JPH03249652A - 湿し水不要平版印刷版材料 - Google Patents

湿し水不要平版印刷版材料

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JPH03249652A
JPH03249652A JP4872990A JP4872990A JPH03249652A JP H03249652 A JPH03249652 A JP H03249652A JP 4872990 A JP4872990 A JP 4872990A JP 4872990 A JP4872990 A JP 4872990A JP H03249652 A JPH03249652 A JP H03249652A
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JP
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silicone rubber
resin
layer
plate material
photosensitive
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JP4872990A
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English (en)
Inventor
Shinichi Matsubara
真一 松原
Sei Goto
聖 後藤
Tetsuya Taniguchi
哲哉 谷口
Hiroshi Tomiyasu
富安 寛
Akio Kasakura
暁夫 笠倉
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Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、湿し水不要平版印刷版材料に関し、詳しくは
包装の際に台紙不要である湿し水不要平版印刷版材料に
関する。
〔従来の技術〕
湿し水不要平版印刷版材料を包装する場合、数枚〜数十
枚重ねて一単位の包装にする方法が一般的であるが、こ
の場合輸送時の荷ずれによる版の傷つきを防ぐために台
紙を入れることが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしこの合紙は版材を使用するに際しては不要であり
、焼付作業を不効率にする欠点がある。
そこで本発明の目的は、台紙を用いずに、輸送時の荷ず
れによる版の傷つきを防ぐと共に焼付作業を効率的にす
ることができる湿し水不要平版印刷版材料を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意検討の結果、本
発明に至った。
即ち、本発明に係る湿し水不要平版印刷版材料は、支持
体上にシリコーンゴム層を宥する湿し水不要平版印刷版
材料において、該支持体のシリコーンゴム層の設けられ
ていない面(裏面)に、高さ1〜20#L■、輻20〜
2001L−、分布量1〜1000個/m■2、好まし
くは5〜500個/m■2の非尖鋭性微小凸状パターン
を有することを特徴とする。
本発明において、微小凸状パターンは、非尖鋭性を有し
ているが、かかる非尖鋭性とは版を傷付けるおそれのあ
る尖鋭部を有しない凸状パターンに形成されていること
であり、具体的な形状としては、例えばそのパターンの
断面における上部が平坦に形成されたノコ方形等が挙げ
られる。
〔作用〕
本発明の湿し水不要平版印刷版材料は、その裏面に特定
形状の微小凸状パターンを設けたことにより、輸送時の
傷つき防止のための台紙を不要にすることができる。ま
た、微小凸状パターンを設けたことにより、裏面の接触
面積を小さくすることができるため、自動給版、排版装
置での版のスベり性が向上し、搬送トラブルを解消でき
る。
〔発明の構成〕
以下、本発明について詳説する。
本発明の湿し水不要平版印刷版材料(以下、湿し水不要
版材または単に版材ともいう、)は、その−例を挙げる
と、支持体の表面上に、感光層。
シリコーンゴム層を有し、必要に応じて光透過性フィル
ム層を有していてもよい、また感光層及びシリコーンゴ
ム層は、1層の感光性シリコーンゴム層であってもよい
該支持体の裏面に、高さ1〜20gm、幅20〜200
μm、分布量1〜1000個/■鵬2、好ましくは5〜
500個l腸層2の非尖鋭性微小凸状パターンが形成さ
れている。
該微小凸状パターンの付量は、好ましくは0.1〜10
8/腸2、より好ましくは0.5〜5g/腸2である。
本発明において、微小凸状パターンの形成方法の好まし
い一例としては、樹脂粒子を支持体上に略々均一に散布
し、熱融着する方法が挙げられる。
この方法で用いられる樹脂粒子としては、例えば、■ポ
リエチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン
、フェノール樹脂、アイオノマー樹脂、ABS樹脂、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル樹脂、ポリア
ミド樹脂、フッ素樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹
脂(硬化前)、スチレン−(メタ)アクリル酸或いはメ
タアクリル酸エステル共重合樹脂等の熱可塑性樹脂、■
また、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエス
テル樹脂等に硬化剤を加えた樹脂、■さらに二酸化珪素
、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ジルコニウム、ガラス粒
子、アルミナ、澱粉を上記■及び■の樹脂によって被覆
したもの等が挙げられる。
更に微小凸状パターンの形成方法としては、グラビア塗
布法(特開昭51−96604号参照)、樹脂を溶解又
は分散した溶媒を静電的に付着させ乾燥させる方法(特
開昭57−34558号参照)、樹脂を溶解又は分散し
た溶媒を静電的に付着させる方法(特開昭59−219
751号参照)等を採用することもできる。
以上の方法によって形成された微小凸状パターンが非尖
鋭性でない場合には、これを非尖鋭性にするために、版
材を加熱ロール間に通すことによって凸部の表面を均一
な平坦にする等の方法を付加してもよい。
次に本発明の版材の構成について説明する。
支持体としては、通常の平版印刷機にセットできるたわ
み性と印刷時に加わる荷重に耐えうるちのであることが
好ましく、例えばアルミニウム、亜鉛、銅、鋼等の金属
板、及びクロム、亜鉛、銅、ニッケル、アルミニウム及
び鉄等がメツキ又は蒸着された金属板、紙、プラスチッ
クフィルム及びガラス板、樹脂コート紙、アルミニウム
等の金属箔が張られた紙、親水化処理したプラスチック
フィルム等が挙げられる。これらのうち好ましいのはア
ルミニウム板である。アルミニウム板を使用する場合、
砂目立て処理、陽極酸化処理等の粗面化処理等が施され
ていてもよい。
支持体の厚みは、50〜40oIL園が好ましく、より
好ましくは100〜300ルーである。
支持体上にはプライマー層を有していてもよい、該プラ
イマー層には樹脂やシランカップリング剤が好ましく用
いられ、Sl脂としては、例えばポリエステル樹脂、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、塩化ビ
ニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂
、エポキシ樹脂、アクリレート系共重合体、酢酸ビニル
系共重合体、フェノキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリアクリロニトリルブタジェン、
ポリ酢酸ビニル等が挙げられる。
中でもアルコール性OH基を有する(メタ)アクリル酸
エステル、例えば2−ヒドロキシエチルメタクリレート
の共重合体樹脂を光架橋あるいは熱架橋した樹脂が好ま
しい。
また上記プライマー層を構成するアンカー剤としては、
例えば後述のシリコーンゴム層に用いられるシランカッ
プリング剤、シリコーンプライマーなどを用いることが
でき、また有機チタネートなども有効である。
感光層の構成は特に限定されず、各種の感光性物質が用
いられる。以下その代表的なものについて説明する。
先ず、従来公知の0−ナフトキノンジアジド化合物の如
きキノンジアジド型のポジ型感光性物質が挙げられる。
好適な0−ナフトキノンジアジド化合物としては、米国
特許3,046,120号明細書中に記載されているナ
フトキノン−(1,2)−ジアジド−(2)−スルホン
酸クロライドとフェノールまたはクレゾール−ホルムア
ルデヒド樹脂とのエステルがある。その他項用な0−ナ
フトキノンジアジド化合物としては、例えば米国特許3
,835,709号に記載されているピロガロール−ア
セトン樹脂と0−ナフトキノンジアジドスルホン酸クロ
ライドのエステル、特開昭55−76346号、同5B
−1044号及び同56−1045号に記載されている
ポリヒドロキシフェニル樹脂と0−ナフトキノンジアジ
ドスルホン酸クロライドのエステル、特開昭50−11
3305号に記載されているようなp−ヒドロキシスチ
レンのホモポリマーまたはこれと他の共重合し得るモノ
マーとの共重合体に0−ナフトキノンジアジドスルホン
酸クロライドをエステル反応させたもの、特公昭49−
17481号記載のスチレンモノマーとフェノール銹導
体との重合体生成物と0−キノンジアジドスルホン酸と
の反応生成物、またポリヒドロキシベンゾフェノンと0
−ナフトキノンジアジドスルホン酸クロライドのエステ
ル等が挙げられる。
かかるキノンジアジド型の感光性物質を含有する感光性
組成物は必要に応じて結合剤を添加することができる0
例えば好適なものとしてアルカリ水溶液可溶性のノボラ
ック樹脂が挙げられる。このようなノボラック樹脂の例
としては、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、クレゾ
ール−ホルムアルデヒド樹脂、p−tert−ブチルフ
ェノール−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール変性キシ
レン樹脂などを代表例として挙げることができる。
感光性組成物中のキノンジアジド化合物の量は10〜5
0重量%であり、より好ましくは20〜40重量%であ
る。また上記結合剤の配合量は感光性組成物中の45〜
80重量%であり、好ましくは50〜70重量%である
また感光性物質としては、芳香族ジアゾニウム塩とホル
ムアルデヒドとの縮合物で代表されるジアゾ樹脂も用い
られる。
特に好ましくは、P−ジアゾジフェニルアミンとホルム
アルデヒドまたはアセトアルデヒドとの縮合物の塩、例
えばヘキサフルオロ燐酸塩、テトラフルオロホウ酸塩、
過塩素酸塩または過ヨウ素酸塩と前記縮合物との反応生
成物であるジアゾ樹脂無機塩や、米国特許3,300,
309号に記載されているような、前記縮合物とスルホ
ン酸類の反応生成物であるジアゾ樹脂有機塩等が挙げら
れる。さらにジアゾ樹脂は、好ましくは結合剤と共に使
用される。かかる結合剤としては種々の高分子化合物が
使用され得るが、好ましくは特開昭54−88613号
に記載されているような芳香族性水酸基を有する単量体
、例えばN−(4−ヒドロキシフェニル)アクリルアミ
ド、 N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミ
ド、o−、m−1またはp−ヒドロキシスチレン、0−
1鵬−1またはp−ヒドロキシフェニルメタクリレート
等と他の単量体との共重合体、米国特許4.123,2
78号に記載されているようなヒドロキシエチルアクリ
レート単位またはヒドロキシエチルメタクリレート単位
を主なる繰り返し単位として含むポリマー、シェラツク
、ロジン等の天然樹脂、ポリビニルアルコール、米国特
許3,751,257号に記載されているポリアミド樹
脂、米国特許3.680,097号に記載されている線
状ポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコールのフタレー
ト化樹脂、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンから
縮合されたエポキシ樹脂、酢酸セルロース、セルロース
アセテートフタレート等のセルロース類が包含される。
また重合体主鎖または側鎖に感光基として−CH=CH
−C−を含むポリエステル類、ポリアミド1 類、ポリカーボネート類のような感光性重合体を主成分
とするものも挙げられる0例えば、特開昭55−404
15号に記載されているような、フェニレンジエチルア
クリレートと水素添加したビスフェノールAおよびトリ
エチレングリコールとの縮合で得られる感光性ポリエス
テル、米国特許2,858.878号に記載されている
ような、シンナミリデンマロン酸等の(2−プロペリデ
ン)マロン酸化合物及び二官能性グリコール類から銹導
される感光性ポリエステル類等が挙げられる。
さらにアジド基が直接またはカルボニル基又はスルホニ
ル基を介して芳香環に結合している芳香族アジド化合物
も挙げられる0例えば、米国特許3.098,311号
に記載されているようなポリアジドスチレン、ポリビニ
ル−p−アジドベンゾアート、ポリビニル−p−アジド
ベンザール、特公昭45−8613号に記載のアジドア
リールスルファニルクロリドと不飽和炭化水素系ポリマ
ーとの反応生成物、また特公昭43−2108?号、同
44−229号、同44−22954号及び同45−2
4915号に記載されているような、スルホニルアジド
やカルボニルアジドを持つポリマー等が挙げられる。
さらにまた、付加重合性不飽和化合物からなる光重合性
組成物も挙げられる。
感光層の膜厚は0.05〜10g■が好ましく、より好
ましくは0.1〜2終■である。
本発明において、感光性物質にはさらに、充填剤1色素
、染料、顔料、塗布性改良のための界面活性剤及び他の
常用の添加剤及び助剤を含有することができる。
シリコーンゴム層に用いられるシリコーンゴムとしては
、次のようなくり返し単位を有する分子量数千〜数十万
の主鎖中又は主鎖の末端にOH基を有する線状有機ポリ
シロキサンを主成分とするものが好ましい。
+Si  −0+n ここでnは2以上の整数、Rは炭素数1〜10のアルキ
ル基、ハロゲン化アルキル基、ビニル基、アリール基、
シラノール基(OH基)であり、Rの60%以上がメチ
ル基であるものが好ましい。
なお上記シラノール基(OH基)は主鎖中又は主鎖の末
端のどちらにあってもよいが、末端にあることが好まし
い。
本発明において有用なシリコーンゴムは、このようなシ
リコーン・ベースポリマーと、次にあげるようなシリコ
ーン架橋剤との縮合反応によって得られるものである。
(1) R−Si+OR′) (2) R−Si(’0Ac) (3) R−Si+[]N−OR′2) 2ここでRは
先に説明したRと同じ意味であり。
R′はメチル基、エチル基などのアルキル基であり、A
Cはアセチル基である。
これらのシリコーンゴムは市販品としても入手でき、例
えば東芝シリコーン社製YE−3085等がある。
また、その他の有用なシリコーンゴムは、上に挙げたよ
うなベースポリマーと、次のような繰り返し単位を有す
るシリコーンオイルとの反応、或いはRの3%程度がビ
ニル基であるシリコーンベースポリマーとの付加反応、
或いは該シリコーンオイル同志の反応によっても得るこ
とができる。
(式中、Rは先のRと同じ意味であり、腸は2以上の整
数、nは0又は1以上の整数である。)このような架橋
反応によって、シリコーンゴムを得るためには、上記の
成分の他に、錫、亜鉛、コバルト、船、カルシウム、マ
ンガンなどの金属の宥機カルボン酸塩、例えばラウリン
酸ジブチルスズ、スズ(II)オクトエート、ナフテン
酸コバルトなど、或いは塩化白金酸のような触媒が添加
される。
また、シリコーンゴムの強度を向上し、印刷作業中に生
じる摩擦力に耐え得るシリコーンゴムを得るためには、
充填材(フィラー)を混合することもできる。予めフィ
ラーの混合されたシリコーンゴムは、シリコーンゴムス
トック、或いはシリコーンゴムディスバージョンとして
市販されており、本発明のようにコーティングにより、
シリコーンゴム膜を得ることが好ましい場合には、RT
V或いはLTVシリコーンゴムのディスバージョンが好
んで用いられる。このような例としては、トーレシリコ
ーン社製Syl Off 23.5RX−257,58
237などのペーパーコーティング用シリコーンゴムデ
ィスバージ、ンがある。
本発明においては、縮合架橋タイプのシリコーンゴムを
用いることが好ましい。
本発明においては、上記の成分の他に、シリコーンゴム
層中に光増感剤を少量含有せしめることができる。
シリコーンゴム層には、更に感光層との接着性を向上さ
せるためにシランカップリング剤を含有していることが
好ましい。
シランカップリング剤としては1例えば次のようなもの
がある。
(a) H2NCH2CH2NHCCHzCH2CH2
Si(OCH3)3(b) CH2CH2H20(CT
o)3Si(OCH3)3\1 (c) H9(C)I2hSi(OCH3h(d) O
H2−CHSi(OCOCH3hCf)  CIh−C
H9iCOCH2CH3)3(g) 82NGHzC8
2NH(C412hSi(OCH3)2(CH3)(h
)クロルシラン シリコーンゴム層の膜厚は、 0.1〜10gmが好ま
しく、より好ましくは0.5〜2鉢腸である。
なお感光性シリコーンゴム層とする場合には感光層は不
要であり、かかる感光性シリコーンゴムとしては、ジメ
チルポリシロキサンの末端OH基にγ−メタクリルオキ
シプロピルトリメトキシシラン、あるいは千ノシンナモ
イルジエトキシシランを脱アルコール縮合させた化合物
、またはポリジオルガノシロキサンにビスアジド化合物
を添加、あるいはアクリロイルクロリドやp−アジドベ
ンゾエートを反応させた化合物などを挙げることができ
る。
光透過性フィルム層は光透過性を有するフィルムによっ
て構成される層であり、ここに光透過性とは1例えば活
性光線(波長300n■〜500n+s)に対して光線
透過率が50%以上のものをいう。
光透過性フィルム層に用いられる樹脂としては、ポリプ
ロピレン、ポリエチレン、ポリメチルペンテン、エチレ
ン−ブテン共重合体等のポリオレフィン、ポリスチレン
、フッ素樹脂が好ましい例として挙げられる。これらの
樹脂を用いることは、感光層にキノンジアジド化合物、
ジアゾ樹脂を用いた場合に有効である。即ちこれらの感
光層は露光によってN2ガスが発生するが、これらの樹
脂は良好なN2ガス透過性を示すからである。なおこれ
らの樹脂は機械的強度及び寸法安定性が低いものである
本発明においては、感光層としてキノンジアジド化合物
、ジアゾ樹脂以外の物質を用いた場合には、光透過性フ
ィルム層に用いられる樹脂は上記に限定されず、例えば
ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリビニルア
ルコール、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリイミド、ポリアクリロニトリル等を用いること
ができる。
光透過性フィルム層の厚みは、 0.5〜20延腸が好
ましく、より好ましくは3〜8絡■である。
次に本発明の湿し水不要版材の製造方法を説明する。
支持体上に、リバースロールコータ、エアーナイフコー
タ、メーヤバーコータなどの通常のコータあるいはホエ
ラーのような回転塗布装置を用い、プライマー層組成物
溶液を塗布乾燥後、その上に感光層を構成すべき組成物
溶液を塗布乾燥および必要に応じて熱キユア後、必要な
らば該感光層のうえに同様な方法で接着層を塗布、乾燥
後、シリコーンゴム溶液を接着層上に同様の方法で塗布
し、通常100〜120℃の温度で数分間熱処理して、
十分に硬化せしめてシリコーンゴム層を形成する0次い
でシリコーンゴム層上に光透過性フィルムをラミネート
する。
上記版材の支持体裏面に前述の方法によって微小凸状パ
ターンを形成する。
以上のようにして版材が形成され、此の複数枚が重ねら
れて包装される。この包装の際台紙が不要である。
次に現像、露光(焼付)の際に、この包装された版材を
取り出す、このとき合紙がないので取り出しが容易であ
り、焼付作業の効率化が図れる。
以下、上記版材から湿し水不要印刷版を製造する方法を
説明する。
原稿であるポジフィルムを版材表面に真空密着させ、露
光する。この露光用の光源は、紫外線を豊富に発生する
水銀灯、カーボンアーク灯、キセノンランプ、メタルハ
ライドランプ、蛍光灯などが用いられる。
露光後、光透過性フィルムを剥離し、現像液で現像する
と、未露光部のシリコーンゴム層及び感光層あるいはシ
リコーンゴム層のみが除去される。
上記のようにして凹部画線部が形成された刷版を得るこ
とができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、輸送時の傷つき防止のための台紙を不
要にすることができる。また本発明によれば、裏面の接
触面積を小さくすることができるため、自動給版、排版
装置での版のスベリ性が向上し、搬送トラブルを解消で
きる。このため焼付、現像を自動的に行う製版ロポー、
トの利用を容易にすることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を挙げて本発明を更に詳説するが
、本発明はこれらの実施例によって限定されるものでは
ない。
脱脂洗浄したアルミニウム板を40wt%硫酸水溶液中
、30℃、1.5A/dm″の条件で2分間陽極酸化を
行い、水洗した後、1wt%ケイ酸ナトリウム水溶液中
で85℃25秒の条件でケイ酸ソーダ処理し、次いで、
水洗を行い、基板−1を得た。
脱脂洗浄したアルミニウム板を化成処理して基板−2を
得た。
基板−1及び2の上に下記組成のプライマー層組成物を
ワイヤーバーにて塗布し、80℃で2分間乾燥させて、
プライマー層を設けた。乾燥後の重量はBO■g/dm
’であった。
(プライマー層組成物) ■2−ヒドロキシメタクリレート/ アクリロニトリル/メタルメタクリレート/メタクリル
酸(38/3B/25/3)共重合体 100部■p−
ジアゾジフェニルアミンと ホルムアルデヒドの縮合物のPF6塩  10部■微細
亜鉛華              40部■セイ力フ
ァーストイエローH70555m■メチルセロソルブ 
         1000部次いで、上記プライマー
層上に下記に示す感光層組成物をワイヤーバーで塗布し
、85℃で3分間乾燥し、感光層を設けた。
(感光層組成物) ■2−ヒドロキシエチルメタクリレート/アクリロニト
リル/メチルメタクリレート/メタクリル酸(50/2
0/23/7モル比)の共重合体          
  100部■p−ジアゾジフェニルアミンと ホルムアルデヒドの縮合物のPF6塩  10部■ビク
トリアピュアーブルーBO)I       5部■メ
チルセロンルブ          8000部次に、
上記感光層上に下記のシリコーンゴム組成物をワイヤー
バーで塗布し、80℃で5分間乾燥した後1片面をコロ
ナ処理したポリプロピレンカバーフィルム(厚さ6 p
−m)をラミネートした。
その後、55℃で24時間乾燥し、湿し水不要感光性平
版印刷版試料A(基板−1)、B(基板−2)を得た。
又、シリコーンゴム組成物を塗布した後、55℃で24
時間乾燥して、カバーフィルムのない湿し水不要感光性
平版印刷版試料C(基板−1)、D(基板−2)を得た
■YF−3807(東芝シリコーン社製)100部■ト
リアセトキシメチルシラン      10部■ジブチ
ル錫ジラウレート0.8部 ■アイソパーE(エクソン社製)      2000
部得られた試$4A、B、C,Dに下記の方法で、裏面
上に微小な凸状パターンを設けた。
方法−1メチルメタクリレート/ブチルアクリレート(
モル比で88/32)を乳化重合して20%の水性分散
物としたも のを静電エアスプレーで塗布し、80 ℃5秒間乾燥した。いずれも塗布量 は、 0.1g/rnlテ50〜100個/mtm2(
1)液滴があり、高さは1〜5井腸、巾は 20〜40用腸であったφ スチレン/メチルメタクリレート/ ブチルアクリレート(モル比で30/ 45/25)の共重合樹脂(融点80℃)を粉砕した後
、分級し、粒径10〜80gmの粒子を分取した粉体を
試料 A、B、C,Dの裏面にパウダリン グし、 100℃で30秒間加熱した。パウダリング量
は0.05g/rn’テ、20−70個/鵬腸2の粉体
量があり、高さが15終閣、巾が20〜200終園であ
った。
方法−1、方法−2により、下記の試料A−1、A−2
〜D−1、D−2を得た。
方法−2 比較例として、裏面に微小な凸状パターンを設けないも
のをA′、B′、C′、D′とする。
A−1,A−2〜D−1,D−2、A′、B′C′、D
′を各30枚ずつ包装し、箱詰めした。
輸送後の版を取り出し、表面のシリコーンゴム層を観察
した結果を下記に示す。
表中    ○・・・傷がほとんどなかった。
△・・・傷が10(11未満てあった。
×・・・傷が10個以上あった。
また、これらの包装には、台紙を使用していないため、
台紙を抜き取る作業か要らず、作業性か非常に効率良く
なった。
代 理 人

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 支持体上にシリコーンゴム層を有する湿し水不要平版印
    刷版材料において、該支持体のシリコーンゴム層の設け
    られていない面(裏面)に、高さ1〜20μm、幅20
    〜200μm、分布量1〜1000個/mm^2の非尖
    鋭性微小凸状パターンを有することを特徴とする湿し水
    不要平版印刷版材料。
JP4872990A 1990-02-27 1990-02-27 湿し水不要平版印刷版材料 Pending JPH03249652A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05210235A (ja) * 1991-12-03 1993-08-20 Fuji Photo Film Co Ltd 感光性平版印刷版
EP0907107A2 (en) * 1997-10-03 1999-04-07 Fuji Photo Film Co., Ltd. Package of photosensitive planographic printing plates and photosensitive planographic printing plate
JP2002046363A (ja) * 2000-06-19 2002-02-12 Agfa Gevaert Nv 顔料着色された背面コーテイングを有するプリセンシタイズ印刷版

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