JPH03228918A

JPH03228918A - 連壁掘削機

Info

Publication number: JPH03228918A
Application number: JP2252390A
Authority: JP
Inventors: Yoshiaki Negami; 根上　義昭; Yoshiyuki Obara; 由幸小原; Mineyuki Yamaguchi; 山口　峰幸; Tomosaburo Fujinaga; 友三郎藤永
Original assignee: Shimizu Construction Co Ltd; Shimizu Corp
Current assignee: Shimizu Construction Co Ltd; Shimizu Corp
Priority date: 1990-02-01
Filing date: 1990-02-01
Publication date: 1991-10-09
Anticipated expiration: 2010-08-09
Also published as: JPH0774503B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」本発明は、地中連続壁を施工する際に用いられて好適な
連壁掘削機に関する。

「従来の技術」従来のドリル式連壁掘削機の一例として、第５図に示す
ように、掘削機の自重の一部を複数ビットに均等に作用
させ、掘削する連壁掘削機ｌが提供されている。

第５図及び第６図中、符号２は地盤を掘削するためのカ
ッタヘッドを示し、符号３はカッタヘッド２を駆動する
ための掘削原動機、符号４は掘削原動機３からの駆動力
を駆動軸５を介してカッタヘッド２に伝達するためのギ
ヤボックスをそれぞれ示している。

前記カッタヘッド２は、ビット２ａを下方に向けた状態
で、はぼ直列状態に配置され、これらの両側に配置され
たカッタヘッド２．２の上方にはケーシング７が高さ方
向に延在する形態で設けられている。

ギヤボックス４の側面及びケーシング７の上部には、掘
削機１の進行方向を制御する案内部材ＩＯがそれぞれ設
けられている。

さらに、前記ケーシング７には掘削機ｌの内方へ向って
突出するようにフランジ＋１が設けられている。そして
、このフランジ１１の上部から掘削機ｌの中心部に向っ
て支持具１３が取り付けられている。また、前記駆動軸
５の」二方には、リバース管１５が掘削機ｌの延在方向
に沿って設けられている。

そして、この掘削機ｌを使用する場合は、駆動装置３を
駆動してカッタヘッド２を回転させて地盤を掘削してい
く。このとき、掘削機１の進行方向を修正するには案内
部材ＩＯを作動させることによって行なうものである。

このような構成からなる連壁掘削機ｌは、その掘削機構
から、地質の適用範囲が広く、軟弱なシルト層、ぜい弱
な砂層、硬質砂層、泥岩、軟岩をカッタヘッドを変える
ことなく掘削することが可能である。また、リバース口
径よりも大きい礫径を含むような玉石層には破砕用内管
を取り付ｉ−１で掘削することにより対処可能となり、
比較的広い用途をもっている。そして、具体的には地下
鉄、地下水、浄水場、処理場、ポンプ場の土留止水外壁
や、超深層地下タンク外壁、ならびに止水壁等を施工す
る際に用いられる。

「発明が解決しようとする課題」しかしながら、前記従来の連壁掘削機では、掘削地山の
硬軟によっては、各ビット２ａの掘削性能が変わり、掘
削機本体ｌが軟かい他山の方に逃げ、孔曲がりが生しる
結果となっている。従って、孔曲がりが生じないよう作
用させる荷重は、１本のカッタヘッド２あたり２〜３を
以内になるように注意深く施工しており、掘削機自重（
通常２０〜３０ｔ）の半分以下の掘削力を作用させてい
るのが通例である。

それても、孔曲がりが生じた場合には、前後左右（ある
いは上下）８箇所の案内部材１０を既掘削壁の片面に作
用させ、掘削機１の本体の姿勢を傾け、孔曲がりを修正
できる構造となっている。

この場合には、−変長孔掘削を行い、孔壁測定を行った
後、案内部材ＩＯを作用させながら凸部の修正再掘削を
行う場合と掘削状況に応じてリアルタイムで案内部材Ｉ
Ｏを作用させながら決められた精度内で施工する方法が
ある。

ところが、前者では、掘削の２度手間となるし、後者で
は作業者の技量に追うところが多く、案内部材ＩＯの出
し入れ作業のための高速掘削が困難である。

そこで、かかる問題点を解決すべく本発明は、簡易な制
御装置によってカッタヘッドの進行方向を制御すること
のできる連壁掘削機を提供することを目的としている。

「課題を解決するための手段」本発明の連壁掘削機の第１の態様は、地盤を掘削するた
めの複数個のカッタヘッドと、これらのカッタヘッドを
駆動するための駆動装置と、カッタヘッドの進行方向を
制御する制御装置を備え、この制御装置は、前記カッタ
ヘッドの進行方向に対して略直交する水平面内を移動自
在に設けられた錘部材を備えた構成となることを特徴と
している。

また、本発明の連壁掘削機の第２の態様は、連壁掘削機
の姿勢を検知する検知手段と、この検知手段の検知信号
に基づいて錘部材を移動させる制御装置を備えた構成と
なることを特徴としている。

「作用」本発明の第１の態様の連壁掘削機は、自動的に錘部材を
移動させ、各カッタヘッドに作用する掘削力を制御する
ことができるため、作業者は掘削機本体の吊りワイヤー
の制御だけとなるため掘削状況に応じた高精度かつ高速
掘削が可能である。

また、掘削機の自重のかなりの部分をカッタヘッドに作
用させることができ、掘削機の自重を有効に活用するこ
とができ、掘削能率を向上させることができるといった
優れた効果を奏することができる。

本発明の第２の態様の連壁掘削機は、掘削機の進行方向
に曲げを生じると、この曲げによる掘削機の姿勢の変化
を検知手段が検知し、この姿勢の変化を修正すべく錘部
材を移動させる。

「実施例」以下、本発明の連壁掘削機の一実施例について、図面を
参照して説明する。

本発明の第１の実施例の連壁掘削機２０は、地盤を掘削
するための複数個のカッタヘッド２と、これらのカッタ
ヘッド２を駆動するための駆動装置３と、カッタヘッド
２の進行方向を制御する制御装置３０とによって主要部
が構成されている。

制御装置３０は、前記カッタヘッド２の進行方向に対し
て略直交する水平面内を移動自在に設けられた錘部材３
Ｉを備えた構成となっている。

錘部材３１は、高密度の組成物から構成された塊片であ
って、連壁掘削機１の掘削圧力に対して十分に影響を与
えうる重量を有するものである。

そして、制御装置３０について詳述すると、この制御装
置３０は、第１図ないし第４図に示すように、ギヤボッ
クス４の直上部に設けられ、外観矩形の箱部材３２とこ
の箱部材３２の中に配置された錘部材３１と、この錘部
材３１を移動させる螺子部材３５および３７を備えた構
成となっている。

螺子部材３５．３５は、箱部材３２の幅方向に延在する
形態で対向配置され、かつ、その両端付近において軸受
は部材３８．３８によって回動自在に保持されている。

さらに、この螺子部材３５には駆動モータ３９が連結さ
れて駆動可能に設定されている。また、螺子部材３７に
は錘部材３１が連結されているとともに、その両端付近
において連結部材４１を介して螺子部材３５．３５に連
結されている。そして、この螺子部材３５．３５にも駆
動モータ４３が連結されて、回転可能に設定されている
。

この制御装置３０の錘部材３１を作動させる場合、駆動
モータ３９を駆動させることにより、螺子部材３７と錘
部材３１を一体として制御装置３０の幅方向に移動させ
る方法と、駆動モータ４３を駆動させることにより、錘
部材３１を制御装置３０の長手方向に移動させる方法に
よって行なう。

そして、駆動モータ３９．４３の回転量を調整すること
によって、錘部材３１を箱部材３２の平面内の所定位置
に配置させる。

本実施例の連壁掘削機ｌによれば、自動的に錘部材３１
を移動させ、各ビット２ａに作用する掘剛力を制御する
ことができるため、作業者は掘削機１本体の吊りワイヤ
ーの制御だ１ノとなるため掘削状況に応じた高精度かつ
高速掘削が可能である。

また、連壁掘削機ｌの自重のかなりの部分をビット２ａ
に作用させることができ、掘削機１の自重を有効に活用
することができ１．掘削能率を向」ニさせることができ
るといった優れた効果を奏することができる。

また、本発明の連壁掘削機の第２の実施例は、前記第１
の実施例の連壁掘削機において、連壁掘削機の姿勢を検
知する検知手段と、この検知手段の検知信号に基づいて
錘部材３１を移動させる制御装置を備えた構成となって
いる。

本実施例の連壁掘削機によれば、掘削機の進行方向に曲
げを生じると、この曲げによる掘削機の姿勢の変化を検
知手段が検知し、この姿勢の変化を修正すべく錘部材を
移動させることによって進行方向の曲げを防止すること
ができる。

「発明の効果」本発明の連壁掘削機の第１の態様は、地盤を掘削するた
めの複数個のカッタヘッドと、これらのカッタヘッドを
駆動するための駆動装置と、カッタヘッドの進行方向を
制御する制御装置を備え、この制御装置は、前記カッタ
ヘッドの進行方向に対して略直交する水平面内を移動自
在に設けられた錘部材を備えた構成としたので、錘部材
の移動によって、各カッタヘッドに作用する力を制御で
きるため、作業者は掘削機本体の吊りワイヤーの制御を
するだけでよいので高精度高速掘削を可能にできるとい
った効果を奏する。

また、掘削機自重のかなりの部分をカッタヘッドに作用
することができるので、掘削機の自重を有効利用でき、
掘削能率を向上させることができる。

また、本発明の連壁掘削機の第２の態様は、連壁掘削機
の姿勢を検知する検知手段と、この検知手段の検知信号
に基づいて錘部材を移動させる制御装置を備えた構成と
したので、掘削機の姿勢の変化に応じて錘部材をリアル
タイムで移動させることができるので、掘削機の進行方
向の修正を迅速に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の連壁掘削機の一実施例を
示す図であって、第１図は連壁掘削機の正面全体図、第
２図は連壁掘削機の側断面図、第３図は制御装置の平面
図、第４図は制御装置の側断面図を示し、第５図及び第
６図は連壁掘削機の一従来例を示す図である。 ■　・・・・・・連壁掘削機、２　・・　・・・　カッタヘッド、２ａ・・　・・・　
ビット、３　・・・　・・駆動装置、４　・　・・・ギ
ヤボックス、３０　・・・・・・制御装置、３１　・　
・・・錘部材。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）地盤を掘削するための複数個のカッタヘッドと、
これらのカッタヘッドを駆動するための駆動装置と、カ
ッタヘッドの進行方向を制御する制御装置を備え、この
制御装置は、前記カッタヘッドの進行方向に対して略直
交する水平面内を移動自在に設けられた錘部材を備えた
構成となっていることを特徴とする連壁掘削機。
（２）連壁掘削機の姿勢を検知する検知手段と、この検
知手段の検知信号に基づいて錘部材を移動させる制御装
置を備えた構成となることを特徴とする請求項１記載の
連壁掘削機。