JPH03204864A - アラルキルアミン誘導体、その製造法及び殺菌剤 - Google Patents

アラルキルアミン誘導体、その製造法及び殺菌剤

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JPH03204864A
JPH03204864A JP17754690A JP17754690A JPH03204864A JP H03204864 A JPH03204864 A JP H03204864A JP 17754690 A JP17754690 A JP 17754690A JP 17754690 A JP17754690 A JP 17754690A JP H03204864 A JPH03204864 A JP H03204864A
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lower alkyl
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alkyl group
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Katsutoshi Fujii
勝利 藤井
Toshifusa Tanaka
田中 敏房
Yasuhisa Fukuda
泰久 福田
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、新規なアラルキルアミン誘導体又はその酸付
加塩、その製造法及びそれを有効成分とする殺菌剤に関
するものである。
〔従来の技術〕
本発明のアラルキルアミン誘導体と類似したものとして
は、例えば、特開昭59−36666号公報、特開昭6
4−68382号公報などに記載されたものが知られて
おり、また、それらの化合物には殺虫、殺ダニ及び殺菌
活性があることも知られている。
しかし、それらの開示された化合物は、殺虫及び殺ダニ
剤としての効力は強いが、殺菌剤としての効力は十分な
ものとはいえなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、新規なアラルキルアミン誘導体又はそ
の酸付加塩、その製造法及びそれを有効成分とする殺菌
剤を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、前記の問題点を解決するために鋭意研究
した結果、新規なアラルキルアミン誘導体が顕著に改善
された殺菌活性を有することを見出し、本発明を完成す
るに至った。
即ち、本発明は、 (1)次式: (式中、R1は低級アルキル基、低級ハロアルキル基、
置換基を有していてもよいフェニル基、ベンジル基、ス
チリル基、又は低級アルキル基で置換されていてもよい
アミノ基を表し、R2はハロゲン原子を表し、R3はハ
ロゲン原子、又は低級アルキル基を表し;或いは、R2
とR3とは、それらが結合している炭素原子と共にピリ
ミジン環に縮合して、硫黄原子1個を有していてもよい
飽和又は不飽和の5もしくは6員環を表し;R4は水素
原子を表し;R5は低級アルキル基を表す。)で示され
るアラルキルアミン誘導体又はその酸付加塩 (2)次式: (式中、R2、R3、R4及びR’は前記の記載と同義
である。) で示される化合物と 次式: %式%() (式中、R’は前記の記載と同義であり、Xは脱離基を
表す。) で示される化合物とを反応させることを特徴とする前記
の式(1)で示されるアラルキルアミン誘導体又はその
酸付加塩の製造法 (3)前記の式(1)で示されるアラルキルアミン誘導
体又はその酸付加塩を有効成分とする殺菌剤に関するも
のである。
以下、本発明の詳細な説明する。
前記の目的化合物である新規なアラルキルアミン誘導体
(I)、その製造原料である(II)及び(In)の化
合物において、 R1としては、低級アルキル基、低級ハロアルキル基、
置換基を有していてもよいフェニル基。
ベンジル基又はスチリル基、低級アルキル基で置換され
ていてもよいアミノ基などを挙げることができ;低級ア
ルキル基としては、炭素原子数1〜5の分岐状又は直鎖
状のアルキル基など(例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、5eC−ブチ
ル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチ
ルなど)ヲ挙げることができ;低級ハロアルキル基とし
ては、1〜5個のハロゲン原子で置換された炭素原子数
1〜3のアルキル基(例えば、モノフルオロメチル、ジ
フルオロメチル、トリフルオロメチル、モノクロルメチ
ル、トリクロルメチル、2−フルオロエチル、2,2.
2−)リフルオロエチル、1゜1.2,2.2−ペンタ
フルオロエチル、3.3゜3−トリフルオロプロピル、
3−クロルプロピルなどを挙げることができ;置換基を
有していてもよいフェニル基としては、低級アルキル、
ハロゲン又はトリフルオロメチルが置換していてもよい
フェニル基(例エバ、フェニル、4−クロルフェニル、
4−フルオロフェニル、4−メチルフェニル、4−トリ
フルオロメチルフェニルなど)などを挙げることができ
;低級アルキル基で置換されていてもよいアミノ基とし
ては、無置換のアミノ基、炭素原子数1〜5のアルキル
基が1〜2個置換したアミノ基(例えば、アミノ、モノ
メチルアミノ、ジメチルアミノ、モノエチルアミノ、ジ
エチルアミノ、モノプロピルアミノ、ジプロピルアミノ
、モノブチルアミノ、ジブチルアミノ、モノペンチルア
ミノ、ジエチルアミノなど)を挙げることができる。
R2としては、ハロゲン原子を挙げることができ;ハロ
ゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、
ヨウ素原子など)としては、このましくは塩素原子がよ
い。
R3としては、ハロゲン原子、低級アルキル基などを挙
げることができるが;好ましくは低級アルキル基(例え
ば、炭素原子数1〜5の直鎖状又は分岐状のアルキル基
)がよく;さらに好ましくはメチル基、エチル基がよい
或いは、RχとR3とは、それらが結合している炭素原
子と共にピリミジン環に縮合して、硫黄原子1個を有し
ていてもよい飽和又は不飽和の5もしくは6員環を形成
していてもよいが;好ましくはベンゼン環又はチオフェ
ン環を形成するのがよい。
R4としては、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基などを挙げることができるが;好ましくは水素原子が
よい。
R3としては、水素原子、低級アルキル基、シクロアル
キル基、ハロ低級アルキル基などを挙げることができる
が;好ましくは低級アルキル基(例えば、炭素原子数1
〜5の直鎖状又は分岐状のアルキル基)がよく;さらに
好ましくは、低級アルキル基では炭素原子数1〜2のア
ルキル基(例えば、メチル基、エチル基など)がよい。
Xとしては、特に限定されず、例えば、ハロゲン原子(
塩素、臭素又はヨウ素など)、アルキルチオ基(メチル
チオ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチルチオなど)、
ハロゲンで置換されていてもよいアルカンスルホニルオ
キシ基(メタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオ
キシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシなど)、ア
リールスルホニルオキシ基(ベンゼンスルホニルオキシ
、p−トルエンスルホニルオキシなど)、水H&などを
挙げることができる。
目的化合物(I)は、アミノ基を有しているので容易に
酸付加塩を形成することができる。
酸付加塩を形成する酸としては、例えば、無機酸(塩酸
、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸など)、カルボン酸
(ギ酸、シュウ酸、フマル酸、アジピン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、アコニット酸など)、有機スルホン酸
(メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−)ルエ
ンスルホン酸など)、サッカリンなどを挙げることがで
きる。
原料化合物(II[)において、*印の炭素原子が不斉
炭素原子であるときには、得られた目的化合物(I)に
は、個々の光学異性体、ラセミ化合物又はそれらの混合
物が含まれる。
本発明の目的化合物(1)は、例えば、次式に示すよう
に行うことによって、製造することができる。
−〉 (1) (式中、R’ 、R” 、R’ 、R’ 、R’及びx
は前記の記載と同義である。) この反応では化合物H−Xが脱離するので、これを補足
して円滑に反応させるためには、原料化合物の(n)と
(III)とを溶媒中で塩基存在下に反応させることに
よって目的化合物(1)を製造するのが好ましいが、塩
基を加えないでも反応させて得ることができる。また、
無溶媒で原料化合物の(U)と(III)とを加熱溶解
させて反応させることによって目的化合物(I)を製造
することもできる。
溶媒としては、本反応に直接関与しないものであれば特
に限定されず、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン
、メチルナフタリン、石油エーテル、リグロイン、ヘキ
サン、クロルベンゼン、ジクロルベンゼン、塩化メチレ
ン、クロロホルム、ジクロルエタン、トリクロルエチレ
ン、シクロヘキサンのような塩素化された又はされてい
ない芳香族、脂肪族、脂環式の炭化水素類;ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのような
エーテル類;アセトン、メチルエチルケトンなどのよう
なケトン類;メタノール、エタノール、エチレングリコ
ールなどのようなアルコール類又はその含水物;N、N
−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミ
ドなどのようなアミド類;トリエチルアミン、ピリジン
、N、  Nジエチルアニリンなどのような有機塩基;
1゜3−ジメチル−2−イミダゾリジノン;ジメチルス
ルホキシド;前記溶媒の混合物などを挙げることができ
る。
塩基としては、例えば、トリエチルアミン、ピリジン、
N、N−ジエチルアニリンなどのような有機塩基;ナト
リウムメトキシド、ナトリウムエトキシドなどのような
アルカリ金属アルコキシド類;ナトリウムアミド、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナ
トリウム、水素化ナトリウムなどの無機塩基などを挙げ
ることができる。そして、反応速度を上げるために、触
媒として4−(N、N−ジメチルアミノ)ピリジンを添
加することが好ましい。
反応温度は、特に限定されないが、通常は室温から使用
する溶媒の沸点以下の温度範囲内であり、沸点以下の温
度範囲内で加温することによって反応時間を短縮するこ
とができる。
反応時間は、前記の濃度、温度によって変化するが、通
常3〜8時間で行うことができる。
本発明で用いる原料化合物(II)は、例えば、次式に
示すように行うことによって、容易に製造することがで
きる。
(式中、Rt 、Rs 、R4、Rs及びXは前記の記
載と同義である。) 原料化合物(■)の製造に用いる溶媒、塩基などは、目
的化合物(1)の製造法において記載したものを適宜使
用することができる。
この原料化合物(II)の製造で用いる原料化合物(V
)は、例えば、次式に示すように行うことによって、容
易に製造することができる。
(IV)             (V)−÷ (I
[) (式中、R5は前記の記載と同義である。)以上のよう
にして製造された目的化合物(1)は、再結晶、各種ク
ロマトグラフィーなどの公知の手段で適宜精製すること
ができる。
そして、その酸付加塩は、例えば、反応終了後の反応液
中に酸を導入し、次に、溶媒を除去することによって、
容易に得ることができる。
本発明の化合物(I)は、農園芸における病原菌(例え
ば、コムギ赤さび病、オオムギうどんこ病、キュウリ灰
色べと病、イネいもち病に対し極めて有効であり、その
他、トマト疫病などに有用。
)などに顕著な殺菌効果を有する。また、本発明の化合
物(I)は、農園芸害虫(例えば、ウンカ類、ヨコバイ
類、アブラムシ類、ヨトウムシ類、コナガ、ミカンハダ
ニ、ナミハダニなど)に有用である。
本発明の殺菌剤は、化合物(1)の1種以上を有効成分
として含有するものである。
化合物(I)は、単独で使用することもできるが、通常
は常法によって、担体、界面活性剤、分散剤、補助剤な
どを配合(例えば、粉剤、乳剤、微粒剤、粒剤、水和剤
、油性の懸濁液、エアゾールなどの組成物として調製す
る)して使用することが好ましい。
担体としては、例えば、タルク、ベントナイト、クレー
、カオリン、ケイソウ土、ホワイトカーボン、バーミキ
ュライト、消石灰、ケイ砂、硫安、尿素などの固体担体
;炭化水素(ケロシン、鉱油など)、芳香族炭化水素(
ベンゼン、トルエン、キシレンなど)、塩素化炭化水素
(クロロホルム、四塩化炭素など)、エーテル類(ジオ
キサン、テトラヒドロフランなど)、ケトン類(アセト
ン、シクロヘキサノン、イソホロンなど)、エステル類
(酢酸エチル、エチレングリコールアセテート、マレイ
ン酸ジブチルなど)、アルコール類(メタノール、n−
ヘキサノール、エチレングリコールなど)、極性溶媒(
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなど)、
水などの液体担体;空気、窒素、炭酸ガス、フレオンな
どの気体担体(この場合には、混合噴射することができ
る)などを挙げることがでる。
本則の動植物への付着、吸収の向上、薬剤の分散、乳化
、展着などの性能を向上させるために使用できる界面活
性剤や分散剤としては、例えば、アルコール硫酸エステ
ル類、アルキルスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、
ポリオキシエチレングリコールエーテルなどを挙げるこ
とができる。
そして、その製剤の性状を改善するためには、例えば、
カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール
、アラビアゴムなどを補助剤として用いることができる
本則の製造では、前記の担体、界面活性剤、分散剤及び
補助剤をそれぞれの目的に応して、各々単独で又は適当
に組み合わせて使用することができる。
本発明の化合物(1)を製剤化した場合の有効成分濃度
は、乳剤では通常1〜50重量%、粉剤では通常0.3
〜25重量%、水和剤では通常1〜90重量%、粒剤で
は通常0.5〜5重量%、油剤では通常0.5〜5重量
%、エアゾールでは通常0゜1〜5重量%である。
これらの製剤を適当な濃度に希釈して、それぞれの目的
に応じて、植物茎葉、土壌、水田の水面に散布するか、
又は直接施用することによって各種の用途に供すること
ができる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によって示す。なお、これらの実
施例は、本発明の範囲を限定するものではない。
実施例1 ■(dl−5−クロロ−6−メチル−4−(α−エチル
−4−トリフルオロメタンスルホニルオキシベンジルア
ミノ)ピリミジン(化合物l)の合成〕 dl−5−クロロ−6−メチル−4−(α−エチル−4
−ヒドロキシベンジルアミノ)ピリミジン0.4gをピ
リジンlodに溶解し、水冷攪拌下、無水トリフルオロ
メタンスルホン酸0.5gを徐々に加えた。次いで、室
温にて2時間攪拌後、水を加えて分離した油状物をトル
エンで抽出した。
抽出液を希塩酸及び水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した。減圧下で溶媒を留去し、得られた油状物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−2
00、トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)によって
精製し、無色結晶である目的化合物(第1表中に化合物
1として示した。)を0.2g得た。
■〔准−5−クロロ−6−ニチルー4−(α−エチル−
4−メタンスルホニルオキシヘンシルアミノ)ピリミジ
ン(化合物2)の合成〕d−5−クロロ−6−ニチルー
4−(α−エチル−4−ヒドロキシベンジルアミノ)ピ
リミジン0.8gをピリジン10rIlに溶解し、水冷
攪拌下、原料化合物(1111)であるメタンスルホニ
ルクロライド0.4gを徐々に加えた。次いで、室温で
3時間攪拌後、水を加えて分離した油状物をトルエンで
抽出した。
抽出液を希塩酸及び水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した。減圧下で溶媒を留去し、得られた油状物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−2
00、トルエン:酢酸エチル=7=1溶出)によって精
製し、無色液体である目的化合物(第1表中に化合物2
として示した。
)を0.4g得た。
■〔第1表中の化合物3〜22の合成〕前記の合成方法
に準じて、第1表に示したような目的化合物(I)(第
1表中に化合物3〜22として示した。)を得ることが
できた。
(以下、余白) 実施例2 ■〔粒剤の調製〕 化合物1を5重量部、ベントナイト35重量部、タルク
57重量部、ネオペレックスパウダー(商品名;花王ア
トラス製)1重量部及びリグニンスルホン酸ソーダ2重
量部を均一に混合し、次いで少量の水を添加して混練し
た後、造粒、乾燥して粒剤を得た。
■〔水和剤の調製〕 化合物1を50重量部、カオリン48重量部及びネオペ
レックスパウダー(商品名;花王アトラス製)2重量部
とを均一に混合し、次いで粉砕して水和剤を得た。
■〔乳剤の調製〕 化合物1を20重量部及びキシレン70重量部にトキサ
ノン(商品名;三洋化成工業製)10重量部を加えて均
一に混合し、溶解して乳剤を得た。
■〔粉剤の調製〕 化合物1を5重量部、タルク50重量部及びカオリン4
5重量部を均一に混合して粉剤を得た。
実施例3 ■〔コムギ赤さび病に対する防除効力試験(予防効果)
〕 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本づ
つコムギ(品種;コブシコムギ)を育成し、1.5葉期
の幼植物体に、実施例2に準じて調製した第1表で示し
た目的化合物(I)の水和剤を、界面活性剤(0,01
%)を含む水で50ppmに希釈して、■鉢あたり20
m2で散布した。
散布後、2日間ガラス温室で栽培し、次いで、コムギ赤
さび病菌(Puccinia recondita)の
胞子懸濁液(7X10’胞子/ m l )を植物体に
均一に噴霧接種した。
接種後、1週間ガラス温室内で育成し、第−葉に現れた
コムギ赤さび病病斑の程度を調査した。
薬剤効果の評価は、無処理区の病斑の程度と比較して、
6段階(O:全体が罹病、1:病斑面積が60%程度、
2:病斑面積が40%程度、3:病斑面積が20%程度
、4:病斑面積が10%以下、5:病斑無し)で示した
なお、対照化合物としては、次に示したような化合物A
(特開昭59−36666号公報に記載の化合物)又は
化合物B(特開昭64−6s3s2号公報記載の化合物
)を使用した。
(化合物A); (化合物B); (以下、余白) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本づ
つオオムギ(品種;黒ムギ)を育成し、1.5葉期の幼
植物体に、第1表で示した目的化合物(1)から実施例
2に準じて調製した水和剤を、界面活性剤(0,01%
)を含む水で1100ppに希釈して、1鉢あたり20
m1で散布した。
散布後、2日間ガラス温室で栽培し、次いで、罹病葉か
ら集めたオオムギうどんこ病菌(Erysiphegr
aminis)の分生胞子を植物体に均一に振り掛けて
接種した。
接種後、1週間ガラス温室内で育成し、第−葉に現れた
オオムギうどんこ病病斑の程度を調査した。
その薬剤効果の判定の結果を、■と同様の評価方法で第
3表に示す。なお、対照化合物としては、■に記載した
化合物A又は化合物Bを用いた。
無処理 ■〔キュウリベと病に対する防除効力試験(予防効果)
〕 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり1本づつ
キュウリ(品種;相撲半白)を育成し、1.5葉期の幼
植物体に、実施例2に準じて調製した第1表で示した目
的化合物(1)の水和剤を、界面活性剤(0,01%)
を含む水で500ppmに希釈して、■鉢あたり20−
で散布した。
散布後、2日間ガラス温室で栽培し、次いで、キュウリ
ベと病菌(Pseudoperonospora cu
bensis)遊走子嚢を罹病葉から調製し、これを植
物葉の裏面にまんべんなく噴霧接種した。
接種後、2日間20°Cで暗黒下に保った後、5日間ガ
ラス温室内で育成し、第−葉に現れたキュウリベと病病
斑の程度を調査した。
その薬剤効果の判定の結果を、■と同様の評価方法で第
4表に示す。
なお、対照化合物としては、■に記載した化合物A又は
化合物Bを用いた。
第 4 表 無処理      O ■〔イネいもち病に対する防除効力試験(予防効果)〕 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本の
イネ(品種;日本晴)を育成し、1.5葉期の幼植物体
に、実施例40に準じて調製した第1表で示した目的化
合物(1)の各水和剤を、界面活性剤(0,01%)を
含む水で500ppmに希釈して、1鉢あたり20m!
づづ散布した。
散布後、2日間ガラス温室で栽培し、次いで、イネいも
ち病菌(Pyricularia oryzae)の分
生胞子懸濁液(7X10’胞子/ m 1 )を植物葉
に均一に噴霧接種した。
接種後、5日間28°C湿室内で育成し、葉に現れたイ
ネいもち病病斑の程度を調査した。
その薬剤効果の判定の結果を、■と同様の評価方法で第
5表に示す。
なお、対照化合物としては、■に記載した化合物A又は
化合物Bを用いた。
第5表 無処理       0 〔発明の効果〕 本発明のスルホニルオキシ基を有する化合物は、メトキ
シ基を有する類似化合物に比べて顕著に改善された殺菌
効果を有する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1は低級アルキル基、低級ハロアルキル基
    、置換基を有していてもよいフェニル基、ベンジル基、
    スチリル基、又は低級アルキル基で置換されていてもよ
    いアミノ基を表し;R^2はハロゲン原子を表し;R^
    3はハロゲン原子、又は低級アルキル基を表し;或いは
    、R^2とR^3とは、それらが結合している炭素原子
    と共にピリミジン環に縮合して、硫黄原子1個を有して
    いてもよい飽和又は不飽和の5もしくは6員環を表し;
    R^4は水素原子を表し;R^5は低級アルキル基を表
    す。)で示されるアラルキルアミン誘導体又はその酸付
    加塩。
  2. (2)次式: ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^2、R^3、R^4及びR^5は請求項1
    記載と同義である。) で示される化合物と 次式: ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R^1は請求項1記載と同義であり、Xは脱離
    基を表す。) で示される化合物とを反応させることを特徴とする請求
    項1記載の式( I )で示されるアラルキルアミン誘導
    体又はその酸付加塩の製造法。
  3. (3)請求項1記載の式( I )で示されるアラルキル
    アミン誘導体又はその酸付加塩を有効成分とする殺菌剤
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