JPH032417Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は自動車のに装着されるバツクウインド
モールデイングに関し、更に詳しくは、ストツプ
ランプと連動して輝くバツクウインドモールデイ
ングに関する。

（従来の技術） ストツプランプと連動して輝く補助的なランプ
を、車室内であつて後方からバツクウインドウを
通して見える位置に配設し、後続車に制動時に往
意を促すことが行われていた。

（考案が解決しようとする問題点） しかし、この構造の場合、前記ランプは運転者
の後方視界を妨げることになる。

本考案はこの問題点に鑑みてなされたもので、
その目的は、自動車に前記ストツプランプと連動
するランプを突設する必要がなくなる、即ち運転
者の後方視界を妨げるような前記補助的なランプ
が不要になるモールデイングであつて、外観が損
なわれないものを提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 上記問題点を解決する本考案は、自動車のバツ
クウインドモールデイングにおいて、モールデイ
ング本体内にエレクトロルミネツセント・ランプ
該エレクトロルミネツセント・ランプの発した光
が前記モールデイング本体外に出射する向きにに
配設すると共に、該エレクトロルミネツセント・
ランプの発光面の前側に前記モールデイング本体
の表面と略同じ色の透光部材を配設し、該エレク
トロルミネツセント・ランプをストツプランプと
共に発光させるようにしたことを特徴とするもの
である。

（作用） 本考案のバツクウインドモールデイングの内側
にはエレクトロルミネツセント・ランプが配設さ
れており、これがストツプランプと連動して点灯
する。このモールデイングはエレクトロルミネツ
セント・ランプを使用したものであるから、モー
ルデイングも薄くできる。

又、エレクトロルミネツセント・ランプの発光
面の前側にモールデイング本体の表面と略同じ色
の透光部材があるので、モールデイングの外観は
損なわれない。

（実施例） 以下、図面を用いて本考案の実施例を詳細に説
明する。

第１図は本考案の一実施例であるバツクウイン
ドモールデイングの説明図で、第２図の如く装着
されたモールデイングＡの主要部を示している。
又、第３図は第１図の−切断線における断面
図である。これらの図において、ステンレス板等
をロール成形機等により折り曲げて成形したモー
ルデイング本体１には、角穴１ａが穿設されてお
り、電界発光を利用した光源即ちエレクトロルミ
ネツセント・ランプ（electro luminescent
lamp）２が、この角穴１ａに挿入配置されてい
る。このエレクトロルミネツセント・ランプ２の
発光面の前側には、モールデイング本体の表面と
略同じ色の透光部材、ここではモールデイング本
体１の表面に色を合わせたフイルム４が配設さ
れ、モールデイングの外観を損なわないようにな
つている。エレクトロルミネツセント・ランプ２
は図示しないインバータにて昇圧された電圧によ
つて駆動されるが、駆動のオン／オフはストツプ
ランプ３の点灯に連動している。即ち、ブレーキ
ペダルの操作によつてオン／オフするスイツチに
よつて、ストツプランプ３及びエレクトロルミネ
ツセント・ランプ２がオン／オフされるようにな
つている。一般的にエレクトロルミネツセント・
ランプの発光色は種々あるが、ここで用いるエレ
クトロルミネツセント・ランプ２の発光色は赤色
となることが必要であり、発光面自体が赤色にな
らない場合には、カラーフイルタ等を発光面に接
着する等して、赤色発光を得る必要がある。

上記構成によれば、ブレーキペダルを踏むとス
トツプランプ３と共にエレクトロルミネツセン
ト・ランプ２も点灯し、バツクウインドモールデ
イングの一部が赤色に輝く。従つて、従来装置に
おける補助ランプ的なランプは不要になる。

尚、上記実施例では、第３図のように、モール
デイング本体１の色に合わせたフイルム４を貼つ
たが第５図のように、多くの小孔が穿設されたス
テンレス薄板（モールデイング本体１がステンレ
スの場合）５をエレクトロルミネツセント・ラン
プ２の発光面にかぶせたり、第６図に示すよう
に、モールデイング本体１に角穴１ａを穿設する
ことはやめ、エレクトロルミネツセント・ランプ
２をモールデイング本体１の裏面に固着し、その
発光面と対向するモールデイング本体１の一部に
多くの小孔１ｂを穿設したりする方法がある。

又、上記実施例の場合、バツクウインドモール
デイングの下枠部分にエレクトロルミネツセン
ト・ランプを配設したが、上枠部分等であつても
よいし、モールデイングの全長にわたつて配設し
てもよい。尚、バツクウインドモールデイングの
両側部にエレクトロルミネツセント・ランプを配
設しターンシグナルランプと連動させることも可
能である。

（考案の効果） 以上説明したように、本考案によれば、ブレー
キペダルを踏むとストツプランプと共にバツクウ
インドモールデイングが点灯するので、後方視界
を妨げる補助的なランプを使用する必要がない。
又、エレクトロルミネツセント・ランプは非常に
薄いものであるから、これを組込んだとしてもモ
ールデイングを薄形に構成できる。更に、エレク
トロルミネツセント・ランプの発光面の前側にモ
ールデイング本体の表面と略同じ色の透光部材を
配設したので、モールデイングの外観は損なわれ
ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の要部を示す斜視
図、第２図はバツクウインドモールデイングの取
付状態説明図、第３図は第１図の−切断線で
の断面図、第４図乃至第５図はそれぞれ本考案の
他の実施例を示す断面図である。 １……モールデイング本体、１ａ……角穴、２
……エレクトロルミネツセント・ランプ、３……
ストツプランプ、４……フイルタ、５……ステン
レス薄膜。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 自動車のバツクウインドモールデイングにおい
   て、モールデイング本体内にエレクトロルミネツ
   セント・ランプを該エレクトロルミネツセント・
   ランプの発した光が前記モールデイング本体外に
   出射する向きにに配設すると共に、該エレクトロ
   ルミネツセント・ランプの発光面の前側に前記モ
   ールデイング本体の表面と略同じ色の透光部材を
   配設し、該エレクトロルミネツセント・ランプを
   ストツプランプと共に発光させるようにしたこと
   を特徴とするバツクウインドモールデイング。