JPH0323694B2 - - Google Patents
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- JPH0323694B2 JPH0323694B2 JP21918387A JP21918387A JPH0323694B2 JP H0323694 B2 JPH0323694 B2 JP H0323694B2 JP 21918387 A JP21918387 A JP 21918387A JP 21918387 A JP21918387 A JP 21918387A JP H0323694 B2 JPH0323694 B2 JP H0323694B2
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 179
- 230000002528 anti-freeze Effects 0.000 claims description 12
- 230000008014 freezing Effects 0.000 claims description 12
- 238000007710 freezing Methods 0.000 claims description 12
- 239000008399 tap water Substances 0.000 description 14
- 235000020679 tap water Nutrition 0.000 description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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- Safety Valves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、寒冷期に水道の水が凍結するのを防
止する不凍給水装置に関する。
止する不凍給水装置に関する。
寒冷地においては、冬期、水道の水が凍結して
水道が使用不能となるおそれがある。この水の凍
結は、地上に露出し蛇口に至るまでの水道管(二
次配管)内において生じる。したがつて、水道の
水の凍結を防止するため、水道不使用時は当該露
出している二次配管内の水を抜いておく手段が採
用されている。これを図により説明する。
水道が使用不能となるおそれがある。この水の凍
結は、地上に露出し蛇口に至るまでの水道管(二
次配管)内において生じる。したがつて、水道の
水の凍結を防止するため、水道不使用時は当該露
出している二次配管内の水を抜いておく手段が採
用されている。これを図により説明する。
第3図は不凍給水装置の系統図である。図で、
1は水道本管から分岐された一次配管、2は蛇口
3に連結された二次配管、4は家屋の床を示す。
5は水抜栓であり、一次配管と二次配管の間に介
在せしめられる。この水抜栓5は、図で上下方向
に移動可能なピストン5a、このピストン5aに
設けられたOリング5b1,5b2,5b3、およびO
リング5b2,5b3と協働して開閉を行う弁座5
c1,5c2、ならびに排水口5dで構成されてい
る。ピストン5aが図示の位置にあるとき、Oリ
ング5b3が弁座5C2と密着して排水口5dを遮断
し、かつ、Oリング5b2は弁座5c1から離れて一
次配管と二次配管が連結する(この位置を出水位
置と称する。)又、ピストン5aが図示の位置か
ら下方に移動せしめられると、Oリング5b2と弁
座5c1が密着して一次配管1からの供水を遮断
し、かつ、Oリング5b3が弁座5c2から離れて二
次配管2と排水口5dが連通する(この位置を止
水位置と称する)。
1は水道本管から分岐された一次配管、2は蛇口
3に連結された二次配管、4は家屋の床を示す。
5は水抜栓であり、一次配管と二次配管の間に介
在せしめられる。この水抜栓5は、図で上下方向
に移動可能なピストン5a、このピストン5aに
設けられたOリング5b1,5b2,5b3、およびO
リング5b2,5b3と協働して開閉を行う弁座5
c1,5c2、ならびに排水口5dで構成されてい
る。ピストン5aが図示の位置にあるとき、Oリ
ング5b3が弁座5C2と密着して排水口5dを遮断
し、かつ、Oリング5b2は弁座5c1から離れて一
次配管と二次配管が連結する(この位置を出水位
置と称する。)又、ピストン5aが図示の位置か
ら下方に移動せしめられると、Oリング5b2と弁
座5c1が密着して一次配管1からの供水を遮断
し、かつ、Oリング5b3が弁座5c2から離れて二
次配管2と排水口5dが連通する(この位置を止
水位置と称する)。
6は水抜栓5のピストン5aを上下に駆動する
駆動部であり、モータ、このモータの回転を減速
する減速機構、回転運動を直線運動に変える変換
機構等が備えられている。7は駆動部6における
モータの駆動を制御するコントローラ、8はコン
トローラ7に備えられている出水スイツチ、9は
止水スイツチである。出水スイツチ8は水抜栓5
を出水位置に切換えるスイツチ、止水スイツチ9
は水抜栓5を止水位置に切換えるスイツチであ
る。10は二次配管2に取付けられてその中の水
温を検出する温度センサであり、水道水が凍結す
るおそれのある温度が設定され、この設定温度以
下の温度が検出されると高レベル信号を出力す
る。11,12はそれぞれ二次配管2に取付けら
れている吸気弁および排気弁である。なお、一点
鎖線Gは地面を示す。
駆動部であり、モータ、このモータの回転を減速
する減速機構、回転運動を直線運動に変える変換
機構等が備えられている。7は駆動部6における
モータの駆動を制御するコントローラ、8はコン
トローラ7に備えられている出水スイツチ、9は
止水スイツチである。出水スイツチ8は水抜栓5
を出水位置に切換えるスイツチ、止水スイツチ9
は水抜栓5を止水位置に切換えるスイツチであ
る。10は二次配管2に取付けられてその中の水
温を検出する温度センサであり、水道水が凍結す
るおそれのある温度が設定され、この設定温度以
下の温度が検出されると高レベル信号を出力す
る。11,12はそれぞれ二次配管2に取付けら
れている吸気弁および排気弁である。なお、一点
鎖線Gは地面を示す。
第4図はコントローラ7の回路構成を示すブロ
ツク図である。図で、6は駆動部、8は出水スイ
ツチ、9は止水スイツチ、10は温度センサであ
り、これらは第3図に示すものと同じである。1
5は所定の時間が設定されたタイマであり、出水
スイツチ8がONとされるとその信号により作動
を開始して高レベル信号を出力し、上記設定時間
終了後は低レベル信号を出力する。16はNOT
回路、17はNOT回路16の出力と温度センサ
10の出力を入力とするAND回路、18はAND
回路17と止水スイツチ9の出力を入力とする
OR回路である。
ツク図である。図で、6は駆動部、8は出水スイ
ツチ、9は止水スイツチ、10は温度センサであ
り、これらは第3図に示すものと同じである。1
5は所定の時間が設定されたタイマであり、出水
スイツチ8がONとされるとその信号により作動
を開始して高レベル信号を出力し、上記設定時間
終了後は低レベル信号を出力する。16はNOT
回路、17はNOT回路16の出力と温度センサ
10の出力を入力とするAND回路、18はAND
回路17と止水スイツチ9の出力を入力とする
OR回路である。
19は入力された信号を保持する保持回路であ
り、出水スイツチ8がONとなつて出水信号が入
力されると出水信号入力状態を保持し、止水スイ
ツチ9がONとなつてOR回路を介して止水信号
が入力されると止水信号入力状態を保持する。2
0は駆動部6のモータを駆動する駆動部電源、2
1は保持回路19の出力信号に応じて切換えられ
る切換回路である。切換回路21の切換えにより
駆動部6のモータが正転又は逆転せしめられる。
り、出水スイツチ8がONとなつて出水信号が入
力されると出水信号入力状態を保持し、止水スイ
ツチ9がONとなつてOR回路を介して止水信号
が入力されると止水信号入力状態を保持する。2
0は駆動部6のモータを駆動する駆動部電源、2
1は保持回路19の出力信号に応じて切換えられ
る切換回路である。切換回路21の切換えにより
駆動部6のモータが正転又は逆転せしめられる。
次に、この不凍給水装置の動作を説明する。温
度が水道水凍結のおそれのない温度、即ち温度セ
ンサ10の設定温度を超える温度であるとき、コ
ントローラ7の出水スイツチ8を押してこれを
ONとすると、水抜栓5が止水位置にある場合に
は、保持回路19を介して切換回路21が切換え
られ駆動部6のモータが正転して水抜栓5を第3
図に示す状態に切換える。したがつて、一次配管
1の水は蛇口3に達する。この状態で再度出水ス
イツチ8が押されても、この状態は変化しない。
一方、温度センサ10の出力は低レベルであるの
で、タイマ15が動作していなくともAND回路
17の出力は低レベルとなり、止水信号は出力さ
れない。
度が水道水凍結のおそれのない温度、即ち温度セ
ンサ10の設定温度を超える温度であるとき、コ
ントローラ7の出水スイツチ8を押してこれを
ONとすると、水抜栓5が止水位置にある場合に
は、保持回路19を介して切換回路21が切換え
られ駆動部6のモータが正転して水抜栓5を第3
図に示す状態に切換える。したがつて、一次配管
1の水は蛇口3に達する。この状態で再度出水ス
イツチ8が押されても、この状態は変化しない。
一方、温度センサ10の出力は低レベルであるの
で、タイマ15が動作していなくともAND回路
17の出力は低レベルとなり、止水信号は出力さ
れない。
上記の状態において、温度が温度センサ10の
設定温度以下に低下すると温度センサ10の出力
が高レベルとなる。一方、タイマ15は作動して
いないのでNOT回路16の出力も高レベルとな
る。これにより、AND回路17、OR回路18の
出力は高レベルとなり、止水信号が保持回路19
を介して切換回路21が切換えられ、駆動部6の
モータが逆転して水抜栓5が止水位置に切換えら
れる。この結果、一次配管2にあつた水は水抜栓
5の排水口5dから排出されるので、凍結を防止
することができる。なお、排水口5dからの排水
は吸気弁11の存在により支障なく行われる。
設定温度以下に低下すると温度センサ10の出力
が高レベルとなる。一方、タイマ15は作動して
いないのでNOT回路16の出力も高レベルとな
る。これにより、AND回路17、OR回路18の
出力は高レベルとなり、止水信号が保持回路19
を介して切換回路21が切換えられ、駆動部6の
モータが逆転して水抜栓5が止水位置に切換えら
れる。この結果、一次配管2にあつた水は水抜栓
5の排水口5dから排出されるので、凍結を防止
することができる。なお、排水口5dからの排水
は吸気弁11の存在により支障なく行われる。
水抜栓5がこのような状態にあるとき、気温が
上昇し温度センサ10がその設定温度より高い温
度を検出すると、温度センサ10の出力は低レベ
ルとなるが、これによつても上記の状態には何等
の変化もなく、水抜栓5は依然止水位置にある。
この状態で水道を使用するため出水スイツチ8を
ONにすると、保持回路19に出水信号が入力さ
れこれが保持され、切換回路21が切換えられ、
駆動部6のモータが正転駆動されて水抜栓5は出
水位置に切換えられる。同時にタイマ15が作動
を開始して高レベル信号が出力されAND回路1
7の入力は低レベルとなる。即ち、タイマ15に
設定された設定時間中はOR回路18から出力さ
れる止水信号の出力は禁止され、水抜栓5の出水
位置が保持される。水抜栓5が出水位置に切換え
られると一次配管1の水は排気弁12から空気を
排気しながら二次配管2に流入し、蛇口3からの
水の使用が可能となる。
上昇し温度センサ10がその設定温度より高い温
度を検出すると、温度センサ10の出力は低レベ
ルとなるが、これによつても上記の状態には何等
の変化もなく、水抜栓5は依然止水位置にある。
この状態で水道を使用するため出水スイツチ8を
ONにすると、保持回路19に出水信号が入力さ
れこれが保持され、切換回路21が切換えられ、
駆動部6のモータが正転駆動されて水抜栓5は出
水位置に切換えられる。同時にタイマ15が作動
を開始して高レベル信号が出力されAND回路1
7の入力は低レベルとなる。即ち、タイマ15に
設定された設定時間中はOR回路18から出力さ
れる止水信号の出力は禁止され、水抜栓5の出水
位置が保持される。水抜栓5が出水位置に切換え
られると一次配管1の水は排気弁12から空気を
排気しながら二次配管2に流入し、蛇口3からの
水の使用が可能となる。
タイマ15の設定時間が経過すると、タイマ1
5の出力は低レベルとなりAND回路17の一方
の入力は高レベルとなる。したがつて、そのとき
温度センサ10が低温を検出すれば水抜栓5は止
水位置に切換えられて凍結が防止され、温度セン
サ10が設定温度より高い温度を検出すれば水抜
栓5は出水位置を継続する。
5の出力は低レベルとなりAND回路17の一方
の入力は高レベルとなる。したがつて、そのとき
温度センサ10が低温を検出すれば水抜栓5は止
水位置に切換えられて凍結が防止され、温度セン
サ10が設定温度より高い温度を検出すれば水抜
栓5は出水位置を継続する。
ここで、上記タイマ15の設定時間について述
べる。一次配管1は地下に埋設されているので、
一次配管1内の水は凍結温度に比べて可成り高い
温度にある(この水を温水と称する)。そして、
上記のように水抜栓5が止水位置から出水位置に
切換えられたとき、当該温水は二次配管2内に流
入し、温度センサ10の検出温度も上昇する。こ
の状態は水道が連続して使用されている間は保持
されるが、蛇口3が閉じられた時点から二次配管
2内の水は冷却されはじめる。したがつて、タイ
マ15の設定時間は、水抜栓5の切換時間と、温
水が二次配管2に供給されてからすぐ冷却されは
じめると仮定したときの当該温水の凍結には至ら
ないある適切な時間との合計の時間とされてい
る。
べる。一次配管1は地下に埋設されているので、
一次配管1内の水は凍結温度に比べて可成り高い
温度にある(この水を温水と称する)。そして、
上記のように水抜栓5が止水位置から出水位置に
切換えられたとき、当該温水は二次配管2内に流
入し、温度センサ10の検出温度も上昇する。こ
の状態は水道が連続して使用されている間は保持
されるが、蛇口3が閉じられた時点から二次配管
2内の水は冷却されはじめる。したがつて、タイ
マ15の設定時間は、水抜栓5の切換時間と、温
水が二次配管2に供給されてからすぐ冷却されは
じめると仮定したときの当該温水の凍結には至ら
ないある適切な時間との合計の時間とされてい
る。
上記従来の不凍給水装置は、二次配管2内の水
の凍結を自動的に防止するのに効果的な装置であ
る。しかしながら、上記の説明から明らかなよう
に、水抜栓5が止水位置に切換えられている場合
には、蛇口3を開いただけでは水道水を用いるこ
とはできず、必ずコントローラ7の出水スイツチ
8をONとしなければならずきわめて面倒であつ
た。そして、寒冷時にはほとんど常時、水抜栓5
が止水位置にあるので、水道水使用の度に出水ス
イツチ8をONとすることになり、寒冷時におけ
る面倒さは著しく大きくなる。又、コントローラ
7と蛇口3とが相当離れた位置にある場合、出水
スイツチ8をONとする面倒さはさらに大きくな
る。
の凍結を自動的に防止するのに効果的な装置であ
る。しかしながら、上記の説明から明らかなよう
に、水抜栓5が止水位置に切換えられている場合
には、蛇口3を開いただけでは水道水を用いるこ
とはできず、必ずコントローラ7の出水スイツチ
8をONとしなければならずきわめて面倒であつ
た。そして、寒冷時にはほとんど常時、水抜栓5
が止水位置にあるので、水道水使用の度に出水ス
イツチ8をONとすることになり、寒冷時におけ
る面倒さは著しく大きくなる。又、コントローラ
7と蛇口3とが相当離れた位置にある場合、出水
スイツチ8をONとする面倒さはさらに大きくな
る。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決
し、寒冷時であつても水道使用時における出水ス
イツチON動作を省略することができる不凍給水
装置を提供するにある。
し、寒冷時であつても水道使用時における出水ス
イツチON動作を省略することができる不凍給水
装置を提供するにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、水道本
管に連結された一次配管および給水口に連結され
吸排気弁を備えた二次配管の間に設けられ、前記
一次配管と前記二次配管とを連通する第1の位置
および前記一次配管と前記二次配管を遮断し前記
二次配管の水を排出する第2の位置に切換えられ
る水抜栓と、この水抜栓を切換える駆動源とを備
えた不凍給水装置において、前記二次配管の水温
を検出しこの水温が設定温度以下のとき信号を出
力する温度センサと、前記水抜栓の排水時間に相
当する時間作動する第1のタイマと、前記温度セ
ンサから信号が出力されたとき前記第1のタイマ
の作動時間前記水抜栓を前記第2の位置に切換え
るとともに当該作動時間が終了したとき前記第1
の位置に切換える制御回路と、この第1の位置へ
切換えて前記一次配管の水が前記温度センサに達
するのに充分な時間でかつ凍結するには至らない
時間まで当該切換えを保持する第2のタイマとを
設けたことを特徴とする。
管に連結された一次配管および給水口に連結され
吸排気弁を備えた二次配管の間に設けられ、前記
一次配管と前記二次配管とを連通する第1の位置
および前記一次配管と前記二次配管を遮断し前記
二次配管の水を排出する第2の位置に切換えられ
る水抜栓と、この水抜栓を切換える駆動源とを備
えた不凍給水装置において、前記二次配管の水温
を検出しこの水温が設定温度以下のとき信号を出
力する温度センサと、前記水抜栓の排水時間に相
当する時間作動する第1のタイマと、前記温度セ
ンサから信号が出力されたとき前記第1のタイマ
の作動時間前記水抜栓を前記第2の位置に切換え
るとともに当該作動時間が終了したとき前記第1
の位置に切換える制御回路と、この第1の位置へ
切換えて前記一次配管の水が前記温度センサに達
するのに充分な時間でかつ凍結するには至らない
時間まで当該切換えを保持する第2のタイマとを
設けたことを特徴とする。
二次配管に水が供給された状態において、二次
配管の水の温度が所定温度以下になると、温度セ
ンサはこれを検出して信号を出力する。この信号
によりタイマが作動を開始し、この作動開始信号
で水抜栓を第2の位置(止水位置)に切換えて二
次配管内の水を排水する。タイマに設定された時
間が経過し、タイマから作動終了信号が出力され
ると水抜栓は上記第2の位置から第1の位置(出
水位置)に切換えられ、一次配管の水は二次配管
に供給される。このときの二次配管の水は温水で
あるので、寒冷時であつても相当時間経過しては
じめて所定温度以下となる。温水が所定温度以下
になると再び上記の動作が繰返される。
配管の水の温度が所定温度以下になると、温度セ
ンサはこれを検出して信号を出力する。この信号
によりタイマが作動を開始し、この作動開始信号
で水抜栓を第2の位置(止水位置)に切換えて二
次配管内の水を排水する。タイマに設定された時
間が経過し、タイマから作動終了信号が出力され
ると水抜栓は上記第2の位置から第1の位置(出
水位置)に切換えられ、一次配管の水は二次配管
に供給される。このときの二次配管の水は温水で
あるので、寒冷時であつても相当時間経過しては
じめて所定温度以下となる。温水が所定温度以下
になると再び上記の動作が繰返される。
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明す
る。
る。
第1図は本発明の実施例に係る不凍給水装置の
系統図、第2図は第1図に示すコントローラの回
路のブロツク図である。各図で、第3図および第
4図に示す部分と同一部分には同一符号を付して
説明を省略する。第1図で、7′は第3図に示す
コントローラ7に相当するコントローラであり、
コントローラ7とはその回路構成を異にする。他
の構成は従来の装置と同じである。
系統図、第2図は第1図に示すコントローラの回
路のブロツク図である。各図で、第3図および第
4図に示す部分と同一部分には同一符号を付して
説明を省略する。第1図で、7′は第3図に示す
コントローラ7に相当するコントローラであり、
コントローラ7とはその回路構成を異にする。他
の構成は従来の装置と同じである。
第2図に示すコントローラ7′の回路構成にお
いて、25は出水スイツチ8のON信号および止
水スイツチ9のON信号を各別に保持する保持回
路である。26は所定の時間が設定された排水タ
イマ、27は排水タイマ26の出力信号が高レベ
ルから低レベルに変化したとき作動する給水タイ
マである。排水タイマ26および給水タイマ27
はその作動時間中は高レベル信号を出力する。2
8,29はNOT回路、30,31はAND回路、
32はOR回路である。
いて、25は出水スイツチ8のON信号および止
水スイツチ9のON信号を各別に保持する保持回
路である。26は所定の時間が設定された排水タ
イマ、27は排水タイマ26の出力信号が高レベ
ルから低レベルに変化したとき作動する給水タイ
マである。排水タイマ26および給水タイマ27
はその作動時間中は高レベル信号を出力する。2
8,29はNOT回路、30,31はAND回路、
32はOR回路である。
次に、本実施例の動作を説明する。今、止水ス
イツチ9をONにすると、この信号は保持回路2
5に保持され、OR回路32からは止水信号が出
力される。この結果、水抜栓5は止水位置となり
二次配管2の水は排水される。この状態で出水ス
イツチ8をONにすると、保持回路25はこの信
号を保持するとともにさきの止水スイツチ9の
ON信号を解除する。そして、AND回路31の
一方の入力は高レベルとなる。又、このとき、給
水タイマ27は作動状態にないのでその出力は低
レベル、NOT回路28の出力は高レベルとなり、
したがつてAND回路30の一方の入力は高レベ
ルとなつている。
イツチ9をONにすると、この信号は保持回路2
5に保持され、OR回路32からは止水信号が出
力される。この結果、水抜栓5は止水位置となり
二次配管2の水は排水される。この状態で出水ス
イツチ8をONにすると、保持回路25はこの信
号を保持するとともにさきの止水スイツチ9の
ON信号を解除する。そして、AND回路31の
一方の入力は高レベルとなる。又、このとき、給
水タイマ27は作動状態にないのでその出力は低
レベル、NOT回路28の出力は高レベルとなり、
したがつてAND回路30の一方の入力は高レベ
ルとなつている。
この状態のとき、温度センサ10の検出温度が
設定温度を超えた温度であると、温度センサ10
の出力は低レベルであるので、AND回路30の
出力は低レベルとなり、NOT回路29を経て
AND回路31の他方の入力は高レベルとなる。
したがつて、AND回路31から出水信号が出力
され、水抜栓5は上記止水位置から出水位置に切
換えられ、二次配管2に水が供給される。
設定温度を超えた温度であると、温度センサ10
の出力は低レベルであるので、AND回路30の
出力は低レベルとなり、NOT回路29を経て
AND回路31の他方の入力は高レベルとなる。
したがつて、AND回路31から出水信号が出力
され、水抜栓5は上記止水位置から出水位置に切
換えられ、二次配管2に水が供給される。
この状態で温度センサ10の検出温度が設定温
度以下になると、温度センサ10の出力は高レベ
ルとなり、AND回路30の出力も高レベルとな
る。このため、AND回路31からの出水信号の
出力が停止されると同時にOR回路32から止水
信号が出力され、水抜栓5は上記出水位置から止
水位置に切換えられ、二次配管2の水は排水され
はじめる。一方、AND回路30の出力が高レベ
ルとなつたことにより排水タイマ26が作動を開
始し、その出力を高レベルとする。この排水タイ
マ26の設定時間は二次配管2の水が排水される
のに要する時間に見合つて設定されている。した
がつて、排水タイマ26の作動時間中に二次配管
2の水は排水される。排水タイマ26の設定時間
が経過すると、その出力信号は高レベルから低レ
ベルに変化し、これにより給水タイマ27が作動
を開始し高レベル信号を出力する。
度以下になると、温度センサ10の出力は高レベ
ルとなり、AND回路30の出力も高レベルとな
る。このため、AND回路31からの出水信号の
出力が停止されると同時にOR回路32から止水
信号が出力され、水抜栓5は上記出水位置から止
水位置に切換えられ、二次配管2の水は排水され
はじめる。一方、AND回路30の出力が高レベ
ルとなつたことにより排水タイマ26が作動を開
始し、その出力を高レベルとする。この排水タイ
マ26の設定時間は二次配管2の水が排水される
のに要する時間に見合つて設定されている。した
がつて、排水タイマ26の作動時間中に二次配管
2の水は排水される。排水タイマ26の設定時間
が経過すると、その出力信号は高レベルから低レ
ベルに変化し、これにより給水タイマ27が作動
を開始し高レベル信号を出力する。
このため、AND回路30の出力は低レベルと
なり、再びAND回路31から出水信号が出力さ
れ、水抜栓5は出水位置に切換えられ、一次配管
1の温水が二次配管2へ供給される。この温水に
より温度センサ10の検出温度は設定温度を超え
た温度となり、その出力は低レベルとなる。一
方、給水タイマ27の出力は設定時間が経過する
と低レベルとなり、NOT回路28の出力は高レ
ベルとなるが、温度センサ10の出力が低レベル
であるのでAND回路30の出力も低レベルのま
まである。したがつて、水抜栓5の出水位置は支
障なく維持される。なお、給水タイマ27の設定
時間は、一次配管1の水が二次配管2に供給され
温度センサ10から信号が出力されるまでAND
回路30からの出力を抑えて排水タイマ26の再
動作を禁止するに充分な時間であり、かつ、二次
配管2が極めて低温になつている場合、二次配管
2に供給された水が凍結に至らない時間に設定さ
れる。この設定時間が経過すると給水タイマ27
の出力は低レベル、したがつてNOT回路28の
出力は高レベルとなる。
なり、再びAND回路31から出水信号が出力さ
れ、水抜栓5は出水位置に切換えられ、一次配管
1の温水が二次配管2へ供給される。この温水に
より温度センサ10の検出温度は設定温度を超え
た温度となり、その出力は低レベルとなる。一
方、給水タイマ27の出力は設定時間が経過する
と低レベルとなり、NOT回路28の出力は高レ
ベルとなるが、温度センサ10の出力が低レベル
であるのでAND回路30の出力も低レベルのま
まである。したがつて、水抜栓5の出水位置は支
障なく維持される。なお、給水タイマ27の設定
時間は、一次配管1の水が二次配管2に供給され
温度センサ10から信号が出力されるまでAND
回路30からの出力を抑えて排水タイマ26の再
動作を禁止するに充分な時間であり、かつ、二次
配管2が極めて低温になつている場合、二次配管
2に供給された水が凍結に至らない時間に設定さ
れる。この設定時間が経過すると給水タイマ27
の出力は低レベル、したがつてNOT回路28の
出力は高レベルとなる。
このようにして二次配管2に供給された温水が
気温が低いために冷却され、遂にはその温度が温
度センサ10の設定温度位置になると、前述と全
く同様の動作で排水タイマ26が作動してその間
に二次配管2の排水が行なわれ、続いて給水タイ
マ27が作動して二次配管2に温水が供給され
る。以後、二次配管2に水が供給される状態でそ
の水温が設定温度以下になる毎に上記の動作が繰
返される。したがつて、一度出水スイツチ8を
ONとしておけば、二次配管2には常時水が供給
された状態にあるので、水道水の使用者は使用の
度毎に出水スイツチを操作する必要はなく、単に
蛇口3を操作するだけで水道水を使用することが
できる。又、水抜栓5が止水位置から出水位置に
切換えられ、一次配管1の水が蛇口3に至るまで
にはある程度の時間を要するので、従来、水道水
の使用者はその時間待機していなければならない
不便があつたが、本実施例では蛇口3の操作と同
時に直ちに水道水が出るので、上記の不便も解消
されることになる。さらに、一次配管1から二次
配管2が複数分岐されている場合でも、これら二
次配管2に対し水抜栓5は1個備えるだけでよ
く、又、水抜栓5を駆動する駆動部6およびそれ
に対する電気系統も1つで済む。又、水抜栓5は
地中に配置されているので、排水された水が凍結
することはなく、排水時に凍結が生じて排水不可
能になるおそれはない。
気温が低いために冷却され、遂にはその温度が温
度センサ10の設定温度位置になると、前述と全
く同様の動作で排水タイマ26が作動してその間
に二次配管2の排水が行なわれ、続いて給水タイ
マ27が作動して二次配管2に温水が供給され
る。以後、二次配管2に水が供給される状態でそ
の水温が設定温度以下になる毎に上記の動作が繰
返される。したがつて、一度出水スイツチ8を
ONとしておけば、二次配管2には常時水が供給
された状態にあるので、水道水の使用者は使用の
度毎に出水スイツチを操作する必要はなく、単に
蛇口3を操作するだけで水道水を使用することが
できる。又、水抜栓5が止水位置から出水位置に
切換えられ、一次配管1の水が蛇口3に至るまで
にはある程度の時間を要するので、従来、水道水
の使用者はその時間待機していなければならない
不便があつたが、本実施例では蛇口3の操作と同
時に直ちに水道水が出るので、上記の不便も解消
されることになる。さらに、一次配管1から二次
配管2が複数分岐されている場合でも、これら二
次配管2に対し水抜栓5は1個備えるだけでよ
く、又、水抜栓5を駆動する駆動部6およびそれ
に対する電気系統も1つで済む。又、水抜栓5は
地中に配置されているので、排水された水が凍結
することはなく、排水時に凍結が生じて排水不可
能になるおそれはない。
なお、酷寒時には二次配管の水を排水する頻度
が多くなるが、排水された水を適宜に貯水し又は
使用する手段を講ずれば、水の費消を避けること
ができる。
が多くなるが、排水された水を適宜に貯水し又は
使用する手段を講ずれば、水の費消を避けること
ができる。
以上述べたように、本発明では、二次配管の水
温が温度センサの設定温度以下になつたとき自動
的に二次配管の水を排水し、排水終了後は自動的
に二次配管に温水を供給するようにしたので、二
次配管には常時水が供給されていることになり、
水道水使用の度毎に出水スイツチを操作する必要
はなく、単に蛇口を操作するだけで直ちに水道水
を使用することができる。又、二次配管が複数分
岐していても水抜栓1個により制御を行なうこと
ができる。
温が温度センサの設定温度以下になつたとき自動
的に二次配管の水を排水し、排水終了後は自動的
に二次配管に温水を供給するようにしたので、二
次配管には常時水が供給されていることになり、
水道水使用の度毎に出水スイツチを操作する必要
はなく、単に蛇口を操作するだけで直ちに水道水
を使用することができる。又、二次配管が複数分
岐していても水抜栓1個により制御を行なうこと
ができる。
第1図は本発明の実施例に係る不凍給水装置の
系統図、第2図は第1図に示すコントローラの回
路のブロツク図、第3図は従来の不凍給水装置の
系統図、第4図は第3図に示すコントローラの回
路のブロツク図である。 1……一次配管、2……二次配管、5……水抜
栓、6……駆動部、7′……コントローラ、8…
…出水スイツチ、9……止水スイツチ、10……
温度センサ、21……切換回路、26……排水タ
イマ、27……給水タイマ。
系統図、第2図は第1図に示すコントローラの回
路のブロツク図、第3図は従来の不凍給水装置の
系統図、第4図は第3図に示すコントローラの回
路のブロツク図である。 1……一次配管、2……二次配管、5……水抜
栓、6……駆動部、7′……コントローラ、8…
…出水スイツチ、9……止水スイツチ、10……
温度センサ、21……切換回路、26……排水タ
イマ、27……給水タイマ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 水道本管に連結された一次配管および給水口
に連結され吸排気弁を備えた二次配管の間に設け
られ、前記一次配管と前記二次配管とを連通する
第1の位置および前記一次配管と前記二次配管を
遮断し前記二次配管の水を排出する第2の位置に
切換えられる水抜栓と、この水抜栓を切換える駆
動源とを備えた不凍給水装置において、前記二次
配管の水温を検出しこの水温が設定温度以下のと
き信号を出力する温度センサと、前記水抜栓の排
水時間に相当する時間作動する第1のタイマと、
前記温度センサから信号が出力されたとき前記第
1のタイマの作動時間前記水抜栓を前記第2の位
置に切換えるとともに当該作動時間が終了したと
き前記第1の位置に切換える制御回路と、この第
1の位置へ切換えて前記一次配管の水が前記温度
センサに達するのに充分な時間でかつ凍結するに
は至らない時間まで当該切換えを保持する第2の
タイマとを設けたことを特徴とする不凍給水装
置。 2 特許請求の範囲第1項において、前記温度セ
ンサの前記設定温度は、前記二次配管の水の凍結
温度より高く当該凍結温度に近い値に設定されて
いることを特徴とする不凍給水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21918387A JPS6462527A (en) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | Antifreeze water supply device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21918387A JPS6462527A (en) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | Antifreeze water supply device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6462527A JPS6462527A (en) | 1989-03-09 |
JPH0323694B2 true JPH0323694B2 (ja) | 1991-03-29 |
Family
ID=16731499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21918387A Granted JPS6462527A (en) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | Antifreeze water supply device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6462527A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2547359B2 (ja) * | 1990-08-01 | 1996-10-23 | 株式会社オゼ | 水道配管装置 |
-
1987
- 1987-09-03 JP JP21918387A patent/JPS6462527A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6462527A (en) | 1989-03-09 |
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