JPH03229898A - 電着塗装方法 - Google Patents

電着塗装方法

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JPH03229898A
JPH03229898A JP2464590A JP2464590A JPH03229898A JP H03229898 A JPH03229898 A JP H03229898A JP 2464590 A JP2464590 A JP 2464590A JP 2464590 A JP2464590 A JP 2464590A JP H03229898 A JPH03229898 A JP H03229898A
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JP
Japan
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cationic
resin
electrodeposition
electrodeposition coating
cationic electrodeposition
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Pending
Application number
JP2464590A
Other languages
English (en)
Inventor
Eisaku Nakatani
中谷 栄作
Masayuki Misawa
三沢 正幸
Teiji Katayama
片山 禎二
Mitsuyoshi Kitano
北野 光義
Masafumi Kume
久米 政文
Yasuyuki Hirata
靖之 平田
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カチオン電着塗装方法に関し、さらに詳しく
は、平滑性にすぐれ、しかも切断面の角部、おり曲げ角
部、突起部などのエツジ部分にも肉厚な塗膜を形成しう
る2同型着によるカチオン電着塗装方法に関する。
(従来の技術及びその課題) カチオン電着塗装は、つきまわり性および膜厚の均一性
などにすぐれ、それより得られた塗膜は平面部の防食性
にすぐれており、自動車ボディなどの下塗り塗装に広く
採用されている。しかしながら、カチオン電着塗膜は一
般に硬化時の溶融粘度が低いので平滑性はすぐれている
が、その反面エツジ部には硬化塗膜が殆んともしくは全
く形成されず、エツジ部の防錆性が著しく劣るという欠
陥が生じやすい。
エツジ部の防錆性を向上するために、例えば、防錆鋼板
を用いたり、電着塗装し焼付した後エツジ部に防食塗料
をローラーやハゲなどで補修塗装することが行なわれて
いるが、コスト及び工程数が莫大である。また電着塗料
に顔料を多量配合したり、可塑成分量を少な(する等の
種々の試みがなされてきたが、エツジ部に肉厚な電着塗
膜を形成させること(以下、「エツジカバー」と塗膜の
平滑性を得ることとは両立させ難い。2同型着塗装も試
みられているが、上記両性能を十分満足するには至って
いない。これら両性能を十分に満足しうるカチオン電着
塗装方法の開発が強く望まれている。
(課題を解決するための手段う そこで本発明者らは、エツジカバー性と塗面平滑性が共
にすぐれたカチオン電着塗装方法の開発を目的に鋭意研
究を重ねた結果、特定範囲の表面張力を有するエポキシ
系カチオン電着性樹脂と、ゲル化重合体微粒子及び顔料
から選ばれた少なくとも1種の粒子状成分を配合するこ
とで焼付硬化時における溶融塗膜粘度低下が制御される
カチオン電着塗料組成物を第1層目の電着塗料とし、特
定範囲の表面張力を有し、かつ第1層目中のカチオン電
着性樹脂より表面張力の小なるカチオン電着性樹脂を用
いたカチオン電着塗料組成物を第2層目の電着塗料とし
た2同量着塗装方法によってエツジカバー性と塗面平滑
性の両方を満足する複層電着塗膜を得ることができるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、 表面張力が40〜60 dyne/ cmであり且つ酸
で中和することによって陰極に電着可能な水性浴を形成
しうるエポキシ系カチオン電着性樹脂(a)およびゲル
化重合体微粒子及び顔料から選ばれた少なくとも1種の
粒子状成分(b)を主成分として含有する塗料であって
、該塗料から得られる塗膜の硬化時における最小溶融粘
度が105〜108cpsであるカチオン電着塗料組成
物(A)を被塗物に電着塗装して得られる未硬化の状態
の電着塗膜上に、表面張力が25〜45 dyne/ 
crnであり且つ酸で中和することによって陰極に電着
可能な水性浴を形成しうるカチオン電着性樹脂(c)を
主成分として含有し、かっ該カチオン電着性樹脂(c)
の表面張力が上記エポキシ系カチオン電着性樹脂(a)
の表面張力より小なるカチオン電着塗料組成物(B)を
電着塗装して形成した未硬化の状態の電着複層塗膜を焼
付、硬化せしめることを特徴とする電着塗装方法に関す
るものである。
本発明によれば第1層目及び第2層目の電着塗膜を同時
に焼付硬化させると第1層目と第2層目の電着付樹脂の
表面張力の相違から両層が、混じり合わずに適度に層分
離し、第1層目によってエツジカバー性及び防食性を達
成し、第2層目で塗面平滑性、さらには耐候性をも達成
できるものである。
本発明においてカチすン電着塗料組成物(A)は、電着
複層塗膜を形成する第1層目の電着塗料として用いられ
るものであり、表面張力が40〜60 dyne/ c
m、好適には45〜55 dyne/ cmの範囲内で
あるエポキシ系カチオン電着性樹脂(a)を含有するも
のである。
かかるエポキシ系カチオン電着性樹脂(a)は、従来か
らカチオン電着塗料分野において使用されているアミン
付加エポキシ樹脂のようなポリアミン樹脂、例えば(1
)ポリエポキシドと第1級モノ及びポリアミン、第2級
ポリアミン又は第1.2級混合ポリアミンとの付加物(
例えば米国特許筒3,984,299号参照);(it
)ポリエポキシド化合物とケチミン化された1級アミン
基を有する2級モノ−及びポリアミンとの付加物(例え
ば米国特許4,017,438号参照);(m )ポリ
エポキシド化合物とケチミン化された1級アミノ基を有
するヒドロキシ化合物とのエテル化により得られる反応
物(例えば特開昭59−43013号公報参照)などが
使用できる。
上記ポリアミン樹脂の製造に使用されるポリエ1分子中
に2個以上有する化合物であり、一般に数平均分子量が
少なくとも200、好ましくは400〜4000、更に
好ましくは800〜2000の範囲であるものが適して
おり、特にポリフェノール化合物とエピクロルヒドリン
との反応によって得られるものが好ましい。該ポリエポ
キシド化合物の形成のために用いつるポリフェノル化合
物としては例えばビス(4−ヒドロキシフェニル)−2
,2−プロパン、4.4′−ジヒドロキシベンゾフェノ
ン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1−エタン
、ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1−イソブタ
ン、ビス(4−ヒドロキシ−tert−ブチル−フェニ
ル)−2,2−プロパン、ビス(2−ヒドロキシナフチ
ル)メタン、1.5−ジヒドロキシナフタレン、ビス(
2,4−ジヒドロキシフェニル)メタン、テトラ(4−
ヒドロキシフェニル) −1,1,2,2−エタン、4
.4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、フェノール
ノボラック、クレゾールノボラック等が挙げられる。
該ポリエポキシド化合物はポリオール、ポリエテルポリ
オール、ポリエステルポリオール、ポリアミドアミン、
ポリカルボン酸、ポリイソシアアネート化合物などと一
部反応させたものであってもよ(、更にまた、アクリル
モノマーなどをグラフト重合させたものであってもよい
上記アミン付加エポキシ樹脂は、必要に応じて、アルコ
ール類などでブロックしたポリイソシアネート化合物又
はメラミン樹脂等の架橋剤を用いて硬化させることがで
きる。
また、上記架橋剤を使用しないで硬化させることが可能
なアミン付加エポキシ樹脂も使用することができ、例え
ばポリエポキシド物質にβ−ヒドロキシアルキルカルバ
メート基を導入した樹脂(例えば特開昭59−1554
70号公報参照);エステル交換反応によって硬化しう
るタイプの樹脂(例えば特開昭55−80436号公報
参照);基体樹脂中にブロックイソシアネート基をも 導入した樹脂などを用いること−できる。
本発明で用いられるエポキシ系カチオン電着性樹脂(a
)は前述のとおり表面張力が40〜60dyne/cm
、好適には45〜55 dyne/ cmの範囲内にあ
ることが必要である。表面張力が40dyne/cmよ
り低いと、上層となる第2層目塗膜と混層を起こしやす
くなるため複層塗膜を形成させ難くなり、しかも下層と
なる第1層目の塗膜が防食性に、又、第2層目塗膜が耐
候性に劣るものとなる。他方、表面張力が60 dyn
e/ cmを超えると、第1層目塗膜と第2層目塗膜の
層間付着性が劣ることとなり好ましくない。
本発明において、「表面張力」は次のようにして測定さ
れたものである: 樹脂(a)又は樹脂(c)を溶剤で希釈し脱脂した平滑
なブリキ板上にバーコーターにより乾燥塗膜で10μm
になるように塗装する。塗膜を室温で1日風乾し、さら
に50℃10.1気圧で1時間乾燥した後、室温で10
分後に次の測定を行なう。
脱イオン水を滴下して、上記乾燥樹脂との接触角(θ)
を測定する。
ついで、5ellとNeumannの実験式7式%) 式中、γL二水の表面張力(72,8dyne/ cm
)γ、:樹脂(a)または樹脂(c)の表面張力(dy
ne/ cm) により樹脂(a)又は樹脂(C)の表面張力を求める。
本発明において、カチオン電着塗料組成物(A)のもう
1つの主成分である粒子状成分(b)は、焼付硬化時に
おける溶融塗膜粘度低下を制御するためのものであり、
ゲル化重合体微粒子及び顔料から少なくとも1種以上選
ばれるものである。
本発明においてカチオン電着塗料組成物(A)で使用し
うるゲル化重合体微粒子としては、加水分解性アルコキ
シシラン基とカチオン性基とを含有するアクリル系共重
合体を水分散化し、粒子的架橋せしめたものがまずあげ
られる。該アクリル系共重合体は、カチオン性基、特に
酸で中和されたアミノ基を水分散基として水中において
安定に分散し、かつアルコキシシラン基の加水分解によ
って生成したシラノール基が、該シラノール基同志およ
びさらにはアクリル系共重合体中にヒドロキシル基が存
在する場合にはそのヒドロキシル基とも縮合して、粒子
的架橋が行なわれゲル化して、カチオン電着可能なゲル
化重合体微粒子を形成するものである。かかるアクリル
系共重合体は、一般に、 (1)ビニル性二重結合と加水分解性アルコキシシラン
基とを含有する重合性不飽和ビニルシランモノマー、及
び (II )ビニル性二重結合とカチオン性基とを含有す
る重合性不飽和モノマーを必須の七ツマー成分として含
有し且つ必要に応じて (III )ビニル性二重結合と水酸基とを含有する重
合性不飽和上ツマ−1及び/又は (IV )上記以外の重合性不飽和モノマを含有する七
ツマー混合物を共重合させることによって製造すること
ができる。
上記(I)のビニルシランモノマーは、下記−般式 [式中、Rは炭素原子数1−10個のアルキル基もしく
はアルコキシアルキル基を表わし、R′は水素原子又は
メチル基を表わし、mは0又はlの整数を表わし、nは
1〜8整数を表わす] で示されるものが包含される。
前記(X)式で示されるビニルシランモノマーの例とし
ては、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシ
シラン、ビニルトリス−β−メトキシエトキシシランな
どを挙げることができ、また前記(Y)式で示されるビ
ニルシランモノマーの例としては、γ−アクリルオキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリルオキシプ
ロビルルメチルジメトキシシランなどを挙げることかで
き、就中γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシ
ランが好適である。
前記(II)のビニル性二重結合とカチオン性基とを含
有する重合性不飽和モノマーは、生成するアクリル系共
重合体に水分散性を付与するためのカチオン性基を導入
するモノマー成分である。カチオン性基としては3級ア
ミノ基、4級アンモニウム塩基、3級スルホニウム塩基
、4級ホスフォニウム塩基などが利用でき、このうち、
3級アミノ基が特に好ましい。
ビニル性二重結合と3級アミノ基を含有するモノマーの
例としてはジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレー
ト、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレートなどの
ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート(これ
らのアルキルはいずれも好ましくは炭素原子数1〜6個
のアルキル)ニジメチルアミノプロビル(メタ)アクリ
ルアミド、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミ
ドなどのジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルア
ミド(これらのアルキルはいずれも好ましくは炭素原子
数1〜6個のアルキル)が挙げられる。
4級アンモニウム塩基とビニル性二重結合を含有する重
合性不飽和モノマーの例としては、3−アクリルアミド
−3−メチルブチルトリメチルアンモニウムクロライド
、3−メタクリルアミド−プロピルトリメチルアンモニ
ウムクロライド、2−メタクリロイルオキシエチルトリ
メチルアンモニウムクロライドなどが挙げられる。
前記(III )のビニル性二重結合と水酸基を含有す
る重合性不飽和上ツマ−は、必要に応じてアクリル共重
合体中に水酸基を導入するモノマー成分であり、水酸基
はアクリル系共重合体を水分散化せしめるときの親木基
として及び/又は分散粒子内の架橋反応のための官能基
としての働きをする。該不飽和モノマーの例としては2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル
酸のヒドロキシアルキルエステルが挙げられる。
前記(IV )のその他の重合性不飽和モノマーはアク
リル系共重合体を構成する残りの成分であり、例えば、
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレ
ート、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(
メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘ
キシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリ
レート、ラウリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシ
ルアクリレートなどの(メタ)アクリル酸のアルキル(
C,〜Cl8)エステル;スチレン、α−メチルスチレ
ン、ビニルトルエンなどのビニル芳香族モノマー;3級
アミノ基を含有しない(メタ)アクリル酸のアミド誘導
体; (メタ)アクリロニドノル:などの通常のアクリ
ル樹脂の合成に用いられる公知のモノマーを使用するこ
とができる。これら(rv )の単量体は、生成するア
クリル系共重合体に要求される特性に応じて適宜選択さ
れ、それぞれ単独で用いてもよ(、あるいは、2種また
はそれ以上を組み合わせて使用することができる。
本発明におけるアクリル系共重合体を構成する前記モノ
マー(I)〜(IV )は以下に述べる配合割合: (I)モノマー:1〜30重量%、好ましくは3〜20
重量% (II)モノマー:5〜30重量% 好ましくは5〜2
5重量% (III )モノマー:0〜30重量%、好ましくは5
〜20重量% (1■)モノマー:10〜94重量%、好ましくは35
〜82重量% の範囲で用いるのが好適である。
加水分解性アルコキシシラン基とカチオン性基とを含有
するアクリル系共重合体を製造する別の方法として、上
記(I)〜(IV )の不飽和モノマーの共重合に際し
て、前記(IT)のモノマーを使用する代わりに、グリ
シジル基含有不飽和ビニルモノマー(例えばグリシジル
アクリレート、グリシジルメタクリレートなど)を用い
て共重合を行ない、−旦グリシジル基含有アクリル系共
重合体を調製した後、該グリシジル基に2級アミンまた
は3級アミン塩を反応させて3級アミノ基または4級ア
ンモニウム塩基を導入するか、或いは2級スルフィド塩
または3級ホスフィン塩を反応させて3級スルホニウム
塩基または4級ホスフォニウム塩基を導入する方法が挙
げられる。通常は3級アミノ基を導入するのが好ましい
上記(I)〜(TV)の不飽和上ツマ−の共重合は、ア
クリル系共重合体を製造するためのそれ自体公知の方法
、殊に溶液重合法によって行なうことができる。例えば
、上記のモノマー混合物を適当な溶媒中でラジカル重合
触媒の存在下に通常約0〜約180℃の反応温度におい
て約1〜約20時間反応を続けることにより行なうこと
ができる。
使用する溶媒としては該共重合反応中にゲル化が生じな
いように、生成する共重合体を溶解し、かつ水と混和し
うる溶媒を使用することが望ましい。
かかる溶媒として、例えばアルコール系溶媒、エーテル
アルコール系溶媒、エーテル系溶媒、ケトン系溶媒、エ
ステル系溶媒などが使用できる。
また、重合触媒としては、例えばアゾ系化合物、パーオ
キサイド系化合物、スルフィド類、スルフィン類、ジア
ゾ化合物、ニトロソ化合物などを用いることができる。
また、共重合反応中にアルコキシシランの架橋反応によ
り、生成する重合体が不必要に造粒することを防ぐため
、架橋反応の触媒となる水を除(ためジメトキシプロパ
ンなどの脱水剤を添加して、重合反応を行なっても良い
かくして得られるアクリル系共重合体は、一般に約lO
〜約100、好ましくは約15〜約80のアミン価;0
〜約200、好ましくは約30〜約130の水酸基価:
及び約5,000〜約100.000、好ましくは約7
,000〜約30.000の数平均分子量を有すること
が望ましい。
アクリル系共重合体のアミン価がlOより小さい場合に
は、概して水中への分散性が不足し粗大粒子を形成しや
す(なる。他方、アミン価が100より大きい場合には
、溶液重合の際にゲル化を起こしやす(なる。また、ア
クリル系共重合体の数平均分子量が5,000より小さ
い場合には、屡々水分散性が不良になったりゲル化度が
低下したりする。他方、数平均分子量が100,000
より大きい場合には、重合体溶液の粘度が高くなり水分
散が困難になる傾向がみられる。
上記アクリル系共重合体の水分散化は、それ自体既知の
方法に従って行なうことができる。例えば、上記の如く
して製造される、アルコキシシラン基とカチオン性基及
び場合によってはさらに水酸基を含むアクリル系共重合
体を、カチオン性基がアミノ基の場合には、該アミノ基
に対して約(l  l〜1当量の酸、たとえばギ酸、酢
酸、乳酸、ヒドロキシ酢酸などの水溶性カルボン酸など
で中和し、その後、固型分濃度が約40重量%以下にな
るように水で分散することによって行なうことができる
かくして得られるアクリル系共重合体の水分散化物の分
散粒子を粒子的架橋させる。粒子的架橋は、該分散化物
を単に長期間貯蔵することによってもある程度可能であ
るが、有利には該水分散化物を約50℃以上の温度に加
熱することにより粒子内架橋反応を促進するのが望まし
い。或いはまた上記アクリル系共重合体の水分散化に際
して、共重合体溶液又は水媒体中にオクチル酸錫、オク
チル酸亜鉛、オクチル酸ジルコニウム、ジブチル錫ラウ
レートなどのシラノール基縮合触媒を加えて、該触媒の
存在下で水分散化を行なうことによって、水分散化と同
時に粒子的架橋をも行なうこともできる。
このようにして製造されるゲル化重合体微粒子水分散液
は、通常約10〜40重量%の樹脂固形分含量を有する
。分散粒子の粒径は一般に0.5μm以下、好ましくは
0.01〜0.3um、より好ましくは0.05〜0.
2μmの範囲内である。粒径の調整はアクリル系共重合
体中のカチオン性基の量を調節することによって行なう
ことができ、容易に所望の範囲のものを得ることができ
る。
本発明で使用しうるゲル化重合体微粒子としては、上記
アクリル共重合体にカチオン性酸性型コロイダルシリカ
を混合して水分散化したものもあげることができる。か
かるカチオン性酸性型コロイダルシリカとしては、表面
がカチオン性でかつ分散液の状態が酸性側のコロイダル
シリカであり、S i O2を基本単位とする水中分散
体であって、特に0.004〜0.1μmの範囲内の平
均粒子径を有するものが好ましい。
上記アクリル系共重合体とカチオン性酸性型コロイダル
シリカとの混合比は特に制限されるものではないが、固
形分比でアクリル系共重合体100重量部に対してカチ
オン性酸性型コロイダルシリカ1〜50重量部の範囲が
、さらには5〜20重量部の範囲が好ましい。
本発明で使用しうるゲル化重合体微粒子としては、また
、上記アクリル共重合体の製造に使用される(I)〜(
IV )の不飽和モノマーにおいて(II)のモノマー
を使用するかわりに分子内に少なくとも2個のラジカル
重合可能な不飽和基を含有する重合性モノマーを使用し
、該不飽和モノマ類を、分子内にアリル基を含有するカ
チオン性反応性乳化剤を用いて、乳化重合せしめてなる
ものをあげることができる。
上記、「分子内に少な(とも2個のラジカル重合可能な
不飽和基を含有する重合性モノマー」としては、多価ア
ルコールの重合性不飽和モノカルボン酸エステル、多塩
基酸の重合性不飽和アルコルエステル及び2個以上のビ
ニル基で置換された芳香族化合物などがあり、それらの
例としては、エチレングリコールジアクリレート、エチ
レングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコ
ールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジメ
タクリレート、1.3−ブチレングリコールジメタクリ
レート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ト
リメチロールプロパントリメタクリレート、1.4−ブ
タンジオールジアクリレート、ネオベンチルグリコール
ジアクリレト、1.6−ヘキサンシオールジアクリレト
、 ペンタエリスリトールジアクリレート、ペンタエリ
スリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテ
トラアクリレート、ペンタエリスリトールジメタクリレ
ート、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ペン
タエリスリトールテトラメタクリレート、グリセロール
ジアクリレー、グリセロールジアクリレート、グリセロ
ールアリロキシジメタクリレート、l、1.1−トリス
ヒドロキシメチルエタンジアクリレート、1.1.l−
トリスヒドロキシメチルエタントリアクリレート、l、
l、1−トリスヒドロキシメチルエタンジメタクリレー
ト、1,1.1−)−リスヒドロキシメチルエタントリ
メタクリレート、1.1.l−トリスヒドロキシメチル
プロパンジアクリレート、1,1.L−トリスヒドロキ
シメチルプロパントリアクリレート、1.l、1−トリ
スヒドロキシメチルエタンジアクリレート1.1.l−
トリスヒドロキシメチルプロパントリメタクリレート、
トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート
、トリアリルトリメリテート、ジアリルテレフタレート
、ジアリルフタレートおよびジビニルベンゼンなどが挙
げられる。
また、前記「分子内にアリル基を含有するカチオン性反
応性乳化剤」としては、代表的なものとして次式(S) R2R。
Xo・R+−N@−CHz−CH−CH2−0−CHz
−C=CH2(S )R,OH (式中、R,は置換基を有してもよい炭素数8〜22の
炭化水素基を、R2およびR3は炭素数1〜3のアルキ
ル基を、R4は水素原子またはメチル基を示し、Xoは
1価の陰イオンを示す。) で表わされる第4級アンモニウム塩を含有する反応性乳
化剤である。このものは公知であり(特開昭60−78
947号) ラテムルに−180(商品名、花王株式会
社製)として市販されている。ここでは重合中途々に重
合体に取り込まれてゆくカチオン性反応性乳化剤が適し
ており、中でも比較的低反応性の基であるアリル基を含
有するカチオン性反応性乳化剤であれば前記したものに
限定されることなく広く包含される。また、アリル基を
含有するカチオン性反応性乳化剤の使用量は通常ゲル化
重合体微粒子固形分100重量部に対して0.1〜30
重量%、好ましくは0.5〜5重量%の範囲で用いるの
がよい。
この場合に用いる重合開始剤としては下記一般式 (式中、Xは炭素原子数2〜12個の直鎖または分岐鎖
アルキレン基を表わす) または (式中、x’、x2及びx3は少なくとも1個が水酸基
、他は水素を表わす) で示される水溶性アゾアミド化合物が特に適している。
これらのものは公知であり(特開昭61−218618
号、特開昭61−63643号)、VAシリーズ(商品
名、和光純薬工業株式会社製)として市販されている。
重合開始剤の必要量は当該技術分野において明らかであ
り、ゲル化重合体微粒子固形分100重量部に対してO
,1〜1.5重量部が最適である。
本発明においてカチオン電着塗料組成物(A)で上記い
ずれのゲル化重合体微粒子を配合する場合も、該ゲル化
重合体微粒子の配合量が前記エポキシ系カチオン電着性
樹脂(a)を含む全樹脂固形分に対し、1〜50重量%
さらには5〜35重量%であることが好ましい。カチオ
ン電着塗料組成物(A)におけるゲル化重合体微粒子の
含有量が全樹脂固形分に対して1重量%未満である場合
には、電着塗膜焼付は時の塗膜溶融粘度低下に対する制
御効果が小さく、電着塗膜のエツジカバー性が不充分と
なりやすく、他方、50重量%を超えると、第2層目の
電着塗料組成物(B)の塗膜の熱流動によるレベリング
効果が不十分となり、電着塗膜の平滑性が劣るので好ま
しくない。
ゲル化重合体微粒子を使用する際、他の粒子状成分とし
てチタン白、カーボンブラック、ベンガラ、黄鉛などの
着色顔料;タルク、炭酸カルシウム、マイカ、クレー 
シリカなどの体質顔料;ストロンチウムクロメート、ジ
ンククロメートなどのクロム顔料、塩基性ケイ酸鉛、ク
ロム酸鉛などの鉛顔料等を必要に応じて使用してもよい
本発明においてカチオン電着塗料組成物(A)で顔料の
みを使用する場合には含有される全顔料のうち吸油量1
00以上、好ましくは150以上の顔料を、全顔料分中
、少なくとも5重量%、好ましくは10〜95重量%、
さらに好ましくは20〜90重量%含有することが適当
である。上記顔料を配合する場合は、配合される全顔料
の総吸油量がエポキシ系カチオン電着性樹脂(a)10
0gに対してl、500〜10,00.0、好ましくは
2,000〜9,000、さらに好ましくは3.000
〜7,000の範囲内になるのがよい。
本発明で使用しうる吸油量100以上の顔料は、例えば
無水二酸化珪素、含水無定形二酸化珪素などの二酸化珪
素系顔料およびカーボン系顔料を挙げることができ、好
適には二酸化珪素系顔料である。前記カーボン系顔料は
単独で使用すると、顔料自体に導電性を有しているため
カチオン電着塗料の塗装作業性を幾分低下させるので、
好適には二酸化珪素系顔料と併用して配合することが好
ましい。この場合の二酸化珪素系顔料とカボン系顔料の
併用割合は重量比で9/1〜6/4、好ましくは8/2
〜7/3の範囲内とすることができる。
前記した吸油量100以上の二酸化珪素系顔料の市販品
としては、例えば日本エアロジル社の商品名「エロジル
200J  (吸油量143〜183)、富士デヴイソ
ン社の商品名「サイロイド244」(吸油量270〜3
30)、「サイロイド404」(吸油量170〜230
)、「サイロイド978」(吸油量180〜230)な
どをあげることができ、またカーボン系顔料としては通
常黒色顔料として用いられているファーネス型もしくは
チャンネル型カーボンブラック(吸油量は通常100〜
130)が用いられ、例えば米国コロンビアンカボン社
の商品名「ネオスペクトラマークII Jなどをあげる
ことできる。
上記吸油量100以上の顔料以外に通常電着塗料に用い
られている顔料、例えば、ベンガラ、チタン白などの無
機着色顔料:タルク、クレー、炭酸カルシウムなどの体
質顔料等は、電着塗料中の樹脂成分100gに対する全
顔料の総吸油量が1500〜10,000の範囲内であ
るかぎりにおいて併用することができる。
かかる顔料の総吸油量は、JIS K 5101−78
(顔料試験方法)を用いて次の方法によって測定される
規定量の試料を硫酸紙に10mgまで正確にはかりとり
、これをすりガラスの板の上に移す。あらかじめ、試料
について予想される吸油量から必要な煮あまに油の量を
計算し、その約90%をミクロビュレットから調べらの
先端にとり、ただちにこのへらですりガラス板の上の試
料と煮あまに油とを約5分間かけて十分に練り合わせる
。つぎに竜あまに油を1〜2滴加えて練り合わせる操作
をくり返し、試料の全体が初めて堅い均一なパテ状の一
つのまとまった固まりになったときを終点とし、それま
でに要した煮あまに油の量を0.01m!まで読みとる
。これより各々の顔料の吸油量は次式により算出される
L     A:吸油量 A=−X100S:試料の質量(g) S     L:煮あまに油の使用量(g)よって総吸
油量は樹脂100gに対し配合した各々の顔料の配合量
(g)に前記式で求められるそれぞれの顔料の吸油量の
値をかけ合わせた値の総和で算出される。
本発明においてカチオン電着塗料組成物(A)で顔料を
使用する際、吸油量100以上の顔料の配合量が全顔料
の5重量%未満であると、第2層目の電着塗料が析出し
にくくなるので好ましくなく、また顔料の総吸油量が1
500未満であるとエツジカバー性が不十分となり、他
方10,000を越えると顔料が凝集しやすくなって塗
面異常(ブッ、肌あれなと)の原因となるので好ましく
ない。
かくして前記エポキシ系カチオン電着性樹脂(a)と上
記粒子状成分(b)により得られるカチオン電着塗料組
成物(A)は、カチオン電着塗装によって所望の基材表
面に塗装することができる。カチオン電着塗装は一般に
は、固形分濃度が約5〜40重量%となるように脱イオ
ン水などで希釈し、さらにpH5,5〜8.0の範囲内
に調整したカチオン型電着塗料組成物(A)からなる電
着浴を用いて行なうことができる。
上記カチオン電着塗料組成物(A)は、得られた電着塗
膜の硬化時における最小溶融粘度が105〜108cp
sの範囲内であることがエツジカバー性の面から必要で
ある。この最小溶融粘度とは、焼付により塗膜が硬化す
る過程において、塗膜の粘度が一端初期値より低(なっ
てから、急激に高くなる際の最小値のことを言う。かか
る最小溶融粘度はJIS−2−0237にある転球式粘
度測定方法に準じて、粘度既知のペーストとの対比で引
っかき傷跡の熱流動外観から決定される。
つぎに本発明の方法に従い、以上に述べたカチオン電着
塗料組成物(A)の未硬化状態の電着塗膜上に適用され
るカチオン電着塗料組成物(B)は、表面張力が25〜
45 dyne/ cm、好適には28〜40 dyn
e/ cmの範囲内であるカチオン電着性樹脂(c)を
主成分とするものであり、電着複層塗膜の第2層目の電
着塗料である。
カチオン電着性樹脂(C)は、また、その表面張力が前
記第1層目中のエポキシ系カチオン電着性樹脂(a)の
表面張力より小さいことが必要である。
上記よりカチオン電着塗料組成物(B)は、上記要件を
満たす樹脂を使用するものである限り特に制限はなく、
通常のカチオン電着塗料組成物におけると同様の成分組
成からなることができる。
上記条件をみたし、カチオン電着塗料組成物(B)に使
用しうるカチオン電着性樹脂(C)としては、アミン付
加したエポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂
等があげられる。そのうち、エポキシ樹脂、アクリル樹
脂、ポリエステル樹脂から選ばれた1種以上のものと塩
基性アミノ化合物との付加反応物や、カチオン性基を有
するモノマー成分を共重合したアクリル樹脂等が好まし
く使用され、例えば(i)主鎖又は側鎖にラクトン基を
導入した変性エポキシポリアミン樹脂;(11)エポキ
シ基(グリシジル基)を有するモノマー成分を共重合し
たアクリル樹脂とアミノ基含有化合物との付加化合物;
(Iii)アミノ基を有するモノマー成分を共重合した
アクリル樹脂等があげられる。
上記(i)の変性エポキシポリアミン樹脂の一例として
、エポキシ当量200〜400の水酸基含有エポキシ樹
脂中の2級水酸基にε−カプロラクトンを有機スズ化合
物などの触媒の存在下で、開環付加させてなる付加反応
生成物にビスフェノールAなどのポリフェノール化合物
およびアミノ基含有化合物を付加させてなる変性エポキ
シポリアミン樹脂を挙げることができる。この場合、上
記樹脂中にε−カプロラクトン残基の量が5〜40重量
%、さらに10〜30重量%の範囲内にあることが好ま
しい。この変性エポキシポリアミン樹脂は、ブロックイ
ソシアネートなどの硬化剤と組合せて使用することがで
きるし、また、変性エポキシポリアミン樹脂をさらに部
分ブロックイソシアネートと反応させて、自己架橋性を
有するようにすることもできる。
カチオン電着性樹脂(c)に使用しうる( ii )の
アクリル樹脂とアミノ基含有化合物の付加化合物の一例
としては、グリシジルアクリレート、クリシジルメタク
リレートのような重合性グリシジル化合物等を共重合し
たアクリル樹脂中のグリシジル基に、アミノ基含有化合
物を付加させてなるアクリル変性ポリアミン樹脂が挙げ
られ、さらには、前記グリシジル基含有アクリル樹脂に
ビスフェノールA等のポリフェノール化合物およびアミ
ノ基含有化合物を付加させたもの等も挙げることができ
る。
また、(iii)のアクリル樹脂の一例として、ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート等のアミノ基含有(メタ
)アクリレートやジメチルアミノエチルメタクリルアミ
ド等のアミノ基含有(メタ)アクリルアミドを必須とし
てその他の不飽和単量体を必要に応じ選択し、共重合し
て得られるアミノ基含有アクリル樹脂を挙げることがで
きる。これら樹脂もまた、前述のイソシアネート化合物
を用いて硬化させてもよい。
また、カチオン電着性樹脂(C)に使用される上記樹脂
と、耐候性の優れた非イオン性のアクリル樹脂やポリエ
ステル樹脂を併用して用いてもよい。
本発明で用いられるカチオン電着性樹脂(c)は、前述
のとおり、表面張力が25〜45 dyne/cm、好
適には28〜40 dyne/ cmの範囲内にあるこ
とが必要である。表面張力が25 dyne/ cmよ
り小さいと、形成される第2層目塗膜と、第1層目塗膜
との層間付着性が低下し、また電着複層塗膜と上塗り塗
膜との層間付着性も悪くなる。他方、表面張力が45 
dyne/ cmを超えると、第1層目塗膜と混層を起
こしやすくなるため複層塗膜を形成させ難くなるので好
ましくない。
本発明において前記したエポキシ系カチオン電着性樹脂
(a)及びカチオン電着性樹脂(c)の表面張力がそれ
ぞれ前記特定範囲にあって且つ樹脂(a)の表面張力が
樹脂(c)の表面張力より大きいことが必要であり、好
適には樹脂(a)と樹脂(c)の表面張力の差が5 d
yne/ cya以上、より好ましくはlO〜20 d
yne/ cmの範囲内になるように同成分を選択して
組合せることが、複層塗膜の形成を良好とするものであ
る。さらに、樹脂(a)と樹脂(C)に架橋剤等をそれ
ぞれ加えてクリヤエマルジョンとした際にも樹脂(a)
によるクリアエマルジョン中の固形分全体の表面張力が
、樹脂(C)によるクリアエマルジョン中の固形分全体
の表面張カシより大きいことが好ましい。
上記のカチオン電着塗料組成物(B)においても、また
、必要に応じて、通常の塗料添加物、例えば、カーボン
ブラック、チタン白、ベンガラのような着色顔料:クレ
ー タルク、炭酸カルシウムのような体質顔料ニクロム
酸ストロンチウム、クロム酸鉛などの防錆顔料;或いは
さらに他の添加剤を配合することができる。他の添加剤
としては例えば、分散助剤(非オン系界面活性剤);塗
面のハジキ防止剤(アクリル樹脂、フッ素樹脂、シ・リ
コン樹脂など):硬化促進剤(例えば鉛、ビスマス、ス
ズなどの金属の塩)等が挙げられる。
上記カチオン電着塗料組成物(B)は、使用に際して、
適宜脱イオン水で希釈して固形分濃度が約5〜約40重
量%、pHが約5.5〜約8の範囲内になるように調整
することができる。
本発明において、前記塗料組成物(A)及び(B)を用
いて被塗物に電着塗装を行なう方法及び装置としては、
従来からカチオン電着塗装において使用されているそれ
自体既知の方法及び装置を使用することができる。その
際、被塗物をカソードとし、アノードとしては炭素板を
用いるのが望ましい。用いつる電着塗装条件は、特に制
限されるものではないが、−船釣には、各塗料組成物共
に浴温:15〜35℃(好ましくは20〜30℃) 電
圧:100〜400V (好ましくは200〜300V
) 、電流密度:0.01〜3A/dm2  通電時間
:30秒〜lO分、極面積比(A/C):6/l〜l/
6、極間距離=10〜100cm、撹拌状態で電着する
ことが望ましい。
前記の電着塗装方法を用いて形成される第1層目の電着
塗膜の膜厚(乾燥状態)は5〜30μm、好ましくは1
0〜25μmの範囲であり、またその上に形成される第
2層目の電着塗膜の膜厚(乾燥状態)は5〜70μm、
好ましくは10〜50μmの範囲であるのが好都合であ
る。
本発明において、第1回目の電着塗装後、被塗物に余分
に付着している電着塗料を浸漬法もしくはスプレー法な
どに従い限外濾過液、逆浸透膜濾液もしくは脱イオン水
などで水洗除去した後、第2回目の電着塗装を行なうの
が好都合である。また、第2回目の電着塗装は第1回目
の電着塗膜が未硬化の状態で行なわれることが、複合塗
膜を形成する上で、また付着性の面から好適であり、必
要条件であるが、水洗後、第1回目の電着塗膜を例えば
120℃以下の温度で短時間加熱したり、又はホットエ
アーで水分を除去する程度の加熱を行なっても良(、従
って本発明における前記「未硬化の状態」なる語には半
硬化状態も包含されることを理解すべきである。
被塗物上に形成された2層の電着塗膜は、好ましくは脱
イオン水もしくは逆浸透膜濾液などで水洗した後、塗料
組成物(B)の硬化開始温度以上で、好ましくは100
〜250℃、さらに好ましくは120〜200℃に加熱
して両塗膜を硬化させる。
電着塗膜厚は、前記した第1層口重着塗膜厚と第2層目
量着塗膜厚の合計膜厚として、一般に15〜80μmの
範囲内であるのが望ましい。か(して形成される電着塗
膜には必要に応じて上塗り塗料を適宜塗り重ねて仕上げ
ることができる。
本発明の方法に従い第1回目及び第2回目の電着塗装を
行なうと、第2回目に塗装した電着塗膜が第1回目の電
着塗膜の表面上に析出し、第1回目の電着層と第2回目
の電着層とが複層の状態で塗膜が形成される。しかして
、本発明の塗装方法を用いれば1層目の電着塗膜でエツ
ジ部のカバリングを達成し、2層目の電着塗膜で塗面平
滑性及び塗膜の均一造膜性を確保することができる。こ
の結果、従来電着塗膜の弱点であった被塗物のエツジ部
の防食性が著しく向上し、且つ塗面の平滑性にも優れた
複層塗膜を形成することができるため、自動車、電気機
器、プレハブ鉄骨等広範囲の工業塗料分野の防食塗装法
として広く応用することができる。
(実施例) 以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが
、本発明はこれらに限定されるものではない。実施例お
よび比較例において「部」および「%」はそれぞれ「重
量部」および「重量%」を示す。
カチオン エポキシ 脂の製゛1 合成例1 温度計、撹拌機、還流冷却器、窒素ガス吹込口を取り付
けた反応容器に、窒素ガス吹込下でプロピレンオキシド
変性ビスフェノールAグリシジルエーテル(注1)52
5部、ビスフェノールA342部及びモノエタノールア
ミンとメチルイソブチルケトンとのケチミンのメチルイ
ソブチルケトン溶液(有効成分80%)36部を仕込み
、160℃でエポキシ基が消失するまで反応させた。
さらに、このものにエポキシ当量が約190のビスフェ
ノールAジグリシジルエーテル665部及び有効成分8
0%のモノエタノールアミンとメチルイソブチルケトン
とのケチミンのメチルイソブチルケトン溶液232部を
加え、140℃でエポキシ基濃度が0.27ミリモル/
gになるまで反応させた。これによって数平均分子量的
1500のエポキシ樹脂液が得られた。次にエチレング
リコールモノブチルエーテル365部で希釈冷却し、1
00℃になったところでジエチレントリアミンのメチル
イソブチルケトンジケチミンのメチルイソブチルケトン
溶液(有効成分80%)100部を加え、100℃で粘
度上昇が停止するまで反応させ固形分81%のエポキシ
−ポリアミン樹脂溶液を得た。この樹脂の表面張力は5
3 dyne/ cmであった。
合成例−2 撹拌機、温度計、窒素導入管および還流冷却器を取りつ
けたフラスコに、ビスフェノールAとエピクロルヒドリ
ンとの反応によって得られた数平均分子量370、エポ
キシ当量185のエポキシ樹脂518部を仕込み、ビス
フェノールA57部及びジメチルベンジルアミン0.2
部を加え、120℃でエポキシ当量が250となるまで
反応させた。ついでε−カプロラクトン213部及びテ
トラブトキシチタン0.03部を加え、170℃に昇温
し、この温度を保ちながら経時でサンプリングを行ない
、赤外吸収スペクトル測定にて未反応ε−カプロラクト
ン量を追跡し、反応率が98%以上になった時点で、ビ
スフェノールAl48部とジメチルベンジルアミン0.
4部をさらに加え、130℃でエポキシ当量936とな
るまで反応させた。ついでメチルイソブチルケトン25
7.4部、ジエチルアミン25.6部、ジェタノールア
ミン68.3部を加え80℃で2時間反応後、メチルエ
チルケトン143.4部で希釈し固形分72%の樹脂溶
液を得た。この樹脂の表面張力は40 dyne/ c
mであった。
カチオン電 塗 クリヤエマルジョンの作作成例1 例1で得たカチオン性エポキシ樹脂92.6部(固形分
75部)とブロックしたジイソシアネト27.8部(固
形分25部)とを混合し、このものに90%酢酸1.8
部を加え、高速撹拌機で混合、中和し、撹拌しながら脱
イオン水190.3部を徐々に加え、固形分32%のク
リヤエマルジョン(1)を作成した。
作成例2 作成例1において、例1で得たカチオン性エポキシ樹脂
92.6部のかわりに例2で得たカチオン性エポキシ樹
脂104.2部を使用し、脱イオン水の配合量を178
.7部とする以外は同様に行ない、固形分32%のクリ
ヤエマルジョン(2)を作成した。
作成例3 例2で得たカチオン性エポキシ樹脂48.6部(固形分
35部)とブロックしたジイソシアネト)−28,9部
(固形分26部)と非イオン性アクリル樹脂54.8部
(固形分39部)とを混合し、このものに90%酢酸1
.8部を加え、高速撹拌機で混合、中和し、撹拌しなが
ら脱イオン水178.4部を徐々に加え、固形分32%
のクリヤエマルジョン(3)を作成した。
アクリル系共重合体の−“告(ゲル化重合体微粒子用) 参考例1 撹拌装置、温度計、冷却管及び加熱マントルを備えた1
2フラスコに、イソプロピルアルコール320部を入れ
、撹拌しながら還流温度(約83℃)まで昇温した。こ
れに下記上ツマ−及び重合開始剤の混合物を還流温度下
(約83〜87℃)で約2時間かけて滴下した。
スチレン             272部n−ブチ
ルアクリレート      224部2−ヒドロキシエ
チルアクリレート  80部ジメチルアミノエチルメタ
クリレート144部KBM−503*        
  80部アゾビスイソブチロニトリル     24
部*γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(
信越化学工業製) ついで、さらに30分間撹拌した後アゾビスジメチルバ
レロニトリル8部をイソプロピルアルコル120部に溶
解した溶液を約1時間かけて滴下し、約1時間撹拌後、
イソプロピルアルコール320部を投入し冷却した。か
くして固形分51%、アミン価64、水酸基価48、数
平均分子量20.000のアクリル共重合体フェスを得
た。
参考例2 下記モノマー混合物を用いて参考例1と同様の方法によ
ってアクリル共重合体ワニスを得た。
イソブチルアクリレート       480部2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート  80部ジメチルアミノ
エチルメタクリレート160部KBM503     
      80部得られたアクリル共重合体ワニスは
、固形分50%、アミン価71.水酸基価43、故平均
分子量約15,000であった。
ゲル化重合体微粒 の1゛吉 製造例1 21フラスコに、参考例1で得たアクリル共重合体ワニ
ス780部及び酢酸6.4部を加え約30℃で5分間撹
拌した後、脱イオン水1156部を強く撹拌しながら約
30分間かけて滴下し、75〜80℃に昇温して約3時
間撹拌を行なった。
かくして、固形分20%の乳白色の粒子的架橋したゲル
化重合体微粒子分散液が得られ、この微粒子のエチレン
グリコールモノブチルエーテル中での平均粒子径は0.
15μm(コールタ−社ナノサイザー−N−4にて測定
) 製造例2 製造例1において、アクリル共重合体ワニスとして参考
例2のものを用いる以外同様の方法で粒子的架橋したゲ
ル化重合体微粒子分散液を得た。
この微粒子のエチレングリコールモノブチルエーテル中
での平均粒子径は0.20μmであった。
製造例3 2g、フラスコに参考例1で得たアクリル系共重合体ワ
ニス480部に撹拌しながらカチオン性酸性型コロイダ
ルシリカ水分散液「アプライドCT−300J  (脂
質化工業(株)製品、固形分20%)196部および酢
酸4.0部を加え約30℃で5分間撹拌した後、脱イオ
ン水740部を強い撹拌下で約30分かけて滴下し、7
5〜80℃に昇温しで約3時間撹拌を行なった。かくし
て固形分20%の乳白色の粒子的架橋した、ゲル化重合
体微粒子の分散液が得られた。この微粒子の水中での平
均粒子径は0.08μmであった。
製造例4 撹拌装置、温度計、冷却管及び加熱マントルを備えたi
ffフラスコに、脱イオン水3507.5部及びラテム
ルに−180(花王株式会社製、25%水滴液)80部
を入れ、撹拌しなから90℃まで昇温した。これに重合
開始剤であるVA−086(和光純薬玉業株式会社製)
115部を脱イオン水500部に溶解した水溶液混合物
の20パーセントを加えた。15分後に下記モノマーi
昆合物の5パーセントを加えた。
スチレン             430部n−ブチ
ルアクリレート      440部1.6−ヘキサン
ジオールジアクリレート 40部2−ヒドロキシエチル
アクリレート  40部KBM−503*      
    50部*γ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン(信越化学工業製) ついで、さらに30分間撹拌した後、残りのモノマー混
合物及び重合開始剤水溶液の滴下を開始した。七ツマー
混合物は3時間で、重合開始剤水溶液は3.5時間でそ
れぞれ供給し、重合温度を90℃に保った。重合開始剤
水溶液の滴下終了後も30分間加熱して90℃に保った
のち室温に冷却し、漉布を用いて濾過し取り出した。か
くして固形分20%、平均粒子径0.07μmのゲル化
重合体微粒子を得た。
カチオン電 ゛   物 A)および B の置X 調製例1 作成例1で得た固形分32%のクリヤエマルジョン(1
)313部に製造例1で得た固形分20%のゲル化重合
体微粒子分散液75部および下記の固形分43%の顔料
ペースト061.1部を撹拌しながら加え、脱イオン水
258部で希釈し、固形分20%のカチオン電着塗料(
A−1)を得た。
表 1 (注1)旭カーボン社製、商品名「カーボンASMJ(
注2)サイロイド244・・・・・富士デブイソン社製
、商品名、含水無定形二酸化珪素顔料 (注3)CFボウセイC−100LB・・・・・菊池色
素工業(株)製、商品名、塩基性ケイ酸鉛 調製例2 表面張力が53 dyne/ cmであるポリアミド変
性エポキシ樹脂およびブロックしたジイソシアネトをビ
ヒクル成分とする固形分35%のカチオン電着用クリヤ
エマルジョン(関西ペイント社製、商品名、ニレクロン
9450)286部に、製造例2で得たゲル化重合体微
粒子分散液および顔料ペースト■を調製例1と同量ずつ
撹拌しながら加え、脱イオン水285部で希釈し、固形
分20%のカチオン電着塗料(A−2)を得た。
調製例3 調製例1において製造例1で得たゲル化重合体微粒子分
散液のかわりに製造例3で得たゲル化重合体微粒子分散
液を使用する以外は同様に行ない、固形分20%のカチ
オン電着塗料(A−3)を得た。
調製例4 調製例2において製造例2で得たゲル化重合体微粒子分
散液のかわりに製造例4で得たゲル化重合体微粒子分散
液を使用する以外は同様に行ない、固形分20%のカチ
オン電着塗料(A−4)を得た。
調製例5 作成例1で得た固形分32%のクリヤエマルジョン(1
)313部に前記の固形分43%の顔料ベース8013
4部を撹拌しながら加え、脱イオン水342部で希釈し
、固形分20%のカチオン電着塗料(A−5)を得た。
調製例6(比較用) 調製例1においてクリヤエマルジョン(1)のかわりに
作成例2で得た固形分32%のクリヤエマルジョン(2
)を使用する以外は同様に行ない、固形分20%のカチ
オン電着塗料(A−6)を得た。
調製例7(比較用) 作成例1で得た固形分32%のクリヤエマルジョン(1
)313部に前記固形分43%の顔料ペースト■13m
’!5部を撹拌しながら加え、脱イオン水 33’?、
5部で希釈して固形分20%のカチオン電着塗料(A−
7)を得た。
調製例8 作成例2で得た固形分32%のクリヤエマルジョン(2
)313部に前記固形分43%の顔料ペスト061.1
部を撹拌しながら加え、脱イオン水257.8部で希釈
し、固形分20%のカチオン電着塗料(B−1)を得た
調製例9 調製例8においてクリヤエマルジョン(2)のかわりに
作成例3で得た固形分32%のクリヤエマルジョン(3
)を使用する以外は同様に行ない固形分20%のカチオ
ン電着塗料(B−2)を得た。
調製例10(比較用) 作成例1で得た固形分32%のクリヤエマルジョン(1
)313部に前記固形分43%の顔料ペスト061.1
部を撹拌しながら加え、脱イオン水257.8部で希釈
し、固形分20%のカチオン電着塗料(B−3)を得た
一施例および 1例 上記調製例で得たカチオン電着塗料を表−3における組
合せで表−2に示す塗装工程に従って電着塗装を行ない
、膜厚(乾燥膜厚に基づいて)10μmを有する第1層
目と膜厚20μmを有する第2層目よりなる複層電着塗
装板を得た。塗装結果及び塗膜性能を同じ(表−3に併
せて示す。
表−3における各試験は下記方法に従って行なった。
[性能試験方法] (*1)電着性樹脂の表面張力及び焼付時の電着塗膜溶
融粘度は、前述のとおり測定した。表面張力の数値はd
yne/cmで、溶融粘度の数値は最低時の粘度、cp
sでしめした。
(*2)端面被覆性:塗装板のエツジ部が垂直になる様
にツルトスプレー装置にセットし、JIS Z2371
塩水噴霧試験により168時間後のエツジ部の防食性を
評価した。
0:サビ発生全くなし ○:サビわずかに発生 ×:サビ著しく発生 Cs2)塗面の平滑性:電着塗面の仕上り性を目視で評
価した。
○:良好 ■:はぼ良好 △:やや不良 (*4)温水浸漬2次付着性=40℃の水に20日間浸
漬した後JIS K 5400−19796.15に進
じて塗膜にゴバン目を作り、その表面に粘着セロハンテ
ープを貼着し、急激に剥した後の塗面を評価した。
O:異常なく良好 ○:ゴバン目の縁が僅かにハガレる程度@:ゴバン目の
一部分がハガレる (*5)耐塩水噴霧性:素地に達するように電着塗膜に
ナイフでクロスカットキズを入れ、これをJISZ23
71i、mよって1000時間塩水噴霧試験を行ない、
ナイフ傷からの錆、フクレ巾を測定した。
(*6)2コート耐候性:焼付電着塗板上に、さらにア
ミノアルキド樹脂系塗料アミラッククリヤ(関西ペイン
ト社製)を35μm塗装し、140’C,15分焼付け
た。この塗板を20時間サンシャインウェザオメーター
にかけ、40℃の水中に20時間浸漬するのを1サイク
ルとし、■サイクル毎に塗板にクロスカットを入れて、
セロファン粘着テープで剥離試験を行なう。
この試験を繰り返し行なって剥離の生じるまでに要した
サイクル数を調べた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、表面張力が40〜60dyne/cmであり且つ酸
    で中和することによって陰極に電着可能な水性浴を形成
    しうるエポキシ系カチオン電着性樹脂(a)、およびゲ
    ル化重合体微粒子及び顔料から選ばれた少なくとも1種
    の粒子状成分(b)を主成分として含有する塗料であっ
    て、該塗料から得られる塗膜の硬化時における最小溶融
    粘度が10^5〜10^8cpsであるカチオン電着塗
    料組成物(A)を被塗物に電着塗装して得られる未硬化
    の状態の電着塗膜上に、表面張力が25〜45dyne
    /cmであり且つ酸で中和することによって陰極に電着
    可能な水性浴を形成しうるカチオン電着性樹脂(c)を
    主成分として含有し、かつ該カチオン電着性樹脂(c)
    の表面張力が上記エポキシ系カチオン電着性樹脂(a)
    の表面張力より小なるカチオン電着塗料組成物(B)を
    電着塗装して形成した未硬化の状態の電着複層塗膜を焼
    付、硬化せしめることを特徴とする電着塗装方法。 2、カチオン電着塗料組成物(A)の主成分の1つであ
    るエポキシ系カチオン電着性樹脂(a)がエポキシ樹脂
    と塩基性アミノ化合物との付加反応物である請求項1記
    載の電着塗装方法。 3、カチオン電着塗料組成物(B)の主成分であるカチ
    オン電着性樹脂(c)がエポキシ樹脂、アクリル樹脂、
    ポリエステル樹脂から選ばれた1種以上のものと塩基性
    アミノ化合物との付加反応物である請求項1記載の電着
    塗装方法。 4、カチオン電着塗料組成物(A)で使用されるゲル化
    重合体微粒子が、アルコキシシラン基及びカチオン性基
    を有する内部架橋ゲル化重合体微粒子である請求項1記
    載の電着塗装方法。 5、カチオン電着塗料組成物(A)で使用される顔料が
    、吸油量100以上の二酸化珪素系顔料およびカーボン
    系顔料である請求項1記載の電着塗装方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015218348A (ja) * 2014-05-15 2015-12-07 神東アクサルタコーティングシステムズ株式会社 カチオン電着塗料の塗装方法
JP2018016867A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 マツダ株式会社 電着塗装方法及び電着塗装ラインの洗浄水除去促進装置

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