JPH03247206A - 乗用型田植機の傾斜制御装置 - Google Patents
乗用型田植機の傾斜制御装置Info
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- JPH03247206A JPH03247206A JP695891A JP695891A JPH03247206A JP H03247206 A JPH03247206 A JP H03247206A JP 695891 A JP695891 A JP 695891A JP 695891 A JP695891 A JP 695891A JP H03247206 A JPH03247206 A JP H03247206A
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Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[000月
【産業上の利用分野]
この発明は、牽引車体の後部に装着された作業機の左右
傾斜姿勢を自動的に制御するローリング修正機構を設け
た農作業機に関するものである。 [0002] 【従来の技術】 この種の従来技術としては、特開昭50−11813号
公報に開示されている通り、牽引車体に対して作業機を
駆動揺動するローリング修正機構を設けた苗植機がある
。 [0003]
傾斜姿勢を自動的に制御するローリング修正機構を設け
た農作業機に関するものである。 [0002] 【従来の技術】 この種の従来技術としては、特開昭50−11813号
公報に開示されている通り、牽引車体に対して作業機を
駆動揺動するローリング修正機構を設けた苗植機がある
。 [0003]
上記の従来技術では、苗植付は作業機を適正な作業姿勢
に左右傾斜姿勢を自動的に維持させて、良好なる植付は
作業を行なえるが、植付は作業機の姿勢が一定範囲内に
修正され後に、ローリング修正機構が停止されるまでに
時間的な遅れがあるなめに、作業機の修正揺動が過大と
なって、例えば下降される側にあるフロートを強制的に
泥中に沈み込ませて、苗植付は深さが適正とならないよ
うな事態が発生することがあった。 [0004] そして、上記のような事態を無くすために、急激に駆動
装置の駆動を停止するようにすると、作業機の重量が大
きい場合、停止の際の衝撃が大きいのでローリング修正
機構・作業機を破損する原因となる。 更には、畦際での作業時において作業機の側部が硬い地
面等に乗上げたとき、作業機に非常に大きな揺動力が作
用するために、その大きな左右揺動力がモータや油圧シ
リンダー等のローリング修正機構に逆伝達されて、ロー
リング修正機構を破損してしまうという問題があった。 [0005]
に左右傾斜姿勢を自動的に維持させて、良好なる植付は
作業を行なえるが、植付は作業機の姿勢が一定範囲内に
修正され後に、ローリング修正機構が停止されるまでに
時間的な遅れがあるなめに、作業機の修正揺動が過大と
なって、例えば下降される側にあるフロートを強制的に
泥中に沈み込ませて、苗植付は深さが適正とならないよ
うな事態が発生することがあった。 [0004] そして、上記のような事態を無くすために、急激に駆動
装置の駆動を停止するようにすると、作業機の重量が大
きい場合、停止の際の衝撃が大きいのでローリング修正
機構・作業機を破損する原因となる。 更には、畦際での作業時において作業機の側部が硬い地
面等に乗上げたとき、作業機に非常に大きな揺動力が作
用するために、その大きな左右揺動力がモータや油圧シ
リンダー等のローリング修正機構に逆伝達されて、ロー
リング修正機構を破損してしまうという問題があった。 [0005]
この発明は、前記の問題点を解消するために、次の技術
的手段を講じた。 即ち、この発明は、適正な作業姿勢に左右傾斜姿勢を修
正すべく牽引車体1に対して作業機を駆動揺動するロー
リング修正機構Aを設けた傾斜制御装置において、該ロ
ーリング修正機構Aに、前記作業機に一定量上の左右揺
動外力が作用したとき、該一定態上の左右揺動外力によ
る作業機の左右揺動を弾性変形によって許容する融通機
構Bを設けたことを特徴とする傾斜制御装置とした。 [0006] [発明の作用効果] この発明によると、通常の作業時には、作業機を適正な
作業姿勢に左右傾斜姿勢を自動的に維持させて良好なる
作業が行なえ、作業機の駆動揺動が過大で従来であれば
作業が適正に行なえないような事態であっても、作業機
が過大に揺動されようとする駆動力が融通機構Bにより
吸収されるので、適正な作業が行なえ、従来の課題を解
消することができる。 [0007] 更には、畦際での作業時において作業機に非常に大きな
揺動外力が作用しても融通機構Bの弾性変形によって、
その大きな左右揺動外力がローリング修正機構Aに逆伝
達されてローリング修正機構Aが故障若しくは破損する
ことを防止し適正な傾斜制御を長年に亘って行なわせら
れるものである。 [0008]
的手段を講じた。 即ち、この発明は、適正な作業姿勢に左右傾斜姿勢を修
正すべく牽引車体1に対して作業機を駆動揺動するロー
リング修正機構Aを設けた傾斜制御装置において、該ロ
ーリング修正機構Aに、前記作業機に一定量上の左右揺
動外力が作用したとき、該一定態上の左右揺動外力によ
る作業機の左右揺動を弾性変形によって許容する融通機
構Bを設けたことを特徴とする傾斜制御装置とした。 [0006] [発明の作用効果] この発明によると、通常の作業時には、作業機を適正な
作業姿勢に左右傾斜姿勢を自動的に維持させて良好なる
作業が行なえ、作業機の駆動揺動が過大で従来であれば
作業が適正に行なえないような事態であっても、作業機
が過大に揺動されようとする駆動力が融通機構Bにより
吸収されるので、適正な作業が行なえ、従来の課題を解
消することができる。 [0007] 更には、畦際での作業時において作業機に非常に大きな
揺動外力が作用しても融通機構Bの弾性変形によって、
その大きな左右揺動外力がローリング修正機構Aに逆伝
達されてローリング修正機構Aが故障若しくは破損する
ことを防止し適正な傾斜制御を長年に亘って行なわせら
れるものである。 [0008]
以下、図面を参照して本発明の一実施例である乗用型田
植機について説明する。 第1図において、雫用型田植
機は、牽引車体1と、この車体1にリフト機構2を介し
て連結された作業機としての植付機3とを有している。 牽引車体1は、フレームを兼ねたミッションケース4の
前後に前輪5と後輪6を有し、また、ミッションケース
4の前方にエンジン台7が延出されて、ここにエンジン
8が搭載され、その後方に運転席9が設けられ、運転席
前方にハンドル10が設けられている。そして、前記エ
ンジンからの動力は、ミッションケース4および伝動シ
ャフト11を経て後輪に伝達されるとともに植付機の方
へ伝達されるようになっている。 [0009] 前記リフト機構2は、後輪6を支持するフレーム12に
枢着された上部アーム13および下部アーム14とを有
し、下部アーム14は2つの折曲アーム14a14bか
らなり、両折的アーム14a、14bは互いに枢動連結
されている。 下部アーム14の植付機側端部はローリングメタル15
にリンク16を介在して枢着され、リンク16の上端は
前記上部アーム13に枢着され、リンク16の下端はロ
ーリングメタル15に固着されている。 [00101 また、フレーム12には、リフト機構2を介して植付機
3を上昇、下降せしめるためのリフトシリンダ17の下
端が枢着され、リフトシリンダ17のピストンロッド1
7aの上端は上部アーム13に取付けられ、折曲アーム
14a、14bの枢着点14cと上部アーム13間には
植付機3の前後方向(進行方向)の傾斜を修正するため
の前後傾斜修正シリンダ18が設けられている。 [0011] 前記植付機3は、フレーム19を有し、このフレームの
下側にはフロート20が取付けられ、フレーム19の上
側には苗タンク21が上端側を車体側に傾斜させて支持
棒22および連結板23により支持され、苗タンク下端
に植込稈24が臨まされ、その植込稈24の上下方向の
往復運動により苗タンク21から苗を1株ずつ切出して
田面に植付けるようになっている。 [0012] 前記ローリングメタル15と植付機のフレーム19との
連結は、第2図に示すようにローリング軸25によって
行なわれ、このローリング軸25から支持板26が張出
し、この支持板26の先端にはスプリング27を介して
左右傾斜修正シリンダ28のピストンロッド28aが連
結され、左右傾斜修正シリンダ28は、ローリングメタ
ル15上に形成された耳15aに固着されてローリング
修正機構Aを構成している。尚、ローリング修正機構A
には、植付機3に一定量上の左右揺動外力が作用したと
き、前記スプリング27の弾性変形により該一定置上の
左右揺動外力による植付機3の左右揺動を許容する融通
機構Bが設けられている。 [0013] 前記ミッションケース4は車体下部のほぼ中央部に位置
し、このミッションケース4の下部に収納ケース29が
取付けられ、この収納ケース29内に車体1の前後およ
び左右の傾斜を検知するための振子形の検出器30が収
納されている。 そして、この検出器30からの信号により前記各傾斜修
正シリンダ18.28が動作するようになっている。 [0014] 前記検出器30と左右傾斜修正シリンダ28間には、第
3図および第4図に示すような電気制御回路および油圧
制御回路が設けられ、さらに、検出器30と前後傾斜修
正シリンダ18間にも、同一の電気制御回路および油圧
制御回路が設けられている。前記検出器30は、その振
子の位置に応じて左右傾斜修正のための両制御回路およ
び前後傾斜修正のための両制御回路に別個に左右傾斜信
号および前後傾斜信号を発するが、その時の各制御回路
の動作は、左右傾斜修正の場合と前後傾斜修正の場合と
では全く同一であるので、左右傾斜修正の場合について
のみ詳述する。 [0015] 前記検出器30は、第3図に示すように車体1が左右ど
ちら側へ傾斜したかを判別する傾斜判別部40と、その
傾斜量を検出する傾斜検出部Sとを備え、傾斜判別部4
0は、車体1が左に傾むき、これとともに植付機3が左
に傾斜した時に閉じる左接点40aと、それが右に傾い
たときに閉じる右接点40bとからなり左接点40aは
リレーR1を介して4ポ一ト3位置切換弁41 (第4
図)の左ソレノイド41aに接続され、右接点40bは
リレーR2を介して切換弁41の右ソレノイド41bに
接続されている。 [0016] リレーR1は、傾斜判別部40とは並列に設けられた左
接点42aに、リレーRはその右接点42bにそれぞれ
接続され、それら左右接点42a、42bは傾斜量検出
部Sの可変抵抗に接続され、この可変抵抗に第4図の可
変リリーフ弁43のソレノイド43aが接続されている
。 今、車体1が左に傾むいて、これとともに植付機3が左
に傾斜したとすると、傾斜判別部40の左接点40aが
閉じてリレーR1が動作し、左接点42aを閉じるとと
もに切換弁41の左ソレノイド41aを励磁させて切換
弁41を第4図に示す中立位置Poから左方向に移動さ
せてPlの油路に切換える。これに伴って傾斜量検出部
Sは、傾斜量を検出し、その傾斜量に応じて可変抵抗の
抵抗値を変え、リリーフ弁43のソレノイド43aの励
磁力を変化させて、リリーフ弁43のリリーフ圧を調節
する。 [0017] このような状態では、油圧ポンプ44からの圧油は、左
右傾斜修正シリンダ28のピストンを図上左方(第4図
)へ移動せしめる(第2図においてはピストンロッド2
8aが伸びて支持板26の先端を図上右側へ押圧するの
で、ローリング軸25は進行方向に対してその中心軸の
周りに時計方向に回動する)。したかって、左傾斜して
いた植付機3は次第に水平に戻るカミ水平になったとこ
ろで、リリーフ弁43が動作して圧油を開放するので、
植付機3の回動は水平位置で停止する。 [0018] 車体が右に傾いて、これとともに植付機3が右に傾斜し
た場合には、右接点40bが閉じてリレーRが動作し、
切換弁41が右方向に移動しP2の油路に切換わり、油
圧ポンプ44からの圧油は左右傾斜修正シリンダ28の
ピストンを図上(第4図)右方向に移動せしめ、ローリ
ング軸25を回動させて植付機3を水平にする。植付機
3が水平になればリリーフ弁43が動作してローリング
軸25の回動を停止せしめる。 [0019] 車体1が前に傾むいて植付機3と前側に傾斜すると、第
3図およびび第4図の両制御回路と同様の回路により前
後傾斜修正シリンダ18のピストンロッド18aを伸ば
して折曲アーム14a、14bを下方に屈折させ、リン
ク16を時計方向に回動せしめる。すると、ローリング
軸25は鉛直面に沿って植付機3の後部を下げるように
回動する。 [00201 逆に、車体1が後側に傾むいて植付機3も後側に傾斜し
た場合には、前後傾斜修正シリンダ18のピストンロッ
ド18aを折曲リンク14a、14bが第1図の実線で
示された屈曲状態の基準位置からそれらが一直線になる
範囲内において短縮せしめ、ローリング軸25をそれを
含む鉛直面に沿って植付機の後部が上昇するように回動
せしめる。そして、植付部が前後方向に水平になるとそ
の回動が停止する。 [0021] 車体が右前方に傾斜した場合等、左右方向の傾斜と前後
方向の傾斜が同時に起きた場合には、それぞれの傾斜量
に応じて各修正シリンダ18.28が動作する。 そし
て、特に、前記植付機3に一定量上の左右揺動外力が作
用したとき、ローリング修正機構Aに該一定置上の左右
揺動外力による植付機3の左右揺動をスプリング27の
弾性変形によって許容する融通機構Bを設けたので、通
常の作業時には、植付機3を適正な作業姿勢に左右傾斜
姿勢を自動的に維持させて良好なる作業が行なえ、植付
機3の駆動揺動が過大で従来であれば作業が適正に行な
えないような事態であっても、植付機3が過大に揺動さ
れようとする駆動力が融通機構Bにより吸収されるので
、適正な作業が行なえる。 [0022] 更に、畦際での作業時において植付機3に非常に大きな
揺動外力が作用しても融通機構Bの弾性変形によって、
その大きな左右揺動外力がローリング修正機構Aに逆伝
達されてローリング修正機構Aが故障若しくは破損する
ことを防止し適正な傾斜制御を長年に亘って行なわせら
れる。
植機について説明する。 第1図において、雫用型田植
機は、牽引車体1と、この車体1にリフト機構2を介し
て連結された作業機としての植付機3とを有している。 牽引車体1は、フレームを兼ねたミッションケース4の
前後に前輪5と後輪6を有し、また、ミッションケース
4の前方にエンジン台7が延出されて、ここにエンジン
8が搭載され、その後方に運転席9が設けられ、運転席
前方にハンドル10が設けられている。そして、前記エ
ンジンからの動力は、ミッションケース4および伝動シ
ャフト11を経て後輪に伝達されるとともに植付機の方
へ伝達されるようになっている。 [0009] 前記リフト機構2は、後輪6を支持するフレーム12に
枢着された上部アーム13および下部アーム14とを有
し、下部アーム14は2つの折曲アーム14a14bか
らなり、両折的アーム14a、14bは互いに枢動連結
されている。 下部アーム14の植付機側端部はローリングメタル15
にリンク16を介在して枢着され、リンク16の上端は
前記上部アーム13に枢着され、リンク16の下端はロ
ーリングメタル15に固着されている。 [00101 また、フレーム12には、リフト機構2を介して植付機
3を上昇、下降せしめるためのリフトシリンダ17の下
端が枢着され、リフトシリンダ17のピストンロッド1
7aの上端は上部アーム13に取付けられ、折曲アーム
14a、14bの枢着点14cと上部アーム13間には
植付機3の前後方向(進行方向)の傾斜を修正するため
の前後傾斜修正シリンダ18が設けられている。 [0011] 前記植付機3は、フレーム19を有し、このフレームの
下側にはフロート20が取付けられ、フレーム19の上
側には苗タンク21が上端側を車体側に傾斜させて支持
棒22および連結板23により支持され、苗タンク下端
に植込稈24が臨まされ、その植込稈24の上下方向の
往復運動により苗タンク21から苗を1株ずつ切出して
田面に植付けるようになっている。 [0012] 前記ローリングメタル15と植付機のフレーム19との
連結は、第2図に示すようにローリング軸25によって
行なわれ、このローリング軸25から支持板26が張出
し、この支持板26の先端にはスプリング27を介して
左右傾斜修正シリンダ28のピストンロッド28aが連
結され、左右傾斜修正シリンダ28は、ローリングメタ
ル15上に形成された耳15aに固着されてローリング
修正機構Aを構成している。尚、ローリング修正機構A
には、植付機3に一定量上の左右揺動外力が作用したと
き、前記スプリング27の弾性変形により該一定置上の
左右揺動外力による植付機3の左右揺動を許容する融通
機構Bが設けられている。 [0013] 前記ミッションケース4は車体下部のほぼ中央部に位置
し、このミッションケース4の下部に収納ケース29が
取付けられ、この収納ケース29内に車体1の前後およ
び左右の傾斜を検知するための振子形の検出器30が収
納されている。 そして、この検出器30からの信号により前記各傾斜修
正シリンダ18.28が動作するようになっている。 [0014] 前記検出器30と左右傾斜修正シリンダ28間には、第
3図および第4図に示すような電気制御回路および油圧
制御回路が設けられ、さらに、検出器30と前後傾斜修
正シリンダ18間にも、同一の電気制御回路および油圧
制御回路が設けられている。前記検出器30は、その振
子の位置に応じて左右傾斜修正のための両制御回路およ
び前後傾斜修正のための両制御回路に別個に左右傾斜信
号および前後傾斜信号を発するが、その時の各制御回路
の動作は、左右傾斜修正の場合と前後傾斜修正の場合と
では全く同一であるので、左右傾斜修正の場合について
のみ詳述する。 [0015] 前記検出器30は、第3図に示すように車体1が左右ど
ちら側へ傾斜したかを判別する傾斜判別部40と、その
傾斜量を検出する傾斜検出部Sとを備え、傾斜判別部4
0は、車体1が左に傾むき、これとともに植付機3が左
に傾斜した時に閉じる左接点40aと、それが右に傾い
たときに閉じる右接点40bとからなり左接点40aは
リレーR1を介して4ポ一ト3位置切換弁41 (第4
図)の左ソレノイド41aに接続され、右接点40bは
リレーR2を介して切換弁41の右ソレノイド41bに
接続されている。 [0016] リレーR1は、傾斜判別部40とは並列に設けられた左
接点42aに、リレーRはその右接点42bにそれぞれ
接続され、それら左右接点42a、42bは傾斜量検出
部Sの可変抵抗に接続され、この可変抵抗に第4図の可
変リリーフ弁43のソレノイド43aが接続されている
。 今、車体1が左に傾むいて、これとともに植付機3が左
に傾斜したとすると、傾斜判別部40の左接点40aが
閉じてリレーR1が動作し、左接点42aを閉じるとと
もに切換弁41の左ソレノイド41aを励磁させて切換
弁41を第4図に示す中立位置Poから左方向に移動さ
せてPlの油路に切換える。これに伴って傾斜量検出部
Sは、傾斜量を検出し、その傾斜量に応じて可変抵抗の
抵抗値を変え、リリーフ弁43のソレノイド43aの励
磁力を変化させて、リリーフ弁43のリリーフ圧を調節
する。 [0017] このような状態では、油圧ポンプ44からの圧油は、左
右傾斜修正シリンダ28のピストンを図上左方(第4図
)へ移動せしめる(第2図においてはピストンロッド2
8aが伸びて支持板26の先端を図上右側へ押圧するの
で、ローリング軸25は進行方向に対してその中心軸の
周りに時計方向に回動する)。したかって、左傾斜して
いた植付機3は次第に水平に戻るカミ水平になったとこ
ろで、リリーフ弁43が動作して圧油を開放するので、
植付機3の回動は水平位置で停止する。 [0018] 車体が右に傾いて、これとともに植付機3が右に傾斜し
た場合には、右接点40bが閉じてリレーRが動作し、
切換弁41が右方向に移動しP2の油路に切換わり、油
圧ポンプ44からの圧油は左右傾斜修正シリンダ28の
ピストンを図上(第4図)右方向に移動せしめ、ローリ
ング軸25を回動させて植付機3を水平にする。植付機
3が水平になればリリーフ弁43が動作してローリング
軸25の回動を停止せしめる。 [0019] 車体1が前に傾むいて植付機3と前側に傾斜すると、第
3図およびび第4図の両制御回路と同様の回路により前
後傾斜修正シリンダ18のピストンロッド18aを伸ば
して折曲アーム14a、14bを下方に屈折させ、リン
ク16を時計方向に回動せしめる。すると、ローリング
軸25は鉛直面に沿って植付機3の後部を下げるように
回動する。 [00201 逆に、車体1が後側に傾むいて植付機3も後側に傾斜し
た場合には、前後傾斜修正シリンダ18のピストンロッ
ド18aを折曲リンク14a、14bが第1図の実線で
示された屈曲状態の基準位置からそれらが一直線になる
範囲内において短縮せしめ、ローリング軸25をそれを
含む鉛直面に沿って植付機の後部が上昇するように回動
せしめる。そして、植付部が前後方向に水平になるとそ
の回動が停止する。 [0021] 車体が右前方に傾斜した場合等、左右方向の傾斜と前後
方向の傾斜が同時に起きた場合には、それぞれの傾斜量
に応じて各修正シリンダ18.28が動作する。 そし
て、特に、前記植付機3に一定量上の左右揺動外力が作
用したとき、ローリング修正機構Aに該一定置上の左右
揺動外力による植付機3の左右揺動をスプリング27の
弾性変形によって許容する融通機構Bを設けたので、通
常の作業時には、植付機3を適正な作業姿勢に左右傾斜
姿勢を自動的に維持させて良好なる作業が行なえ、植付
機3の駆動揺動が過大で従来であれば作業が適正に行な
えないような事態であっても、植付機3が過大に揺動さ
れようとする駆動力が融通機構Bにより吸収されるので
、適正な作業が行なえる。 [0022] 更に、畦際での作業時において植付機3に非常に大きな
揺動外力が作用しても融通機構Bの弾性変形によって、
その大きな左右揺動外力がローリング修正機構Aに逆伝
達されてローリング修正機構Aが故障若しくは破損する
ことを防止し適正な傾斜制御を長年に亘って行なわせら
れる。
【図1】
乗用型田植機の側面図
【図2】
車体と植付部との連結部分の斜視図
【図3】
傾斜修正機構の電気制御回路図
【図4】
油圧制御回路図
1 車体 2
3 植付機 13
4 下部リンク 15
6 リンク 17
8 前後傾斜修正シリンダ 25
6 支持板 27
8 左右傾斜修正シリンダ 30
1 切換弁 44
A ローリング修正機構 B
リフト機構
上部リンク
ローリングメタル
リフトシリンダ
ローリング軸
スプリング
検出器
油圧ポンプ
融通機構
【図1】
図面
【図3】
【図4】
Claims (1)
- 【請求項1】適正な作業姿勢に左右傾斜姿勢を修正すべ
く牽引車体1に対して作業機を駆動揺動するローリング
修正機構Aを設けた傾斜制御装置において、該ローリン
グ修正機構Aに、前記作業機に一定以上の左右揺動外力
が作用したとき、該一定量上の左右揺動外力による作業
機の左右揺動を弾性変形によって許容する融通機構Bを
設けたことを特徴とする傾斜制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3006958A JPH0771413B2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 乗用型田植機の傾斜制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3006958A JPH0771413B2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 乗用型田植機の傾斜制御装置 |
Related Parent Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12907679A Division JPS5651909A (en) | 1979-10-05 | 1979-10-05 | Inclination control device of riding type rice transplanter |
JP2064186A Division JPS61216606A (ja) | 1986-01-31 | 1986-01-31 | 傾斜制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03247206A true JPH03247206A (ja) | 1991-11-05 |
JPH0771413B2 JPH0771413B2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=11652735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3006958A Expired - Lifetime JPH0771413B2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 乗用型田植機の傾斜制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0771413B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5116855A (en) * | 1974-07-31 | 1976-02-10 | Sharp Kk | Fm henchoki |
JPS52122218U (ja) * | 1976-03-11 | 1977-09-17 |
-
1991
- 1991-01-24 JP JP3006958A patent/JPH0771413B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5116855A (en) * | 1974-07-31 | 1976-02-10 | Sharp Kk | Fm henchoki |
JPS52122218U (ja) * | 1976-03-11 | 1977-09-17 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0771413B2 (ja) | 1995-08-02 |
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