JPH10166936A - 車両用発光表示装置 - Google Patents

車両用発光表示装置

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JPH10166936A
JPH10166936A JP33352796A JP33352796A JPH10166936A JP H10166936 A JPH10166936 A JP H10166936A JP 33352796 A JP33352796 A JP 33352796A JP 33352796 A JP33352796 A JP 33352796A JP H10166936 A JPH10166936 A JP H10166936A
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JP
Japan
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light emitting
vehicle
display device
voltage
emitting display
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Application number
JP33352796A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Hiramatsu
能行 平松
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Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Press Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 背面電極を車両の外装板と同色にして視認性
の高い発光表示装置を得る。 【解決手段】 車両用の外装板25と同色の背面電極1
8と透明電極16とに挟まれた蛍光体19を含む発光層
20を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流電圧で駆動
する蛍光体を含む発光層を備えたエレクトロルミネッセ
ンス発光素子を配置した車両用発光表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用の発光表示装置は、バルブ
や発光ダイオード(LED)等の発光ランプの表面に赤
色や黄色のカバーを付けた表示装置を用いていた。図8
は、従来のバルブ式ハイマウントストップランプ1とL
ED式のハイマウントストップランプ2の実装例を示す
外観図である。このような発光体は、点灯時に赤色のレ
ンズを通して後方車両にブレーキを踏んだことを知らせ
ていた。また、図9は、従来のLED2を発光させるた
めのLED点灯回路のブロック図である。運転者がブレ
ーキを踏むとスイッチ3が閉じてLED4に順方向バイ
アス電流が印加されて点灯し、レンズ5を介して後続車
にブレーキを踏んだことを知らせる。図においては、L
ED点灯回路は、スイッチ3に接続されたバッテリ逆接
続用ダイオード6、このダイオード6に接続されたLE
D用電流制限抵抗7を備え、電源はバッテリ端子8から
供給されている。
【0003】また、図10は、従来のバルブ式ハイマウ
ントストップランプ1を点灯させる点灯回路のブロック
図である。図9と同様に、運転者がブレーキを踏むとバ
ルブ10が点灯し赤色レンズ11を介してブレーキを踏
んだことを知らせていた。
【0004】これら点灯した発光体をレンズを通して発
光表示させることの共通の欠点は、車両用発光表示装置
の存在が車体の色と異なる着色レンズの位置から一目で
分かってしまい、車両のデザインが低下するという問題
があった。また、LED方式は発光むらがあり、バルブ
方式ではバルブ切れによる発光機能が低下する問題があ
った。
【0005】また、着色レンズ、LED又はバルブを取
り付ける車体空間が必要となり、車両に対するレイアウ
トの自由度が狭いという問題があった。
【0006】更に、ランプが消灯している時に表面の着
色レンズに太陽光線が透過してランプが点灯しているよ
うに見える疑似発光状態となるおそれがあり、ブレーキ
報知の視認性を妨げる場合があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記した
従来技術の欠点を除くためになされたものであり、その
目的とするところは、発光表示装置の色彩を車体外装板
の色彩と同色にして、昼夜を問わず消灯時の発光表示装
置の存在を分からないようにすることである。これによ
って、車両のインダスリアルデザインを保ちつつ、点灯
時の発光表示装置の視認性を向上させることにある。
【0008】また他の目的は、発光表示装置を薄く平坦
にすることにより車両の何れの部分にも貼付け固定可能
とし、発光表示装置の実装レイアウトの自由度を高める
ことにある。
【0009】さらに他の目的は、従来の着色レンズに代
えて、有彩色で点灯する発光表示装置の発光層及びその
表面を透明電極層にすることにより、消灯中の発光表示
装置の疑似発光状態を防止することである。
【0010】更にまた、発光体の輝度寿命を長くするこ
とにより、発光体の取り替え作業を不要にする発光表示
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明に係る車両用発光表示装置は、表面透明電極
と背面電極との間に蛍光体を含む発光層が配置されたエ
レクトロルミネッセンス発光素子を有し、このエレクト
ロルミネッセンス発光素子は車両の外装板表面に固定さ
れ、前記背面電極は前記車両外装板と同色に着色されて
いるものである。
【0012】また、表面透明電極と背面電極との間に蛍
光体を含む発光層が配置されたエレクトロルミネッセン
ス発光素子を有し、このエレクトロルミネッセンス発光
素子は車両の外装板表面に固定され、前記背面電極は前
記車両外装板と同色の導電性着色層に覆われているもの
である。
【0013】さらに、前記エレクトロルミネッセンス発
光素子は、ブレーキペダルの踏み込み動作に応動して交
流電圧を出力するインバータ回路で駆動されるものであ
る。
【0014】さらにまた、前記エレクトロルミネッセン
ス発光素子は、補助灯の点灯に連動して交流電圧を出力
するインバータ回路で駆動されるものである。
【0015】また、前記インバータ回路は、前記補助灯
の点灯に連動して交流電圧を出力し、さらにブレーキペ
ダルの踏み込み動作に応動して前記交流電圧より高い周
波数の交流電圧を出力するものである。
【0016】
【作用】上記構成を有するこの発明においては、エレク
トロルミネッセンス発光素子(以下、単に「EL素子」
という。)が車両の外装板と同色に着色されているの
で、一見しただけでは発光表示装置の存在が分からな
い。また従来のバルブやLED素子を薄く平坦なEL素
子に代えたので、車両のどの部分にも発光表示装置を貼
付け固定することができる。さらに厚みのある着色レン
ズが不要となるので疑似発光のおそれがなく、車両のイ
ンダスリアルデザインを保ちつつ昼夜を問わず発光表示
装置が点灯した時の視認性を向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
適な実施の形態について説明する。
【0018】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1に係る車両用発光表示装置のブロック図である。図
において、車両用発光表示装置は、バッテリ電源から1
2Vの直流電圧を入力して80Vから150Vの交流電
圧を変換出力するインバータ回路12、このインバータ
回路12に接続されるEL素子13を備えるものであ
る。
【0019】このように構成された車両用発光表示装置
においては、車両運転者がライトを点灯するスイッチ1
4を操作することによってEL素子13を点灯させるこ
とができる。
【0020】図2は、上述したEL素子の断面図であ
る。図において、EL素子は、電圧80Vから150
V、周波数50Hzから1000Hzの任意の交流電圧
15を出力するインバータ回路で駆動され、交流電圧1
5は表面透明電極16と背面電極18にそれぞれ供給さ
れている。この背面電極18は図示しない車両の外装板
と同色の着色層17を有し、これら表面透明電極16と
背面電極18に挟まれた蛍光体19を含む発光層20を
備える。例えば、蛍光体19は、交流電圧が印加されな
い状態では無色透明であって、交流電圧を印加された状
態では赤色、黄色、橙色等の任意の有色彩を発光する物
質である。
【0021】なお、この実施の形態では、背面電極18
の表面を車両の外装板と同色に着色したが、背面電極1
8の全体を車両外装板と同色に着色することができる。
また発光層20は、透明の蛍光体19の他に車両の外装
板と同色の染料又は蛍光体を含むこともできる。
【0022】実施の形態2.上記実施の形態1では、背
面電極18内に車両の外装板と同色の着色層を設けて車
両用発光表示装置を構成したが、背面電極18を覆う外
装板と同色の導電性着色層を被着することができる。例
えば、導電性着色層は、染料をドープしたアルミニウム
金属材料の蒸着、導電性テープの貼着、導電性鉱物を添
加した塗料を塗布するものである。
【0023】実施の形態3.上記実施の形態1及び2で
は、運転者がスイッチ14を操作するときにEL素子1
3を点灯させていたが、図3に示すように運転者がブレ
ーキペダル29を踏み込むときに連動するスイッチ21
を設けてEL素子23を点灯させることができる。例え
ば、車両用発光表示装置は、バッテリ電源からの直流電
圧をインバータ回路22に供給するブレーキ連動スイッ
チ21、インバータ回路22の出力から交流電圧を受け
るEL素子23を備えるものである。
【0024】このように構成された車両用発光表示装置
においては、車両運転者がブレーキを踏むことによって
EL素子を点灯させることができる。
【0025】実施の形態4.上記実施の形態1及び2で
は、スイッチ14の操作によってEL素子13を点灯さ
せていたが、図4に示すように、車両のスモールランプ
の補助灯24を点灯させると同時に車両後方のリヤウイ
ング25の後部側面に設けた車両用発光表示装置26を
点灯させることができる。このように構成された車両用
発光表示装置は、ヘッドランプを点灯させる程の暗さで
はないときでも、補助灯24の点灯に連動してEL素子
26を車両の輪郭に沿って点灯させることができるもの
である。また車両用発光表示装置は、車両の外装板の一
部であるリヤウイングと同色に着色された背面電極を有
しているので、その消灯時には車両のリヤウイング25
と渾然一体となり、一見しただけでは車両用発光表示装
置の存在が分からないようにできる。従って、車両のイ
ンダストリアルデザインを保ちながら、昼夜を問わず車
両用発光表示装置が点灯した時はボディ自体が発光して
いるように見えるものである。
【0026】実施の形態5.上記実施の形態では、補助
灯24を点灯させるスイッチ操作やブレーキペダル29
に連動するスイッチでそれぞれ独立にEL素子26を点
灯させていたが、図5のように2入力1出力の可変イン
バータ回路42でEL素子23の輝度を変えることがで
きる。図において、車両用発光表示装置は、運転者の操
作で補助灯をONにするスイッチ14と、可変インバー
タ回路42の一方の端子にスイッチ14を通じてバッテ
リ電源の12Vを入力して、例えば100V/50Hz
の交流電圧を出力する可変インバータ回路42と、この
可変インバータ回路42からの交流電圧によって低輝度
で駆動されるEL素子23と、運転者がブレーキペダル
29を踏み込むとONするスイッチ21と、可変インバ
ータ回路42の他方の端子にスイッチ21を通してバッ
テリ電源の12Vを入力して、例えば150V/50H
zの高電圧、若しくは、100V/1000Hzの高周
波電圧を出力する可変インバータ回路42と、この可変
インバータ回路42からの交流電圧によって高輝度に駆
動されるEL素子23を備えるものである。このような
構成によると、1つのEL素子で高輝度と低輝度の点灯
に切り換えることができる。またEL素子は、一般環境
で使用した場合の輝度半減期が5000時間程度に保証
できるので、バルブ等に比較して長期間の耐用年数を有
する。更にEL素子は、LED素子と異なり発光むらが
生じないものである。
【0027】ところで、上記説明では、この発明を車両
の後方表示装置に利用する場合について述べたが、図7
に示すように車両のサイドモール43、ドア44、サイ
ドスポイラ45等その他の車両外装板に利用できること
はいうまでもない。また、車両用の発光表示装置につい
て説明したが、車両以外の看板、航空機、船舶等のその
他のものの表示装置にも利用できる。
【0028】なお、上記実施の形態では、リヤウイング
25に車両用発光表示装置26を設けたが、図6に示す
ように、車両の緩衝装置27であるバンパーの表面又は
トランクルームの扉40に車両用発光表示装置28を設
けることができる。このように構成された車両用発光表
示装置は、車両の存在を後方車両に知らせるだけではな
く、インバータ回路42で駆動周波数を高くすれば車両
後部の照明装置として機能する。即ち、車両用発光表示
装置はEL発光層の輝度で十分に後方の障害物を照らす
ことができるものである。また、EL素子は、平坦な構
造であるから、このような曲面を持つバンパーであって
も、フレシキブルな電極16、18及び発光層20を用
いて、バンパーに追従してEL素子を貼着することがで
きる。例えば、車両の外装板にEL素子を貼着する場
合、背面電極18の裏面に接着剤や磁石等を用いること
ができる。さらに、従来のバルブ等の発光表示装置の取
付空間が少ない車両後部のトランク扉に薄く平坦なEL
素子を固定すれば、車両用発光表示装置の点灯時にトラ
ンク扉40自体が発光したものと認識できるので、より
面積の広い発光表示を行うことができる。
【0029】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような格別な効果を奏する。
【0030】背面電極を外装板と同色に着色したことに
より、消灯時の車両用発光表示装置の存在が分からない
ので、車両の外装板と表示装置が渾然一体となりインダ
ストリアルデザインを保ちつつ、車両用発光表示装置が
点灯した時の視認性が飛躍的に高まる。
【0031】また、発光装置を薄く平坦なEL素子とし
たので、車両のどの部分でも制限なく発光表示装置を固
着して実装できる。特に、夜間に車両の輪郭に沿って車
両の存在を知らせたいときに有効である。
【0032】更に、従来の着色レンズが不要なので、車
両用発光表示装置が消灯中であっても外部光線が入射す
ることによる疑似発光状態を有効に防止することができ
る。
【0033】また、車両用発光表示装置の発光源を長寿
命のEL素子としたのでメンテナンスフリーである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1、2を示す車両用発
光表示装置のブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1を示すEL素子の断
面図である。
【図3】 この発明の実施の形態3を示す車両用発光表
示装置のブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態4を示す車両後方の外
形図である。
【図5】 この発明の実施の形態5を示す車両用発光表
示装置のブロック図である。
【図6】 この発明の他の実施の形態を示す車両後方の
外形図である。
【図7】 この発明の他の実施の形態を示す車両の側面
図である。
【図8】 従来のストップランプの外形図である。
【図9】 従来のLED式表示装置のブロック図であ
る。
【図10】 従来のバルブ式表示装置のブロック図であ
る。
【符号の説明】
12 インバータ回路、16 透明電極、18 背面電
極、19 蛍光体、20 発光層、22 インバータ回
路、24 補助灯、25 リヤウイング、29ブレーキ
ペダル、42 可変インバータ回路、43 サイドモー
ル、44 ドア、45 サイドスポイラ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面透明電極と背面電極との間に蛍光体
    を含む発光層が配置されたエレクトロルミネッセンス発
    光素子を有し、このエレクトロルミネッセンス発光素子
    は車両の外装板表面に固定され、前記背面電極は前記車
    両外装板と同色に着色されていることを特徴とする車両
    用発光表示装置。
  2. 【請求項2】 表面透明電極と背面電極との間に蛍光体
    を含む発光層が配置されたエレクトロルミネッセンス発
    光素子を有し、このエレクトロルミネッセンス発光素子
    は車両の外装板表面に固定され、前記背面電極は前記車
    両外装板と同色の導電性着色層に覆われていることを特
    徴とする車両用発光表示装置。
  3. 【請求項3】 前記エレクトロルミネッセンス発光素子
    は、ブレーキペダルの踏み込み動作に応動して交流電圧
    を出力するインバータ回路で駆動されることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の車両用発光表示装置。
  4. 【請求項4】 前記エレクトロルミネッセンス発光素子
    は、補助灯の点灯に連動して交流電圧を出力するインバ
    ータ回路で駆動されることを特徴とする請求項1から3
    の何れかに記載の車両用発光表示装置。
  5. 【請求項5】 前記インバータ回路は、前記補助灯の点
    灯に連動して交流電圧を出力し、さらにブレーキペダル
    の踏み込み動作に応動して前記交流電圧より高い周波数
    の交流電圧を出力することを特徴とする請求項4に記載
    の車両用発光表示装置。
JP33352796A 1996-12-13 1996-12-13 車両用発光表示装置 Pending JPH10166936A (ja)

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