JPH0322999Y2 - - Google Patents

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JPH0322999Y2
JPH0322999Y2 JP7039785U JP7039785U JPH0322999Y2 JP H0322999 Y2 JPH0322999 Y2 JP H0322999Y2 JP 7039785 U JP7039785 U JP 7039785U JP 7039785 U JP7039785 U JP 7039785U JP H0322999 Y2 JPH0322999 Y2 JP H0322999Y2
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JP
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wall
frame
door
insertion groove
base frame
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JP7039785U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、住居家屋の裏庭などに設けられ自転
車や小物などを収納するストツクヤード用のドア
縦枠に関する。
〔従来の技術〕
裏庭などを利用して家屋の壁を一つの壁とする
ストツクヤードが汎用されている。このストツク
ヤードは、物置に入れるには不便である自転車な
どを収容しておくに便利である。この種のストツ
クヤードでは、通常屋根および壁は波板が用いら
れ、これらは地上に立設した支柱と、一端は既存
家屋壁に他端は支柱に連結された垂木とによつて
保持されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに、家屋の敷地の関係上、ドアの取付位
置が反対の妻側にあることがある。そこで、ドア
の取付位置に対応した専用のドア縦枠を用意すれ
ば対応できるが、部材の生産段階でのコスト高を
招くし、急な設計変更があつた場合には対処でき
ない。また、胴縁や壁面板をドア縦枠に連結する
必要があるが、その連結作業が容易であるととも
に、外観に優れることが要請される。
したがつて、本考案は、ドアの取付位置が変わ
つたとしても共通の部材で対処でき、したがつて
経済的であるとともに、胴縁および壁面板を外観
に優れて簡易に取付けることができるドア縦枠を
提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、本考案は、ドア
縦枠は、壁側に配置される基体枠とドア側に配置
され巾方向に間隔を置いて形成された2つの係止
爪を有する前記基体枠に対して取外し自在の取付
枠とを備え; 前記基体枠のドア側面にはその中央縦線を基準
とする線対称をもつて4つの係止受爪が形成さ
れ、これら係止受爪の一方側から1番目および3
番目のそれに前記取付枠の各係止爪が係止され、 前記基体枠の側壁面中央部には胴縁挿入溝が形
成され、この胴縁挿入溝より室外側および室内側
位置に前記中央縦線を基準とする線対称をもつて
壁面板挿入溝が形成されている構成としたもので
ある。
〔作用〕
本考案では、ドア縦枠を基体枠とこれに対して
取外し自在の取付枠とで構成している。そして、
係止受爪が線対称となつているから、敷地の関係
上、左右いずれの妻がわにドアが位置しても取付
枠の取付方向を変えるのみで対処でき、部材の共
用が可能で経済的となる。また、壁面板挿入溝も
線対称となつているから同様な効果がもたらされ
る。
他方、胴縁は胴縁挿入溝に、壁面板は壁面板挿
入溝にそれぞれ挿入されるから、それらが安定か
つ強固に保持されるとともに、それらの端縁が露
出せず外観に優れたものとなる。
〔実施例〕
以下本考案を図面に示す具体例によつてさらに
詳説する。
本考案に係るストツクヤードの外壁部の隅部
は、コーナー用支柱1,1が立設され、これらの
間の位置に必要により間柱2が立設される。ま
た、第1図のように、支柱1,1の上端と建屋既
存外壁Wとの間に垂木3が跨設されている。この
垂木3を外壁Wに固定するために、垂木がけ4が
外壁Wにスクリユーネジ5によつて固定され、そ
の取付延在部4aにおいて垂木3の基端がボルト
6止めされている。また、支柱1の上端には切欠
凹部1aが形成され、この切欠凹部1aに垂木3
の先端部が掛けられ、支柱1の側面から螺入した
止めネジ7,7によつて固定されている。一方、
垂木3の上面には係合受溝8aを有する母屋8が
ネジ9止めされている。
10は軒先枠で、その横断面をみると、外壁
(躯体)側には逆U字状のハツト部10Aが形成
され、これによつて壁面板挿入溝10aが構成さ
れている。ハツト部10Aの上端からは係合受片
10B,10Cが上方に突設されている。また、
ハツト部10Aの外壁W側裾より外壁W側に延在
してかつ垂木3上面に沿うように延在部10Dが
形成され、ハツト部10Aの室外側裾より下方に
は垂下部10Eが垂下され、前記延在部10Dお
よび垂下部10Eにおいて、軒先枠10は、垂木
3および支柱1にそれぞれ止めネジ11,12に
よつて固定されている。
さらに、軒先枠10は、底壁10F、前壁10
G、返り壁10Hを有しており、底壁10Fの一
端はハツト部10Aの下端に連つている。
かかる屋根骨組に対して、波板等からなる屋根
板13が配設されている。屋根板13の基端は、
垂木がけ4に形成された挿入溝4b内に挿入され
かつその挿入端は止水パツキン13aにより止水
され、先端は返り壁10Hの下面に被せられると
ともに、返り壁10H下面から下方に突設された
係止突片10Iに当接するように配置されてい
る。さらに、屋根板13は、母屋8,8上面およ
び係合受片10B,10C上端に保持されるとと
もに、係合受溝8a,8a内および係合受片10
B,10C間内に挿嵌される固定フツク14によ
つて固定されている。この固定フツク14による
固定に際しては、その足部を屋根板13に挿貫
し、さらに係合受溝8aまたは係合受片10B,
10C間内に挿入後、90度回転し、図示の状態に
係合することによつて行う。
一方、支柱1,1間または図示例では支柱1と
間柱2との間には、胴縁15,15が跨設され、
それら両端はネジ16止めされている。17は波
板等からなる前壁用壁面板で、屋根板13の場合
と同様、胴縁15の外面側にその係合受溝15a
に固定フツク14によつて固定されている。な
お、第3図において、壁面板17は胴縁15の内
面側に取付けてある。
壁面板17の上端部は前記の壁面板挿入溝10
a内に挿入され、壁面板17の長手方向両端は、
第3図に示すように、支柱1および間柱2に形成
された目隠し溝1A,2A内に挿入されている。
壁面板17は、建屋の塀の有無により第3図のよ
うに、胴縁15より内面側でもよいし、また第1
図および第4図のように外面側でもよい。外面側
の場合、支柱1に形成された外面側の目隠し溝1
B内に壁面板17が挿入される。なお、支柱1の
下端は地面に打設されたコンクリートGに埋設す
るとともに、鉄筋18によつて保持しておくと強
固である。
ところで、側壁の構造は次のようになつてい
る。すなわち、第2図および第3図のように、一
方の側壁は無開口となり、他方の側壁はドア20
を有している。一方の側壁を保持するために、外
壁Wには保持枠21がスクリユーネジ22により
固定されており、この保持枠21と支柱1との間
には側壁用胴縁22Aが跨設され、その両端はネ
ジ23A,24A止めされている。この胴縁22
Aの外面には波板等からなる壁面板25Aが固定
フツク14によつて固定されている。
他方の側壁には、ドア保持枠26がスクリユー
ネジ27により外壁Wに固定されており、この保
持枠26にはパツキン28が設けられている。ま
た、他方の側壁の中間部には基体枠30と取付枠
40とからなるドア縦枠50が立設されている。
基体枠30のドア20側の面には、その中央縦線
を基準とする線対称をもつて4つの係止爪31A
〜31Dが基板部32から突出されている。ま
た、壁側の面中央部には胴縁挿入溝33を形成す
べく2つの張出長片34,35が突設されてい
る。さらに基板部32の両端から壁側に突出して
張出短片36,37が形成され、これらと張出長
片34,35とによつて壁面板挿入溝38,39
が構成されている。前記の胴縁挿入溝33と支柱
1との間には胴縁22Bが跨設され、ネジ23
B,24Bにより固定されている。この胴縁22
Bの一端は前記の胴縁挿入溝33内に挿入されて
いる。また胴縁22Bの外面には固定フツク(第
3図に図示せず)によつて壁面板25Bが固定さ
れ、その両端は壁面板挿入溝38と支柱1の挿入
溝1Cとに挿入されている。さらに、張出長片3
4,35および張出短片36,37は、基体枠3
0の中央縦線を基準として線対称位置に形成され
ている。
他方で、取付枠40には基板部41の両端から
基体枠30側へ係止爪42,43が張出してい
る。この係止爪42,43が、第3図右方から1
番目および3番目の係止受爪31A,31Cに係
止された状態で、取付枠40の基板部41から基
体枠30の基板部32に固定ネジ51を螺入する
ことによつて、取付枠40が基体枠30に固定さ
れている。44に戸当り部パツキンである。
なお、間柱2に対応して中間縦枠60が設けら
れ、これと間柱2との間に胴縁22Cが跨設さ
れ、この胴縁22Cと胴縁22A,22Bには棚
(図示せず)が掛け渡されるようになつている。
70は側板である。
このように構成されたストツクヤードでは、軒
先枠10が支柱1と垂木3との両者に固定されて
いるので強固である。また、壁面板17の上端部
は軒先枠10の挿入溝10a内に挿入されるの
で、安定するとともに、上端縁が露出せず外観に
優れる。また、挿入溝10aを形成するハツト部
10Aが止水用の壁となるため、侵入した雨水
は、底壁10F,前壁10Gおよびハツト部10
Aで構成される樋部10J内に貯るだけで、スト
ツクヤード内への侵入が防止される。
一方、ドア縦枠50の部分について考えてみる
と、敷地の関係上、第3図に対して、第4図のよ
うに、他の妻側にドア20を設けたい場合には、
係合受爪31A〜31Dが前記中央縦線に対して
線対称であるため、取付枠40を対称に反転する
とともに、その係止片43,42をそれぞれ2番
目および4番目の係止受爪31B,31Dに係止
するようにすれば、基体枠30および取付枠40
共に新規なものを用意することなく転用できる。
したがつて、部材を共用できる点で経済的であ
る。さらに、胴縁22Bは挿入溝33に、壁面板
25Bは挿入溝38にそれぞれ挿入されるので、
取付が容易であるし、端縁が露出せず外観が向上
する。
〔考案の効果〕
以上の通り、本考案によれば、ドアの取付位置
がいずれの妻側であつても、共通の部材をもつて
ドア縦枠を構成でき、部材の共用化に伴う経済的
利点が大きくなる。また、胴縁および壁面板を容
易にドア縦枠に対して取付けることができ、かつ
それらの側縁が露出せず外観に優れたものとな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るストツクヤードの水平断
面図、第2図はストツクヤードの斜視図、第3図
は縦断面図、第4図はドアの取付位置および前壁
用壁面板の取付位置を変更した例の水平断面図で
ある。 1……支柱、2……間柱、3……垂木、7……
止めネジ、8……母屋、10……軒先枠、10A
……ハツト部、10D……延在部、10E……垂
下部、10H……返り壁、10I……係止突片、
10a……壁面板挿入溝、11,12……止めネ
ジ、13……屋根板、14……固定フツク、15
……胴縁、17……前壁用壁面板、20……ド
ア、22A,22B,22C……胴縁、25A,
25B……側壁用壁面板、30……基体枠、31
A〜31D……係合受爪、33……胴縁挿入溝、
38,39……壁面板挿入溝、40……取付枠、
42,43……係止爪、50……ドア縦枠、51
……固定ネジ、W……外壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドア縦枠は、壁側に配置される基体枠とドア側
    に配置され巾方向に間隔を置いて形成された2つ
    の係止爪を有する前記基体枠に対して取外し自在
    の取付枠とを備え; 前記基体枠のドア側面にはその中央縦線を基準
    とする線対称をもつて4つの係合受爪が形成さ
    れ、これら係止受爪の一方側から1番目および3
    番目のそれに前記取付枠の各係止爪が係止され、 前記基体枠の側壁面中央部には胴縁挿入溝が形
    成され、この胴縁挿入溝より室外側および室内側
    位置に前記中央縦線を基準とする線対称をもつて
    壁面板挿入溝が形成されていることを特徴とする
    ストツクヤード用ドア縦枠。
JP7039785U 1985-05-13 1985-05-13 Expired JPH0322999Y2 (ja)

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JPS61185861U JPS61185861U (ja) 1986-11-19
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