JPH05265198A - 感光性組成物 - Google Patents

感光性組成物

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JPH05265198A
JPH05265198A JP4346922A JP34692292A JPH05265198A JP H05265198 A JPH05265198 A JP H05265198A JP 4346922 A JP4346922 A JP 4346922A JP 34692292 A JP34692292 A JP 34692292A JP H05265198 A JPH05265198 A JP H05265198A
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Japan
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acid
group
photosensitive composition
compound
weight
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JP4346922A
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Daisuke Kanazawa
大輔 金沢
Mitsuru Sasaki
充 佐々木
Toshiyoshi Urano
年由 浦野
Takeo Akiyama
健夫 秋山
Yoko Yamashita
葉子 山下
Shinichi Matsubara
真一 松原
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Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
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Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
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    • G03F7/022Quinonediazides
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 感光性組成物であって、少なくとも(a)o
−ナフトキノンジアジド化合物、(b)特定骨格を有す
るs−トリアジン化合物、(c)(b)の光分解生成物
との相互作用により色調を変える色素(d)未重合のフ
ェノール類が5重量%未満のノボラック樹脂および
(e)フェノール性水酸基を含有するビニル系重合体を
含有することを特徴とする。 【効果】 本発明の感光性組成物は、低露光度において
も露光可視画性が良好であり、感度も高く、耐薬品性に
優れ、さらにボールペン適性も良好である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光性組成物に関するも
のである。更に詳しくは、本発明は、平版印刷、凸版印
刷、IC回路やフォトマスク等の製造に好適に用いられ
る、露光後直ちに可視画像が得られ感度、露光可視画
性、ボールペン適性および耐薬品性に優れたo−ナフト
キノンジアジド化合物を含有する感光性組成物に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】感光性組成物としてo−ナフトキノンジ
アジドスルホン酸のエステル化合物とノボラック樹脂を
含有する光可溶化組成物は平版印刷版やホトレジストの
工業的製造に広く用いられてきた。しかしながら、これ
らo−ナフトキノンジアジド化合物を用いた感光性組成
物は次の欠点を有する。
【0003】即ち、黄色を呈する感光性のo−ナフトキ
ノンジアジドは、露光した際、退色して無色ないしは淡
黄色の光分解成分となるが、露光作業における黄色安全
灯下では露光後に、露光部分と未露光部分とを識別する
ことが困難である。このため、例えば同時に多くの印刷
版を露光する過程で、仕事が中断された時など製版者は
版が露光されているかどうかを知ることが困難である
か、または不可能である。同様に例えば、平版印刷版を
作るときのいわゆる殖版焼付け法のように、一枚の大き
な版に対して何度も露光を与える場合、作業者はどの部
分が露光済であるかを確認することができない。このた
めに、しばしば誤操作を招き、作業性を著しく低下させ
る一因となっている。
【0004】これらの欠点を改良するため、感光性組成
物に露光後で可視画像を形成させる、即ち、露光可視画
性を付与する技術として例えば次のものが知られてい
る。例えば、米国特許第2066913号および第26
18555号各明細書に示されている種々の被還元性塩
をジアゾ化合物と混合して使用するもの、特公昭40−
2203号公報に示されている感光性ジアゾ化合物と塩
基性指示薬とから可視画像を得るもの、特公昭49−3
041号公報に示されている感光性ポジ作用を有するジ
アゾ樹脂とメロシアニン染料とから成るもの、特公昭4
0−21093号公報に示されているo−ナフトキノン
ジアジドで予め感光性にした印刷原版において、その感
光層中にpH2.5〜6.5でその色調を変える有機着
色材を含むもの、特開昭50−36209号公報に示さ
れているo−ナフトキノンジアジドスルホン酸エステ
ル、またはアミドを含有する感光性複写層において、感
光性複写層がo−ナフトキノンジアジド化合物の全含有
量に対してo−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸
ハロゲニド10〜75重量パーセントを、また、染料と
して塩形成能を有する有機化合物を1〜50重量パーセ
ントの範囲で含むもの、特開昭55−62444号公報
に示されている電子吸収性置換基で置換されたフェノー
ルとo−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸とのエ
ステル化合物と該o−ナフトキノンジアジド化合物の光
分解生成物と相互作用をすることによってその色調を変
える有機染料とを含むもの等が挙げられる。
【0005】しかしながらこれらの改良を施したもので
も依然、露光可視画性は不十分であり、また露光可視画
性は経時変化によりさらに低下し、実用に耐えられるも
のではなかった。また、特開昭54−74728号公報
や特開昭55−77742号公報に示されているハロメ
チルオキサジアゾール化合物又は特開昭55−3207
0号公報や特開昭48−36281号公報に示されてい
るハロメチル−s−トリアジン化合物と該化合物の光分
解生成物と相互作用することによってその色調を変える
変色剤とを含む感光性組成物は露光後ただちに詳明な可
視画像が得られ、その上、経時安定性に優れていること
などから、近年よく用いられるようになっている。ま
た、特開昭60−88942号公報中には、2−トリク
ロロメチル−5−(p−メトキシスチリル)−1,3,
4−オキサジアゾールと有機酸、あるいは、2,4−ビ
ス(トリクロロメチル)−6−p−メトキシスチリル−
s−トリアジンと有機酸の組合せが例示されている。
【0006】しかしながらこれらのものも、特に低露光
時における露光可視画性は不十分で、露光可視画性を上
げるため、露光可視画剤の添加量を増加させると、感度
が低下する等の問題を有していた。一方、感光性組成物
には、例えば印刷時に使用される種々の薬品、例えば整
面、プレートクリーナー等に対する適性(以下、耐薬品
性と略す)が要求されており、該感光性組成物中にフェ
ノール性水酸基もしくはその誘導基を含有するビニル系
重合体を添加すると改善されることが知られている。し
かしながら、フェノール性水酸基を含有するビニル系重
合体の添加により、露光可視画性や感度は低下してしま
うことが確認され問題となっていた。また一方、従来よ
り殖版焼き付け時に、フィルム原稿間の位置合わせのた
め、感光層上に原稿の位置を油性ボールペンでマークし
た際、ボールペンのインキの溶剤が、感光層を侵食する
ためか現像後、画像部にこのマーク跡が現われ、さらに
は、印刷物上にも現われるという問題があった。
【0007】このためボールペンのインキ溶剤に対して
侵食されにくい(以下「ボールペン適性」と呼ぶ)感光
層を有する感光性組成物が強く望まれている。
【発明が解決しようとする課題】このように、感光性組
成物に対するそれぞれの要求性能を解決するための手段
は見出されているが、ある性能を満足させると他の性能
を損なうことになり、複数の性能をバランスよく保つこ
とは困難であった。本発明は、感度、露光可視画性、耐
薬品性およびボールペン適性などの感光性組成物に対す
る種々の要求性能の互いを損なうことなく、いずれもを
満足する感光性組成物を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは前
記課題を解決して、優れた感光性組成物を得るべく鋭意
検討の結果、キノンジアジド系化合物、特定の骨格を有
するs−トリアジン化合物、光分解生成物との相互作用
により色調を変える色素および特定の組成を有するノボ
ラック樹脂と、特定の骨格を有するビニル系重合体とい
う2種類の樹脂を含有することにより、露光可視画性、
特に低露光時の露光可視画性に優れ、露光可視画性と感
度の両方が良好に保たれ、耐薬品性、ボールペン適性に
も優れることを見い出し本発明に到達した。
【0009】本発明の目的は、感度、露光可視画性、耐
薬品性、ボールペン適性のいずれもを満足する感光性組
成物を提供することにある。本発明の他の目的は、露光
可視画性に優れた感光性組成物を提供することにある。
本発明の別の目的は、特に低露光時にも優れた露光可視
画性を有する感光性組成物を提供することにある。さら
に本発明の別の目的は、要求される性能を十分な水準に
維持しつつ露光可視画性に優れた感光性組成物を提供す
ることにある。さらに本発明の別の目的は、ボールペン
適性に優れた露光可視画性を有する感光性組成物を提供
することにある。また本発明の別の目的は、未重合フェ
ノール量が低減された環境および作業衛生面に優れた感
光性組成物を提供することにある。
【0010】しかして、かかる本発明の目的は少くとも (a)o−ナフトキノンジアジド化合物 (b)下記一般式(I)で表わされるs−トリアジン化
合物 (c)(b)の光分解生成物との相互作用により色調を
変える色素 (d)未重合のフェノール類が5重量%未満のノボラッ
ク樹脂および (e)フェノール性水酸基を含有するビニル系重合体
【0011】
【化2】
【0012】(式中、R1 ,R2 はそれぞれアルキル
基、置換アルキル基、アルコキシ基、置換アルコキシ基
または水素原子を表わす。R3 ,R4 はそれぞれ炭素原
子1〜3個を有するハロアルキル基またはハロアルケニ
ル基を表わす。)によって容易に達成される。
【0013】以下、本発明について詳述する。本発明の
感光性組成物には、ポジ型の感光性物質として、本発明
において(a)として表わされるo−ナフトキノンジア
ジド化合物が用いられる。本発明に好ましく用いられる
o−ナフトキノンジアジド化合物としては、限定はされ
ないが、例えばo−ナフトキノンジアジド基を含む化合
物とアルカリ可溶性樹脂との反応生成物を挙げることが
できる。
【0014】オルトキノンジアジド基を含む化合物とア
ルカリ可溶性樹脂との反応生成物の代表的なものとして
は、o−ナフトキノンジアジドスルホン酸と、フェノー
ル類及びアルデヒド又はケトンの重縮合樹脂とのエステ
ル化合物が挙げられる。このようなエステル化合物を形
成するフェノール類及びアルデヒド又はケトンの重縮合
樹脂の製造に用いるフェノール類としては、例えばフェ
ノール、o−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾ
ール、3,5−キシレノール、カルバクロール、チモー
ル等の一価フェノール、カテコール、レゾルシン、ヒド
ロキノン等の二価のフェノール、ピロガロール、フロロ
グルシン等の三価のフェノールを挙げることができる。
また、アルデヒドとしては、例えばホルムアルデヒド、
ベンズアルデヒド、アセトアルデヒド、クロトンアルデ
ヒド、フルフラールを挙げることができる。これらのア
ルデヒドのうち好ましいものは、ホルムアルデヒド、ベ
ンズアルデヒドである。また、ケトンとしては、例えば
アセトン、メチルエチルケトンを挙げることができる。
【0015】上記重縮合樹脂の具体的な例としては、フ
ェノール・ホルムアルデヒド樹脂、m−クレゾール・ホ
ルムアルデヒド樹脂、m−,p−混合クレゾール・ホル
ムアルデヒド樹脂、レゾルシン・ベンズアルデヒド樹
脂、ピロガロール・アセトン樹脂が挙げられる。これら
フェノール類及びアルデヒド又はケトンの重縮合樹脂は
公知の方法で製造することができる。
【0016】前記o−ナフトキノンジアジド基を含む化
合物のフェノール類のOH基に対する縮合率(OH基1
個に対する反応率)は、5〜80重量%が好ましく、更
に好ましくは10〜60重量%であり、特に好ましくは
10〜40重量%である。また、o−ナフトキノンジア
ジド基を含む化合物とアルカリ可溶性樹脂との反応生成
物としては、o−ナフトキノンジアジドスルホン酸とフ
ェノール性水酸基を有するビニル系重合体とのエステル
化合物も用いることができる。
【0017】このようなエステルを形成するフェノール
性水酸基を有するビニル系重合体としては、例えば特願
平2−29709号に記載されているフェノール性水酸
基を有するビニル系重合体等を用いることができる。さ
らに、o−ナフトキノンジアジド基を含む化合物と2,
3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4,
4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4,
2′,4′−ペンタヒドロキシベンゾフェノン、2,
3,4,3′,4′,5′−ヘキサヒドロキシベンゾフ
ェノンとの縮合化合物も使用することができる。
【0018】本発明において、該キノンジアジド化合物
の含有量は溶媒を除く感光性組成物全固形分に対し一般
的には5〜60重量%の範囲から選択されるが、好まし
くは10〜50重量%であり、更に好ましくは15〜4
0重量%である。本発明において(b)として表わされ
るs−トリアジン化合物は、前記一般式(I)で表わさ
れる2,4−ビス(ハロアルキルまたはハロアルケニ
ル)−6−置換スチリル−s−トリアジン化合物であ
る。該s−トリアジンのハロアルキル基またはハロアル
ケニル基は、1個または2個以上のハロゲン原子で置換
されている。これらのs−トリアジンは、公知の方法に
より合成できる。例えば特開昭48−36281号公報
等に記載されている方法に従って、2,4−ビス(ハロ
アルキルまたはハロアルケニル)−6−メチル−s−ト
リアジンと相当する芳香族アルデヒドを縮合反応するこ
とにより得られる。好適なアルデヒドとしては、p−メ
トキシベンズアルデヒド、p−エトキシベンズアルデヒ
ド、p−プロポキシベンズアルデヒド、p−ブトキシベ
ンズアルデヒド、p−ペンチルオキシベンズアルデヒ
ド、p−メチルベンズアルデヒド、p−エチルベンズア
ルデヒド、p−プロピルベンズアルデヒド、p−ブチル
ベンズアルデヒド、p−ペンチルベンズアルデヒド、o
−メトキシベンズアルデヒド、o−エトキシベンズアル
デヒド、o−プロポキシベンズアルデヒド、o−ブトキ
シベンズアルデヒド、o−ペンチルオキシベンズアルデ
ヒド、o−メチルベンズアルデヒド、o−エチルベンズ
アルデヒド、o−プロピルベンズアルデヒド、o−ブチ
ルベンズアルデヒド、o−ペンチルベンズアルデヒド、
o,p−ジメトキシベンズアルデヒド、o,p−ジエト
キシベンズアルデヒド、o,p−ジプロポキシベンズア
ルデヒド、o,p−ジブトキシベンズアルデヒド、o,
p−ジペンチルオキシベンズアルデヒド、o,p−ジメ
チルベンズアルデヒド、o,p−ジエチルベンズアルデ
ヒド、o,p−ジプロピルベンズアルデヒド、o,p−
ジブチルベンズアルデヒド、o,p−ジペンチルベンズ
アルデヒド等が挙げられる。
【0019】R1 ,R2 がアルキル基またはアルコキシ
基を表わす場合には、炭素数1〜4であることが特に好
ましく、アルキル基またはアルコキシ基の炭素鎖は直鎖
状であっても、側鎖を有していてもよい。またR3 ,R
4 に含有されるハロゲン原子としては、一般に塩素原子
または臭素原子が好適であり、より好ましくはR3 ,R
4 がそれぞれトリハロアルキル基またはトリハロアルケ
ニル基を表わす場合である。さらに好ましくはR3 ,R
4 がそれぞれトリクロロメチル基を表わす場合である。
【0020】これらの中、特に好ましくは、2,4−ビ
ス(トリクロロメチル)−6−(p−アルコキシスチリ
ル)−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチ
ル)−6−(p−アルキルスチリル)−s−トリアジ
ン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(o,p
−ジアルキルスチリル)−s−トリアジンおよび2,4
−ビス(トリクロロメチル)−6−(o,p−ジアルコ
キシスチリル)−s−トリアジンである。以下に一般式
(I)で表わされるs−トリアジン化合物についてより
具体的にその代表例をあげるが、本発明に用いるs−ト
リアジン化合物はこれら具体例に限定されるものではな
い。
【0021】なお、下記例示において記載のない限り、
1 およびR2 はそれぞれ水素原子を表わし、R3 およ
びR4 はトリクロロメチル基を表わすものとする。
【表1】 (I−1) R1 ;メトキシ基 (I−2) R1 ;エトキシ基 (I−3) R1 ;プロポキシ基 (I−4) R1 ;ブトキシ基 (I−5) R2 ;メトキシ基 (I−6) R2 ;エトキシ基 (I−7) R2 ;プロポキシ基 (I−8) R2 ;ブトキシ基 (I−9) R1 およびR2 ;メトキシ基 (I−10) R1 およびR2 ;エトキシ基 (I−11) R1 およびR2 ;プロポキシ基 (I−12) R1 およびR2 ;ブトキシ基 (I−13) R1 ;メチル基 (I−14) R1 :エチル基 (I−15) R1 ;プロピル基 (I−16) R1 ;ブチル基 (I−17) R2 ;メチル基 (I−18) R2 ;エチル基 (I−19) R2 ;プロピル基 (I−20) R2 ;ブチル基 (I−21) R1 およびR2 ;メチル基 (I−22) R1 およびR2 ;エチル基 (I−23) R1 およびR2 ;プロピル基 (I−24) R1 およびR2 ;ブチル基 これらのハロメチルs−トリアジン化合物の添加量は、
感光性組成物の全固形分に対して、一般的には0.05
〜10重量%が適当であって、好ましくは、0.1〜5
重量%である。
【0022】本発明において(C)として表わされる上
記の活性光線の照射により酸又は遊離基を生成する化合
物の光分解生成物と相互作用することによってその色調
を変える色素としては、発色するものと退色又は変色す
るものとの2種類がある。退色又は変色する色素として
は、例えばジフェニルメタン系色素、トリフェニルメタ
ン系色素、チアジン系色素、オキサジン系、キサンテン
系、アンスラキノン系、イミノナフトキノン系、アゾメ
チン系等の各種色素が有効に用いられる。
【0023】これらの例としては具体的には次のような
ものが挙げられる。ブリリアントグリーン、エオシン、
エチルバイオレット、エリスロシンB、メチルグリー
ン、クリスタルバイオレット、ベイシックフクシン、フ
ェノールフタレイン、1,3−ジフェニルトリアジン、
アリザリンレッドS、チモールフタレイン、メチルバイ
オレット2B、キナルジンレッド、ローズベンガル、メ
タニルイエロー、チモールスルホフタレイン、キシレノ
ールブルー、メチルオレンジ、オレンジIV、ジフェニル
チオカルバゾン、2,7−ジクロロフルオレセイン、パ
ラメチルレッド、コンゴーレッド、ベンゾプルプリン4
B、α−ナフチルレッド、ナイルブルー2B、ナイルブ
ルーA、フェナセタリン、メチルバイオレット、マラカ
イトグリーン、パラフクシン、ビクトリアピュアブルー
BOH(保土ヶ谷化学(株)製)、オイルブルー#60
3〔オリエント化学工業(株)製〕、オイルピンク#3
12〔オリエント化学工業(株)製〕、オイルレッド5
B〔オリエント化学工業(株)製〕、オイルスカーレッ
ト#308〔オリエント化学工業(株)製〕、オイルレ
ッドOG〔オリエント化学工業(株)製〕、オイルレッ
ドRR〔オリエント化学工業(株)製〕、オイルグリー
ン#502〔オリエント化学工業(株)製〕、スピロン
レッドBEHスペシャル〔保土ヶ谷化学工業(株)
製〕、m−クレゾールパープル、クレゾールレッド、ロ
ーダミンB、ローダミン6G、ファーストアシッドバイ
オレットR、スルホローダミンB、オーラミン、4−p
−ジエチルアミノフェニルイミノナフトキノン、2−カ
ルボキシアニリノ−4−p−ジエチルアミノフェニルイ
ミノナフトキノン、2−カルボステアリルアミノ−4−
p−ジヒドロオキシエチルアミノ−フェニルイミノナフ
トキノン、p−メトキシベンゾイル−p′−ジエチルア
ミノ−o′−メチルフェニルイミノアセトアニリド、シ
アノ−p−ジエチルアミノフェニルイミノアセトアニリ
ド、1−フェニル−3−メチル−4−p−ジエチルアミ
ノフェニルイミノ−5−ピラゾロン、1−β−ナフチル
−4−p−ジエチルアミノフェニルイミノ−5−ピラゾ
ロン。
【0024】また、発色する色素としては例えばアリー
ルアミン類等を挙げることができる。この目的に適する
アリールアミン類としては、第一級、第二級芳香族アミ
ンのような単なるアリールアミンのほかにいわゆるロイ
コ色素も含まれ、これらの例としては次のようなものが
挙げられる。ジフェニルアミン、ジベンジルアニリン、
トリフェニルアミン、ジエチルアニリン、ジフェニル−
p−フェニレンジアミン、p−トルイジン、4,4′−
ビフェニルジアミン、o−クロロアニリン、o−ブロモ
アニリン、4−クロロ−o−フェニレンジアミン、o−
ブロモ−N,N−ジメチルアニリン、1,2,3−トリ
フェニルグアニジン、ナフチルアミン、ジアミノジフェ
ニルメタン、アニリン、2,5−ジクロロアニリン、N
−メチルジフェニルアミン、o−トルイジン、p,p′
−テトラメチルジアミノジフェニルメタン、N,N−ジ
メチル−p−フェニレンジアミン、1,2−ジアニリノ
エチレン、p,p′,p″−ヘキサメチルトリアミノト
リフェニルメタン、p,p′−テトラメチルジアミノト
リフェニルメタン、p,p′−テトラメチルジアミノジ
フェニルメチルイミン、p,p′,p″−トリアミノ−
o−メチルトリフェニルメタン、p,p′,p″−トリ
アミノトリフェニルカルビノール、p,p′−テトラメ
チルアミノジフェニル−4−アニリノナフチルメタン、
p,p′,p″−トリアミノトリフェニルメタン、p,
p′,p″−ヘキサプロピルトリアミノトリフェニルメ
タン。
【0025】上記の色素の添加量は感光性組成物の全固
形分に対し、0.01〜10重量%であることが好まし
く、更に好ましくは0.02〜5重量%で使用される。
これらの色素は単独または二種以上組み合わせて使用す
ることができる。本発明の感光性組成物中には、(d)
および(e)の2種の樹脂を含有するが、本発明におい
て(d)として表わされるノボラック樹脂とは、フェノ
ール類とホルムアルデヒドを酸触媒の存在下で縮合して
得られる樹脂であり、該フェノール類としては、例えば
フェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、p−ク
レゾール、3,5−キシレノール、2,4−キシレノー
ル、2,5−キシレノール、カルバクロール、チモー
ル、カテコール、レゾルシン、ヒドロキノン、ピロガロ
ール、フロログルシン等が挙げられる。上記フェノール
類は単独で又は2種以上組み合わせてホルムアルデヒド
と縮合し樹脂を得ることができる。これらのうち好まし
いノボラック樹脂は、フェノール、m−クレゾール(又
はo−クレゾール)及びp−クレゾールから選ばれる少
なくとも1種とホルムアルデヒドとを共重縮合して得ら
れる樹脂であり、例えば、フェノール・ホルムアルデヒ
ド樹脂、m−クレゾール・ホルムアルデヒド樹脂、o−
クレゾール・ホルムアルデヒド樹脂、フェノール・p−
クレゾール・ホルムアルデヒド樹脂、m−クレゾール・
p−クレゾール・ホルムアルデヒド樹脂、o−クレゾー
ル・p−クレゾール・ホルムアルデヒド樹脂、フェノー
ル・m−クレゾール・p−クレゾール・ホルムアルデヒ
ド樹脂、フェノール・o−クレゾール・p−クレゾール
・ホルムアルデヒド樹脂が挙げられる。更に上記のノボ
ラック樹脂のうち、フェノール・m−クレゾール・p−
クレゾール・ホルムアルデヒド樹脂が好ましい。
【0026】本発明に用いられるノボラック樹脂は合成
のために用いられたフェノール類のうち、未重合のもの
を5重量%未満しか含まないものである。このようなノ
ボラック樹脂は公知の方法で合成後、例えば減圧下で加
熱する等の方法により調製することができる。本発明に
おいては、上記ノボラック樹脂は単独で用いてもよい
し、また2種以上組合わせて用いてもよい。
【0027】上記ノボラック樹脂の分子量(ポリスチレ
ン標準)としては、重量平均分子量Mwが2.0×10
3 〜2.0×104 で、数平均分子量Mnが7.0×1
2〜5.0×103 の範囲内の値であることが好まし
く、更に、好ましくは、Mwが3.0×103 〜6.0
×103 、Mnが7.7×102 〜1.2×103 の範
囲内の値である。本発明におけるノボラック樹脂の分子
量及び未重合のフェノール類の割合の測定は、ゲルパー
ミエーションクロマトグラフィー法によって行った。
【0028】上記5重量%未満の未重合フェノール類を
含有するノボラック樹脂の添加量は本発明の感光性組成
物の全固形分に対し、一般的には30〜90重量%の範
囲が適当であるが、好ましくは50〜90重量%であ
る。
【0029】本発明において(e)として表されるフェ
ノール性水酸基を有するビニル系重合体としては、炭素
−炭素二重結合が開裂して、重合してできた重合体であ
って、下記一般式〔I〕〜〔VI〕の少なくとも1つの構
造単位を含む重合体が好ましく用いられる。 一般式〔I〕
【0030】
【化3】
【0031】一般式〔II〕
【0032】
【化4】
【0033】一般式〔III 〕
【0034】
【化5】
【0035】一般式〔IV〕
【0036】
【化6】
【0037】一般式〔V〕
【0038】
【化7】
【0039】一般式〔VI〕
【0040】
【化8】
【0041】式中、R1 およびR2 はそれぞれ水素原
子、アルキル基、またはカルボキシル基を表し、好まし
くは水素原子である。R3 は水素原子、ハロゲン原子ま
たはアルキル基を表し、好ましくは水素原子またはメチ
ル基、エチル基等のアルキル基である。R4 は水素原
子、アルキル基、アリール基またはアラルキル基を表
し、好ましくは水素原子である。Aは窒素原子または酸
素原子と芳香族炭素原子とを連結する置換基を有しても
よいアルキレン基を表し、mは0〜10の整数を表し、
Bは置換基を有してもよいフェニレン基または置換基を
有してもよいナフチレン基を表す。R1,R2,R3およ
びR4がアルキル基を表す場合には、炭素数が1〜4で
あることが一般的で、直鎖状であっても側鎖を有してい
てもよい。R3がハロゲン原子を表す場合には、塩素原
子または臭素原子であることが一般的である。本発明に
おいては、これらのうち一般式〔II〕で示される構造単
位を少なくとも1つ含む共重合体が好ましい。
【0042】前記ビニル系重合体としては共重合体型の
構造を有していることが好ましく、このような共重合体
において、前記一般式〔I〕〜〔VI〕の各々で示される
構造単位の少なくとも1種と組み合わせて用いることが
できる単量体単位としては、例えばエチレン、プロピレ
ン、イソブチレン、ブタジエン、イソプレン等のエチレ
ン系不飽和オレフィン類、例えばスチレン、α−メチル
スチレン、p−メチルスチレン、p−クロロスチレン等
のスチレン類、例えばアクリル酸、メタクリル酸等のア
クリル酸類、例えばイタコン酸、マレイン酸、無水マレ
イン酸等の不飽和脂肪族ジカルボン酸類、例えばアクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸ドデシル、アク
リル酸2−クロロエチル、アクリル酸フェニル、α−ク
ロロアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、エタクリル酸エチル等のα−メチレン脂肪
族モノカルボン酸のエステル類、例えばアクリロニトリ
ル、メタアクリロニトリル等のニトリル類、例えばアク
リルアミド等のアミド類、例えばアクリルアニリド、p
−クロロアクリルアニリド、m−ニトロアクリルアニリ
ド、m−メトキシアクリルアニリド等のアニリド類、例
えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ベンゾエ酸ビニ
ル、酪酸ビニル等のビニルエステル類、例えばメチルビ
ニルエーテル、エチルビニルエーテル、イソブチルビニ
ルエーテル、β−クロロエチルビニルエーテル等のビニ
ルエーテル類、塩化ビニル、ビニリデンクロライド、ビ
ニリデンシアナイド、例えば1−メチル−1−メトキシ
エチレン、1,1−ジメトキシエチレン、1,2−ジメ
トキシエチレン、1,1−ジメトキシカルボニルエチレ
ン、1−メチル−1−ニトロエチレン等のエチレン誘導
体類、例えばN−ビニルピロール、N−ビニルカルバゾ
ール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリデン、
N−ビニルピロリドン等のN−ビニル化合物、等のビニ
ル系単量体がある。これらのビニル系単量体は不飽和二
重結合が開裂した構造で高分子化合物中に存在する。
【0043】上記の単量体のうち、一般式〔I〕〜〔V
I〕で示される構造単位の少なくとも1種と組み合わせ
て用いるものとして、(メタ)アクリル酸類、脂肪族モ
ノカルボン酸のエステル類、ニトリル類が総合的に優れ
た性能を示し、好ましい。より好ましくは、メタクリル
酸、メタクリル酸メチル、アクリロニトリル、アクリル
酸エチル等である。
【0044】これらの単量体は前記ビニル系重合体中に
ブロック又はランダムのいずれの状態で結合していても
よい。前記ビニル系重合体中における、一般式〔I〕〜
〔VI〕のそれぞれで示される構造単位の含有率は、一般
的に5〜70モル%であって、好ましくは10〜40モ
ル%である。該フェノール性水酸基もしくはその誘導体
を有するビニル系重合体の重量平均分子量としては、一
般的には5x103〜1x105の範囲であって、好まし
くは1x104〜7x104である。また、該フェノール
性水酸基もしくはその誘導体を有するビニル系重合体の
添加量は、本発明感光性組成物の全固形分に対し、一般
的には1〜60重量%の範囲にあることが適当であっ
て、好ましくは2〜40重量%である。
【0045】以下に本発明に用いられるビニル系重合体
の代表的な具体例をあげる。なお下記に例示の化合物に
おいて、Mwは重量平均分子量、Mnは数平均分子量、
s,k,l,o,mおよびnは、それぞれ構造単位のモ
ル%を表す。 例示化合物
【0046】
【化9】
【0047】
【化10】
【0048】
【化11】
【0049】
【化12】
【0050】
【化13】
【0051】
【化14】
【0052】上記、フェノール性水酸基を有するビニル
系重合体としては、(a),(b),(e),(g),(m)が好ましい。
本発明感光性組成物においては、本発明の目的を損なわ
ない範囲において、前記ノボラック樹脂およびフェノー
ル性水酸基を有するビニル系重合体に加えて、種々のア
ルカリ可溶性樹脂を含有することができる。特に限定は
されないが、例えばカルボキシル基を含有するウレタン
樹脂等をあげることができる。カルボキシル基を有する
ビニル系共重合体としては、例えばアクリル酸、メタク
リル酸等のアクリル酸類;例えばイタコン酸、マレイン
酸、無水マレイン酸等の不飽和脂肪族ジカルボン酸類な
どのカルボキシル基を有する単量体成分を必須成分とし
て合成されるビニル系共重合体が挙げられる。該共重合
体においてカルボキシル基を有する単量体成分として
は、更に例えばエチレン、プロピレン、イソブチレン、
ブタジエン、イソプレン等のエチレン系不飽和オレフィ
ン類;例えばスチレン、α−メチルスチレン、p−メチ
ルスチレン、p−クロロスチレン等のスチレン類:例え
ばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n
−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸ドデシ
ル、アクリル酸2−クロロエチル、アクリル酸フェニ
ル、α−クロロアクリル酸メチル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、エタクリル酸エチル等のα−
メチレン脂肪族モノカルボン酸のエステル類;例えばア
クリロニトリル、メタアクリロニトリル等のニトリル
類;例えばアクリルアミド等のアミド類;例えばN−フ
ェニルマレイミド等のイミド類;例えばアクリルアニリ
ド、p−クロロアクリルアニリド、m−ニトロアクリル
アニリド、m−メトキシアクリルアニリド等のアニリド
類;例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ベンゾエ
酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル類;例えばメ
チルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、イソブチ
ルビニルエーテル、β−クロロエチルビニルエーテル等
のビニルエーテル類;塩化ビニル;ビニリデンクロライ
ド;ビニリデンシアナイド;例えば1−メチル−1−メ
トキシエチレン、1,1−ジメトキシエチレン、1,2
−ジメトキシエチレン、1,1−ジメトキシカルボニル
エチレン、1−メチル−1−ニトロエチレン等のエチレ
ン誘導体類;例えばN−ビニルピロール、N−ビニルカ
ルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリ
デン、N−ビニルピロリドン等のN−ビニル化合物、等
のビニル系単量体等が好ましく挙げられる。これらのビ
ニル系単量体は不飽和二重結合が開裂した構造で高分子
化合物中に存在する。
【0053】本発明においては、上記の単量体のうち、
脂肪族モノカルボン酸のエステル類、ニトリル類が特に
好ましく用いられる。これらの単量体は上記高分子化合
物中にブロック又はランダムのいずれの状態で結合して
いてもよい。また、カルボキシル基を有するウレタン樹
脂としては、好ましくは下記一般式(A)で表わされる
ジイソシアネート化合物と、一般式(B)又は(C)で
表わされるカルボキシル基を有するジオール化合物の反
応生成物を基本骨格とするポリウレタン樹脂が挙げられ
る。
【0054】
【化15】
【0055】式中、R1 は置換基を有していてもよい二
価の脂肪族又は芳香族炭化水素を示す。必要に応じ、R
1 中にイソシアネート基と反応しない他の官能基、例え
ばエステル、ウレタン、アミド、ウレイド基を有してい
てもよい。R2 は水素原子、置換基を有していてもよい
アルキル、アラルキル、アリール、アルコキシ、アリー
ロキシの各基を示し、好ましくは水素原子、炭素数1〜
8個のアルキル基、炭素数6〜15個のアリール基を示
す。R3 ,R4 及びR5 はそれぞれ同一でも相異してい
てもよく、単結合、置換基を有していてもよい二価の脂
肪族基又は芳香族炭化水素基を示す。好ましくは炭素数
1〜20個のアルキレン基、炭素数6〜15個のアリー
レン基、更に好ましくは炭素数1〜8個のアルキレン基
を示す。また必要に応じ、R3 ,R4 及びR5 中にイソ
シアネート基と反応しない他の官能基、例えばエステ
ル、ウレタン、アミド、ウレイド、エーテルの各基を有
していてもよい。
【0056】尚、R2 ,R3 ,R4 及びR5 のうちの2
つあるいは3つで環を形成していてもよい。Arは置換
基を有していてもよい三価の芳香族炭化水素基を示し、
好ましくは炭素数6〜15個の芳香族基を示す。一般式
(A)で示されるジイソシアネート化合物として、具体
的には、2,4−トリレンジイソシアネート、2,4−
トリレンジイソシアネートの二量体、2,6−トリレン
ジイソシアネート、p−キシリレンジイソシアネート、
メタキシリレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソ
シアネート、3,3′−ジメチル−ビフェニル−4,
4′ジイソシアネート等の如き芳香族ジイソシアネート
化合物;ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチル
ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネ
ート、ダイマー酸ジイソシアネート等の如き脂肪族ジイ
ソシアネート化合物;イソホロンジイソシアネート、
4,4′−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネー
ト)、メチルシクロヘキサン−2,4(又は2,6)ジ
イソシアネート、1,3−(イソシアネートメチル)シ
クロヘキサン等の如き脂環族ジイソシアネート化合物;
1,3−ブチレングリコール1モルとトリレンジイソシ
アネート2モルとの付加体等の如きジオールとジイソシ
アネートとの反応物であるジイソシアネート化合物等が
挙げられる。
【0057】また一般式(B)又は(C)で示されるカ
ルボキシル基を有するジオール化合物としては具体的に
は、3,5−ジヒドロキシ安息香酸、2,2−ビス(ヒ
ドロキシメチル)プロピオン酸、2,2−ビス(ヒドロ
キシエチル)プロピオン酸、2,2−ビス(3−ヒドロ
キシプロピル)プロピオン酸、2,2−ビス(ヒドロキ
シメチル)酢酸、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)酢
酸、4,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)ペンタ
ン酸、酒石酸等が挙げられる。
【0058】なお上記ポリウレタン樹脂は一般式(A)
で示されるジイソシアネート化合物および一般式(B)
又は(C)で示されるカルボキシル基を有するジオール
化合物2種以上から形成されてもよい。
【0059】本発明に使用される酸としては、例えば特
開昭60−88942号、特願昭63−293107号
各公報に記載の有機酸と、日本化学会編「化学便覧新
版」(丸善出版)第92〜158頁に記載の無機酸が挙
げられる。有機酸の例としては、p−トルエンスルホン
酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、メシチレンスルホン
酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンス
ルホン酸、m−ベンゼンジスルホン酸等のスルホン酸、
p−トルエンスルフィン酸、ベンジルスルフィン酸、メ
タンスルフィン酸等のスルフィン酸、フェニルホスホン
酸、メチルホスホン酸、クロルメチルホスホン酸等のホ
スホン酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪
酸、ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸等の脂肪族モ
ノカルボン酸、シクロヘキサンカルボン酸等の脂環式モ
ノカルボン酸、安息香酸、o−,m−,p−ヒドロキシ
安息香酸、o−,m−,p−メトキシ安息香酸、o−,
m−,p−メチル安息香酸、3,5−ジヒドロキシ安息
香酸、フロログリシンカルボン酸、没食子酸、3,5−
ジメチル安息香酸等の芳香族モノカルボン酸が挙げられ
る。また、マロン酸、メチルマロン酸、ジメチルマロン
酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、
スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、イタコン酸、
リンゴ酸等の飽和または、不飽和脂肪族ジカルボン酸、
テトラヒドロフタル酸、1,1−シクロブタンジカルボ
ン酸、1,1−シクロペンタンジカルボン酸、1,3−
シクロペンタンジカルボン酸、1,1−シクロヘキサン
ジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、
1,3−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環式ジカル
ボン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の芳
香族ジカルボン酸等を挙げることができる。
【0060】上記有機酸の内、より好ましいものは、p
−トルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、
メシチレンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンスル
ホン酸、ベンゼンスルホン酸、m−ベンゼンジスルホン
酸等のスルホン酸である。無機酸の例としては、硝酸、
硫酸、塩酸、ケイ酸、リン酸などが挙げられ、さらに好
ましくは、硫酸、リン酸である。
【0061】これらの酸の含有量は、全感光組成物の全
固形分に対して、一般的に0.05〜5重量%であっ
て、好ましくは、0.1〜3重量%の範囲である。本発
明の感光性組成物には、上の各素材のほか必要に応じて
他の添加剤を含むことができる。例えば、本発明に用い
られる感光性組成物には該感光性組成物の感脂性を向上
させるため、感脂化剤として置換フェノール類とアルデ
ヒド類との縮合物からなる樹脂および/または該樹脂の
o−ナフトキノンジアジドスルホン酸エステル化合物を
含有することができる。
【0062】上記置換フェノールは、好適にはR1 ,R
2 ,R3 の3個までの置換基を有し、R1 およびR2
各々水素原子、アルキル基またはハロゲン原子を表わ
し、R 3 は炭素数2以上のアルキル基またはシクロアル
キル基を表わすものが使用される。該感脂化剤の含有量
は感光性組成物の全固形分に対し、一般的に0.05〜
15重量%であって、好ましくは0.5〜5重量%であ
る。
【0063】又、感度を向上させるために、環状酸無水
物を添加してもよい。この様な環状酸無水物としては、
限定はされないが、例えば特開昭52−80022号公
報等に記載のもの等が挙げられる。本発明においては、
該環状酸無水物の含有量は感光性組成物の全固形分に対
し一般的に0.05〜15重量%であって、好ましくは
0.1〜8重量%である。
【0064】本発明の感光性組成物は、これらの各成分
を下記の溶媒に溶解させ、更にこれを適当な支持体の表
面に塗布し、乾燥させることにより、感光層を設けて、
感光性平版印刷版を形成することができる。本発明の感
光性組成物の各成分を溶解する際に使用し得る溶媒とし
ては、メチルセロソルブ、メチルセロソルブアセテー
ト、エチルセロソルブ、エチルセロソルブアセテート等
のセロソルブ類、メチルカルビトール、エチルカルビト
ール、ジメチルカルビトール、ジエチルカルビトール、
メチルカルビトールアセテート等のジエチレングリコー
ルのエーテル及び/又はエステル類、ジメチル−3−メ
トキシ−1−ブタノール、プロピレングリコールモノメ
チルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテ
ル、メチルエチルケトン、ホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、ジオキサン、アセトン、シクロヘキサノン、
トリクロロエチレン等が挙げられる。これら溶媒は、単
独あるいは2種以上組合せて使用することができる。
【0065】本発明の感光性組成物を支持体表面に設け
る際に用いる塗布方法としては、従来公知の方法、例え
ば、回転塗布、ワイヤーバー塗布、ディップ塗布、エア
ーナイフ塗布、ロール塗布、ブレード塗布及びカーテン
塗布等を用いることが可能である。塗布量は用途により
異なるが、例えば0.1〜5.0g/m2 (固形分とし
て)が好ましい。また乾燥温度としては、例えば20〜
150℃、好ましくは30〜100℃が採用される。
【0066】本発明の感光性組成物を用いた感光層を設
ける支持体としては、アルミニウム、亜鉛、鋼、銅等の
金属板、並びにクロム、亜鉛、銅、ニッケル、アルミニ
ウム、鉄等がメッキ又は蒸着された金属板、紙、プラス
チックフィルム及びガラス板、樹脂が塗布された紙、ア
ルミニウム等の金属箔が張られた紙、親水化処理したプ
ラスチックフィルム等が挙げられる。このうち好ましい
のはアルミニウム板である。本発明の感光性組成物を用
いた感光性平版印刷版の支持体として砂目立て処理、陽
極酸化処理および必要に応じて封孔処理等の表面処理が
施されているアルミニウム板を用いることがより好まし
い。
【0067】これらの処理には公知の方法を適用するこ
とができる。本発明の感光性組成物を用いた感光性平版
印刷版は、通常の方法で現像処理することができる。例
えば、透明陽画フィルムを通して超高圧水銀灯、メタル
ハライドランプ、キセノンランプ、タングステンランプ
等の光源により露光し、次いで、種々のアルカリ現像液
にて現像する。この結果未露光部分のみが支持体表面に
残り、ポジ−ポジ型のレリーフ像が形成される。上記ア
ルカリ現像液としては、例えば、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、メタケ
イ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウム、第二リン酸ナト
リウム、第三リン酸ナトリウム等のアルカリ金属塩の水
溶液が挙げられる。アルカリ金属塩の濃度は0.1〜2
0重量%が好ましい。又、該現像液中に必要に応じアニ
オン性界面活性剤、両性界面活性剤やアルコール等の有
機溶媒を加えることができる。
【0068】
【実施例】
実施例1〜16,比較例1〜19 以下に本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明は、その要旨を越えない限り、これらの実施例に限定
されるものではない。
【0069】〔アルミニウム板の作製〕厚さ0.24mm
のアルミニウム板(材質1050、調質H16)を、5
重量%の水酸化ナトリウム水溶液中で60℃で1分間脱
脂処理を行った後、0.5モル/リットルの0.5モル
塩酸水溶液中において、温度25℃、電流密度60A/
dm2 、処理時間30秒の条件で電解エッチング処理を行
った。次いで5重量%水酸化ナトリウム水溶液中で60
℃、10秒間のデスマット処理を施した後、20重量%
硫酸溶液中で、温度20℃、電流密度3A/dm2 、処理
時間1分の条件で陽極酸化処理を行った。更に、80℃
の熱水で20秒間熱水封孔処理を行い、平版印刷版用支
持体のアルミニウム板を作製した。
【0070】〔感光性組成物塗布液の塗布〕上記のよう
に作成したアルミニウム板に下記組成の感光性組成物塗
布液を回転塗布機を用いて塗布し、90℃で4分間乾燥
し、ポジ型感光性平版印刷版を作製した。この試料の乾
燥塗布膜の膜厚は2.2g/m2 であった。
【0071】
【表2】 (感光性組成物塗布液組成) (1)下記o−ナフトキノンジアジド化合物 1.8g (2)表1に示したs−トリアジン化合物または類似化合物 0.07g (3)色素(ビクトリアピュアーブルーBOH) 0.07g (保土ヶ谷化学製) (4)表1に示したノボラック樹脂 4.5g (5)下記フェノール性水酸基含有ビニル系重合体 2.0g (6)メチルセロソルブ 100ml (7)表1に示した酸 0.1g o−ナフトキノンジアジド化合物
【0072】
【化16】
【0073】フェノール性水酸基含有ビニル系重合体
【0074】
【化17】
【0075】こうして得られた感光性平版印刷版をメタ
ルハライドランプ(日本電池(株)製、SPG−100
0)を光源として、ポジ透明原画を通して50〜400
mJ/cm2 露光し、露光部と未露光部の感光層の光学濃度
差(ΔOD)をマクベス反射濃度計を用いて測定した。
【0076】また、濃度差0.15のグレースケールを
通して400mJ/cm2 露光し、現像液(SDR−1,コ
ニカ(株)製)の6倍希釈溶液で25℃、45秒間皿現
像し、得られるグレースケール現像画像の完全にクリア
ーになるグレースケール番号(クリヤー段数)を用い
て、感度の評価を行った。段数が大きい程、高感度であ
ることを示している。また、トンボ描画機用パイロット
製ボールペンで未露光部に描画を行い、その後、同様に
現像処理を施し、目視により描画部のやられ(侵食度)
を判定した。
【0077】尚、表中のボールペン適性は次の通りであ
る。
【表3】6点:画像部の侵食がほとんど認められない。 4点:画像部の侵食が認められる。 2点:画像部の侵食が著しく認められる。 これらの評価の結果を表−1に示す。また、印刷版を現
像後に、ウルトラプレートクリーナー(大日精化社製)
に1時間浸漬し、画線部のやられ具合を目視により判定
することにより、耐薬品性を評価し結果を表−2に示し
た。尚、表中の耐薬品性は次の通りである。
【表4】10点:極めて良好である。 5点:画線部はかなりやられ、小点は飛んでいる。 0点:画線部が消失した。
【0078】
【表5】
【0079】
【表6】
【0080】
【表7】
【0081】表中、s−トリアジン化合物または類似化
合物でa,b,cはそれぞれ
【0082】
【化18】
【0083】
【化19】
【0084】を表わす。ノボラック樹脂1〜4は、フェ
ノール、m−クレゾール、p−クレゾール及びホルムア
ルデヒドをシュウ酸を触媒として共重合した化合物であ
って(フェノール、m−クレゾール、p−クレゾールの
各々の仕込みモル比が20:48:32)、1〜3につ
いては加熱重合後、冷却せずに約50mmHgの減圧
下、160°Cでそれぞれ30分間、2時間、10分間
蒸留することにより、未重合フェノール類を除いた。ゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィーによれば、ノボ
ラック樹脂1〜4における未重合フェノール類の割合
(重量%)は、それぞれ4.5%、2.5%、7.0
%、10%であり、重量平均分子量は全て6.0x10
3であった。用いたゲルパーミエーションクロマトグラ
フィーの装置はHLC−8020(東ソー(株)製)、
カラムはPL−gel5μ(ポリマーラボラトリーズ
製)の100Å1本、50Å3本を直列につなぎ、流速
0.5ml/minでテトラヒドロフランをキャリア溶
媒に用い、付属の示差屈折計で検出した。
【0085】
【表8】 1:未重合フェノール類(フェノール、m−クレゾール、p−クレゾール) 4.5重量% 2:未重合フェノール類 2.5重量% 3:未重合フェノール類 7.0重量% 4:未重合フェノール類 10重量% を表わす。
【0086】酸a,bはそれぞれ
【表9】a:硫酸 b:p−トルエンスルホン酸 を表わす。
【0087】
【発明の効果】本発明の感光性組成物は低露光時におい
ても露光可視画性が良好であり、感度も高く、耐薬品性
に優れ、さらに、ボールペン適性も良好である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦野 年由 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内 (72)発明者 秋山 健夫 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 山下 葉子 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 松原 真一 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少くとも (a)o−ナフトキノンジアジド化合物 (b)下記一般式(I)で表わされるs−トリアジン化
    合物 (c)(b)の光分解生成物との相互作用により色調を
    変える色素 (d)未重合のフェノール類が5重量%未満のノボラッ
    ク樹脂および (e)フェノール性水酸基を含有するビニル系重合体 を含有することを特徴とする感光性組成物。 【化1】 (式中、R1 ,R2 はそれぞれアルキル基、置換アルキ
    ル基、アルコキシ基、置換アルコキシ基または水素原子
    を表わす。R3 ,R4 はそれぞれ炭素原子1〜3個を有
    するハロアルキル基またはハロアルケニル基を表わす。
  2. 【請求項2】 全組成物に対して0.05〜5重量%の
    酸を含有することを特徴とする請求項1記載の感光性組
    成物。
JP4346922A 1991-12-25 1992-12-25 感光性組成物 Pending JPH05265198A (ja)

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