JPH03228056A - 感光性組成物 - Google Patents

感光性組成物

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JPH03228056A
JPH03228056A JP2281390A JP2281390A JPH03228056A JP H03228056 A JPH03228056 A JP H03228056A JP 2281390 A JP2281390 A JP 2281390A JP 2281390 A JP2281390 A JP 2281390A JP H03228056 A JPH03228056 A JP H03228056A
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acid
compound
group
photosensitive composition
cresol
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JP2281390A
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Hideyuki Nakai
英之 中井
Takeo Akiyama
秋山 健夫
Yutaka Adachi
裕 安達
Mitsuru Sasaki
充 佐々木
Junko Nakamura
純子 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は感光性平版印刷版に適用される感光性組成物に
関し、更に詳しくは、ナフトキノンジアジド化合物を感
光成分として含有する感光性組成物に関する。
[発明の背景コ ポジ型態光性平版印刷版とは、一般に親水性支持体上に
紫外線等の活性光線による露光により可溶化するインキ
受容性感光層を形成したものである。この感光層に画像
露光を行い現像すると、画像部を残して非画像部が除去
され、画像が形成される。平版印刷においては、上記画
像部が親油性で非画像部が親水性であるという性質上の
差が利用される。
通常、ポジ型の感光性平版印刷版の感光層には、感光成
分として0−キノンジアジド化合物が、また皮膜強度と
アルカリ溶解性とを高めるための成分としてアルカリ可
溶性樹脂が含有されている。
特に上記O−キノンジアジド化合物の中でも感度及びコ
ストの点から1.2−ナフトキノン−2−ジアジド−4
−スルホン酸エステル化合物が有用なものとして一般に
用いられている。
このような感光成分を用いた感光性平版印刷版の場合、
例えば複数のフィルム原稿を位置を変えて次々と焼き付
けする所謂゛多面焼き付け″を行なう際等、フィルム原
稿間の位置合わせを容易にするため、露光部と未露光部
が区別できることが必要である。このため、一般に、感
光性平版印刷版に用いられる感光性組成物には、露光に
より可視画像を形成させる(以下、「露光可視画性」と
称す)ためのプリントアウト材料が含まれている。
該プリントアウト材料としては、露光により酸もしくは
遊離基を生成する化合物と、これと相互作用することに
より色調を変える色素とからなっており、従来、露光に
より酸もしくは遊離基を生成する化合物としては、例え
ば、特開昭55−77742号公報に記載されているハ
ロメチル−ビニル−オキサジアゾール化合物等が挙げら
れる。
[発明が解決しようとする課題] 露光可視画性は通常、このような化合物の添加量の増大
に伴なって良くなっていくが、一方で添加量を多くしす
ぎると感光性平版印刷版の感度が低下したり、アルカリ
溶解性が低下して例えば、処理能力の低下した現像液に
よる現像能力低下の許容範囲である、いわゆるアンダー
現像性が悪化する等の欠点を有している。
また、上記欠点を改良するため感光成分である1、2−
ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホン酸エステル
化合物等の添加量を多くすると、上記アンダー現像性は
改良されるものの感度は更に低下し、満足しうる感光性
平版印刷版は得られなかった。
従って、本発明の目的は、優れた露光可視画性を有し、
かつ高い感度を有する感光性平版印刷版に適する感光性
組成物を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は前記課題に鑑みて鋭意研究の結果、本発明
の上記目的は、少なくとも、 fa)アルカリ可溶性樹
脂、(b)露光により酸もしくは遊離基を生成する化合
物、(c)上記(b)の光分解生成物と相互作用するこ
とによってその色調を変える変色剤、及び(fj)下記
一般式(I>で表わされるナフトキノンジアジド構造単
位を有する化合物、を含有することを特徴とする感光性
組成物を提供することにより達成されることを見出した
一般式(1) 〔式中、R1及びR2は各々ハロゲン原子又は置換又は
未置換のアルキル基、アリール基、アラルキル基、アル
コキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基を表
わす。] 以下に、本発明を更に詳細に説明する。
本発明において、上記一般式(I)で表わされるナフト
キノンジアジド構造単位を有する化合物(以下、「本発
明の化合物」)としては好ましくは、例えば下記の如き
1.2−ナフトキノンジアジド 4−スルホン酸クロリド化合物と水酸基含SO,CI S (J 2 IQ 1 また上記水酸基化合物としては、フェノール類及びアル
デヒド又はケトンの重縮合樹脂が好ましく用いられる。
前記フェノール類としては、例えば、フェノール、O−
クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾール、3.5
−キシレノール、カルバクロール、チモール等のm個フ
エノール、カテコール、レゾルシン、ヒドロキノン等の
二価フェノール、ピロガロール、フロログルシン等の三
価フェノール等が挙げられる。前記アルデヒドとしては
ホルムアルデヒド、ベンズアルデヒド、アセトアルデヒ
ド、クロトンアルデヒド、フルフラール等が挙げられる
。これらのうち好ましいものはホルムアルデヒド及びベ
ンズアルデヒドである。また、前記ケトンとしてはアセ
トン、メチルエチルケトン等が挙げられる。
前記重縮合樹脂の具体的な例としては、フェノール・ホ
ルムアルデヒド樹脂、l−クレゾール・ホルムアルデヒ
ド樹脂、p−クレゾール・ホルムアルデヒド樹脂、l1
l−、p−混合クレゾール・ホルムアルデヒド樹脂、レ
ゾルシン・ベンズアルデヒド樹脂、ピロガロール・アセ
トン樹脂等が挙げられる。
前記本発明の化合物のフェノール類のOH基に対する1
、2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸の縮合率
(Of−1基1個に対する反応率ンは、15〜80%が
好ましく、より好ましくは20〜60%である。
更に本発明の化合物としてはポリヒドロキシ化合物の1
,2−ナツトキノンジアジド−4−スルホン酸エステル
化合物が挙げられ、このような化合物としては、例えば
、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸シク
ロヘキシルエステル、1i1.2−ナフトキノンジアジ
ド−4−スルホニルシン−3,5−ジメチルごラゾール
、7.2−ナフトキノンジアジド−4−スルホンil 
−4”ヒドロキシジフェニル−4”−アゾ−β−ナフト
ールエステル、2’−(1,2−ナフトキノンジアジド
−4−スルホニルオキシ)−1−ヒドロキシ−アントラ
キノン、1.2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン
酸−2,4−ジヒドロキシベンゾフェノンエステル、1
,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホンM−2,3
,4−トリヒドロキシベンゾフェノンエステル、1,2
−ナフトキノンジアジド−4−スルホン1I−2,3゜
4′  4′−テトラヒドロキシベンゾフェノンエステ
ル、1.2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸ク
ロリド2モルと4.4′−ジヒドロキシ−1,1′−ジ
フェニルスルホン1モルの縮合物、1.2−ナフトキノ
ンジアジド−4−スルホン酸りaリド1モルとプルブロ
ガリン1モルの縮合物等が挙げられる。
また、更に下記に示すようなポリウレタン樹脂の1.2
−ナフトキノンジアジド−4−スルホン0 (但し、 nは2〜 300の整数を表わす。
) また、本発明の化合物としてはフェノール性水酸基を有
するビニル重合体と1.2−ナフトキノン−2−ジアジ
ド−4−スルホン酸とのエステル化合物も使用すること
ができる。このようなエステル化合物を形成するフェノ
ール性水酸基を有するビニル重合体としてはフェノール
性水酸基を有する単位を分子構造中に有する重合体であ
り、好ましくは、後述するアルカリ可溶性樹脂として用
いられるフェノール性水酸基を有する構造ψ位を分子構
造中に有するビニル系重合体と同様のものが用いられる
以下に本発明の化合物の具鉢例を挙げる。
CH3 Mw ; 1=OOO No。
1:醜=30 : 70 Mw ;2+0OO 1: wa : n : p=30 : 20 : 3
0 : 20M+1;31500 Mw  ; 7,000 Mll; 10,000 上記本発明の化合物は感光性組成物中に好ましくは5〜
70重量%、更に好ましくは10〜50重−%含有され
る。
本発明の感光性組成物に含有されるアルカリ可溶性樹脂
としては、当分野において公知の種々の樹脂を用いるこ
とができる。特にノボラック樹脂、フェノール性水酸基
及び/又はカルボキシル基を有するビニル系重合体又は
カルボキシル基を有するウレタン樹脂が好ましく用いら
れる。
本発明に好ましく用いられるノボラック樹脂としては、
フェノール類とホルムアルデヒドを酸触媒の存在下で縮
合して得られ−る樹脂が挙げられ、該フェノール類とし
ては、例えばフェノール、0−クレゾール、鶴−クレゾ
ール、p−クレゾール、3,5−キシレノール、2,4
−キシレノール、2.5−キシレノール、カルバクロー
ル、チモール、カテコール、レゾルシン、ヒドロキノン
、ピロガロール、フロログルシン等が挙げられる。
上記フェノール類化合物は単独で又は2種以上組み合わ
せてホルムアルデヒドと縮合し樹脂を得ることができる
。これらのうち好ましいノボラック樹脂は、フェノール
、m−クレゾール(又は0クレゾール)及びp−クレゾ
ールから選ばれる少なくとも1種とホルムアルデヒドと
を共重縮合して得られる樹脂であり、例えば、フェノー
ル・ホルムアルデヒド樹脂、m−クレゾール・ホルムア
ルデヒド樹脂、0−クレゾール・ホルムアルデヒド樹脂
、フェノール・p−クレゾール・ホルムアルデヒド共重
合体樹脂、m−クレゾール・p−クレゾール・ホルムア
ルデヒド共重縮合体樹脂、0−クレゾール・p−クレゾ
ール・ホルムアルデヒド共重縮合体樹脂、フェノール・
l−クレゾール・p−クレゾール・ホルムアルデヒド共
重縮合体樹脂、フェノール・O−クレゾール・p−クレ
ゾール・ホルムアルデヒド共重縮合体樹脂が挙げられる
。更に上記のノボラック樹脂のうち、フェノール・m−
クレゾール・p−クレゾール・ホルムアルデヒド樹脂が
好ましい。
上記ノボラック樹脂の分子量(ポリスチレン標i1)と
しては、平凹平均分子量MWが2.0×103〜2.0
×104で、数平均分子mMoが7.0X102〜5.
0X103の範囲内の値であることが好ましく、更に、
好ましくは、MWが3,0×103〜6.0×103、
Mnが1.7×102〜1.2x1Q3の範囲内の値で
ある。本発明におけるノボラック樹脂の分子量の測定は
、GPC(ゲルパーミェーションクロマトグラフィー法
)によって行う。
また、本発明に好ましく用いられるフェノール性水酸基
を有するビニル系重合体としては、炭素−炭素二重結合
が開裂して、重合してできた重合体であり下記一般式[
II]〜[VI]の少なくとも1つの構造単位を含む重
合体が好ましく用いられる。
一般式[II + CR+ R2−CR3+ 0−Co−B−OH 一般式[II[] +CR+  R2−CR3+ C0NR+→A+rB−0)( 一般式[IV] −(−CR+  R2−CR3+− COO−+A)rB−OH 一般式[Vl −(−CR+  R2−CR3+− −0H 一般式[Vl ] OH 一般式[Vl ] OH 式中、R1およびR2はそれぞれ水素原子、アルキル基
、またはカルボキシル基を表し、好ましくは水素原子で
ある。R3は水素原子、Aロゲン原子またはアルキル基
を表し、好ましくは水素原子またはメチル基、エチル基
等のアルキル基である。R4は水素原子、アルキル基、
アリール基またはアラルキル基を表し、好ましくは水素
原子である。Aは窒素原子または酸素原子と芳香族炭素
原子とを連結する置換基を有してもよいアルキレン基を
表し、mはO〜10の整数を表し、Bは置換基を有して
もよいフェニレン基または置換基を有してもよいナフチ
レン基を表す。本発明においては、これらのうち一般式
[111]で示される構造単位を少なくとも1つ含む共
重合体が好ましい。
前記ビニル系重合体としては共重合体型の構造を有して
いることが好ましく、このような共重合体において、前
記一般式[11]〜[VI]の各々で示される構造単位
の少なくとも1種と組み合わせて用いることができる単
量体単位としては、例えばエチレン、プロピレン、イソ
ブチレン、ブタジェン、イソプレン等のエチレン系不飽
和オレフィン類、例えばスチレン、α−メチルスチレン
、p−メチルスチレン、p−クロロスチレン等のスチレ
ン類、例えばアクリル酸、メタクリル酸等のアクリル酸
類、例えばイタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸等
の不飽和脂肪族ジカルボン酸類、例えばアクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリ
ル酸イソブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−
クロロエチル、アクリル酸フェニル、α−クロロアクリ
ル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル
、エタクリル酸エチル等のα−メチレン脂肪族モノカル
ボン酸のエステル類、例えばアクリロニトリル、メタア
クリロニトリル等のニトリル類、例えばアクリルアミド
等のアミド類、例えばアクリルアニリド、p−クロロア
クリルアニリド、m−二トロアクリルアニリド、―−メ
トキシアクリルアニリド等のアニリド類、例えば酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル、ベンジェ酸ビニル、酪酸ビ
ニル等のビニルエステル類、例えばメチルビニルエーテ
ル、エチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル
、β−クロロエチルビニルエーテル等のビニルエーテル
類、塩化ビニル、ビニリデンクロライド、ビニリデンシ
アナイド、例えば1−メチル−1−メトキシエチレン、
1.1−ジメトキシエチレン、1.2−ジメトキシエチ
レン、1,1ジメトキシカルボニルエチレン、1−メチ
ル1−ニトロエチレン等のエチレン誘導体類、例えばN
−ビニルビロール N−ビニルインドール、N−ビニルビロールン、N−ビ
ニルピロリドン等のN−ビニル化合物、等のビニル系単
量体がある。これらのビニル系単量体は不飽和二重結合
が開裂した構造で高分子化合物中に存在する。
上記の単量体のうち、一般式[I]〜[■]で示される
構造単位の少なくとも1種と組み合わせて用いるものと
して、(メタ)アクリル酸類、脂肪族モノカルボン酸の
エステル類、ニトリル類が総合的に優れた性能を示し、
好ましい。より好ましくは、メタクリル酸、メタクリル
酸メチル、アクリロニトリル、アクリル酸エチル等であ
る。
これらの単量体は前記ビニル系重合体中にブロック又は
ランダムのいずれの状態で結合していてもよい。
前記ビニル系重合体中における、一般式[I[]〜[V
l ]のそれぞれで示される構造単位の含有率は、5〜
70モル%が好ましく、特に、10〜40モル%が好ま
しい。
以下に本発明に用いられるビニル系重合体の代表的な具
体例をあげる。なお下記に例示の化合物において、MW
は重石平均分子量、MOは数平均分子量、s、に、j!
、o、mおよびnは、それぞ例示化合物 CH。
(j) CH3 (k) CH。
また、本発明に用いられるカルボキシル基を有するビニ
ル系共重合体としては、例えばアクリル酸、メタクリル
酸等のアクリル酸類:例えばイタコン酸、マレイン酸、
無水マレイン酸等の不飽和脂肪族ジカルボン酸類などの
カルボキシル基を有する単量体成分を必須成分として合
成されるビニル系共重合体が挙げられる。該共重合体に
おいてカルボキシル基を有する単量体成分としては、更
に例えばエチレン、ブOピレン、イソブチレン、ブタジ
ェン、イソプレン等のエチレン系不飽和オレフィン類:
例えばスチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチ
レン、p−クロロスチレン等のスチレン類;例えばアク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸ドデシル、アク
リル酸2−クロロエチル、アクリル酸フェニル、α−ク
ロロアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、エタクリル酸エチル等のα−メチレン脂肪
族モノカルボン酸のエステル類;例えばアクリロニトリ
ル、メタアクリロニトリル等のニトリル類:例えばアク
リルアミド等のアミド類:例えばN−フェニルマレイミ
ド等のイミド類:例えばアクリルアニリド、p−クロロ
アクリルアニリド、m−二トロアクリルアニリド、m−
メトキシアクリルアニリド等のアニリド類;例えば酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、ベンジェ酸ビニル、酪酸
ビニル等のビニルエステル類;例えばメチルビニルエー
テル、エチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテ
ル、β−クロロエチルビニルエーテル等のビニルエーテ
ル類;塩化ビニル:ビニリデンクロライド;ビニリデン
シアナイド;例えば1−メチル−1−メトキシエチレン
、1.1ジメトキシエチレン、1.2−ジメトキシエチ
レン、1.1−ジメトキシカルボニルエチレン、1−メ
チル−1−二トロエチレン等のエチレン誘導体類;例え
ばN−ビニルピロール、N−ビニルカルバゾール、N−
ビニルインドール、N−ビニルピロリドン、N−ビニル
ピロリドン等のN−ビニル化合物、等のビニル系単層体
等が好ましく挙げられる。これらのビニル系単量体は不
飽和二重結合が開裂した構造で高分子化合物中に存在す
る。
本発明においては、上記の単量体のうち、脂肪族モノカ
ルボン酸のエステル類、ニトリル類が特に好ましく用い
られる。
これらの単」体は上記高分子化合物中にブロック又はラ
ンダムのいずれの状態で結合していてもよい。
また、本発明に用いられるカルボキシル基を有するウレ
タン樹脂としては、好ましくは下記一般式(A)で表わ
されるジイソシアネート化合物と、一般式(B)又は(
c)で表わされるカルボキシル基を有するジオール化合
物の反応生成物を基本骨格とするポリウレタン樹脂が挙
げられる。
0CN−R+  −NGO(A) 2 HO−R3−C−R4−OH(B) 5 0OH HOR3Ar  −R4−0H Rs               (c)OOH 式中、R1は置換基を有していてもよい二価の脂肪族又
は芳香族炭化水素を示す。必要に応じ、R1中にイソシ
アネート基と反応しない他の官能基、例えばエステル、
ウレタン、アミド、ウレイド基を有していてもよい。
R2は水素原子、置換基を有していてもよいアルキル、
アラルキル、アリール、アルコキシ、アリーロキシの多
基を示し、好ましくは水素原子、炭素数1〜8個のアル
キル基、炭素数6〜15個のアリール基を示す。R3、
R4及びR5はそれぞれ同一でも相異していてもよく、
単結合、置換基を有していてもよい二価の脂肪族基又は
芳香族炭化水素基を示す。好ましくは炭素数1〜20個
のアルキレン基、炭素数6〜15個のアリーレン基、更
に好ましくは炭素数1〜8個のアルキレン基を示す。ま
た必要に応じ、Ra 、R4及びR5中にイソシアネー
ト基と反応しない他の官能基、例えばエステル、ウレタ
ン、アミド、ウレイド、エーテルの多基を有していても
よい。
尚、R2、Ra 、R斗及びR5のうちの2つあるいは
3つで環を形成していてもよい。
Arは置換基を有していてもよい三価の芳香族炭化水素
基を示し、好ましくは炭素数6〜15個の芳香族基を示
す。
一般式(A)で示されるジイソシアネート化合物として
、具体的には、2.4−トリレンジイソシアネート、2
.4−トリレンジイソシアネートの二山体、2.6−ト
リレンジイソシアネート、p−キシリレンジインシアネ
ート、メタキシリレンジインシアネート、4.4’ −
ジフェニルメタンジイソシアネート、1,5〜ナフチレ
ンジイソシアネート、3,3′−ジメチル−ビフェニル
=4.4′ジイソシアネート等の如き芳香族ジイソシア
ネート化合物:ヘキサメチレンジイソシアネート、トリ
メチルへキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソ
シアネート、ダイマー酸ジイソシアネート等の如き脂肪
族ジイソシアネート化合物;イソホロンジイソシアネー
ト、4.4′−メチレンビス(シクロヘキシルイソシア
ネート)、メチルシクロヘキサン−2,4(又は2,6
)ジイソシアネート、1.3−(イソシアネートメチル
)シクロヘキサン等の如き脂環族ジイソシアネート化合
物;1,3−ブチレングリコール1モルとトリレンジイ
ソシアネート2モルとの付加体等の如きジオールとジイ
ソシアネートとの反応物であるジイソシアネート化合物
等が挙げられる。
また一般式(B)又は(c)で示されるカルボキシル基
を有するジオール化合物としては具体的には、3.5−
ジヒドロキシ安息香酸、2.2−ビス(ヒドロキシメチ
ル)プロピオン酸、2,2−ビス(ヒドロキシエチル)
プロピオン酸、2゜2−ビス(3−ヒドロキシプロピル
)プロピオン酸、2.2−ビス(ヒドロキシメチル)酢
酸、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸、4.4−
ビス−く4−ヒドロキシフェニル)ペンタン酸、酒石酸
等が挙げられる。
なお上記ポリウレタン樹脂は一般式(A>で示されるジ
イソシアネート化合物および一般式(B)又は(c)で
示されるカルボキシル基を有するジオール化合物2種以
上から形成されてもよい。
本発明のポリウレタン樹脂の分子壷は、好ましくは重量
平均で1000以上であり、更に好ましくは5、000
〜10万の範囲である。
本発明においては上記アルカリ可溶性樹脂は感光性組成
物中に好ましくは30〜95重量%、更に好ましくは5
0〜90重−%含有される。
また上記アルカリ可溶性樹脂は単独で用いてもよいし、
2種以上組合わせて用いてもよい。
本発明の感光性組成物には、露光により酸もしくはM離
基を生成する化合物を含有することができるが、このよ
うな化合物としては、下記一般式[■]及び[IX]で
それぞれ示されるトリハロアルキル化合物又はジアゾニ
ウム塩化合物が好ましく用いられる。        
     5.7一般式[■] (式中、Xaは炭素原子数1〜3個のトリハロアルキル
基を示し、WはN、S、Se、P、Cの各原子を示し、
ZはO,NSS、Se 、Pの各原子を示す。Yは発色
団基を有し、かつWと7を環化させるに必要な非金属原
子群を示す。但し、非金属原子群により形成された環が
前記Xaを有していてもよい。) 一般式[rX] Ar −N2 X− (式中、Arはアリール基を表わし、Xは無機化合物の
対イオンを表す。) 具体的には、例えば一般式[■]の1へリハロアルキル
化合物としては、下記一般式[X]、[XI ]又は[
XI]で表される化合物が含まれる。
一般式[X] 一般式 [] 一般式[XI] Xa (式中、Xaは炭素原子1〜3個を有するトリハロアル
キル基、Lは水素原子またはメチル基、Jは置換若しく
は非置換アリール基又は複素環基を表し、nは011ま
たは2である。)一般式rX]で表わされる化合物とし
ては具体的には、 等のベンゾフラン環を有するオキサジアゾール化合物、 特開昭54−74728号公報に記載されている2 トリクロロメチル−5− (p −メトキシスチ リル) ゴ 3゜ 4−オキサジアゾール化合物、 又は 特開昭60−241049号公報記載の下記化合物:特
開昭54−74728号公報記載の下記化合物:特開昭
55〜77742号公報記載の下記化合物:特開昭60
−3626号公報記載の下記化合物:特開昭60−17
7340号公報記載の下記化合物:特開昭61−143
748号公報記載の下記化合物:等が挙げられる。
また、一般式[XI]又は[XI]で表わされる化合物
としては具体的には、特開昭53−36223号公報に
記載されているl−(2,4−ジメトキシ−4スチリル
)−6−ドリクロロメチルー2−ピロン化合物、特開昭
48−36281号公報に記載されている2、4−ビス
−(トリクロロメチル)−6−pメトキシスチリル−S
−トリアジン化合物、2゜4−ビス−(トリクロロメチ
ル)−6−p−ジメチルアミノスチリル−5−t−リア
ジン化合物等が挙げられる。
一方、ジアゾニウム塩化合物としては、露光によって強
力なルイス酸を発生するジアゾニウム塩が好ましく、対
イオン部分としては無機化合物の対イオンが推奨される
。このような化合物の具体例としては、ジアゾニウム塩
のアニオン部分がフッ化リンイオン、フッ化ヒ素イオン
、フッ化アンチモンイオン、塩化アンチモンイオン、塩
化スズイオン、塩化ビスマスイオン及び塩化亜鉛イオン
の少なくとも1種である芳香族ジアゾニウム塩が挙げら
れ、好ましくはバラジアゾフェニルアミン塩が挙げられ
る。
上記露光により酸もしくは遊離基を生成する化合物の全
感光層組成物中に含まれる量は0.01〜20重量%が
好ましく、より好ましくは0.1〜20重量%、特に好
ましくは0.2〜10重量%である。
本発明の感光性組成物においては、上記の露光により酸
もしくは遊離基を生成する化合物と共に、その光分解生
成物と相互作用をすることによってその色調を変える変
色剤が含有される。このような変色剤としては、発色す
るものと退色又は変色するものとの2種類がある。退色
又は変色する変色剤としては、例えばジフェニルメタン
、トリフェニルメタン系チアジン、オキサジン系、キサ
ンチン系、アンスラキノン系、イミノナフトキノン系、
アゾメチン系等の各種色素が有効に用いられる。
これらの例としては具体的には次のようなものが挙げら
れる。ブリリアントグリーン、エオシン、エチルバイオ
レット、エリスロシンB、メチルグリーン、クリスタル
バイオレット、ペイシックツクシン、フェノールフタレ
イン、1,3−ジフェニルトリアジン、アリザリンレッ
ドS1チモールフタレイン、メチルバイオレット2B、
キナルジンレッド、ローズベンガル、メタニルイエロー
チモールスルホフタレイン、キシレノールブルーメチル
オレンジ、オレンジIV 、ジフェニルチオカルバゾン
、2.7−ジクロロフルオレセイン、ノ<ラメチルレッ
ド、コンゴーレッド、ベンゾブルーリン4B、α−ナフ
チルレッド、ナイルブルー2B、ナイルブルーA1フエ
ナセタリン、メチルバイオレット、マラカイトグリーン
、バラツクシン、ビクトリアピュアブルーBOH(採土
ケ谷化学■製)、オイルブルー9603[オリエント化
学工業■製]、オイルピンク#312[オリエント化学
工業■製]、オイルレッド5B[オリエント化学工業■
製コ、オイルブルーレツト#308[オリエント化学工
業■製]、オイルレッドOG[オリエント化学工業■製
]、オイルレッドRR[オリエント化学工業■製]、オ
イルグリーン#502[オリエント化学工業■製コ、ス
ビロンレッドBEHスペシャル[保土谷化学工業■製]
、mクレゾールパープル、クレゾールレッド、ローダミ
ンB10−ダミン6G、ファーストアシッドバイオレッ
トR1スルホローダミンB1オーラミン、4−1]−ジ
エチルアミノフェニルイミノナフトキノン、2−カルボ
キシアニリノ−4−1)−ジエチルアミノフェニルイミ
ノナフトキノン、2−カルボステアリルアミノ−4−p
−ジヒドロオキシエチルアミノ−フェニルイミノナフト
キノン、p−メトキシベンゾイルーp′−ジエチルアミ
ノ−0′−メチルフェニルイミノアセトアニリド、シア
ノ−p−ジエチルアミノフェニルイミノアセトアニリド
、1−フェニル−3−メチル−4−p−ジエチルアミノ
フェニルイミノ−5−ピラゾロン、1−β−ナフチル−
4−1)−ジエチルアミノフェニル−1゛ミノ−5−ピ
ラゾロン。
また、発色する変色剤としてはアリールアミン類を挙げ
ることができる。この目的に適するアリールア已ミン類
としては、第一級、第二級芳香族アミンのような単なる
アリールアミンのほかにいわゆるロイコ色素も含まれ、
これらの例としては次のようなものが挙げられる。
ジフェニルアミン、ジベンジルアニリン、トリフェニル
アミン、ジエチルアニリン、ジフェニルp−フェニレン
ジアミン、p−トルイジン、4゜4′−ビフェニルジア
ミン、O−クロロアニリン、0−ブロモアニリン、4−
クロロ−〇−フェニレンジアミン、0−ブロモ−N、N
−ジメチルアニリン、1.2.3−トリフェニルグアニ
ジン、ナフチルアミン、ジアミノジフェニルメタン、ア
ニリン、2.5−ジクロロアニリン、N−メチルジフェ
ニルアミン、0−トルイジン、p、p’ −テトラメチ
ルジアミノジフェニルメタン、N、N−ジメチル−p−
フェニレンジアミン、1,2−ジアニリノエチレン、p
 、 p ’ 、 p ″−ヘキサメチルトリアミノト
リフェニルメタン、p、p’ −テトラメチルジアミノ
トリフェニルメタン、p。
p′−テトラメチルジアミノジフェニルメチルイミン、
p、p’、p”−トリアミノ−0−メチルトリフェニル
メタン、p、p’、p″−トリアミノトリノエニルカル
ビノール、p、p’ −テトラメチルアミノジフェニル
−4−アニリノナフチルメタン、p、p’、ρ″−トリ
アミノトリフエニルメタンp 、 p ’ 、 p ″
−ヘキサプロピルトリアミノトリフェニルメタン。
本発明においては上記変色剤のうちI)H領域1〜5で
変色しうる色素が好ましい。
上記の変色剤の感光性組成物中に占める割合は、0.0
1〜10重山%であることが好ましく、更に好ましくは
0.02〜5重量%で使用される。
本発明の感光性組成物は更に種々の有機酸及び酸無水物
を含むことが好ましい。
上記有機酸としては公知の種々の有機酸がすべて挙げら
れるがpKa値が2以上である有機酸が好ましく、更に
好ましくはpKa値が30〜9.0であり、特に好まし
くは35〜8.0の有va酸が用いられる。但し、本発
明で使用されるI)Ka値は25℃における値である。
このような有機酸としては、例えば化学便覧基礎編■(
丸善■1966年、第1054〜1058頁)に記載さ
れている有機酸で、上記pKa値を示し得る化合物を挙
げることができる。このような化合物としては、例えば
安息香酸、アジピン酸、アゼライン酸、イソフタル酸、
p−トルイル酸、Q−トルイル酸、β−エチルグルタル
酸、m−オキシ安息香酸、p−オキシ安息香酸、3.5
−ジメチル安息香酸、3.4−ジメトキシ安息香酸、グ
リセリン酸、グルタコン酸、グルタル酸、p−アニス酸
、コハク酸、セバシン酸、β、β−ジエチルグルタル酸
、1,1−シクロブタンジカルボン酸、1゜3−シクロ
ブタンジカルボン舅、1.1−シクロペンタンジカルボ
ン酸、1.2−シクロペンタンジカルボン酸、1,3−
シクロペンタンジカルボン酸、β、β−ジメチルグルタ
ル酸、ジメチルマロン酸、α−酒石酸、スペリン酸、テ
レフタル酸、ピメリン酸、フタル酸、フマル酸、β−プ
ロピルグルタル酸、ブOビルマロン酸、マンデル酸、メ
ソ酒石酸、β−メチルグルタル酸、β、β−メチルプロ
ピルグルタル酸、メチルマロン酸、リンゴ酸、1.1−
シクロヘキサンジカルボン酸、1゜2−シクロヘキサン
ジカルボン酸、1.3−シクロヘキサンジカルボン酸、
1.4−シクロヘキサンジカルボン酸、シス−4−シク
ロヘキセン1゜2−ジカルボン酸等を挙げることができ
る。その他メルドラム酸やアスコルビン酸などのエノー
ル構造を有する有機酸も好ましく用いることができる。
上記有機酸の感光層中に占める割合は0.05〜10重
量%が適当であり、好ましくは0.1〜5重量%である
また、本発明に用いる酸無水物としては公知の種々の酸
無水物がすべて用いられるが、好ましくは環状酸無水物
であり、このようなものとして例えば無水フタル酸、テ
トラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、
3,6−ニンドオキシーΔ叫−テトラヒドロ無水フタル
酸、テトラクロル無水フタル酸、無水グルタル酸、無水
マレイン酸、クロル無水マレイン酸、α−フェニル無水
マレイン酸、無水コハク酸、ピロメリット酸等が挙げら
れる。これらの酸無水物は感光層中に0.05〜10重
量%、特に0.1〜5重量%含有されることが好ましい
本発明の感光性組成物は好ましくは下記一般式[XI]
で表わされる置換フェノール類とアルデヒド類との縮合
樹脂及び/又は該樹脂のO−ナフトキノンジアジドスル
ホン酸エステル化合物を含む。
一般式[XI] (式中、R5及びR6はそれぞれ水素原子、アルキル基
又はハロゲン原子を表わし、R7は炭素原子数2以上の
アルキル基又はシクロアルキル基を表わす。) 上記一般式[Xl]で表わされる置換フェノール類にお
いて、R5およびR6は各々水素原子、アルキル基(1
ないし3の炭素原子数を含むものを包含する。炭素原子
数1ないし2のアルキル基は特に有用である。〉または
ハロゲン原子(フッ素、塩素、臭素およびヨウ素の各原
子の内特に塩素原子および臭素原子が好ましい。)を表
し、R7は炭素原子数2以上のアルキル基(好ましくは
炭素原子数15以下であり、炭素原子数3ないし8のア
ルキル基は特に有用である。)またはシクロアルキル基
く3ないし15の炭素原子数を含むものを包含する。炭
素原子数3ないし8のシクロアルキル基は特に有用であ
る。)を表す。
上記置換フェノール類の例としては、イソプロピルフェ
ノール、tert−ブチルフェノール、tert−アミ
ルフェノール、ヘキシルフェノール、tert−オクチ
ルフェノール、シクロヘキシルフェノール、3−メチル
−4−クロロ−5−tert−ブチルフェノール、イソ
プロピルクレゾール、tert−ブチルクレゾール、t
ert−7ミルクレゾール、ヘキシルクレゾール、te
rt−オクチルクレゾール、シクロヘキシルクレゾール
等が挙げられ、そのうち特に好ましくはtert−オク
チルフェノールおよびtert−ブチルフェノールが挙
げられる。
また、上記アルデヒド類の例としてはホルムアルデヒド
、ベンズアルデヒド、アセトアルデヒド、アクロレイン
、クロトンアルデヒド、フルフラール等の脂肪族および
芳香族アルデヒドが挙げられ、炭素原子数1ないし6の
ものを包含する。そのうち好ましくはホルムアルデヒド
およびベンズアルデヒドである。
本発明における該置換フェノール類とアルデヒド類とを
縮合させた樹脂は、一般式[XI]により表される置換
フェノールと、アルデヒド類とを酸性触媒の存在下で重
縮合して合成される。使用される酸性触媒としては、塩
酸、しゆう酸、硫酸、リン酸等の無機酸や有機酸が用い
られ、置換フェノール類とアルデヒド類とのβ白化は、
置換フェノール類1モル部に対しアルデヒド類が0.7
〜1.0モル部用いられる。反応溶媒としては、アルコ
ール類、アセトン、水、テトラヒドロフラン等が用いら
れる。
所定温度(−5〜120℃)、所定時間(3〜48時間
)反応後、減圧上加熱し、水洗して脱水させて得るか、
又は水結析させて反応物を得る。
本発明の置換フェノール類とアルデヒド類との重合樹脂
の0−ナフトキノンジアジドスルホン酸エステル化合物
は、前記縮合樹脂を適当な溶媒、例えば、ジオキサン等
に溶解させて、これに〇−ナフトキノンジアジドスルホ
ン酸クロライドを投入し、加熱攪拌しながら、炭酸アル
カリ等のアルカリを当量点まで滴下することによりエス
テル化させて得られる。
前記エステル化物において、フェノール類の水酸基に対
するO−ナフトキノンジアジドスルホン酸クロライドの
縮合率(水酸基1個に対する反応率%)は、5〜80%
が好ましく、より好ましくは20〜70%、更に好まし
くは30〜60%である。該縮合率は、元素分析により
スルホニル基の硫黄原子の含有量を求めて計算する。
本発明の感光性組成物中に占める前記一般式[Xl]で
表される置換フェノール類とアルデヒド類とを縮合させ
た樹脂および該樹脂の0−ナフトキノンジアジドスルホ
ン酸エステル化合物の僅は0、05〜15重量%が好ま
しく、特に好ましくは1〜10重山%であり、重l平均
分子量MWは好ましくは、5.0X102〜5.0X1
03の範囲であり、更に好ましくは7.0X102〜3
,0×103の範囲である。その数平均分子量Mnは3
、OX 1Q 2〜2.5X103の範囲であることが
好ましく、更に好ましくは4.OX 102〜2.0×
103の範囲である。
上記分子量の測定は、GPC法によって行う。
数平均分子量Mn及び型組平均分子IMwの算出は、柘
植盛男、宮林達也、田中誠之著“日本化学会誌”  8
00頁〜805頁(1972年)に記載の方法により、
オリゴマー領域のピークを均す(ピークの山と谷の中心
を結ぶ)方法にて行うものとする。
本発明の感光性組成物は更に分子構造中に下記構造単位
[D]及び[E]の少なくとも1種を有する化合物を含
有することもできる。
構造単位[D] 一+cH2CH20”E 構造単位[E] Ha fc R2CH−0”); (式中、nは2〜5000の整数を表わす。)本発明に
用いられる前記構造単(IDI及び[E]の少なくとも
1種を有する化合物としては、上記構造単位[D]及び
[E]の1方又は両方を有づる化合物であればいかなる
ものでもよいが、特に0が2〜5000の範囲内の整数
であり、かつ沸点が240°C以上である化合物が好ま
しく、更に好ましくはnが2〜500の範囲内の整数で
あり、かつ沸点が280°C以上である化合物であり、
最も好ましいものはnが3〜100の範囲内の化合物で
ある。
このような化合物としては、例えば、 ・ポリエチレングリコール (HO−(cH2CH,○
貢H)・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(RO(
cH2CH20)n H) ・ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル・ポリ
オキシエチレンポリスチリルフェニルエーテル ・ポリオキシエチレンーポリオキシブロビレングリコー
ル (ただし、ブロックポリマー、 ランダムポリマー を含む) ・ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンアルキル
エーテル (末端がアルキルエーテルを形成している)(ただし、 ランダムポリマーを含む) ・アルキルフェノールホルマリン縮合物の義化工(J 
(c+”12 CM z IJ )n M・ポリオキシ
エチレン多価アルコール脂肪酸部分エステル 例えば CHO(cH2CH20)nH CHO(cH2CH20)n)( CHO(cH2CH,○)nH CH,0(cH2CH,○)11H ・ポリオキシエチレン脂肪酸エステル (例えば、RCOO(cH2CH20)nH)・ポリオ
キシエチレンアルキルアミン 等が挙げられる。
具体的には例えば以下のようなものが好ましい。
すなわち、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリ
オキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンス
テアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテ
ル、ポリオキシエチレン^級アルコールエーテル、ポリ
オキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
ソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビ
タンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタン
モノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリ
ステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレ
エート、ポリオキシエチレンソルビタントリオレエート
、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、ポ
リエチレングリコールモノラウレート、ポリエチレング
リコールモノステアレート、ポリエチレングリコールモ
ノオレエート、ポリエチレングリコールジステアレート
、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルホルムア
ルデヒド縮合物、オキシエチレンオキシプロごレンブロ
ックコボリマー、ポリエチレングリコ−ル、テトラエチ
レングリコール等である。
上記構造単位[D]及び[E]の少なくとも1種を有す
る化合物の感光性組成物中に占める割合は全組成物に対
して0.1〜20重量%が好ましく、より好ましくは0
.2〜10重量%である。
また、上記化合物は上記含右量の範囲内であれば、単独
で用いてもよいし2種以上組合わせて使用してもよい。
本発明の感光性組成物は上記のような素材を組合わせ、
特に本発明の化合物を含有することにより、本発明の目
的を達成し得るものであるが、このような各々の素材の
他、必要に応じて更に染料、顔料等の色素、増感剤、可
塑剤、界面活性剤などを添加することができる。
更に、これらの各成分を下記の溶媒に溶解させ、更にこ
れを適当な支持体の表面に塗布乾燥させることにより、
感光層を設けて、感光性平版印刷版を形成することがで
きる。
本発明の感光性組成物の各成分を溶解する際に使用し得
る溶媒としては、メチルセロソルブ、メチルセロソルブ
アセテート、エチルセロソルブ、エチルセロソルブアセ
テート等のセロソルブ類、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、ジオキサン、アセトン、シクロヘキ
サノン、トリクロロエチレン、メチルエチルケトン等が
挙げられる。これら溶媒は、単独であるいは2種以上混
合して使用することができる。
本発明の感光性組成物を支持体表面に塗布する際に用い
る塗布方法としては、従来公知の方法、例えば、回転塗
布、ワイヤーバー塗布、デイツプ塗布、エアーナイフ塗
布、ロール塗布、ブレード塗布及びカーテン塗布等が可
能である。この際塗布量は用途により異なるが、例えば
固形分として0.5〜5.0111/i’が好ましい。
本発明の感光性組成物を用いた感光層を設ける支持体と
しては、アルミニウム、亜鉛、鋼、銅等の金属板、並び
にクロム、亜鉛、銅、ニッケル、アルミニウム、鉄等が
メツキ又は蒸着された金属板、紙、プラスチックフィル
ム及びガラス板、樹脂が塗布された紙、アルミニウム等
の金属箔が張られた紙、親水化処理したプラスチックフ
ィルム等が挙げられる。このうち好ましいのはアルミニ
ウム板である。本発明の感光性組成物を用いた感光性平
版印刷版の支持体として砂目立て処理、陽極酸化処理お
よび必要に応じて封孔処理等の表面処理が施されている
アルミニウム板を用いることがより好ましい。
これらの処理には公知の方法を適用することができる。
砂目立て処理の方法としては、例えば、機械的方法、電
解によりエツチングする方法が挙げられる。機械的方法
としては、例えば、ポル研磨法、ブラシ研磨法、液体ホ
ーニングによる研磨法、パフ研磨法等が挙げられる。ア
ルミニウム材の組成等に応じて上述の各種方法を単独あ
るいは組み合わせて用いることができる。好ましいのは
電解エツチングによる方法である。
電解エツチングは、りん酸、硫酸、塩酸、硝酸等の無機
の酸を単独ないし2種以上混合した浴で行なわれる。砂
目立て処理の後、必要に応じてアルカリあるいは酸の水
溶液によってデスマット処理を行い中和して水洗する。
陽極酸化処理は、電解液として、硫酸、クロム酸、シュ
ウ酸、リン酸、マロン酸等を1種または2種以上含む溶
液を用い、アルミニウム板を陽極として電解して行なわ
れる。形成された陽極酸化皮膜量は1〜50 mg/ 
dm2が適当であり、好ましくは10〜40 mg/ 
di’である。陽極酸化皮膜量は、例えば、アルミニウ
ム板をリン酸クロム酸溶液(リン!!85%液:35i
L酸化クロム(VI):20(7を11の水に溶解して
作製)に浸漬し、酸化皮膜を溶解し、板の皮膜溶解前後
の重囲変化測定等から求められる。
封孔処理は、沸騰水処理、水蒸気処理、ケイ酸ソーダ処
理、重クロム酸塩水溶液処理等が具体例として挙げられ
る。この他にアルミニウム板支持体に対して、水溶性高
分子化合物や、フッ化ジルコン酸等の金属塩の水溶液に
よる下引き処理を施すこともできる。
本発明の感光性組成物を適用した感光性平版印刷版は、
通常の方法で現像処理することができる。
例えば、透明陽画フィルムを通して超高圧水銀灯、メタ
ルハライドランプ、キセノンランプ、タングステンラン
プ等の光源により露光し、次いで、種々のアルカリ現像
液にて現像する。この結果未露光部分のみが支持体表面
に残り、ポジーポジ型のレリーフ像が形成される。
上記アルカリ現像液としては、例えば、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、KMカリウム、
メタケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウム、第ニリン
酸ナトリウム、第三リン酸す1−リウム等のアルカリ金
属塩の水溶液が挙げられる。アルカリ金属塩の濃度は0
1〜10重量%が好ましい。又、該現像液中に必要に応
じアニオン性界面活性剤、両性界面活性剤やアルコール
等の有機溶媒を加えることができる。
[実膿例] (アルミニウム板の作製) 厚さ0.24mmのアルミニウム板(材質1050、調
質H16)を5重量%の水酸化ナトリウム水溶液中で6
0℃で1分間脱脂処理を行った後、12の0.5モル塩
酸水溶液中において温度;25℃、電流密度;60A/
df、処理時間:30秒間の条件で電解エツチング処理
を行った。次いで、5重量%水酸化ナトリウム水溶液中
で60℃、10秒間のデスマット処理を施した後、20
重置火硫酸溶液中で温度;20℃、電流密度:3A/d
m’、処理時間;1分間の条件で陽極酸化処理を行った
更に、30℃の熱水で20秒間、熱水封孔処理を行い、
平版印刷版材料用支持体のアルミニウム板を作製した。
上記のように作成したアル−ミニラム板に下記組成の感
光性組成物塗布液を回転塗布機を用いて塗布し、90℃
で4分間乾燥し、ポジ型感光性平版印刷版試料N0.1
を得た。
(感光性組成物塗布液組成) ・ノボラック樹脂A*1        1.sg(ア
ルカリ可溶性樹脂) ・本発明の化合物(No、 1 >       1.
7 g・遊離基生成化合物          0.0
69・ビクトリアピュアブルーBOHo、oyg(採土
ケ谷化学■@1) ・メヂルセロソルブ          700 (J
更に、上記感光性組成物塗布液組成において、第1表に
示すように本発明の化合物及びその量及び遊離基生成化
合物を変えて感光性平版印刷版試料No、2〜6を得た
。尚N 0.4は更にノボラック樹脂Aをノボラック樹
脂Bにかえて作成した。
かくして得られた感光性平版印刷版試料No、1〜6の
各々に感度測定用ステップタブレット(イーストマン・
コダック社製No、2、濃度差0.15ずつで21段階
のグレースケール)を密着して、2KWメタルハライド
ランプ(岩崎電気社製アイドルフィン2000 )を光
源として90cmの距離から露光した。次にこの試料を
5DR−1(ml二カ■製)現像液を水で6倍に稀釈し
た現像液で27℃にて20秒間現像した。感度を上記ス
テップタブレットの5.0段が完全にクリアーになる為
の露光時間で表わした。
次に、露光可視画性を検討するために、前記条件で露光
した瑛像前の試料の露光部と未露光部の濃度差を白色灯
下で目視及び、濃度計(サクラデンシトメータPDA−
65)を用いてブルーフイルターを通して測定した。そ
の濃度差ΔDが大きい程露光可視画性は良いことを意味
する。
以上得られた結果を第1表に示す。
第1表 傘5:露光可視画性(目視) ○:良好 Δ:やや悪い 二ノボラック樹脂 ;フェノールとm−クレゾールとp−クレゾールとホル
ムアルデヒドとの共重縮合樹脂(フェノール、m−クレ
ゾール、及びpクレゾールの各々のモル比が2.0: 
 4.8:3.2. Mw = 5,500. Mw 
/Mn = 4.5):ff1−クレゾールとp−クレ
ゾールとホルムアルデヒドとの共重縮合樹脂(Ill−
クレゾール及びp−クレゾールの各々のモル比が6 :
 4 、 Mw = 6,000. Mw /Mn =
  5.0)*2;本発明の化合物(比較化合物) (a);例示化合物 No、1のQを下記のようにかえ
た化合物(b);例示化合物 No。
5のQを下記のようにかえた化合物 寧3 ;!離基生成化合物 第1表より明らかなように、本発明の感光性組成物を用
いて作成した感光性平版印刷版試料N。
1〜4はいずれも、本発明外の化合物を用いた本発明外
の感光性組成物から作成された試料No、5及び6に比
較して、感度及び露光可視画性において優れている。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、本発明の感光性組成物によ
り、優れた露光可視画性を有し、かつ高い感度を有する
感光性平版印刷版が得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 少なくとも、(a)アルカリ可溶性樹脂、(b)露光に
    より酸もしくは遊離基を生成する化合物、(c)上記(
    b)の光分解生成物と相互作用することによつてその色
    調を変える変色剤、及び(d)下記一般式( I )で表
    わされるナフトキノンジアジド構造単位を有する化合物
    、を含有することを特徴とする感光性組成物。 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R_1及びR_2は各々ハロゲン原子又は置換
    又は未置換のアルキル基、アリール基、アラルキル基、
    アルコキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基
    を表わす。]
JP2281390A 1990-02-01 1990-02-01 感光性組成物 Pending JPH03228056A (ja)

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JP2281390A JPH03228056A (ja) 1990-02-01 1990-02-01 感光性組成物

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