JPH03246281A - アラルキルアミン誘導体、その製造法及び殺菌剤 - Google Patents

アラルキルアミン誘導体、その製造法及び殺菌剤

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JPH03246281A
JPH03246281A JP4114590A JP4114590A JPH03246281A JP H03246281 A JPH03246281 A JP H03246281A JP 4114590 A JP4114590 A JP 4114590A JP 4114590 A JP4114590 A JP 4114590A JP H03246281 A JPH03246281 A JP H03246281A
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formula
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ethyl
lower alkyl
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JP4114590A
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Katsutoshi Fujii
勝利 藤井
Toshifusa Tanaka
田中 敏房
Yasuhisa Fukuda
泰久 福田
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規なアラルキルアミン誘導体又はその酸付
加塩、その製造法及びそれを有効成分とする殺菌剤に関
するものである。
〔従来の技術〕
本発明のアラルキルアミン誘導体と類似したものとして
は、例えば、特開昭59−36666号公報、特開昭6
4−68382号公報などに記載されたものをはじめ、
多くのものが知られており、また、それらの化合物には
殺虫、殺ダニ及び殺菌活性があることも知られている。
しかし、それらの開示された化合物は、殺虫及び殺ダニ
剤としての効力は強いが、殺菌剤としての効力は十分な
ものとはいえなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、新規なアラルキルアミン誘導体又はそ
の酸付加塩、その製造法及びそれを有効成分とする殺菌
剤を提供することである。
(問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、前記の問題点を解決するために鋭意研究
した結果、新規なアラルキルアミン誘導体が顕著に改善
された殺菌活性を有することを見出し、本発明を完成す
るに至った。
即ち、本発明は、 (1)次式: (式中、R3は低級アルキル基を表し;R2はハロゲン
原子を表し;或いはRIとR2とはそれらが結合してい
る炭素原子と共にピリミジン環に縮合するベンゼン環又
はチオフェン環を形成し;R3は水素原子、低級アルキ
ル基を表し;Aは低級アルキレン基を表す。) で示されるアラルキルアミン誘導体又はその酸付加塩 (2)次式: (式中、 R8 2 及びR3 は前記と同義である。
) で示される化合物と 次式:    X−A−CN       (I[[)
(式中、Aは前記と同義であり;Xは脱離基を表す。) で示される化合物とを反応させることを特徴とする前記
式(I)で示されるアラルキルアミン誘導体又はその酸
付加塩の製造法 (3)前記式(1)で示されるアラルキルアミン誘導体
又はその酸付加塩を有効成分とする殺菌剤に関するもの
である。
以下、本発明の詳細な説明する。
前記の目的化合物である新規なアラルキルアミン誘導体
(■)、その製造原料である(II)及び(III)の
化合物において、 R1及びR2としては、ハロゲン原子、低級アルキル基
などを挙げることができる。また、R。
とR2はそれらが結合している炭素原子と共にピリミジ
ン環に縮合するベンゼン環又はチオフェン環を形成する
こともできる。
R2におけるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素
原子、臭素原子、ヨウ素原子を挙げることができるが;
好ましくは、フッ素原子、塩素原子又は臭素原子がよい
R3としては、水素原子、低級アルキル基、シクロアル
キル基、ハロ低級アルキル基などを挙げることができる
が;好ましくは、水素原子、低級アルキル基又はシクロ
アルキル基がよく;さらに好ましくは低級アルキル基が
よい。
R8におけるシクロアルキル基としては、炭素原子数3
〜6のシクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シ
クロペンチル、シクロヘキシルなど)を挙げることがで
きるが;好ましくは、シクロプロピル基がよい。
R3におけるハロ低級アルキル基としては、1〜3個の
ハロゲン原子が置換した炭素原子数1〜2個のアルキル
基(例えば、クロロメチル基、フルオロメチル基、トリ
フルオロメチル基、1−クロロエチル基、2−クロロエ
チル基、1−フルオロエチル基、2−フルオロエチル基
など)を挙げることができる。
R8及びR1における低級アルキル基としては、炭素原
子数1〜5個の直鎖状又は分岐状のアルキル基(例えば
、エチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、
イソブチル、5ec−ブチル、t−7”チル、ペンチル
、イソペンチル、ネオペンチルなど)を挙げることがで
きるが;好ましくは、メチル基、エチル基又はイソプロ
ピル基がよく;さらに好ましくは、メチル基又はエチル
基がよい。
低級アルキレン基としては、炭素原子数1〜5のアルキ
レン基(例えば、メチレン、1−メチルメチレン、エチ
レン、1−メチルエチレン、2−メチルエチレン、プロ
ピレン、ベンチレンなど)を挙げることができるが;好
ましくは、メチレン基、1−メチルメチレン基、エチレ
ン基又はプロピレン基がよく;さらに好ましくは、メチ
レン基、エチレン基又はプロピレン基がよい。
従って、R3及びR2が置換したピリミジニル基として
は、 などを挙げることができるが、 好ましくは、 がよい。
Xとしては、特に限定されず、例えば、ハロゲン原子(
塩素、臭素又はヨウ素など)、アルキルチオ基(メチル
チオ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチルチオなど)、
ハロゲンで置換されていてもよいアルカンスルホニルオ
キシ基(メタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオ
キシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシなど)、ア
リールスルホニルオキシ基(ヘンゼンスルホニルオキシ
、P−)ルエンスルホニルオキシなど)、水酸基などを
挙げることができるが、好ましくはハロゲン原子がよい
目的化合物(I)は、アミノ基を有しているので容易に
酸付加塩を形成することができる。
酸付加塩を形成する酸としては、例えば、無機酸(塩酸
、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸など)、カルボン酸
(ギ酸、シュウ酸、フマル酸、アジピン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、アコニット酸など)、有機スルホン酸
(メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、P−トルエ
ンスルホン酸など)、サッカリンなどを挙げることがで
きる。 原料化合物(II)において、*印の炭素原子
が不斉炭素原子であるときには、得られた目的化合物(
I)には、個々の光学異性体、ラセミ化合物又はそれら
の混合物が含まれる。
本発明で用いる原料化合物(n)は、次式に示すように
行うことによって、容易に製造することができる。
(TV) (V) (II) (式中、R,、R,、R,及びXは前記と同義である。
) なお、前記式(II)の化合物の製造法において用いる
前記式(V)の化合物は、例えば、ジャーナル・オブ・
アメリカン・ケミカル・ソサイエティ (J、A、C,
S)1主、1455  (1957)などに記載の方法
に準じて、次式に示すように行うことによって、容易に
製造することができる。
(式中、R3は前記と同義である。) 本発明の目的化合物(1)は、例えば、次式に示すよう
に行うことによって、製造することができる。
(n) (I[I) (1) (式中、R,、R2、R,、A及びXは前記と同義であ
る。) 目的化合物(1)は、通常、原料化合物(II)と原料
化合物(■)とを溶媒中で塩基存在下に反応させること
によって製造するのが好ましいが、塩基を加えないでも
反応させて得ることができるし、また、無溶媒で原料化
合物の(II)と(II[)とを加熱溶解させて反応さ
せることによって得ることもできる。
溶媒としては、本反応に直接関与しないものであれば特
に限定されず、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン
、メチルナフタリン、石油エーテル、リグロイン、ヘキ
サン、クロルベンゼン、ジクロルベンゼン、塩化メチレ
ン、クロロホルム、ジクロルエタン、トリクロルエチレ
ン、シクロヘキサンのような塩素化された又はされてい
ない芳香族、脂肪族、脂環式の炭化水素類ニジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのような
エーテル類;アセトン、メチルエチルケトンなどのよう
なケトン類;メタノール、エタノール、エチレングリコ
ールなどのようなアルコール類又はその含水物;N、N
−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミ
ドなどのようなアミド類;ピリジン、N、N−ジエチル
アニリンなどのような有機塩基;1,3−ジメチル−2
−イミダゾリジノン;ジメチルスルホキシド:前記溶媒
の混合物などを挙げることができ、塩基としては、例え
ば、トリエチルアミン、ピリジン、N、N−ジエチルア
ニリンなどのような有機塩基;ナトリウムメトキシド、
ナトリウムエトキシドなどのようなアルカリ金属アルコ
キシド類;ナトリウムアミド、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水素化ナ
トリウムなどの無機塩基などを挙げることができる。
目的化合物(I)の製造法は、反応濃度が5〜100%
で行うことができる。
その製造法において、原料化合物(II)と(III)
とを用いる割合は、原料化合物(■)1モルに対して、
原料化合物(I[[)0.5〜1.5モルの割合で加え
ることがでるが、好ましくは0.5〜1.0モルがよい
その反応温度は、使用する溶媒の沸点以下で行う限り特
に限定されないが、通常、室温以上で行うことができ、
加温して反応時間を短縮することが好ましい。
その反応時間は、前記の濃度、温度によって変化するが
、通常2〜10時間で行うことができる。
目的化合物(I)は、再結晶、各種クロマトグラフィー
などの公知の手段で適宜精製することができる。そして
、その酸付加塩は、例えば、反応終了後の反応液中に酸
を導入し、次に、溶媒除去することによって、容易に得
ることができる。
本発明の目的化合物(1)は、農圃芸における病原菌(
例えば、コムギ赤さび病、オオムギうどんこ病、キュウ
リ灰色かび病、イネいもち病など)などに顕著な殺菌効
果を有する。
本発明の殺虫・殺菌剤は、化合物CI)の1種以上を有
効成分として含有するものである。
化合物(1)は、単独で使用することもできるが、通常
は常法によって、担体、界面活性剤、分散剤、補助剤な
どを配合(例えば、粉剤、乳剤、微粒剤、粒剤、水和剤
、油性の懸濁液、エアゾールなどの組成物として調製す
る)して使用することが好ましい。
担体としては、例えば、タルク、ベントナイト、クレー
、カオリン、ケイソウ土、ホワイトカーボン、バーミキ
ュライト、消石灰、ケイ砂、硫安、尿素などの固体担体
:炭化水素(ケロシン、鉱油など)、芳香族炭化水素(
ベンゼン、トルエン、キシレンなど)、塩素化炭化水素
(クロロホルム、四塩化炭素など)、エーテル@(ジオ
キサン、テトラヒドロフランなど)、ケトン類(アセト
ン、シクロヘキサノン、イソホロンなど)、エステル類
(酢酸エチル、エチレングリコールアセテート、マレイ
ン酸ジブチルなど)、アルコール類(メタノール、n−
ヘキサノール、エチレングリコールなど)、極性溶媒(
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなど)、
水などの液体担体;空気、窒素、炭酸ガス、フレオンな
どの気体担体(この場合には、混合噴射することができ
る)などを挙げることがでる。
本則の動植物への付着、吸収の向上、薬剤の分散、乳化
、展着などの性能を向上させるために使用できる界面活
性剤や分散剤としては、例えば、アルコールg酸エステ
ル類、アルキルスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、
ポリオキシエチレングリコールエーテルなどを挙げるこ
とができる。
そして、その製剤の性状を改善するためには、カルボキ
シメチルセルロース、ポリエチレングリコール、アラビ
アゴムなどを補助剤として用いることができる。
本則の製造では、前記の担体、界面活性剤、分散剤及び
補助剤をそれぞれの目的に応じて、各々単独で又は適当
に組み合わせて使用することができる。
本発明の化合物(1)を製剤化した場合の有効成分濃度
は、乳剤では通常1〜50重景%、粉剤では通常0.3
〜25重量%、水和剤では通常1〜90重景%、粒剤で
は通常0.5〜5重量%、油剤では通常0.5〜5重量
%、エアゾールでは通常0゜1〜5重量%である。
これらの製剤を適当な濃度に希釈して、それぞれの目的
に応じて、植物茎葉、土壌、水田の水面に散布するか、
又は直接施用することによって各種の用途に供すること
ができる。
〔実施例〕
以下、本発明を参考例及び実施例によって示す。
なお、これらの実施例は、本発明の範囲を限定するもの
ではない。
参考例1 〔原料化合物(II)の合成〕 ■(dl−5−クロロ−6−ニチルー4−(α−エチル
−4−ヒドロキシベンジルアミノ)ピリミジンの合成〕 4.5−ジクロル−6−ニチルピリミジン(7g)、a
−α−エチル−4−ヒドロキシベンジルアミン(6g)
及びトリエチルアミン(6戚)をエタノール(100d
)に溶解し、8時間加熱還流した。
反応終了後、エタノールを留去し、トルエン(30d)
を加え、次いで水酸化ナトリウム溶液(2N)で抽出し
た。この抽出液を水洗して無水硫酸ナトリウムで乾燥後
、減圧下で溶媒を留去した。
得られた結晶をエーテル−ヘキサンで再結晶することに
よって、原料化合物(II)である 包体のdl−5−
クロロ−6−ニチルー4−(α−エチル−4−ヒドロキ
シベンジルアミノ)ピリミジンを4g得た。
■〔第1表中に示した置換基(R1、RZ及びR3を有
する各種原料化合物の合成] さらに、■と同様にして、第1表中に示したような置換
基(R+、Rz及びR1)を有する各種原料化合物(n
) を得ることができた。
実施例1 ■[dl−5−クロロ−6−ニチルー4−(α−エチル
−4−シアノメチルオキシベンジルアミノ)ピリミジン
(化合物1)の合成] 参考例1の原料化合物(U)であるdi−5−クロロ−
6−ニチルー4−(α−エチル−4−ヒドロキシベンジ
ルアミノ)ピリミジン(0,8g、2゜7mmof)、
クロルアセトニトリル(0,3g、4.0mmof)、
炭酸カリウム(1g)及びヨウ化ナトリウム(0,1g
)をアセトン(30d)中に加え、8時間加熱還流した
。そして、水を加えて分離する油状物をトルエンで抽出
した。この抽出物を希塩酸及び水で水洗し、無水硫酸す
l−IJウムで乾燥後、減圧下でトルエンを留去した。
得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸エチル−5:
1溶出)によって単離し、無色液体である目的化合物(
第1表中に化合物1として示した。)を0.7g得た。
■〔第1表中の化合物2〜17の合成〕■と同様の合成
方法で、参考例1の原料化合物(n)と参考例2の原料
化合物(1)とを用いて、第1表に示したような目的化
合物(I)(第1表中に化合物2〜17として示した。
)を得ることができた。
(以下、余白) 第 表 zHs n   1.5706 n   1.5820 CHl −C3H7 ベ CH。
n   1.5824 第 1 表 (続き) 1 CH。
zHs CH。
zHs 1 (CH2)−> *−1 −CHCH:l− 0 (cHz +x n   1.5601 1 Hz 2 CH3 CH3 3 C2H。
7.2’/(2H,υ、 8.3’/(LH,s) 第 表(続き) 4 zHs r CH3 CH。
7 zHs 1 n”1.5782 実施例2 〔粒剤の調製〕 化合物1を5重量部、 ベントナイ ト35重量部、 タルク57重量部、 ネオペレックスパウダー (商 品名;花王アトラス製) 1重量部及びリグニンス ルホン酸ソーダ2重量部を均一に混合し、次いで少量の
水を添加して混練した後、造粒、乾燥して粒剤を得た。
実施例3 〔水和剤の調製〕 化合物1を50重量部、カオリン48重量部及びネオペ
レックスパウダー(商品名;花王アトラス製)2重量部
とを均一に混合し、次いで粉砕して水和剤を得た。
実施例4 〔乳剤の調製〕 化合物1を20重量部、キシレン70重量部及びキシレ
ン70重量部にトキサノン(商品名;三洋化成工業製)
10重量部を加えて均一に混合し、溶解して乳剤を得た
実施例5 〔粉剤の調製〕 化合物lを5重量部、タルク50重量部及びカオリン4
5重量部を均一に混合して粉剤を得た。
実施例6 〔コムギ赤さび病に対する防除効力試験(予防効果)〕 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本づ
つコムギ(品種;コブシコムギ)を誉成し、1.5葉期
の幼植物体に、実施例3に準じて調製した第1表で示し
た目的化合物(I)の水和剤を、界面活性剤(0,01
%)を含む水で50ppmに希釈して、1鉢あたり20
m!づづ散布した。
散布後:、2日間ガラス温室で栽培し、次いで、コムギ
赤さび病菌(Puccinia dispersa)の
胞子懸濁液(7X10’胞子/mりを植物体に均一に噴
霧接種した。
接種後、1週間ガラス温室内で育成し、第−葉に現れた
コムギ赤さび病病斑の程度を調査した。
薬剤効果の評価は、無処理区の病斑の程度と比較して、
6段階(0:全体が罹病、1:病斑面積が60%程度、
2:病斑面積が40%程度、3:病斑面積が20%程度
、4:病斑面積が10%以下、5:病斑無し)で示した
なお、対照化合物としては、次に示したような化合物A
(特開昭59−36666号公報に記載の化合物)又は
化合物B(特開昭64−68362号公報記載の化合物
)を501)f)mに希釈して用いた。
(化合物A); (化合物B); J s C! し1″i3 化 合 物 第 2表 コムギ赤さび病に 対する予防効果 無処理      0 実施例7 〔オオムギうどんこ病に対する防除効力試験(予防効果
)〕 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本づ
つオオムギ(品種;黒ムギ)を育成し、1.5葉期の幼
植物体に、第1表で示した目的化合物(1)を実施例3
に準じて調製した水和剤を、界面活性剤(0,01%)
を含む水で200ppmに希釈して、1鉢あたり20滅
づづ散布した。
散布後、2日間ガラス温室で栽培し、次いで、罹病葉か
ら集めたオオムギうどんこ病菌CErysiphegr
aminjs)の分生胞子を植物体に均一に振り掛けて
接種した。
接種後、1週間ガラス温室内で育成し、第−葉に現れた
オオムギうどんこ病病斑の程度を調査した。
その薬剤効果の判定の結果を、実施例6と同様の評価方
法で第3表に示す。なお、対照化合物としては、実施例
6に記載した化合物A又は化合物Bを200ppmに希
釈して使用した。
第3表 化合物   オオムギうどんこ病 に対する予防効果 実施例8 〔キュウリ灰色かび病に対する防除効力試験(予防効果
)〕 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり1本づつ
キュウリ(品種;相撲半白)を育成し、1.5葉期の幼
植物体に、実施例3に準じて調製した第1表で示した目
的化合物(I)の水和剤を、界面活性剤(0,01%)
を含む水で500ppmに希釈して、1鉢あたり20d
づづ散布した。
散布後、2日間ガラス温室で栽培し、次いで、寒天培地
で培養したキュウリ灰色かび病菌菌叢から調製した胞子
懸濁液(5X10’胞子/d)を植物葉に均一に噴霧接
種した。
接種後、2日間接種室内で育成し、子葉に現れたキュウ
リ灰色かび病病斑の程度を調査した。
その薬剤効果の判定の結果を、実施例6と同様の評価方
法で第4表に示す。
なお、対照化合物としては、実施例6に記載した化合物
A又は化合物Bを500ppmに希釈して使用した。
第 4 表 化 合 物 キュウリ灰色かび病 に対する予防効果 無処理      O 実施例9 〔イネいもち病に対する防除効力試験(予防効果)直径
6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本づつイ
ネ(品種;日本晴)を育成し、1.5葉期の幼植物体に
、実施例3に準じて調製した第1表で示した目的化合物
(I)の水和剤を、界面活性剤(0,01%)を含む水
で500ppmに希釈して、1鉢あたり20m1づづ散
布した。
散布後、2日間ガラス温室で栽培し、次いで、罹病葉か
ら調製したイネいもち病菌(Pyriculariao
ryzae )の分生胞子懸濁液(7X10’胞子/d
)を植物葉に均一に噴霧接種した。
接種後、5日間28°C湿室内で育成し、葉に現〕 れたイネいもち病病斑の程度を調査した。
その薬剤効果の判定の結果を、実施例6と同様の評価方
法で第5表に示す。
なお、対照化合物としては、実施例6に記載した化合物
A又は化合物Bを500ppmに希釈して使用した。
第5表 無処理      O 〔発明の効果〕 本発明のシアノアルキレンオキシ基を有する化合物は、
メトキシ基を有する類似化合物に比べて顕著に改善され
た殺菌効果を有する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1は低級アルキル基を表し;R_2はハロ
    ゲン原子を表し;或いはR_1とR_2とはそれらが結
    合している炭素原子と共にピリミジン環に縮合するベン
    ゼン環又はチオフェン環を形成し;R_3は水素原子、
    低級アルキル基を表し;Aは低級アルキレン基を表す。 ) で示されるアラルキルアミン誘導体又はその酸付加塩。
  2. (2)次式: ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R_1、R_2及びR_3は請求項1記載と同
    義である。) で示される化合物と 次式:X−A−CN(III) (式中、Aは請求項1記載と同義であり;Xは脱離基を
    表す。) で示される化合物とを反応させることを特徴とする請求
    項1記載の式( I )で示されるアラルキルアミン誘導
    体又はその酸付加塩の製造法。
  3. (3)請求項1記載の式( I )で示されるアラルキル
    アミン誘導体又はその酸付加塩を有効成分とする殺菌剤
JP4114590A 1989-10-18 1990-02-23 アラルキルアミン誘導体、その製造法及び殺菌剤 Pending JPH03246281A (ja)

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