JPH0323689Y2 - - Google Patents

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JPH0323689Y2
JPH0323689Y2 JP9267785U JP9267785U JPH0323689Y2 JP H0323689 Y2 JPH0323689 Y2 JP H0323689Y2 JP 9267785 U JP9267785 U JP 9267785U JP 9267785 U JP9267785 U JP 9267785U JP H0323689 Y2 JPH0323689 Y2 JP H0323689Y2
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circuit
oscillation
transistor
current
collector
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JP9267785U
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  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、PLL(位相同期)回路のVCO(電圧
制御発振器)に用いて好適な発振回路に関するも
ので、特に起動不良を防止し得る発振回路に関す
る。
(ロ) 従来の技術 第3図に示す如く、位相比較回路1、ローパス
フイルタ2、直流増幅回路3、VCO4及び分周
回路5から成るPLL回路が知られている。前記
PLL回路は入力端子6に印加される入力信号の
位相と前記分周回路5の出力信号の位相とを位相
比較回路1で比較し、該位相比較回路1の出力端
子に位相差に応じた誤差信号を得、該誤差信号を
ローパスフイルタ2及び直流増幅回路3を介して
VCO4に印加することにより、前記VCO4の発
振周波数を調整せんとするものである。しかし
て、前記VCO4としては、例えば特開昭59−
140703号公報に開示されている如き発振回路が用
いられる。前記発振回路は、発振部と固体共振子
と周波数制御部とから成り、PLL回路の直流増
幅回路から得られる誤差信号を前記周波数制御部
に印加することにより前記周波数制御部の等価容
量を変化させ、それに応じて発振周波数を変化さ
せる様に構成されている。そして前記発振回路
は、発振部の利得が1よりも十分大であること、
前記発振部の出力信号が前記発振部の入力端子に
正帰還されることという条件が満たされたとき、
安定な発振動作を行う様に成されている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、VCOとして前記公報に記載さ
れた発振回路を用いると、電源投入時に周波数制
御部から発生するオフセツト電流が発振部に流入
し、該発振部を構成するトランジスタが飽和して
起動不良を生じるという欠点があつた。特に、前
記周波数制御部を正可変容量回路と負可変容量回
路とによつて構成すると、PLL回路の位相比較
回路から前記正可変容量回路を動作させるオフセ
ツト電流が発生したとき、起動不良となる確率が
高くなり問題となつていた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、上述の点に鑑み成されたもので、周
波数制御部から発振部に流入しようとするオフセ
ツト電流を、前記発振部の出力端子に接続された
電流吸引回路により吸引する様にした点を特徴と
する。
(ホ) 作用 本考案に依れば、発振部にオフセツト電流が流
入しないので、前記発振部を構成するトランジス
タの飽和を防止出来、その結果発振回路を確実に
起動させることが出来る。
(ヘ) 実施例 第1図は、本考案の一実施例を示す回路図で、
7が利得が1よりも十分大なる差動増幅器8と該
差動増幅器8の出力端子と正の入力端子との間に
挿入された正帰還コンデンサ9とから成る発振
部、10は該発振部7の出力端子に接続された固
体共振子、11はPLL回路の位相比較回路の出
力信号に応じて等価容量が変化する可変容量回路
を含む周波数制御部、及び12は前記発振部7の
出力端子に接続された電流吸引回路である。
電源投入時に、回路のアンバランス等により周
波数制御部11からオフセツト電流が発生する
が、前記オフセツト電流は電流吸引回路12で吸
引されるので、前記オフセツト電流が発振部7に
流入することは無い。その為、前記発振部7の差
動増幅器8を構成するトランジスタが前記オフセ
ツト電流により飽和するという様な状態が生ぜ
ず、前記差動増幅器8の利得が1よりも十分大、
前記差動増幅器8の出力端子から入力端子への正
帰還という発振条件が満たされ、発振回路が正常
な発振を行う。その為、初期状態においては出力
端子13にフリーラン周波数の発振出力信号が得
られ、PLL回路の制御動作の開始に応じて前記
発振出力信号の周波数及び位相は、入力信号のそ
れと等しくなる。
第2図は、本考案の具体回路例を示すもので、
発振部7を差動増幅器8と正帰還コンデンサ9と
によつて構成するとともに、電流吸引回路12を
抵抗14によつて構成したものである。尚、前記
差動増幅器8は、エミツタが共通接続された第1
及び第2トランジスタ15及び16と、該第1及
び第2トランジスタ15及び16の共通のエミツ
タにコレクタが接続された定電流トランジスタ1
7と、前記第1及び第2トランジスタ15及び1
6のコレクタ間に接続されたダイオード18及び
第3トランジスタ19から成る電流ミラー回路2
0と、前記第1、第2及び定電流トランジスタ1
5,16及び17のベースバイアスを行うバイア
ス源21とによつて構成され、前記正帰還コンデ
デンサ9は前記第1トランジスタ15のベースと
前記第2トランジスタ16のコレクタとの間に挿
入され、電流ミラー回路20を構成する第3トラ
ンジスタ19のベースは前記第1トランジスタ1
5のコレクタに、前記第3トランジスタ19のコ
レクタは前記第2トランジスタ16のコレクタに
それぞれ接続されている。
第2図において、電源投入時に周波数制御部1
1からオフセツト電流が発生したとすると、抵抗
14が存在しない場合にはバイアス源21からの
バイアス電流に応じて第2トランジスタ16が導
通し、前記オフセツト電流が前記第2トランジス
タ16のコレクタに流入する。また、第1トラン
ジスタ15も前記バイアス源21のバイアス電流
に応じて導通し、そのコレクタ電流がダイオード
18に流れるので、該ダイオード18とともに電
流ミラー回路20を構成する第3トランジスタ1
9のコレクタにも前記第1トランジスタ15のコ
レクタ電流と等しい大きさのコレクタ電流が流れ
ようとする。しかしながら、第2トランジスタ1
6のコレクタには、高出力インピーダンスの周波
数制御部11からオフセツト電流が流入している
ので、前記第3トランジスタ19のコレクタ電流
が流れることが出来ず、前記第3トランジスタ1
9が飽和する。その為、発振条件が満たされず、
発振回路が起動しない。
ところが第2図に示す如く抵抗14が接続され
ていると、周波数制御部11から発生するオフセ
ツト電流が前記抵抗14に流れる為、第1トラン
ジスタ15のコレクタ電流に応じて流れる第3ト
ランジスタ19のコレクタ電流が第2トランジス
タ16のコレクタに流入し、発振条件が満たされ
る。その為、発振回路が起動し、出力端子22に
発振出力信号が発生する。前記抵抗14として
は、固体共振子10の反共振抵抗と略等しい値の
ものを用いるのが適当である。尚、前記抵抗14
はオフセツト電流の吸引という役割以外に、固体
共振子のQダンプを行うダンピング抵抗としての
役割も有する。また、電流吸引回路としては第2
図の如き抵抗の他、定電流回路等を用いることも
可能である。
(ト) 考案の効果 以上述べた如く、本考案に依れば、周波数制御
部から発生するオフセツト電流を吸引して発振部
に流入しない様にしているので、確実に起動する
発振回路を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す回路図、第
2図はその具体回路例を示す回路図、及び第3図
はPLL回路を示す回路図である。 主な図番の説明、7……発振部、8……差動増
幅器、9……正帰還コンデンサ、10……固体共
振子、11……周波数制御部、12……電流吸引
回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 差動接続された一対のトランジスタと、該一対
    のトランジスタの一方のトランジスタのコレクタ
    電流を反転して他方のトランジスタのコレクタに
    供給する電流ミラー回路と、前記他方のトランジ
    スタのコレクタに接続される出力端子とを含む発
    振部と、該発振部の出力端子に接続された固体共
    振子と、前記出力端子に接続された周波数制御部
    とから成る発振回路において、前記発振部の出力
    端子に電流吸引手段を接続し、前記周波数制御部
    から発生するオフセツト電流を前記電流吸引手段
    により吸引して起動不良を防止した発振回路。
JP9267785U 1985-06-19 1985-06-19 Expired JPH0323689Y2 (ja)

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JP9267785U JPH0323689Y2 (ja) 1985-06-19 1985-06-19

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JP9267785U JPH0323689Y2 (ja) 1985-06-19 1985-06-19

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JPS621413U JPS621413U (ja) 1987-01-07
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JP5035017B2 (ja) * 2008-02-26 2012-09-26 富士通株式会社 発振回路

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