JPH0325346Y2 - - Google Patents

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JPH0325346Y2
JPH0325346Y2 JP5874384U JP5874384U JPH0325346Y2 JP H0325346 Y2 JPH0325346 Y2 JP H0325346Y2 JP 5874384 U JP5874384 U JP 5874384U JP 5874384 U JP5874384 U JP 5874384U JP H0325346 Y2 JPH0325346 Y2 JP H0325346Y2
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circuit
hold circuit
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dropout
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は周波数変調音声信号を回転ヘツドによ
り記録された記録媒体から再生した場合の回転ヘ
ツドのスイツチング及びドロツプアウトによるノ
イズの除去回路に関する。
(ロ) 従来技術 音声信号をFM変調し、複数の回転ヘツドにて
記録再生する磁気記録再生装置、例えばβHiFi方
式のビデオテープレコーダにおいては、ドロツプ
アウトなどに起因する再生信号の欠如、又は複数
のヘツドの切換によりFM音声信号が不連続とな
ることにより、大振幅のノイズが発生する。
このノイズを除去する目的で、従来では特開昭
58−179910号公報に開示されている様に、ドロツ
プアウト期間に関連して、又、ヘツド切換時にノ
イズの直前のレベルを保持する前値保持(ホール
ド)回路を用いていた。すなわち、再生FM音声
信号のエンベロープ低下を検出することによりド
ロツプアウトを検出して、このドロツプアウト期
間前値保持を行なう、又はヘツド切換に関連する
RFスイツチングパルスに基づいて所定幅のパル
スを作成し、このパルス期間、前値保持を行なう
ものである。従いドロツプアウトによるノイズ
も、ヘツドのスイツチングによるノイズも同じ前
値保持回路によつて行なわれていた。
ところで、スイツチングによるノイズは、発生
の周期が定まつており、ノイズ幅も一定である
が、ドロツプアウトによるノイズは、不定期に発
生し、ノイズ幅もまちまちである。そこでドロツ
プアウトによるノイズを除去するドロツプアウト
検出信号と、実際のノイズのタイミングを一致さ
せることが重要となつてくる。ドロツプアウト検
出回路はピーク検波回路と、シユミツトトリガ回
路で構成されており、実際のノイズのはじまりよ
りも、ドロツプアウト検出信号のタイミングが遅
れるおそれがある。こうなると、前値保持回路
は、ノイズ直前の信号レベルではなく、ノイズの
レベルを保持してしまうことになる。
これでは前置保持の意味がなくなり、ノイズが
除去されたことにならない。この様なミスホール
ドを少なくする為に、前値保持回路の前段のロー
パスフイルタの通過帯域を挟くする事が考えられ
る。これはドロツプアウトによるノイズの周波数
成分が比較的高いものであることから通過帯域の
狭いローパスフイルタを通すことにより、ノイズ
の波形を鈍らせることができるからである。ノイ
ズの波形が鈍れば、ミスホールドした場合の元の
音声信号波形との誤差を少なくすることができ
る。
しかし、前値保持回路前段のローパスフイルタ
通過帯域を狭くすると、スイツチング及びドロツ
プアウトによるノイズの幅が広がることが知られ
ている。すなわち、スイツチングによるノイズの
巾は前段のローパスフイルタ通過帯域によつて定
まり、スイツチングに関連した前値保持の為のホ
ールドパルスの巾をこれに関連して設定すること
ができる。しかし前述の如くミスホールドによる
誤差を少なくする為に通過帯域を狭くすると、ノ
イズの幅が広がり、ホールドパルスの巾も広くし
なければならず、本来の音声信号の波形との誤差
が大きくなつてしまう。
スイツチングによるノイズは前記の様に一定周
期(60Hz)で発生する為、前値保持による誤差が
大きくなると聴感上のノイズの影響が大きくなつ
てしまう。
(ハ) 考案の目的 本考案は上記の点に鑑みなされたものであつ
て、前置保持による本来の音声信号の誤差を小さ
くし、聴感上の影響を少なくすることができるノ
イズ除去回路を提供することを目的とする。
(ニ) 考案の構成 本考案は音声信号をFM変調して複数の回転ヘ
ツドにより記録した磁気記録媒体より複数の回転
ヘツドによつて前記FM変調された音声信号を再
生する磁気記録再生装置のノイズ除去回路におい
て、前記複数の回転ヘツドの回転位相に関連した
切換信号の作成手段と、該切換信号に基づき前記
複数の回転ヘツドからの再生FM音声信号を連続
化するスイツチング手段と、前記スイツチング手
段出力である連続化された再生FM音声信号を復
調する復調手段と、該復調手段出力を入力とする
第1のホールド回路と、前記切換信号に基づき第
1のホールドパルスを作成して、前記第1のホー
ルド回路に供給する第1ホールドパルス作成手段
と、前記第1のホールド回路出力を入力とするロ
ーパスフイルタと、該ローパスフイルタ出力を入
力とする第2のホールド回路と、前記再生FM音
声信号のドロツプアウトを検出して前記第2のホ
ールド回路を制御するドロツプアウト検出手段と
を備えることを特徴とするノイズ除去回路であ
る。
(ホ) 実施例 以下図面に従い本考案の一実施例を説明する。
第1図は本考案を採用したビデオテープレコーダ
の音声記録再生回路のブロツク図である。音声回
路は左右2チヤンネルを備えるが以下では左チヤ
ンネルのみを説明する。
1は音声信号の入力端子、2は第1の記録再生
スイツチ、3は第1のローパスフイルタ
(LPF)、4はノイズリダクシヨン回路、5はア
ンプ、6はFM変調器であり、左右のキヤリアは
異なつている。7は第1のバンドパスフイルタ
(BPF)、9はFM変調された左右の音声信号fL,
fRの加算器、10は記録アンプである。11は
第2記録再生スイツチであり、記録時には第1、
第2の回転ヘツドHA,HBへ記録信号が図示省
略したロータリートランスを介して供給される。
13は回転ヘツドを駆動するヘツドモータであ
り、又、周知の手段により、ヘツド回転位相に関
連したRFスイツチングパルスRFが得られる。再
生時には第1、第2記録再生スイツチ2,11が
再生側に切換つており、第1、第2回転ヘツド
HA,HBよりの再生信号は各ヘツドに対応する
再生アンプ14,14′を介して切換スイツチ1
5に供給される。切換スイツチ15は前述のRF
スイツチングパルスRFにより制御されて、映像
信号の1フイールド毎に再生アンプ14,14′
のうち1個を選択し、これにより第1、第2回転
ヘツドHA,HBからの再生信号は連続化される。
切換スイツチ15の動作により連続化された再
生信号は異なる通過帯域を有し、左右の音声信号
を分離するバンドパスフイルタ16,16′にて
分離される。バンドパスフイルタ16にて分離さ
れた左チヤンネル再生FM音声信号fLはリミツタ
17を介してFM復調器18でFM復調され、第
2ローパスフイルタ19にてFM変調のキヤリア
が除去される。この為、第2ローパスフイルタ1
9のカツトオフ周波数は300KHz程度に設定され
ている。
20はRFスイツチングパルスのエツジに対応
した所定幅の第1ホールドパルスを作成する手段
であり、モノマルチ等により構成される。ホール
ドパルスのパルス幅は、前記第2ローパスフイル
タ19の帯域により定まり、300KHz程度のカツ
トオフ周波数のときには、5μsec程度となる。2
1は切換スイツチ15からの連続化された再生
FM音声信号のエンベローブ低下を検出するドロ
ツプアウト検出回路である。ドロツプアウト検出
回路は前述の如く、振幅変動を抑圧するリミツ
タ、ピーク検波回路、シユミツトトリガ回路等よ
り構成され、エンベロープ低下に対応したパルス
が得られる。尚、このパルスの後縁を延長する手
段を設けても良い。
22は第1のホールド回路、23は100KHz程
度のカツトオフ周波数に設定された第3ローパス
フイルタ、24は第2のホールド回路である。第
1のホールド回路22は、第1のホールドパルス
にて制御される。又、第2のホールド回路24は
ドロツプアウト検出回路からのドロツプアウト検
出信号により制御される。第2ホールド回路24
の出力は第1記録再生スイツチ2、第1ローパス
フイルタ3、ノイズリダクシヨン回路4を介して
出力端子23に導出される。
FM復調器18は遅延信号による位相検波方式
を用いたものであつて、第2ローパスフイルタ1
9出力にキヤリア成分を除去した復調信号が得ら
れる。この第2ローパスフイルタ19の帯域が比
較的広いので、スイツチング時に発生するノイズ
巾は5μsecと小さくなる。前述の様に第1ホール
ドパルスとしては5μsec程度であれば十分であり、
音声信号の最大周波数20KHzの周期50μsecと比較
して十分小さく、前値ホールドによる波形の誤差
を小さくすることができる。一方、ドロツプアウ
トによるノイズは、比較的帯域の挟い第3ローパ
スフイルタ23により波形がなめらかにされ、前
値ホールドした場合にも、ミスホールドによる波
形の誤差が小さくなる。
第2図は実施例の具体的な回路を示す図であ
る。第2及び第3ローパスフイルタ19,23は
オペアンプA1,A2にて構成されている。第1
ホールド回路22はFET等による第1スイツチ
手段S1と、コンデンサC1、抵抗R1よりなる
第1時定数回路25と、アンプA3とより構成さ
れる。同様に第2ホールド回路24は第2スイツ
チ手段S2と、コンデンサC2、抵抗R2による
第2時定数回路26と、アンプA4を備えてい
る。
第1スイツチ手段S1は第1ホールドパルスが
ハイレベルの時にオフとなる。第2スイツチ手段
S2はドロツプアウトに対応したドロツプアウト
検出信号のハイレベル期間オフとなる。
前述の如く、第1ホールド回路22では、スイ
ツチングによるノイズの除去を行なう。第1時定
数回路25は、音声信号の全体に対して前値ホー
ルド動作を行なう様に定数が選定されている。ロ
ーパスフイルタとして考えると、20KHz以上の数
十KHzから100KHz程度のカツトオフ周波数であ
り、残留するキヤリア成分に対しては前値ホール
ド動作を行なわない。
第2ホールド回路24はドロツプアウトによる
ノイズを除去する。ドロツプアウト期間は一般的
に期間が長く、前値ホールドよりも、ゼロホール
ド動作を行なつた方が本来の音声信号波形との誤
差が小さくできる。そこで、第2時定数回路26
はローパスフイルタとして考えた時にカツトオフ
が1KHz程度に設定されており、音声帯域の大部
分の周波数に対して、ゼロホールド動作を行な
う。これによりドロツプアウトによる比較的幅が
広いノイズに対して、略ゼロホールド動作が行な
われ、波形の誤差を少なくすることができる。
尚、低域周波数信号に対しては前値ホールド動作
が行なわれる。
(ヘ) 考案の効果 以上の如く本考案によれば、スイツチングによ
るノイズの除去手段と、ドロツプアウトによるノ
イズの除去手段とを別手段として設けたので、ス
イツチングによるノイズの除去に際して波形の誤
差を減少でき、又、ドロツプアウトによるノイズ
に対しても、ミスホールドを少なくすることが可
能となり、聴感上の特性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の回路ブロツク図、第
2図はその一部の具体例を示す回路ブロツク図で
ある。 15……切換スイツチ、21……ドロツプアウ
ト検出回路、18……FM復調回路、22……第
1のホールド回路、23……ローパスフイルタ、
24……第2のホールド回路、20……第1ホー
ルドパルス作成手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 音声信号をFM変調して複数の回転ヘツドによ
    り記録した磁気記録媒体より複数の回転ヘツドに
    よつて前記FM変調された音声信号を再生する磁
    気記録再生装置のノイズ除去回路において、前記
    複数の回転ヘツドの回転位相に関連した切換信号
    の作成手段と、該切換信号に基づき前記複数の回
    転ヘツドからの再生FM音声信号を連続化するス
    イツチング手段と、前記スイツチング手段出力で
    ある連続化された再生FM音声信号を復調する復
    調手段と、該復調手段出力を入力とする第1のホ
    ールド回路と、前記切換信号に基づき第1のホー
    ルドパルスを作成して、前記第1のホールド回路
    に供給する第1ホールドパルス作成手段と、前記
    第1のホールド回路出力を入力とするローパスフ
    イルタと、該ローパスフイルタ出力を入力とする
    第2のホールド回路と、前記再生FM音声信号の
    ドロツプアウトを検出して前記第2のホールド回
    路を制御するドロツプアウト検出手段とを備える
    ことを特徴とするノイズ除去回路。
JP5874384U 1984-04-20 1984-04-20 ノイズ除去回路 Granted JPS60173172U (ja)

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JP5874384U JPS60173172U (ja) 1984-04-20 1984-04-20 ノイズ除去回路

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JPS60173172U JPS60173172U (ja) 1985-11-16
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JPH07107772B2 (ja) * 1987-02-13 1995-11-15 三洋電機株式会社 ノイズ除去回路

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JPS60173172U (ja) 1985-11-16

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