の平面図、第
42図はボール振分は機構の横断面図、第43図ないし
第45図はそれぞれボール振分は機構の作動態様を示す
正面図、第46図はツェッパジョイントの斜視図、第4
7図はツエツバジョイントの分解斜視図、第48図は内
輪挿入前の内輪とケージとの関係を一部断面で示す正面
図、第49図は第48図中の1−1線に沿う断面図、第
50図ないし第52図はそれぞれ内輪組付工程における
内輪とケージとの関係を示す断面図、第53図は第52
図中の■〜■線に沿う断面図、第54図と第55図はそ
れぞれ内輪組付工程における内輪とケージとの関係を示
す断面図、第56図はケージアセンブリの斜視図、第5
7図はケージアセンブリを外輪に挿入する直前の状態を
示す断面図、第58図はケージアセンブリ組付工程の途
中の状態を示す断面図、第59図はケージアセンブリ組
付工程の途中の状態を示す平面図、第60図は第59図
中の■−m線に沿う断面図、第61図ないし第64図は
それぞれケージアセンブリ組付工程におけるケージアセ
ンブリと外輪の関係を工程順に示す縦断面図、第65図
はボール5個挿入工程においてケージアセンブリを傾け
た状態を示す斜視図、第66図はボールが挿入された状
態の縦断面図、第67図ないし第76図はボール5個挿
入工程における外輪とケージアセンブリを工程順に示す
横断面図である。 1・・・ツエツバジョイント、4・・・外輪、5・・・
ケージ、6・・・内輪、7・・・ボール、7a・・・1
個月のボール、7b〜7f・・・2個目以降のボール、
8・・・外輪のボール溝、9・・・開口窓、1o・・・
内輪のボール溝、15・・・ケージアセンブリ、2o・
・・ツェッパジョイント自動組立機、21・・・ターン
テーブル、22・・ワークの搬入搬出装置、23・・・
ワーク転送装置、25・・・回転位置決め装置、26・
・・内輪組付装置、27・・・ボール1個打込み装置、
28・・・ケージアセンブリ組付装置、30・・・ボー
ル5個挿入装置、31・・・ボール供給装置、36・・
・外輪ホルダ、37・・・ケージホルダ、38・・・内
輪ホルダ、59・・・グリス供給機構、270・・・外
輪回転機構。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ツェッパジョイントのケージ内の所定位置に内輪
    を組付ける内輪組付工程と、1個目のボールを上記ケー
    ジの開口窓と内輪のボール溝にわたって圧入することに
    よりケージと内輪の位置決めをなしたケージアセンブリ
    を得るボール1個打込み工程と、上記ケージアセンブリ
    を外輪内に組付けるケージアセンブリ組付工程と、外輪
    内の上記ケージアセンブリを傾けることにより2個目か
    ら6個目までのボールを順次ケージの開口窓と内輪のボ
    ール溝にわたって挿入するボール5個挿入工程とを具備
    したことを特徴とするツェッパジョイントの組立方法。
  2. (2)外輪を保持する外輪ホルダとケージを保持するケ
    ージホルダおよび内輪を保持する内輪ホルダを備えかつ
    所定角度ずつ間欠的に回転させられるターンテーブルと
    、上記ケージホルダに保持されているケージと内輪ホル
    ダに保持されている内輪にそれぞれグリスを供給するグ
    リス供給手段と、上記ケージホルダに保持されているケ
    ージと内輪ホルダに保持されている内輪を所定位置まで
    垂直軸回りに回転させる回転位置決め装置と、上記内輪
    を内輪ホルダから取出すとともにケージ内に挿入する内
    輪組付装置と、上記ケージの開口窓と内輪のボール溝に
    わたって1個目のボールを打込むことによりケージアセ
    ンブリを得るボール1個打込み装置と、上記ケージアセ
    ンブリをケージホルダから取出して外輪内に組付けるケ
    ージアセンブリ組付装置と、外輪内の上記ケージアセン
    ブリを傾けることにより2個目から6個目までのボール
    をそれぞれケージの開口窓と内輪のボール溝にわたって
    順次挿入するボール5個挿入装置とを具備したことを特
    徴とするツェッパジョイントの自動組立機。
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