JPH03238615A - 薄膜磁気ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は録再可能な薄膜磁気へ、ドに関する。

従来の技術 ＭＲ膜を用いた再生へノドは、再生出力が大きく低速で
も出力が低下しないことがら、比較的相対速度の小さい
装置での利用が検討されているが、ＭＲヘッドは再生専
用のため、装置の構成上記録ヘッドと一体化した録再兼
用ヘツドの実現が期待されている。この形のへノドとし
ては、ＭＲ膜の両側にシールド膜を配した両側シールド
形のヘッドにおいて、両側のシールド膜を磁気コアと兼
用して後部で接続し、これと鎖交してコイルを形成した
ヘッドが提案されている。このタイプのヘンドは再生特
性を向上するため、両側のシールドの間隔を小さくする
と、ＭＲＭとの間の絶縁が困難になる欠点があった。こ
の欠点を解消して、短波長特性を向上したヘッドとして
リング型の磁気コアと並列または直列にＭＲＷＡを挿入
したヨーク形のＭＲへ、ドがある。

発明が解決しようとする課題 ヨーク型ＭＲヘッドの磁気コアと平行にＭＲ膜を配した
ヘッドでは、記録効率を向上するためにＭＲＭと並列に
形成された磁気コアの磁気抵抗を下げると、ＭＲ膜に流
れる信号磁束が減少して再生効率が低下する問題があっ
た。

課題を解決するための手段 本発明は前記問題点を解決するために、リング型の磁気
コアの一部を切り欠いて形成した磁気ギヤングを有し、
前記リング型の磁気コアに鎖交するコイルと、前記コイ
ルよりも磁気ギャップ側で前記磁気コアを磁気的に短絡
する磁気抵抗効果（ＭＲ）膜を有する薄膜磁気ヘッドに
おいて、前記ＭＲ膜よりコイル側の磁気コアの少なくと
も一部分を低磁界より強磁界における透磁率が大きい強
磁性体で構成したことを特徴とする。

作用 本発明の薄膜ヘッドは、磁気コアの一部を低磁界より強
磁界における透磁率が大きい強磁性体で構成したため、
再生時には磁気媒体からの再生磁束は記録コイルと鎖交
する磁気コアの部分にはほとんど流れず大部分ＭＲ１Ｉ
ｌに流入し高い再生効率を実現するとともに、記録時に
は記録磁気回路を短絡するＭＲ膜はすぐに飽和するとと
もに、前記強磁性体部分は強磁界においては大きな透磁
率を有するため、高い記録効率を実現することができる
。

実施例 本発明の一実施例について第１図〜第４図をもとに説明
する。

第１図においてｌは非磁性基板（図示せず）上に形成さ
れた第１の磁性層、２は第１の磁性層ｌ上に絶縁層（図
示せず）を介して形成された記録コイル、３は磁気ギヤ
ング、４は磁気ギャップ上に形成された第２の磁性層、
５は第２の磁性層上で第１の磁性層１と磁気的に結合し
た第３の磁性層°、６はＭＲ膜、７は第４の磁性層であ
る。各部の主要な寸法は例えば、第１の磁性層の最薄部
、第２．第３．第４の磁性層は４μｍ、ＭＲ膜は０．０
５μｍ、磁気ギヤノブ長は０．３μｍである。

ＭＲ素子６の一端は第２の磁性層４と磁気的に結合し、
他端は第４の磁性層７と磁気的に結合し、磁気ギャップ
３．第２の磁性層４９ＭＲ膜６、第４の磁性層７、第１
の磁性層ｌで第１の磁気回路をＩＩｒｔｉ、する、また
磁気ギヤツブ３、第２の磁性層４、第３の磁性層５、第
１の磁性層１で第２の磁気回路を構成し、記録コイル２
はこの磁気回路と鎖交するように形成されている。さら
に第３の磁性層５は低磁界より強磁界における透磁率が
大きい強磁性体で構成されている。第２図に第３の磁性
１１５の透磁率の特性を示す、このような磁性体の特性
は例えば、磁性体の磁化容易軸を磁束の流れる方向と同
一にすることで実現できる。

次に動作について説明する。第３図は再生時の動作を示
したもので、３１は記録媒体、３２は再生磁束の流れで
ある。再生時には記録媒体３１から発生した再生磁束は
磁気ギヤング３より流入する。このとき、この磁束を生
しる再生磁界は小さ（、第３の磁性層５の透磁率が低い
ため、再生磁束は第３の磁性層をほとんど流れず、再生
磁束の流れ３２が示すように第１の磁気回路を流れ効率
良く電気信号に変換される。

第４図は記録時の動作を示したもので、４１は記録磁束
の流れである。記録時には記録コイル２に印加された記
録を流により記録磁界が発生する。

このとき記録磁気回路を短絡するＭＲ膜６の厚さは、磁
気コアを構成する磁性層の厚さと比べると２桁程度小さ
いのですぐに飽和するとともに、第３の磁性層５はこの
ような磁界では大きな透磁率を有するため、記録磁束は
４１に示すように大部分第２の磁気回路を流れ、高い記
録効率を実現することができる。すなわち本発明のヘッ
ドは、磁気コアの一部に低磁界において透磁率の低い強
磁性体を用いることにより、再生と記録の磁束の流れを
異ならしめ、再生、記録共に高効率の動作を可能にした
ものである。

次に本発明の第二の実施例について、第５図をもとに説
明する。

第５図において５１は非磁性基板（図示せず）上に形成
された第１の磁性層、５２は第１の磁性層ｌ上に絶縁層
（図示せず）を介して形成された記録コイル、５３は磁
気ギャップ、５４は磁気ギャップ上に形成された第２の
磁性層、５５は第２の磁性層５４の切り欠き部５６で絶
縁層を介し磁性層５４と磁気的に結合するように形成さ
れたＭＲ膜、５７はＭＲ膜と並列に切り欠き部を磁気的
に短絡するように形成された第３の磁性層である。磁気
ギャップ５３、第２の磁性層５４、ＭＲＭ５５及び磁性
層５７、第２の磁性１１１５４、第１の磁性層５１で磁
気回路を構成する。記録コイル５２はこの磁気回路と鎖
交するように構成されている。さらに第３の磁性層５７
は低磁界より強磁界における透磁率が大きい強磁性体で
ある。本構成のヘッドは低磁界時に第３の磁性Ｎ５７は
透磁率が低いため、微弱な再生信号磁界に対しては再生
信号磁束は大部分ＭＲ膜５５を流れ高感度の再生が可能
である。また記録時には、高磁界が印加されるために第
３の磁性層５７は透磁率が高くなり、磁性層５４．５７
．５４．５１で構成される磁気回路は飽和することなく
磁気ギヤ、プ５３から強い磁界を発生することが可能と
なる。

発明の効果 本発明の薄膜磁気ヘッドは、リング型の磁気コアの一部
に低磁界よりも高磁界において透磁率の高い強磁性材料
を用いることにより、記録と再生の磁束の通り道を異な
らしめることで、録再可能な単一ギヤ、プを有し、低速
度においても高い再生出力の得られるＭＲ再生型のｆｉ
　ＩＩＩ　Ｍｌ気ヘッドにおいて、記録再生とも高い効
率が得られる。またこの磁気ヘッドはＭＲ膜が摺動面に
露出しない形状なので、狭ギャップ長にしてもＭＲＮと
磁気コアが短絡することなく、優れた波長特性が得られ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の一実施例のヘットの説明図、第
２図は本発明のヘットの磁気コア構成材料の磁気特性図
、第３図は本発明のヘッドの再生状態の説明図、第４図
は本発明のヘッドの記録状態の説明図、第５図は本発明
の第２の一実施例のへノドの説明図である。 １・・・・・・第１の磁性層、２・・・・・・記録コイ
ル、３・・・・・磁気ギャップ、４・・・・・・第２の
磁性層、５・・・・・・第３の磁性層、６・・・・・・
ＭＲ膜、７・・・・・・第４の磁性層、３１・・・・・
・記録媒体、３２・・・・・・再生磁束流、４１・・・
・・・記録磁束法。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）リング型の磁気コアの一部を切り欠いて形成した
   磁気ギャップを有し、前記リング型の磁気コアに鎖交す
   るコイルと、前記コイルよりも磁気ギャップ側で前記磁
   気コアを磁気的に短絡する磁気抵抗効果（ＭＲ）膜を有
   する薄膜磁気ヘッドであって、前記磁気抵抗効果（ＭＲ
   ）膜よりコイル側の磁気コアの少なくとも一部分を低磁
   界より強磁界における透磁率が大きい強磁性体で構成し
   たことを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
2. （２）リング型の磁気コアの一部を切り欠いて形成した
   磁気ギャップを有し、前記リング型の磁気コアに鎖交す
   るコイルと、前記磁気コアの一部を切り欠いてこの切り
   欠き部分を磁気的に短絡する磁気抵抗効果（ＭＲ）を有
   する薄膜磁気ヘッドであって、前記磁気抵抗効果（ＭＲ
   ）膜と並列に低磁界より強磁界における透磁率が大きい
   強磁性体を形成したことを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
3. （３）低磁界より強磁界における透磁率が大きい強磁性
   体は、磁路に沿って磁化容易軸が形成されている強磁性
   体であることを特長とする請求項（１）または（２）の
   いずれかに記載の薄膜磁気ヘッド。