JPH03244676A - 水なし平板印刷インキ用バインダー - Google Patents

水なし平板印刷インキ用バインダー

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JPH03244676A
JPH03244676A JP2043519A JP4351990A JPH03244676A JP H03244676 A JPH03244676 A JP H03244676A JP 2043519 A JP2043519 A JP 2043519A JP 4351990 A JP4351990 A JP 4351990A JP H03244676 A JPH03244676 A JP H03244676A
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resin
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ink
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printing ink
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Yoshikazu Sano
佐野 義和
Toshiyuki Ozu
小津 俊之
Kazuhiro Arimoto
有本 和弘
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Arakawa Chemical Industries Ltd
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Arakawa Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野) 本発明は、耐地汚れ性および印刷適性に優れた新規な水
なし平版印刷インキ用樹脂に関する。
〔従来の技術j 従来より印刷の主流となっている平版印刷方法では、親
油性の画線部および親水性の非画線部からなる版に対し
て、インキを供給すると同時に湿し水を供給し、水とイ
ンキの反発性を利用することによりインキ画像を形成さ
せている。ところが、この平版印刷法を採用する場合に
は、通常温し水のコントロールが難しく、印刷インキの
乳化によるインキ光沢の低下、地汚れの発生などの湿し
水に起因する弊害が問題視されてきた。
そのため、近時、湿し水を使用しない水なし平版印刷法
が種々提案されており、なかでも非画線部をシリコーン
層で形成した水なし平版を使用し該シリコーン層とイン
キとの反発性を利用してインキ画像を形成せしめる方法
が実用化されつつある。しかしながら、該水なし平版印
刷方法を適用するにあたり、従来の印刷インキをそのま
ま使用した場合には、いわゆる地汚れが発生するという
問題がある。この現象が生じる理由は定かではないが、
水なし平版印刷方法では従来方法のような温し水による
冷却効果がないため、印刷機の運転時間の経過につれて
ローラー相互間の摩擦などにより、版面温度が上昇しイ
ンキの凝集力が低下する結果、非画線部にまでインキが
付着するものと考えられる。
地汚れをなくすための試みとして、バインダ樹脂成分の
使用量を増加させて、インキの凝集力を上げるという方
法が考えられるが、斯かる場合には耐地汚れ性はある程
度改良されるが、ブランケットへのパイリングや紙ムケ
などのトラブルが発生するという不利がある。上記問題
を解決するために、FM脂中にモノカルボン酸などの綿
状成分を導入して樹脂粘度を低下させることができるも
のの、単なるモノカルボン酸を使用した場合にはミスチ
ングやセットが低下する傾向が大きい、また、他の試み
として、ワニスに対して例えば、ステアリン酸アルミニ
ウム、アルミニウムオフテートなどのアルミニウム化合
物を添加して、樹脂をゲル化させる方法がある。しかし
ながら、この方法を用いて耐地汚れ性を改良しようとす
る場合には、一般にインキ粘度が増大してしまい、イン
キの転移性が極めて悪くなるという問題点がある。
このように従°来の公知のいずれの方法においても、さ
らに改良の余地がある。
[発明が解決しようとする課題1 本発明の目的は、従来公知の印刷インキ用樹脂の前記欠
点を解消せんとするものである。すなわち、耐地汚れ性
に優れ、乾式平版印刷に適した新規な水なし平版印刷イ
ンキを提供しつるバインダー樹脂を提供することにある
〔課題を解決するための手段1 上記課題に鑑みて、本発明者らは目的性状の水なし平版
印刷インキ組成物を提供しつるバインダー樹脂を見出す
べく鋭意検討を行なった。その結果、下記の特定反応生
成物をバインダー樹脂として使用した場合には、本目的
に合致する優れた印刷インキ組成物を容易に収得しつる
という事実を見い出した0本発明はこの新しい知見に基
づいて初めて完成されたものである。
すなわち、本発明は (at ロジン類、(bl炭素数10〜40の脂肪族多
塩基酸類またはその無水物、(C)レゾール型フェノー
ル樹脂、および(dl 多価アルコールを加熱反応させ
て得られる反応生成物であることを特徴とする水なし平
版印刷インキ用樹脂に係る。
本発明において、ロジン類(以下、(a)成分という)
としては、ガムロジン、ウッドロジン、トール油ロジン
、これらの変性物などを例示できる。該変性方法として
は、不均化、水素添加、重合、アルデヒド変性、カルボ
ン酸変性などがあげられる。
炭素数10〜40の脂肪族多塩基酸類またはその酸無水
物(以下、(b)成分という)としては、下記の各種の
ものを例示できる。■炭素数10〜40の直鎖または分
枝鎖状のアルキルコハク酸およびその無水物、炭素数1
0〜40の直鎖または分枝鎖状のアルケニルコハク酸お
よびその無水物、■炭素数10〜40の直鎖または分枝
鎖状のα、ω−ジカルボン酸、■α、β−不飽和カルボ
ン酸付加高級脂肪酸などである。
上記■の化合物は、エチレン、プロピレンなどをオリゴ
マー化してなる内部オレフィンオリゴマーまたはα−オ
レフィンオリゴマーと、マレイン酸もしくは無水マレイ
ン酸とを反応させることにより、更には該反応物を水素
化することにより得ることができる。前記■の化合物の
具体例としては、セバシン酸、ドデカンニ酸、テトラデ
カンニ酸、ヘキサデカンニ酸、オクタデカンニ酸、アイ
コサンニ酸、ドコサンニ酸、テトラコサンニ酸、テトラ
トリアコンタンニ酸など、あるいはこれらに対応する分
枝鎖状のジカルボン酸を挙げることができる。また、上
記■の化合物は、アクリル酸、メタアクリル酸、無水マ
レイン酸なとのα。
β−不飽和カルボン酸を、桐油、アマニ油、サフラワー
油、大豆油、脱水ヒマシ油、綿実油などの半乾性油また
は乾性油からえられる高級脂肪酸に付加反応させること
により収得しつる。
レゾール型フェノール樹脂(以下fc)成分という)と
しては、フェノール類とホルムアルデヒドを通常F/P
が1.0〜3.0の範囲内で、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化カルシウムなどのアルカリ触媒の存
在下に付加・縮合してえられる各種公知の縮合物があげ
られ、必要によりこれを中和・水洗して得られるものを
使用しつる。
ここにフェノール類としては、石炭酸、クレゾール、ア
ミルフェノール、p−オクチルフェノール、p−ノニル
フェノール、p−ドデシルフェノール、ビスフェノール
Aなどを例示できる。尚、ホルムアルデヒドとはホルム
アルデヒドの供給物質を意味し、ホルムアルデヒド、パ
ラホルムアルデヒドなどを例示することができる。
多価アルコール(以下、(dl成分という)としては、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、
トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペン
タエリスリトール、ジグリセリン、ソルビトール等があ
げられる。
本発明の水なし平版インキ用樹脂は、前記(at〜(d
l成分をそれぞれ特定量づつ反応させて得られるもので
ある。上記反応生成物の製造方法は特に制限はされず、
従来公知のロジン変性フェノール樹脂の製造方法を実質
的に変更せずに採用することができる0例えば、(al
成分および(bl をそれぞれ所定量ずつ添加し、つい
で180〜260℃程度まで昇温し同温度で(c)成分
を滴下しながら1〜10時間程度加熱反応させたのち、
さらに所定量の(di酸成分添加し230〜300℃程
度で2〜30時間程度反応させる方法を例示しつる。更
には、(al成分、(b)成分および(dl成分をあら
かじめ230〜300℃程度で2〜20時間程度エステ
ル化反応させたのち、ついでfcl成分を添加し230
〜300℃程度で 1−10時間程度加熱反応させる方
法も採用できる。
上記反応において使用する各種成分の使用量は5通常は
(at酸成分基準として適宜決定される。すなわち、(
al成分の仕込み量100重量部に対し、(b)成分の
仕込み量は通常1〜30重量部程度、好ましくは3〜2
5重量部とされる。1重量部未満の場合には目的とする
耐地汚れ性の優れた印刷インキ用樹脂を収得できず、ま
た30重量部を越える場合にはインキの流動性およびセ
ット性が不良となる。(C)成分の仕込み量は通常10
〜120重量部程度、好ましくは10〜100重量部と
される。
10重量部未満の場合にはインキの光沢、転移性が不良
となり、また120重量部を越える場合にはセット、耐
ミスチング性が低下する。(d)成分の仕込み量は通常
5〜13重量部とされる。5重量部未満の場合には分子
量や軟化点が上がりにくいためセット性が低下し、13
重量部を越える場合には溶解性が低下し、転移不良を来
す不利がある。
前記反応方法によって得られる本発明の樹脂は、その軟
化点が通常120℃以上、好ましくは140〜200℃
程度とされる。120℃未満の場合には乾燥性、セット
が顕著に低下するためである。また本発明の樹脂の分子
量は、特に制限はされないが1通常は3万以上が好まし
い。
かくして得られた本発明の印刷インキ用副脂は、通常の
方法により各種公知の顔料、石油系溶剤、乾性油、耐摩
擦性向上剤、ドライヤー等の各種添加剤等を適宜配合し
て練肉することにより印刷インキとすることができる。
該インキは、特に水なし平版用のオフセット印刷に貫用
しうるほか、通常の平版印刷、凸版印刷、グラビア印刷
にも好適に使用することができる。尚、上記インキ調製
の際、本発明の効果を低減させない範囲内でロジン変性
フェノール樹脂等の公知の印刷インキ用樹脂を併用しう
ることはもとよりである。
尚、本発明の水なし平版印刷インキ用樹脂が、従来の問
題点を悉く解消しつる優れた性能を有するという理由は
定かではないが、樹脂構成成分中の特に(b)成分に起
因して、樹脂中に弱い網状構造がより多く形成されるこ
ととなり、そのためl官能性線状化合物を使用した場合
に見られるような耐ミスチング性やセット性の悪化が防
止されるとともに、(b)成分が線状化合物であるため
、光沢向上に寄与するレベリング性を高度に維持するこ
とができるためであると推定される。
〔実施例] 以下、実施例をあげて本発明を更に具体的に説明するが
、本発明がこれら実施例に限定されないことはもとより
である。尚、以下「部」とは重量部を示す。
実施例1 撹拌機、分水器付き還流冷却管および温度計を備えたフ
ラスコに、ガムロジン1700部、炭素数16のアルケ
ニルコハク酸無水物250部およびp−オクチルフェノ
ール−ホルムアルデヒド初期縮合物1000部を仕込ん
だ後、攪拌下に250〜260℃まで昇温し、同温度で
約3時間反応させ、更にグリセリン 150部を添加し
、酸価が25以下となるよう反応し1本発明の印刷イン
キ用樹脂約2600部を得た。このものは、酸価22、
軟化点159℃であった。
実施例2〜3 実施例1において、ガムロジンと炭素数16のアルケニ
ルコハク酸無水物の仕込み量を第1表に示すように変化
させた他は同様にして反応を行い、各種の本発明の印刷
インキ用樹脂を得た。それらの樹脂恒数は第1表に示す
実施例4〜8 実施例1において、炭素数16のアルケニルコハク酸無
水物250部に変えて、第1表に示すような(b)成分
を使用した他は同様にして反応を行い。
各種の本発明の印刷インキ用樹脂を得た。それらの樹脂
恒数は第1表に示す。
比較例1〜2 実施例1において、炭素数16のアルケニルコハク酸無
水物250部に変えて、第1表に示すようなfb)成分
を使用した他は同様にして反応を行い、各種の比較用の
印刷インキ用樹脂を得た。それらの樹脂恒数は第1表に
示す。
比較例3 従来のロジン変性フェノール樹脂(荒用化学工業■製、
商品名「タマノル350 J )を使用した。
その樹脂恒数は第1表に示す。
実施例1〜5で得られた本発明の水なし印刷インキ用樹
脂および比較例1〜3で得られた比較用の印刷インキ用
樹脂を用いて、以下の方法によりインキ調製を行い、そ
れらのインキ性能を評価した。評価結果は第2表に示す
(インキ調製) 樹脂45部、重合アマニ油25部及び石油系炭化水素溶
剤(三菱化成■製、ダイヤレン168 ) 30部を混
合溶解してワニスを得た。これらのワニスを用いて、つ
ぎの配合割合で3本ロールにより練肉してインキとした
カーミン6B(紅顔料)20部 前記各種ワニス          65〜70部ダイ
ヤレン1684〜9部 耐摩擦向上剤(ワックス系コンパウンド)5部インキ用
ドライヤー          1部上記配合に基づい
て各インキのタック値が9±0.5、フロー値が17±
0.5となるように・適宜:A整した。
(性能試験) 光沢:インキ0.3■lをRIテスター(■明製作所製
)にてアート紙に展色した後、20℃、651R,H,
にて24時間tA温し、60°−60°の反射率を光沢
針により測定した。
セット:インキ0.4■lをRIテスター(@明製作所
製)にてアート紙に展色した後、展色物を時間ごとに分
割し、RIテスターローラーを用いて展色物から別のア
ート紙上へのインキの付着度を観察し、インキが付着し
なくなるまでの時間(分)を測定した。
地汚れ二版胴に面状発熱体を取り付け、版面を昇温しつ
るようにした印刷機に、水なし平版(東し■製)を取り
付け、版面を昇温しながら印刷し、一定のベタ濃度にお
いて印刷物に地汚れが発生したときの版面温度を地汚れ
温度とした。
[以下余白] 〔発明の効果1 第2表から明らかな様に、本発明の印刷インキ用樹脂に
よれば、光沢に優れ、セット、流動性、ミスチング等の
印刷適性を充分満足し、しかも耐地汚れ性を顕著に改良
しつるという格別の効果が奏される。
荒川化学工業株式会社 第2表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)ロジン類、 (b)炭素数10〜40の脂肪族多塩基酸類またはその
    無水物、 (c)レゾール型フェノール樹脂、および (d)多価アルコールを加熱反応させて得られる反応生
    成物であることを特徴とする水なし平版印刷インキ用樹
    脂。 2、前記(a)成分の仕込み量100重量部に対し、 (b)成分の仕込み量が1〜30重量部、 (c)成分の仕込み量が10〜120重量部、 (d)成分の仕込み量が5〜13重量部 である請求項1記載の水なし平版印刷インキ用樹脂。
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