JPH0323795Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0323795Y2 JPH0323795Y2 JP1985024331U JP2433185U JPH0323795Y2 JP H0323795 Y2 JPH0323795 Y2 JP H0323795Y2 JP 1985024331 U JP1985024331 U JP 1985024331U JP 2433185 U JP2433185 U JP 2433185U JP H0323795 Y2 JPH0323795 Y2 JP H0323795Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- terminal
- cable
- connection structure
- divided
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 41
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims description 7
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 4
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 13
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 239000011796 hollow space material Substances 0.000 description 1
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 1
- 230000002028 premature Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案はケーブル導体の端子接続構造の改良に
関し、特に、スポツト溶接機用水冷ケーブルの導
体と端子との接続に有用なものである。
関し、特に、スポツト溶接機用水冷ケーブルの導
体と端子との接続に有用なものである。
先行技術と問題点
溶接機の給電用ケーブルには、通常、水冷ケー
ブルを用い、そのケーブル端末には電力を給電
し、かつ冷却水を導通するための端子を取付けて
いる。
ブルを用い、そのケーブル端末には電力を給電
し、かつ冷却水を導通するための端子を取付けて
いる。
ところで、ロボツト溶接機の場合、溶接ガンが
上下、左右、捻回等非常に複雑な挙動を呈し、端
子に接続せるケーブル導体端部が苛酷な繰り返え
し曲げモーメント並びに捩れモーメントを受ける
ので、導体端部の早期破損が避けられない。
上下、左右、捻回等非常に複雑な挙動を呈し、端
子に接続せるケーブル導体端部が苛酷な繰り返え
し曲げモーメント並びに捩れモーメントを受ける
ので、導体端部の早期破損が避けられない。
考案の目的
本考案の目的は、導体端部の断面形状を改変す
ることにより曲げ歪または捩れ歪の軽減を図り、
上記導体端部の早期破損を防止することにある。
ることにより曲げ歪または捩れ歪の軽減を図り、
上記導体端部の早期破損を防止することにある。
考案の構成
本考案に係るケーブル導体の端子接続構造は、
端面並びに基部表面に冷却水通路を設けた突出部
を有する端子金具に、円形撚線導体を接続するた
めの接続構造であつて、前記円形撚線導体の端部
を、２分割に分割したのちベルマウス付きのカシ
メ金具を取付けて断面が中空の円弧形となるよう
に形成し、この断面円弧形の分割導体端部を前記
端子金具の突出部上に抱合させて圧縮止めリング
により固定してなることを特徴とする構成であ
る。
端面並びに基部表面に冷却水通路を設けた突出部
を有する端子金具に、円形撚線導体を接続するた
めの接続構造であつて、前記円形撚線導体の端部
を、２分割に分割したのちベルマウス付きのカシ
メ金具を取付けて断面が中空の円弧形となるよう
に形成し、この断面円弧形の分割導体端部を前記
端子金具の突出部上に抱合させて圧縮止めリング
により固定してなることを特徴とする構成であ
る。
実施例の説明
以下、図面により本考案を説明する。
まず、本考案に係る接続構造の機能的効果につ
いて説明する。
いて説明する。
第１図Ａ乃至第１図Ｃは本考案の機能的効果を
説明するための説面図であつて、第１図は導体と
端子との接続構成の概要を示す縦断面図、第１図
Ｂ並びに第１図Ｃは第１図Ａにおけるｂ−ｂ断面
図並びにｃ−ｃ断面図である。
説明するための説面図であつて、第１図は導体と
端子との接続構成の概要を示す縦断面図、第１図
Ｂ並びに第１図Ｃは第１図Ａにおけるｂ−ｂ断面
図並びにｃ−ｃ断面図である。
第１図Ａ乃至第１図Ｃにおいて、１は断面円形
のケーブル撚線導体である。１１はケーブル撚線
導体の端部であり、断面形状を中空円形に形成し
てある。２は端子金具であり、中空円形の導体端
部１１を接続してある。上記において、導体端部
１１の曲げ断面係数Ｚは、中空円形の外径をR1、
内径をR0とすれば Ｚ＝π／32（R1 4−R0 4）・１／R1 であり、最大曲げ応δnaxは δnax＝Ｍ／Ｚ＝32R1／π（R1 4−R0 4）・Ｍ― である。
のケーブル撚線導体である。１１はケーブル撚線
導体の端部であり、断面形状を中空円形に形成し
てある。２は端子金具であり、中空円形の導体端
部１１を接続してある。上記において、導体端部
１１の曲げ断面係数Ｚは、中空円形の外径をR1、
内径をR0とすれば Ｚ＝π／32（R1 4−R0 4）・１／R1 であり、最大曲げ応δnaxは δnax＝Ｍ／Ｚ＝32R1／π（R1 4−R0 4）・Ｍ― である。
而るに、ケーブル導体断面積をＳとすれば
Ｓ＝π／４（R1 2−R0 2）
であり、第１式は
となる。
而して、ケーブル導体端部を円形断面のままで
端子に接続する従来構造においては、導体端部に
作用する最大曲げ応力は上記第２式において、
R0＝０とすることにより得られる。而るにこの
最大曲げ応力に較べ、ケーブル導体端部の断面を
中空円形とする場合の最大曲げ応力の方が小であ
り、従つて、それだけ曲げ損傷を軽減できる。
端子に接続する従来構造においては、導体端部に
作用する最大曲げ応力は上記第２式において、
R0＝０とすることにより得られる。而るにこの
最大曲げ応力に較べ、ケーブル導体端部の断面を
中空円形とする場合の最大曲げ応力の方が小であ
り、従つて、それだけ曲げ損傷を軽減できる。
第２図Ａは本考案に係るケーブル導体の端子接
続構造の実施例を示しており、第２図Ｂは第２図
ＡのＢ部分の斜視図を、第２図Ｃは第２図Ａのｃ
−ｃ断面図をそれぞれ示している。
続構造の実施例を示しており、第２図Ｂは第２図
ＡのＢ部分の斜視図を、第２図Ｃは第２図Ａのｃ
−ｃ断面図をそれぞれ示している。
第２図Ａ乃至第２図Ｃにおいて、Ｗは水冷ケー
ブルであり、円形撚線導体１例えば、集合撚り素
線を数本集合撚りしたものを絶縁体ホース３内に
挿入し、ホース内空間を冷却水通路としている。
２は端子であり、突出部２１を有し、この突出部
２１の端面並びに突出部２１の基部表面にそれぞ
れ冷却水口２２１，２２２，２２３を有する冷却
水通路が設けてある。撚線導体端部１１は２分割
し、それぞれの分割導体をベルマウス付きのカシ
メ金具３１による圧縮で断面円弧形に形成してあ
る。これらの断面円弧形の分割導体端部を端子金
具２の突出部２１上に抱合し、これらを圧縮止め
リング４によつて突出部２１に固定してある。２
３は端子金具２の胴部に設けた凹凸であり、ホー
ス端部３０を挿着してある。
ブルであり、円形撚線導体１例えば、集合撚り素
線を数本集合撚りしたものを絶縁体ホース３内に
挿入し、ホース内空間を冷却水通路としている。
２は端子であり、突出部２１を有し、この突出部
２１の端面並びに突出部２１の基部表面にそれぞ
れ冷却水口２２１，２２２，２２３を有する冷却
水通路が設けてある。撚線導体端部１１は２分割
し、それぞれの分割導体をベルマウス付きのカシ
メ金具３１による圧縮で断面円弧形に形成してあ
る。これらの断面円弧形の分割導体端部を端子金
具２の突出部２１上に抱合し、これらを圧縮止め
リング４によつて突出部２１に固定してある。２
３は端子金具２の胴部に設けた凹凸であり、ホー
ス端部３０を挿着してある。
考案の効果
本考案に係るケーブル導体の端子接続構造は上
述した通りの構成であり、導体端部を曲げ断面係
数の大きな２分割の中空円弧形に形成してあるか
ら、導体端部に作用する最大曲げ歪を軽減でき、
ケーブル導体端部に頻繁に曲げモーメントが作用
しても、ケーブル導体端部の早期曲げ損傷を防止
できる。
述した通りの構成であり、導体端部を曲げ断面係
数の大きな２分割の中空円弧形に形成してあるか
ら、導体端部に作用する最大曲げ歪を軽減でき、
ケーブル導体端部に頻繁に曲げモーメントが作用
しても、ケーブル導体端部の早期曲げ損傷を防止
できる。
殊に、本考案においては、円形撚線導体の分割
導体端部に取付けるカシメ金具をベルマウス付き
としているために、運転時に円形撚線導体が繰り
返し屈曲を受けてもベルマウスの存在により局部
的な応力集中を発生させることがないから撚線導
体の早期破断を充分に阻止できる。
導体端部に取付けるカシメ金具をベルマウス付き
としているために、運転時に円形撚線導体が繰り
返し屈曲を受けてもベルマウスの存在により局部
的な応力集中を発生させることがないから撚線導
体の早期破断を充分に阻止できる。
また、本考案によれば、円形撚線導体の端部を
中空の存在する２分割構成としているから、この
分割面には容易に隙間が形成され、この隙間を端
子金具の突出部に設けた冷却水通路に導通させれ
ば冷却効果を一層高めることができ、しかも、圧
縮止めリングを交換すれば端子金具が再使用可能
という実用的効果もある。
中空の存在する２分割構成としているから、この
分割面には容易に隙間が形成され、この隙間を端
子金具の突出部に設けた冷却水通路に導通させれ
ば冷却効果を一層高めることができ、しかも、圧
縮止めリングを交換すれば端子金具が再使用可能
という実用的効果もある。
第１図Ａ乃至第１図Ｃは本考案の機能的効果を
説明するための説面図であつて、第１図は導体と
端子との接続構成の概要を示す説明図、第１図Ｂ
並びに第１図Ｃはそれぞれ第１図Ａにおけるｂ−
ｂ断面図並びにｃ−ｃ断面図、第２図Ａは本考案
の実施例を示す説明図、第２図Ｂは第２図Ａにお
けるＢ部分の斜視図、第２図Ｃは第２図Ａにおけ
るｃ−ｃ断面図である。 図において、１は円形撚線導体、１１は導体端
部、２は端子である。
説明するための説面図であつて、第１図は導体と
端子との接続構成の概要を示す説明図、第１図Ｂ
並びに第１図Ｃはそれぞれ第１図Ａにおけるｂ−
ｂ断面図並びにｃ−ｃ断面図、第２図Ａは本考案
の実施例を示す説明図、第２図Ｂは第２図Ａにお
けるＢ部分の斜視図、第２図Ｃは第２図Ａにおけ
るｃ−ｃ断面図である。 図において、１は円形撚線導体、１１は導体端
部、２は端子である。
Claims (1)
- 端面並びに基部表面に冷却水通路を設けた突出
部を有する端子金具に、円形撚線導体を接続する
ための接続構造であつて、前記円形撚線導体の端
部を、２分割に分割したのちベルマウス付きのカ
シメ金具を取付けて断面が中空の円弧形となるよ
うに形成し、この断面円弧形の分割導体端部を前
記端子金具の突出部上に抱合させて圧縮止めリン
グにより固定してなることを特徴とするケーブル
導体の端子接続構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985024331U JPH0323795Y2 (ja) | 1985-02-21 | 1985-02-21 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985024331U JPH0323795Y2 (ja) | 1985-02-21 | 1985-02-21 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61141933U JPS61141933U (ja) | 1986-09-02 |
| JPH0323795Y2 true JPH0323795Y2 (ja) | 1991-05-23 |
Family
ID=30518382
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985024331U Expired JPH0323795Y2 (ja) | 1985-02-21 | 1985-02-21 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0323795Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5218151B2 (ja) * | 2009-02-26 | 2013-06-26 | 日立電線株式会社 | 導体接続構造 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61124212A (ja) * | 1984-11-19 | 1986-06-12 | 富士電機株式会社 | 水冷フイ−ダ |
-
1985
- 1985-02-21 JP JP1985024331U patent/JPH0323795Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61124212A (ja) * | 1984-11-19 | 1986-06-12 | 富士電機株式会社 | 水冷フイ−ダ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61141933U (ja) | 1986-09-02 |
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