JPH03245878A - 木質材料の塗装方法 - Google Patents
木質材料の塗装方法Info
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Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、木質材料の塗装方法に関するものである。
さらに詳しくは、この発明は、外観品位、つき板の基材
への接着力を向上させ、塗装工程を簡略化し、経時変化
による塗膜の目やせを防止することのできる木質材料の
塗装方法に関するものである。
への接着力を向上させ、塗装工程を簡略化し、経時変化
による塗膜の目やせを防止することのできる木質材料の
塗装方法に関するものである。
(従来の技術)
従来より、建築用内装材等として外観の高品位な鏡面塗
装等を施した木質材料が用いられてきており、そのため
の様々な工夫が数多くなされてきている。
装等を施した木質材料が用いられてきており、そのため
の様々な工夫が数多くなされてきている。
通常、このような木質材料の高品位塗装、たとえば木目
鏡面塗装においては、第2図に例示しなように、未処理
のつき板(人工もしくは天然の)(ア)を基材(イ)真
空プレス等により貼付けた後に、着色塗装(つ)および
ポリクリアー塗装(1)を施し、研磨およびパフ仕上げ
して鏡面(オ)を形成している。
鏡面塗装においては、第2図に例示しなように、未処理
のつき板(人工もしくは天然の)(ア)を基材(イ)真
空プレス等により貼付けた後に、着色塗装(つ)および
ポリクリアー塗装(1)を施し、研磨およびパフ仕上げ
して鏡面(オ)を形成している。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、このような従来の鏡面塗装の方法におい
ては、未処理のつき板(ア)を基材(イ)に貼付けた後
に塗装することから、目ぼれ、ピンホール等の組織欠陥
部の多いつき板、特に人工木質系つき板の場合には、塗
料のつき板への吸込みが著しく、目やせが避けられず、
何度も塗装しなければならない、このため、塗装回数の
増加が不可避となる。また、塗装完了後の経時変化によ
る塗膜の目やせが顕著であるという欠点がある。しかも
、従来の場合には、つき板(ア)と基材(イ)との接着
力が不充分であった。
ては、未処理のつき板(ア)を基材(イ)に貼付けた後
に塗装することから、目ぼれ、ピンホール等の組織欠陥
部の多いつき板、特に人工木質系つき板の場合には、塗
料のつき板への吸込みが著しく、目やせが避けられず、
何度も塗装しなければならない、このため、塗装回数の
増加が不可避となる。また、塗装完了後の経時変化によ
る塗膜の目やせが顕著であるという欠点がある。しかも
、従来の場合には、つき板(ア)と基材(イ)との接着
力が不充分であった。
このため、生産性向上に限度があるとともに、製品品質
の維持が難しかった。
の維持が難しかった。
この発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたもので
あり、従来の木質材料の高品位塗装の方法の欠点を改善
し、外観品位およびつき板の接着力を向上させ、塗装工
程を簡略化することができ、塗装後の経時変化による塗
膜の目やせをも防止することのできる新しい塗装方法を
提供することを目自勺としている。
あり、従来の木質材料の高品位塗装の方法の欠点を改善
し、外観品位およびつき板の接着力を向上させ、塗装工
程を簡略化することができ、塗装後の経時変化による塗
膜の目やせをも防止することのできる新しい塗装方法を
提供することを目自勺としている。
(課題を解決するための手段)
この発明は、上記の課題を解決するものとして、つき板
にシート裏打ちしたつき板シートを予備塗装し、基材に
貼付けた後に塗装仕上げを施すことを特徴とする木質材
料の塗装方法を提供する。
にシート裏打ちしたつき板シートを予備塗装し、基材に
貼付けた後に塗装仕上げを施すことを特徴とする木質材
料の塗装方法を提供する。
また、この発明は、上記の方法において、予備塗装した
つき板シートを複数のプレス機を用いて基材に貼付ける
ことや、つき板シートの形成およびこのシートの基材へ
の貼付けに耐溶剤性に優れた接着剤を使用することを好
ましい態様としてもいる。
つき板シートを複数のプレス機を用いて基材に貼付ける
ことや、つき板シートの形成およびこのシートの基材へ
の貼付けに耐溶剤性に優れた接着剤を使用することを好
ましい態様としてもいる。
以下、図面に沿ってこの発明の塗装方法についてさらに
詳しく説明する。
詳しく説明する。
第1図は、この発明の塗装方法の一工程例を示したもの
である。たとえばこの第1図に示すことができるように
、 (a) まず、人工木質材もしくは天然木質材からな
るつき板(1)に、裏打ちシート(2)を配役一体止す
る。この裏打ちシート(2)としては、和紙、不織布等
を用いることができ、特に、30〜40g/I′r1′
程度の和紙を好適に用いることができる。
である。たとえばこの第1図に示すことができるように
、 (a) まず、人工木質材もしくは天然木質材からな
るつき板(1)に、裏打ちシート(2)を配役一体止す
る。この裏打ちシート(2)としては、和紙、不織布等
を用いることができ、特に、30〜40g/I′r1′
程度の和紙を好適に用いることができる。
この時、平板プレス加工等によって一体化することがで
きる。この際のプレス条件としては、温度90〜100
℃、圧カフ〜10hlz/ci、処理時間2〜3分程度
とすることができる。
きる。この際のプレス条件としては、温度90〜100
℃、圧カフ〜10hlz/ci、処理時間2〜3分程度
とすることができる。
また、この際に接着剤を用いるが、酢酸ビニル樹脂系、
ウレタン系等の接着剤が例示される。その塗布量は、5
〜20 t / rd程度とすることができる。より接
着力を向上させるためには、耐溶剤性の良好なウレタン
エマルジョン、水性ビニルウレタン等の接着剤が有効で
ある。この際の塗布量としては、−船釣に6〜10t/
lri程度とする。
ウレタン系等の接着剤が例示される。その塗布量は、5
〜20 t / rd程度とすることができる。より接
着力を向上させるためには、耐溶剤性の良好なウレタン
エマルジョン、水性ビニルウレタン等の接着剤が有効で
ある。この際の塗布量としては、−船釣に6〜10t/
lri程度とする。
(b) 次いで、得られたつき板シート(3)に、ロ
ールコータ塗装装置(4)等によってプレ塗装を行う、
このプレ塗装は、仕上げ塗装、鏡面塗装の前塗装として
位置づけられるものである。
ールコータ塗装装置(4)等によってプレ塗装を行う、
このプレ塗装は、仕上げ塗装、鏡面塗装の前塗装として
位置づけられるものである。
このプレ塗装を施すことにより、塗料のつき板への吸込
み、目やせを防止し、塗膜の経時変化をも抑止すること
ができる。また、鏡面塗装等の仕上げ塗装の工程を簡略
化することができる。半製品としてのプレ塗装したつき
板シート(5)をそのままの状態で保管することが可能
となる。このことにより充分な養生を行うことができる
。
み、目やせを防止し、塗膜の経時変化をも抑止すること
ができる。また、鏡面塗装等の仕上げ塗装の工程を簡略
化することができる。半製品としてのプレ塗装したつき
板シート(5)をそのままの状態で保管することが可能
となる。このことにより充分な養生を行うことができる
。
プレ塗装には、台板(6)を用い、塗料(7)としては
、たとえばポリエステルサイデイングシーラー、ウレタ
ンサイデイングシーラー、Uv硬化塗料等を好適なもの
として例示することができる。
、たとえばポリエステルサイデイングシーラー、ウレタ
ンサイデイングシーラー、Uv硬化塗料等を好適なもの
として例示することができる。
(C) プレ塗装つき板シート(5)は、続いて真空
プレスによって基材(8)に配設して一体化する。
プレスによって基材(8)に配設して一体化する。
この時のプレス条件は、−船釣には、温度90〜100
℃程度とし、またその際には、酢酸ビニル樹脂系、ウレ
タン樹脂系等の接着剤を、塗布量5〜20 t / r
rF程度として使用することができる。
℃程度とし、またその際には、酢酸ビニル樹脂系、ウレ
タン樹脂系等の接着剤を、塗布量5〜20 t / r
rF程度として使用することができる。
この場合にも、ウレタンエマルジョン、水性ビニルウレ
タン等の耐溶剤性に優れた接着剤を用いることにより接
着力は大きく向上する。
タン等の耐溶剤性に優れた接着剤を用いることにより接
着力は大きく向上する。
塗布量は一般的に6〜10g/rr1′程度とすること
ができる。
ができる。
以上の工程により得られる積層板は、続いて塗装仕上げ
を施すことができるが、つき板(1)と基材(8)との
接着力を向上させるには、さらに平板プレス処理するこ
とが有効である。
を施すことができるが、つき板(1)と基材(8)との
接着力を向上させるには、さらに平板プレス処理するこ
とが有効である。
この時のプレス条件は、温度90〜100°C1圧カフ
〜10kg/ad、時間2〜3分程度とすることができ
る。接着力は大きく向上する。
〜10kg/ad、時間2〜3分程度とすることができ
る。接着力は大きく向上する。
塗装仕上げ処理については、次の手順に沿うことができ
る。すなわち、 (d) まず、つき板(1)表面に着色塗装を施す。
る。すなわち、 (d) まず、つき板(1)表面に着色塗装を施す。
この時の塗料としては、たとえばウレタンシーラーを用
いることができ、その塗布量は、おおむね5〜6 g
/ rr?程度とすることができる。
いることができ、その塗布量は、おおむね5〜6 g
/ rr?程度とすることができる。
(e) 続いて、ポリクリアー塗装を施す。ポリエス
テル系塗料を用い、40〜50g/rr?程度の割合の
塗装を施す。
テル系塗料を用い、40〜50g/rr?程度の割合の
塗装を施す。
(f) このようにして得られた塗装を、たとえば、
#400 、 #600 、 #800程度のレベルサ
ンダー等によって研磨し、さらに (g) たとえば、3連バフによる5往復程度のパフ
仕上げを施す。
#400 、 #600 、 #800程度のレベルサ
ンダー等によって研磨し、さらに (g) たとえば、3連バフによる5往復程度のパフ
仕上げを施す。
以上の塗装仕上げ処理により、この発明の木質鏡面板を
得ることができる。もちろん、上記の工程について様々
なm部の態様が可能であることはいうまでもない。
得ることができる。もちろん、上記の工程について様々
なm部の態様が可能であることはいうまでもない。
(作 用)
この発明の方法においては、従来の方法のように未処理
のつき板を直接基材に貼付けて塗装することなく、つき
板にシートを裏打ちしたつき板シートに予備塗装を施し
た後に基材に貼付けるため、つき板への従来のような塗
料の吸込みを抑制し、塗装仕上げ後のつき板、塗膜等の
動きを極小化することができ、特に鏡面塗装仕上げの場
合、塗膜の目やせを効果的に防止することができる。充
分な養生が可能であることから、塗装完成後の経時変化
による木質材や塗膜の目やせを防止する。また、複数の
プレス機の使用と耐溶剤性接着剤の使用によってつき板
と基材との接着力は大巾に向上する。
のつき板を直接基材に貼付けて塗装することなく、つき
板にシートを裏打ちしたつき板シートに予備塗装を施し
た後に基材に貼付けるため、つき板への従来のような塗
料の吸込みを抑制し、塗装仕上げ後のつき板、塗膜等の
動きを極小化することができ、特に鏡面塗装仕上げの場
合、塗膜の目やせを効果的に防止することができる。充
分な養生が可能であることから、塗装完成後の経時変化
による木質材や塗膜の目やせを防止する。また、複数の
プレス機の使用と耐溶剤性接着剤の使用によってつき板
と基材との接着力は大巾に向上する。
(実施例)
0.3 w1厚の大工銘木からなるつき板を水性ビニル
ウレタン接着剤を介して和紙裏打ちシートとともに平板
プレス加工して一体化した。平板プレス時の温度は95
℃、圧力3 kg / cd、加圧時間2分とした。接
着剤の塗布量は8 g / rn’とした。
ウレタン接着剤を介して和紙裏打ちシートとともに平板
プレス加工して一体化した。平板プレス時の温度は95
℃、圧力3 kg / cd、加圧時間2分とした。接
着剤の塗布量は8 g / rn’とした。
続いて、得られたつき板シートの表面に、ウレタンサイ
デイングシーラーによってプレ塗装した。
デイングシーラーによってプレ塗装した。
次いで、このプレ塗装したつき板シートを、温度98゛
C1圧力4kt/rtrで、18a厚の中比重繊維板(
MDF)に3分間真空プレスして配設一体止した。
C1圧力4kt/rtrで、18a厚の中比重繊維板(
MDF)に3分間真空プレスして配設一体止した。
この際、水性ビニルウレタンを6t/dの塗布量で塗装
した。
した。
真空プレス終了後、さらに、温度100°C1圧カフ
kg / dにおいて2分間平板プレス処理した。
kg / dにおいて2分間平板プレス処理した。
次いで、ウレタンシーラーを6 t / rr?の塗布
量で着色塗装し、さらに、40 t / rrl’の塗
布量でポリクリアー塗装した。得られた塗装表面を、#
400 、#600 、#800のレベルサンダーで研
磨し、3連バフによる5往復パフ仕上げを施した。
量で着色塗装し、さらに、40 t / rrl’の塗
布量でポリクリアー塗装した。得られた塗装表面を、#
400 、#600 、#800のレベルサンダーで研
磨し、3連バフによる5往復パフ仕上げを施した。
つき板の基材への接着力は向上し、塗膜の目やせも防止
された。
された。
(発明の効果)
この発明により、以上詳しく説明した通り、1) つき
板の目やせを防止し、しかも、プレ塗装により充分な養
生時間が得られるので、塗膜の経時的変化を抑え、目や
せを防止することができる。
板の目やせを防止し、しかも、プレ塗装により充分な養
生時間が得られるので、塗膜の経時的変化を抑え、目や
せを防止することができる。
2) さらには、プレ塗装したつき板シートを使用する
ことによる塗装工程の簡略化が図られる。
ことによる塗装工程の簡略化が図られる。
半製品としてのプレ塗装つき板シートをそのまま保管す
ることもできる。
ることもできる。
3) 複数のプレス工程、および耐溶剤性接着剤の使用
によって、つき板と基材との接着強度は大きく向上する
。
によって、つき板と基材との接着強度は大きく向上する
。
高級感のある、品質信頼性に優れた鏡面板等の木質塗装
板を実現することができる。
板を実現することができる。
第1図は、この発明の木質材料の塗装方法の工程の一部
を例示した工程斜視図である。 第2図は、従来の木質鏡面板の製造工程を例示した斜視
図である。 1・・・つ き 板 2・・・和 紙 3・・・つき板シート 4・・・ロールフータ塗装装置 5・・・プレ塗装つき板シート 6・・・台 板 7・・・塗 料 8・・・基 材
を例示した工程斜視図である。 第2図は、従来の木質鏡面板の製造工程を例示した斜視
図である。 1・・・つ き 板 2・・・和 紙 3・・・つき板シート 4・・・ロールフータ塗装装置 5・・・プレ塗装つき板シート 6・・・台 板 7・・・塗 料 8・・・基 材
Claims (3)
- (1)つき板にシート裏打ちしたつき板シートを予備塗
装し、基材に貼付けた後に塗装仕上げを施すことを特徴
とする木質材料の塗装方法。 - (2)複数のプレス機を用いて基材に予備塗装つき板シ
ートを貼付ける請求項(1)記載の塗装方法。 - (3)つき板シートの形成およびこのシートの基材への
貼付けに耐溶剤性接着剤を使用する請求項(1)または
(2)記載の塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2041702A JP2733360B2 (ja) | 1990-02-22 | 1990-02-22 | 木質材料の塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2041702A JP2733360B2 (ja) | 1990-02-22 | 1990-02-22 | 木質材料の塗装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03245878A true JPH03245878A (ja) | 1991-11-01 |
JP2733360B2 JP2733360B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=12615758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2041702A Expired - Fee Related JP2733360B2 (ja) | 1990-02-22 | 1990-02-22 | 木質材料の塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2733360B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3785626B1 (ja) * | 2005-02-23 | 2006-06-14 | 尾州木材工業株式会社 | 自然風合の集成板材の製造方法及び自然風合の集成板材 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS525567A (en) * | 1975-07-02 | 1977-01-17 | Citizen Watch Co Ltd | Electric clock |
JPS60165241A (ja) * | 1984-02-09 | 1985-08-28 | 株式会社トウガク | 不織布コ−テイング突板の製造方法 |
-
1990
- 1990-02-22 JP JP2041702A patent/JP2733360B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS525567A (en) * | 1975-07-02 | 1977-01-17 | Citizen Watch Co Ltd | Electric clock |
JPS60165241A (ja) * | 1984-02-09 | 1985-08-28 | 株式会社トウガク | 不織布コ−テイング突板の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2733360B2 (ja) | 1998-03-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |