JPH03239603A - ラジアルタイヤと自動車との組合せ体およびその組合せ方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自動車用のラジアルタイヤ、特に各自動車の特
性に合致したトレッドゴムを用いるラジアルタイヤに関
する。

（従来の技術） 近年、自動車か高性能化されてエンジン出力の向上、車
両重量の軽減か進み、発進、加速、旋回性能等において
めざましい進歩が威しとげられている。

自動車の特性としては、その車の馬力を表わすエンジン
出力と、その車の重量である車両重量か性能の一つの尺
度として重要であるか、各自動車メーカーによりその性
格（ゴけは様々である。このような多種多様の自動車の
特性に対して、最適の性能を示すタイヤを装着すること
か、その車の性能を十分に引き出すことができ、かつ安
全性の観点から重要である。

しかしなから、従来のタイヤの開発、特にタイヤの性能
に大きな役割を果たすトレッドゴムの開発においては、
極めて特殊な用途の車両を除いては自動車の特性に合致
させるという考え方で開発されておらず、タイヤの性能
を完全なものにするのは難しかった。実際には、グリッ
プや乗り心地、摩耗等の両立をはかるため、種々のコム
の特性を少しずつ犠牲にしなから、妥協点を見い出して
いたのか実状であった。

（発明か解決しようとする課題） 本発明は自動車の特性に合わせた最適性能を有するラジ
アルタイヤを提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明では自動車の特性を表わす指標としてα値を導入
し、特定のα値を持つ自動車に対して、装着されるタイ
ヤのトレッドゴムの特性を規定することにより、自動車
の特性とタイヤの性能との合致を達成した。

即ち、本発明は式 ％式％ ；α＝エンジン出力はネット値で単位ｐｓで表わし、車
両重量は空車状態の重量で単位ｋｇで示される。〕 で表わされる自動車の特性を示すα値に対し、粘弾性ス
ペクトロメーターを用いて周ｅ数１０　Ｈｚ、初期歪ｌ
Ｏ％、振巾±０．２５％および昇温速度２°Ｃ／ｍｉｎ
の条件下で創意した粘弾性（ｔａｎδ）分布曲線におい
てｔａｎδピーク温度（Ｔｇ）か次の関係。

Ｏ≦α≦１の場合 Ｔｇ≦１６．２α−３４，２（２） ｌ≦α≦２の場合 １、８２５ ２≦α≦４．２２の場合 １、１１１２５ ４．２２≦αの場合 Ｔｇ≦−２４ Ｔｇ≧−１３，４ （８） （９） を満足し、かつｔａｎδピーク温度付近の半値巾Ｗ／２
か２５ｄｅｇ以下であるトレッドゴムを用いるラジアル
タイヤを提供する。

本発明では自動車の特性を表わす指標として、α値を用
いることにより、その車の性格を判断する。−数的にα
値の大きい車は馬力の高い、また車両の軽いスポーツカ
ーを示し、α値の小さい車はワゴンやライトトラックな
ど馬力の割に車両の重い車を示す。

本発明に用いる粘弾性温度分布曲線は粘弾性スペクトロ
メーター（台本製作所（株）製ＶＥＳ　　Ｆ−■型）を
用いて周波数１０Ｈｚ、初期歪み１０％、振巾±０．２
５％および昇温速度２°Ｃ／　ｍ　ｉ　ｎの条件て創意
することにより得られる。なお、Ｔｇはｔａｎδのピー
ク温度（０Ｃ）を便宜的に示し、その半値中Ｗ／２はｔ
ａｎδピーク値（ｔａｎδｐ）の１／２のｊａｎδ値で
引いた線がＴｇにおける垂線とｔａｎδ温度分散曲線の
高温側との交点間の距離（温度）を言う。

本発明テはＴｇか種々のα値において上記関係を満足す
ることが必要である。Ｔｇが上記範囲により大きければ
、タイヤのグリップは良くなるものの、グリップ限界後
のコントロール性や乗り心地、耐摩耗性と言ったような
特性か悪くなり好ましくない。また、Ｔｇか上記範囲に
より小さければ、タイヤのグリ、ブ性能そのものが低下
し、車の馬力を的確に路面に伝達することが困難となる
。

本発明ではＴｇか上記値を満足し、かつトレ。

トゴムのｔａｎδピーク付近の半値巾Ｗ／２が２５ｄｅ
ｇ以下であることか必要である。半値巾か２５ｄｅｇよ
り大きければ、たとえα値に応じたＴｇを有したトレッ
ドコムてあっても、その性能を発揮しかたく、車の特性
を犠牲にすることもある。

本発明のトレッドコムを作成する古注は当業者において
公知である。通常ゴム成分の遺択、架橋剤の遺択、架橋
剤の量、加硫時間、その他の配合物の選択等によりなし
得る。本発明のトレッドコムに用いるゴム成分は、たと
えば乳化重合または溶酸重合で得られるスチレン−ブタ
ジェンおよびハイビニルブタジェンゴム、３．４−イン
ブレンゴム、イソプレン−ブタジェンコム等か挙ケラレ
る。特に本発明のトレッドゴムを得るためには溶液重合
スチレン−ブタンエンゴム（スチレン含有量１５〜４５
重量％およびブタンエン部分のビニル含有量１０〜７５
重量％）か好ましい。

通常コム組成物中には補強材としてカーボンブラックを
配合するが、カーホンブラ、りとしては平均粒径１５〜
３５μｍのものが好ましい。１５μｍ以下では発熱、こ
ろかり抵抗か悪化し好ましくなく、３５μｍ以上では耐
摩耗性、グリップか悪化してしまう。

（発明の効果） 本発明のトレンドゴムを用いるランアルタイヤは自動車
のα値で表わす特性の車に合致しており、その特性を最
大限に引き出すことかできる。

（実施例） 本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。

これら実施例は本発明を限定するものと解してはならな
い。

実施例Ｉ 表−１に示すスチレン−ブタンエンゴム（ＳＢＲ）を用
いて表−２のゴム処方（Ａ、Ｂ、Ｃ）に基づいてゴム組
成物を調製し、トレッドコムを作成し、これを用いてタ
イヤを作成した。実験に用いた車種とそのα値およびタ
イヤのサイズを表−３に示す。表−４に各々のスチレン
ブタジェンゴムを用いたタイヤトレッドゴムのＴｇとト
レッドゴムの半値中（Ｗ／２）およびそのタイヤを各車
両に装着したときのタイヤの性能を示す。タイヤのサイ
ズは表−３に明らかなように車種により異なる。また、
タイヤの性能の得点は５点法を用い、点数が大きいはと
良好な性能であることを示す。

なお点数の付は方は車種毎に基準タイヤ（比較例３、比
較例４、比較例６、比較例７、比較例８および比較例９
）を定め、そのタイヤ性能を３点として、車種毎の評価
を付けた。なおテストコースは住友ゴム工業株式会社の
岡山テストコースであった。

表−１ ＊ｌ　日本ゼオン（株）製 ＊２　住友化学（株）製 表 ２ 単位 重量部 ＊ｌ Ｎ゛ フェニル ＊２ ／クロヘキンル スルホンアミド フェニレンシアミン ヘンジチアノル・ 表

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、式； α＝エンジン出力×１０／車両重量＋６０・・・（１） 〔式中、エンジン出力はネット値で単位ｐｓで表わし、
   車両重量は空車状態の重量で単位ｋｇで示される。〕 で表わされる自動車の特性を示すα値に対し、粘弾性ス
   ペクトロメーターを用いて周波数１０Ｈｚ、初期歪１０
   ％、振巾±０．２５％および昇温速度２℃／ｍｉｎの条
   件下で測定した粘弾性（ｔａｎδ）分布曲線においてｔ
   ａｎδピーク温度（Ｔｇ）が次の関係；０≦α≦１の場
   合 Ｔｇ≦１６．２α−３４．２（２） Ｔｇ≧｛√［１２８＾２−３６＾２（α−３．５）＾２
   ］／１．８２５｝−８３（３）１≦α≦２の場合 Ｔｇ≦｛［√２１７＾２−３６＾２（α−４．８２）＾
   ２］／１．８２５｝−１１０（４）Ｔｇ≧｛［√１９６
   ．５＾２−３６＾２（α−４．８２）＾２］／１．８２
   ５｝−１１０（５）２≦α≦４．２２の場合 Ｔｇ≦｛［１４１．７＾２−３６＾２（α−３）＾２］
   ／１．８２５｝−８０（６）Ｔｇ≧｛［√８５＾２−３
   ６＾２（α−３）＾２］／１．８２５｝−６０（７）４
   ．２２≦αの場合 Ｔｇ≦−２．４（８） Ｔｇ≧−１３．４（９） を満足し、かつｔａｎδピーク温度付近の半値巾Ｗ／２
   が２５ｄｅｇ以下であるトレッドゴムを用いるラジアル
   タイヤ。