JPH0322880B2 - - Google Patents

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JPH0322880B2
JPH0322880B2 JP60216306A JP21630685A JPH0322880B2 JP H0322880 B2 JPH0322880 B2 JP H0322880B2 JP 60216306 A JP60216306 A JP 60216306A JP 21630685 A JP21630685 A JP 21630685A JP H0322880 B2 JPH0322880 B2 JP H0322880B2
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JP
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tetramethyleth
aluminum
mol
formula
reaction
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JP60216306A
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Ootoru Konraato
Uetsutaa Hansuyuruku
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Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
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Publication date
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Publication of JPS6191193A publication Critical patent/JPS6191193A/ja
Publication of JPH0322880B2 publication Critical patent/JPH0322880B2/ja
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    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic System
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/18Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
    • C07F7/1896Compounds having one or more Si-O-acyl linkages
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    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
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    • C07F7/1872Preparation; Treatments not provided for in C07F7/20
    • C07F7/188Preparation; Treatments not provided for in C07F7/20 by reactions involving the formation of Si-O linkages
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は1,1,2,2−テトラメチル置換エ
チル基を有するシランからなるヒドロキシル、メ
ルカプト、カルボキシル、アミノおよびアミド基
の脱離性保護基剤およびその製造方法に関する。 D.Seyfefthら(J.of Organom.Chem,225,
177−191(1982)によつて、(1,1,2,2−テ
トラメチルエト−1−イル)ジメチルクロルシラ
ンがヘキサメチルシリランと塩化水素とから環開
裂によつて得られることが知られている。また、
モノクロルシランがRaRbSiHClの不飽和化合物
への付加によつて調製され得ることも知られてい
る(W.Noll,Chemie und Technologie der
Silicone,Chemie出版、バインハイム(1968)、
45頁以下参照)。この反応は金属化合物、例えば
H2PtCl6の触媒作用を受け、高圧および/または
高温を必要とする場合が多い。この条件下では、
特に分岐度の大きいアルケンを使用したときに転
移反応が起る。 そこで、DE−A−2804204号によつて、この反
応を触媒としてのハロゲンが塩素または臭素であ
るアルミニウムハロゲニドにより抑制することが
提案されている。この方法では、例えば2−メチ
ルブト−2−エン、トリ置換エチレンを用いて、
高収率で(1,2−ジメチルプロプ−1−イル)
ジメチルクロルシランが得られている。実際に
は、例えばジメチルクロルシランの付加は、トリ
置換エチレンのモノ置換C−原子だけでなく、ジ
置換C−原子にも起つている。その他の技術文献
には、エチレンのジ置換C−原子に付加が起つた
との記載はない。 本発明は式 [式中、XはCl,Br,CH3SO3またはCF3SO3
である。]で表わされるシラン化合物からなるヒ
ドロキシル、メルカプト、カルボキシル、アミノ
およびアミド基の脱離性保護基剤に関する。 本発明の脱離性保護基剤の中で、式のXがCl
またはBrであるものは、式 [式中、X1はClまたはBrである。]で表わされ
るモノハロゲンシランを触媒量のアルミニウムト
リクロリド、アルミニウムトリブロミド、アルキ
ルアルミニウムジクロリド、アルキルアルミニウ
ムジブロミド、アルミニウムオキシドクロリド、
アルミニウムオキシドブロミド、またはこれらの
混合物の存在下で、最高で60℃の温度においてテ
トラメチルエチレンに付加させることにより高収
率かつ高純度で得られる。 触媒としては、好ましくはAlCl3および/また
はC1−C4−アルキル.ClCl2が使用される。反応
温度は好ましくは0〜60℃、特に20〜40℃であ
る。反応は発熱性であり、反応温度を維持するた
めには一般に冷却が必要である。触媒は反応物に
対して0.01〜20重量%、好ましくは0.1〜10重量
%、さらに好ましくは0.1〜5重量%の量で使用
される。 反応は保護ガス、例えば窒素、ヘリウムまたは
アルゴン雰囲気下で行うことが好ましい。反応物
は液体であるので不活性溶媒の使用は必要ではな
い。加水分解副生成物の生成を避けるためには、
湿気の遮断に留意すべきである。 反応生成物の処理は常法に従つて、通常まず例
えば反応生成物の溶剤(炭化水素)を添加し、濾
過によつて触媒を分離して行われる。次いで溶媒
を除去し、粗生成物を公知の方法によつて、例え
ば蒸留および/またはクロマトグラフイーによつ
て精製する。多くの場合、所望のシランは反応混
合物を直接蒸留することによつて単離することが
できる。 また、本発明の脱離性保護基剤の中で、式の
XがCH3SO3またはCF3SO3であるものは、前記
の方法で得られたXがClまたはBrである化合物
とメタンスルホン酸またはトリフルオルメタンス
ルホン酸とのHBrまたはHClを脱離する反応によ
り製造される。この反応は不活性溶媒中で、所望
により生成するHClまたはHBrと結合させるため
に第三級アミンのような塩基を添加して行われ
る。 適当な不活性溶媒は、例えば置換されていても
よい炭化水素、エーテルおよびエステルである。 式の化合物からなる脱離性保護基剤は公知の
シリル化反応剤、例えばtert−ブチルジメチルク
ロルシラン[Synthetic Communications,9
(4),295−299(1979)参照]または(1,1,2
−トリメチルエト−2−イル)ジメチルクロルシ
ラン(DE−A−2804204参照)に比べて加水分解
安定性が根本的に改善されている。改善された加
水分解安定性によつて、幅広い反応媒体のバリエ
ーシヨンが可能となる。 本発明の式の化合物からなる脱離性保護基剤
は、ヒドロキシル、メルカプト、カルボキシル基
またはそのアルカリ塩、アミノおよび/またはア
ミド基を有する有機化合物、またはα−H−原子
を有するアルデヒドまたはケトンと反応させ、合
成反応実施後に保護基を公知の方法で脱離するこ
とによつて、ヒドロキシル、メルカプト、カルボ
キシル、アミノおよびアミド基を有機合成に際し
て保護することができる。 アルコール、チオールおよびカルボン酸の適当
なアルカリ塩としては、例えばリチウム塩および
特にナトリウム塩が適している。 アミノまたはアミド基は脂肪族または芳香族基
によつて一部が置換されていてもよい。アミド基
は、またラクタムの形ものでもよい。 適当なアルデヒドおよびケトンは式および
で示される。 R1R2CH−CHO () 式の保護基剤との反応に際しては、式aお
よびaのビニルシリルエーテルが形成される。 R1R2C=CH−OR6(a)
【式】R1,R2,R4および R5は水素、またC−原子数が1〜30、好ましく
は1〜20、更に好ましくは1〜16の有機基を表わ
す。R3はこのような有機基である。R6は次式の
基である。 R1,R2,R3,R4およびR5は有機基としては、
例えば脂肪族、脂環族、ヘテロ環、芳香族環また
はヘテロ芳香族環の基である。この基は置換され
ていなくてもよく、または例えばC1〜C12−アル
キル、C1〜C12−アルコキシ、C1〜C12−アルキル
チオ、F、ClおよびBrのようなハロゲン、フエ
ニルまたはベンジルで置換されていてもよい。 脂肪族基は、特にC−原子数が1〜12の、線状
あるいは分岐状のアルキル基である。脂環族基は
環のC−原子数が3〜12、特に3〜7のものであ
る。ヘテロ環基はヘテロ原子が1〜3で、環の員
数が3〜7のものである。ヘテロ芳香族基はヘテ
ロ原子が1または2で、かつ環の員数が総数で5
または6のものが好ましい。芳香族基はフエニ
ル、ナフチル、アントラニルおよびフエナントリ
ルが好ましい。 R1,R2およびR3,R4はそれらが結合している
C−原子と一緒になつて総員数が3〜7で、かつ
好ましくはヘテロ原子が1または2の脂環族また
はヘテロ環基を形成することができる。ヘテロ環
基は、式および中のCH−基乃至CO−基にヘ
テロ原子が結合しない。 保護基の導入は、常法に従つて保護を行う条件
下で、大抵は室温から約100℃の温度で式の化
合物を保護すべき基(潜在的)を有する化合物
と、所望によつては生成する酸と結合する有機塩
基の存在下で反応させることにより行われる。適
当な有機塩基は、好ましくは第三級アミン、例え
ばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブ
チルアミン、N−メチルピペリジン、N−メチル
ピロリドン、ピリジンまたはイミダゾールであ
る。反応は一般に不活性有機溶剤の存在下で行わ
れる。特に適しているのは、極性溶剤、例えばエ
ーテル、N−置換ラクタムあるいはN−ジ置換酸
アミド(ジオキサン、ジブチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド、ヘキサメチルホスホル酸トリアミ
ドおよびN−メチルピロリドン等)である。 保護された化合物の単離は、常法に従つて、例
えば蒸留、結晶化またはクロマトグラフイーによ
り行われる。低反応性化合物、例えば第三級アル
コールからの本発明による保護基を有する化合物
の製造は、相当する強酸のシリルエステル例えば
トリフルオルメタンスルホン酸を保護すべき基を
有する化合物と塩基の存在下で反応させる方法で
都合よく行われる。 シリル保護基の脱離は、公知の方法に従つて水
性の酸または塩基の作用によつて、所望により不
活性溶剤の存在下で、ルイス酸、第四級アンモニ
ウムフルオリドの作用によつて、またはHF/尿
素混合物の作用によつて行われる。加水分解時に
形成するシラノールは簡単な方法で例えばSOCl2
またはPCl3またはPCl5によつて式のクロルシ
ランに変換することができる。 下記の例により本発明をより詳しく説明する。 (A) モノクロルシランの製造 例1: (1,1,2,2−テトラメチルエト−1−
イル)ジメチルクロルシランの製造 ジメチルクロルシラン100ml(0.92mol)とア
ルミニウムクロリド3.8g(0.028mol)を、還流
冷却器と滴下濾斗を付した500mlの三ツ口フラス
コに入れる。1時間でテトラメチルエチレン
109.5ml(0.92mol)を滴下する。外部から冷却す
ることによつて、反応温度を25〜30℃の間に維持
する。4時間後、反応液を不溶性アルミニウムク
ロリドから濾別して、蒸留する、 生成物141g(収率86%)を得る。沸点:62〜
64℃/20.8mb(ミリバール)。1H−NMR−スペク
トルは化合物の構造に一致する。 例2: 触媒としてのエチル−アルミニウムジクロリ
ド エチル−アルミニウムジクロリド1.03ml
(10mmol)を、還流冷却器と滴下濾斗を備えた
100ml三ツ口フラスコ内のジメチルクロルシラン
21.6ml(0.2mol)に加える。30分間でテトラメチ
ルエチレン23.9ml(0.2mol)を滴下する。外部か
ら冷却することによつて反応温度を20〜25℃に維
持する。1時間後反応液を蒸留する。 生成物22.1g(収率62%)を得る。沸点:62〜
64℃/20.8mb。 例3: 触媒としてのイソプロピル−アルミニウムジ
クロリド イソプロピル−アルミニウムジクロリド1.37ml
(10mmol)を、還流冷却器と滴下濾斗を備えた
100ml三ツ口フラスコ内のジメチルクロルシラン
21.6ml(0.2mol)に加える。30分間でテトラメチ
ルエチレン23.9ml(0.2mol)を滴下する。外部冷
却によつて反応温度を20〜25℃に維持する。1時
間後反応液を蒸留する。生成物25.9g(収率72
%)を得る。沸点:62〜64℃/20.8mb。 例4: DMF 10ml中のイミダゾール1.02g(15mmol)
とベンジルアルコール1.08g(10mmol)の混合
物に(1,1,2,2−テトラメチルエト−1−
イル)ジメチルクロルシラン1.95g(11mmol)
を室温において添加して16時間反応させる。粗生
成物を蒸留して、沸点:105〜110℃/0.026mbの
無色油状物2.15g(収率86%)を得る。 元素分析:C15H26OSiとして、 計算値:C 71.93 H 10.46 Si 11.21 実測値:C 71.80 H 10.38 Si 11.34 例5: 例4に準じて、DMF 10ml中でイミダゾール
1.02g(15mmol)の存在下にシクロヘキサノー
ル1.0g(10mmol)を(1,1,2,2−テトラ
メチルエト−1−イル)ジメチルクロルシラン
1.96g(11mmol)と室温で16時間反応させる。
例4と同様に後処理し、粗生成物を蒸留して、沸
点:49〜51℃/0.026mbの無色油状物2.25g(収
率93%)を得る。 元素分析:C14H30OSiとして 計算値:C 69.35 H 12.47 Si 11.58 実測値:C 69.37 H 12.23 Si 12.01 例6: 例4に従つて、n−ブタノール5.19g
(70mmol)、イミダゾール7.15g(0.105mmol)、
(1,1,2,2−テトラメチルエト−1−イル)
ジメチルクロルシラン13.74gを用いてジメチル
ホルムアミド(DMF)50ml中で反応させる。 収量13.17g(収率87%)。沸点:104〜106℃/
26mb。 元素分析:C12H28OSiとして 計算値:C 66.59 H 13.04 Si 12.98 実測値:C 66.41 H 13.13 Si 13.34 例7: (a) トリフルオルメタンスルホン酸(1,1,
2,2−テトラメチルエト−1−イル)ジメチ
ルシリルエステルの製造 トリフルオルメタンスルホン酸50mlをアルゴ
ン雰囲気下室温で除々に(1,1,2,2−テ
トラメチルエト−1−イル)ジメチルクロルシ
ラン101.57g(0.57mol)に滴下する。次いで
混合液を8時間60℃に加熱する。このときHCl
の発生が終わる。蒸留によつて沸点:123〜124
℃/28.6mbの無色油状物111g(収率67%)を
得る。1H−NMRスペクトルは標題化合物の構
造に一致する。 (b) (a)のシリルエステルと2−メチルブタン−2
−オールとの反応 メチレンクロリド100ml中のシリルエステル
22.44g(0.07mol)にアルゴン雰囲気下0℃で
2,6−ルチジン9.75g(0.091mol)と2−メ
チル−2−ブタノール6.17g(0.07mol)との
混合物を滴下する。室温で4時間かきまぜた
後、氷上で注ぎ、混合液をヘキサンで抽出す
る。 ヘキサン相を合わせて水洗し、MgSO4で乾
燥し、減圧濃縮する。粗生成物15.65gから蒸
留によつて、沸点:118〜120℃/30mbの無色
油状物13.5g(収率84%)を得る。 元素分析:C13H30OSiとして 計算値:C 67.75 H 13.12 Si 12.19 実測値:C 68.01 H 12.96 Si 12.52 例8: 例7aのシリルエステル20.44g(0.07mol)をメ
チレンクロリド80ml中に加える。アルゴン雰囲気
下5℃にて、2.6−ルチジン9.75g(0.091mol)
と2−メチル−1−フエニル−2−プロパノール
10.5g(0.07mol)の混合物を滴下する。次いで
混合液を室温で8時間かきまぜる。混合液を氷上
で注ぎ、ヘキサンで抽出する。ヘキサン相を合わ
せて水洗し、次いでMgSO4で乾燥する。ヘキサ
ンを真空下で除去し、残留物をシリカゲルのクロ
マトグラフイーにかける。沸点:84〜85℃/
0.026mbの無色液体16.79g(収率82%)を得る。 元素分析:C18H32OSiとして 計算値:C 73.90 H 11.03 Si 9.60 実測値:C 73.79 H 11.21 Si 9.80 例9: (1,1,2,2−テトラメチルエト−1−イ
ル)ジメチルクロルシラン7.8g(0.044mol)と
トリエチルアミン4.8g(0.047mol)をジメチル
ホルムアミド50mlに溶かした溶液に、フエニル酢
酸5.0g(0.037mol)を少量ずつ添加する。混合
液を室温で2時間かきまぜ、次いでヘキサン中に
とり、水で洗浄する。ヘキサン相をNa2SO4で乾
燥し、濃縮残留物をシリカゲルで溶出剤にヘキサ
ン/酢酸エチルを用いてクロマトグラフイーにか
け、次いで蒸留する。6.11g(収率59%)を得
る。沸点:134〜136℃/2mb。1H−NMRスペク
トルは標題化合物の構造に一致する。 例10: アルゴン雰囲気下、ヘキサン50ml中のナトリウ
ム2.3g(0.1mol)に徐々にヘキサン50ml中のブ
チルメルカプタン9.1g(0.09mol)を滴下する。
室温で一夜撹拌し、次いで1時間還流加熱する。
次に氷浴で冷却しながら徐々にヘキサン25ml中の
(1,1,2,2−テトラメチルエト−1−イル)
ジメチルクロルシラン16.0g(0.09mol)を滴下
する。2時間還流加熱後、真空下で濃縮し残留物
を蒸留する。沸点:128〜130℃/2.6mbの油状物
13.2gを得る。1H−NMRスペクトルは標題化合
物の構造に一致する。 例11: (1,1,2,2−テトラメチルエト−1−イ
ル)ジメチルクロルシラン17.85g(0.1mol)を、
滴下濾斗と還流冷却器を備えた50ml三ツ口フラス
コに不活性ガス雰囲気下で入れる。10分間で室温
にてトリフルオルメタンスルホン酸8.79ml
(0.1mol)を滴下する。次いで4時間で60℃に加
熱する。HClガスの発生が止んだ後、混合液を冷
却し、次に蒸留する。所望のシリルエステル23.4
g(収率80%)を無色液体として得る。沸点:39
〜42℃/0.026mb。 例12: ピナコリン2.0g(20mmol)とトリエチルアミ
ン2.22g(22mmol)をエーテル20ml中で不活性
ガス雰囲気下0℃に冷却する。かきまぜながら、
0−5℃にて(1,1,2,2−テトラメチルエ
ト−1−イル)ジメチルシリル−トリフルオルメ
タンスルホネート4.88g(17mmol)を滴下する。
次に、室温で4時間更にかきまぜる。エーテル相
を分離し、球管炉中で蒸留する。無色油状物3.5
g(収率87%)を得る。沸点:105〜110℃/
20.8mb。 1H−NMR(CDCl3,250MHz):δ:0.22(s.6H.
Si(CH3)),0.94(d,J=6Hz,6H,
(CH32CH):0.96(s,6H,(CH22C);1.06
(s,9H,C(CH33);1.70(m,1H,HC
(CH32,5.89(d.J=0.5Hz,1H=CH),4.03(d,
J=0.5Hz,1H)。 例13: プロピオンアルデヒド1.16g(20mmol)およ
びトリエチルアミン2.22g(22mmol)を不活性
ガス雰囲気下でエーテル20ml中で0℃に冷却す
る。かきまぜながら0−5℃にて(1,1,2,
2−テトラメチルエト−1−イル)ジメチルシリ
ル−トリフルオルメタンスルホネート4.88g
(17mmol))を滴下する。次に室温で4時間更に
かきまぜる。エーテル相を分離し、球管炉中で蒸
留する。無色油状物2.45g(収率73%)を得る。
沸点:125〜130℃/20.8mb。 1H−NMR(CDCl3,250MHz):δ:0.16(s,
6H,Si(CH32),0.90(s,6H,(CH32C);
0.94(d,J=6Hz+6H,(CH32CH);1.57(dd,
J=6Hz,0.5Hz,3H,CH3CH);1.65(m,1H,
CH(CH32);4.60(m,1H=CH−CH3),6.17
(m,1H,CH−O)。 例14: (1,1,2,2−テトラメチルエト−1−イ
ル)ジメチルシリル−クロリド17.9g(0.1mol)、
イミダゾール6.8g(0.1mol)およびトリエチル
アミン60mlを混合し、40時間室温でかきまぜる。
次いでヘキサン100mlで希釈し、濾過し、濃縮す
る。得られた残留物を蒸留して生成物17.3g(収
率82%)を得る。沸点:79〜81℃/0.065mb。 例15: (1,1,2,2−テトラメチルエト−1−イ
ル)ジメチルシリルクロリド46.1g(0.26mol)、
トリエチルアミン28.1g(0.28mol)およびピロ
リドン17g(0.2mol)をDMF100ml中で室温にて
3.5時間かきまぜる。次にヘキサン200mlで希釈
し、氷冷水および1モル濃度のシユウ酸水溶液で
洗浄する。ヘキサン相を硫酸ナトリウムで乾燥
し、濃縮した後、蒸留によつて生成物40.6g(収
率90%)を得る。沸点:78〜82℃/0.026mb。 例16: 1−アミノ−2−メトキシエタン20g
(0.27mol)および(1,1,2,2−テトラメ
チルエト−1−イル)ジメチルシリル−クロリド
57g(0.32mol)にヘキサン100ml中でトリエチ
ルアミン80.7g(0.8mol)を加え、室温で3.5時
間かきまぜる。次にヘキサン100mlで希釈し、濾
過し、濃縮残留物を蒸留する:生成物37.7g(収
率58%)を得る。沸点54〜58℃/0.065mb。 例17: (1,1,2,2−テトラメチルエト−1−イ
ル)ジメチルクロルシラン127.0g(0.71mol)を
DMF500ml中に溶かし、トリエチルアミン72.4g
(0.72mol)を加える。水浴で冷却しながら、少
量ずつ(4S)−アゼチジン−2−オン−4−カル
ボン酸ベンジルエステル(0.645mol)を加える
と内温は25〜30℃になる。生成した白色濃厚懸濁
液を次に2時間かきまぜる。混合物にヘキサン
1000mlを加え、次々と水1000ml、1モル濃度シユ
ウ酸および水2×1000mlで洗浄する。硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、ヘキサンを留去して淡黄色の濃縮
物を得る。 収量:225.7g(収率99%)。薄層クロマトグラ
フイー(シリカゲル、溶出剤:ヘキサン/酢酸エ
チル(2:1)は単一生成物であることを示す。 Rf値:0.58。 例18: 下記の表に示したシリルエーテルを室温で、表
に記載した反応条件下で脱離させた。 結果を表1に示す。
【表】 例19: HCl(1%)/エタノールによる場合: 24時間後に完全に脱離。 NaOH(5%)/エタノールによる場合: 3時間後に完全に脱離。 例20: HCl(1%)/エタノールによる場合: 5分以内で完全に脱離。 NaOH(5%)/エタノールによる場合: 2時間以内で完全に脱離。 例21: この例は本願発明の脱離性保護基剤の1つであ
る式 の化合物が、公知の式2 および式3 の化合物に比して優れた効果を有することを示
す。 式1,2および3の化合物を表1および2に示
された同一の、公知の脱シリル条件下で比較し
た。反応の経過は周期的にサンプルを採取し、そ
れをガスクロマトグラフにより分析して決定し
た。結果を表2および3に示す。これらの表で用
いられる略語の意味は次のとおりである。 tv:脱シリル完結に要する時間 t1/2:半減時間(50%脱シリル) RT :室温 EtOH:エタノール THF:テトラヒドロフラン n−Bu:n−ブチル Me :メチル Cy :シクロヘキシル 表2および3から明らかなように、本発明の脱
離性保護基剤の安定性は公知のものに比して本質
的に高い。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 [式中、XはCl,Br,CH3SO3またはCF3SO3
    である。]で表わされるシラン化合物からなるヒ
    ドロキシル、メルカプト、カルボキシル、アミノ
    およびアミド基の脱離性保護基剤。 2 (1,1,2,2−テトラメチルエト−1−
    イル)ジメチルクロルシランである特許請求の範
    囲第1項に記載の脱離性保護基剤。 3 式 [式中、X1はClまたはBrである。]で表わされ
    るモノハロゲンシランを、触媒量のアルミニウム
    トリクロリド、アルミニウムトリブロミド、アル
    ミニウムオキシドクロリド、アルミニウムオキシ
    ドブロミド、アルキルアルミニウムジクロリド、
    アルキルアルミニウムジブロミド、またはこれら
    の混合物の存在下で、60℃以下の温度において、
    テトラメチルエチレンと反応させ、所望により、
    生成した(1,1,2,2−テトラメチルエト−
    1−イル)ジメチルハロシランをメタンスルホン
    酸またはトリフルオルメタンスルホン酸と反応さ
    せることを特徴とする、式 [式中、XはCl,Br,CH3SO3またはCF3SO3
    である。]で表わされる脱離性保護基剤の製造方
    法。
JP60216306A 1984-10-04 1985-10-01 脱離性保護基剤およびその製造方法 Granted JPS6191193A (ja)

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CH4765/84-0 1984-10-04

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US4801719A (en) 1989-01-31
JPS6191193A (ja) 1986-05-09
EP0177454A3 (en) 1986-12-03
EP0177454A2 (de) 1986-04-09
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