JPH03249464A - 連続可変変速機の変速制御方法 - Google Patents

連続可変変速機の変速制御方法

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JPH03249464A
JPH03249464A JP2048201A JP4820190A JPH03249464A JP H03249464 A JPH03249464 A JP H03249464A JP 2048201 A JP2048201 A JP 2048201A JP 4820190 A JP4820190 A JP 4820190A JP H03249464 A JPH03249464 A JP H03249464A
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Yoshinobu Yamashita
山下 佳宣
Hiroaki Yamamoto
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は連続可変変速機の変速制御方法乙こ係り、特
に積分値が異常な値となることによる目標エンジン回転
数の追従性の低下を回避し得るとともに単純な積分処理
の禁止による変速遅れの発住を回避し得る連続可変変速
機の変速制御方法に関する。
〔従来の技術〕
車両においては、内燃機関と駆動車輪との間に変速機を
介在している。この変速機によって、広範囲に変化する
車両の走行条件に合致させて駆動車輪の駆動力と走行速
度とを変更し、内燃機関の性能を十分に発揮させている
変速機には、例えば回転軸に固定された固定プーリ部片
とこの固定プーリ部片に接離可能に回転軸に装着された
可動プーリ部片とを有するプーリの両プーリ部片間に形
成される溝幅を減増することにより両プーリに巻掛けら
れたベルトの回転半径を増減させて動力を伝達し、変速
比(ベルトレシオ)を変化させるべく変速制御する連続
可変変速機がある。
この連続可変変速機としては、例えば特開昭64−44
346号公報に開示のものがある。この公報に開示のも
のは、スロットル開度及び車速の各検出信号に基づく第
1・第2目標エンジン回転数等から最適目標エンジン回
転数を決定し、この最適目標エンジン回転数に応じて変
速制御を行うことにより、運転者が要求する運転特性を
容易に発揮可能とするものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、従来の変速制御方法においては、目標エンジ
ン回転数と実エンジン回転数との誤差を比例処理及び積
分処理し、変速比たるレシオを変化さゼるべく変速制御
を行っている。この変速制御の変速比限界値たるレシオ
ラインは、連続可変変速機の構成要素の機械寸法等によ
ってオーバドライブラインやフルロ−ラインとして決定
され、このオーバドライブラインとフルロ−ラインとの
間の中間変速比領域である中間レシオ領域において変速
制御が行われる。
ところが、前記オーバドライブラインやフルロ−ライン
のレシオライン近傍に実レシオが移行してこのレシオラ
イン上に実エンジン回転数が位置している際に、目標エ
ンジン回転数が前記オーバドライブラインとフルロ−ラ
インとにより画定される中間レシオ領域から外れて外側
の領域に位置している場合がある。
このような場合には、目標エンジン回転数と実エンジン
回転数との誤差が常に発生することにより、積分値の蓄
積が継続されることになる。この結果、積分値が異常な
値となって、変速制御に弊害を生ずる、例えば目標エン
ジン回転数の変化に実エンジン回転数が追従し得す、追
従性が低下する不都合を生じた。
また、このような不都合を解消すべく、レシオ値がレシ
オラインの近傍に移行した場合に、積分処理を禁止する
ことにより前記積分値の蓄積を防止して積分値が異常な
値になることを防止することが考えられる。しかし、単
純にレシオ値のみにより積分処理を禁止して変速制御す
ると、中間レシオ領域側に移行した際に、必要な積分処
理がなされていす比例処理のみがなされていることによ
り、変速遅れが生ずる不都合があった。
〔発明の目的〕
そこでこの発明の目的は、積分値が異常な値となること
による目標エンジン回転数の追従性の低下を回避し得る
とともに単純な積分処理の禁止による変速遅れの発生を
回避し得る連続可変変速機の変速制御方法を実現するこ
とにある。
c問題点を解決するための手段〕 この目的を達成するためにこの発明は、固定プーリ部片
とこの固定プーリ部片に接離可能に装着された可動プー
リ部片とを有するプーリの両プーリ部片間の溝幅を減増
して両プーリに巻掛けられるベルトの回転半径を増減さ
せ変速比を変化させるべく変速制御する連続可変変速機
の変速制御方法において、目標エンジン回転数と実エン
ジン回転数との誤差を比例処理及び積分処理して変速比
を変化させるべく変速制御する制御手段を設け、この制
御手段により実変速比が所定に設定される変速比限界値
により画定される中間変速比領域の前記変速比限界値の
近傍に移行した場合には前記積分処理を禁止して変速比
を変化させるべく変速制御するとともに前記変速比限界
値の近傍の実変速比を前記中間変速比領域側に移行させ
る場合には前記積分処理を許容して変速比を変化させる
べく変速制御することを特徴とする。
〔作用〕
この発明の構成によれば、目標エンジン回転数と実エン
ジン回転数との誤差を比例処理及び積分処理して変速比
を変化させるべく変速制御する制御手段を設け、この制
御手段により実変速比が所定に設定される変速比限界値
により画定される中間変速比領域の前記変速比限界値の
近傍に移行した場合には前記積分処理を禁止して変速比
を変化させるべく変速制御するとともに前記変速比限界
値の近傍の実変速比を前記中間変速比領域側に移行させ
る場合には前記積分処理を許容して変速比を変化させる
べく変速制御することにより、積分値が徒に蓄積されて
異常な値となることを防止することができるとともに比
例処理のみならず必要な積分処理を行うことができる。
〔実施例〕
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する
第1〜5図は、この発明の実施例を示すものである。第
5図において、2ばベルト駆動式の連続可変変速機、4
はベルト、6は駆動側プーリ、8は駆動側固定プーリ部
片、10は駆動側可動プーリ部片、12は被駆動側プー
リ、14は被駆動側固定プーリ部片、16は被駆動側可
動プーリ部片である。
前記駆動側プーリ6は、回転軸たる入力軸18に固定さ
れる駆動側固定プーリ部片8と、入力軸18の軸方向に
移動可能且つ回転不可能に前記入力軸18に装着された
駆動側可動プーリ部片10とを有する。また、前記被駆
動側プーリ12は、前記駆動側ブーI76と同様に、回
転軸たる出力軸20と被駆動側固定プーリ部片14と被
駆動側可動プーリ部片16とを有する。
前記駆動側可動プーリ部片10と被駆動側可動プーリ部
片16とには、第1、第2ハウジング22.24が夫々
装着され、第1、第2油圧室26.28が夫々形成され
る。被駆動側の第2油圧室28内には、この第2油圧室
28の拡張方向に前記第2ハウジング24を付勢するば
ね等からなる付勢手段30を設ける。
前記入力軸18には、オイルポンプ32を設けている。
このオイルポンプ32は、オイルパン34のオイルをオ
イルフィルタ36を介して吸入し、このオイルを第1、
第2オイル通路38.40によって前記第1、第2油圧
室26.28に夫々送給するものである。
第1オイル通路38の途中には、入力軸シーブ圧たるプ
ライマリ圧を制御する変速制御弁たるプライマリ圧制御
弁42を開設する。このプライマリ圧制御弁42よりも
オイルポンプ32側の第1オイル通路38には、第3オ
イル通路44によりライン圧(一般に5〜25眩/cj
)を一定圧(3〜4 kg/ctl>に制御する定圧制
御弁46を連通し、前記プライマリ圧制御弁42に第4
オイル通路48によりプライマリ圧制種弁用第1三方電
磁弁50を連通する。
また、前記第2オイル通路40の途中には、ポンプ圧た
るライン圧を制御する逃し弁機能を有するライン圧制御
弁52を第5オイル通路54により連通し、このライン
圧制御弁52に第6オイル通路56によりライン圧制御
井用第2三方電磁弁58を連通ずる。
更に、前記ライン圧制御弁52の連通ずる部位よりも第
2油圧室28例の第2オイル通路40の途中には、クラ
ッチ圧を制御するクラッチ圧制御弁60を第7オイル通
路62により連通し、このクラッチ圧制御弁60に第8
オイル道路64によりクラッチ圧制御弁用第3三方電磁
弁66を連通する。
また、前記定圧制御弁46は、プライマリ圧制御弁42
及び第1三方電磁弁50、ライン圧制御弁52及び第2
三方電磁弁58、そしてクラッチ圧制御弁60及び第3
三方電磁弁66に、第9オイル通路68によって夫々連
通ずる。
前記クラッチ圧制御弁60は、油圧クラッチ70のクラ
ッチ油圧室72に第10オイル通路74によって連通ず
るとともに、この第10オイル通路74の途中に第11
オイル通路76により圧力センサ78を連通する。この
圧力センサ78は、ホールドモードおよびスタートモー
ド等のクラッチ圧を制御する際に直接油圧を検出するこ
とができ、この検出油圧を目標クラッチ圧とすべく指令
する際に寄与する。また、ドライブモード時には、クラ
ッチ圧がライン圧と等しくなるので、ライン圧制御にも
寄与するものである。
前記クラッチ圧制御弁60と第11オイル通路76との
間の第10オイル通!74には、クラッチ圧制御弁60
側から順次にマニュアルシフト弁80とシフトサーボ弁
82とを介設している。マニュアルシフト弁80は、第
12オイル通路84により前記第2オイル通路40に連
通している。
前記駆動側プーリ6の第1ハウジング22外側には、入
力軸回転検出歯車86を設け、この入力軸回転検出歯車
8Gの外周部位近傍に入力軸側の第1回転検出器88を
設ける。また、前記被駆動側プーリ12の第2ハウジン
グ24外側には、出力軸回転検出歯車90を設け、この
出力軸回転検出歯車90の外周部位近傍に出力軸側の第
2回転検出器92を設ける。そして、前記第1回転検出
器88と第2回転検出器92との検出信号を後述する制
御手段たる制御部110に入力し、エンジン回転数とベ
ルトレシオとを把握するものである。
前記油圧クラッチ70は1.クラッチ油圧室72と、ピ
ストン94と、円環スプリング96と、第1圧カプレー
ト98と、フリクションプレート100と、第2圧カブ
レ−)102と、から構成されている。油圧クラッチ7
0のフリクションブレー)100には、最終出力軸10
4が連設されている。この最終出力軸104には、出力
伝達用歯車106を設け、この歯車106の外周部位近
傍に最終出力軸104の回転を検出する第3回転検出器
108を設ける。この第3回転検出器108は、図示し
ない減速歯車および差動機、駆動軸、タイヤに直結する
最終出力軸1040回転を検出するものであり、車速の
検出が可能であるやまた、前記第2回転検出器92と第
3回転検出器108とによって、油圧クラッチ70の入
出力前後の回転検出も可能であり、クラッチスリップ量
の検出に寄与する。
これら第1〜第3回転検出器88.92.108からの
エンジン回転数や車速、図示しない車両のキャブレタス
ロットル開度等の種々条件を入力する制御部110を設
け、この制御部110により前記第1三方電磁弁50、
第2三方電磁弁58、第3三方電磁弁66の開閉動作を
制御し、変速制御を行う。
前記制御部110に入力される各種信号とこの信号の機
能について詳述すれば、 ■、シフトレバ−位置の検出信号 ・・・・・・P、R,NSD、L等の各レンジ信号によ
り各レンジに要求されるライン圧やレシオ、クラッチの
制御 ■、キャブレタスロットル開度の検出信号・・・・・・
多めプログラム内にインプットしたメモリからエンジン
トルクを検知、目標レシオあるいは目標エンジン回転数
の決定 ■、キャブレタアイドル位置の検出信号・・・・・・キ
ャブレタスロソトル開度センサの補正と制御における精
度の向上 ■、アクセルペダル信号 ・・・・・・アクセルペダルの踏込み状態によって運転
者の意志を検知し、走行時あるいは発進時の制御方向を
決定 ■、ブレーキ信号 ・・・・・・ブレーキペダルの踏込み動作の有無を検知
し、クラッチの切り離し等の制御方向を決定■、パワー
モードオプション信号 ・・・・・・車両の性能をスポーツ性(あるいはエコノ
ミー性)とするためのオプションとして使用等がある。
連続、可変変速機2は、入力軸18上に位置するオイル
ポンプ32が入力軸18の回転に応じて作動し、オイル
パン34のオイルをオイルフィルタ3Gを介して吸入す
る。ポンプ圧力であるライン圧力は、ライン圧制御弁5
2で制御され、このライン圧制御弁52からの洩れ量、
つまりライン圧制御弁52の逃し量が大であればライン
圧は低くなり、反対に少なければライン圧は高くなる。
前記ライン圧制御弁52の動作は、専用の第2三方電磁
弁58により制御され、この第2三方電磁弁58の動作
に追従して前記ライン圧制御弁52が動作する。この第
2三方電磁弁58は、定周波数のデユーティ率で制御さ
れる。即ち、デユーティ率O%とは、第2三方電磁弁5
8が全く動作しない状態であり、出力側が大気側に導通
し出力油圧は零となる。また、デユーティ率100%と
は、第2三方を磁弁58が動作して出力側が入力側に導
通し、制御圧力と同一の最大出力油圧となる。つまり、
第2三方電磁弁58は、デユーティ率の変化により、出
力油圧を可変させている。
従って、前記第2三方電磁弁58の特性は、前記ライン
圧制御弁52をアナログ的に動作させることが可能とな
り、第2三方電磁弁58のデユーティ率を任意に変化さ
せてライン圧を制御することができる。また、この第2
三方電磁弁58の動作は、制御部110によって制御さ
れている。
変速制御用のプライマリ圧は、プライマリ圧制御弁42
によって制御され、このプライマリ圧制御弁42も前記
ライン圧制御弁52と同様に、専用の第1三方電磁弁5
0によって動作が制御されている。この第1三方電磁弁
50は、プライマリ圧をライン圧に導通、あるいはプラ
イマリ圧を大気側に導通させるために使用され、ライン
圧に導通させて変速比をフルオーバドライブ側に移行、
あるいは大気側に導通させてフルロ−側に移行させるも
のである。
クラッチ圧を制御するクラッチ圧制御弁60は、最大ク
ラッチ圧を必要とする際にライン圧倒と導通させ、また
最低クラッチ圧とする際には大気側と導通させるもので
ある。このクラッチ圧制御弁60は、前記ライン圧制御
弁52やプライマリ圧制御弁42と同様に、専用の第3
三方を磁弁66によって動作が制御されているので、こ
こでは説明を省略する。クラッチ圧は、最低の大気圧(
ゼロ)から最大のライン圧までの範囲内で変化するもの
である。このクラッチ圧の制御は、上述のパターンによ
って変更される。
また、前記プライマリ圧制御弁42やライン圧制御弁5
2、そしてクラッチ圧制御弁60は、第1、第2、第3
三方を磁弁50,58.6εからの出力油圧によって夫
々制御されているが、これら第1、第2、第3三方電磁
弁50.58.66を制御するコントロール油圧は、定
圧制御弁46で調整される一定油圧である。このコント
ロール油圧は、ライン圧より常に低い圧力であるが、安
定した一定の圧力である。また、コントロール油圧は各
制御弁42.52.60にも導入され、これ等制御弁4
2.52.60の安定化を図っている。
このように連続可変変速機2は、制御部110からの指
令により油圧制御され、ベルト保持とトルク伝達のため
の適切なライン圧や、変速比の変更のためのプライマリ
圧、及び油圧クラッチ70を確実に結合させるためのク
ラフチ圧が夫々確保され、前記両プーリ6・12に巻掛
けられるベルト4の回転半径を増減させ変速比を変化さ
せるべく変速制御される。
このような連続可変変速機2の変速制御方法において、
前記制御部110は、スロ7)ル開度及び車速から算出
される目標エンジン回転数と実エンジン回転数との誤差
を比例処理及び積分処理して変速比を変化させるべく変
速制御するものであり、この制御部110により実変速
比が所定に設定される変速比限界値により画定される中
間変速比領域の前記変速比限界値の近傍に移行した場合
には前記積分処理を禁止して変速比を変化させるべく変
速制御するとともに、前記変速比限界値の近傍の実変速
比を前記中間変速比領域側に移行させる場合には前記積
分処理を許容して変速比を変化させるべく変速制御する
ものである。
詳述すれば、第2図に示す如く、スロ7)ル開度及び車
速から算出される目標エンジン回転数NESPRと実際
のエンジン回転数である実エンジン回転数NEとから誤
差EORが算出される。この誤差EORは、比例処理を
行って比例ゲインKBR(200)により第1誤差EI
Rが算出される。
第1誤差EIRは、切換部(202)によって積分処理
を行う積分ゲイン(204)DI iR1積分Z→ (
206)に切換えられる。積分処理は、積分値Xi i
Rを演算するためのものであり、第1誤差EIRから積
分ゲイン(204)により積分Z’  (206)の更
新を行い、積分値XI iRを求める。
次いで、第1誤差EIRと積分値XI iRとより第2
誤差E2Rを算出し、レシオソレノイドナル値NNOM
Rから第2誤差E2Rを減じ、レシオソレノイドデユー
ティ0PWRATによって前記連続可変変速機2の変速
制御を行う。
前記積分処理は、 X1iR=(前回のXi iR)+ (WIR*D1i
R) (ただし、EIR−(NESPR−NE)*KBRであ
る) で表わされる。
この積分処理を禁止するとは、実レシオRATC及び第
1誤差ERRが((RATC<0.6)(EIR>O)
)あるいは((RATC>2゜04)・ (EIR<0
))のいずれかの条件を満足する場合に、前記切換部(
202)がY E S側に切換ねることにより前記式中
の(EIR*D1iR)の加算を行わないことである。
つまり、第3図に示す如く、変速制御における変速比限
界値たるレシオラインは、連続可変変速機の構成要素の
機械寸法等によってオーバドライブラインPやフルロ−
ラインQとして決定され、このオーバドライブラインP
とフルロ−ラインPとの間の中間変速比領域たる中間レ
シオ領域Rにおいて変速制御が行われる。前記オーバド
ライブラインPとフルロ−ラインQとにより画定される
中間レシオ領域RのオーバドライブラインPの及びフル
ロ−ラインQ近傍に実変速比たる実レシオが移行した場
合には、前記の如く、積分値X1iRが異常な値となる
ことによる不都合や、単純に積分処理を禁止した場合の
不都合を生じることになる。
そこで、中間レシオ領域RのオーバドライブラインP及
びフルロ−ラインQの近傍に実レシオRATCが移行し
た場合には、切換部(202)がYES側に切換ねり前
記積分処理を禁止して変速比を変化させるべく変速制御
するとともに、前記オーバドライブラインP及びフルロ
−ラインQの近傍の実レシオRATCを前記中間レシオ
領域R側に移行させる場合には、切換部(202)がN
O側に切換ねり前記積分処理を許容して変速比を変化さ
せるべく変速制御することにより、積分値XI iRが
徒に蓄積されて異常な値となることを防止するとともに
比例処理のみならず必要な積分処理を行っている。
なお、この実施例においては、オーバドライブラインP
及びフルロ−ラインQの近傍に実レシオRATCが移行
したことを判断する実レシオRATCのトリガ値を、前
記オーバドライブラインP及びフルロ−ラインQよりも
少許中間しシオ領域R側に設定している。これは、オー
バドライブラインPやフルロ−ラインQの値に機差があ
ること、車速を検出する検出部の性能により低回転数域
において検出誤差を生じること、車速信号やレシオ値の
計算時に誤差を生じ易いこと、オーバドライブラインP
及びフルロ−ラインQ近傍におけるレシオ変化が中間レ
シオ領域Rにおける変化よりも緩慢であることにより必
要以上に積分処理が行われること、等の理由によって、
オーバドライブラインPの少許中間しシオ領域R側に実
レシオRATC=0.6のトリガ値ラインP”を、フル
ロ−ラインQの少許中間しシオ領域R側に実レシオRA
TC=2.04のトリガ値ラインQ゛を夫々設定してい
る。
このように設定されたトリガ値ラインP′及びQ“を越
えてオーバドライブラインP及びフルロ−ラインQの近
傍に実レシオRATCが移行した場合には、つまり実レ
シオRATCがRATC<0.6あるいはRATC>2
.04の場合は積分処理を禁止し、実レシオRATCが
RATC<0゜6あるいはRATC>2.04であって
も中間レシオ領域R側に制御する場合(EIR<O)は
積分処理を許容するものである。
次に連続可変変速機2の変速制御を第1図のフローチャ
ートに沿って説明する。
図示しない内燃機関の駆動により連続可変変速機2の変
速制御のプログラムがスタート(300)すると、運転
状態がドライブモードDRVか否かの判断(302)を
行う。
この判断(302)がYESの場合には、目標エンジン
回転数NESPHの算出(304)を行い、この目標エ
ンジン回転数NESPRから実際のエンジン回転数NE
を減じて誤差BOR(306)を算出し、前記誤差EO
Rを比例処理して比例ゲインKBRにより第1誤差EI
Rを求める(308)。
次いで、実レシオRATCがRATC<0.6であるか
RATC≧0.6であるかを判断する(310)、RA
TC<0.6の場合は、第1誤差EIRがEIR>Oで
あるかEIR≦0であるかを判断する(312)。EI
R>0である場合は、前回の積分値Xi iRに(EI
R*D1iR)の加算を行わない積分値XI iRと第
1誤差EIRとから第2誤差E2Rを算出(314)L
、レシオソレノイドナル値NNOMRから第2誤差E2
Rを減じてレシオソレノイドデユーティ0PWRATを
算出しく316) 、プログラムをリターン(318)
させる。
前記判断(310)において、実レシオRATCがRA
TC≧0.6の場合は、RATC>2゜04であるかR
ATC≦2.04であるかを判断する(320)。RA
TC>2.04である場合は、第1誤差EIRがE I
 R< 0であるかEIR≧0であるかを判断する(3
22)、EIR<0である場合は、前回の積分値XI 
iRに(E I R本D1iR)の加算を行わない積分
値XI iRと第1誤差EIRとから第2誤差E2Rを
算出(314)し、レシオソレノイドナル値NNOMR
から第2誤差E2Rを滅じてレシオソレノイドデユーテ
ィ0PWRATを算出しく316) 、プログラムをリ
ターン(31B)させる。
前記判断(320)において、実レシオRATCがRA
TC≦2.04である場合は、前回の積分値X1iRに
(EIR*D1iR)の加算を行って積分値XI iR
を算出しく324> 、この積分値Xi iRと第1誤
差EIRとから第2誤差E2Rを算出(314)L、レ
シオソレノイドナル値NNOMRから第2誤差E2Rを
滅じてレシオソレノイドデユーティ0PWRATを算出
しく316)、プログラムをリターン(318)させる
また、前記判断(310)においてRATC<0.6で
あっても判断(312)においてEIR≦00場合や、
前記判断(320)においてRATC>2.04であっ
ても判断(322)においてEIR≧0の場合には、前
回の積分値XI iRに(EIR*D1iR)の加算を
行って積分値X1iRを算出(324)L、この積分値
XI iRと第1誤差EIRとから第2誤差E2Rを算
出(314)L、レシオソレノイドナル値NNOMRか
ら第2誤差E2Rを減じてレシオソレノイドデユーティ
0PWRATを算出しく316) 、プログラムをリタ
ーン(318)させる。
なお、前記判断(302)においてNoの場合は、他の
レシオ制御を行い(326)、リターン(31B)する
このように、実レシオRATCがトリガ値ラインP′及
びQ゛を越えてオーバドライブラインP及びフルロ−ラ
インQ近傍に移行した場合には積分処理を禁止して変速
比を変化させるべく変速制御するとともに、前記オーバ
ドライブラインP及びフルロ−ラインQの近傍に移行し
た実レシオRATCを前記中間レシオ領域R側に移行さ
せる場合には積分処理を許容して変速比を変化させるべ
く変速制御することにより、積分値Xi iRが徒に蓄
積されて異常な値となることを防止することができると
ともに比例処理のみならず必要な積分処理を行うことが
できる。
このため、積分値が異常な値となることによる変速制御
への弊害を解消し得て目標エンジン回転数の追従性の低
下を回避し得るとともに、単純な積分処理の禁止による
変速遅れの発生を回避することができる。
連続可変変速機2の変速制御を第3・4図に従ってさら
に詳述する。
第3図(NGO−NE特性)において、目標エンジン回
転数NESPRが< a >−+< b >−+< c
 >と変化した場合を考える。
目標エンジン回転数NESPRが<a>→<b>に変化
した際に、従来の「C:積分処理禁止なし」場合は、オ
ーバドライブラインP上に実エンジン回転数NEが達し
く〈d〉の状Li)で第1誤差EIRを減少することが
不可能にもかかわらず積分処理を行うことになる。この
ため、第4図に示す如く、積分値は減少する一方となり
、異常値になってしまう不都合がある。
また、従来の単なるrB:  (RATC<0.6)あ
るいは(RATC>2.04)の場合は積分処理禁止」
の場合は<g>点で実レシオRATCがRATC<0.
6となることにより、積分が禁止される。よって、積分
値が異常になることはない。
この場合の制御は、この発明のrA:  (RATC<
0.6)−(EAR>O)あるいは(RATC>2.0
4)  ・ (E I R< O)の場合は積分処理禁
止」と同一であり、積分値が異常になることはない。
ところが、目標エンジン回転数NESPRが<b>−<
c>に変化した際に、従来の「C:積分処理禁止なし」
では異常になった積分値を正常な値に戻さなければなら
ないため、なかなか変速が行われない不都合がある。
また、従来の単なるrB:  (RATC<0.6)あ
るいは(RATC>2.04)の場合は積分処理禁止」
では、<h>点まで比例処理による比例分のみの制御で
あるため、実エンジン回転数NEを目標エンジン回転数
NESPRに一致させ難い。
<h>点において実レシオRATCがRATC≧0.6
となるため、この時点<h>より積分処理が開始されて
制御性が高まり、<f>点において実エンジン回転数N
Eは目標エンジン回転数N ESPRと一致する。この
ため、変速遅れを生じることになる。
しかし、この発明のrA:  (RATC<0.6)(
EIR>2.04)  ・ (EAR<1)の場合は積
分処理禁止」では、第1誤差EIR≧Oとなると直ちに
積分が開始されるため、実エンジン回転数NEは<e>
点で目標エンジン回転数NFSPRと一致することにな
り、変速遅れを生じることはない。
〔発明の効果〕
このようにこの発明によれば、目標エンジン回転数と実
エンジン回転数との誤差を比例処理及び積分処理して変
速比を変化させるべく変速制御する制御手段を設け、こ
の制御手段により実変速比が所定に設定される変速比限
界値により画定される中間変速比領域の前記変速比限界
値の近傍に移行した場合には前記積分処理を禁止して変
速比を変化させるべく変速制御するとともに前記変速比
限界値の近傍の実変速比を前記中間変速比領域側に移行
させる場合には前記積分処理を許容して変速比を変化さ
せるべく変速制御することにより、積分値が徒に蓄積さ
れて異常な値となることを防止することができるととも
に比例処理のみならず必要な積分処理を行うことができ
る。
このため、積分値が異常な値となることによる変速制御
の弊害を解消し得て目標エンジン回転数の追従性の低下
を回避し得るとともに単純な積分処理の禁止による変速
遅れの発生を回避し得る。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図はこの発明の実施例を示し、第1図は作用を
説明するフローチャート、第2図は制御ブロック図、第
3図はエンジン回転数とクラッチアウトプット回転数に
対するレシオラインの線図、第4図は誤差と積分値とエ
ンジン回転数と時間との線図、第5図は連続可変変速機
の油圧回路図である。 図において、2は連続可変変速機、4はベルト、6は駆
動側プーリ、12は被駆動側プーリ、18は入力軸、2
0は出力軸、32はオイルポンプ、42はプライマリ圧
制御弁、46は定圧制御弁、50はプライマリ圧制御弁
用第1三方電磁弁、52はライン圧制御弁、58はライ
ン圧制御弁用第2三方を磁弁、60はクラッチ圧制御弁
、66はクラッチ圧制御弁用第3三方電磁弁、7oは油
圧クラッチ、78は圧力センサ、88は第1回転検出器
、92は第2回転検出器、110は制御部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、固定プーリ部片とこの固定プーリ部片に接離可能に
    装着された可動プーリ部片とを有するプーリの両プーリ
    部片間の溝幅を減増して両プーリに巻掛けられるベルト
    の回転半径を増減させ変速比を変化させるべく変速制御
    する連続可変変速機の変速制御方法において、目標エン
    ジン回転数と実エンジン回転数との誤差を比例処理及び
    積分処理して変速比を変化させるべく変速制御する制御
    手段を設け、この制御手段により実変速比が所定に設定
    される変速比限界値により画定される中間変速比領域の
    前記変速比限界値の近傍に移行した場合には前記積分処
    理を禁止して変速比を変化させるべく変速制御するとと
    もに前記変速比限界値の近傍の実変速比を前記中間変速
    比領域側に移行させる場合には前記積分処理を許容して
    変速比を変化させるべく変速制御することを特徴とする
    連続可変変速機の変速制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012098757A1 (ja) * 2011-01-17 2012-07-26 日産自動車株式会社 無段変速機の変速制御装置及び制御方法

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