JPH03225308A - リアーフォーカスズームレンズ - Google Patents

リアーフォーカスズームレンズ

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JPH03225308A
JPH03225308A JP2071390A JP2071390A JPH03225308A JP H03225308 A JPH03225308 A JP H03225308A JP 2071390 A JP2071390 A JP 2071390A JP 2071390 A JP2071390 A JP 2071390A JP H03225308 A JPH03225308 A JP H03225308A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、35 m mフィルムカメラやビデオカメラ
等に好適なズームレンズに関し、特にコンパクトであり
ながら高い変倍比を持ち又リアーフォーカス方式を採用
しながら広い物界範囲にわたり良好な光学性能を持った
リアーフォーカスズームレンズに関する。
〔従来技術〕
従来よりズームレンズのフォーカシング方式としては、
最も物体側のレンズを構成するレンズ群を移動させて行
うのが一般的で、同一物体に対するこのフォーカスレン
ズの繰り出し量が焦点距離によらず一定であることがら
鏡筒のメカ構造が比較的簡単になるという利点を有して
いる。
しかしながら、近距離物体に対してまでフォーカシング
を行う際に光束のケラレを防ぐためには像を大きくして
おく必要がある。又、近年モーターにて自動的にフォー
カシングレンズを移動して合焦動作を行わせるオートフ
ォーカスカメラが主流になりつつあるが、撮影レンズ中
量も重量の重いこの前述のフォーカシングレンズ群を移
動させることは、モーターの消費エネルギー、そしてフ
ォーカススピードの点においても不利となってくる。
これに対して、こうした問題点を軽減させるべく前述レ
ンズ以外のレンズを移動してフォーカシングを行う所謂
リアーフォーカス方式が種々提案されている。例えば、
特開昭59−33418号公報、特開昭59−5221
5号公報、特開昭63−195618号公報等がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
特開昭59−33418号公報では、ズーミング中に固
定の結像レンズの一部を移動させて、フォーカシングを
行っているが、フォーカス敏感度E(ピント移動量/フ
ォーカスレンズ移動量)が全焦点領域で同じであるため
、特に望遠端での繰り出し量が太き(なったり、コンパ
クト化の面でも十分なものではなかった。
特開昭59−52215号公報は、4群構成のズームレ
ンズを開示しておりそして第3レンズ群をリレーレンズ
群側に移動させてフォーカシングを行っている。しかし
ながら比較的全長が長くやはり十分な小型化は図られて
いない。
特開昭63−195618号公報は、広角域を含む標準
系のリアーフォーカスズームレンズを開示しており、又
、フォーカシングの際の移動レンズ群の移動群の数が多
くオートフォーカスで各レンズ群を移動させた場合、迅
速なフォーカスを行うことが困難となっている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、かかる問題点に鑑みて、変倍比が高い望遠系
のズームレンズにリアーフォーカス方式を用いる際、コ
ンパクトで又、オートフォーカスカメラに適用した場合
、フォーカスレンズのレンズ制御性を考慮して迅速なフ
ォーカシングが行えるリアーフォーカスズームレンズの
提供を目的とする。
かかる目的のもとに本発明のズームレンズは、物体側よ
り順に正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を
有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群
、正の屈折力を有する第4レンズ群、負の屈折力を有す
る第5レンズ群を有し、広角側から望遠側へのズーミン
グを前記第1レンズ群と第2レンズ群のレンズ間隔を広
げ、前記第2レンズ群と第3レンズ群のレンズ間隔を狭
め、前記第3レンズ群と第4レンズ群のレンズ間隔を広
げ、前記第4レンズ群と第5レンズ群のレンズ間隔を狭
めて行い、フォーカシングを前記第5レンズ群と少なく
とも前記第2レンズ群か前記第3レンズ群を移動させて
行なうことを特徴としている。
〔実施例〕
以下、図面をもとに本発明の詳細な説明する。
第1図〜第3図は、本発明に関する数値実施例1〜3の
レンズ断面図である。
物体側より順に、工は正の屈折力を有する第1レンズ群
、■は負の屈折力を有する第2レンズ群、■は正の屈折
力を有する第3レンズ群、■は正の屈折力を有する第4
レンズ群、■は負の屈折力を有する第5レンズ群である
かかる屈折力配置のもとで、広角側から望遠側へのズー
ミングを曲線で示す移動軌跡の通り、第1レンズ群Iと
第2レンズ群■のレンズ間隔を広げ、第2レンズ群■と
第3レンズ群■のレンズ間隔を狭め、第3レンズ群■と
第4レンズ群■のレンズ間隔を広げ、第4レンズ群■と
第5レンズ群Vのレンズ間隔を狭めて行っている。つま
り、広角端から望遠側へのズーミングに際して、第1、
第2、第3レンズ群からなり、全体として正の屈折力を
有する前群全体の横倍率が増加、そして又第3、第4レ
ンズ群からなり全体として負の屈折力を有する後群全体
の横倍率がそれぞれ増加するよう各レンズ群の空気間隔
を変化させて、変倍比を効率的に高めている。又、前群
と後群の屈折力をそれぞれ正と負にすることによってテ
レフォトタイプとしてコンパクト化を図っている。
そして本発明の実施例に於いては、無限遠物体から至近
物体へのフォーカシングを直線状の実線で示す通り第5
レンズ群を像側へ移動させて広範囲にわたり良好な光学
性能を与えている。
次に本発明の目的を達成するに更に好ましい条件を示す
。それは第5レンズ群の焦点距離と横倍率をそれぞれf
5、β5、望遠端と広角端の第5レンズ群の敏感度をそ
れぞれE 5T s E 5W s全系の望遠端におけ
る焦点距離をfT、広角端から望遠端へズーミングする
際の第5レンズ群の移動量をM 5(但し、物体側から
像面側へ向う方向を正とする。)ズームを2とした時、 0.07< If51 /f□ <0.45     
・・・(2)0.095< IMs l/(Z・lfs
 I )<0.5 − (3)なる条件式である。
次に条件式について説明する。
条件式(1)は、広角端と望遠端における同一物体への
繰出量の比を規定するものであり、条件式(1)の下限
値を越えることは、広角端における敏感度が大きすぎる
か、望遠端における敏感度が小さすぎることを意味し、
前者の場合、機械的にフォーカス群を制御することが難
かしくなり、後者の場合、望遠端での繰出量が太き(な
りすぎるので好ましくない。条件式(1)の上限“値を
越えることは、広角端における敏感度が小さすぎるか、
望遠端における敏感度が大きすぎることを意味し、前者
の場合、広角端においてフォーカシングのためのスペー
スを広くとる必要が生じレンズ全長が長くなり、後者の
場合、製造誤差による性能劣化が太き(なり好ましくな
い。従ってE5WSE5を条件式(1)のごとく設定す
ることで、同一物体に対する繰出量を広角端では小さく
し、望遠端では、大きくなる様にすることで、広角端に
おけるフォーカシングのためのスペースが少なくなり、
又、広角端におけるレンズ全長を短か(なる。一方、望
遠端においては、ズーミングによって広がったスペース
を利用してフォーカシングが行えるため、レンズ全長の
コンパクト化が可能となる。
条件式(2)は第5レンズ群の敏感度を適当な大きさに
するための条件式である。条件式(2)の下限値を越え
て、第5レンズ群の焦点距離が、望遠端における全系の
焦点距離に比べて短かくなると、レンズ全長のコンパク
ト化には有利であるが、第5レンズの敏感度が大きくな
りすぎ、製造上及びフォーカスレンズの制御上好ましく
なく、(2)の上限値を越えて第5レンズ群の焦点距離
が望遠端における全系の焦点距離に比べて長くなるとレ
ンズ全長のコンパクト化が不充分となる。
条件式(3)は、条件式(2)の基で、広角端の敏感度
と望遠端の敏感度の比を適当な大きさにするためのもの
であり、条件式(3)の下限値を越えて第5レンズ群の
移動量がズーム比及び第5レンズ群の焦点距離に比べて
小さくなると、広角端と望遠端での敏感度の比が小さく
なりすぎ、広角端でのフォーカス移動量が小さ(なりす
ぎ、(3)の上限値を越えて第5レンズ群の移動量が大
きくなると、広角端でのフォーカス移動量が大きくなり
、このスペースを確保するためにレンズ全長が長くなり
好ましくない。
次に、本実施例の5群構成から成るズームレンズは、全
系の広角端と望遠端における焦点距離を各々fwSLr
、第iレンズ群の焦点距離をf+1広角端における該第
1レンズ群と第2レンズ群の合成の焦点距離をf 12
W−、該第3レンズ群と第4レンズ群の広角端に対する
望遠端における主点間隔の変化量をΔe34、広角端に
おける全系の第1レンズ面から最終レンズ面までの長さ
をDWとするとき0.05fT/fw<Δe34/Dw
<0.15ft/fw・・・(4) 3.5<f+2w/fw<−1,3−(5)0.05<
fs/f+zw<0.6       −−− (6)
0.35<f 3/f 4 <2.5        
 ・・・ (7)なる条件式を満足させている。
特に本実施例ではレンズ系全体の小型化を図りつつ、不
必要に長いバックフォーカスとならないようにする為に
、レンズ系全体が広角端において、あまり強い逆望遠タ
イプとならないようにし、すなわち比較的弱い逆望遠タ
イプとなるように各レンズ群の屈折力及び近軸配置を設
定している。
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。
条件式(4)は広角端のレンズ全長に対して、広角端か
ら望遠端への変倍の際の第3レンズ群と第4レンズ群と
の主点間隔の変化量を規定するものである。条件式(4
)の上限値を越えて望遠端において第3レンズ群と第4
レンズ群との主点間隔が大きくなりすぎると、広角端に
おいてレンズが干渉しないようにその変倍のための移動
スペースを大きく確保する必要が生じ、その結果広角端
におけるレンズ全長が大きくなり好ましくない。
また条件式(4)の下限値を越えて望遠端において第3
レンズ群と第4レンズ群との主点間隔が小さくなりすぎ
ると所望の変倍比を得つつ広角端での光学全長も短くす
るために第1レンズ群及び第5レンズ群のズームストロ
ークを増大させなければならなくなり好ましくない。
条件式(5)は広角端における第1レンズ群と第2レン
ズ群の合成焦点距離に対する第5レンズ群焦点距離との
比を規定するものである。条件式(5)の上限値を越え
て第5レンズ群の負の屈折力が弱くなりすぎると歪曲収
差は小さくなる方向であるが、所定の変倍比を得るため
に第4レンズ群と第5レンズ群の広角端における間隔を
広(とる必要が生じ、さらに広角端でのバックフォーカ
スも必要以上に長くなり、レンズ系全体のコンパクト化
を図るのが難しくなってくる。
又、条件式(5)の下限値を越えて第5レンズ群の負の
屈折力が強(なりすぎると糸まき型の歪曲収差が太き(
なると共にペッツバール和が負の方向に増大し、像面特
性を良好に補正することが困難となり好ましくない。
条件式(6)は広角端における全系の焦点距離に対する
広角端における第1レンズ群と第2レンズ群の合成の焦
点距離との比を規定するものであり、主に変倍に伴う収
差変動を押えつつ、特にバックフォーカスを最適な長さ
にしてレンズ系全体のコンパクト化を図るためのもので
ある。
条件式(6)の上限を越えて第1レンズ群と第2レンズ
群の合成の負の屈折力か弱(なりすぎると、第3レンズ
群以降のレンズ群のレンズ外径の小型化、及び絞りを第
2レンズ群よりも像面側に配置した場合、絞り径の小型
化によるレンズ鏡筒外径の縮小化には有利であれば、必
要とするバックフォーカスを確保してレンズ系全体をコ
ンパクト化するのが難しく、又、第5レンズ群の負の屈
折力を強くする必要があり、この結果糸まき型の歪曲収
差が大きくなってくる。
又、条件式(6)の下限値を越えて第1レンズ群と第2
レンズ群の合成の負の屈折力が強くなりすぎるとバック
フォーカスが長くなりすぎてレンズ系全体が大型化し、
諸収差の変動、特に球面収差と像面湾曲の変動が太き(
なる。また必要なFナンバーを確保するための絞り径も
増大し、レンズ鏡筒外径が大きくなって(るので好まし
くない。
条件式(7)は第4レンズ群の焦点距離に対する第3レ
ンズ群の焦点距離の比を規定するものである。
条件式(7)の上限値を越えて第3レンズ群の正の屈折
力が弱(なりすぎると、所定の変倍比を得るために広角
端における第4レンズ群と第5レンズ群の間隔を大きく
とる必要があり、レンズ系のコンパクト化を図るのが難
しくなってくる。又、レンズ系のコンパクト性を保つた
めに第2レンズ群又は第5レンズ群の屈折力を強めなけ
ればならず、この結果、諸収差を良好に補正するのが難
しくなって(る。
又、条件式(7)の下限値を越えて第3レンズ群の屈折
力が強くなりすぎると第3レンズ群で発生する収差、特
に球面収差が太き(なり、これを他のレンズ群でバラン
ス良く補正することが困難となってくる。
次に本発明の数値実施例を示す。数値実施例においてR
iは物体側より順に第i番目のレンズ面の曲率半径、D
iは物体側より第i番目のレンズ厚及び空気間隔、Ni
とνiは各々物体側より順に第i番目のレンズのガラス
の屈折率とアツベ数である。
〔効果〕
以上説明した通り本発明によれば、コンパクトでありな
がら高い変倍比を持ち至近物体まで広い範囲にわたり良
好な光学性能を持ったリアーフォーカスズームレンズを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、本発明に関するズームレンズのレン
ズ断面図、 は物体距離3mにフォーカシングした時の広角端、中間
、望遠端の諸収差図を示す。 dはd線、gはg線、S、Cは正弦条件、ΔSはサジタ
ル像面、6Mはメリデイオナル像面、yは像高である。 エ ■ し ヒ 正弧やテ 正弦や予

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)物体側より順に正の屈折力を有する第1レンズ群
    、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有す
    る第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群、負
    の屈折力を有する第5レンズ群を有し、広角側から望遠
    側へのズーミングを前記第1レンズ群と第2レンズ群の
    レンズ間隔を広げ、前記第2レンズ群と第3レンズ群の
    レンズ間隔を狭め、前記第3レンズ群と第4レンズ群の
    レンズ間隔を広げ、前記第4レンズ群と第5レンズ群の
    レンズ間隔を狭めて行い、フォーカシングを前記第5レ
    ンズ群と少なくとも前記第2レンズ群か第3レンズ群を
    移動させて行うことを特徴とするリアーフォーカスズー
    ムレンズ。(2)前記負レンズの焦点距離と横倍率をそ
    れぞれf_5、β_5、望遠端と広角端の敏感度をそれ
    ぞれE_5_T、E_5_W、全系の望遠端に於ける焦
    点距離をf_T、広角端から望遠端へのズーミングを行
    う際の前記負レンズの移動量をM_5(但し、物体側か
    ら像面側へ向う方向を正とする。)、ズーム比をZとし
    た時 0.01<E_5_T/E_5_W・Z^2<0.70
    .07<|f_5|/f_T<0.45 0.095<|M_5|/(Z・|f_5|)<0.5
    なる条件式を満足することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のリアーフォーカスズームレンズ。
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