JPH0323460Y2 - - Google Patents

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JPH0323460Y2
JPH0323460Y2 JP15163084U JP15163084U JPH0323460Y2 JP H0323460 Y2 JPH0323460 Y2 JP H0323460Y2 JP 15163084 U JP15163084 U JP 15163084U JP 15163084 U JP15163084 U JP 15163084U JP H0323460 Y2 JPH0323460 Y2 JP H0323460Y2
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JP
Japan
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wall surface
sealing material
building
frame member
holding member
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JP15163084U
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JPS6167325U (ja
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Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Building Awnings And Sunshades (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、庇・テラス・所謂サンラルーフ等の
如く建屋の垂直壁面に張出し状態で後付けされる
建築構造物の建屋壁面との間の新規な防水構造に
関する。
(従来の技術) 近年一般家屋においても、建屋の垂直壁面に
庇・テラス或いはサンルーフ等の張出し型建築構
造物を後付けにて設置し、スペースを有効に利用
して生活空間を拡がる工夫がなされるようになつ
た。この一例、特に上記構造物と建屋壁面との境
界部の雨仕舞構造について、添付図面に基づき説
明するに、第3図イは該構造を示す模式横断平面
図、第3図ロは同部分拡大縦断面図であり、図に
おける建築構造物Aは簡易な組立構造によつて組
格された所謂サンルーフを示し、建屋Hの垂直壁
面Wに水平な軒掛け若しくは垂木掛け等の枠部材
1を固設し、該枠部材1より適宜間隔をもつて垂
木10……を張出させ、透明な屋根材2をこの垂
木11……に保持せしめると共に、屋根材2の後
端部を挾持するように屋根押え部材3を枠部材1
上面に止着して得られるものである。そして屋根
押え部材3と壁面Wとの間の隙間にコーキング材
5を填装して雨仕舞がなされる。このような構造
物Aは既設の建屋であつても簡易に設置すること
が出来、且つ生活空間の拡大が容易になされるこ
とから一般家屋にも徐々に普及しつつあるが、壁
面Wとの雨仕舞構造、即ち防水構造について施工
上以下の如き改良されるべき問題点をなお内包し
ていた。
(考案が解決しようとする問題点) 即ち、建屋Hの壁面Wは通常完全に平担でない
為、これに直状の枠部材1を添設する場合、第3
図イの如く枠部材1と壁面Wとの隙間に大小を生
じることは不可避である。この隙間にコーキング
材5を填装せんとすると、隙間の大小に合わせて
注意深い配慮が要求され、これはかなり高い技倆
と熟練を要するものであり、しかも隙間が大きい
部位では填装されたコーキング材5が脱落して結
局は完全な雨仕舞も保証されなくなる……等施工
上及び持続的な防水性と云う点で問題があり、上
記建築構造物Aを普及させる上で大きな障害とな
つていた。
斯かる問題点を緩和させる為に、隙間に発泡ウ
レタン等を圧入した上でコーキング材を填装する
こともなされているが、隙間の大小に合わせて発
泡ウレタンを成形したりこれを遂一圧入したりす
る作業は極めて煩しく、結局上記問題点の決定的
な解消には至つていないのが実情であつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記に鑑みなされたもので、上記の如
き建築構造物の建屋壁面との境界部に軟弾性のシ
ール材を介在させることによつて、雨仕舞施工を
簡易化し、より完全且つ持続性のある防水性能を
保証する新規な防水構造を提供せんとするもので
ある。
即ち、本考案の要旨は、建屋壁面に水平に固設
された軒掛け若しくは垂木掛け等の枠部材の上面
に、屋根材の端部を挾持して屋根押え部材が止着
され、該押え部材には長手方向に沿つて上記壁面
側に突出した軟弾性の舌片状シール材が装着さ
れ、該シール材の自由端が上向きに上記壁面に弾
接され、且つこのシール材上にコーキング材が填
装されて成ることを特徴とする張出し建築構造物
の防水構造である。
(実施例) 以下に本考案の実施例をを添付図面に基づきそ
の作用と共に詳述する。第1図は本考案構造の代
表例を示す部分切欠縦断面図、第2図は本考案に
採用されたシール材の拡大斜視図である。
第1図は建屋Hの垂直壁面Wに張出し状態で後
付けされたサンルーフの如き建築構造物Aの取付
部位のみを示すもので、壁面Wに水平に固設され
る枠部材1は軒掛け11と垂木掛け12とに分割
され、壁面Wに対しボルト111にて固設された
軒掛け11に対し、垂木掛け12が上から外嵌さ
れている。この垂木掛け12には垂木10が前方
に張出す如く適宜間隔をもつて保持され、更に該
垂木掛け12の上面にはビス31を介し屋根押え
部材3が止着され、該屋根押え部材3と垂木掛け
12とにより透明な屋根材2の端部が挾持されて
いる。尚、21は屋根材2を安定的に保持する為
の弾性スペーサーで屋根押え部材3の下面及び垂
木掛け12の上面に長手方向に沿つて装着されて
いる。亦、311は上記ビス31の頭部を隠す為
のビス隠しであつて、合成樹脂等で製せられ屋根
押え部材3の上面に長手方向に沿つて爾後的に弾
性嵌着されるものである。
上記軒掛け11、垂木掛け12及び屋根押え部
材3はアルミニウム等の押出によつて製せられる
もので、他の不図示の連結アームや枠部材と組合
つて簡易に張出し型建築構造物Aが組格され得る
ようになされている。屋根押え部材3は上述の如
く屋根材2の端部を垂木掛け12との間に挾持す
るものであるが、その下面には上記スペーサー2
1を装着し得る2条の平行な係止用凹溝32,3
2が形成されている。本実施例では壁面Wに位置
する凹溝32をシール材4の装着に利用せんとす
るものであるが、この装着手段はこれに限られる
ものではない。該シール材4は硬質合成樹脂の基
部41と軟質合成樹脂の舌片部42とより成り、
両者は同時押出によつて一体的に形成されたもの
である。基部41は上記凹溝32に長手方向に沿
つて嵌着され、一方舌片部42はこの嵌着状態で
その自由端が上向きに反曲する如く成型されてい
る。
斯かるシール材4を装着した屋根押え部材3を
壁面Wに固設された枠部材1に取付けるには、垂
木掛け12の上方よりシール材4の舌片部42を
壁面Wに沿わせるようにして屋根押え部材3を屋
根材2の端部を挾持して垂木掛け12上面に定置
させ、ビス31にて両者を一体化させる。この時
壁面Wと枠部材1との隙間が図の如く大きくて
も、上記舌片部42の自由端はその軟弾性によつ
て壁面Wに密接的に弾接される。この結果壁面W
と建築構造物Aとの間の境界部には隙間が皆無に
近い状態となり、このシール材4上にコーキング
材5を填装すればこの部分に雨仕舞が完壁とな
る。しかもコーキング材5の填装は壁面Wとシー
ル材4とのコーナー部に塗り付けるだけでなされ
るから、枠部材1と壁面Wとの隙間に大小があつ
ても、従来の如く技倆や熟練を何等要さず極めて
簡易に雨仕舞がなされる。亦、コーキング材5は
シール材4によつて受止されているから、脱落す
る懸念がなく持続的な防水性が完全に保証される
ことにもなるのである。
尚、上記実施例はほんの一例を示したに過ぎ
ず、枠部材1及び壁面Wとの固設関係等が他の形
状・仕様を採る場合、或いは庇やテラス等におい
ても本考案が望ましく採用され得ることは当然で
ある。
(考案の効果) 叙述の如く、本考案の張出し建築構造物の防水
構造は、建屋壁面に固設された枠部材に屋根押え
部材を止着するに於て、該屋根押え部材に予め軟
弾性の舌片状シール材を装着しているから、該シ
ール材の自由端が壁面に上向きに弾接され、この
上にコーキング材を填装する場合、壁面との間の
隙間に大小があつても、技倆や熟練をを何等要さ
ず極めて簡易に雨仕舞がなされると共に、コーキ
ング材がシール材によつて受止されて脱落の懸念
が全くなく持続的な防水性が完全に保証されるの
であり、斯かる優れた特性を有する本考案構造は
後付けによる各種張出し型建築構造物の普及に大
いに寄与することとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案構造の代表例を示す部分切欠縦
断面図、第2図は本考案に採用されたシール材の
拡大斜視図、第3図イ及びロは従来の構造を示す
模式横断平面図及び同部分拡大縦断面図である。 符号の説明、1……枠部材、2……屋根材、3
……屋根押え部材、4……シール材、5……コー
キング材、H……建屋、W……壁面、A……建築
構造物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 庇・テラス・サンルーフ等の如く建屋Hの垂直
    壁面Wに張出し状態で後付けされる建築構造物A
    の上記壁面Wとの間の防水構造であつて、該壁面
    Wに水平に固設された軒掛け若しくは垂木掛け等
    の枠部材1の上面に、屋根材2の端部を挾持して
    屋根押え部材3が止着され、該押え部材3には長
    手方向に沿つて上記壁面W側に突出した軟弾性の
    舌片状シール材4が装着され、該シール材4の自
    由端が上向きに上記壁面Wに弾接され、且つこの
    シール材4上にコーキング材5が填装されて成る
    ことを特徴とする張出し建築構造物の防水構造。
JP15163084U 1984-10-05 1984-10-05 Expired JPH0323460Y2 (ja)

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JP15163084U JPH0323460Y2 (ja) 1984-10-05 1984-10-05

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15163084U JPH0323460Y2 (ja) 1984-10-05 1984-10-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6167325U JPS6167325U (ja) 1986-05-08
JPH0323460Y2 true JPH0323460Y2 (ja) 1991-05-22

Family

ID=30709737

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JP15163084U Expired JPH0323460Y2 (ja) 1984-10-05 1984-10-05

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JPS6167325U (ja) 1986-05-08

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