JP2924823B2 - 磁気センサ及び該センサを備えた磁気ヘッド - Google Patents

磁気センサ及び該センサを備えた磁気ヘッド

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JP2924823B2
JP2924823B2 JP8284014A JP28401496A JP2924823B2 JP 2924823 B2 JP2924823 B2 JP 2924823B2 JP 8284014 A JP8284014 A JP 8284014A JP 28401496 A JP28401496 A JP 28401496A JP 2924823 B2 JP2924823 B2 JP 2924823B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気センサ及び該
センサを備えた磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】次世代の高密度磁気記録装置の実現に
は、微弱な磁場を検知する小形の磁気センサが不可欠で
ある。従来、広く利用されている磁気ディスク用磁気ヘ
ッド(誘導型磁気ヘッド)は、記録媒体からでる磁束を
コイルに導き、その磁束の変化率に比例してコイルに誘
導される起電力をもって磁束の検出を行ってきた。
【0003】しかし、近年、磁気記録密度の増大に伴い
媒体から漏洩する磁界が減少するとともに、記録媒体の
小口径化・小型化により周速が減少したためにセンサが
感じる磁界の変化率も減少する傾向にある。したがっ
て、従来の方法を用いる限りこれ以上の高密度化は限界
に達している。
【0004】そこで、従来の磁気ヘッドに代わるものと
して、誘導型磁気ヘッドに比べて弱磁場でも高い感度が
得られる金属や合金の磁気抵抗効果(MR効果)を利用
したMRヘッドが現在もっとも有望視されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、MRヘ
ッドは現在既に一部の磁気ディスク装置に応用され始め
てはいるが、その性能は、今後ますます厳しくなる高密
度記録の要請に応えられるものではない。
【0006】その原因は、現在、磁気ディスク装置の小
型化・大容量化により記録媒体から洩れ出る磁界はます
ます小さくなる傾向にあり、近い将来は、より高い磁気
感度を有するMRヘッドをもってしても、検出すべき磁
界が現在のセンサの検出限界に達してしまうことが確実
視されているためである。
【0007】そこで本発明の目的は、上記の事情に鑑
み、現在のMRヘッドよりもさらに高い磁気感度を有す
る磁気センサ及び該センサを備えた磁気ヘッドを提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために種々の検討を重ねた結果、本発明を
完成した。
【0009】第1の発明は、ほとんど完全にスピン偏極
した材料によって第1の領域と第2の領域を形成し、こ
れらの領域間の電気抵抗が、前記第1の領域および第2
の領域のそれぞれの伝導電子のスピンの向きの相対関係
により変化する現象を利用することを特徴とする磁気セ
ンサに関する。
【0010】第2の発明は、第1の領域と第2の領域と
の間に、2つの領域の自発磁化の向きを独立に変化させ
ることを可能にする遷移領域を設けた第1の発明の磁気
センサに関する。
【0011】第3の発明は、第1の領域および第2の領
域が同一平面内に同じ物質で形成され、それらの領域間
に、それらの領域と同じ物質からなる狭小部を有する第
1又は第2の発明の磁気センサに関する。
【0012】第4の発明は、第1の領域および第2の領
域が同一平面内に同じ物質で形成され、それらの領域間
に、強磁性体ではない材料からなる狭小部を有する第1
又は第2の発明の磁気センサに関する。
【0013】第5の発明は、第1の領域および第2の領
域の一方の領域上に強磁性体もしくは反強磁性体からな
る磁化固定層を設けた第3又は第4の発明の磁気センサ
に関する。
【0014】第6の発明は、第1の領域および第2の領
域が、保磁力に差が生じるように互いに異なる形状にさ
れた第3又は第4の発明の磁気センサに関する。
【0015】第7の発明は、第1の領域および第2の領
域が、同一温度での保磁力が互いに異なる材料でそれぞ
れ形成され、これらの領域が積層された構成を有する第
1又は第2の発明の磁気センサに関する。
【0016】第8の発明は、ほとんど完全にスピン偏極
した材料で第1の領域を形成し、通常の強磁性体材料で
第2の領域を形成し、これらの領域間の電気抵抗が、前
記第1の領域および第2の領域のそれぞれの伝導電子の
スピンの向きの相対関係により変化する現象を利用する
ことを特徴とする磁気センサに関する。
【0017】第9の発明は、ほとんど完全にスピン偏極
した材料が、ペロブスカイト構造を有する強磁性酸化物 L1-xxMO3 (Lは少なくとも1種類のランタノイド元素、AはC
a、Sr及びBaから選ばれる少なくとも1種類の金
属、MはMn単独、あるいは3d、4d及び5d遷移金
属の中から選ばれる少なくとも1種類の金属とMnとか
らなる金属、0.01≦x≦0.5)である第1〜第8
のいずれかの発明の磁気センサに関する。
【0018】第10の発明は、ほとんど完全にスピン偏
極した材料が、ペロブスカイト構造を有する強磁性酸化
物 La1-xxMnO3 (AはCa、Sr及びBaから選ばれる少なくとも1種
類の金属、0.01≦x≦0.5)である第1〜第8の
いずれかの発明の磁気センサに関する。
【0019】第11の発明は、ほとんど完全にスピン偏
極した材料が、パイロクロア構造を有する強磁性酸化物 D227 (DはTl、In、Bi、Pb、Ir及びランタノイド
元素の中から選ばれる少なくとも1種類の金属、Mは3
d、4d及び5d遷移金属の中から選ばれる少なくとも
1種類の金属)である第1〜第8のいずれかの発明の磁
気センサに関する。
【0020】第12の発明は、ほとんど完全にスピン偏
極した材料が、パイロクロア構造を有する強磁性酸化物 (Tl1-xInx2Mn27 (0≦x≦1)である第1〜第8のいずれかの発明の磁
気センサに関する。
【0021】第13の発明は、ほとんど完全にスピン偏
極した材料が、ペロブスカイト類縁層状構造を有する強
磁性酸化物 Exy+1yz (EはTl、Bi、Pb及びHgから選ばれる少なくと
も1種類の金属、RはIIA族およびランタノイド元素の
中から選ばれる少なくとも1種類の金属、MはMn単
独、あるいは3d、4d及び5d遷移金属の中から選ば
れる少なくとも1種類の金属とMnとからなる金属、x
は1又は2、1≦y≦4、zは任意の数)である第1〜
第8のいずれかの発明の磁気センサに関する。
【0022】第14の発明は、第13の発明の強磁性酸
化物においてMがマンガン(Mn)である第13の発明
の磁気センサに関する。
【0023】第15の発明は、第1の領域および第2の
領域を形成するそれぞれの材料が、上記第9〜第14の
発明の強磁性酸化物の中から選ばれる材料である第1〜
第7のいずれかの発明の磁気センサに関する。
【0024】第16の発明は、第1〜第15のいずれか
の発明の磁気センサを、より高い磁気感度を実現できる
ように複数個直列につないだ磁気センサに関する。
【0025】第17の発明は、第1〜第16のいずれか
の発明の磁気センサを備えた磁気ヘッドに関する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて詳細
に説明する。
【0027】図1(a)に、本発明の磁気センサの第1
の実施の形態の1例を示す(基板および電極は省略)。
基板上に、第1の領域(P部(1))及び第2の領域
(D部(2))が形成され、これらの間に、2つの領域
の自発磁化の向きを独立に変化させることを可能にする
遷移領域(N部(3))が設けられている。このような
第1の領域および第2の領域には、通電できるようにそ
れぞれ電極が設けられる。
【0028】第1の領域および第2の領域は、ほとんど
完全に偏極した材料(以下「偏極材料」という。)によ
って形成する。前記の材料が好ましいものとして用いら
れ、この偏極材料の偏極の程度は、完全偏極が最も好ま
しく、完全偏極に近い程好ましいが、本発明の効果を発
揮しうる程度に偏極していればよい。
【0029】偏極材料は、第1の領域と第2の領域とが
同じであっても異なっていてもよい。異なる物質を用い
る場合には、2つの物質の保磁力の差が大きくなるよう
な材料の組み合わせを選択する。これは、測定可能な磁
場がこの相異なる2つの保磁力の間の値のものに限られ
るためであり、すなわち第1の領域と第2の領域の保磁
力の差が大きくなればなるほど測定可能な磁場の範囲が
広がるためである。
【0030】第1の領域と第2の領域の材料が同じ物質
である場合は、一方の領域上に磁化固定層を設けること
によって、又はこれらの領域の形状を異なるものとして
形状異方性の差を設け、形状異方性効果を利用すること
によって、保磁力に差をつける。なお、形状異方性の差
が大きいほど測定可能な磁場の範囲が広くなる。
【0031】異なる形状としては、例えば、第1の領域
を、形状異方性の大きい細い棒状(長辺方向に磁化しや
すい。)にし、第2の領域を、形状異方性のない円形
(平面上では磁化の向きやすい方向がない。)にするこ
とにより、微弱な磁場では第2の領域の磁化の向きだけ
が変化するようになり、センサとして作動する。
【0032】N部(3)は、P部(1)とD部(2)と
の間に磁壁が形成され固定されるように、狭小に形成す
る。このN部の材料は、P部およびD部と同様な材料で
あってもよいし、異なる材料であってもよい。異なる材
料としては、導電材料であっても絶縁材料であってもよ
いが、強磁性体ではない材料が好ましい。強磁性体では
ない材料としては、反強磁性体材料、常磁性体材料、非
磁性体材料が挙げられる。
【0033】N部の材料がP部およびD部と同じ場合
は、図1(a)のように一体にパターン加工することが
できる。一方、N部の材料がP部およびD部と異なる場
合は、図1(b)のようにP部とD部との間にギャップ
(4)を設け、このギャップに強磁性体ではない材料で
N部を形成することができる。
【0034】第1の領域および第2の領域は、両方の領
域をほとんど完全にスピン偏極した材料で形成してもよ
いし、一方の領域をほとんど完全にスピン偏極した材料
で形成し、他方の領域を鉄やパーマロイ等の通常の強磁
性体材料で形成してもよい。一方の領域を通常の強磁性
体材料で形成する場合は、両方の領域をほとんど完全に
スピン偏極した材料で形成する場合と比較して、磁気感
度が低い場合があるが、それでも十分な磁気感度が得ら
れる。さらに、鉄やパーマロイ等の通常の強磁性体材料
の保磁力は、一般にペロブスカイト等のほとんど完全に
スピン偏極した材料よりも大きいため、自然に保磁力の
差が生じ、そのため、磁化固定層などを設けたり、2つ
の異なる酸化物材料を選定したりしなくても十分な磁気
感度を有する磁気センサ及び磁気ヘッドを作製すること
ができる。
【0035】次に、図2に本発明の磁気センサの第2の
実施の形態の1例を示す。基板(6)上に、P部
(1)、N部(3)及びD部(2)が電極(5)ととも
に積層された構成をとっている。積層構造以外は、上記
第1の実施の形態と同様である。
【0036】以上に説明した磁気センサは、複数個直列
につなぐことにより、より高い磁気感度を実現すること
が可能になる。
【0037】図3に、完全スピン偏極物質と通常の強磁
性金属の電子のエネルギー状態(概念図)を示す。図
中、矢印はスピンの方向を示し、斜線部は電子に占有さ
れている領域を示す。
【0038】完全スピン偏極物質(図3(a))では、
一方向のスピンのバンドのみが電子に占有され、他方向
のスピンのバンドは完全に空であり、一方向のスピンを
持つ電子だけがフェルミ面を形成している。このフェル
ミ面付近の電子が主に伝導に寄与する。これに対し、通
常の強磁性金属(図3(b)では、両方のスピンのバン
ドがともに電子に占有され、フェルミ面も両方のスピン
のバンドに存在する。
【0039】図4に、本発明の磁気センサにおいて、P
部からD部へ電子を注入したときの電子のエネルギー状
態を示す。図4(a)はセンサのP部とD部の自発磁化
によるスピンの向きが同じ場合を示し、図4(b)は逆
向きの場合を示す。なお、図中の矢印はスピンの方向を
示し、斜線部は電子に占有されている領域を示す。
【0040】磁気センサのP部から注入されP−Nの境
界を越えてN部に流れ込む電子は、スピン偏極している
ため、N部内では、上下それぞれのスピン方向を有する
電子の密度が熱平衡からズレた状態となる。ここで、図
4(a)に示すように、D部の自発磁化がP部と同方向
である場合は、P部からN部に注入された電子がそのま
まD部に流れ込めるため電位差はほとんど発生しない。
しかし、D部がP部とは逆向きに磁化している場合は、
図4(b)中のVsに相当する電位差が発生することに
なる。
【0041】本発明の磁気センサとしての動作は、P部
およびD部を構成する部材の保磁力や形状効果等の差を
利用して、P部またはD部の一方のみの磁化の向きを反
転させ、磁場があるときと無いときとの電位差の違い
(Vs)を測定することによって行う。
【0042】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに説明する
が、本発明はこれらに限定するものではない。
【0043】実施例1 厚さ1μmのLa0.7Sr0.3MnO3からなる薄膜をレ
ーザーアブレーション法によりSrTiO3基板上に作
製した。得られた薄膜にレジストを塗布し、図1(b)
に示すようなギャップ(4)(tG=約0.1μm)を
有するパターンだけを残すように電子ビーム描画装置に
より描画・露光した。レジスト現像後、イオンミリング
により薄膜を切断し、膜の素子パターンを得た。次い
で、膜の素子パターン全体の上に金を1μmの厚さで蒸
着し、上記と同様にしてレジストの塗布、電子ビーム描
画を行い、N部の金のパターンを上記ギャップ部に露光
した。レジスト現像後、ギャップ部以外の部分の金をイ
オンミリングにより取り除き、図1(a)に示すような
P−N−Dの接合を形成した。P−N−Dの接合界面の
面積はいずれも1μm角とし、N部(3)の長さ
(tN)は約0.1μmとした。
【0044】再びレジストを塗布し、D部の上のレジス
トが無くなるようなパターンを描画し現像した後、磁化
固定層としての鉄の薄膜を蒸着した。D部上以外の鉄
は、レジストと共にアセトン中の超音波洗浄で除去し
た。
【0045】最後にもう一度レジストを塗布し、測定用
の金電極パターンを鉄薄膜のパターン形成と同様にして
形成し、スパッタリング法によりP部及びD部にそれぞ
れ金電極を形成した(図1(c))。
【0046】以上のようにして作製した磁気センサ(素
子)を、始めに電流方向と直交した方向に1kGの磁場
をかけてP部、D部及びFe薄膜の磁化の方向をそろえ
た後、外部磁界を0にした。このとき、磁気センサの抵
抗値は約5Ωであった。
【0047】その後、P−D間に電流を流しながら上記
と逆方向に磁場を加えていくと、50G付近で磁気セン
サの抵抗は急激に増大し10Ωとなった。この磁界領域
で抵抗が増大するのは、P部の磁化は外部磁界によって
完全に反転しているのに対し、保磁力の強い鉄膜に接し
ているD部の磁化は元の向きのままであり、P−D間の
磁化の向きが反平行であることから、電位差(Vs)が
発生しているためである(図4(b)参照)。本実施例
では、抵抗の増加率(低抵抗時を基準とした増加分)は
100%であり、磁気感度として2%/Gが得られたこ
とになる。
【0048】なお、磁化固定層としての鉄薄膜を、D部
上ではなく、P部上に設けた場合もセンサの動作特性は
同様であった。
【0049】実施例2 実施例1と同様にして、Tl2Mn27薄膜をレーザー
アブレーション法により形成した後、パターン加工し磁
気センサを作製した。但し、磁化固定層としての鉄薄膜
を設ける代わりに、D部の幅(tD)をP部の幅(tP
の5倍以上とし、形状異方性効果により電流方向と直交
した方向の保磁力に差をつけた。
【0050】以上のようにして作製した磁気センサを、
電流方向と直交した方向に1kGの磁場をかけて磁化の
方向をそろえた。
【0051】実施例1と同様に、磁化と逆方向に磁場を
徐々に加えていくと、40G付近でP部の磁化のみが反
転し、磁気センサの抵抗の増大が確認された。このとき
の抵抗の増加率は120%であった。
【0052】実施例3 実施例1と同様にして、TlInMn27からなる薄膜
をレーザーアブレーション法により形成した後、図1
(a)に示すパターンに加工し磁気センサを作製した。
ここで、本実施例のN部(3)は、D部およびP部と同
一材料であり、パターン加工時に同時に形成される。そ
のためP部とD部の両極は完全に分離していないが、両
極の磁化が逆向きの場合、磁壁の生成によるエネルギー
を最小にする要請から、このN部に磁壁が発生する。
【0053】実施例1と同様な動作特性試験を行った結
果、磁気センサの抵抗の変化は、外部磁界80G付近で
起こり、その時の抵抗変化率は100%であった。
【0054】実施例4 スパッタリングとレーザーアブレーション法により、図
2に示す積層構造の磁気センサを作製した。1及び2は
それぞれP部およびD部であり、3は金からなるN部で
ある。これらは、平面部のサイズを1μm角とし、P及
びD部の厚さを1μm、N部の厚さを0.5μmとし
た。5は金からなる電極であり、6は基板である。
【0055】P部はNd0.7Sr0.3MnO3なる化合物
で形成し、D部はP部よりもキュリー温度の高いSm
0.65Sr0.35MnO3なる化合物で形成した。そのた
め、同一温度での保磁力はD部の方が大きく、両極の保
磁力の中間の値を有する磁場を加えることによって、P
部の磁化だけを反転させることができた。
【0056】初期の磁化方向を基板面と平行にして実施
例1と同様な動作特性試験を行った結果、磁気センサの
抵抗の変化は80G付近で起こり、その時の抵抗変化率
は200%であった。
【0057】実施例5 P部をHgSr2LaMn28なる化合物で形成し、D
部をPbSr3Mn28なる化合物で形成した以外は、
実施例4と同様にして積層型の磁気センサを作製した。
【0058】初期の磁化方向を基板面と平行にして実施
例1と同様な動作特性試験を行った結果、磁気センサの
抵抗の変化は70G付近で起こり、その時の抵抗変化率
は150%であった。
【0059】実施例6 P部を(Tl0.70.32(Mn0.9Fe0.127なる
化合物で形成し、D部を(Tl0.7Pb0.32Mn27
なる化合物で形成した以外は、実施例4と同様にして積
層型の磁気センサを作製した。
【0060】初期の磁化方向を基板面と平行にして実施
例1と同様な動作特性試験を行った結果、磁気センサの
抵抗の変化は55G付近で起こり、その時の抵抗変化率
は100%であった。
【0061】実施例7 N部をn型ヘビードープのSiで形成し、P部をLa
0.8Ca0.2Mn0.9Pd0 .13なる化合物で形成し、D
部をLa0.8Ca0.2Mn0.9Re0.13なる化合物で形
成した以外は、実施例4と同様にして積層型の磁気セン
サを作製した。
【0062】初期の磁化方向を基板面と平行にして実施
例1と同様な動作特性試験を行った結果、磁気センサの
抵抗の変化は60G付近で起こり、その時の抵抗変化率
は125%であった。
【0063】実施例8 P部をLa0.7Sr0.3MnO3なる化合物で形成し、D
部をパーマロイで形成した以外は、実施例4と同様にし
て積層型の磁気センサを作製した。初期磁化の方向を基
板と平行にして実施例1と同様な動作特性試験を行った
結果、磁気センサの抵抗変化は50G付近で起こり、抵
抗の増加率は70%であった。
【0064】実施例9 Tl2Mn27なる化合物薄膜で図5に示す櫛形のパタ
ーンを形成した。膜厚は0.1μm、櫛形の歯の部分の
幅は全て1μm、櫛形の歯の部分の間隔は0.5μmで
ある。
【0065】電極間に電流を流しその電圧を測定した。
このパターンでは、櫛形の歯の部分の自発磁化は形状異
方性効果によりその長辺方向に向き、隣合う歯の部分同
士は互いの作る磁場のために自然に逆方向を向く。磁壁
は、歯の部分間の細い部分に形成される。その結果、電
流方向には、互いに磁化が逆転した領域が交互に並ぶこ
とになり、自然に高抵抗の状態となる。測定時の磁場を
図5に示すように電流方向に直交する方向にかけること
により、素子全体の磁化の向きをそろえて低抵抗の状態
に遷移させることができる。この状態から外部磁場をな
くせば、自然に元の状態に復帰する。測定結果として、
磁気センサの抵抗変化は50G付近で起こり、抵抗変化
率は200%であった。
【0066】実施例10 La0.7Sr0.3MnO3なる化合物薄膜と金薄膜で図6
に示すパターンを形成した。電極(5)とN部(3)は
金薄膜で形成した。電極に電流を流しその電圧を測定し
た。センサの動作原理は、実施例9の場合と同様であ
る。磁気センサの抵抗変化は40G付近で起こり、その
抵抗変化率は150%であった。
【0067】実施例11 Nd0.7Sr0.3MnO3、La1.7Sr0.3Cu24、L
0.65Sr0.35MnO3なる化合物をこの順で積層した
ものを1単位として、この単位をLa1.7Sr0.3Cu2
4層を介して3回積層した以外は、図2と同様な積層
型の磁気センサを作製した。Nd0.7Sr0.3MnO3
及びLa0.65Sr0.35MnO3層の厚さを1μm、La
1.7Sr0.3Cu24層の厚さを0.1μmとした。Nd
0.7Sr0.3MnO3及びLa0.65Sr0.35MnO3はほと
んど完全にスピン偏極した物質であり、La0.65Sr
0.35MnO3の方が保磁力が高い。La1.7Sr0.3Cu2
4は常磁性体であり、室温において金属電気伝導性を
示す。金電極はそれぞれ、ほとんど完全にスピン偏極し
た物質であるNd0.7Sr0.3MnO3及びLa0.65Sr
0.35MnO3と接続されている。
【0068】素子動作は、実施例4と同様に、最初に強
い磁場ですべての強磁性層の磁化の向きをそろえてお
き、2種類の強磁性体の保磁力の中間の値を持つ磁場を
検出する。磁気センサの抵抗変化は70G付近でおこ
り、抵抗変化率は200%であった。なお、La1.7
0.3Cu24の代わりに金を用いた場合でも、特性は
変わらなかった。
【0069】実施例12 La0.7Sr0.3MnO3なる化合物薄膜で図7に示すよ
うな、両方向に山形を有するパターンを形成し、その山
部の1つおきの山部上に、磁化固定層としてパーマロイ
薄膜パターンを形成して磁気センサを作製した。磁壁
は、山部と山部の間の細い部分に固定されている。
【0070】磁気センサの動作は、実施例1と同様にし
て行った結果、60G付近で抵抗の変化が現れ、そのと
きの抵抗変化率は150%であった。
【0071】本実施例では、山部の1つおきに磁化固定
層(7)を設け、他の山部は磁化固定層を持たない構成
であるが、これらの磁化固定層の材料として1つおきに
異なる強磁性体を用いてもよい。例えば、鉄からなる磁
化固定層とパーマロイからなる磁化固定層を1つおきに
設けてもよい。このような場合は、センサに測定磁場が
加わっていないときの自発磁化の保持をこれらの磁化固
定層が担い、磁化の相対的な向きによる抵抗変化をほと
んど完全にスピン偏極した材料が担うことになる。この
ように、電気抵抗に対する働きと、磁化の保持に関する
働きを分離することは、ほとんど完全にスピン偏極した
材料の残留磁化が小さい場合に特に有用である。
【0072】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、1%/G以上の高い磁気感度を達成することが
でき、微弱磁界の検出素子として有効な磁気センサ及び
磁気ヘッドを提供できる。
【0073】平面型素子および積層型素子のいずれも高
い磁気感度を達成することができるが、特に平面型素子
においては、酸化物薄膜の多層成長が必要でなく製造工
程が単純であり、第1及び第2の領域を1種類の物質だ
けで構成できるため、容易に且つ低コストで磁気センサ
及び磁気ヘッドを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気センサの構成の説明図である。
【図2】本発明の磁気センサの構成の説明図である。
【図3】本発明の磁気センサに用いられる材料の電子の
エネルギー状態の説明図(概念図)である。
【図4】本発明の磁気センサの動作原理の説明図(概念
図)である。
【図5】本発明の磁気センサの構成の説明図である。
【図6】本発明の磁気センサの構成の説明図である。
【図7】本発明の磁気センサの構成の説明図である。
【符号の説明】
1 P部(第1の領域) 2 D部(第2の領域) 3 N部 4 ギャップ 5 電極 6 基板 7 磁化固定層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−237022(JP,A) 特開 平4−103014(JP,A) 特開 平7−193298(JP,A) 特開 平4−263110(JP,A) 特開 平10−12945(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 43/08 G01R 33/09 G11B 5/39 H01F 10/08

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほとんど完全にスピン偏極した材料によ
    って第1の領域と第2の領域が形成され、これらの領域
    間に2つの領域の自発磁化の向きを独立に変化させるこ
    とを可能にする遷移領域を有し、第1の領域と第2の領
    域の間の電気抵抗が、第1の領域および第2の領域のそ
    れぞれの伝導電子のスピンの向きの相対関係により変化
    する現象を利用する磁気センサであって、 第1の領域および第2の領域が同一平面内に同じ物質で
    形成され、それらの領域間に、それらの領域と同じ物質
    からなる狭小部を有し、 第1の領域および第2の領域の一方の領域上に強磁性体
    もしくは反強磁性体からなる磁化固定層を設けたことを
    特徴とする磁気センサ。
  2. 【請求項2】 ほとんど完全にスピン偏極した材料によ
    って第1の領域と第2の領域が形成され、これらの領域
    間に2つの領域の自発磁化の向きを独立に変化させるこ
    とを可能にする遷移領域を有し、第1の領域と第2の領
    域の間の電気抵抗が、第1の領域および第2の領域のそ
    れぞれの伝導電子のスピンの向きの相対関係により変化
    する現象を利用する磁気センサであって、 第1の領域および第2の領域が同一平面内に同じ物質で
    形成され、それらの領域間に、強磁性体ではない材料か
    らなる狭小部を有し、 第1の領域および第2の領域の一方の領域上に強磁性体
    もしくは反強磁性体からなる磁化固定層を設けたことを
    特徴とする磁気センサ。
  3. 【請求項3】 ほとんど完全にスピン偏極した材料によ
    って第1の領域と第2の領域が形成され、これらの領域
    間に2つの領域の自発磁化の向きを独立に変化させるこ
    とを可能にする遷移領域を有し、第1の領域と第2の領
    域の間の電気抵抗が、第1の領域および第2の領域のそ
    れぞれの伝導電子のスピンの向きの相対関係により変化
    する現象を利用する磁気センサであって、 第1の領域および第2の領域が同一平面内に同じ物質で
    形成され、それらの領域間に、それらの領域と同じ物質
    からなる狭小部を有し、 第1の領域および第2の領域が、保磁力に差が生じるよ
    うに互いに異なる形状にされたことを特徴とする磁気セ
    ンサ。
  4. 【請求項4】 ほとんど完全にスピン偏極した材料によ
    って第1の領域と第2の領域が形成され、これらの領域
    間に2つの領域の自発磁化の向きを独立に変化させるこ
    とを可能にする遷移領域を有し、第1の領域と第2の領
    域の間の電気抵抗が、第1の領域および第2の領域のそ
    れぞれの伝導電子のスピンの向きの相対関係により変化
    する現象を利用する磁気センサであって、 第1の領域および第2の領域が同一平面内に同じ物質で
    形成され、それらの領域間に、強磁性体ではない材料か
    らなる狭小部を有し、 第1の領域および第2の領域が、保磁力に差が生じるよ
    うに互いに異なる形状にされたことを特徴とする磁気セ
    ンサ。
  5. 【請求項5】 ほとんど完全にスピン偏極した材料によ
    って第1の領域と第2の領域が形成され、これらの領域
    間に2つの領域の自発磁化の向きを独立に変化させるこ
    とを可能にする遷移領域を有し、第1の領域と第2の領
    域の間の電気抵抗が、第1の領域および第2の領域のそ
    れぞれの伝導電子のスピンの向きの相対関係により変化
    する現象を利用する磁気センサであって、 第1の領域および第2の領域が同一平面内に同じ物質で
    形成され、それらの領域間に、それらの領域と同じ物質
    からなる狭小部を有する磁気センサを複数個直列につな
    ぎ、第1の領域と第2の領域の自発磁化が形状異方性効
    果により互いに逆方向を向くように櫛形にしたことを特
    徴とする磁気センサ。
  6. 【請求項6】 ほとんど完全にスピン偏極した材料によ
    って第1の領域と第2の領域が形成され、これらの領域
    間に2つの領域の自発磁化の向きを独立に変化させるこ
    とを可能にする遷移領域を有し、第1の領域と第2の領
    域の間の電気抵抗が、第1の領域および第2の領域のそ
    れぞれの伝導電子のスピンの向きの相対関係により変化
    する現象を利用する磁気センサであって、 第1の領域および第2の領域が同一平面内に同じ物質で
    形成され、それらの領域間に、強磁性体ではない材料か
    らなる狭小部を有する磁気センサを複数個直列につな
    ぎ、第1の領域と第2の領域の自発磁化が形状異方性効
    果により互いに逆方向を向くように櫛形にしたことを特
    徴とする磁気センサ。
  7. 【請求項7】 ほとんど完全にスピン偏極した材料によ
    って第1の領域と第2の領域が形成され、これらの領域
    間に2つの領域の自発磁化の向きを独立に変化させるこ
    とを可能にする遷移領域を有し、第1の領域と第2の領
    域の間の電気抵抗が、第1の領域および第2の領域のそ
    れぞれの伝導電子のスピンの向きの相対関係により変化
    する現象を利用する磁気センサであって、 第1の領域および第2の領域が、同一温度での保磁力が
    互いに異なる材料でそれぞれ形成され、これらの領域が
    積層された構成を有することを特徴とする磁気センサ。
  8. 【請求項8】 前記第2領域が、ほとんど完全にスピン
    偏極した材料に代えて通常の強磁性体材料で形成されて
    いることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記
    載の磁気センサ。
  9. 【請求項9】 ほとんど完全にスピン偏極した材料で第
    1の領域が形成され、通常の強磁性体材料で第2の領域
    が形成され、これらの領域間に2つの領域の自発磁化の
    向きを独立に変化させることを可能にする遷移領域を有
    し、第1の領域と第2の領域の間の電気抵抗が、第1の
    領域および第2の領域のそれぞれの伝導電子のスピンの
    向きの相対関係により変化する現象を利用する磁気セン
    サであって、 ほとんど完全にスピン偏極した材料が、 パイロクロア構造を有する強磁性酸化物 D227 (DはTl、In、Bi、Pb、Ir及びランタノイド
    元素の中から選ばれる少なくとも1種類の金属、Mは3
    d、4d及び5d遷移金属の中から選ばれる少なくとも
    1種類の金属)、又は ペロブスカイト類縁層状構造を有する強磁性酸化物 Exy+1yz (EはTl、Bi、Pb及びHgから選ばれる少なくと
    も1種類の金属、RはIIA族およびランタノイド元素の
    中から選ばれる少なくとも1種類の金属、MはMn単
    独、あるいは3d、4d及び5d遷移金属の中から選ば
    れる少なくとも1種類の金属とMnとからなる金属、x
    は1又は2、1≦y≦4、zは任意の数)であることを
    特徴とする磁気センサ。
  10. 【請求項10】 ほとんど完全にスピン偏極した材料
    が、ペロブスカイト構造を有する強磁性酸化物 L1-xxMO3 (Lは少なくとも1種類のランタノイド元素、AはC
    a、Sr及びBaから選ばれる少なくとも1種類の金
    属、MはMn単独、あるいは3d、4d及び5d遷移金
    属の中から選ばれる少なくとも1種類の金属とMnとか
    らなる金属、0.01≦x≦0.5)である請求項1〜
    8のいずれか1項に記載の磁気センサ。
  11. 【請求項11】 ほとんど完全にスピン偏極した材料
    が、ペロブスカイト構造を有する強磁性酸化物 La1-xxMnO3 (AはCa、Sr及びBaから選ばれる少なくとも1種
    類の金属、0.01≦x≦0.5)である請求項1〜8
    のいずれか1項に記載の磁気センサ。
  12. 【請求項12】 ほとんど完全にスピン偏極した材料
    が、パイロクロア構造を有する強磁性酸化物 D227 (DはTl、In、Bi、Pb、Ir及びランタノイド
    元素の中から選ばれる少なくとも1種類の金属、Mは3
    d、4d及び5d遷移金属の中から選ばれる少なくとも
    1種類の金属)である請求項1〜8のいずれか1項に記
    載の磁気センサ。
  13. 【請求項13】 ほとんど完全にスピン偏極した材料
    が、パイロクロア構造を有する強磁性酸化物 (Tl1-xInx2Mn27 (0≦x≦1)である請求項1〜8のいずれか1項に記
    載の磁気センサ。
  14. 【請求項14】 ほとんど完全にスピン偏極した材料
    が、ペロブスカイト類縁層状構造を有する強磁性酸化物 Exy+1yz (EはTl、Bi、Pb及びHgから選ばれる少なくと
    も1種類の金属、RはIIA族およびランタノイド元素の
    中から選ばれる少なくとも1種類の金属、MはMn単
    独、あるいは3d、4d及び5d遷移金属の中から選ば
    れる少なくとも1種類の金属とMnとからなる金属、x
    は1又は2、1≦y≦4、zは任意の数)である請求項
    1〜8のいずれか1項に記載の磁気センサ。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の強磁性酸化物におい
    てMがマンガン(Mn)である磁気センサ。
  16. 【請求項16】 第1の領域および第2の領域を形成す
    るそれぞれの材料が、請求項10〜15に記載の強磁性
    酸化物の中から選ばれる材料である請求項1〜7のいず
    れか1項に記載の磁気センサ。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16のいずれか1項に記載
    の磁気センサを、より高い磁気感度を実現できるように
    複数個直列につないだ磁気センサ。
  18. 【請求項18】 請求項1〜17のいずれか1項に記載
    の磁気センサを備えた磁気ヘッド。
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