JP2716993B2 - 追焚付自動風呂装置の凍結予防運転方法 - Google Patents

追焚付自動風呂装置の凍結予防運転方法

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JP2716993B2
JP2716993B2 JP1045287A JP4528789A JP2716993B2 JP 2716993 B2 JP2716993 B2 JP 2716993B2 JP 1045287 A JP1045287 A JP 1045287A JP 4528789 A JP4528789 A JP 4528789A JP 2716993 B2 JP2716993 B2 JP 2716993B2
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雅博 安西
修一 小野寺
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マイコン制御部によって自動運転される追
焚付自動風呂装置の凍結予防運転方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
追焚付自動風呂装置の概要を第3図について説明す
る。
第3図において、1は器具本体で、給湯用熱交換器2
と追焚用熱交換器3とを備えている。追焚用熱交換器3
は、追焚用循環管路4を介して浴槽5の循環口に接続さ
れ、かつ、その追焚用循環管路4にポンプ6と流水スイ
ッチ7と浴槽中の湯温検出センサ8とを配設している。
給湯用熱交換器2の上流側の給水管には流量センサ9が
配設され、給湯用熱交換器2により加熱された湯を注湯
管路10を介して浴槽5中に注湯し、その注湯量が設定量
に達したことを流量センサ9が検出すると自動的に注湯
を停止するように構成されている。
なお、図には示していないが、この種の自動風呂装置
は、マイコン制御部により自動制御されるものである
が、その詳細な説明は省略する。
また、第3図には、追焚用循環管路4と浴槽に対する
注湯管路10とを全く切り離したものを示したが、本発明
はこのような風呂装置にのみ適用するのではなく、注湯
管路10を追焚用循環管路4に接続し、浴槽に対する注湯
を追焚用循環管路を介して行なう自動風呂装置にも適用
することができる。
前記の如き追焚自動風呂装置において、追焚用循環管
路に設けてあるサーミスタなどの湯温検出センサ8また
はそれとは別に設けた外気温検出センサ11が凍結予防運
転を行なうべき外気温の低下を検出すると、ポンプ6を
自動的に運転し(熱交換3のバーナは使用しないで)、
浴槽内の湯(水)を循環させることで配管の凍結を防止
すべくなしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の如き従来の凍結予防運転は、配管の凍結を防ぐ
ためには有効であるが、この凍結予防運転が行なわれる
のは、外気が最も低い深夜ないし早朝であるため、ポン
プ運転の騒音が問題となっている。
本発明は、前記の如き従来技術の問題点を改善し、凍
結のおそれが大である場合のみポンプ能力大で運転し、
それ以外はポンプ能力小の状態で運転して、凍結予防運
転時の騒音を軽減せしめんとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、前記の如き目的を達成せんがため、追焚用
循環管路により浴槽中の湯(水)を追焚きし得るように
した追焚付自動風呂装置において、温度検出センサが凍
結予防用ポンプ運転を必要とする温度xON℃以下である
ことを検出すると、追焚用循環管路のポンプを能力大の
状態で駆動することにより浴槽中の湯を追焚用循環管路
中に循環せしめると共に、そのときの浴槽中の湯温を検
出し、その検出湯温が凍結予防用ポンプ運転を必要とし
ない温度xOFF℃以上であって、かつ、ある設定したポン
プ能力切替湯温x℃以上であることを検出すると、ポン
プを停止せしめると共に、次回の凍結予防用ポンプ運転
時に能力小の状態でポンプを運転することを特徴とす
る。
〔作用〕
入浴後、浴槽内に残り湯がある状態で深夜となり、外
気温の低下を検出するとポンプが駆動されて残り湯によ
って配管が温まる。この場合、本発明は、追焚用循環管
路を流れる湯温を検出し、その湯温が低ければポンプ能
力大の状態で運転し、湯温がある設定温度より高い場合
には次回のポンプ運転に際しポンプ能力小の状態で運転
するので、それだけ凍結予防運転時の騒音を低減させる
ことができる。
ここで、凍結予防運転をたえず能力小として運転する
ことも考えられるが、浴槽湯温が低下した場合には、能
力小では循環管路内の流速がおそくなって凍結するおそ
れがある。このため、本発明においては、凍結のおそれ
が大きい場合のみポンプ能力を大とし、それ以外はポン
プ能力小として騒音の低減と凍結予防機能とを併せ持つ
ようにしてものである。
〔実施例〕
以下、第1図および第2図について本発明の実施の一
例を説明する。
第1図は本発明による凍結予防運転方法の一実施例を
示すフローチャート、第2図はポンプの運転と検出湯温
との関係を示す説明図である。
いま、仮りに凍結予防運転を行なうべき外気温度をx
ON℃(例えば2℃)、凍結予防運転を必要としない検出
湯温をxOFF℃(例えば5℃)とし、さらに、ポンプ能力
が小で足りるとする検出湯温をx℃(例えば10℃)とす
る。
第1図に示すように、外気温検出センサ11(または、
循環湯温検出センサ8)がxON℃を検出すると、ポンプ
6が能力大の状態で駆動され、これにより浴槽5中の残
り湯が追焚用循環管路4に流水すると流水スイッチ7が
オンし、そのときの循環管路4中の湯温を検出する。そ
して、湯温検出センサ8が凍結予防運転を必要としない
湯温xOFF℃以上であって、かつ、次回はポンプ能力小に
切替えてよい湯温x℃以上であることを検出すると、ポ
ンプ6を停止させると共に図示を省略したマイコン制御
部にその信号を入力させ、循環管路が外気により次第に
冷却されて再び外気温検出センサがxON℃を検出した場
合には、ポンプ6を能力小の状態で運転し、再びそのと
きの湯温を検出して前記と同様にポンプ能力を制御し、
かつ、検出湯温が前記x℃以下の場合にはポンプを能力
大の状態で運転するようにする。
第2図はこのようなポンプの間欠運転とそのときの検
出湯温との関係を示す説明図であって、第1図のポンプ
運転はポンプ能力大であるが、検出湯温がポンプ能力切
替湯温x℃より高いので、第2図のポンプ運転は能力小
で行なわれ、第3回のポンプ運転も同様にして能力小で
行なわれ、その第3回のポンプ運転時の検出湯温はx℃
より低いので、第4回のポンプ運転は能力大の状態で行
なわれ、第5回のポンプ運転時の検出湯温はxOFF℃に達
していないのでポンプは連続的に運転されている。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、追焚付自動風呂
装置のポンプを凍結予防のために運転する場合におい
て、追焚用循環管路を流れる湯温を検出し、その検出湯
温が低い場合にはポンプを能力大の状態で運転し、検出
湯温が高い場合にはポンプを能力小の状態で運転するの
で、凍結予防を確実に行なうと共に、ポンプ運転時の騒
音を低減させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の運転方法の一例を示すフローチャー
ト、第2図はポンプの運転と検出湯温との関係を示す説
明図、第3図は追焚付自動風呂装置の一例を示す概要図
である。 1…器具、2…給湯用熱交換器、3…追焚用熱交換器、
4…追焚用循環管路、5…浴槽、6…ポンプ、7…流水
スイッチ、8…湯温検出センサ、9…流量センサ、10…
注湯管路、11…外気温検出センサ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】追焚用循環管路により浴槽中の湯(水)を
    追焚きし得るようにした追焚付自動風呂装置において、
    温度検出センサが凍結予防用ポンプ運転を必要とする温
    度xON℃以下であることを検出すると、追焚用循環管路
    のポンプを能力大の状態で駆動することにより浴槽中の
    湯を追焚用循環管路中に循環せしめると共に、そのとき
    の浴槽中の湯温を検出し、その検出湯温が凍結予防用ポ
    ンプ運転を必要としない温度xOFF℃以上であって、か
    つ、ある設定したポンプ能力切替湯温x℃以上であるこ
    とを検出すると、ポンプを停止せしめると共に、次回の
    凍結予防用ポンプ運転時に能力小の状態でポンプを運転
    することを特徴とする追焚付自動風呂装置の凍結予防運
    転方法。
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