JPH03239581A - 孔版印刷装置における原紙の供給排出装置 - Google Patents

孔版印刷装置における原紙の供給排出装置

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JPH03239581A
JPH03239581A JP3579890A JP3579890A JPH03239581A JP H03239581 A JPH03239581 A JP H03239581A JP 3579890 A JP3579890 A JP 3579890A JP 3579890 A JP3579890 A JP 3579890A JP H03239581 A JPH03239581 A JP H03239581A
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JP
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plate
original
waste
ink
roller
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JP3579890A
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English (en)
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Uji Kamigaki
宇治 神垣
Yutaka Iijima
豊 飯島
Yasuyuki Sakatani
康之 酒谷
Tomiji Tsuji
富治 辻
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Duplo Seiko Corp
Original Assignee
Duplo Seiko Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はサーマルヘッド等により孔版原紙を製版した後
、この原版を孔版印刷装置の加圧転写部に供給すると共
に、前記加圧転写部から排出する廃版を受け取り回収す
る孔版印刷装置における原紙の供給排出装置に関する。
[従来の技術] 孔版印刷装置においては、印刷原紙の供給排出装置から
製版後の原版が加圧転写部に供給され、この原版は加圧
転写部のスクリーンに取付けられる。
その後、インキング装置によりスクリーン上の原版にイ
ンキを供給し、印刷用紙を間に挾んでプレスローラをス
クリーンの表面に押し付けながら、スクリーンを低速移
動させる。これにより、スクリーンの表面に原版を密着
させると共に、原版にインキをなじませる。このような
版材は工程が終了した後、大量の印刷を行い、使用後の
廃版原紙はスクリーンから剥離して供給排出装置に引き
渡す。
供給排出装置においては、この印刷済みの廃版が廃版ロ
ーラの巻取り芯に巻き取られる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、孔版印刷機においては、一般的にエマル
ジaン系の比較的高価なインキが使用される。そして、
大量の印刷を行う場合は、インキも大量に使用される。
この場合に、印刷済みの原版(廃版)は、大量の高価な
インキが付着した状態のまま、前述のごとく、廃版ロー
ラの巻取り芯に巻取られて廃棄されているので、使用イ
ンキのうちのかなりの部分が無駄に消費されているとい
う欠点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
廃版原紙に付着したインキを可能な限り回収して再利用
することができ、高価なインキが無駄に消費されること
を防止できる孔版印刷装置における原紙の供給排出装置
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る孔版印刷装置における原紙の供給排出装置
は、孔版原版を孔版印刷装置の加圧転写部に供給し、廃
版を前記加圧転写部から排出する孔版印刷装置における
原紙の供給排出装置において、製版後の原版を前記加圧
転写部に供給する原版供給部と、前記加圧転写部から使
用済みの廃版を受け取り回収する廃版回収部と、前記原
版供給部から前記加圧転写部に移る原版と前記加圧転写
部から前記廃版回収部に移る廃版とを相互に接触させて
廃版原紙に付着しているインキを新たに供給される原版
原紙に転移させるインキ転移部と、を有することを特徴
とする。
[作用コ 本発明においては、原版供給部が新しい原版を加圧転写
部に供給すると同時に、廃版回収部は使用済みの廃版を
前記加圧転写部から受け取る。そして、インキ転移部は
、前記原版供給部から前記加圧転写部に移る原版と、前
記加圧転写部から前記廃版回収部に移る廃版とを強制的
に相互に接触させる。これにより、廃版原紙に付着して
いるインキを原版原紙に転移させる。従って、廃版回収
部に回収される廃版からその付着インキの少なくとも一
部が新たに装着される原版に移り、この原版の印刷工程
に再利用される。これにより、廃棄される廃版原紙に付
着して無駄に消費されるインキの量が低減されるため、
高価なインキが有効に利用される。
[実施例コ 以下、本発明の実施例について添付の図面を参照して説
明する。
第1図は本実施例に係る原紙の供給排出装置を組み込ん
だ孔版印刷装置の全体を示す側面図、第2図は同じくそ
の供給排出装置部分を示す側面図である。また、第3図
及び第4図はこの供給排出装置の動作を示す一部抽出模
式的側面図である。
なお、本実施例の孔版印刷装置は2色同時印刷装置であ
る。
印刷装置2を間に挾んで給紙装置1及び排紙装置3が配
設されており、給紙装置1から印刷用紙10が印刷装置
2に供給され、印刷後の印刷用紙10は排紙装置3に集
められる。
給紙装置1においては、印刷用紙受台11上に複数枚の
印刷用紙10が積層載置されており、この印刷用紙10
は受台11の前方部分に設置された給紙ローラ12によ
り1枚ずつ取り出される。
この印刷用紙10は1対のタイミングローラ13により
印刷装置2に送り込まれる。
印刷装置2においては、印刷用紙10の進行方向の上流
側及び下流側に夫々加圧ローラ22,32がその軸を水
平にして配設されている。また、加圧ローラ22の近傍
には、2個のアイドリングローラ29が、また加圧ロー
ラ32の近傍には駆動ローラ30及びアイドリングロー
ラ29がいずれもその軸方向を水平にして配設されてい
る。更に、これらの加圧ローラ22132、アイドリン
グローラ29及び駆動ローラ30には、無端の搬送用平
ベルト20が架は渡されて張設されている。
そして、駆動ローラ30が適宜の駆動装置(図示せず)
により回転駆動されるようになっており、これにより加
圧ローラ22,32及びアイドリングローラ29が従動
すると共に、平ベルト20はその上方側移動域にて給紙
装置1から排紙装置3に向う方向に移動する。この平ベ
ル)20はメツシュ状をなし、通気性を有するように構
成されている。また、加圧ローラ22,32間の平ベル
ト20の直下域には、吸引ファン39が配置されている
。この吸引ファン39により平ベルト20上の印刷用紙
10は平ベル1−20を介して吸引されて平ベルト20
上に吸着される。これにより、転写画像の位置ずれが抑
制される。
加圧ローラ22.32の直上域には、この加圧ローラ2
2.32に転動するようにして、夫々シリンダ21.3
1が配設されている。また、シリンダ21.31の直上
域には夫々シリンダ24゜34がその軸を夫々シリンダ
21.31と平行にし、且つ水平にして配設されている
。そして、各l対のシリンダ21.24及びシリンダ3
1,34間には、夫々無端のスクリーン25.35が張
設されている。シリンダ21.31は適宜の駆動装置(
図示せず)により駆動され、これにより、スクリーン2
5.35を介してシリンダ24.34が従動する。また
、スクリーン25.35上には夫々クランプ部材2B、
3f3が設置されていて、原版23.33の先端部をこ
のクランプ部材26゜36により握持することにより、
原版23.33をスクリーン25.35上に張り合わせ
て固定するようになっている。
スクリーン25.35に囲まれた領域には、夫々インキ
ング機構27.37が配設されていて、スクリーン25
.35を介してその上の原版23゜33にインキを付与
する。インキング機構27゜37は夫々印刷せんとする
2色のうちの1色のインキを供給する。
なお、加圧ローラ22,32とシリンダ21゜31との
間の加圧点28.38に印刷用紙10が送り込まれてい
ない場合は、加圧ローラ22,32は通常のカム・リン
ク機構(図示せず)により、シリンダ21.31から離
反する。これにより、原版23.33に付着しているイ
ンキが搬送用平ベルト20に付着することが防止される
ようになっている。また、スクリーン25.35のクラ
ンプ部材26.38が加圧点28.38を通過する場合
も、加圧ローラ22.32がシリンダ21゜31から離
反してその通行を邪魔しないようになっている。
更に、各l対のシリンダ21.24及びシリンダ31.
34はギア又はタイミングベルトにより同期して駆動さ
れている。そして、印刷用紙10の進行方向の下流側の
シリンダ31.34は、この印刷用紙10の進行方向に
対し若干の位置調整が可能であって、画像相互間の前記
進行方向における位置調整が可能に構成されている。
このように構成された印刷位置2においては、搬送用平
ベルト20により搬送されてくる印刷用紙10に対し、
シリンダ21と加圧ローラ22との転勤点28において
、2色中の1色の画像が印刷され、続いてシリンダ31
と加圧ローラ32との転動点38において、残りの1色
の画像が印刷される。
印刷装置2により2色印刷が完了した印刷用紙10は排
紙装置3の印刷紙受台14に向けて排出される。
印刷装置2の上部には、原版供給装置5及び廃版回収装
置7が配置されている。この原版供給装置5及び廃版回
収装置7はいずれも移送装置(図示せず)上に搭載され
ており、この移送装置の移動により一体的に移動する。
この移送装置は印刷装置2のフレームと一体に設けたガ
イド(いずれも図示せず)に案内されてシリンダ24.
34の軸線を含む面と平行な水平面内を、この軸線と直
角方向に滑らかに移動する。
例えば、この移送装置は前記フレーム上に固定したラッ
ク上をビニオン(いずれも図示せず)によって自走する
構成とするか、又はその逆の構成としてもよく、また、
ネジ送り機構によって移動させることとしてもよい。ま
た、この他に、タイミングベルトを使用する機構又はチ
ェーンとスプロケットを使用する機構等、種々の既知の
技術を用いることも可能である。
原版供給装置5は印刷装置2に印刷原版を供給する。こ
の原版供給装置5においては、ロールマスタ51及びプ
ラテン52がその軸方向をシリンダ24.34の軸方向
と平行にして配設されている。
原版原紙50はロールマスタ51にロール状ニスドック
されている。一方、プラテン52は、別に設けた原稿画
像読取装置又はワードプロセッサ等(いずれも図示せず
)から入力される信号に同期して回転するが、原紙50
の送りロールとしても機能する。また、プラテン52の
回転数により原紙50の移動量が検出されるようになっ
ている。
ロールマスタ51とプラテン52との間にはロールマス
タ51から巻き解かれた原紙50をプラテン52に案内
するためのガイド53が配設されている。また、このガ
イド53の後端部近傍には、センサ63が配設されてい
て、ロールマスタ51から巻き解かれた原紙50の終端
がガイド53を通過すると、センサ63がこれを検知し
て適宜の警報装置に信号を出力して警報を発生するよう
になっている。これにより、原版作成の途中で原紙切れ
が発生しないようになっている。
また、原版供給装置5の原版出口と、プラテン52との
間には、ガイド56が配設されている。
サーマルヘッド54はプラテン52を適宜の弾性力で押
圧するようにして、このプラテン52に接触可能に設置
されている。また、このサーマルヘッド54は原紙50
の先端部がプラテン52を通過する際は、プラテン52
から離隔する。そして、前記制御装置から原版供給信号
が入力されると、サーマルヘッド54が前進して原紙5
0をプラテン52との間で挟持し、位置合わせマーキン
グを行って待機する。次いで、サーマルヘッド54は、
原版作成信号が入力されると、プラテン52の回転と協
働して駆動され、原紙50に対し、原稿画像読取装置又
はワードプロセッサからの画像情報を書き込む。このよ
うにして、原紙50はサーマルヘッド54により情報の
書き込みを受けつつ、プラテン52により前方に送り出
される。
プラテン52とガイド56との間にはロータリカッタ5
5及び固定刃が配設されており、とのロータリカッタ5
5の1回転により原紙50を切断して所定のサイズの原
版を得る。また、ガイド56の前端部にはセンサ57が
配設されていて、このセンサ57が原紙50の前端縁を
検出するようになっている。センサ57が原紙50の前
端縁を検出した後、プラテン52が所定数回転すると、
原紙50が所定長進出移動して、その前端縁が第3図に
示すように開口して待機するクランプ部材36(又は2
6)に所定長挿入されたことが把握される。この時点で
クランプ部材3E3(又は26)がその締金を閉じて原
紙50の前端部を把持し、シリンダ34(又は24)が
回動を開始する。ガイド56においては、原紙50の移
動軌跡を規制する固定板60と、この固定板60と整合
する形状で重なる回動板58とが設けられており、この
回動板58はその後方端部が支点58を軸として若干回
転可能である。そして、ロータリカッタ55が回動して
原紙50を切断した後、回動板58はその先端部側が固
定板60に近づくように回動し、裁断後の原紙50を固
定板60との間で軽く挟持する。ガイド56の先端部に
配設されたローラ61は、第2図に実線で示すように、
シリンダ34(又は24)と転勤する位置と、破線で示
すように、シリンダ34(又は24)から離隔する位置
との間で揺動可能である。そして、ローラ61がシリン
ダ34(又は24)に転動すると、シリンダ34(又は
24)の周面に供給されてクランプ部材36によりその
前端縁が把持された原版33をシリンダ34(又は24
)の周面上にしわが出ないように引き延ばす。
次に、廃版回収装置7について説明する。廃版回収装置
7は印刷装置2に対する原版供給位置を間に挾んで原版
供給装置5と対向する位置に配設されている。原版供給
位置の直上域には排出ローラ71がその軸方向をシリン
ダ24.34の軸方向と平行にして配設されている。こ
の排出ローラ71には、適度の弾性を有するシリコンラ
バー製の複数個の羽根72が配設されており、排出ロー
ラ71が回転したときにこの羽根72が廃版70を掻き
上げるようになっている。この排出ローラ71とその上
方に設けられたローラ69とはベルト68により連結さ
れていて、このベルト68により両ローラ71.69は
同一の速度で回転する。
また、ローラ6B、E37が一方のローラ66を口−ラ
69に転動させ、他方のローラ67を排出ローラ71か
ら若干離隔させて配設されている。
更に、排出ローラ71から若干離れた位置には、廃版7
0を巻き取る巻芯81がその軸方向をシリンダ24.3
4の軸方向と平行にして配設されている。また、この巻
芯81を取り囲むように、6個のローラ82.83,8
4.85. 86,87が配設されている。巻芯81及
びローラ82〜87は廃版70の収納装置80を構成す
る。
そして、ローラ88,87.82を囲繞するようにして
排出ベルト73が、これらのローラ66゜87.82に
架は渡されている。また、ローラ82.83.84には
ベルト75が、ローラ83゜84.85にはベルト76
が、ローラ84,85゜86にはベルト77が、更にロ
ーラ85.86゜87にはベルト78が架は渡されてい
る。そして、各ローラは各ベルトが巻芯81の周囲を図
中矢印にて示す同一方向に回動するように回転する。こ
の場合に、ベルト75,78,77.78は適宜の伸縮
性を有し、その巻芯81側の通過域にて巻芯81の周面
に転動する。そして、各ベルトはその伸縮弾性力により
、適宜の押圧力で巻芯81の周面を押圧する。
このように構成された廃版回収装置7においては、2色
印刷が終了すると、シリンダ24又は34が回動してそ
のスクリーン25.35のクランプ部材26又は36が
最上位位置に位置する。次いで、クランプ部36(又は
26)の締金が開いて廃版70の前縁部を持ち上げると
、回転する排出ローラ71に設けた弾性を有するシリコ
ンラバー製の羽根72が廃版70を掻き上げる。これに
より、廃版70は搬出ベルト73とベルト68との間に
挾まれて上方に搬出され、廃版収納装置80に回収され
る。即ち、搬出ベルト73によってローラ82まで搬送
された廃版70の前縁部は、ガイド板(図示せず)によ
ってベルト75に移動し、更にベルト75.78.77
.78によって巻芯81の外周面に密着して巻き込まれ
る。巻芯81はローラ82,83,84,85.86.
及び87の回転によるベルト75,76.77及び78
の作用により廃版70をその外周面に密着させて巻き込
む。また、2枚目以降の廃版70を、それ以前に巻き取
られた廃版70の外側に次々と巻き取る。
各ローラは各ベルト75.7B、77.78が等速で回
動するように駆動され、各ベルト75゜7B、77.7
8は廃版70の巻取数が増大するにつれて大きくなる巻
芯81の外径を、ベルト75.7B、77.78のテン
シロンが平衡する点で支持する。
而して、本実施例装置においては、原版供給装置5から
の原版供給位置、即ち廃版回収装置7への廃版回収位置
に、抑圧部材4が配設されている。
この抑圧部材4は、第3図に示すように、平板状の基部
42と、先端面が半円状に湾曲した平板状の先端部41
とを、スプリングバネ43によって連結して構成されて
いる。そして、この抑圧部材4はその基部42及び先端
部41の平面を水平にして配設されている。基部42は
移送部材44により水平方向前方に、即ち前記原版供給
位置(廃版回収位置)に向けて送り出される。
これにより、基部42の先端に取付けられた先端部41
は印刷装置2に供給される原版23.33(原紙50が
サーマルヘッド54により製版されたもの)及び印刷装
置2から排出される廃版70を押圧する。この場合に、
押圧部材4の先端部41が原版23.33及び廃版70
からの抵抗力を受けるとスプリングバネ43が収縮する
。これによって、抑圧部材4の先端部41はスプリング
バネ43の弾性力に対応する略々一定の力で原版23.
33及び廃版70を押圧する。
この押圧部材4の先端部41は例えば軽量であると共に
インキ等が濡れにくい樹脂で成形されている。また、移
送部材44としては、ラック及びピニオン又は送りねじ
等、種々のものを採用することができる。この移送部材
44による押圧部材4の基部42の送り速度は、シリン
ダ24.34の回転周速度と実質的に同一の速度である
次に、本実施例装置の動作について、原版の供給及び排
出動作を主体として説明する。先ず、印刷装置2のシリ
ンダ31.34に装着されたスクリーン35上に新しい
原版33を供給し、スクリーン35上の使用済みの原版
70を排出回収する場合について説明する。このスクリ
ーン35による印刷が終了した後、第1図及び第2図に
示すように、原版供給装置5及び原版回収装置7はシリ
ンダ34の直上域に移動する。次いで、第3図に示すよ
うに、シリンダ31.34が回動してスクリーン35上
のクランプ部材36がその最上位位置の近傍に移動し、
この状態でシリンダ31.34及びスクリーン35が停
止する。
その後、第3図に示すように、クランプ部材36の締金
が開き、原版70の前縁部を持ち上げる。
そうすると、回転する排出ローラ71の羽根72により
原版70が掻き上げられ、搬出ベルト73上に載せられ
る。
一方、原版供給装置5においては、原紙50がロールマ
スタ51から繰り出され、サーマルヘッド54により画
像情報が書き込まれた後、ガイド部材56に案内されて
、その前縁が締金が開いているクランプ部材36まで送
出される。このようにして、次順の印刷に供される孔版
原版33がクランプ部材36に到達し、その前縁部が所
定長だけクランプ部材36内に挿入された後、クランプ
部材36の締金が閉じられる。次いで、シリンダ34が
矢印方向に回転し、原版33の着版と原版70の排出と
が同時に実施される。そして、シリンダ34が第4図に
示すように若干(例えば、90″以内の角度で)回転し
、原版33の前縁部がスクリーン35上に着版した時点
で、排出ローラ71を含む原版回収装置7の全てのロー
ラの回転を停止する。一方、シリンダ34の回転は継続
しているから、排出ローラ71等の回転停止に伴い、原
版70にはたるみが発生する。
次いで、排出ローラ71等の回転停止と同時に、押圧部
材4をシリンダ34の回転周速度と同一の速度で進出さ
せる。これにより、押圧部材4の先端部41が原版70
のたるみを吸収する方向に進出して原版70を原版33
に向けて押しやる。
その後、第4図に示すように、原版70が原版33に軽
く接触した時点で、押圧部材4の進出を停止させると共
に、排出ローラ71を含む原版回収装置7の全てのロー
ラの駆動を再開する。そうすると、原版33と原版70
とが軽く接触した状態で、原版33のスクリーン35へ
の着版と、原版70の原版回収装置7への排出とが同時
に進行する。この過程で原版70のスクリーン35に取
着された面(インキが塗布された面)と、原版33のス
クリーン35に取着されるべき面(インキが塗布される
べき面)が相互に摺接し、原版70に付着しているイン
キが原版33に転移する。
次いで、センサ57(第2図参照)により原版33の前
縁が検出された後、プラテン52の回転量の把握により
所定長の移動が検知されると、ロータリカッタ55が作
動して原紙50が切断される。このようにして、印刷用
紙10の長さに対応する所定長の原版33がスクリーン
35上に取着される。この原版33の着版の終了と同時
に、又は若干前後して原版70の排出が終了する。その
後、押圧部材4は後退する。
同様にして、シリンダ21.24に架は渡されたスクリ
ーン25上についても、原版が排出されると共に原版が
着版される。
その後、スクリーン25.35が移動すると共に、スク
リーン25.35上の原版23.33に対してインキン
グ機構27.37によりインキが供給される。そして、
給紙装置1から印刷用紙10が搬送用平ベルト20上に
供給され、シリンダ21.31と夫々加圧ローラ22,
32との転勤点28.38にて原版23.33の画像が
印刷用紙10に重ねて印刷される。このようにして、ス
クリーン25.35が繰り返し回動することにより多数
枚の印刷用紙10が印刷され、印刷後の用紙10は排紙
装置3内に貯留される。
而して、本実施例においては、スクリーン25゜35に
取着される未使用の原版23.33は、このスクリーン
25.35への取着前に原版70からインキが転移され
、インキが充分に馴染んでいる。従って、1枚目の印刷
用紙10から鮮明な印刷が可能となる。また、原版70
は原版23.33との接触により、付着インキの一部が
除去された後、廃版回収装置7の巻芯81の巻き取られ
るから、巻芯81に巻き取られた廃版70に付着してい
るインキの量が低減される。従って、廃版70で満たさ
れた巻芯81を廃棄処理するときに、インキで手又は衣
服が汚れることが抑制される。
また、本実施例のように、廃版回収装置7に回収される
廃版70に付着しているインキの少なくとも一部を、ス
クリーン25.36に新たに装着される原版23.33
に転移させることにより、廃版回収装置7に回収されて
廃棄される廃版からその付着インキの一部が新たに装着
される原版23゜33に移り、この原版23.33によ
る印刷工程に再利用される。これにより、廃棄される廃
版原紙に付着して無駄に消費されるインキの量が低減さ
れるため、高価なインキが有効に利用される。
次に、第5図及び第6図に基いて本発明の他の実施例に
ついて説明する。なお、第5図及び第6図において、第
1図乃至第4図と同一物には同一符号を付してその詳細
な説明を省略する。本実施例は原版供給装置5と印刷装
置2との間の原版33の移動軌跡と、印刷装置2と廃版
回収装置7との間の廃版70の移動軌跡との間に、イン
キ転移用のローラ45を設けた点が第1図乃至第4図に
示す実施例と異なる。
このインキ転移用ローラ45は支点48を中心として若
干開動可能のアーム49の先端に回転可能に取付けられ
ている。従って、このローラ45は第6図に破線にて示
す退避位置と、実線にて示す作動位置とをアーム49の
揺動により選択的にとることができる。このアーム49
はプランジャーソレノイド(図示せず)により駆動され
、押圧部材4の進出退避移動に連動して選択的に前記選
択位置と退避位置との間を移動する。即ち、押圧部材4
の進出時にローラ45は下方に移動して作動位置に位置
し、ガイド56の固定板60の先端部の円弧面頂点との
間で原版33を挾み込む。ローラ45はその基部46の
周面に吸水性がよい不織布からなる被覆材47を被覆し
て構成されている。なお、このインキ転移用ローラ45
としては、上述のごとく、不織布を被覆したものの外に
、スポンジ製のローラ等、種々のものを使用することが
できる。
このように構成された原紙の供給排出装置においては、
先の実施例と同様に、クランプ部材36が新しい原版3
3を握持すると共に廃版70の先端部が廃版回収装置7
内に排出された後、シリンダ34が若干回動じた時点で
、排出ローラ71及びその他の廃版排出装置7内のロー
ラが回転を停止し、押圧部材4が進出を開始するが、本
実施例においては、この排出ローラ71等の回転を停止
した後、押圧部材4を進出させると共に、インキ転移ロ
ーラ45を下方に回動させて、その作動位置に位置させ
る。そして、抑圧部材4の先端部41が廃版70を介し
てインキ転移ローラ45に接触した時点で、押圧部材4
の移動を停止して、排出ローラ71等の回転を再開する
。これにより、スクリーン35に供給される原版33と
、スクリーン35から排出された廃版70とは、ガイド
56の固定板60と抑圧部材4とによりその軌跡が規制
されていずれもインキ転移ローラ45の周面に転勤する
。そうすると、廃版70の付着インキがローラ45の被
覆材47に転移してしみ込み、被覆材47に付着又はし
み込んでいるインキが原版33に転移して付着する。
このようにして、本実施例においても、廃版70のイン
キが原版33に転移し、先の実施例と同様の効果を奏す
る。更に本実施例においては、周面に不織布からなる被
覆材47を設けたローラ45を介してインキを廃版70
から原版33に転移させるので、原版33には軟らかい
被覆材47が原版33との間で相対速度を実質的に有し
ないで接触するため、原版33の摩擦による損傷が回避
される。また、この原版33が廃版70に直接接触する
と、原版33がこの廃版70に巻き込まれる虞れがある
が、原版33と廃版70との間にローラ45が介在する
ことにより、原版33の巻き込みが回避される。
なお、上記各実施例は、本発明を2色同時印刷の複胴式
の印刷装置に適用した場合のものであるが、単色印刷の
1個のシリンダのみを有する単胴式の印刷装置又は3色
以上の多色同時印刷の多胴式印刷装置にも本発明を適用
できることは勿論である。
[発明の効果コ 本発明によれば、インキ転移部により使用済みの廃版と
未使用の原版とを相互に接触させて廃版のインキを原版
に転移させるから、廃版回収装置に回収されて廃棄され
る廃版からその付着インキの少なくとも一部が新たに装
着される原版に移り、この原版の印刷工程に再利用され
るので、インキの無駄な消費が回避され、高価なインキ
を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)孔版原版を孔版印刷装置の加圧転写部に供給し、
    廃版を前記加圧転写部から排出する孔版印刷装置におけ
    る原紙の供給排出装置において、製版後の原版を前記加
    圧転写部に供給する原版供給部と、前記加圧転写部から
    使用済みの廃版を受け取り回収する廃版回収部と、前記
    原版供給部から前記加圧転写部に移る原版と前記加圧転
    写部から前記廃版回収部に移る廃版とを相互に接触させ
    て廃版原紙に付着しているインキを新たに供給される原
    版原紙に転移させるインキ転移部と、を有することを特
    徴とする孔版印刷装置における原紙の供給排出装置。
JP3579890A 1990-02-16 1990-02-16 孔版印刷装置における原紙の供給排出装置 Pending JPH03239581A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5513564A (en) * 1993-01-19 1996-05-07 Tohoku Ricoh Co., Ltd. Stencil duplicating machine
JP2008049577A (ja) * 2006-08-24 2008-03-06 Duplo Seiko Corp 排版装置
JP4632484B2 (ja) * 2000-05-30 2011-02-16 東北リコー株式会社 孔版印刷装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4632484B2 (ja) * 2000-05-30 2011-02-16 東北リコー株式会社 孔版印刷装置
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