JPH03235334A - バイポーラトランジスタおよびその製造方法 - Google Patents

バイポーラトランジスタおよびその製造方法

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JPH03235334A
JPH03235334A JP2968790A JP2968790A JPH03235334A JP H03235334 A JPH03235334 A JP H03235334A JP 2968790 A JP2968790 A JP 2968790A JP 2968790 A JP2968790 A JP 2968790A JP H03235334 A JPH03235334 A JP H03235334A
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semiconductor
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、バイポーラトランジスタおよびその製造方法
に係り、特に遮断周波数f。が10GHz以上の高周波
トランジスタの構造およびその製造方法に関する。
(従来の技術) 従来のバイポーラトランジスタは、大きく分けて2種の
高速化手法が用いられてきた。1つはディスクリート・
デバイスで行なわれていた手法で、通称、櫛形トランジ
スタと呼ばれるものであり、その断面構造を第3図に示
している。ここで、30はN+基板、31はN−エピタ
キシャル層、EBは外部ベース領域、IBは内部ベース
領域、Eはエミッタ領域、32は酸化膜、33は窒化膜
、34はアルミニウムからなる外部ベース電極・配線、
35はアルミニウムからなるエミッタ電極・配線である
また、もう1つの手法は高速バイポーラトランジスタで
用いられているセルレフアライン争トランジスタであり
、その断面構造を第4図に示している。ここで、40は
N+基板、41はN−エピタキシャル層、42は素子分
離用のフィールド絶縁膜、EBは外部ベース領域、IB
は内部ベース領域、Eはエミッタ領域、43は第1酸化
膜、44は窒化膜、45は外部ベース引出し電極、46
は第2酸化膜、47および48はエミッタ開口側壁部の
酸化膜、49はエミッタ開口を規定するポリシリコン・
サイドウオール、50はエミッタ電極である。
第3図に示した櫛形トランジスタの場合、高速化はシュ
リンクで行なう。シュリンクは、フォトリソグラフの技
術の進歩、加工法の進歩に伴って進展してきており、今
後も引続き進められると考えられる。
しかし、フォトリソグラフ技術の進歩以上の速さで素子
高速化の要求は進んでいる。実装レベルでf、−20G
Hz程度を実現するためにはエミッタ開口とベース開口
を十分近づける必要がある。
この場合、アルミニウム配線の微細化が必要であり、例
えばアルミニウム配線の幅は1.5μm1エミツタ・ベ
ースのアルミニウム配線間隔は0.5μm、アルミニウ
ム配線の厚さは電流容量を考慮すると3.0μmとなる
。この様なアルミニウム配線の加工は事実上困難であり
、さらに、アルミニウム配線上に形成するパッシベーシ
ョン膜がアルミニウム配線間の極めてアスペクト比の高
い溝に十分に埋め込めず、いわゆる、“巣”が発生する
ので、信頼性が劣化する。
一方、第4図に示したセルファラインによるトランジス
タを複数個並列接続する場合、外部ベース領域EBの周
辺部の外部ベース引出し電極45によりアルミニウム配
線間隔は制御可能な範囲まで広くとることが可能である
しかし、複数の外部ベース領域EB間に素子分離用のフ
ィールド絶縁膜42が存在しており、このフィールド絶
縁膜42上の外部ベース引出し電極45と半導体基板主
表面との間の容量が大きいので、セルファラインによる
トランジスタを多数個並列接続すると高速動作できなく
なる。このフィールド絶縁膜42の領域はフォトリソグ
ラフの合わせ精度の分だけ必要であり、完全に無くする
ことはできない。
(発明が解決しようとする課題) 上記したように従来のセルファラインによるトランジス
タを複数個並列接続してなるバイポーラトランジスタは
、外部ベース引出し電極と半導体基板主表面との間の容
量が大きいので、多数個並列接続すると高速動作できな
くなるという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決すべくなされたもので、そ
の目的は、通常達成可能な微細化技術とセルファライン
技術により超高速動作が可能なバイポーラトランジスタ
およびその製造方法を提供することにある。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) 本発明のバイポーラトランジスタは、第1導電型をもつ
半導体基板の主表面上で少なくとも2つ以上の領域を取
り囲む形に形成された第2導電型の高濃度不純物拡散層
よりなる外部ベース領域と、この外部ベース領域により
囲まれた内部領域の全面に第2導電型不純物が拡散され
て形成された複数の内部ベース領域と、この複数の内部
ベース領域内にそれぞれ形成された第1導電型のエミッ
タ領域とを有し、前記半導体基板主表面上で前記外部ベ
ース領域の外周領域より外周方向のみに向って第1絶縁
膜および第2絶縁膜が重なって形成され、この第2絶縁
膜上で第2絶縁膜開口部内縁に迫り出し、かつ、前記複
数のエミッタ領域に挟まれた外部ベース領域上部に第2
導電型不純物を含む第1半導体膜あるいは第1金属・半
導体膜および第3絶縁膜が形成され、前記第1半導体膜
あるいは第1金属・半導体膜、第3絶縁膜と前記第1絶
縁膜、第2絶縁膜により隔たれずに対面した半導体基板
主表面との間の間隙に第2導電型不純物を含む第2半導
体領域が形成され、上記第2半導体領域、第1半導体膜
あるいは第1金属・半導体膜のエミッタ領域に面した側
壁部とこの側壁部から前記エミッタ領域に向かう半導体
基板主表面上に第4絶縁膜が形成され、前記エミッタ領
域表面より前記第4絶縁膜で囲まれたエミッタ開口部と
このエミッタ開口部に接する前記第3絶縁膜上に連続し
て第3半導体膜あるいは第3金属・半導体膜が形成され
てなることを特徴とする。
また、本発明のバイポーラトランジスタの製造方法は、
半導体基板主表面上の素子形成予定領域周辺にフィール
ド絶縁膜を形成する工程と、上記フィールド絶縁膜に囲
まれた素子形成予定領域上に比較的薄い酸化膜よりなる
第1絶縁膜を形成する工程と、上記半導体基板主表面上
の少なくとも素子形成予定領域上で上記第1絶縁膜上に
窒化膜よりなる第2絶縁膜を形成する工程と、上記半導
体基板主表面上の少なくとも素子形成予定領域上で上記
第2絶縁膜上にベース引出し電極と外部ベース拡散ソー
スとを兼ねる第1半導体膜および/または第1金属・半
導体膜を形成する工程と、上記半導体基板主表面上の少
なくとも前記第1半導体膜あるいは第1金属・半導体膜
の上に気相成長法により第3絶縁膜を形成する工程と、
複数のエミッタ形成予定領域上のそれぞれで上記第3絶
縁膜、前記第1半導体膜あるいは第1金属半導体膜を選
択的に除去し、セルファライン開口を形成する工程と、
上記セルファライン開口より前記第2絶縁膜をサイドエ
ツチングし、エミッタ形成予定領域外縁部にオーバーハ
ング部を形成すると共に、相隣り合う開口部間の第2絶
縁膜をほぼ取り除く工程と、前記セルファライン開口お
よびそれに連なるオーバーハング部に露出した前記第1
絶縁膜を除去する工程と、前記オーバーハング部に選択
的に第2半導体膜を埋め込む工程と、前記セルファライ
ン開口に露出した前記第1半導体膜あるいは金属・半導
体膜、第2半導体膜および半導体基板主表面の各表面に
、第4絶縁膜を形成する工程と、半導体基板主表面のセ
ルファライン開口に露出した表面に内部ベース領域を拡
散形成する工程と、前記セルファライン開口の内側にエ
ミッタ開口を設ける工程と、前記エミッタ開口に接する
エミッタ拡散用の第3半導体膜および/または第3金属
・半導体膜を形成する工程とを具備することを特徴とす
る。
(作用) 本発明のバイポーラトランジスタは、通常のセルファラ
イン・トランジスタと異なり、1つの島の中に複数の素
子部を作り込み、また、隣り合う各素子部間の外部ベー
ス領域は外部ベース領域に隣接する素子部で共用してい
るので、素子面積を縮小し、外部ベース引出し電極と半
導体基板主表面との間の浮遊容量を低減することができ
る。これにより、素子面積を縮小し、浮遊容量を低減す
ることができ、通常の微細加工では実現困難な寸法のエ
ミッタ開口幅、エミッタ・ベース間隔を実現し、十分に
低いベース・コレクタ容量のバイポーラトランジスタの
構造を実現できる。
また、本発明のバイポーラトランジスタの製造方法は、
通常達成可能な微細化技術とセルファライン技術の範囲
内で十分な性能を有するバイポーラトランジスタを実現
することが可能になる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳細に説明す
る。
第1図(a)乃至(j)は、バイポーラトランジスタの
製造工程における半導体基板の断面構造を示しており、
第1図(j)の平面パターンを第2図に示している。
以下、第1図(a)乃至(j)を参照しながらバイポー
ラトランジスタの製造方法を説明する。
まず、第1図(a)に示すように、N+型の半導体基板
10の表面にN−エピタキシャル層11を形成し、この
半導体基板10の主表面(N″エピタキシャル層11の
表面)に素子形成予定領域12を取り囲む形でフィール
ド絶縁膜13を選択酸化法により形成する。選択酸化に
は、バッファ用の酸化膜14と第1窒化膜15よりなる
酸化ブロックを用いている。上記フィールド絶縁膜13
の厚さは、後で形成するベース電極領域と半導体基板と
の間の浮遊容量等を減少するためには厚い方が有利であ
るが、表面の凹凸を減少させるためには薄い方が良い。
表面の平坦性を保ち、かつ、絶縁膜の厚さを増すには、
埋め込み酸化膜を形成する手段も有るが、コストの面で
は不利である。
本実施例ではほぼ600nmの熱酸化膜を直接形成して
いる。
次に、前記選択酸化に用いた酸化ブロックを除去した後
、第1図(b)に示すように、N−エピタキシャル層1
1表面の少なくとも素子形成予定領域上に、比較的薄い
酸化膜よりなる第1絶縁膜(例えばほぼ50nmの第1
酸化膜)16と、窒化膜よりなる第2絶縁膜(例えば1
100nの第2窒化膜)17と、第1半導体膜(例えば
150nmの第1ポリシリコン膜)18を順次形成し、
外部ベース形成予定領域に対応してP型不純物(例えば
ボロン)を1xlO”/cm2注入し、さらに、第1金
属・半導体膜(例えばモリブデン・シリサイド膜)19
をほぼ400nm堆積し、第3絶縁膜(例えば400n
mの第2酸化膜)20をCVD (気相成長)法により
形成する。この場合、上記第1ポリシリコン膜18とモ
リブデン・シリサイド膜19は、外部ベース引出し電極
となるため、極力低抵抗にする必要がある。また、上記
第1ポリシリコン膜18は外部ベース領域EBを形成す
るための拡散源となっており、外部ベース拡散源として
はポリシリコン、あるいはアモルファス・シリコン等が
使用し易い。上記モリブデン・シリサイド膜19は必要
に応じて他のシリサイド膜に変更も可能である。
なお、上記第1ポリシリコン膜18の抵抗値が十分に低
ければ、モリブデン・シリサイド膜19を省略すること
も可能である。
次に、第1図(c)に示すように、複数個のエミッタ形
成予定領域部をそれぞれ囲む形の開口を持つレジスト・
マスク21を形成し、前記第2酸化膜20、モリブデン
・シリサイド膜19、第1ポリシリコン膜18を順次エ
ツチング除去してセルファライン開口を形成する。なお
、本工程の前に、必要に応じて熱処理を加えることによ
り、前記第1ポリシリコン膜18とモリブデン・シリサ
イド膜19を十分に反応させておく。また、本工程のエ
ツチングは、トランジスタの寸法を精密に規定するため
、異方性エツチング法で行なう。また、上記開口は少な
くとも2個以上並列配置されており、本実施例の場合、
レティクル上の寸法で各々1.0μm幅であり、開口間
距離は1. 0μmである。
次に、前記レジスト・マスク21を除去した後、第1図
(d)に示すように、前記第2窒化膜17を140℃〜
190℃程度の燐酸液でエツチングした後、前記第1酸
化膜16をエツチング除去している。この時、第2窒化
膜17のエツチングは、半導体基板主面と平行方向にサ
イド・エツチングされ、エミッタ形成予定領域外縁部に
オーバーハング部(サイド・エツチング部)が形成され
る。
本実施例の場合、サイド・エツチング量は0. 5μm
であり、相隣り合う開口部間の第2窒化膜17はほぼ除
去される。
次に、前記セルファライン開口およびそれに連なるオー
バーハング部に露出した前記第1酸化膜16を、希フッ
酸あるいはフッ化アンモニアなどを用いたウェットエツ
チングにより除去する。
次に、第1図(e)に示すように、第2半導体膜(例え
ば第2ポリシリコン膜)22をCVD法により堆積する
ことにより、前記オーバーハング部にポリシリコン22
′を埋め込む。本実施例の場合、この第2ポリシリコン
膜22の堆積厚はほぼ200nmである。
次に、第1図(f)に示すように、前記オーバーハング
部にポリシリコン22′が残存するように前記第2ポリ
シリコン膜22を等方エツチングした後、セルファライ
ン開口に露出した前記第1ポリシリコン膜18とモリブ
デン・シリサイド膜19、オーバーハング部に埋め込ま
れた第2ポリシリコン22′および半導体基板主表面の
各表面に第4絶縁膜(例えば第3酸化膜)23を形成し
、半導体基板主表面のセルファライン開口に露出した表
面に内部ベース領域IBを拡散形成する。即ち、開口部
直下でほぼ70nmの熱酸化膜が成長するように第3酸
化膜23を熱酸化法により形成する。これにより、半導
体基板主表面の素子形成予定領域にP+型の外部ベース
領域EBが形成される。また、この熱工程により前記第
1ポリシリコン膜18から第2ポリシリコン膜22を経
由し、半導体基板中にボロンが拡散する。さらに、内部
ベース形成のために、イオン注入法でボロンを5XIO
”/Cm2の濃度で導入する。なお、上記第3酸化膜2
3の膜厚および内部ベース形成のためのイオン注入の注
入量は、素子の特性に合わせ最適化する必要がある。
次に、外部ベース引出し電極用の第1ポリシリコン11
18およびモリブデン・シリサイド膜19と後で形成さ
れるエミッタ電極の絶縁性をより良好にするため、第1
図(g)に示すように、CVD法によりほぼ1100n
の第4酸化膜24を形成した後、エミッタ開口を規定す
るサイドウオールを形成するための第3ポリシリコン膜
25をほぼ150nrn形成している。
次に、第1図(h)に示すように、第3ポリシリコン膜
25を異方性エツチングによりエッチバックし、ポリシ
リコン・サイドウオール25′を形成し、さらに、エミ
ッタ開口規定部に露出した第4酸化膜24、第3酸化膜
23を工・ソチング除去してエミッタ開口を設ける。こ
の場合、第4酸化膜24、第3酸化膜23の開口部側壁
部分は残る。さらに、エミッタ引出し電極ならびにエミ
ッ夕拡散源となる第3半導体膜(例えば第4ポリシリコ
ン膜)26を形成している。このエミッタ拡散源となる
第4ポリシリコン膜26には、イオン注入法によりN型
不純物として例えば砒素を7×1.0”70m2の濃度
で導入している。この第4ポリンリコン膜26への不純
物導入法はイオン注入性以外でも構わない。
また、前記第4ポリシリコン膜26の代わりに、あるい
はその上にシリコンよりもバンド・ギャップの広い導電
物質、例えばSiC,5i−Ge。
マイクロ・クリスタル−シリコン等の第3金属・半導体
膜を用いることによりHBT (ヘテロバイポーラトラ
ンジスタ)を実現できることはいうまでもない。
次に、基板上面に砒素の外拡散防止保護膜としてCVD
法による酸化膜(図示せず)を形成した後、はぼ950
℃で15分程度の熱処理を行ってエミッタ拡散を行って
エミッタ領域Eを形成し、熱処理後、上記酸化膜を除去
し、第1図(1)に示すように、不用な部分の第4ポリ
ンリコン膜26を除去する。
次に、第1図(j)に示すように、外部ベース引出し電
極用のモリブデン・シリサイド膜19上の第2酸化膜2
0を選択除去してベース電極開口を設け、さらに、金属
配線(通常、アルミニウム配線)27を形成することに
より、第2図に示すような平面パターンを有するバイポ
ーラトランジスタが完成する。
即ち、第1図(j)および第2図に示すバイポーラトラ
ンジスタは、N型半導体基板の上で少なくとも2つ以上
の領域を取り囲む形に形成されたP゛型の外部ベース領
域EBと、この外部ベース領域EBにより囲まれた内部
領域の全面にP型不純物が拡散されて形成された複数の
内部ベース領域IBと、この複数の内部ベース領域IB
内にそれぞれ形成されたN型のエミッタ領域Eとを有し
、前記外部ベース領域IBの外周領域の半導体基板主表
面上に第1絶縁膜16と第2絶縁膜17が重なって形成
されている。この場合、本発明のバイポーラトランジス
タにおいては、上記第1絶縁膜16と第2絶縁膜17は
前記外部ベース領域EBの外周領域より外周方向のみに
向って形成されており、外部ベース領域EBの内周側に
は存在しない。そして、上記第2絶縁膜17上で第2絶
縁膜開口部内縁に迫り出し、かつ、前記複数のエミッタ
領域Eに挟まれた外部ベース領域上部にP型不純物を含
む第1半導体膜18あるいは第1金属・半導体膜19お
よび第3絶縁膜20が形成されている。そして、前記第
1半導体膜18あるいは第1金属・半導体膜19、第3
絶縁膜20と前記第1絶縁膜16、第2絶縁膜17によ
り隔たれずに対面した半導体基板主表面との間の間隙に
N型不純物を含む第2半導体領域22′が埋め込まれて
いる。そして、上記第2半導体領域22′、第1半導体
膜18あるいは第1金属・半導体膜19のエミッタ領域
に面した側壁部とこの側壁部から前記エミッタ領域に向
かう半導体基板主表面上に第4絶縁膜23が形成されて
いる。そして、エミッター領域表面より上記第4絶縁膜
23で囲まれたエミッタ開口部とこのエミッタ開口部に
接する前記第3絶縁膜20上に連続して第3半導体膜(
あるいは第3金属・半導体膜)25が形成されている。
上記したような構造のバイポーラトランジスタによれば
、通常のセルファライン・トランジスタと異なり、1つ
の島の中に複数の素子部を作り込み、また、隣り合う各
素子部間の外部ベース領域は外部ベース領域に隣接する
素子部で共用しているので、素子面積を縮小し、外部ベ
ース引出し電極と半導体基板主表面との間の浮遊容量を
低減することができる。これにより、素子面積を縮小し
、浮遊容量を低減することができ、通常の微細加工では
実現困難な寸法のエミッタ開口幅、エミッタ・ベース間
隔を実現し、十分に低いベース・コレクタ容量のバイポ
ーラトランジスタの構造を実現できる。
なお、上記実施例は、ディスクリート・デバイスについ
て説明を行ったが、同一手法で超高速集積回路の出力ト
ランジスタを形成することも可能である。この場合、単
純にエミッタ面積を増大させていた従来の手法と比較し
、低注入状態で主として機能するエミッタ周辺部の長さ
が増大するため、低電流域から高電流域まで高性能な出
力トランジスタを実現できる。
[発明の効果コ 上述したように本発明によれば、通常達成可能な微細化
技術とセルファライン技術の範囲内で超高速動作が可能
なバイポーラトランジスタおよびその製造方法を実現す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)ないしくj)はそれぞれ本発明のバイポー
ラトランジスタの製造方法の一実施例における各工程で
の半導体基板の断面構造を示す図、第2図は第1図(」
)の平面パターンを示す図、第3図は従来の櫛形トラン
ジスタの一部を示す断面図、第4図は従来のセルファラ
イン・トランジスタの一部を示す断面図である。 10・・・N+基板、11・・・N−エピタキシャル層
、12・・・素子形成領域、13・・・フィールド絶縁
膜、EB・・・外部ベース領域、IB・・・内部ベース
領域、E・・・エミッタ領域、14・・・バッファ酸化
膜、15・・・第1窒化膜、16・・・第1酸化膜、1
7・・・第2窒化膜、18・・・外部ベース引出し用の
第1ポリシリコン膜(第1半導体膜)、19・・・外部
ヘース引出し用のモリブデン・シリサイド膜(第1金属
・半導体膜)、20・・・第2酸化膜、22・・・第2
ポリシリコン膜、22′・・・ポリシリコン(第2半導
体領域)、23・・・第3酸化膜、24・・・第4酸化
膜、25・・・第3ポリシリコン、25′・・・ポリシ
リコン・サイドウオール、26・・・エミッタ引出し用
の第4ポリシリコン膜(第3半導体膜)、27・・・金
属配線。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1導電型をもつ半導体基板の主表面上で少なく
    とも2つ以上の領域を取り囲む形に形成された第2導電
    型の高濃度不純物拡散層よりなる外部ベース領域と、こ
    の外部ベース領域により囲まれた内部領域の全面に第2
    導電型不純物が拡散されて形成された複数の内部ベース
    領域と、この複数の内部ベース領域内にそれぞれ形成さ
    れた第1導電型のエミッタ領域とを有し、 前記半導体基板主表面上で前記外部ベース領域の外周領
    域より外周方向のみに向って第1絶縁膜および第2絶縁
    膜が重なって形成され、 この第2絶縁膜上で第2絶縁膜開口部内縁に迫り出し、
    かつ、前記複数のエミッタ領域に挟まれた外部ベース領
    域上部に第2導電型不純物を含む第1半導体膜あるいは
    第1金属・半導体膜および第3絶縁膜が形成され、 前記第1半導体膜あるいは第1金属・半導体膜、第3絶
    縁膜と前記第1絶縁膜、第2絶縁膜により隔たれずに対
    面した半導体基板主表面との間の間隙に第2導電型不純
    物を含む第2半導体領域が形成され、 上記第2半導体領域、第1半導体膜あるいは第1金属・
    半導体膜のエミッタ領域に面した側壁部とこの側壁部か
    ら前記エミッタ領域に向かう半導体基板主表面上に第4
    絶縁膜が形成され、 前記エミッタ領域表面より上記第4絶縁膜で囲まれたエ
    ミッタ開口部とこのエミッタ開口部に接する前記第3絶
    縁膜上に連続して第3半導体膜あるいは第3金属・半導
    体膜が形成されてなることを特徴とするバイポーラトラ
    ンジスタ。
  2. (2)半導体基板主表面上の素子形成予定領域周辺にフ
    ィールド絶縁膜を形成する工程と、上記フィールド絶縁
    膜に囲まれた素子形成予定領域上に比較的薄い酸化膜よ
    りなる第1絶縁膜を形成する工程と、 上記半導体基板主表面上の少なくとも素子形成予定領域
    上で上記第1絶縁膜上に窒化膜よりなる第2絶縁膜を形
    成する工程と、 上記半導体基板主表面上の少なくとも素子形成予定領域
    上で上記第2絶縁膜上にベース引出し電極と外部ベース
    拡散ソースとを兼ねる第1半導体膜および/または第1
    金属・半導体膜を形成する工程と、 上記半導体基板主表面上の少なくとも前記第1半導体膜
    あるいは第1金属・半導体膜の上に気相成長法により第
    3絶縁膜を形成する工程と、複数のエミッタ形成予定領
    域上のそれぞれで上記第3絶縁膜、前記第1半導体膜あ
    るいは第1金属半導体膜を選択的に除去し、セルフアラ
    イン開口を形成する工程と、 上記セルフアライン開口より前記第2絶縁膜をサイドエ
    ッチングし、エミッタ形成予定領域外縁部にオーバーハ
    ング部を形成すると共に、相隣り合う開口部間の第2絶
    縁膜をほぼ取り除く工程と、前記セルフアライン開口お
    よびそれに連なるオーバーハング部に露出した前記第1
    絶縁膜を除去する工程と、 前記オーバーハング部に選択的に第2半導体膜を埋め込
    む工程と、 前記セルフアライン開口に露出した前記第1半導体膜あ
    るいは金属・半導体膜、第2半導体膜および半導体基板
    主表面の各表面に、第4絶縁膜を形成する工程と、 半導体基板主表面のセルフアライン開口に露出した表面
    に内部ベース領域を拡散形成する工程と、前記セルフア
    ライン開口の内側にエミッタ開口を設ける工程と、 前記エミッタ開口に接するエミッタ拡散用の第3半導体
    膜および/または第3金属・半導体膜を形成する工程と
    を具備することを特徴とするバイポーラトランジスタの
    製造方法。
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