JPH0323724Y2 - - Google Patents

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JPH0323724Y2
JPH0323724Y2 JP1986061774U JP6177486U JPH0323724Y2 JP H0323724 Y2 JPH0323724 Y2 JP H0323724Y2 JP 1986061774 U JP1986061774 U JP 1986061774U JP 6177486 U JP6177486 U JP 6177486U JP H0323724 Y2 JPH0323724 Y2 JP H0323724Y2
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discrimination circuit
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Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 (産業上の利用分野) この考案は、交通情報受信機に係り、特に西ド
イツで実施されているFM放送を利用した交通情
報を受信するのに好適な交通情報受信機に関す
る。
(従来技術) 事故の発生や工事情報などを、逸速くドライバ
ーに知らせ、渋滞や再事故を未然に防ぎ、道路を
有効に活用することを目的としたラジオによるド
ライバーへの交通情報サービスが年々その重要性
を増している。
西ヨーロツパでは、西ドイツを中心に、FM放
送を利用した交通情報システムが実施されてい
る。
上記の西ドイツにおける交通情報システム
(ARI:Autofahrer Rundfunk Information)
は、次のSK,DK,BKシステムという3つのス
テツプから構成されている。
まず、SKシステム(Sender Kennung)は、
交通情報を放送するFM局であることを識別する
識別コードとして、57KHzをサブキヤリアとして
もち、これをメインキヤリアにFM変調して送信
している。受信機側では、この57KHz(SK信号)
を検出することにより、交通情報を放送していな
い局の電波と区別をし、交通情報を放送している
局だけを受信できるようにしている。
次に、DKシステム(Durchsage Kennung)
は、一般の放送プログラム中に、1時間に4回程
度の交通情報アナウンスがあり、1回につき数分
の割合で放送されている。上記したSK交通情報
放送局では、57KHzの識別コードの他に、交通情
報を流す間だけアナウンスメント識別コードとし
て、57KHzを125Hz(DK信号)でAM変調したサ
ブキヤリアを、メインキヤリアにFM変調して送
信している。受信側では、57KHzにAM変調され
た125Hzを検波し、この信号があるときだけ交通
情報を優先的に聞くことができるようにしてい
る。さらに、BKシステム(Bereichs Kennung)
は、より身近な交通情報が受けられるように、西
ドイツを6つのエリア識別コードをもつたブロツ
クに分け、このブロツク内のFM交通情報を放送
する局は、エリア識別コードとして57KHzの整数
分の1の周波数(例えば、23.75Hz、28.27Hz…
…)をもち、この信号を、57KHzにAM変調して
いる。受信側では、例えば、Aブロツクでは選択
スイツチAを選ぶと、Aブロツクのエリア識別コ
ードをもつFM交通情報局だけ受信でき、Aブロ
ツク内の詳しい交通情報を聞くことができる。
したがつて、これらのSK,DK,BK信号を利
用して、交通情報が始まると、パイロツトランプ
を点灯して、音量が大きくなるもの、自動的に録
音するもの、カセツトテープなどを聞いている時
に自動的に交通情報受信状態に切り換えるものな
ど、種々の仕様の受信機が提供されている。
上述した、SK,DK,BKの3つの信号を検出
するデコーダ回路としては、従来例えば第2図に
示すようなものがあつた。この第2図に示すARI
方式の交通情報受信機は、FM検波出力(コンポ
ジツト出力)を、SK検波回路1でSK信号(57K
Hz)と、このSK信号にAM変調されているDKお
よびBK信号を取り出す。次に、DK,BK用の
AM検波回路2において、DK信号(125Hz)と
BK信号(例えば23.75Hz)とを復調する。3は
DK判別回路で、125HzのPLL同期検波回路3a
にてDK信号を判定し、トリガ、ドライブ回路3
bにおいて、DK信号が“あり”と判別した時に
制御信号、例えば、ローレベル「0」の信号を出
力し、DK信号が“なし”と判別した時は、ハイ
レベル「1」の信号を出力する。この両出力信号
によつて、交通情報の放送があるときだけ音を出
すようにしたり、また、カセツトテープ演奏中
は、交通情報放送時のみテープからラジオに自動
的に切り換え、交通情報を聞くことができるよう
にし、さらに、交通情報終了後は、再びテープ演
奏に戻すというようなコントロール(DK動作)
を行なつていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記したARI方式の交通情報受信機の
DK判別回路においては、DK検波感度を常に一
定としていたため、その検出感度を良くすると、
ノイズ等のDK信号以外の信号入力に対しても
DK信号と判別して、DK動作を誤つて起こす虞
れがあつた。また、逆にDK検出感度を鈍くする
と、弱電界地域での電界変動等により、DK信号
が送られているにもかかわらず、それを検出でき
ず、DK信号が“なし”と判別し、誤つてDK動
作を停止させてしまうという欠点があつた。
この考案は、上記した点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ARI方式の交
通情報受信機におけるDK判別回路のDK検出感
度の切り換えを可能とし、誤動作を防止すること
ができるようにした交通情報受信機を提供するこ
とにある。
「考案の構成」 (問題を解決するための手段) この考案に係る交通情報受信機は、DKおよび
BK信号をAM復調するAM検波回路とDK判別回
路との間に、DK判別回路の制御信号出力で増幅
度が制御される増幅器を設け、DK判別回路の
DK信号検出感度を可変可能に構成することによ
つて、問題の解決を図つている。
(作用) DK判別回路の制御信号出力に基づき増幅度を
可変する増幅器によつて、DK判別回路の検出感
度を自動的に切り換えることができる。すなわち
DK判別回路によつて、DK信号が“なし”と判
別され、その制御信号が生成出力されると、増幅
器はその増幅度を小さくし、DK判別回路の検出
感度を鈍くする。また、DK信号が“あり”と判
別された制御信号出力が、生成出力されると、増
幅器はその増幅度を大きくし、DK判別回路の検
出感度を良くするように自動的に切り換えするこ
とができる。
(実施例) この考案に係る交通情報受信機の実施例を第1
図に基づいて説明する。この第1図は全体構成を
示すブロツク図である。
なお、第2図に示す従来例と同一部分は同一符
号で示している。
図中、1はSK検波回路で、FM検波出力(コ
ンポジツト出力)から、SK信号(57KHz)と、
このSK信号にAM変調されているDKおよびBK
信号を取り出す。2はDK・BK用のAM検波回路
で、SK検波回路1の出力からDK信号(125Hz)
およびBK信号(例えば、23.75Hz)とをAM復調
する。3はDK判別回路で、DK信号が“あり”
と判別した時に制御信号、例えば、ローレベル
「0」の信号を出力し、DK信号が“なし”と判
別した時は、ハイレベル「1」の信号を出力す
る。この、両出力信号によつて、種々のコントロ
ール(DK動作)が行なわれる。
4は増幅度切換回路で、DK判別回路3の制御
信号出力に基づき、AM検波回路2とDK判別回
路3との間に設けた増幅器5の増幅度を切り換え
制御するよう構成されている。
上記のように構成することによつて、DK信号
が送られて来ていないとき、つまり、DK判別回
路3の制御信号出力が、ハイレベル「1」の時に
は、増幅度切換回路4は、増幅器5の増幅度を小
さくする。この時の増幅度は、DK信号が送られ
て来た時に、DK判別回路3が、DK信号が“あ
り”と判別可能な程度の増幅度とする。
このように、増幅器5の増幅度を小さくするこ
とによつて、DK判別回路3のDK検出感度は鈍
くなる。したがつて、ノイズ等のDK信号以外の
入力信号をDK信号と間違えて判別しにくくな
り、DK信号以外の入力信号でのDK動作を起こ
しにくくすることができる。
一方、DK信号が送られて来ているとき、つま
り、DK判別回路3の制御信号出力が、ローレベ
ル「0」の時には、上記とは逆の動作となり、増
幅度切換回路4は、増幅器5の増幅度を大きくす
る。この時の増幅度は、妨害信号により抑圧され
たDK信号でも、DK判別回路3が検出可能な程
度の増幅度とする。
このように、増幅器5の増幅度を大きくするこ
とによつて、DK判別回路のDK検出感度を良く
する。
これにより、ノイズや妨害信号等により、DK
信号が抑圧されても、DK信号を確実に検出する
ことができる。したがつて、DK動作中の例えば
弱電界地域での電界変動等によりDK動作を停止
する等の誤動作を防止することができる。
「考案の効果」 この考案に係る交通情報受信機によれば、DK
信号の有無によつて出力されるDK動作コントロ
ール用の制御信号によつて、増幅度が制御される
増幅器を、DKおよびBK信号をAM復調するAM
検波回路と、DK判別回路との間に設け、DK判
別回路のDK検出感度を自動的に切り換えるよう
にしたから、弱電界地域等のFM電波受信状態の
悪い地域等において、ARI放送を受信する場合、
あるいはDK信号が送られて来ていない場合に
は、DK信号の検出感度を、DK検出可能な程度
に鈍く抑えることができ、弱入力時やマルチパス
妨害等で誤つてDK動作をすることを防止でき
る。また、DK信号が送られて来ている時には、
DK信号の検出感度を良くし、ノイズ等で抑圧さ
れても、充分検出できるようにし、妨害信号によ
つて、DK動作に対する割り込みや音量増大機能
を停止してしまうような誤動作を防止することが
でき実用上きわめて大きな効果を発揮することが
できる。しかも、回路構成は簡単であつて、安価
に構成することができるから、実施が容易である
等の優れた特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る交通情報受信機の実
施例の全体構成を示すブロツク図である。第2図
は従来例を示すブロツク図である。 1:SK検波回路、2:DK・BK用のAM検波
回路、3:DK判別回路、4:増幅度切換回路、
5:増幅器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 FM検波出力からSK信号とこのSK信号にAM
    変調されているDKおよびBK信号を取り出すSK
    検波回路と、このSK検波回路の出力信号から
    DKおよびBK信号をAM復調するAM検波回路
    と、このAM検波回路の出力よりDK信号の有無
    を判別しDK動作コントロール用の制御信号を生
    成出力するDK判別回路とを備えた交通情報受信
    機において、 AM検波回路とDK判別回路との間に、DK判別
    回路の制御信号出力で増幅度が制御される増幅器
    を設け、DK判別回路のDK信号検出感度を可変
    可能に構成したことを特徴とする交通情報受信
    機。
JP1986061774U 1986-04-25 1986-04-25 Expired JPH0323724Y2 (ja)

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