JPH03242433A - 内燃機関の可変圧縮比機構 - Google Patents

内燃機関の可変圧縮比機構

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JPH03242433A
JPH03242433A JP3564790A JP3564790A JPH03242433A JP H03242433 A JPH03242433 A JP H03242433A JP 3564790 A JP3564790 A JP 3564790A JP 3564790 A JP3564790 A JP 3564790A JP H03242433 A JPH03242433 A JP H03242433A
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JP
Japan
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compression ratio
eccentric
piston pin
lock
ratio side
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JP3564790A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Horiuchi
大資 堀内
Katsunori Tajima
田島 克紀
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/04Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads
    • F02B75/044Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads by means of an adjustable piston length

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、圧縮比を高圧縮比側と低圧縮比側とに切換え
可能な内燃機関の可変圧縮比機構に関する。
(従来の技術) 従来、このような内燃機関の可変圧縮比機構としては、
例えば、ピストンとクランクピンとを連結するコネクテ
ィングロッドの小端部に嵌合し、該ピストンと前記小端
部とのシリンダ軸線方向の相対位置を変化させる偏心部
を有する回転可能な偏心ピストンピン、偏心ブシュ、偏
心ベアリング等の偏心軸受部材と、油圧によって駆動さ
れ、前記偏心軸受部材を燃焼室の高圧縮比側及び低圧縮
比側で前記小端部に夫々固定又は固定解除するロック手
段とを備えたものが知られている(例えば、実開平1−
76531号公報、特開平1−110845号公報)。
このロック手段は、コネクティングロッドの小端部側に
設けられ、油圧によって駆動されるロックビンを偏心1
i+b受部材側に形成されたロックビン係合孔又は溝に
嵌合させることにより、偏心軸受部材を前記小端部に固
定する構成である。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来技術では、圧縮比を高圧縮比側
から低圧縮比側に又はその逆に切換えるとき、ロックビ
ンが、固定解除されて回転する偏心軸受部材のロックビ
ン係合孔又は溝に嵌合することにより、ロックビン自体
で偏心軸受部材の回転を止めて該偏心軸受部材を固定す
る構成であり、しかも、ピストン、コネクティングロッ
ドの往復慣性力等により回転する偏心回転部材の回転速
度は非常に大きいので、ロックビン自体で回転速度の大
きい偏心軸受部材を止めて固定するのは強度的に難しく
、従って偏心軸受部材を高圧縮比側及び低圧縮比側位置
で確実に固定して圧縮比を確実に切換えることは難しい
。このことは、エンジン回転数が高くなるとより一層難
しくなる。
本発明は、このような従来の問題点に着目して為された
もので、偏心4Ql+受部材を高圧縮比側及び低圧縮比
側位置で確実に固定できて圧縮比を確実に切換えること
ができ、且つロック手段の保護及び耐久性の向上を図っ
た内燃機関の可変圧縮比機構を提供することを目的とし
ている。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本発明に係る内燃機関の
可変圧縮比機構は、ピストンとクランクピンとを連結す
るコネクティングロッドの小端部又は大端部に嵌合し、
該ピストンとクランクピンとのシリンダ軸線方向の相対
位置を変化させる偏心部を有する回転可能な偏心軸受部
材と、油圧によって駆動され、前記偏心軸受部材を燃焼
室の高圧縮比側及び低圧縮比側で前記小端部又は大端部
に夫々固定し又は固定解除するロック手段とを備えた内
燃機関の可変圧縮比機構において、前記偏心軸受部材の
回転を、高圧縮比側及び低圧縮比側位置で夫々止める回
転角規制手段が設けられている。
また、前記偏心軸受部材の回転速度を、高圧縮比側及び
低圧縮比側位置の手前の所定角度位置がら夫々減速させ
る緩衝手段が設けられていることが好ましい。
(作用) 上記内燃機関の可変圧縮比機構では、圧縮比の切換時に
、偏心11qI+受部材は、回転角規制手段によって高
圧縮比側及び低圧縮比側位置で夫々回転を止められてか
らロック手段によってコネクティングロッドの小端部に
固定される。
また、偏心軸受部材は、前記緩衝手段によって所定角度
位置から減速されながら高圧縮比側及び低圧縮比側位置
まで回転し、この同位置で回転角規制手段によって夫々
回転を止められる。
(実施例) 以下、図面に基いて本発明の各実施例を説明する。なお
、各実施例の説明において同様の部位には同一のTr号
を付して重複した説明を省略する。
第1図は本発明の第1実施例に係る内燃機関の可変圧縮
比機構を示す断面図である。第1図及び第2図に示すよ
うに、内燃機関の可変圧縮比機構は、シリンダ1内を往
復動するピストン2とコネクティングロッド3の小端部
30とを連結し、ピストン2と小端部30との(即ち、
ピストン2と不図示のクランクピンとの)シリンダ軸線
方向の相対位置を変化させる偏心部4a’ を有する回
転可能な偏心ピストンピン4 (@心軸受部材)と、油
圧によって駆動され、偏心ピストンピン4を高圧縮比側
及び低圧縮比側で小端部30に夫々固定又は固定解除す
るロック手段5と、偏心ピストンピン4の回転を、高圧
縮比側及び低圧縮比側位置で夫々止める回転角規制手段
6とを備えている。
偏心ピストンピン4は、ピストン2のピストンピン孔2
aにニードルベアリング7を介して嵌合したピストンピ
ン部4bを両側に有すると共に、偏心部4a’ を有し
、前記小端部30に軸受メタル8を介して嵌合した偏心
軸部4aを中央に有している。該偏心軸部4aの中心軸
線Aはピストンピン部4bの中心軸線Bに対して偏心し
ている。
該偏心軸部4aの外周面には、前記ロック手段5のロッ
クボール5L、  511が夫々嵌合する球面状のロッ
ク溝4c(第2図及び第4図を参v@)が形成されてい
る。そして、両心ピストンピン4は、各ピストンピン部
4bの端部に配設されたロックビン9によって抜は止め
されてピストン2に取付けられている。また、各ピスト
ンピン部4bには、軽量化のために穴4dが穿設されて
いる(第2図を参照)。
このような構成により、この可変圧縮比機構では、前記
偏心部4a’が下側に位置して前記中心軸線Aが中心軸
線Bより下になる位置(第2図及び第3図(C)の位置
)で偏心ピストンピン4が小端部30に固定されている
とき、ピストン2の小端部30に対する位置が上方に変
位していて燃焼室容積1aが減少するため高圧縮比状態
が得られ、これとは逆に偏心部4a’が上側に位置して
中心軸線Aが中心軸線Bより上になる位置(第3図(a
)の位置)で偏心ピストンピン4が小端部30に固定さ
れているときには、ピストン2の小端部30に対する位
置が下方に変位していて燃焼室容積1aが増大するため
低圧縮比状態が得られるようになっている。
第2図に示すように、コネクティングロッド3の大端部
31の内周面には、不図示のクランク軸のクランクピン
に形成された潤滑油路に連通ずる油溝31aが形成され
ている。そして、コネクティングロッド3には、油清3
1 aに導入された潤滑油を前記軸受メタル8の1tu
t及び前記ロックボール5L、  5+1の駆動のため
に導く潤滑油路10が設けられている。該潤滑油路10
には、その下流側から順にチエツク弁11及び油路切換
弁12が介装されている。
潤滑油路10の油路切換弁12の上流側には、軸受メタ
ル8に潤滑油を導くための油路13(第2図を参照)と
、低圧縮比側のロックボール5L、高圧縮比側のロック
ボール5Hの背部に夫々画成された低圧縮比側の油室1
4L、高圧縮比側の油室14Hに夫々間’W’t i+
l]を導くための低圧縮比側の油路15L、高圧縮比側
の油路15Nが形成されている(第4図を参照)。該各
油路15L、1511には、前記軸受メタル8の内周面
に開口端を有するロックボール解除用の油路15L’ 
、  15o’ か形成されている。この油路15L′
は、前記ロック溝4cと連通ずるように偏心ピストンピ
ン4の偏心ピストンピン4aに形成された油路16Lと
第4図(c)に示す高圧縮比状態で連通し、油路15o
’は、ロック溝4Cと連通ずるように偏心ピストンピン
4aに形成された油路16)1と第4図(a)に示す低
圧縮比状態で連通ずるようになっている。
前記油路切換弁12は、潤滑油路10内の潤滑油を油路
15L側に導くための低圧縮比側位置と、該潤滑油を油
路15)1側に導くための高圧縮比側位置との間で、左
右の受圧面12aに向けて夫々噴射される不図示のオイ
ルジェットからの油圧によって切換えられる。また、こ
の油路切換弁12は、いずれの切換位置でも潤滑油路1
0と前記油路13とを連通ずるように構成されており、
これによって軸受メタル8が常時潤滑されるようになっ
ている。
前記ロックボール5L、5Hは、小端部30に形成され
且つ開口端を詮17て夫々閉塞された案内孔3OL、3
0+1内に摺動可能に設けられている(第4図を参照)
このようにして、前記ロック手段5が、ロック溝4c、
ロックボール5L、51(、油路15L、15H115
L’   15H’及び16t、、16uによって構成
されている。
第1図〜第3図に示すように、偏心ピストンピン4の回
転を、高圧縮比側及び低圧縮比側位置で夫々止める前記
回転角規制手段6は、前記小端部30の一側面30aに
立設され、該−側面30aに垂直な回転規制面18aを
有する回転規制壁18と、該−側面30aに沿って揺動
及び変位可能なロックソング19とから構成されている
。このロックリング19には、偏心ピストンピン4のピ
ストンピン部4bに嵌合した嵌合穴19aと、小端部3
0に固定されたビン20に嵌合した長穴19bと、低圧
縮比側及び高圧縮比側の当接面19L及び19Hとが形
成されている。この当接面19L及び19Nは、嵌合穴
19aの中心と長穴19bの中心を通る中心JJ)Cに
対して同角度で傾斜している。このように構成された回
11云角規制手段6は、偏心ピストンピン4の回11云
に作って、当接面+9Lが回転規制面18aに当接する
第3図(a)の低圧縮tb側位置と、当接面19nが回
転規制EJ18 aに当接する同図(c)の高圧縮比側
位置との間でビン20を中心に揺動すると共に、当接面
19L1911が回転規制面18aに離接する方向に変
位し、これによって偏心ピストンピン4の回転を、高圧
縮比側及び低圧縮比側位置で夫々止める。すなわち、偏
心ピストンピン4の回転角が回転角規制手段6によって
Ooから180”の範囲に規制されている。
次に、上記第1実施例の作動を説明する。
いま、可変圧縮比機構が第4図(a)に示す低圧縮比状
態に保持されている。この状態では、油路切換弁12が
低圧縮比側位置に切換わっていてロックボール5Lの背
部の曲室14L内に潤滑油が供給されており、ロックボ
ール5Lが油圧により押されてロック溝4cに嵌合して
おり、これによって偏心ピストンピン4が低圧縮比側位
置で小端91130に固定されている。このとき、ロッ
クリング】90当接面19Lか第3図(a)に示すよう
に回転規制面18aに当接している。
このような低圧縮比状態に保持されている可変圧縮比機
構を高圧縮比状態に切換えるには、不図示のオイルジェ
ットからの抽圧を油路切換弁12の左側受圧面12aに
向けて噴射させて該油路切換弁12を第4図(b)に示
す高圧縮比側位置に切換える。この切換により、潤滑油
路10と油路15Lとの連通が断たれると共に、潤滑油
路10と油路15uとが連通ずる。これによって、油路
15Hに導入された潤滑油の一部は油路15r+’及び
16Hを介してロックボール5Lの前部に導かれ、該ロ
ックボール5Lが油圧により押されてロックm4cから
外れ、偏心ピストンピン4の固定が解除されると共に、
ロックボール5Hの背部の油室]411内にも潤滑油が
供給され、ロックボール5Hが油圧によジノ押されて偏
心ピストンピン4の偏心軸部4aの外周面に当接する。
このようにして低圧縮比側位置での固定が解除された偏
心ピストンピン4が、ピストン2、コネクティングロッ
ド3の往復慣性力等により第3図(a)及び第4図(a
)で反時計方向に回転を開始するものとする。偏心ピス
トンピン4が第3図(a)の低圧縮比側位置から反時計
方向に90’回転する間に、ピストンピン部4bの中心
軸線Bが偏心軸部4aの中心軸線Aに対して右方に変位
しながら該軸線Aと同じ高さ位置まで上方に変位するの
で、このピストンピン部4bの変位に伴ってロックリン
グ19は、第3図(a)の位置から右方に変位してその
当接面19Lが回転規制面18aから離れると共にビン
20を中心に時計方向に第3図(b)の位置まで揺動す
る。
偏心ピストンピン4が第3図(b)の位置からさらに反
時計方向に90’回転していくと、ピストンピン部4b
の中心軸dBが中心$111#!Aに対して上方に変位
しながら左方に変位するので、このピストンピン部4b
の変位に伴ってロックリング19は、第3図(b)の位
置から上方に揺動しながら左方に変位し、その当接面1
9Hが回転規制面18aに当接する(第3図(C))。
この当接によって偏心ピストンピン4の回転が第3図(
C)の高圧縮比側位置で停止され、該偏心ピストンピン
4が時計方向に逆転しようとする。このとき、偏心ピス
トンピン4のロック溝4Cはロックボール511に対向
し且つ該ロックボール5Hの背部に油圧が作用している
ので、ロックボール5Hが抽圧により押されてロック溝
4Cに嵌合する(第4図(c)の状態)。これによって
、偏心ピストンピン4が高圧縮比側位置で小端部30に
固定される。
そして、第3図(c)で示す高圧縮比状態に保持されて
いる可変圧縮比機構を低圧縮比状態に切換えるには、ロ
ックボール5++による固定が解除された偏心ピストン
ピン4が同図(c)の位置から時副方向に180°回転
する間に、ロックリング19はピストンピン軸4bの変
位に伴って上記とは逆の動きをとる。すなわち、ロック
リング19は、第3図(c)の位置から右方に変位しな
がら反時計方向に第3図(b)の位置まで揺動し、この
位置からさらに反時計方向に揺動しながら左方に変位し
、その当接面19Lが回転規制面18aに当接する(第
3図(a))。この当接によって偏心ピストンピン4の
回転が第3図(a)の低圧縮比側位置で停止され、該偏
心ピストンピン4が反時言1方向に逆転しようとする。
このとき、偏心ピストンピン4のロック溝4cはロック
ボール5Lに対向し且つ該ロックボール5Lの背部に油
圧が作用しているので、ロックボール5Lが油圧により
押されてロック溝4cに嵌合する。これによって、偏心
ピストンピン4が低圧縮比側位置で小端部30に固定さ
れる。
このように、上記第1実施例に係る内燃機関の可変圧縮
比機構によれば、圧縮比の切換時に、偏心ピストンピン
4は、回転角規制手段6によって高圧縮比側及び低圧縮
比側位置で夫々回転を止められてからロック手段5によ
ってコネクティングロッド3の小端部30に固定される
。すなわち、上記従来技術では、ロックビン自体で偏心
軸受部材の回転を止めて該偏心軸受部材を固定する構成
であるのに対して、上記第1実施例では、偏心ピストン
ピン4の回転を高圧縮比側及び低圧縮比側位置で夫々止
める機能を回転角規制手段6に持たせ、偏心ピストンピ
ン4を固定する機能のみをロック手段5に持たせている
。従って、偏心ピストンピン4を小端部30に確実に固
定できて圧縮比を確実に切換えることができると共に、
ロック手段5の保護及び耐久性の向上を図ることができ
る。
また、ロック手段5のロック部材として、係合力は上記
ロックビン程強くはないが、剛性の高いロックボール5
L、  511を使用することができる。
なお、上記実施例によれば、潤滑油路IOにチエツク弁
11が介装されているので、高圧縮比状態でエンジンを
停止してチエツク弁11下流側の油圧が低下したときに
、ロックボール511がロック溝4cから外れず、これ
によってエンジン停止時にも高圧縮比状態が保持され、
始動性の良い高圧縮比状態でエンジンを始動させること
ができる。
また、このチエツク弁11は横向きに配置されているの
で、走行中の振動によってロックボール51(又は5L
に作用している油圧が抜けて該ロックボールがロック溝
4Cから外れないようになっている。
次に、第5図に基いて本発明の第2実施例を説明する。
この第2実施例に係る内燃機関の可変圧縮比機構では、
前記回転角規制手段6を、前記回転規制壁18と、その
回転規制面18aに平行な案内面20aを有するように
、小端部30の前記−側面30aに立設された案内壁2
0と、ピストンピン部4bに嵌合した長穴21aを有す
るロックリング21とから構成されている。この長穴2
1aは、ピストンピン部4bの上下方向への変位時には
、これと−緒にロックソング21が上下に変位し、該ピ
ストンピン部4bの左右方向への変位時には、該ピスト
ンピン部4bのみが変位するように、形成されている。
この第2実施例に係る可変圧縮比機構では、偏心ピスト
ンピン4が第5図(a)の高圧縮比側位置から時計方向
に90°回転する間に、ピストンピン部4bの中心軸線
Bが偏心軸部4aの中心軸線Aに対して右方に変位しな
がら該軸線Aと同じ高さ位置まで下方に変位するので、
このピストンピン部4bと一緒にロックリング21が下
方に変位する。このとき、ピストンピン部4bは、長大
21aの右端に当接している(第5図(b)の状態)。
偏心ピストンピン4が第5図(b)の位置からさらに時
計方向に90’回転していくと、ピストンピン部4bの
中心軸線Bが中心軸線Aに対して下方に変位しながら左
方に変位するので、このピストンピン部4bと一緒にロ
ックソング21がさらに下方に変位する。このとき、ピ
ストンピン部4bは長穴21aの左端に当接してロック
ソング21を左方に押すので、該ロックリング21の左
側面21bが回転規制面18aに当接する(第5図(c
)の状態)。この当接によって偏心ピストンピン4の回
転が第5図(c)の低圧縮比側位置で停止され、該偏心
ピストンピン4が反時計方向に逆転しようとする。この
とき、上記第1実施例と同様に偏心ピストンピン4が前
記ロックボール5Lによって低圧縮比側位置で小端部3
0に固定される。
そして、第5図(c)で示す低圧縮比状態に保持されて
いる可変圧縮比機構を高圧縮比状態に切換えるには、ロ
ックボールSLによる固定が解除された偏心ピストンピ
ン4が同図(C)の位置から反時訓方向に180°回転
する間に、ロックリング21はピストンピン部4bの変
位に伴って上記とは逆の動きをとって第5図(a)の位
置まで上方へ変位する。このとき、ピストンピン部4b
は長穴21aの左端に再ひ当接してロックソング21を
左方に押すので、該ロックリング2■の左側面21bが
回転規制面18aに当接する。この当接によって偏心ピ
ストンピン4の回転が第5図(a)の高圧縮比側位置で
停止され、このとき、上記第1実施例と同様に偏心ピス
トンピン4が前記ロックボール5++によって高圧縮比
側位置で再び小端部30に固定される。
次に、第6図に基いて本発明の第3実施例を説明する。
この第3実施例に係る内燃機関の可変圧縮比機構は、上
記各実施例における前記ロック手段5及び回転角規制手
段6の強度及び耐久性を確保するために、前記偏心ピス
トンピン4等の偏心軸受部材の回転速度を、高圧縮比側
及び低圧縮比側位置の手前の所定角度位置から夫々減速
させる緩衝手段を付加したものである。
具体的には、前記偏心ピストンピン4の偏心軸部4aに
は、その偏心部4a’が扇状に残るように周方向に延び
たオイルダンパ溝41が形成されている。このオイルダ
ンパ溝41内には、ストッパボルト22により前記小端
部30に固定されたストッパ23が配置されている。こ
のストッパ23の両側面とオイルダンパ溝41の円内壁
面との隙間は、数ηm(20〜40y)m)に設定され
ている。
また、このオイルダンパ溝41及びストッパ23の位置
関係及びこれらの周方向長さは、オイルダンパ構41の
一端41Hがストッパ23の一端23Hに当接したとき
に、前記偏心部4a’が下側に位置して高圧縮比状態が
得られ、且つオイルダンパr#t41の他端41Lがス
トッパ23の他端23Lに当接したときに、偏心部4a
’が上側に位置して低圧縮比状態が得られるように設定
されている。
そして、前記軸受メタル8の内周面には、前記潤滑油路
10及び油路切換弁I2を通って前記潤滑油路13に常
時導入される潤滑油をオイルダンパ溝41に導く油溝8
0が設けられている。この油溝80の周方向長さ及びそ
の位置は、高圧縮比側位置の手前の所定角度位置(例え
ば、その手前30゜の位置)で前記一端41ト1が油溝
80の一端80゜を横ぎり、且つ低圧縮比側位置の手前
の所定角度位置(例えば、その手前30’の位置)で前
記他端41Lが油溝80の一端80Lを横ぎるように設
定されている。
この第3実施例において、前記回転角規制手段6がスト
ッパ23の両端23H,23Lとオイルダンパ溝41の
両端41H,41Lとにより構成されており、前記ダン
パ手段40が、ストッパ23の両端23H,23Lと、
オイルダンパ溝41の両端41H,41Lと、ストッパ
23の両側面とオイルダンパ?1141の円内壁面との
隙間と、油溝80とにより構成されている。
上記構成を有する第3実施例に係る可変圧縮比機構では
、低圧縮比状態に保持されている可変圧縮比機構を高圧
縮比状態に切換える場合、前記ロックボール5Lによる
偏心ピストンピン4の固定が解除されると、該偏心ピス
トンピン4は、オイルダンパ溝41の他端41Lがスト
ッパ23の他端23t、に当接した低圧縮比側位置から
第6図の時計方向に回転していく。この回転が進むにつ
れてオイルダンパ溝の一端41Hとストッパ23の一端
23Hとの間のオイルダンパ溝41の容積が減少してい
くが、前記一端41Hが油rlt80の一端80Hを横
ぎるまでは、オイルダンパ溝41内の潤滑油は油溝80
を通って絞られずに流出する。
前記一端41Hが油溝80の一端80Hを横ぎってから
は、前記一端41u、23o間のオイルダンパ溝41の
空間が閉塞されてダンパ室42となり、このダンパ室4
2内の潤滑油はストッパ23の両側面とオイルダンパ溝
41の円内壁面との前記隙間で絞られ、さらに偏心軸部
4aの外周面と軸受メタル8の内周面との隙■を通って
油溝80に流出するので、偏心ピストンピン4の回転速
度が減速されていく。このようにして、偏心ピストンピ
ン4は、高圧縮比側位置の手前の前記所定角度位置から
減速されながら回転していき、前記一端41Hが前記一
端23)1に当接することにより高圧縮比側位置で停止
する。このとき、前記ロックボール5Hにより偏心ピス
トンピン4が小端部30に固定される。
可変圧縮比機構を低圧縮比状態に切換える場合、偏心ピ
ストンピン4は高圧縮比側位置から第6図で反時計方向
に回転していき、オイルダンパ溝の他端41Lが油溝8
0の他端80Lを横ぎると、前記他端41L、23L間
のオイルダンパ溝41の空間が閉塞されてダンパ室42
となるので、上記と同様に信心ピストンピン4の回転速
度が減速されていく。このようにして、偏心ピストンピ
ン4は、低圧縮比側位置の手前の前記所定角度位置から
減速されながら回転していき、前記他端41Lが前記他
端23Lに当接することにより低圧縮比側位置で停止す
る。このとき、前記ロックボール5Lにより偏心ピスト
ンピン4が小端部30に固定される。
このように、上記第3実施例によれば、偏心ピストンピ
ン4は、高圧縮比側及び低圧縮比側位置の手前の所定角
度位置から前記ダンパ手段40によって減速されながら
回転し、その回転速度が十分減速されてから前記同位置
で回転角規制手段6によって夫々回転を止められるので
、回転角規制手段6及び前記ロック手段5が受ける衝撃
力が小さい。従って、ロック手段5及び回転角規制手段
6の強度及び耐久性を確保することができる6次に、第
7図〜第10図に基いて本発明の第4実施例を説明する
この第4実施例に係る内燃機関の可変圧縮比機構は、上
記第3実施例と同様に前記偏心ピストンピンの回転速度
をダンパ手段40によって十分減速してから高圧縮比側
及び低圧縮比側位置で回転角規制手段6によって停止さ
せるようにしたものである。
具体的には、この可変圧縮比機構には、前記偏心ピスト
ンピン4と一体に回転するロックリング50と、前記小
端部30に設けられた高圧縮比側及び低圧縮比側のダン
パピストン60H及び60Lと、高圧縮比側及び低圧縮
比側のストッパ81H及び81L、高圧縮比側及び低圧
縮比側のロックビン50o及び50t、(固定手段)と
が設けられている。
第7図に示すように、ロックソング50は、対向する両
側壁51.52と、該両側壁51.52間の連設部53
とから成るコの字形状である。このロックリング50は
、−側壁51が前記偏心軸部4aに、他側壁52が前記
ピストンピン部4bに夫々圧入嵌合することにより、偏
心ピストンピン4と一体に回転し得る。
第7図〜第10図に示すように、前記−側壁51には、
高圧縮比側のロックビン501(が嵌合するテーバ状の
ロック溝51aが、前記他側壁52には、低圧縮比側の
ロックビン50L(後述する第5実施例の第11図(b
)を参照)が嵌合するテーパ状のロック溝52a(第1
1図(b)を参I!6)が夫々形成されている。前記連
設部53の一端側には、高圧縮比側のダンパピストン6
0H及びストッパ81nに夫々当接するダンパ当接面5
38及びストッパ当接面5411が、その他端側には、
低圧縮比側のダンパピストン60L及びストッパ8]L
に夫々当接するダンパ当接面53L及びストッパ当接面
54Lが夫々形成されている。
第8図に示すように、前記ダンパピストン60゜及び6
0Lのダンパ室61++及び61Lには、第2図に示す
前記潤滑油路10の前記チエツク弁11の上流側又は下
流側に連通した油路63u及び63Lとオリフィス62
H及び62t、とを夫々介して潤滑油が常時導入されて
いる。
また、高圧縮比側のロックビン50H及び低圧縮比側の
ロックビン50Lは、第4図で示す上記第1実施例のロ
ックボール5+1,5Lと同様に、前記油路切換弁12
によって切換えられる前記油路15)1,15Lからの
油圧によって駆動される(後述する第5実施例の第11
図(a)を参照)。
なお、この第4実施例では、1iij記回転角規制手段
6が、ロックリング51のストッパ当接面54H254
L及びストッパ8111.8LLにより、前記ダンパ手
段40が、ダンパピストン60H,60L。
ダンパ室61H,61L、オリフィス62H,62L、
油路63H,63L及びダンパ当接面5311,531
により夫々構成されている。
上記構成を有する第4実施例に係る可変圧縮比機構では
、低圧縮比状態に保持されている可変圧縮比機構を高圧
縮比状態に切換える場合、低圧縮比側のロックビン50
Lが他側壁52にあるロック溝52aから抜けてロック
リング50の固定が角q除されると、偏心ピストンピン
4はロックリング50と共に第7図で反時訓方向に回転
していく。
偏心ピストンピン4が高圧縮比側位置の手前の所定角度
位置(例えば、その手が725°の位置)まで回転した
ところで、ロックリング50のダンパ当接面5311が
ダンパピストン60oに当接して該ピストン60++を
押し下げていく(第8図を参照)。
これによって、ダンパ室6111内の潤itがオリフィ
ス621(を介して油路6311に流出するので、この
流出抵抗により偏心ピストンピン4の回転速度が減速さ
れていく。そして、該回転速度が十分減速されたところ
でロックリング50のストッパ当接面54oがストッパ
811■に当接し、これによって偏心ピストンピン4が
高圧縮比側位置で停止する(第9図を参照)。このとき
、油圧により押されたロックビン50++がロック溝5
1aに嵌合して偏心ピストンピン4の逆転(第1o図(
a)で時開方向への回転)を阻止する(同図(a)及び
(b)を参照)。
可変圧縮比機構を低圧縮比状態に切換える場合、偏心ピ
ストンピン4が低圧縮比側位置の手前の所定角度位置(
例えば、その手前25°の位置)まで回転したところで
、ロックリング50のダンパ当接面53Lがダンパピス
トン60Lに当接して該ピストン60Lを押し下げてい
き、これによって偏心ピストンピン4の回転速度が減速
されていく。
そして、該回転速度が十分減速されたところでロックリ
ング50のストッパ当接面54Lがストッパ81Lに当
接し、これによって偏心ピストンピン4が低圧縮比側位
置で停止する。このとき、油圧により押されたロックビ
ン50Lがロック溝52aに嵌合して偏心ピストンピン
4の逆転(第20図で反時計方向へ回転する)を阻止す
る(第11図(b)を参照)。
このように、上記第4実施例によれば、上記第3実施例
と同様に、偏心ピストンピン4は、高圧縮比側及び低圧
縮比側位置の手前の所定角度位置からダンパ手段40に
よって減速されながら回転し、その回転速度が十分減速
されてから前記同位置で回転角規制手段6によって夫々
回転を止められるので、回転角規制手段6及びロック手
段5が受ける衝撃力が小さく、従って、ロック手段5及
び回転角規制手段6の強度及び耐久性を確保することが
できる。
次に、第11図に基いて本発明の第5実施例を説明する
この第5実施例に係る内燃機関の可変圧縮比機構は、上
記第4実施例をさらに改良したもので、前記ダンパピス
トン6011.6OLが前記ダンパ当接面53+1,5
3Lによって夫々押し下げられるときに前記各ダンパ室
61+1,61Lがら前記各油路63H,63Lに流出
する潤滑油によりアキュームレータを蓄圧させ、この蓄
圧された高圧の潤滑油で前記各ロックビン50H,50
Lを駆動させるようにしたものである。
具体的には、この可変圧縮比機構には、ダンパ室611
1及び61Lにオリフィス62)1及び62Lを介して
連通した油路6311及び63Lは、前記潤滑油路10
のチエツク弁1Fの上流側に夫々連通している。この油
路63H,63Lには、油路70o。
70Lを介してアキュームレータ71.72が夫々接続
されている。また、潤滑油路10のチエツク弁11の上
流側には、第2の逆止弁73が介装されている。その他
の構成は、上記第4実施例と同じである。
上記構成を有する第5実施例の可変圧縮比機構では、第
11図(a)に示すように偏心ピストンピン4がロック
リング50と共に高圧縮比側位置から低圧縮比側位置に
時計方向に回転していき、前記ロックリング50のダン
パ当接面53Lがダンパピストン60Lに当接して該ピ
ストン60Lを押し下げていき、これによって、ダンパ
室61L内の潤滑油がオリフィス62Lを介して油路6
3Lに流出するので、この流出抵抗により偏心ピストン
ピン4の回転速度が減速されていく。このとき、ダンパ
室61Lから油路63Lに流出した潤滑油により、アキ
ュームレータ72のピストン72aが押し下げられて蓄
圧されると共にそれまで開弁じていた第2のチエツク弁
73が着座する。これによって、油路10,70+τ、
  70L、 63H,63L。
15L内の潤滑油はアキュームレータ72て蓄圧された
高圧の潤滑油となり、この高圧の潤滑油で前記ロックビ
ン50Lが駆動される。
前記ロックリング50のダンパ当接面5311がダンパ
ピストン60oに当接して該ピストン601」を押し下
げた場合には、アキュームレータ71のピストン71a
が押し下げられ、前記各ポ]路10゜70++、  7
0L、  63+1. 63L、  15H内の潤滑油
はアキュームレータ71で蓄圧された高圧の潤滑油とな
り、この高圧のが1m油で前記ロックビン50oが駆動
される。
このように、上記第5実施例によれば、高速で回転する
偏心ピストンピン4の回転エネルギーを吸収するダンパ
ピストン60++、60Lの作動によりアキュームレー
タ71.72を作動させて油路内の潤滑油の圧力を高め
、この高圧の潤滑油でロックビン50H,50Lを駆動
させるように構成したことにより、可変圧縮比機構内部
に高油圧発生源を持つことができると共に、前記ロック
手段5による偏心ピストンピン4の固定をより確実にす
ることができ且つ該ロック手段5により偏心ピストンピ
ン4を固定可能な回転速度範囲をより高回転域まで広げ
ることができる。
次に、第12図に基いて本発明の第6実施例を説明する
この第6実施例に係る内燃機関の可変圧縮比機構は、上
記従来例(例えば、特開平1−110845号公報)の
如く、油圧によって駆動されるロックビンを偏心ピスト
ンピン等の偏心軸受部材側に形成されたロックビン係合
孔又は満に嵌合させることにより、偏心軸受部材をコネ
クティングロッドの小端部に固定する構成のものにおい
て、高圧縮比側のロックビン90H及び低圧縮比側のロ
ックビン90Lを夫々摺動案内するロックビン案内m9
1++、  91Lを、コネクティングロッド3の小端
部30に斜めに設けたものである。この両口ツクビン案
内溝91H,91Lは、偏心ピストンピン4の軸方向に
ずれた位置にあって、互いに角度をなしている。さらに
、高圧縮比側のロックビン案内溝91H内にのみ、ロッ
クビン90Hを固定位置に保持するスプリング92を介
装してあり、これによってエンジン停止時に偏心ピスト
ンピン4が高圧縮比側位置に保持され、エンジンが高圧
縮比状態で始動され、始動性が向上される。なお、第1
2図(a)、 (b)において、符号8a、4eは、軸
受メタル8、偏心軸部4aに夫々設けられた高圧縮比側
のロックビン係合溝であり、符号8b、4fは、軸受メ
タル8、偏心軸部4aに夫々設けられた低圧縮比側のロ
ックビン係合溝である。
なお、上記第1〜第3実施例における偏心ピストンピン
4に代えて、偏心軸受部材として偏心部を有する偏心ブ
シュ及び偏心ベアリングを用いることもできる。
また、偏心軸受部材としての偏心ブシュ又は偏心ベアリ
ングをコネクティングロッド3の大端部31と不図示の
クランクピンとの間に設け、該偏心ブシュ又は偏心ベア
リングの偏心部によってピストン2とクランクピンとの
シリンダ軸線方向の相対位置を変化させる場合について
も、本発明は適用され得る。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明に係る内燃機関の可変圧縮
比機構によれば、ピストンとクランクピンとを連結する
コネクティングロッドの小端部又は大端部に嵌合し、該
ピストンとクランクピンとのシリンダ軸線方向の相対位
置を変化させる偏心部を有する回転可能な偏心軸受部材
と、油圧によって駆動され、前記偏心軸受部材を燃焼室
の高圧縮化側及び低圧縮比側でmj記小@部又は大端部
に夫々固定又は固定角ゲ除するロック手段とを備えた内
燃機関の可変圧縮比機構において、前記偏心軸受部材の
回転を、高圧縮比側及び低圧縮比側位置で夫々止める回
転角規制手段が設けられている構成により、圧縮比の切
換時に、偏心軸受部材は、回転角規制手段によって高圧
縮比側及び低圧縮比側位置で夫々回転を止められてから
ロック手段によってコネクティングロッドの小端部に固
定されるので、偏心軸受部材を高圧縮比側及び低圧縮比
側位置で確実に固定できて圧縮比を確実に切換えること
ができ、且つロック手段の保護及び耐久性の向上を図る
ことができる。
また、前記偏心軸受部材の回転速度を、高圧縮比側及び
低圧縮比側位置の手前の所定角度位置から夫々減速させ
る緩衝手段が設けられている構成により、偏心軸受部材
は、前記所定角度位置から前記緩衝手段によって減速さ
れながら高圧縮比側及び低圧縮比側位置まで回転し、こ
の同位置で回転角規制手段によって夫々回転を止められ
るので、回転角規制手段及びロック手段が受ける衝撃力
か小さく、ロック手段及び回転角規制手段の強度及び耐
久性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の第1実施例を示し、第1図は
第1実施例に係る可変圧縮比機構を備えたピストン・コ
ネクティングロッド・アセンブリを示す断面図、第2図
は第1図の■−■線に沿う断面図、第3図は可変圧縮比
機構の回転角規制手段の作動説明図で、同図(a)は低
圧縮比状態、同図(b)は切換え途中の状態、同図(c
)は高圧縮比状態を夫々示す図、第4図は可変圧縮比機
構のロック手段の作動説明図で、同図(a)は低圧縮比
状態、同図(b)は切換え途中の状態、同図(C)は高
圧縮比状態を夫々示す図、第5図は第2実施例に係る可
変圧縮比機構の回転角規制手段の作動説明図で、同図(
a)は高圧縮比状態、同図(b)は切換え途中の状態、
同図(C)は低圧縮比状態を夫々示す図、第6図は第3
実施例に係る可変圧縮比機構の要部を示す断面図、第7
図〜第10図は第4実施例を示し、第7図は第4実施例
に係る可変圧縮比機構を示す斜視図、第8図は第7図の
■−■線に沿う断面図てダンパ手段の作動説明図、第9
図は第7図のIX−IX線に沿う断面図で回転角規制手
段の作動説明図、第10図(a)は高圧縮比側位置での
固定完了状態を示すロック手段の作動説明図、同図(b
)は同図(a)のx−X線に沿う断面図、第11図は第
5実施例に係る可変圧縮比機構の主要部を示しており、
同図(a)は、その上部にa−a線に沿う断面図を一緒
に示しである切換え途中の状態を示す作動説明図、同図
(b)はその上部にb−bllAに沿う断面図を一緒に
示しである固定完了状態を示す作動説明図、第12図は
第6実施例に係る可変圧縮比機構を示す断面図で、同図
(a)は高圧縮比側のロックビンによる固定が完了した
状態、同図(b)は低圧縮比側のロックビンによる固定
が完了した状態を夫々示す断面図である。 2・・・ピストン、3 ・コネクティングロッド、30
・・小端部、4・・・偏心ピストンピン(偏心軸受部材
)、4a’・・・偏心部、5・・ロック手段、6・・・
回転角規制手段、40・・・緩衝手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ピストンとクランクピンとを連結するコネクティン
    グロッドの小端部又は大端部に嵌合し、該ピストンとク
    ランクピンとのシリンダ軸線方向の相対位置を変化させ
    る偏心部を有する回転可能な偏心軸受部材と、油圧によ
    って駆動され、前記偏心軸受部材を燃焼室の高圧縮比側
    及び低圧縮比側で前記小端部又は大端部に夫々固定又は
    固定解除するロック手段とを備えた内燃機関の可変圧縮
    比機構において、前記偏心軸受部材の回転を、高圧縮比
    側及び低圧縮比側位置で夫々止める回転角規制手段が設
    けられていることを特徴とする内燃機関の可変圧縮比機
    構。 2、前記偏心軸受部材の回転速度を、高圧縮比側及び低
    圧縮比側位置の手前の所定角度位置から夫々減速させる
    緩衝手段が設けられていることを特徴とする、請求項1
    に記載の可変圧縮比機構。
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