JP2000186089A - 5−アゾリルピリミジン誘導体、その製法及び農園芸用の殺菌剤 - Google Patents

5−アゾリルピリミジン誘導体、その製法及び農園芸用の殺菌剤

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JP2000186089A
JP2000186089A JP10364097A JP36409798A JP2000186089A JP 2000186089 A JP2000186089 A JP 2000186089A JP 10364097 A JP10364097 A JP 10364097A JP 36409798 A JP36409798 A JP 36409798A JP 2000186089 A JP2000186089 A JP 2000186089A
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carbon atoms
group
compound
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atom
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JP10364097A
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Toshifusa Tanaka
敏房 田中
Yoshinori Yamanaka
良典 山中
Shuji Yokoyama
修司 横山
Takehiko Asahara
健彦 浅原
Motoi Yuguchi
基 湯口
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/64Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • A01N43/647Triazoles; Hydrogenated triazoles
    • A01N43/6531,2,4-Triazoles; Hydrogenated 1,2,4-triazoles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/48Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with two nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • A01N43/541,3-Diazines; Hydrogenated 1,3-diazines

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、新規な5−アゾリルピリミジン誘
導体、その製法及びそれを有効成分とする農園芸用の殺
菌剤を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明の5−アゾリルピリミジン誘導体
は、次式(1) 【化1】 (式中、R1は、水素原子,ハロゲン原子,C1〜6ハ
ロアルキル基,C1〜6ハロアルコキシ基,C3〜6シ
クロアルコキシ基などを表し;R2は、フェニル基,フ
ェノキシ基,ナフチル基などを表し;R3は、C1〜2
0アルコキシ基,水酸基,水素原子,C3〜9アルケニ
ルオキシ基,ハロゲン原子,C1〜6ハロアルコキシ
基,C3〜6シクロアルコキシ基,C3〜9アルキニル
オキシ基などを表し;Yは、CH,Nを表す。)で示さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農園芸用の殺菌剤
として有用である新規な5−アゾリルピリミジン誘導体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に近似した化合物としては、Ga
odeng Xuexiao Huaxue Xueb
ao(1995),16(11),1740−1743
及びChin.Chem.Lett.(1994),5
(1),31〜34に、5−アゾリルピリミジン誘導体
が記載されている。しかし、この誘導体の1位はアミノ
基及びチオール基に固定されており、本発明のような置
換基が導入された5−アゾリルピリミジン誘導体の開示
は認められない。従って、本発明の5−アゾリルピリミ
ジン誘導体は新規化合物であり、農園芸用の殺菌活性を
有することも知られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、新規
な5−アゾリルピリミジン誘導体、その製法及びそれを
有効成分とする農園芸用の殺菌剤を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために検討した結果、新規な5−アゾリル
ピリミジン誘導体が顕著な農園芸用の殺菌活性を有する
ことを見い出し、本発明を完成した。即ち、本発明は次
の通りである。第1の発明は、次式(1):
【0005】
【化8】
【0006】〔式中、R1は、SOm4,水素原子,ハ
ロゲン原子,炭素原子数1〜6個のハロアルキル基,炭
素原子数1〜6個のハロアルコキシ基,炭素原子数3〜
6個のシクロアルコキシ基,炭素数3〜9個のアルケニ
ルオキシ基,炭素数3〜9個のアルキニルオキシ基,O
−(CH2n−R6,炭素原子数1〜6個のアルキル基
又は炭素原子数1〜20個のアルコキシ基を表し(な
お、R4は、炭素原子数1〜6個のアルキル基又はピリ
ジル基を表し;R6は、置換基を有してもよいフェニル
基,フェノキシ基,炭素原子数1〜6個のアルコキシ
基,Si(CH33,CN,NO2又はN(R7)R8
表し;R7及びR8は、水素原子,炭素原子数1〜6個の
アルキル基を表わし、これらは同一であってもよく;m
は、0〜2の整数を表し;nは、1〜4の整数を表
す。);R2は、置換基としてハロゲン原子,炭素原子
数1〜6個のアルキル基,炭素原子数1〜6個のアルコ
キシ基,炭素原子数1〜6個のハロアルコキシ基,炭素
原子数1〜6個のハロアルキル基,CNもしくはNO2
を有してもよいフェニル基,フェノキシ基又はナフチル
基を表し;R3は、炭素原子数1〜20個のアルコキシ
基,SOm5,O−(CH2n−R6,水酸基,水素原
子,炭素原子数3〜9個のアルケニルオキシ基,ハロゲ
ン原子,炭素原子数1〜6個のハロアルコキシ基,炭素
原子数3〜6個のシクロアルコキシ基又は炭素原子数3
〜9個のアルキニルオキシ基を表し(なお、R5は、炭
素原子数1〜6個のアルキル基を表す。);Yは、CH
又はNを表す。〕で示される5−アゾリルピリミジン誘
導体に関するものである。第2の発明(合成法1)は、
次式(2):
【0007】
【化9】
【0008】(式中、R2,R4及びYは、前記と同義で
ある。)で示される化合物と次式(3):
【0009】
【化10】
【0010】(式中、R1は、前記と同義である。)で
示される化合物とを反応させることを特徴とす前記の式
(1)で示される5−アゾリルピリミジン誘導体の製法
に関するものである。第3の発明(合成法2)は、次式
(4):
【0011】
【化11】
【0012】(式中、R2及びYは、前記と同義であ
る。)で示される化合物と前記の式(3)で示される化
合物とを反応させることを特徴とする前記の式(1)で
示される5−アゾリルピリミジン誘導体の製法に関する
ものである。第4の発明(合成法3)は、次式(5):
【0013】
【化12】
【0014】(式中、n’は、0又は1を表し;R
9は、SOm4,水素原子,ハロゲン原子,炭素原子数
1〜6個のハロアルキル基,炭素原子数1〜6個のハロ
アルコキシ基,炭素原子数3〜6個のシクロアルコキシ
基,炭素数3〜9個のアルケニルオキシ基,炭素数3〜
9個のアルキニルオキシ基,O−(CH2n−R6,炭
素原子数1〜6個のアルキル基又は炭素原子数1〜20
個のアルコキシ基を表し;R 2,R5及びYは、前記と同
義である。)で示される化合物と次式(6):
【0015】
【化13】
【0016】(式中、Xは、S又はOを表し;R10は、
炭素原子数1〜6個のハロアルキル基,炭素原子数3〜
6個のシクロアルキル基,炭素数3〜9個のアルケニル
基,炭素数3〜9個のアルキニル基,−(CH2n−R
6又は炭素原子数1〜20個のアルキル基を表す。)で
示される化合物とを反応させることを特徴とする前記の
式(1)で示される5−アゾリルピリミジン誘導体の製
法に関するものである。第5の発明(合成法4)は、次
式(7):
【0017】
【化14】
【0018】(式中、Wはハロゲン原子を表し;R2 ,
9及びYは、前記の記載と同義である。)で示される化
合物と前記の式(6)で示される化合物とを反応させる
ことを特徴とする前記の式(1)で示される5−アゾリ
ルピリミジン誘導体の製法に関するものである。
【0019】第6の発明は、前記の式(1)で示される
5−アゾリルピリミジン誘導体を有効成分とする農園芸
用の殺菌剤に関するものである。
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。前記の化合物で表した各種の置換基などは、次の
通りである。
【0020】〔R1〕R1としては、SOm4,水素原
子,ハロゲン原子,炭素原子数1〜6個のハロアルキル
基,炭素原子数1〜6個のハロアルコキシ基,炭素原子
数3〜6個のシクロアルコキシ基,炭素数3〜9個のア
ルケニルオキシ基,炭素数3〜9個のアルキニルオキシ
基,O−(CH2n−R6,炭素原子数1〜6個のアル
キル基,炭素原子数1〜20個のアルコキシ基を挙げる
ことができる。 (1)SOm4において、mは0〜2の整数であり;R
4としては、炭素原子数1〜6個のアルキル基,ピリジ
ル基を挙げることができる。アルキル基としては、直鎖
状又は分岐状のものを挙げることができるが;好ましく
は、炭素原子数が1〜4個のものであり;さらに好まし
くは、炭素原子数が1〜3個のものである。
【0021】(2)炭素原子数1〜6個のアルキル基と
しては、直鎖状又は分岐状のものを挙げることができる
が;好ましくは、炭素原子数が1〜3個のものであり;
さらに好ましくは、CH3である。 (3)炭素原子数1〜20個のアルコキシ基としては、
直鎖状又は分岐状のものを挙げることができるが;好ま
しくは、炭素原子数が1〜3個のものであり;さらに好
ましくは、OCH3,OC37-n,OC37-isoであ
る。 (4)ハロゲン原子としては、塩素原子,ヨウ素原子,
臭素原子,フッ素原子などを挙げることができるが;好
ましくは、塩素原子,フッ素原子である。 (5)ハロアルキル基としては、直鎖状または分岐状の
ものを挙げることができるが;好ましくは、炭素原子数
が1〜6個のものであり;さらに好ましくは、CF3
ある。 (6))ハロアルキコキシ基としては、直鎖状または分
岐状のものを挙げることができるが;好ましくは、炭素
原子数が1〜6個のものであり;さらに好ましくは、O
CH2CF3である。
【0022】(7)シクロアルコキシ基としては、好ま
しくは、炭素原子数が3〜6個のものであり;さらに好
ましくは、シクロプロポキシである。 (8)アルケニルオキシ基としては、直鎖状又は分岐状
のものを挙げることができるが;好ましくは、炭素原子
数が3〜9個のものであり;さらに好ましくは、プロペ
ニルオキシである。 (9)アルキニルオキシ基としては、直鎖状又は分岐状
のものを挙げることができるが;好ましくは、炭素原子
数が3〜9個のものであり;さらに好ましくは、プロピ
ニルオキシである。 (10)O−(CH2n−R6において、nは1〜4の
整数であり;R6としては、置換基を有してもよいフェ
ニル基,フェノキシ基,炭素原子数1〜6個のアルコキ
シ基,Si(CH33,CN,NO2,N(R7)R8
挙げることができる。フェニル基及びフェノキシ基の置
換基としては、ハロゲン原子を挙げることができる。置
換位置は、特に限定されないが;4位置換が好ましい。
置換ハロゲン原子としては、塩素原子,ヨウ素原子,臭
素原子,フッ素原子などを挙げることができるが;好ま
しくは、塩素原子,フッ素原子である。アルコキシ基と
しては、直鎖状又は分岐状のものを挙げることができる
が;好ましくは、炭素原子数が1〜4個のものであり;
さらに好ましくは、炭素原子数が1〜3個のものであ
る。N(R7)R8において、R7及びR8は、水素原子,
直鎖状又は分岐状のアルキル基を挙げることができる
が;好ましくは、炭素原子数が1〜6個のものであり;
さらに好ましくは、CH3である。
【0023】〔R2〕R2としては、フェニル基,フェノ
キシ基,ナフチル基を挙げることができる。 (1)フェニル基,フェノキシ基又はナフチル基として
は、置換もしくは非置換のものを挙げることができる。
置換基としては、ハロゲン原子,CN,NO2,炭素原
子数1〜6個のアルキル基,炭素原子数1〜6個のアル
コキシ基,炭素原子数1〜6個のハロアルキル基,炭素
原子数1〜6個のハロアルコキシ基を挙げることができ
る。ハロゲン原子としては、塩素原子,ヨウ素原子,臭
素原子,フッ素原子などのハロゲン原子、を挙げること
ができるが;好ましくは、塩素原子である。そして、そ
の置換位置は特に限定されないが、2及び/又は4位置
換が好ましい。炭素原子数1〜6個のアルキル基として
は、直鎖状又は分岐状のものを挙げることができるが;
好ましくは、炭素原子数が1〜3個のものであり;さら
に好ましくは、CH3である。そして、その置換位置は
特に限定されないが、4位置換が好ましい。炭素原子数
1〜6個のアルコキシ基としては、直鎖状又は分岐状の
ものを挙げることができるが;好ましくは、炭素原子数
が1〜3個のものであり;さらに好ましくは、OCH3
である。そして、その置換位置は特に限定されないが、
4位置換が好ましい。炭素原子数1〜6個のハロアルキ
ル基としては、直鎖状又は分岐状のものを挙げることが
できるが;好ましくは、炭素原子数が1〜3個のもので
あり;さらに好ましくは、CF3である。そして、その
置換位置は特に限定されないが、4位置換が好ましい。
炭素原子数1〜6個のハロアルコキシ基としては、直鎖
状又は分岐状のものを挙げることができるが;好ましく
は、炭素原子数が1〜3個のものであり;さらに好まし
くは、OCF3である。そして、その置換位置は特に限
定されないが、4位置換が好ましい。
【0024】〔R3〕R3としては、炭素原子数1〜20
個のアルコキシ基,SOm5,O−(CH2n−R6
水酸基,水素原子,炭素原子数3〜9個のアルケニルオ
キシ基,ハロゲン原子,炭素原子数1〜6個のハロアル
コキシ基,炭素原子数3〜6個のシクロアルコキシ基,
炭素原子数3〜9個のアルキニルオキシ基を挙げること
ができる。 (1)炭素原子数1〜20個のアルコキシ基としては、
直鎖状又は分岐状のものを挙げることができるが;好ま
しくは、炭素原子数が1〜6個のものであり;さらに好
ましくは、OCH3,OC25,OC37-n,OC49-
n,OC613-n,OC2041-nである。 (2)SOm5において、mは0〜2の整数であり;R
5としては、炭素原子数1〜6個のアルキル基を挙げる
ことができる。アルキル基としては、直鎖状又は分岐状
のものを挙げることができるが;好ましくは、炭素原子
数が1〜4個のものであり;さらに好ましくは、C
3,C2 5である。
【0025】(3)O−(CH2n−R6において、n
は1〜4の整数であり;R6としては、フェニル基,フ
ェノキシ基,アルコキシ基、Si(CH33,CN、N
2,N(R7)R8を挙げることができる。そして、n
は、好ましくは、R6がフェニル基,フェノキシ基,ア
ルコキシ基,NO2,N(R7)R8及びCNのときは、
2であり;Si(CH33のときは3である。フェニル
基及びフェノキシ基としては、置換もしくは非置換のも
のを挙げることができる。置換基としては、塩素原子,
ヨウ素原子,臭素原子,フッ素原子などのハロゲン原子
を挙げることができるが;好ましくは、塩素原子であ
る。そして、その置換位置は特に限定されないが、4位
置換が好ましい。アルコキシ基としては、直鎖状又は分
岐状のものを挙げることができるが;好ましくは、炭素
原子数が1〜4個のものであり;さらに好ましくは、炭
素原子数が1〜3個のものである。N(R7)R8におい
て、R7及びR8は、水素原子、直鎖状又は分岐状のアル
キル基を挙げることができるが;好ましくは、炭素原子
数が1〜6個のものであり;さらに好ましくは、CH3
である。
【0026】(4)炭素原子数3〜9個のアルケニルオ
キシ基としては、直鎖状又は分岐状のものを挙げること
ができるが;好ましくは、炭素原子数が3〜7個のもの
であり;さらに好ましくは、OCH2CH=CH2,OC
H(CH3)CH2CH=CH2である。 (5)ハロゲン原子としては、塩素原子,ヨウ素原子,
臭素原子,フッ素原子などを挙げることができが;好ま
しくは、塩素原子である。 (6)炭素原子数1〜6個のハロアルコキシ基として
は、塩素原子,ヨウ素原子,臭素原子,フッ素原子など
のハロゲン原子を置換基として有する直鎖状又は分岐状
のアルコキシ基を挙げることができるが;好ましくは、
炭素原子数が1〜4個のものであり;さらに好ましく
は、OCH2CF3である。 (7)炭素原子数3〜9個のアルキニルオキシ基として
は、直鎖状又は分岐状のものを挙げることができるが;
好ましくは、炭素原子数が3〜5個のものであり;さら
に好ましくは、OCH2C≡CHである。 (8)シクロアルコキシ基としては、好ましくは、炭素
原子数が3〜6個のものであり;さらに好ましくは、シ
クロプロポキシである。 〔Y〕Yとしては、CH,Nを挙げることができる。
【0027】化合物(1)としては、前記の各種の置換
基を組み合わせたものを挙げることができるが、薬効の
面から好ましいものは、次の通りである。 (1)R1がSOm4であり、R2がフェニル基であり、
3が炭素原子数1〜12個のアルコキシ基であり、Y
がCHである化合物。例えば、化合物1,30,37な
どを挙げることができる。 (2)R1が水素原子であり、R2がフェニル基であり、
3が炭素原子数1〜12個のアルコキシ基であり、Y
がCHである化合物。例えば、化合物5,11,16,
20,24,27,33,35,36,40などを挙げ
ることができる。 (3)R1が炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、
2がフェニル基であり、R3がSOm5であり、YがC
Hである化合物。例えば、化合物8などを挙げることが
できる。
【0028】(4)R1がSOm4であり、R2がフェニ
ル基であり、R3がSOm5であり、YがCHである化
合物。例えば、化合物10,25などを挙げることがで
きる。 (5)R1が水素原子であり、R2がフェニル基であり、
3が炭素原子数1〜12個のアルコキシ基であり、Y
がNである化合物。例えば、化合物15,29,54,
65などを挙げることができる。 (6)R1が水素原子であり、R2がフェニル基であり、
3がSOm5であり、YがCHである化合物。例え
ば、化合物19,44などを挙げることができる。
【0029】(7)R1が炭素原子数1〜6個のアルコ
キシ基であり、R2がフェニル基であり、R3が炭素原子
数1〜12個のアルコキシ基であり、YがCHである化
合物。例えば、化合物26,31などを挙げることがで
きる。 (8)R1が水素原子であり、R2がフェニル基であり、
3が水素原子であり、YがCHである化合物。例え
ば、化合物28などを挙げることができる。 (9)R1がSOm4であり、R2がフェニル基であり、
3が炭素原子数1〜12個のアルコキシ基であり、Y
がNである化合物。例えば、化合物43,62などを挙
げることができる。
【0030】(10)R1がSOm4であり、R2がフェ
ニル基であり、R3が水素原子であり、YがCHである
化合物。例えば、化合物45,49などを挙げることが
できる。 (11)R1が炭素原子数1〜6個のアルコキシ基であ
り、R2がフェニル基であり、R3が水素原子であり、Y
がCHである化合物。例えば、化合物47などを挙げる
ことができる。 (12)R1が水素原子であり、R2がフェニル基であ
り、R3が炭素原子数3〜9個のアルキニルオキシ基で
あり、YがCHである化合物。例えば、化合物52など
を挙げることができる。
【0031】(13)R1が炭素原子数1〜6個のアル
コキシ基であり、R2がフェニル基であり、R3がSOm
5であり、YがNである化合物。例えば、化合物5
6,66などを挙げることができる。 (14)R1が炭素原子数1〜6個のアルコキシ基であ
り、R2がフェニル基であり、R3が炭素原子数1〜12
個のアルコキシ基であり、YがNである化合物。例え
ば、化合物57などを挙げることができる。 (15)R1が水素原子であり、R2がフェニル基であ
り、R3が炭素原子数1〜6個のハロアルコキシ基であ
り、YがCHである化合物。例えば、化合物58などを
挙げることができる。 (16)R1が水素原子であり、R2がフェニル基であ
り、R3が炭素原子数3〜9個のアルケニルオキシ基で
あり、YがCHである化合物。例えば、化合物59など
を挙げることができる。
【0032】(17)R1が水素原子であり、R2がフェ
ニル基であり、R3がSOm5であり、YがNである化
合物。例えば、化合物53,63などを挙げることがで
きる。 (18)R1が水素原子であり、R2がフェニル基であ
り、R3が炭素原子数3〜9個のアルキニルオキシ基で
あり、YがNである化合物。例えば、化合物64などを
挙げることができる。 (19)R1がSOm4であり、R2がフェニル基であ
り、R3がSOm5であり、YがNである化合物。例え
ば、化合物67などを挙げることができる。
【0033】〔化合物(1)の合成法〕前記の本発明の
化合物(1)の合成法を、さらに詳細に述べる。化合物
(1)を製造する好ましい方法としては、第2,3,4
及び5の発明として記載した合成法1,2,3及び4の
他に、次の2種類の製法(合成法5及び6)を挙げるこ
とができる。合成法5 次式(8):
【0034】
【化15】
【0035】(式中、R2,R9及びYは、前記と同義で
ある。)で示される化合物とハロゲン化剤を、無溶媒あ
るいは塩基存在下で反応させることを特徴とする、前記
の式(7)で示される化合物(7)の製造法。合成法6 化合物(7)とアルカリ金属の水酸化物とを、溶媒中で
反応させることを特徴とする、前記の式(8)で示され
る化合物(8)の製造法。
【0036】前記の本発明の化合物(1)の合成法1〜
6を、さらに詳細に述べる。 (合成法1)合成法1は、化合物(2)と化合物(3)
とを溶媒中、塩基存在下で反応させて化合物(1)を得
る方法である。溶媒の種類としては、本反応に直接関与
しないものであれば特に限定されず、例えば、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、メチルナフタリン、石油エー
テル、リグロイン、ヘキサン、クロルベンゼン、ジクロ
ルベンゼン、クロロホルム、ジクロルエタン、トリクロ
ルエチレンのような塩素化された又はされていない芳香
族、脂肪族、脂環式の炭化水素類;ジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのようなエーテル
類;メタノール、エタノール、エチレングリコールなど
のようなアルコール類;N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルフォキシド、N,N−ジメチルイミダ
ゾリジノン、N−メチルピロリドンなどのような非プロ
トン性極性溶媒;及び前記溶媒の混合物などを挙げるこ
とができる。
【0037】溶媒の使用量は、化合物(2)が5〜80
重量%になるようにして使用することができるが;10
〜70重量%が好ましい。反応温度は、特に限定されな
いが、室温から使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内で
あり;10〜110℃が好ましい。塩基の種類として
は、特に限定されず、有機及び無機塩基、例えばトリエ
チルアミン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミ
ノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、DBUなど
の有機塩基;ナトリウムメトキシド、カリウム−t−ブ
トキシドなどのようなアルカリ金属アルコキシド類;ア
ルカリ金属及びアルカリ土類金属の水酸化物、水素化
物、炭酸塩、炭酸水素塩などの無機塩基を挙げることが
できる。塩基の使用量は、化合物(2)に対して1〜5
倍モルであるが;2〜3.5倍モルが好ましい。反応温
度は、特に限定されないが、室温から使用する溶媒の沸
点以下の温度範囲であり;室温〜90℃が好ましい。反
応時間は、前期の濃度、温度によって変化するが;通常
0.5〜7時間である。原料化合物の使用量は、化合物
(2)に対して化合物(3)が、1.0〜5倍モルであ
るが;1.0〜3倍モルが好ましい。本発明で用いる化
合物(2)は、Tetrahedron.Lett,1
973年、30(372)、4207頁に記載の方法に
準じて製造することができる。化合物(3)は、市販品
を使用することができる。以上のようにして製造された
目的の化合物(1)は、反応終了後、抽出、濃縮、ろ過
などの通常の後処理を行い、必要に応じて再結晶、各種
クロマトグラフィーなどの公知の手段で適宣精製するこ
とができる。
【0038】(合成法2)合成法2は、化合物(4)と
化合物(3)とを溶媒中、塩基存在下で反応させて化合
物(1)を得る方法である。溶媒の種類としては、合成
法1に記載のエーテル類、塩素化された又はされていな
い芳香族、脂肪族、脂環式の炭化水素類、アルコール
類、非プロトン性極性溶媒、及び前記溶媒の混合物を挙
げることができる。溶媒の使用量は、化合物(4)が5
〜80重量%になるようにして使用することができる
が;10〜70重量%が好ましい。反応温度は、特に限
定されないが、室温から使用する溶媒の沸点以下の温度
範囲内であり;10〜110℃が好ましい。反応時間
は、前期の濃度、温度によって変化するが;通常0.5
〜5時間である。原料化合物の使用量は、化合物(4)
に対して化合物(3)が、1.0〜5倍モルであるが;
1.0〜3倍モルが好ましい。化合物(4)は、Jou
rnal of the American Chem
ical Society,1980年,102巻,2
838頁に記載の方法で製造することができる。以上の
ようにして製造された目的の化合物(1)は、反応終了
後、抽出、濃縮、ろ過などの通常の後処理を行い、必要
に応じて再結晶、各種クロマトグラフィーなどの公知の
手段で適宣精製することができる。
【0039】(合成法3)合成法2は、化合物(5)と
化合物(6)とを溶媒中、塩基存在下で反応させて化合
物(1)を得る方法である。溶媒の種類としては、合成
法1に記載のエーテル類、塩素化された又はされていな
い芳香族、脂肪族、脂環式の炭化水素類、アルコール
類、非プロトン性極性溶媒、及び前記溶媒の混合物を挙
げることができる。溶媒の使用量は、化合物(5)が5
〜80重量%になるようにして使用することができる
が;10〜70重量%が好ましい。反応温度は、特に限
定されないが、室温から使用する溶媒の沸点以下の温度
範囲内であり;10〜110℃が好ましい。反応時間
は、前期の濃度、温度によって変化するが;通常0.5
〜5時間である。原料化合物の使用量は、化合物(5)
に対して化合物(3)が、1.0〜10倍モルである
が;1.0〜8倍モルが好ましい。化合物(5)におい
て、n’=0の化合物は、合成法(1)記載の方法によ
り製造することができる。n’=1の化合物は、Jou
rnal of Chemical Society
(C),1967年,568頁に記載の方法に準じて製
造することができる。化合物(6)は、市販品を使用す
ることができる。以上のようにして製造された目的の化
合物(1)は、反応終了後、抽出、濃縮、ろ過などの通
常の後処理を行い、必要に応じて再結晶、各種クロマト
グラフィーなどの公知の手段で適宣精製することができ
る。
【0040】(合成法4)合成法4は、化合物(7)と
化合物(6)とを溶媒中、塩基存在下で反応させて化合
物(1)を得る方法である。溶媒の種類としては、合成
法1に記載のもの及び水を挙げることができる。溶媒の
使用量は、化合物(7)が5〜80重量%になるように
して使用することができるが;10〜70重量%が好ま
しい。塩基の種類としては、特に限定されず、有機及び
無機塩基、例えばトリエチルアミン、ピリジン、4−
(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチ
ルアニリン、DBUなどの有機塩基;ナトリウムメトキ
シド、カリウム−t−ブチキシドなどのようなアルカリ
金属アルコキシド類;アルカリ金属及びアルカリ土類金
属の水酸化物、水素化物、炭酸塩、炭酸水素塩などの無
機塩基を挙げることができる。塩基の使用量は、化合物
(7)に対して1〜5倍モルであるが;1.2〜2.0
倍モルが好ましい。反応温度は、特に限定されないが、
−100℃から使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内で
あり;−80〜110℃が好ましい。反応時間は、前期
の濃度、温度によって変化するが;通常0.5〜5時間
である。原料化合物の使用量は、化合物(7)に対して
化合物(6)が、1.0〜5倍モルであるが;1.0〜
3倍モルが好ましい。化合物(7)は、(合成法5)に
より製造できる。以上のようにして製造された目的の化
合物(1)は、反応終了後、抽出、濃縮、ろ過などの通
常の後処理を行い、必要に応じて再結晶、各種クロマト
グラフィーなどの公知の手段で適宣精製することができ
る。
【0041】(合成法5)合成法5は、化合物(8)と
ハロゲン化剤を、無溶媒あるいは塩基存在下で反応させ
ることにより化合物(7)を得る方法である。ハロゲン
化剤の種類としては、オキシ塩化リン、オキシ塩化リン
と5塩化リンの混合物などの塩素化剤、オキシ臭化リ
ン、オキシ臭化リンと3臭化リンの混合物などの臭素化
剤を挙げることができる。ハロゲン化剤の使用量は、化
合物(8)に対して1〜10倍モルであるが;1〜2倍
モルが好ましい。塩基の種類としては、ジイソプロピル
エチルアミン、ジメチルアニリン、ジエチルアニリンな
ど3級アミンを挙げることができる。塩基の使用量は、
化合物(8)に対して1〜10倍モルであるが;1.2
〜10倍モルが好ましい。反応温度は、特に限定されな
いが、室温から使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内で
あるが;室温から150℃が好ましい。反応時間は、前
期の濃度、温度によって変化するが;通常0.5〜5時
間である。化合物(8)は、合成法(6)により製造で
きる。以上のようにして製造された目的の化合物(7)
は、反応終了後、抽出、濃縮、ろ過などの通常の後処理
を行い、必要に応じて再結晶、各種クロマトグラフィー
などの公知の手段で適宣精製することができる。
【0042】(合成法6)合成法(6)は化合物(7)
とアルカリ金属の水酸化物を、溶媒中、反応させること
により合成法(5)に記載の化合物(8)を得る方法で
ある。アルカリ金属の水酸化物としては、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウムなどを挙げることができる。アル
カリ金属の水酸化物の使用量は、化合物(7)に対して
1〜10倍モルであるが;1〜3倍モルが好ましい。溶
媒の種類としては、合成法1に記載の溶媒及び水、これ
ら溶媒の混合物などを挙げることができる。溶媒の使用
量は、化合物(7)が5〜80重量%になるようにして
使用することができるが;10〜70重量%が好まし
い。反応温度は、特に限定されないが、−20℃から使
用する溶媒の沸点以下の温度範囲内であるが;−10か
ら100℃が好ましい。反応時間は、前記の濃度、温度
によって変化するが;通常1.6〜5時間である。以上
のようにして製造された目的の化合物(8)は、反応終
了後、抽出、濃縮、ろ過などの通常の後処理を行い、必
要に応じて再結晶、各種クロマトグラフィーなどの公知
の手段で適宣精製することができる。
【0043】化合物(1)としては、例えば、後述の表
1〜4中に示した化合物1〜71を挙げることができ
る。本発明の化合物(1)で防除効果が認められる農園
芸用の病原菌としては、例えば、コムギ赤さび病菌,大
麦うどんこ病菌,コムギうどんこ病菌、キュウリうどん
こ病菌、キュウリ灰色かび病菌,キュウリべと病菌,イ
ネいもち病菌、トマト疫病菌などを挙げることができ
る。本発明の農園芸用の殺菌剤は、化合物(1)の1種
以上を有効成分として含有するものである。化合物
(1)は、単独で使用することもできるが、通常は常法
によって、担体、界面活性剤、分散剤、補助剤、などを
配合(例えば、粉剤、乳剤、微粒剤、粒剤、水和剤、油
性の懸濁液、エアゾールなどの組成物として調製する)
して使用することが好ましい。
【0044】担体としては、例えば、タルク,ベントナ
イト,クレー,カオリン,ケイソウ土,ホワイトカーボ
ン,バーミキュライト,消石灰,ケイ砂,硫安,尿素な
どの固体担体;炭化水素(ケロシン,鉱油など)、芳香
族炭化水素(ベンゼン,トルエン,キシレンなど)、塩
素化炭化水素(クロロホルム,四塩化炭素など)、エー
テル類(ジオキサン,テトラヒドロフランなど)、ケト
ン類(アセトン,シクロヘキサノン,イソホロンな
ど)、エステル類(酢酸エチル,エチレングリコールア
セテート,マレイン酸ジブチルなど)、アルコール類
(メタノール,n−ヘキサノール,エチレングリコール
など)、極性溶媒(ジメチルホルムアミド,ジメチルス
ルホキシドなど)、水などの液体担体;空気,窒素,炭
酸ガス,フレオンなどの気体担体(この場合には、混合
噴射することができる)などを挙げることができる。
【0045】本剤の動植物への付着,吸収の向上,薬剤
の分散,乳化,展着などの性能を向上させるために使用
できる界面活性剤や分散剤としては、例えば、アルコー
ル硫酸エステル類,アルキルスルホン酸塩,リグニンス
ルホン酸塩,ポリオキシエチレングリコールエーテルな
どを挙げることができる。そして、その製剤の性状を
改善するためには、例えば、カルボキシメチルセルロー
ス,ポリエチレングリコール,アラビアゴムなどを補助
剤として用いることができる。本剤の製造では、前記の
担体,界面活性剤,分散剤及び補助剤をそれぞれの目的
に応じて、各々単独で又は適当に組み合わせて使用する
ことができる。本発明の化合物(1)を製剤化した場合
の有効成分濃度は、乳剤では通常1〜50重量%,粉剤
では通常0.3〜25重量%,水和剤では通常1〜90
重量%,粒剤では通常0.5〜5重量%,油剤では通常
0.5〜5重量%,エアゾールでは通常0.1〜5重量
%である。これらの製剤を適当な濃度に希釈して、それ
ぞれの目的に応じて、植物茎葉,土壌,水田の水面に散
布するか、又は直接施用することによって各種の用途に
供することができる。
【0046】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
する。なお、これらの実施例は、本発明の範囲を限定す
るものではない。 実施例1〔化合物(1)の合成〕 (1)(3,4−ジクロロベンゾイル)トリアゾリルケ
テン ジメチルジチオアセタールの合成 60%水素化ナトリウム3.6g(90mmol)のD
MF(40ml)溶液に、−30℃攪拌下、3,4−ジ
クロロフェナシルトリアゾール11g(43mmol)
と二硫化炭素4.2ml(70mmol)のDMF(4
0ml)溶液を30分かけて滴下した。−20℃で1時
間攪拌後、よう化メチル5.6ml(90mmol)を
滴下し、次いで、水(100ml)を滴下した。反応溶
液を酢酸エチル30mlで2回抽出し、合わせた有機層
を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧
留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーで精製することによって、(3,4−ジクロロ
ベンゾイル)トリアゾリルケテン ジメチルジチオアセ
タール11.5g(収率75%)を得た。1 H−NMR(400MHz,CDCl3) δ(ppm)2.21,2.44(s,each 3
H),7.04−7.40(m,3H),7.92
(s,1H),8.28(s,1H)
【0047】(2)4−(3,4−ジクロロフェニル)
−6−メチルメルカプト−5−トリアゾリルピリミジン
(化合物64)の合成 (3,4−ジクロロベンゾイル)トリアゾリルケテン
ジメチルジチオアセタール3.2g(8.9mmol)
のt−ブタノール(30ml)溶液に、室温攪拌下、酢
酸ホルムアミジン2.08g(20mmol)と炭酸カ
リウム4.14g(30mmol)を加えて6時間攪拌
した。反応終了後、水100mlを加え、酢酸エチル3
0mlで2回抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗
浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧留去した。得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製す
ることによって4−(3,4−ジクロロフェニル)−6
−メチルメルカプト−5−トリアゾリルピリミジン2.
8g(収率93%)を得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3) δ(ppm) 2.62(s,3H),7.15(d,
J=8.3Hz,1H),7.22(dd,J=8.3,
1.95Hz,1H),7.39(d,J=1.95H
z,1H),8.04(s,1H),8.07(s,1
H),9.10(s,1H)
【0048】(3)4−(3,4−ジクロロフェニル)
−6−メタンスルフィニル−5−トリアゾリルピリミジ
ンの合成 4−(3,4−ジクロロフェニル)−6−メチルメルカ
プト−5−トリアゾリルピリミジン1.7g(5mmo
l)の塩化メチレン(20ml)溶液に、0℃攪拌下、
70%p−塩化安息香酸過酸化物1.36g(5.5m
mol)の塩化メチレン(20ml)溶液を滴下した。
室温で40分攪拌後、溶媒を減圧留去し、得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製すること
によって4−(3,4−ジクロロフェニル)−6−メタ
ンスルフィニル−5−トリアゾリルピリミジン1.3g
(収率74%)を得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3) δ(ppm) 3.12(s,3H),7.28(d,
J=8.7Hz,1H),7.38(dd,J=8.3,
1.95Hz,1H),7.46(d,J=1.95H
z,1H),7.89(s,1H),8.09(s,1
H),9.57(s,1H)
【0049】(4)4−(3,4−ジクロロフェニル)
−6−(2−プロピニル)−5−トリアゾリルピリミジ
ン(化合物65)の合成 4−(3,4−ジクロロフェニル)−6−メタンスルフ
ィニル−5−トリアゾリルピリミジン0.6g(1.7
mmol)のDMF(5ml)溶液に、室温攪拌下、プ
ロピニルアルコール0.17g(3.0mmol)と炭
酸カリウム0.28g(2mmol)とを加えた。1時
間攪拌後、水20mlを加え、酢酸エチル20mlで2
回抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸
ナトリウムで乾燥し、減圧留去した。得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによ
って4−(3,4−ジクロロフェニル)−6−(2−プ
ロピニル)−5−トリアゾリルピリミジン0.29g
(収率49%)を得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3) δ(ppm) 2.55(t,J=2.44Hz,3
H),5.19(d,J=2.44Hz,2H),7.
26−7.36(m,3H),7.93(s,1H),
8.31(s,1H),8.94(s,1H)
【0050】(5)4−(3,4−ジクロロフェニル)
−6−n−プロポキシ−5−トリアゾリルピリミジン
(化合物66)の合成 4−(3,4−ジクロロフェニル)−6−メタンスルフ
ィニル−5−トリアゾリルピリミジン0.7g(1.9
8mmol)のDMF(5ml)溶液に、室温攪拌下、
n−プロパノール0.9g(15mmol)と炭酸カリ
ウム0.41g(3mmol)を加えた。 2時間攪拌後、水20mlを加え、酢酸エチル20ml
で2回抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、
硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧留去した。得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製すること
によって4−(3,4−ジクロロフェニル)−6−n−
プロポキシ−5−トリアゾリルピリミジン0.27g
(収率39%)を得た。 1H−NMR(300MHz,CDCl3) δ(ppm) 0.96(t,J=7.3Hz,3
H),1.79(m,2H),4.48(t,J=6.
6Hz,2H),7.26−7.35(m,3H),
7.92(s,1H),8.27(s,1H),8.8
8(s,1H)
【0051】(6)4−(3,4−ジクロロフェニル)
−2−メチルメルカプト−6−メトキシ−5−トリアゾ
リルピリミジン(化合物43)の合成 (3,4−ジクロロベンゾイル)トリアゾリルケテン
ジメチルジチオアセタール1.3g(4.0mmol)
のメタノール(15ml)溶液に、室温攪拌下、チオ尿
素0.61g(8.0mmol)と28%ナトリウムメ
トキシド1.5g(8.0mmol)とを加えて2時間
加熱還流した。室温冷却後、0.2規定水酸化ナトリウ
ム水20mlと酢酸エチル10mlを加え、水相を分取
した。よう化メチル0.8ml(13mmol)を加
え、10分間室温で攪拌した後、酢酸エチル30mlで
2回抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫
酸ナトリウムで乾燥し、減圧留去した。得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することに
よって4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−メチル
メルカプト−6−メトキシ−5−トリアゾリルピリミジ
ン0.1g(収率7%)を得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3) δ(ppm) 2.61(s,3H),4.07(s,
3H),7.17(d,J=7.6Hz,1H),7.
23(d,2H),7.34(t,1H),7.92
(s,1H),8.13(s,1H)
【0052】(7)4−(3,4−ジクロロフェニル)
−2,6−ビス(メチルメルカプト)−5−イミダゾリ
ルピリミジン(化合物25)の合成 60%水素化ナトリウム0.6g(15mmol)をエ
タノール(10ml)に溶解し、(3,4−ジクロロベ
ンゾイル)イミダゾリルケテン ジメチルジチオアセタ
ール1.5g(4.2mmol)とメチルイソチオ尿素
硫酸塩2.22g(8.0mmol)を加え、室温で3
0分攪拌した後、3時間加熱還流した。室温冷却後、水
100mlを加え、酢酸エチル50mlで2回抽出し、
合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウム
で乾燥し、減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーで精製することによって(3,
4−ジクロロフェニル)−2,6−ビス(メチルメルカ
プト)−5−トリアゾリルピリミジン0.64g(収率
40%)を得た。 m.p.128.0−129.5℃1 H−NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm) 2.58(s,3H),2.63(s,
3H),6.82(s,1H),7.05(d,J=
1.47Hz,1H),7.08(s,1H),7.1
8(d,J=2.20Hz,1H),7.21(d,J=
2.20Hz,1H),7.36(t、2H)
【0053】(8)4−(3,4−ジクロロフェニル)
−2,6−ジエトキシ−5−イミダゾリルピリミジン
(化合物26)の合成 60%水素化ナトリウム0.5g(13mmol)をエ
タノール(10ml)に溶解し、(3,4−ジクロロフ
ェニル)−2,6−ビス(メチルメルカプト)−5−ト
リアゾリルピリミジン0.4g(1.0mmol)を加
え、2時間加熱還流した。室温冷却後、水50mlを加
え、酢酸エチル20mlで2回抽出し、合わせた有機層
を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧
留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーで精製することによって(3,4−ジクロロフ
ェニル)−2,6−ビス(メチルメルカプト)−5−ト
リアゾリルピリミジン0.2g(収率50%)を得た。 m.p.128.0−129.5℃1 H−NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm) 1.37(t,J=7.3Hz,3
H),1.45(t,J=7.3Hz,3H),4.4
6(q,J=7.3Hz,2H),4.52(q,J=
7.3Hz,2H),6.75(d,1H),6.99
(s,1H),7.10−7.38(m,4H)
【0054】(9)4−(3,4−ジクロロフェニル)
−2−メチルメルカプト−5−イミダゾリルピリミジン
(化合物45)の合成 3,4−ジクロロフェナシルイミダゾール30.0g
(118mmol)のDMFジメチルアセタール17g
(140mmol)溶液を60℃で1時間撹拌した。冷
却後、水100mlを加え、酢酸エチル30mlで2回
抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸
ナトリウムで乾燥し、減圧留去した。得られた1−
(2,4−ジクロロフェニル)−2−イミダゾリル−3
−(N,N−ジメチルアミノ)−2−プロペン−1−オ
ン37gを精製することなしに、次反応に用いた。1−
(2,4−ジクロロフェニル)−2−イミダゾリル−3
−(N,N−ジメチルアミノ)−2−プロペン−1−オ
ン3.0g(ca.10mmol)のメタノール(15
ml)溶液に室温攪拌下、チオ尿素1.52g(20m
mol)と炭酸カリウム2.76g(20mmol)を
加えて、室温で2時間撹拌した後、よう化メチル0.6
ml(10mmol)を加え、10分間室温で攪拌し
た。水100mlを加え、酢酸エチル50mlで2回抽
出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナト
リウムで乾燥し、減圧留去した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにて精製することにより
(3,4−ジクロロフェニル)−2,6−ビス(メチル
メルカプト)−5−イミダゾリルピリミジン2.2g
(収率68%)を得た。 m.p.136.0−137.0℃1 H−NMR(300MHz,CDCl3) δ(ppm) 2.62(s,3H),6.80(t,
J=1.22Hz,1H),7.08(t,J=0.9
8Hz,1H),7.17(d,J=7.3Hz,1
H),7.33(dd,J=8.1,1.8Hz,1
H),7.38(s,1H),7.40(d,J=1.
95Hz,1H),8.60(s,1H)
【0055】(10)4−(3,4−ジクロロフェニル)
−6−クロロ−5−イミダゾリルピリミジン(化合物5
1)の合成 4−(3,4−ジクロロフェニル)−6−メタンスルフ
ィニル−5−トリアゾリルピリミジン1.2g(3.6
mmol)を2規定水酸化ナトリウム水溶液(5ml)
に加え、10分攪拌後、2規定塩酸で中和した。反応液
を酢酸エチル30mlで2回抽出し、合わせた有機層を
飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧留
去した。得られた4−(3,4−ジクロロフェニル)−
6−ヒドロキシ−5−イミダゾリルピリミジン1.0g
を精製することなしに、次反応に用いた。4−(3,4
−ジクロロフェニル)−6−ヒドロキシ−5−イミダゾ
リルピリミジン1.0g(ca.3.3mmol)とジ
イソプロピルエチルアミン3.87g(30mmol)
のトルエン(10ml)溶液にオキシ塩化リン0.92
g(6.0mmol)を滴下し、3時間加熱還流した。
水20mlを初め慎重に加え、室温冷却後、酢酸エチル
10mlで2回抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で
洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧留去した。得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製
することによって4−(3,4−ジクロロフェニル)−
6−クロロ−5−イミダゾリルピリミジン0.2g(収
率17%)を得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3) δ(ppm) 6.91(s,J=1.22Hz,1
H),7.13−7.31(m,4H),7.43
(d,1H),7.64(s,1H),9.15(s,
1H)
【0056】(11)表1〜4中のその他の化合物(1)
の合成 前記(1)〜(11)の方法に準じて、表1〜4中のその他の
化合物(1)を合成した。以上のように合成した化合物
(1)及びそれらの物性を表1〜4に示す。
【0057】
【表1】
【0058】
【表2】
【0059】
【表3】
【0060】
【表4】
【0061】実施例2〔製剤の調製〕 (1)粒剤の調製 化合物(1)を5重量部、ベントナイト35重量部、タ
ルク57重量部、ネオレックスパウダー(商品名;花王
株式会社製)1重量部、及びリグニンスルホン酸ソーダ
2重量部を均一に混合し、次いで少量の水を添加して混
練した後、造粒、乾燥して粒剤を得た。
【0062】(2)水和剤の調製 化合物(1)を10重量部、カオリン70重量部、ホワ
イトカーボン18重量部、ネオレックスパウダー(商品
名;花王株式会社製)1.5重量部、及びデモール(商
品名;花王株式会社製)0.5重量部を均一に混合し、
次いで粉砕して水和剤を得た。
【0063】(3)乳剤の調製 化合物(1)を20重量部及びキシレン70重量部に、
トキサノン(商品名;三洋化成工業製)10重量部を加
えて均一に混合し、溶解して乳剤を得た。
【0064】(4)粉剤の調製 化合物(1)を粉5重量部、タルク50重量部及びカオ
リン45重量部を均一に混合して粉剤を得た。
【0065】実施例3〔効力試験〕 (1)イネいもち病に対する防除効力試験(予防効果) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢当たり10本の
稲(品種:日本晴)を育成し、1.5葉期の幼植物体に
実施例2に準じて調整した表1〜4に記載の化合物
(1)の水和剤を、界面活性剤(0.01%)を含む水
で500ppmに希釈して、1鉢当たり20mlを散布
した。薬剤散布後、接種まではガラス温室で栽培した。
薬剤散布の翌日、イネいもち病菌分性胞子懸濁液(3×
105胞子/ml)を調製し、これを植物体に均一に噴
霧接種した。接種後4日間、25℃、湿室(最初の3日
間は暗黒下、後1日は照明下)にて栽培し、葉に現れた
イネいもち病病斑の程度を調査した。その結果、化合物
1,19,20,44,53,58が、10%の病斑面
積を示した。
【0066】(2)コムギ赤さび病に対する防除効力試
験(予防試験) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本ず
つコムギ(品種;コブシコムギ)を育成し、1.5葉期
の幼植物体に、実施例2に準じて調製した表1〜4に記
載の化合物(1)の水和剤を、界面活性剤(0.01
%)を含む水で500ppmに希釈して、1鉢あたり2
0mlで散布した。散布後、2日間ガラス温室で栽培
し、次いで、コムギ赤さび病菌の胞子懸濁液(7×10
4胞子/ml)を植物体に均一に噴霧接種した。接種
後、1週間ガラス温室内で育成し、第1葉に現れたコム
ギ赤さび病病斑の程度を調査した。この結果、化合物1
9,33,35,36,44,47,52が、病斑面積
10%以下を示した。
【0067】(3)オオムギうどんこ病に対する防除効
力試験(予防試験) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本ず
つオオムギ(品種;クロムギ)を育成し、1.5葉期の
幼植物体に、実施例2に準じて調製した表1〜4に記載
の化合物(1)の水和剤を、界面活性剤(0.01%)
を含む水で500ppmに希釈して、1鉢あたり20m
lで散布した。散布後、2日間ガラス温室で栽培し、次
いで、オオムギうどんこ病菌分生胞子を罹病葉よりあつ
め、これを薬剤散布した植物体の上からまんべんなく振
りかけて接種した。接種後、10日間ガラス温室内で育
成し、第1葉に現れたオオムギうどんこ病病斑の程度を
調査した。この結果、化合物5,11,15,16,1
9,20,26〜31,33,35,37,40,4
3,44,52〜59,62〜67が、病斑面積10%
以下を示した。
【0068】(4)キュウリべと病に対する防除効力試
験(予防試験) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり1本のキ
ュウリ(品種:相模半白)を育成し、1.5葉期の幼植
物体に、実施例2に準じて調製した表1〜4に記載の化
合物(1)の水和剤を、界面活性剤(0.01%)を含
む水で500ppmに希釈して、1鉢あたり20mlで
散布した。散布後2日間ガラス温室で培養し、次いで、
キュウリべと病菌遊走子嚢を罹病葉より調製し、これを
薬剤散布した植物体の上からまんべんなく振りかけて接
種した。接種後、2日間20℃暗黒下に保った後、5日
間ガラス温室内で育成し、第1葉に現れたキュウリべと
病病斑の程度を調査した。この結果、化合物8,16,
49が、病斑面積10%以下を示した。
【0069】(5)キュウリ灰色かび病に対する防除効
力試験(予防試験) プラスチックケース(35cm×25cm)に、蒸留水
により湿らせたペーパータオルを敷き詰め、この上に切
り取ったキュウリ(品種:相模半白)子葉を並べた。キ
ュウリ子葉上に5%スクロース、1%酵母 エキス溶液
にて調製したキュウリ灰色かび病菌胞子懸濁液(105
胞子/ml)50μlを滴下し、その上にペーパーディ
スク(直径7mm)を静置した。次いで、ペーパーディ
スク上に表1〜4に記載の化合物(1)の500ppm
薬液(界面活性剤0.05%を含む)を90μl滴下し
た。プラスチックケースは蓋を閉め、ビニールテープで
密閉し、20℃恒温庫内にて4日間保持し、子葉上に現
われたキュウリ灰色かび病病斑の程度を調査した。この
結果、化合物8,10,24,25,30,43,4
5,56,62が、病斑面積10%以下を示した。
【0070】
【発明の効果】本発明の新規な5−アゾリルピリミジン
誘導体は、優れた農園芸用の殺菌効果を有するものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 43/653 A01N 43/653 G C07D 401/14 C07D 401/14 (72)発明者 浅原 健彦 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内 (72)発明者 湯口 基 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内 Fターム(参考) 4C063 AA01 BB02 CC29 CC41 DD23 DD29 EE03 4H011 AA01 AA03 DD03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次式(1): 【化1】 〔式中、R1は、SOm4,水素原子,ハロゲン原子,
    炭素原子数1〜6個のハロアルキル基,炭素原子数1〜
    6個のハロアルコキシ基,炭素原子数3〜6個のシクロ
    アルコキシ基,炭素数3〜9個のアルケニルオキシ基,
    炭素数3〜9個のアルキニルオキシ基,O−(CH2n
    −R6,炭素原子数1〜6個のアルキル基又は炭素原子
    数1〜20個のアルコキシ基を表し(なお、R4は、炭
    素原子数1〜6個のアルキル基又はピリジル基を表し;
    6は、置換基を有してもよいフェニル基,フェノキシ
    基,炭素原子数1〜6個のアルコキシ基,Si(C
    33,CN,NO2又はN(R7)R8を表し;R7及び
    8は、水素原子,炭素原子数1〜6個のアルキル基を
    表わし、これらは同一であってもよく;mは、0〜2の
    整数を表し;nは、1〜4の整数を表す。);R2は、
    置換基としてハロゲン原子,炭素原子数1〜6個のアル
    キル基,炭素原子数1〜6個のアルコキシ基,炭素原子
    数1〜6個のハロアルコキシ基,炭素原子数1〜6個の
    ハロアルキル基,CNもしくはNO2を有してもよいフ
    ェニル基,フェノキシ基又はナフチル基を表し;R
    3は、炭素原子数1〜20個のアルコキシ基,SO
    m5,O−(CH2n−R6,水酸基,水素原子,炭素
    原子数3〜9個のアルケニルオキシ基,ハロゲン原子,
    炭素原子数1〜6個のハロアルコキシ基,炭素原子数3
    〜6個のシクロアルコキシ基又は炭素原子数3〜9個の
    アルキニルオキシ基を雰(なお、R5は、炭素原子数1
    〜6個のアルキル基を表す。);Yは、CH又はNを表
    す。〕で示される5−アゾリルピリミジン誘導体。
  2. 【請求項2】次式(2): 【化2】 (式中、R2,R4及びYは、請求項1の記載と同義であ
    る。)で示される化合物と 次式(3): 【化3】 (式中、R1は、請求項1の記載と同義である。)で示
    される化合物とを反応させることを特徴とする請求項1
    の式(1)で示される5−アゾリルピリミジン誘導体の
    製法。
  3. 【請求項3】次式(4): 【化4】 (式中、R2及びYは、請求項1の記載と同義であ
    る。)で示される化合物と請求項2の式(3)で示され
    る化合物とを反応させることを特徴とする請求項1の式
    (1)で示される5−アゾリルピリミジン誘導体の製
    法。
  4. 【請求項4】次式(5): 【化5】 (式中、n’は、0又は1を表し;R9は、SOm4
    水素原子,ハロゲン原子,炭素原子数1〜6個のハロア
    ルキル基,炭素原子数1〜6個のハロアルコキシ基,炭
    素原子数3〜6個のシクロアルコキシ基,炭素数3〜9
    個のアルケニルオキシ基,炭素数3〜9個のアルキニル
    オキシ基,O−(CH2n−R6,炭素原子数1〜6個
    のアルキル基又は炭素原子数1〜20個のアルコキシ基
    を表し;R 2,R5及びYは、請求項1の記載と同義であ
    る。)で示される化合物と 次式(6): 【化6】 (式中、Xは、S又はOを表し;R10は、炭素原子数1
    〜6個のハロアルキル基,炭素原子数3〜6個のシクロ
    アルキル基,炭素数3〜9個のアルケニル基,炭素数3
    〜9個のアルキニル基,−(CH2n−R6又は炭素原
    子数1〜20個のアルキル基を表す。)で示される化合
    物とを反応させることを特徴とする請求項1の式(1)
    で示される5−アゾリルピリミジン誘導体の製法。
  5. 【請求項5】次式(7): 【化7】
  6. 【請求項6】請求項1に記載の式(1)で示される5−
    アゾリルピリミジン誘導体を有効成分とする農園芸用の
    殺菌剤。
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