JPH03240062A - 感光性平版印刷版 - Google Patents

感光性平版印刷版

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JPH03240062A
JPH03240062A JP3778790A JP3778790A JPH03240062A JP H03240062 A JPH03240062 A JP H03240062A JP 3778790 A JP3778790 A JP 3778790A JP 3778790 A JP3778790 A JP 3778790A JP H03240062 A JPH03240062 A JP H03240062A
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JP
Japan
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group
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unsubstituted
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Application number
JP3778790A
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English (en)
Inventor
Akira Nagashima
彰 永島
Kazuya Uenishi
一也 上西
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP3778790A priority Critical patent/JPH03240062A/ja
Publication of JPH03240062A publication Critical patent/JPH03240062A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はポジ型平版印刷版に関係し、詳しくは、ナフト
キノンジアジド化合物を含有するポジ型平版印刷版の主
として、貼り込み跡の消去性の改良に関する。
〈従来の技術〉 平版印刷版の支持体としてアルミニウム板が広く一般に
使用される。アルミニウム板は親水性、保水性向上、画
像部との密着性向上、非画像部強度向上のために表面処
理が施される。この表面処理法としては機械的に粗面化
するポールグレイニング、ワイヤーグレイニング、ブラ
シグレイニング法や、塩酸浴、硝酸浴等で直流あるいは
交流で電解粗面化する電解粗面化法およびこれらを組合
せた粗面化法が行われている。この表面処理の後で硫酸
やリン酸浴中で陽極酸化処理が施される。
更に、ケイ酸塩や熱水による封孔処理や、ポリビニルホ
スホン酸などへの浸漬処理がなされることがある。この
ようにしてできたアルミニウム支持体上に0−ナフトキ
ノンジアジドを感光性物質として用い、ノボラック樹脂
や、ビニル樹脂、ウレタン樹脂などをバインダーとした
ものを主成分とした感光性組成物が塗布されることによ
り、感光性平版印刷版が作られることはよく知られてい
ることである。
このような0−ナフトキノンジアジド化合物としてポリ
ヒドロキシ化合物の0−ナフトキノンジアジド化合物を
使用することにより、その感光層中での結晶の析出を防
止し、保存性を向上したり、アルミニウム支持体との接
着性、耐処理薬品性、現像性等を改良することもすでに
知られている。
例えば、特公昭43−28403号公報に記載されてい
る如く、ピロガロールとアセトンの重縮合樹脂の0−ナ
フトキノンジアジドスルホン酸エステルを使用したもの
、例えば、特開昭5576346号公報に記載されてい
るように、ピロガロール、レゾルシンの混合物とアセト
ンとの重縮合樹脂の0−ナフトキノンジアジドスルホン
酸エステルを用い、現像性をコントロールするもの、例
えば、特開昭50−1044号公報、同501045号
公報に記載されているように多価フェノールとベンズア
ルデヒド、アセトアルデヒドの重縮合樹脂を用い、現像
性、耐処理薬品性の改良を試みたものが開示されている
しかしながら、これらポリヒドロキシフェノールのケト
ン又はアルデヒド類の重縮合樹脂の0ナフトキノンジア
ジドスルホン酸エステルを用いて種々研究を重ねた結果
、つぎのような問題点が明らかになった。
一般に、ポジ型平版印刷版を作威する方法としては、種
々の複数の絵柄、文字原稿をベースに貼り込んで一枚の
ポジフィルムを作威し、つづいてこのフィルムを平版印
刷版材料の感光層にあてがって紫外線で露光し、さらに
この露光したものを現像液で現像処理して印刷版にする
ことが行なわれている。この際、さらに高耐剛性能が望
まれる場合にはバーニング処理によって画像部の感光層
を熱硬化させる。ところが、従来のポリヒドロキシフェ
ノールのケトン又はアルデヒド類の重縮合樹脂の0−ナ
フトキノンジアジドスルホン酸エステルからなる感光層
に上記のポジフィルムをあてがって露光すると、使用し
たポジ原稿に貼り込んだ種々のフィルムベースのエツジ
部における感光層が画像部のように強くはないが、画像
部と同しように露光されて半露光状態で版面に残り、こ
の半露光状態の感光層が版上に強く接着していて、現像
液により容易には除去されないで残ってしまう。そして
この版を使用して印刷すると、印刷物に弓れが発生する
。このようにして生じた貼り込み跡は、一般にポジ型平
版印刷版に使用されている、いわゆる無公害消去液(劇
薬であるフン酸を含まない)では完全には消去させるこ
とができない。その結果、実際の印刷では印刷物のヤレ
の発生などの問題を起こしている。上記の貼り込み跡は
、一般に良く行われている耐刷力を向上させるためのバ
ーニング処理をした場合、より顕著に起こり、実際の印
刷の使用には耐えられなくなっている。
しかしながら、感光層に従来のポリヒドロキシフェノー
ルのケトン又はアルデヒド類の重縮合樹脂の0−ナフト
キノンジアジドスルホン酸エステルを用いると、その他
の公知の0−ナフトキノンジアジドスルホン酸エステル
、(例えば、2.3゜4.4′−テトラヒドロキシベン
ゾフェノンや、m−クレゾール等のフェノール類の0−
ナフトキノンジアジドスルホン酸エステル)と比べ、現
像液の温度が高くなっても画像部の感光層が溶出するト
ラブルが生じにくい、すなわち、現像ラチチュードが広
いという優れた点があった。
〈発明が解決しようとする課題〉 従って、本発明の目的は、フン酸を含まないような消去
液でも貼り込み跡を完全に消去でき、パニング処理して
も、その部分にインキがつくことのない、ポジ型感光性
平版印刷版を提供することにある。
本発明の他の目的は、現像ラチチュードの広いポジ型感
光性平版印刷版を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本発明者等は上記目的を達成するため鋭意研究を重ねた
結果、砂目立てされた表面を陽極酸化したアルミニウム
板上に下記一般式[I]、  [I[]。
[I[[]又は[rV]で表わされる構造を有する感光
性物質の少なくとも1種とアルカリ可溶性樹脂とを含有
するポジ型感光性組成物を塗設しでなる感光性平版印刷
版を発明するに至った。
R:同−又は異なっても良く、 −H,−0)J 。
置換もしくは非置換アルキル基、 置換もしく 置換もしく 置換もしく 置換もしく 置換もしく は非置換アルコキシ基、 は非置換アリール基、 は非置換アラルキル基、 は非置換アシル基、 は非置換アシロキシ基、 及び/又は である。
を示し、 置換もしくは非置換の2〜4価のアルキル基又は 置換もしくは非置換の2〜4価の芳香族基、gm、n:
0〜3の整数、ただし、少なくとも1つはゼロではない
本発明について、以下に更に詳しく説明する。
−形式[I]〜[IV]において、Rは上述の基を表す
が、ナフトキノンジアジドスルホニル基以外の基につい
ては、好ましくは炭素数1〜8のアルキル基もしくはア
ルコキシ基、炭素数6〜15のアリール基もしくはアラ
ルキル基、アルコキシ基・アリールオキシ基・アリール
基・ヒドロキシル基・カルボキシル基・スルホン酸基・
アミノ基ニトロ基・シリル基・シリルエーテル基・シア
ノ基・アルデヒド基・メルカプト基もしくはハロゲン原
子等で置換された炭素数1〜8のアルキル基もしくはア
ルコキシ基、アルコキシ基・アリ−ルオキシ基・了り−
ル基・ヒドロキシル基・カルボキシル基・スルホン基・
アミノ基・ニトロ基・シリル基・シリルエーテル基・シ
アノ基・アルデヒド基・メルカプト基もしくはハロゲン
原子等で置換された炭素数6〜15の了り−ル基もしく
はアラルキル基、炭素数2〜15の脂肪族あるいは芳香
族アシル基、アシロキシ基である。
族連結基、炭素数6〜15でかつ2〜4価の置換もしく
は非置換芳香族連結基を示す。
一般式[I]〜[IV]で表される感光性物質は、下記
一般式[I〜[V ’ ]で表されるポリヒドロキシ化
合物に、1,2−ナフトキノンジアジド−5(及び/又
は−4)−スルホニルクロリドを反応させる事により得
られる。
1〜4でかつ2〜4価の置換もしくは非置換脂肪(R’
 几 置換もしくは非置換アルコキシ基、 置換もしくは非置換アリール基、 置換もしくは非置換アラルキル基、 置換もしくは非置換アシル基又は 置換もしくは非置換アシロキシ基、 ただし、■≦−0r(≦9 である。
R′:同−又は異なっても良く、 H,−OR。
置換もしくは非置換アルキル基、 −C−,−C− 置換もしくは非置換の2〜4価のアルキル基又は 置換もしくは非置換の2〜4価の芳香族基、f、m、n
:Q〜3の整数、ただし、少なくとも1つはゼロではな
い。
R′は上述の基を表すが、−0H基以外の基については
、好ましくは炭素数工〜8のアルキル基もしくはアルコ
キシ基、炭素数6〜15のアリール基もしくはアラルキ
ル基、アルコキシ基・アリールオキシ基・アリール基・
ヒドロキシル基・カルボキシル基・スルホン酸基・アミ
ノ基・ニトロ基・シリル基・シリルエーテル基・シアノ
基・アルデヒド基・メルカプト基もしくはハロゲン原子
等で置換された炭素数1〜8のアルキル基もしくはアル
コキシ基、アルコキシ基・アリールオキシ基・アリール
基・ヒドロキシル基・カルボキシル基・スルホン基・ア
ミノ基・ニトロ基・シリル基・シリルエーテル基・シア
ノ基・アルデヒド基・メルカプト基もしくはハロゲン原
子等で置換された炭素数6〜15の了り−ル基もしくは
アラルキル基、炭素数2〜15の脂肪族あるいは芳香族
アシル基、アシロキシ基である。
1〜4でかつ2〜4価の置換もしくは非置換脂肪族連結
基、炭素数6〜15でかつ2〜4価の置換もしくは非置
換芳香族連結基を示す。
−形式[I′]〜[■′]で表される化合物は、H,L
、 Rohatgi等の方法[fdian J、 Ap
pl、 Chem、+vo1.21. lI&13. 
 (1958) 、117]により置換もしくは非置換
フェノール類と置換もしくは非置換の無水フタル酸ある
いは無水スルホフタル酸を縮合させるか、あるいはP、
 S、 Makhloga等の方法[J、 In5t、
 Chem、、  55 (5) 、 (1983)2
09]により置換もしくは非置換の0−ヘンジイル安息
香M’l14と置換もしくは非置換のフェノル類を縮合
させる事により得られる。
−形式[r′]〜[]V’]で表わされるポリヒドロキ
シ化合物と1.2−ナフトキノンジアミド5−スルホニ
ルクロリドあるいは1,2−ナフトキノンジアジド−4
−スルホニルクロリドとのエステル化反応は通常の方法
が用いられる。即ち、所定量の式[■′]〜[rV ’
 ]で表わされるポリヒドロキシ化合物と1,2−ナフ
トキノンジアジド−5−スルホニルクロリドあるいは1
.2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニルクロリド
及びジオキサン、アセトン、メチルエチルケトン、N−
メチルピロリドン等の溶剤をフラスコ中に仕込み、塩基
性触媒、例えば水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸水素ナトリウム、トリエチルアミン等を滴下し縮合さ
せる。得られた生成物は、水洗後精製し乾燥する。以上
の方法により一般式II]〜[IV]で表わされる感光
性物質を調製できる。
上述のエステル化反応においては、エステル化数及びエ
ステル化位置が種々異なる化合物の混合物が得られる。
従って、本発明で言うエステル化率は、この混合物の平
均値として定義される。
このように定義されたエステル化率は、原料である化合
物[I′]〜[■′]と、1.2−ナフトキノンジアジ
ド−5(及び/又は−4)−スルホニルクロライドとの
混合比により制御できる。
即ち、添加された1、2−ナフトキノンジアジド−5(
及び/又は−4)−スルホニルクロライドは、実質上総
てエステル化反応を起こすので、所望のエステル化率の
混合物を得るためには、原料のモル比を調整すれば良い
本発明では、前記の感光性物質として主として用いるべ
きではあるが必要に応じて通常の感光性物質、例えば2
.3.4−)リヒドロキシベンゾフェノン、2,4.4
’−)リヒドロキシベンゾフエノン、2,4.6−)リ
ヒドロキシヘンソフエノン等と1.2−ナフトキノンジ
アジド−5(及び/又は−4)−スルホニルクロリドと
のエステル化合物を併用することができる。この場合・
前記[1]〜[IV]の感光性物1rtoo重量部に対
し100重量部以下、好ましくは30重量部以下の割合
で使用することができる。
本発明に用いられるアルカリ可溶性樹脂としては、ノボ
ラック樹脂が主として用いられるが、ビニルフェノール
樹脂、スチレン−アクリル酸共重合体、メチルメタクリ
レート−メタクリル酸共重合体、メチルメタクリレート
−メタクリル酸共重合体、アルカリ可溶性ポリウレタン
樹脂、アルカリ可溶性ポリブチラール樹脂、および特開
昭62−279327号公報に記載されているようなフ
ェノール性水酸基を有するアクリル系ポリマー特願昭6
3−270087号明細書中に記載されているスルホン
アミド基を有するアクリル系ポリマー、特開昭63−2
26641号公報に開示されているスルホンアミド基を
有するアクリル系ポリマー、特開昭63−124047
号公報に開示されているカルボン酸を有するウレタン系
ポリマ、特開昭63−127237号公報に開示されて
いる活性メチレン基を有するアクリル系ポリマーなどが
挙げられる。これらのアルカリ可溶性樹脂は、単独で又
は2種類以上を併用して用いることができる。
更に、米国特許第4,123,279号明細書に記され
ているように、上記のような樹脂と共に、t−フチルフ
ェノールホルムアルデヒド樹脂、n−オクチルフェノー
ルホルムアルデヒド樹脂のような炭素数3〜8のアルキ
ル基で置換されたフェノールまたはクレゾールとホルム
アルデヒドとの縮合物とを併用してもよい。
キノンジアジド化合物対アルカリ可溶性樹脂の混合比率
は、重量比で50:50〜15:85が適当であり、好
ましくは40:60〜20 : 80の範囲である。
本発明によるポジ型感光性組成物には必要に応して、更
に他の染料や顔料、可塑剤などを含有させることができ
る。好適な池の染料としては油溶性染料および塩基性染
料がある。具体的には、オイルイエロー#101、オイ
ルイエロー#130、オイルピンク#312、オイルグ
リーンBG、オイルブルーBO3,オイルブルー#60
3、オイルブラックBY、オイルブラックBS、オイル
ブラックT−505(以上、オリエント化学工業株式会
社製〉、クリスタルバイオレット(CI 42555)
、メチルバイオレット (CI42435)、ローダミ
ンB (CI45170B) 、マラカイトグリーン(
CI42000)、メチレンブルー(CI52015)
などを挙げることができる。このような染料は、本発明
によるポジ型感光性組成物の総重量に対して1重量%以
下の範囲で含有させることができる。
本発明によるポジ型感光性組成物は、上記各成分を溶解
する溶媒に溶かして所望の支持体上に塗布される。ここ
で使用する溶媒としては、エチレンジクロライド、シク
ロヘキサノン、メチルエチルケトン、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチル
エーテル、2メトキシエチルアセテート、トルエン、酢
酸エチル、プロピレングリコール七ツメチルエーテルア
セテート、プロピレングリコールメチルエーテル、ジメ
チルスルホキシド、N、N−ジメチルホルムアミド、N
、N−ジメチルアセトアミド、乳酸メチルなどがあり、
これらの溶媒を単独あるいは混合して使用する。そして
上記成分中の濃度(固形分)は、2〜50重量%である
。また、塗布量は用途により異なるが、例えば感光性平
版印刷版については一般的に固形分として0.5〜7g
/dが適当であり、好ましくは1.5〜3 g/mの範
囲である。
本発明によるポジ型感光性組成物には、露光後の可視的
コントラストをよくするために、上述のような染料の色
相を変化させる酸を光によって発生するような化合物、
例えば米国特許第3,969.118号明細書に記載さ
れているような0−ナフトキノンジアジド−4−スルホ
ニルクロライド、米国特許第4,212,970号明細
書に記載されているような2−スチリル−5−トリハロ
メチル−1,3,4オキサジアゾール、米国特許第3.
987.037号明細書に記載されているようなビニー
ルトリハロメチル−5−)IJアジン化合物等を添加す
ることが好ましい。
又、塗布面質を向上させるために、フッ素系界面活性剤
などを含有させることが好ましい。
更に池の添加物として、特開昭52−80022号に記
載されている環式酸無水物などを少量添加してもよい。
ポジ型感光性組成物を平版印刷版に適用する場合には、
支持体の上に感光性組成物が塗布される。
かかるポジ型感光性平版印刷版の支持体としては親水性
表面を有するものならば使用でき、従来より平版印刷版
の支持体として使用可能な種々のものが含まれるが、特
に好ましいものはアルミニウム板である。好適なアルミ
ニウム板には、純アルミニウム板およびアルミニウム合
金板が含マれ、更にアルミニウムがラミネートもしくは
蒸着されたプラスチックフィルムも含まれる。アルミニ
ウム板の表面は砂目室て処理、珪酸ソーダ、弗化ジルコ
ニウム酸カリウム、燐酸塩等の水溶液への浸漬処理、あ
るいは陽極酸化処理などの表面処理がなされていること
が好ましい。又、砂目室てした後に、米国特許第2,7
14,066号明細書に記載されているように珪酸ナト
リウム水溶液に浸漬処理されたアルミニウム板、特公昭
47−5125号公報に記載されているようにアルミニ
ウム板を陽極酸化処理した後に、アルカリ金属珪酸塩の
水溶液に浸漬処理したもの、特公昭46−35685号
公報に記載されているようなアルミニウム板を陽極酸化
した後、ポリビニルホスホン酸の水溶液に浸漬処理した
ものも好適に使用される。
また、上述のように砂目室て処理、浸漬処理あるいは陽
極酸化処理などの表面処理がなされたアルミニウム板上
には水溶性化合物からなる下塗層を設けることができる
。このような水溶性化合物の例としては特公昭57−1
6349号公報に開示されている、水溶性金属塩と親水
性セルロースの組合せ(例えば、塩化亜鉛とカルボキシ
メチルセルロース、塩化マグネシウムとヒドロキシエチ
ルセルロースなど)、米国特許第3,511,661号
明細書に開示されているポリアクリルアミド、特公昭4
6−35685号公報に開示されているポリビニルホス
ホン酸、特開昭60−149491号公報に開示されて
いるアミノ酸およびその塩類(Na塩、K塩等のアルカ
リ金属塩、アンモニウム塩、塩酸塩、蓚酸塩、酢酸塩、
りん酸塩等)、特開昭60−232998号公報に開示
されている水酸基を有するアミン類およびその塩類(塩
酸塩、蓚酸塩、りん酸塩等)が挙げられ、中でもアミノ
酸およびその塩、水酸基をもつアミンおよびその塩は特
に好ましい。このような水溶性化合物の下塗り層は固定
針で1■/ポ〜80■/ポの範囲で設けるのが好ましい
上記陽極酸化処理は、例えば、燐酸、クロム酸、硫酸、
硼酸等の無機酸、若しくは蓚酸、スルファミン酸等の有
機酸またはこれらの塩の水溶液又は非水溶液の単独又は
二種以上を組み合わせた電解液中でアルミニウム板に電
流を流すことにより実施される。
また、米国特許第3.658.662号明細書に記載さ
れているようなシリケート電着も有効である。
更に、米国特許第4,087,341号明細書、特公昭
46−27481号公報、特開昭52−30503号公
報に開示されているような電解ダレインを施した支持体
を上記のように陽極酸化処理したものも有用である。更
に、米国特許第3,834,998号明細書に記されて
いるような砂目室てした後に化学的にエツチングし、し
かる後に陽極酸化処理したアルミニウム板も好ましい。
本発明によるポジ型感光性平版印刷版は、従来と同様に
透明原画を通してカーボンアーク灯、水銀灯、メタルハ
ライドランプ、キセノンランプなどの活性光線の豊富な
光源により露光した後、現像液で現像すると、感光層の
露光された領域が除去されてその下の支持体の親水性表
面が露出し、平版印刷版が得られる。好ましい現像液と
しては珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、第三燐酸ナトリ
ウム、第二燐酸ナトリウム、第三燐酸ナトリウム、第二
燐酸カリウム、第三燐酸アンモニウム、第二燐酸アンモ
ニウム、メタ珪酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、アル
モニア水などのような無機アルカリ剤、例えばモノエタ
ノールアミン、ジェタノールアミンなどのような有機ア
ルカリ剤のようt;アルカリを少なくとも1種含むアル
カリ水溶液が使用され、特に好ましいアルカリ水溶液の
組成は米国特許第4.259.434号明細書に詳しく
記されている。
現像方法は、現像、ガム部両方をもつ自動現像機および
水洗部をもつ通常の自動現像機又は皿現像、手現像t;
ど種々の手段で行うことができる。
原稿として用いられるポジフィルムの中で、フィルムの
エツジ部やテープでの貼り込み跡が現像された版上に再
現される。これ乙の部分は不要なため、通常有機溶剤を
含む消去液で除去される。
耐刷力を挙げたい場合には更に、200〜300℃の高
温で2分〜8分位放置する。この後、アラビアガムのよ
うな親水性物質で版面を処理する。
〈発明の効果〉 本発明のポジ型感光性平版印刷版は、フッ酸を含まない
ような消去液でも貼り込み跡を完全に消去でき、バーニ
ング処理しても、その部分にインキがつくことがなく優
れている。また現像液の温度が高くなっても現像ラチチ
ュードが広く優れている。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を示すが、これらに限定されるも
のではない。なお、%は他に指定のない限り重量%を示
す。
合成例(11感    (alのム 下記化合物(a’)10g、1.2−ナフトキノンジア
ジド−4−スルホニルクロリド19.2 g及びアセト
ン200dを3つロフラスコに仕込み均一に溶解した。
次いでトリエチルアミン/アセトン”7.6g/30−
の混合液を徐々に滴下し、25℃で3時間反応させた。
反応混合液を1%塩酸水溶液1000 d中に注ぎ、生
じた沈澱物を濾別し、水洗、乾燥(40℃)を行い、(
a′)化合物の1,2−ナフトキノンジアジド−4−ス
ルホン酸エステル24.8 gを得た。
下記化合物(b’)Log、1.2−ナフトキノンジア
ジド−5−スルホニルクロリド28.1 g及びアセト
ン300dを3つロフラスコに仕込み均一に溶解した。
次いでトリエチルアごン/アセトン=11.1/401
dの混合液を徐々に滴下し、25℃で3時間反応させた
。反応混合液を1%塩酸水溶液1500 id中に注ぎ
、生じた沈澱物を濾別し、水洗、乾燥(40℃)を行い
、(b′)化合物の1.2−ナフトキノンジアジド−5
−スルホン酸エステル31.6gを得た。
下記化合物(c’)10g、1.2−ナフトキノンジア
ジド−5−スルホニルクロリド14.8 g及びアセト
ン200mを3つロフラスコに仕込み均一に溶解した。
次いでトリエチルアミン/アセトン=5.9g/2(l
dの混合液を徐々に滴下し、25℃で3時間反応させた
。反応混合液を1%塩酸水溶液1000 id中に注ぎ
、生じた沈澱物を濾別し、水洗、乾燥(40℃)を行い
、(C′〉化合物の1,2−ナフトキノンジアジド−5
−スルホン酸エステル20.3 gを得た。
OHOH フジアジド−4−スルホニルクロリド28.9 g及び
アセトン350−を3つロフラスコに仕込み均一に溶解
した。次いでトリエチルアミン/アセトン−11,4g
/ 401R1の混合液を徐々に滴下し、25℃で3時
間反応させた。反応混合液を1%塩酸水溶液175〇−
中に注ぎ、生した沈澱物を濾別し、水洗、乾燥(40℃
)を行い、(d′)化合物の1.2−ナフトキノンジア
ジド−4−スルホン酸エステル33.5 gを得た。
フジアジド−5−スルホニルクロリド20.4 g及び
アセトン400−を3つ目フラスコに仕込み均一に溶解
した。次いでトリエチルアミン/アセトン=8.1g/
35−の混合液を徐々に滴下し、25℃で3時間反応さ
せた。反応混合液を1%塩酸水溶液2000−中に注ぎ
、生した沈澱物を濾別し、水洗、乾燥(40℃)を行い
、(e′)化合物の1.2−ナフトキノンジアジド−5
−スルホン酸エステル25.8 gを得た。
下記化合物(e’)log、1.2−ナフトキノ下記化
合物(f′)10g、1.2−ナフトキノ(e′) フジアジド−4−スルホニルクロリド22.0 g及び
アセトン300dを3つロフラスコに仕込み均一に溶解
した。次いでトリエチルアミン/アセトン= 8.7 
g / 30−の混合液を徐々に滴下し、25℃で3時
間反応させた。反応混合液を1%塩酸水溶液1500−
中に注ぎ、生した沈澱物を濾別し、水洗、乾燥(40℃
)を行い、(f′)化合物の1.2−ナフトキノンジア
ジド−4−スルホン酸エステル27.8 gを得た。
下記化合物(g’)10g、1.2−ナフトキノンジア
ジド−5−スルホニルクロリド15.5 g及びアセト
ン350−を3つロフラスコに仕込み均一に溶解した。
次いでトリエチルアミン/アセトン=6.1g/20m
の混合液を徐々に滴下し、25℃で3時間反応させた。
反応混合液を1%塩酸水溶液1750−中に注ぎ、生じ
た沈澱物を濾別し、水洗、乾燥(40℃)を行い、(g
′)化合物の1,2−ナフトキノンジアジド−5−スル
ホン酸エステル21.2 gを得た。
合成例(8)       (hlの人 ()2.3.
4.4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン(h’)7
.85g、1,2〜ナフトキノン(g′) ジアジド−5−スルホニルクロリド30g及びアセトン
300+dを3つ目フラスコに仕込み均一に溶解した。
次いでトリエチルアミン/アセトン=11.3g/30
mの混合液を徐々に滴下し、25℃で3時間反応させた
。反応混合液を1%塩酸水溶液1500 Ml中に注ぎ
、生した沈澱物を濾別し、水洗、乾燥(40℃)を行い
、2,3,4.4’テトラヒドロキシベンゾフエノン(
h′)の1゜2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン
酸エステル27.5 gを得た。
実施例1 厚さ0.24mのアルミニウム板をナイロンブラシと4
00メソシユのバミスー水懸濁液を用いその表面を砂目
立てした後、よく水で洗浄した。
10%水酸化ナトリウム水溶液に50℃で20秒間浸漬
してエツチングした後、流水(20℃)で1分間水洗し
た。
次に1.5%の硝酸水溶液を用い20℃において電圧1
0Vの正弦波の交流を用い、電気量900クローン/d
−において20秒間電気化学的グレイニングを行った後
、70℃の20%燐酸中に30秒間浸漬してデスマット
処理を行った。十分に水洗した後、15%硫酸水溶液(
25℃)中で電圧22Vの直流によって3.0g/rr
rの陽極酸化皮膜を設けた。
この支持体の上に、次の感光性組成物を塗布し、乾燥し
て、乾燥後の重量で2.5g/nfの感光層を設け、ポ
ジ型感光性平版印刷版を得た。
感光性m酸物: 感光性物質(a)             0.8 
gm+p−クレゾール・ホルムアルデヒド樹脂(m:p
=60:40)       1.70gp−t−ブチ
ルフェノール樹脂   0.05gビクトリアピュアブ
ルーBOH0,05g2−トリクロロメチル−5−po
、 06 g−ブトキシスチリルー1.3゜ 4−オキサジアゾール メチルエチルケトン         12gプロピレ
ングリコールモノ       1Bgメチルエーテル このポジ型感光性平版印刷版を3KWのメタルハライド
ランプを光源として、透明ベースの上に、3枚のポジフ
ィルムを、セロテープで貼り込んだ原稿を通して60秒
間露光し、次いで富士写真フィルム製現像液、DP−4
(1: 7) 、リンス液FR−2(1: 7)を仕込
んだ自動現像機を通して処理した。得られた版の上には
フィルムエツジ跡や、テープの貼り跡が見られたので、
富士写真フィルム製消去液RP−1を筆につけ、消去し
、水洗し、富士写真フィルム製ガムGU−7を水で2倍
に希釈した液で版面を処理し、1日放置した後、ハイデ
ルKOR−D機で印刷した。消去跡はきれいに消え、イ
ンキは付着しなかった。又消去及び水洗した後、富士写
真フィルム製バーニング整面液BC−3で版面をふき、
バーニング装置BP−1300で260℃で7分間処理
して印刷したものも全くきれいに跡が消え、汚れなかっ
た。
また上記の現像条件で現像液の温度は25℃であるが、
35℃に温度が上昇しても画像部の感光層は溶出せず、
はとんど差のないきれいな印刷物が得られた。
実施例2〜7 実施例1の感光性物質(a)の代りに感光性物質ω)〜
(g)をそれぞれ用いた感光性平版印刷版について、実
施例1と同様な方法で性能を試験した。いずれの版も実
施例1と同様にフィルムエツジ跡等を消去した部分は、
バーニング処理した後でもきれいに消えており、印刷物
に汚れが生じなかった。また現像液の温度が25℃であ
っても、35℃であっても、差のないきれいな印刷物が
得られた。
比較例上 実施例1の感光性物質(alの代りに感光性物質(h)
を用いた感光性平版印刷版について、実施例1と同様な
方法で性能を試験した。いずれの版もフィルムエツジ跡
等を消去した部分は、バーニング処理した後でもきれい
に消えており、印刷物に汚れが生じなかった。しかしな
がら、現像液の温度が35℃の現像では、画像部が部分
的に溶出し、印刷物の網点画像部(特に、ハイライト部
分)の一部にインキが持着しなくなり、正常な印刷物が
得られなかった。
比較例2 実施例1の感光性物質(a)の代りに感光性物質として
、1.2−ナフトキノン−2−ジアジド−5スルホニル
クロライドとピロガロール−アセトン樹脂とのエステル
化物(米国特許第3,635,709号明細書の実施例
1に記載されているもの)を用いた感光性平版印刷版に
ついて、実施例1と同様な方法で性能を試験した。この
版は、バーニング処理した後における印刷では、フィル
ムエツジ跡を消去した部分にフィルムエツジ鋳状に汚れ
が生した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 砂目立てされた表面を陽極酸化したアルミニウム板上に
    下記一般式[ I ]、[II]、[III]又は[IV]で表わ
    される構造を有する感光性物質の少なくとも1種とアル
    カリ可溶性樹脂とを含有するポジ型感光性組成物を塗設
    してなる感光性平版印刷版。 ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼[II] ▲数式、化学式、表等があります▼[III] ▲数式、化学式、表等があります▼[IV] R:同一又は異なっても良く、 −H、−OH、 置換もしくは非置換アルキル基、 置換もしくは非置換アルコキシ基、 置換もしくは非置換アリール基、 置換もしくは非置換アラルキル基、 置換もしくは非置換アシル基、 置換もしくは非置換アシロキシ基、 ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式
    、表等があります▼ を示し、 1≦▲数式、化学式、表等があります▼ 及び/又は ▲数式、化学式、表等があります▼≦9 である。 R^1:▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、
    化学式、表等があります▼ 置換もしくは非置換の2〜4価のアルキル 基又は 置換もしくは非置換の2〜4価の芳香族基、l、m、n
    :0〜3の整数、ただし、少なくとも1つはゼロではな
    い。
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