JPH03231903A - 高分子凝集剤の製造法 - Google Patents

高分子凝集剤の製造法

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JPH03231903A
JPH03231903A JP2706890A JP2706890A JPH03231903A JP H03231903 A JPH03231903 A JP H03231903A JP 2706890 A JP2706890 A JP 2706890A JP 2706890 A JP2706890 A JP 2706890A JP H03231903 A JPH03231903 A JP H03231903A
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water
reaction
dimethylamine
formaldehyde
drying
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JP2706890A
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Kenjiro Makino
賢次郎 牧野
Kenichi Yamada
健一 山田
Kiyoshi Nibu
丹生 清
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Asahi Kasei Finechem Co Ltd
Original Assignee
Asahi Kasei Finechem Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高分子凝集剤、特にマンニッヒ型の凝集剤の
製造法に関する。
〔従来の技術〕
従来から、高分子凝集剤の中で、マンニッヒ型の凝集剤
、すなわち、ポリアクリルアミドをジアルキルアミンと
ホルマリンにより、アミノメチル化して得られる化合物
粉末として、ジメチルアミンを用いて、ジメチルアミノ
メチルポリアクリルアミドとするものが市販品の主流を
なしており、その理由として、ジメチルアミンが他のア
ミンと比べ、低価であることと、高級アミンでは、未反
応アミンの残臭気が問題となること及び高級アミンでは
ポリマーとの相溶性が劣る等の事由により、合成研究は
されたとしても市販されてない。更に、マンニッヒ型、
即ちジメチルアミノメチルポリアクリルアミド型の凝集
剤は、汚泥により単独で使用することはまれで、常に、
アニオン系化合物などを混在せしめ、凝集性能を維持し
ているのが現状で、単独で、あらゆる汚泥に著効なる凝
集剤は、公知公用化されていなかった。又、その製造法
については、いくつかの方法がとられている。これら公
知公用の製造法を大きく分類すると、特公昭49−48
666号に代表される稀薄低粘度水溶液での反応、特公
昭44−20994号に代表される、有機溶剤と水の懸
濁下での反応、及び、特開昭51−60291号に代表
される稀薄水溶液に水溶性塩を添加し、スラリー系で反
応する、3方法もしくは、これらの変形からなり、特公
昭49−48666号と特開昭51−60291号の方
法は、大量の水を使用し、これを濾過分離し、濾別した
混晶を通気乾燥機などで乾燥する方法で、多量の廃水を
生ずる為、廃水の汚濁や臭気の発生をともない、更に濾
過乾燥の段階で、臭気が発生し、設備が大がかりになる
などの欠点を有し、稀薄液での反応であるため、生産性
が低く、反応率も悪いなどの欠点と問題を有している。
次に、特公昭44−20994号の方法は、反応終了時
に、有機溶剤で水を共沸脱水して、乾燥体を得る方法で
、工程は、前述の方法より単純化されるが、大量の好機
溶剤を使用することによる溶剤コストの問題や、マンニ
ッヒ塩基生成率が低いなどの欠点を有する。このように
、多量の水を用いて塩析分離する製法と、有機溶剤と水
系でスラリー状にして反応する製法が、今日、高分子凝
集剤の製法の主体をなしている理由は、きわめて高分子
量のポリアクリルアミド系樹脂が用いられるため、低粘
度にして均一な攪拌をしながら、均一なマンニッヒ反応
を行なわなければ、ホルムアルデヒドとポリマーとの反
応が先行したり、部分的に、過剰モル比の反応が行なわ
れ、水に不溶解分と多量体ずる製品しか得られないこと
と、得られた混晶は、きわめて乾燥しにくい性質を有す
るものであり、混晶を微粒子に解砕して低温で効率よい
乾燥をしなければならないため、万一高濃度、高粘弾域
での反応が、均一に行なわれたとしても、その反応混晶
を微粒子に解砕する方法が確立されておらず、もし湿品
微粒子を得る方法が確立されても、乾燥段階で、再度粒
子間での固着現象により、混晶粒子のままで乾燥を完了
することは不可能であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述した事情にかんがみ、本発明者は、前記のような欠
点や問題を解消し、完全にクローズ化されたプロセスを
用いて、高収率で高品位且つあらゆる汚泥に単独で適合
しうる製品を安定して製造する方法を確立すべく、鋭意
研究を重ねた結果、意外にも、ジメチルアミンとジエチ
ルアミンを混在せしめ、ジメチルアミノメチル、ジメチ
ルアミノメチルポリアクリルアミド型のマンニッヒ塩基
が、きわめて著効なる凝集性能を有することをみいだし
、又、従来、高濃度高粘弾性域では、反応のコントロー
ルが難かしく高品位、高収率の製品を得ることは、不可
能とされていた反応を、強力な混練効果を与えるニーダ
−類を用いて、あらかじめ反応させておいたアミン類と
ホルムアルデヒドの分子化合物を、ポリアクリルアミド
に、加圧下で付加縮合反応する方法によって、安定かつ
、高収率で高品位に反応をすずめ、反応終了時に減圧下
で、発泡させなから解砕剤を添加することにより、乾燥
及び製品化に適する微粒子に解砕し、この微粒子を圧縮
抵抗のかからない乾燥機たとえば、回転式乾燥機や、振
動エアー流動型乾燥機で乾燥することにより、微粒子を
固着することなしに効率よく乾燥することが可能となり
、その目的が達成できることを知り、本発明を完成する
に至った。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、ポリアクリルアミド系又はポリメタクリルア
ミド系樹脂に、ジメチルアミンとジエチルアミンの混合
物で、その配合モル比が、それぞれ99:1〜50 :
 50であるアミン類とホルムアルデヒドをあらかじめ
混合反応させアミン類とホルムアルデヒドの分子塩を形
成せしめ、反応系の含水率を30〜70%の高濃度で、
高粘弾性領域に保ち、密閉されたニーダ−類を用いて、
加圧下に、反応を行ない、反応終了後減圧にして発泡さ
せながら、解砕剤として、水溶性の塩類粉末又は水溶性
有機化合物を加え、乾燥に適する粒子に微解砕し、得ら
れた湿品微粒子を、圧縮抵抗のかかりにくい真空流動乾
燥機又はエアー流動乾燥機を用いて乾燥することを特徴
とする高分子凝集剤の製造法に関する。
本発明に用いるポリアクリルアミド系又はポリメタクリ
ルアミド系樹脂としては、たとえば、ポリアクリルアミ
ドが挙げられる。
本発明では、ホルムアルデヒドとアミン類〔すなわち、
ジメチルアミンとジエチルアミンの混合物〕をあらかじ
め反応させ分子化合物を形成させておくことが必要であ
る。この際、アミン類としては、ジメチルアミンとジエ
チルアミンの混合物で、その配合モル比が、それぞれ9
9:1〜50 : 50、好ましくは95:5〜70 
: 30であるものを用いる。
該配合モル比が前記範囲外であると、生成するアミノメ
チル化物のカチオンコロイド当量、ずなわらアミノメチ
ル基生成率が低下する。
また、反応系の含水率は、30〜70%、好ましくは4
0〜60%である。該含水率が30%未満であると、均
一な溶解がなされなくなり、分子の切断が象、激に増し
、70%を超えると、反応速度が遅くなり、高カチオン
コロイド当量をえにくい。
次いで、反応混合物を、ニーダ−1たとえば、ゼット型
羽根のニーダーに入れ、密閉して、攪拌を行ない、一定
の反応温度を保持すると、最初スラリー状を呈していた
ものが、次第に粘度を増し、次第に均一な高粘性のペー
スト状となり、ついには、高粘弾性のゴム状の反応物と
なる。この高粘弾性の性状は一定に保たれ、未反応のホ
ルムアルデヒドとアミン類の分子化合物は、密閉された
ニーダ−内で一定の圧力を保っているが、ポリアクリル
アミド系又はポリメタクリルアミド系樹脂との反応が進
むにつれて、圧力は次第に低くなり、反応の終了を確認
することができる。この時点で、解砕剤として水溶性の
塩類粉末、たとえば、アルカリ金属塩、アルカリ土類金
属塩、アンモニウム塩などの粉末又は水溶性有機化合物
、たとえば、ポリエチレングリコールやポリプロピレン
グリコルのような水溶性ポリグリコール類、ソルビタン
エステルやグリセリンエステルや、シンガーエステル又
はそのアセチル化物などのような水に易溶性又は分散性
のエステル類を加え減圧に保つと、反応物は発泡して、
泡の厚さが1ミリ以下のうずい膜を形成し、これに添加
した解砕剤がコーティングされ、膜が破断され、細片化
され、解砕剤と接触していない部分は、再度発泡し、破
断、細片化をくり返して、ついには、微粒子の混晶粒子
を形成する。この粒子の大きさは、反応物の粘度と解砕
剤の量、減圧度により調節が自由である。このようにし
て得られた湿品微粒子は、静止したまま長時間放置する
と、粒子内面に含有される水分が滲出して来て、粒子表
面の解砕剤を溶解して、粒子間の付着を生ずるが、再度
攪拌することにより、もとの微粒子にもどる性質を有し
ており、この微粒子をニーダ−や円筒型の攪拌羽根を備
えた乾燥機で減圧加温又は、常圧加温乾燥して行くと、
その含水率がある限界をこえた点で、粒子の再付着と、
固着現象が起り、攪拌羽根と、壁との間に圧縮されて完
全な塊状物となりついには攪拌が不可能に至る。このよ
うに固着する段階に至る段階で、ポリアクリル(メタク
リル)アミド分子鎖が切断され、切断ラジカルを生じて
架橋現象を起こし、水に対する溶解性が不良となり、高
分子凝集脱水剤の性能を発揮しなくなる。このように解
砕された微粒子が再付着し、固着塊状化に至らない段階
で、圧縮抵抗のかからない乾燥機、たとえば、二重円錐
型真空乾燥機に投入し、回転させながら真空加温乾燥を
行なうと、粒子間、粒子と壁面間には常に、自己運動に
よって、付着、分離がくり返され、粒子の表面から乾燥
が進むため、粒子表面に付着コーティングしている解砕
剤が、完全にマイクロカプセルを形成し、表面に、たま
ごの殻を被覆したような粒子として安定化され、粒子の
付着と固結を防止し、最初に形成された微粒子の0 ままで、乾燥を完了することができる。言うまでもなく
、壁面との付着は全く起らず、初期に微量付着する超微
粒子や、溶けた解砕剤は、表面の乾燥とともに、剥離さ
れて、微粒の表面にコーティングされ、乾燥機壁面は素
肌のもとの状態にもどる。振動エアー流動乾燥機でも同
様の現象がおこり、形成された混晶粒子のままで、乾燥
が完了する。反応は公知、公用の方法に比べ、高濃度で
しかも密閉、保圧下に行なわれるので、その反応率はき
わめて高く理論反応率に近く、収率の向上と品質の向上
すなわち、ポリアミド鎖に対する、アミノ基の付加率が
大となり、凝集性能を表わすコロイド当量値を向上させ
る利点をともない、しかも、ニーダ−にコンデンサーと
真空ポンプを付設することにより、微少の未反応のホル
ムアルデヒドとアミンは、回収され、この初期の溜出物
を、再度、反応に投入することにより、この製造プロセ
スで系外に有機物を多量含んだ水を排出することはなく
、完全にクローズ化されることにより、無臭で無公害の
プロセスを形成することにもなる。
1 〔実施例〕 つぎに実施例と比較例を示し、本発明をさらに詳しく説
明する。
実施例1゜ 50%のジメチルアミン水溶液254kgと50%のジ
エチルアミン水溶液50kgとを37%ホルマリン27
4成しておき、純度90%のアクリルアミドポリマー3
33kgと共に、2000 ffiの下部排出型ゼット
羽根ニーダ−に攪拌しながら投入する。投入しても系内
は殆んど急激な発熱は起らず、50°C±1°Cに保ち
ながら、密閉系で反応を行なった。反応開始時は、スラ
リー状を保ち、約5分経過したころからペースト状にな
り、12分経過して粘弾性の高いゴム状となった。スタ
ート時の内圧は、常圧に近いが、粘弾性の高いゴム状に
なった時点より内圧は0.1kg/cIllになり反応
開始より20分の時点で最高の0、4 kg / cr
Mとなり、次第に圧力は低下して反応開始より40分の
時点で、殆んど常圧に達する。この2 時、亜硫酸ソーダ4kgと炭酸ソーダ粉末を20kg加
え、系を減圧度30トールから60トールに保つと、反
応物は、発泡し次第に解砕され、炭酸ソーダを加えて1
5分位いすぎると、0.5ミリ〜3.0ミリ主体の均一
な混晶粒子が得られる。炭酸ソーダを加え20分、反応
開始より60分の時点で、ねつ和機の自動排出スクリュ
ーを逆転させ、排出バルブを開いて3000 fのコニ
カル乾燥機に投入する。投入が完了すると、コニカルの
自動弁を閉じ、ジャケット温度、70°C±1°C,減
圧度10トールから20トールで、60分間乾燥すると
、純度90.1%(不純物の主成分は水)の製品569
.6kgが得られ、その粒子は0.1〜2.5ミリ主体
の均一な球状に近いものであり、このものの対理論収率
は99.6%で、製品の分析値は、不溶解分0.45%
、コロイド当量値4.9ミリ当量/グラム、固有粘度9
.1であった。
ニーダ−の溜去水、51kg中に、未反応のジメチルア
ミンとジエチルアミン混合物として1.35kg、ホル
ムアルデヒドとして0.9 kgを含み、これは、次の
反応に用いることが可能である。更にコニカ3 ル溜去水314kg中にはホルムアルデヒドが31)P
rn、ジメチルアミンとジエチルアミン混合物4 pp
IIIを含有するのみであった。
実施例2゜ 実施例1.で溜去したニーダ−溜去水51kgと86%
パラホルムアルデヒド116.9kgに、コニカルより
溜出した水108.8kgを加え、混合溶解させながら
、50%のジメチルアミン水溶液252.6kgと50
%ジエ: [+(CHOI を合成しておき、純度90
%(不純物は主として水)のアクリルアミドポリマー3
33kgと共に、2000 ffiの下部排出型ゼット
羽根ニーダーに投入する。投入しても系内は殆んど急激
な発熱は起らず、50°C±1°Cに保ちながら、密閉
系で反応を行なった。反応開始時は、スラリー状を保ち
、約6分経過したころからペースト状になり、13分経
過して、粘弾性の高いゴム状となった。スタート時の内
圧は、常圧に近いが、粘弾性の高いゴム状になった時点
より、内圧は0.1 kg / cfflになり、反4 応開始より約22分の時点で最高の0.35kg/cA
に達し、次第に圧力は低くなり、反応開始より約42分
の時点で殆んど常圧に達する。この時亜硫酸ソーダ粉末
を24kg加え、系を減圧度30トールから60トール
に保つと、反応物は発泡し、次第に解砕され、亜硫酸ソ
ーダを加えて約10分すぎると0.3〜4.0ミリ主体
の均一な粒子の混晶が得られた。亜硫酸ソーダを加えて
、20分、反応開始より62分の時点で、自動排出スク
リューを逆転させ、排出バルブを開いて、3000βの
コニカル乾燥機に投入した。
コニカル乾燥機に投入が完了すると、コニカルの自動弁
を閉じ、ジャケット温度を70°C±1”C,減圧度1
0トールから20)−ルで、60分間乾燥すると、純度
90.5%の製品565.7kgが得られた。その粒子
0.2〜3.5ミリ主体の均一な粒子であった。このも
のの対理論収率は99.0%で、不溶銅分0.56%、
コロイド当量値4.8ミリ当量/グラム、固有粘度8.
9であった。ニーダ−の溜去水は55kgで、その中に
未反応ジメチルアミンとジエチルアミン混合物が2.9
 kg、ホルムアルデヒドカ月、 9 kg含まれて5 いた。更にコニカル溜去水312kgが得られ、その中
にホルムアルデヒド2.5ppm、ジメチルアミンとジ
エチルアミン混合物が3.6 ppm含有するのみであ
った。
実施例3゜ ロフト間のバラツキを確認する目的で実施例1゜と同−
設備を用いてほぼ同一条件で反応、乾燥を行ないその結
果を第1表に示した。
次に比較例を示して実施例と対比する。
比較例I。
純度90%のアクリルアミドポリマー333kgを水8
00kgを入れた3000 ffiのリボンブレンダー
型反応機に仕込み、約1時開光分にポリマーを溶解させ
、これに純度50%のジメチルアミン水溶液254kg
と50%ジエチルアミン水溶液50kgを仕込み、37
%ホルマリン274kgを1時間かけて温度が50°C
前後になるように滴下反応させたが、急激な発熱をとも
ない、50°C±5 ’Cの範囲に維持することが限度
であった。ホルマリンを滴下終了して、更に熟成反応を
50°C±1°Cで、3時間行ない、塩析剤として、6 亜硫酸ソーダ10kgと炭酸ソーダ70kgを添加し1
時間攪拌し、これを50cm X 500c+n X 
100cmに無数に仕切られた静置分離タンクに入れ、
−夜装置分離すると、生ゴム塊の形状の成型体ができる
。これを、押出式ミンチにかけ先端に付した多孔板より
押し出すと、5ミリから3ミリの混晶が得られる。
これを約50ミリから30ミリの厚さに、ネット式通風
乾燥機にならべて60°C±2°Cで2時間乾燥すると
、粒子間でのゆるやかな付着が起り板状になって乾燥が
終る。このものを粗破機で50ミリから30ミリに砕き
、更にスクリーン1.5ミリの粉砕機で粉砕した結果、
純度90.1%の製品473 kgが得られ、対理論収
率は86.4%であった。このものの不溶銅分は、2.
1%、コロイド当量値3.8ミリ当量/グラム、固有粘
度8.1であった。
次に前記の静置分離水の量は890kgで、その中のジ
メチルアミンとジエチルアミン混合物含有量は29kg
、ホルムアルデヒド含有量は20.5kg、炭酸ソーダ
含有量は72kgで、ポリアクリルアミド系化合物の溶
解物が8.1 kgであった。更に、通風乾燥7 機で揮散した量は、吸収剤すなわち、硫酸の消費量から
、ジメチルアミンとジエチルアミン混合物は約22.9
kg、亜硫酸ソーダの消費量からホルムアルデヒドは1
4.2kgであった。なお、この対照例での実験では、
ホルマリン滴下時と、反応物を静置槽に移送する時と、
ミンチ式押出機に投入する時及び、通風乾燥の時に、き
わめて強い臭気を発生し、エアーマスクを着装して作業
にあたらなければならなかった。
比較例2゜ 公知の方法のロット間のバラツキを見るために比較例1
.と同−設備を用いて、はぼ同一条件で反応、乾燥を行
ない、その結果を第1表に示した。
比較例3゜ 2000 ffの下部排出型ゼット羽根ねつ和機に純度
90%アクリルアミドポリマー333kgと50%ジメ
チルアミン水溶液254kg と50%ジエチルアミン
水溶液50kgとを入れ60分間混練溶解させ、ねつ和
機内を50°C前後に保つようにしながら37%ポルマ
リン、274kgを約1時間かけて滴下反応させたが、
滴下8 するとき急激な発熱をともない、内温を50°C±8°
Cに維持するのが限界であった。ホルマリンを滴下しは
しめて10分してペースト状となり、ホルマリンを約5
0%滴下した時点すなわち、ホルマリンを滴下しはじめ
てから約30分ごろより、粘弾性の高いゴム状物となり
、ホルマリンを滴下し終るまで粘弾性の変化は起らなか
った。ホルマリンを滴下し終って更に30分間50°C
±8 ’Cで反応を行なった。ホルマリン滴下は、常温
で開始したため、内圧は常圧であったが、滴下開始3分
の時点で、0、2 kg / clfl、10分の時点
で最高0.6 kg / CfIとなり、滴下終了点で
、0.4 kg / cIllに低下し、更に30分間
反応を行なったが圧力の変化はなく、0.4 kg /
 cAのままであった。この時亜硫酸ソーダ4kgと炭
酸ソーダ粉末20kgを加え、系を減圧度30トールか
ら60トールに保つと反応物は発泡して、次第に解砕さ
れ、炭酸ソーダを加えて約10分すぎたごろより最大約
20ミリから最小0.5ミリの粒子の混晶となった。炭
酸ソーダを加えて20分、ホルマリンを滴下しはじめて
から110分で、自動排スクリューを9 逆転させ、排出バルブを開いて、3000 fのコニカ
ル乾燥機に投入し、自動弁を閉じてジャケットに70’
C±1°C,減圧度10トールから20トールで120
分乾燥して、純度91.0%の製品541.3kgが得
られた。この粒子は、最大15ミリから0.5ミリ程度
の巾の広い粒度分布を示すものであった。このものの対
理論収率は95.3%で、不溶銅分は30.2%、コロ
イド当量値2.5ミリ当N/グラム、固有粘度未測定で
あった。ニーダ−の溜去水は65.5kgで、この中に
未反応ジメチルアミンとジエチルアミン混合物が20.
5kg、ホルムアルデヒド5.3 kgが含マれていた
比較例4゜ 実施例1.と同一の条件で、ジメチルアミン単独304
kgを用いて反応を行ない、その結果を第1表と第2表
に示した。
比較例5゜ 比較例1.と同一の条件で、ジメチルアミン単独304
kgを用いて反応を行ないその結果を第1表と第2表に
示した。更に又、ジメチルアミンに対し、0 ジエチルアミンの比をかえた場合のカチオン当量を第1
図に、ジメチルアミノメチルポリアクリルアミド系と本
発明のジメチルアミノメチル、ジエチルアミノメチルポ
リアクリルアミド系の凝集性に関する差異について第2
図に示した。
(本頁以下余白) 1 つぎに添付の図面を用いて本発明による製品の性能と本
発明の製造法に用いられる装置の1実施例を詳しく説明
する。
第1図は、ジエチルアミン(DEA)とジメチルアミン
(D膳)のモル比を変化させ、生成するアミノメチル化
物のカチオンコロイド当量、すなわちアミノメチル基生
成率を示したものである。
ポリアクリルアミド(P)とホルムアルデヒド(F)の
比F/P・(0,716)とアミン(A)とホルムアル
デヒド(F)比A/F・(1,73)を一定にしたもの
であるが、ジメチルアミン(M)単独では(ジエチルア
ミン添加ゼロ)、コロイド当量は、3.0前後であるが
、ジエチルアミン(E)を添加して行くとジエチルアミ
ンが、20モル%(E/M比)近くがピークになり、更
に量を増すとコロイド当量は減少して来る。これは、反
応系内のポリマー(P)対水(H)の比50150にキ
ープした場合であり、ジエチルアミンの量を増すことに
より系内の極性が低下し、ポリマーが析出分離する方向
に移行する為に、アミノメチル化率が低下するものであ
り、アミンの増4 量や高級アミンを使用する場合は、極端に水を増量すれ
ばよいが本発明の高濃度反応に即応しないし、高級アミ
ンを用いる場合は、残存未反応アミンの臭気の問題等が
生ずるが、コロイド当量をあげること及び、凝集性能を
向上させることは可能である。
第2図は、コロイド当量と凝集性能の関係を示したもの
である。凝集性能(指数)は、自立性、フロック性、剥
離性、濾過性、濾水清澄性、脱水ケーキ含水率を指数と
し、総合凝集性能として示した。本試験に用いたポリマ
ーの分子量は、はぼ一定とした。ジメチルアミノメチル
ポリアクリルアミド型(M)は、単独では性能が低く、
アニオン系凝集剤(ポリアクリル酸、ポリスルホメチル
化ポリアクリルアミド等)を20%添加したものであり
、ジエチルアミノメチル、ジメチルアミノメチルポリア
クリルアミド型(E/M)は単独で使用した。
本発明によるアミノメチル化物は公知公開のアミノメチ
ル化物に比べ単独使用で、顕著な凝集性能を示すことが
明らかになった。
5 第3図は、本発明の製造法に用いられる装置の1実施例
の斜視図である。
この装置は、原料投入口(1)より、投入された原料は
、下部排出スクリュ一部(2)のついたゼット羽根式ニ
ーダ−(3)で反応が行なわれ、反応が終了すると原料
投入口(1)より解砕剤が投入され、ニーダ−用コンデ
ンサー(4)を経てニーダ−用真空ポンプ(5)で真空
をかけなから解砕を行ない、解砕が終了するとニーグー
用排出弁(6)が開き、下部排出スクリュ一部(2)は
逆転して排出しながらフレキシブルジヨイント(7)、
受入排出弁(8)を経て二重円錐型乾燥機(9)に仕込
まれる。仕込が終了すると、受入排出弁(8)は閉じ、
フレキシブルジヨイント(7)が切りはなされ、モータ
ー00)の回転により乾燥が行なわれる。二重円錐型乾
燥機(9)には、一方の軸の先端に取りつけられた温水
ロータリージヨイント(11)より温水が供給され、他
方の軸端に取つけられた真空ロータリージヨイント02
)より、コニカル用コンデンサー0■を経て、真空ポン
プ圓により真空に保ちながら乾燥する。なお、ニーダ−
はニーグー用6 温水タンク05)により、二重円錐型乾燥機(9)は乾
燥機用温水タンク06)により、加熱コントロールされ
る。
以上は、本発明の高分子凝集剤の製造法の好ましい具体
例について説明したが、本発明の精神を逸脱しない範囲
でこれに種々の変更を加えることも可能であり、それも
本発明の範囲に属するものである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、大型の設備や、複雑なプロセスを使用
せずして、無臭、無廃水で、高品位の凝集脱水剤を、高
収率で、安定して、容易にかつ、効率よく、製造するこ
とができ、公知、公用の方法の諸問題を完全に解決する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ジエチルアミン(DEA)とジメチルアミン
(DMA)のモル比とカチオンコロイド当量の関係を示
す図である。第2図は、コロイド当量と凝集性能の関係
を示す図である。第3図は、本発明の製造法に用いられ
る装置の一実施例の斜7 視図である。 図面中、主な符号は次のものを意味する。 (1)・・・原料投入口、 (2)・・・下部排出スクリュ一部、 (3)・・・ゼット羽根式ニーグー (4)・・・ニーダ−用コンデンサー (5)・・・ニーダ−用真空ポンプ、 (6)・・・ニーダ−排出弁、 (7)・・・フレキシブルジヨイント、(8)・・・受
入排出弁、 (9)・・・二重円錐型乾燥機、 GO)・・・モーター (11)・・・温水ロータリージヨイント、02)・・
・真空ロータリージヨイント、θ3)・・・コニカル用
コンデンサー 04)・・・真空ポンプ、 05)・・・ニーダ−用温水タンク、 aω・・・乾燥機用温水タンク。 8 手続補正書 平成 2年 6月 6日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリアクリルアミド系又はポリメタクリルアミド系
    樹脂に、ジメチルアミンとジエチルアミンの混合物で、
    その配合モル比が、それぞれ99:1〜50:50であ
    るアミン類とホルムアルデヒドをあらかじめ混合反応さ
    せアミン類とホルムアルデヒドの分子塩を形成せしめ、
    反応系の含水率を30〜70%の高濃度で、高粘弾性領
    域に保ち、密閉されたニーダー類を用いて、加圧下に、
    反応を行ない、反応終了後減圧にして発泡させながら、
    解砕剤として、水溶性の塩類粉末又は水溶性有機化合物
    を加え、乾燥に適する粒子に微解砕し、得られた湿品微
    粒子を、圧縮抵抗のかかりにくい真空流動乾燥機又はエ
    アー流動乾燥機を用いて乾燥することを特徴とする高分
    子凝集剤の製造法。 2、ジメチルアミンとジエチルアミンの混合物の配合モ
    ル比が、それぞれ95:5〜70:30である請求項1
    記載の製造法。 3、反応系の含水率が40〜60%である請求項1又は
    2に記載の製造法。 4、解砕剤として用いる水溶性有機化合物が水溶性ポリ
    グリコール類又は水に易溶性もしくは分散性のエステル
    類である請求項1〜3のいずれか1項に記載の製造法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5990216A (en) * 1997-04-11 1999-11-23 Guangzhou Institute Of Environmental Protection Sciences Method for manufacturing grafted polyacrylamide flocculant of cationic/ampholytic ions
CN113354330A (zh) * 2021-08-09 2021-09-07 湖南大学 一种混凝土复合掺合料用活化助磨剂的制备方法

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US5990216A (en) * 1997-04-11 1999-11-23 Guangzhou Institute Of Environmental Protection Sciences Method for manufacturing grafted polyacrylamide flocculant of cationic/ampholytic ions
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