JPH0324281A - 耐食性皮膜の製造方法 - Google Patents

耐食性皮膜の製造方法

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JPH0324281A
JPH0324281A JP15985589A JP15985589A JPH0324281A JP H0324281 A JPH0324281 A JP H0324281A JP 15985589 A JP15985589 A JP 15985589A JP 15985589 A JP15985589 A JP 15985589A JP H0324281 A JPH0324281 A JP H0324281A
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film
plating film
plating
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electroless
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Jiro Okuda
奥田 二朗
Mitsuyasu Kubo
久保 光康
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Uemera Kogyo Co Ltd
C Uyemura and Co Ltd
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Uemera Kogyo Co Ltd
C Uyemura and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、表面に無電解ニッケルータングステンーリン
(Ni−W−P)めっき皮膜が形或された耐食性皮膜の
製造方法に関し、更に詳述すると耐クラック性に優れ、
無電解Ni−W−Pめっき皮膜の膜厚を厚くすることが
できる耐食性皮膜の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来,耐食性皮膜の製造方法として、被処理物表面に直
接又は下地皮膜を介して無電解ニッケルーリンめっき皮
膜を形成した後、この皮膜上に無電解Ni−W−Pめっ
き皮膜を形或することは知られている(特開昭60−2
58473号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし,無電解ニッケルーリンめっき皮膜上に無電解N
i−W−Pめっき皮膜を形威した場合、得られる耐食性
皮膜の応力が高いので、クラックが生じ易く、特に折り
曲げ等の後加工を施した場合はクラックが発生したり、
またクラックが発生しないとしても被処理物と耐食性皮
膜との間或いは無電解ニッケルーリンめっき皮膜と無電
解Ni−W−Pめっき皮膜との間に密着不良が生じたり
耐食性が低下する場合がある。かかる傾向はとりわけ無
電解Ni−W−Pめっき皮膜・の膜厚を厚くした場合に
起き易く、無電解Ni−W−Pめっき皮膜がある一定以
上の膜厚になると、析出状態においてもクラックが生じ
る。
従って、上記の耐食性皮膜は,後加工や無電解Ni−W
−Pめっき皮膜の膜厚が制約され、この点の解決が望ま
れる。
〔課題を解決するための手段及び作用〕本発明者は,上
記問題点を解決するため種々検討を行なった結果,無電
解Ni−W−Pめっき皮膜の下地膜として電気ニッケル
もしくはニッケル合金めっき皮膜或いは電気銅もしくは
銅合金めっき皮膜を形威した場合、折り曲げてもクラッ
クが生じ難く、また耐食性が非常に良好であり,しかも
無電解Ni−W−Pめっき皮膜の膜厚をクラックを生じ
させることなく増大させることができ、実際無電解ニッ
ケルーリンめっき皮膜を下地膜とする場合は.!電解N
i−W−Pめっき皮膜を15μ程度形或するだけでクラ
ックが生じるにも拘らず、電気ニッケルもしくはニッケ
ル合金めっき皮膜や電気銅もしくは銅合金めっき皮膜を
下地膜とする場合は無電解Ni−W−Pめっき皮膜を1
5一以上形或してもクラックが生じないことを知見し、
本発明をなすに至った. 従って、本発明は,被処理物表面に直接又は下地皮膜を
介して電気ニッケルもしくはニッケル合金めっき皮膜又
は電気銅もしくは銅合金めっき皮膜を形戒し、更にその
上に無電解ニッケル−タングステン−リンめっき皮膜を
形成することを特徴とする耐食性皮膜の製造方法を提供
する。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明において、被処理物は電気めっき可能なものであ
ればいずれのものでもよく、その材質に応じた常法に従
って前処理を施した後、被処理物に直接、又は必要によ
り適宜な下地皮膜を形或し、次いで本発明の耐食性皮膜
を形或する。
ここで、耐食性皮膜は、電気ニッケルもしくはニッケル
合金めっき技膜又は電気銅もしくは銅合金めっき皮膜上
に無電解Ni−W−Pめっき皮膜を形成したものである
. 電気ニッケルめっき皮膜の形或方法は通常の電気ニッケ
ルめっき法を採用して行なうことができ、めっき浴とし
ては公知の電気ニッケルめっき浴が使用できるが、特に
ワット浴、スルファミン酸浴を用いることが好ましい。
また、電気ニッケル合金めっき皮膜としては、Ni  
P,Ni−Fe,Ni−Snなどの皮膜を挙げることが
できるが、特にNi−Pめっき皮膜が好適であり、これ
らの電気ニッケル合金めっき皮膜も公知のめっき浴を用
い、その通常の条件でめっきを行なうことができる。な
お、電気ニッケル合金めっき皮膜中のニッケル含量は7
0%(重量%、以下同じ)以上,特に85%以上とする
ことが好ましいが.Ni−Pめっき皮膜の場合にはリン
含量を15%以下、特に12%以lとすることが好適で
ある。
電気銅めっき皮膜、電気銅合金めっき皮膜も公知のめっ
き浴,めっき条件で形或できるが、この場合電気銅合金
めっき皮膜としては、銅含量が60%以上、特に90%
以上のCu − Zn, Cu − Sn等のめっき皮
膜とすることができる。
一方、無電解Ni−W−Pめっき皮膜も、硫酸ニッケル
等のニッケル塩、タングステン酸ソーダ等のタングステ
ン塩,次亜リン酸ソーダ等の還元剤、クエン酸ソーダ等
の錯化剤、更に安定剤やその他の所望成分を含む公知の
めっき浴を用い、その通常の条件で形戊することができ
る。この無電解Ni−W−Pめっき皮膜中のタングステ
ン含量は6〜12%、特に10〜12%、リン含量は8
〜12%、特に8〜10%とすることが好ましい。
上記電気ニッケルもしくはニッケル合金めっき皮膜、電
気網もしくは銅合金めっき皮膜(以下、これらを総称し
て下地膜という)の膜厚は、焦電解Ni−W−Pめっき
皮膜の厚さによっても相違するが、5〜30−、望まし
くは10〜20pA+、より望ましくは20〜30II
nとすることが好ましい。一方、無電解Ni−W−Pめ
っき皮膜の厚さは3〜20itn、望ましくは5〜15
−,より望ましくは15〜20,mとすることが好適で
,本発明によれば無電解Ni−W−Pめっき皮膜の厚さ
を15戸もしくはそれ以上としてもクラックが生じ難い
ものである。この場合、上記下地膜の膜厚と無電解Ni
−W−Pめっき皮膜の膜厚との比率は0.5〜6:1,
特に1.5〜2:1とすることが耐クラック性、密着性
、耐食性の点から推奨される。
なお本発明において、無電解Ni−W−Pめっき皮膜を
形成した後、熱処理、フロメート処理などの後処理を施
すことができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように,本発明によれば,無電解Ni−W
−Pめっき皮膜の下地膜として電気ニッケルもしくはニ
ッケル合金めっき皮膜又は電気銅もしくは銅合金めっき
皮膜を形成したことにより.無電解Ni−W−Pめっき
皮膜の膜厚を厚く形成したり、折り曲げ等の後加工を施
してもクラックが生じ難く、良好な密着性、耐食性を有
し、無電解Ni−W−Pめっき皮膜の特性を有効に発揮
するものである. 以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明す
るが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない
〔実施例,比較例〕
常法により前処理した50x50■のSUS板に下記に
示す組戊,条件で電気ニッケル(Ni)めっき皮膜、電
気ニッケルーリン(Ni−P)めっき皮膜、電気銅(C
u)めっき皮膜、無電解ニッケルーリン(Ni−P)め
っき皮膜、無電解Ni−W−Pめっき皮膜の1種又は2
種を表に示す通り形成した。次いで、得られためっき物
をそのまま又は90゜に折り曲げ、これらを腐食液(濃
塩酸又は5%酢酸溶液)に室温で1週間浸漬し、溶解量
を測定して耐食性を評価した.また,めっき皮膜のクラ
ックの有無を評価した。
E』■!I髪z(一 硫酸ニッケル       280gIQ塩化ニッケル
        45 〃ホウ酸          
40 〃 pH Dk めっき温度 撹拌 4, 5 2A/dボ 50℃ 空気 市 Ni−Pめっき 硫酸ニッケル 塩化ニッケル リン酸 亜リン酸 P H Dk めっき温度 撹拌 P含量 亙』い二l髪ユ(一 シアン化第一銅 遊離シアン化ナトリウム 酒石酸カリウム チオシアン化カリウム pH Dk めっき温度 撹拌 150g/Q 4 5  〃 50  〃 40  〃 0.5〜1.5 5A/dボ 75℃ 空気 12% 6 0 g / Q 8  〃 50/1 10  〃 11 2A/dボ 5 5℃ 弱空気撹拌 Ni−Pめっき 硫酸ニッケル 次亜リン酸ソーダ 酢酸ソーダ pH 温度 P含量 妊電 Ni−W−Pめっき 硫酸ニッケル タングステン酸ソーダ 次亜リン酸ソーダ クエン酸ソーダ pH 温度 Ni含量 W 〃 P  〃 3 0 g / Q 1 0  〃 10  〃 5 90℃ 8% 20g/党 5 0 20  〃 3 0  〃 1 0 9 0℃ 80% l  2n 81I 第 ↓ 表 めっき物:そのまま 腐食液:濃塩酸 第 2 表 めっき物:90゜折り曲げ 腐食液:5%酢酸溶液 第 3 表 上記の結果より、 本発明のめっき皮膜はクラツ クが生ぜず、 また耐食性が優れていることが認め られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.被処理物表面に直接又は下地皮膜を介して電気ニッ
    ケルもしくはニッケル合金めっき皮膜又は電気銅もしく
    は銅合金めっき皮膜を形成し、更にその上に無電解ニッ
    ケル−タングステン−リンめっき皮膜を形成することを
    特徴とする耐食性皮膜の製造方法。
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