JP2011180218A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 全ズーム範囲及び物体距離全般にわたって高い光学性能を有するズームレンズを得ること。
【解決手段】 N(Nは5以上の整数)以上のレンズ群を有し、物体側から数えて第(N−1)レンズ群が正の屈折力、第Nレンズ群が負の屈折力であり、ズーミングに際して該第(N−1)レンズ群以外の複数のレンズ群が移動し、無限遠物体から至近距離物体へのフォーカスに際し、少なくとも該第Nレンズ群が像側へ移動し、該第Nレンズ群の焦点距離をfN、全系の望遠端における焦点距離をfTとするとき、
0.1<|fN/fT|<1.0
なる条件を満足すること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の電子写真カメラ、監視カメラ、フィルム用カメラ、放送用カメラ等に好適に用いられるものである。
デジタルカメラ、ビデオカメラ等の撮像装置用のズームレンズは、高ズーム比であることが要求されている。高ズーム比を実現することが容易なズームレンズとして最も物体側のレンズ群が正の屈折力のレンズ群で、5群以上のレンズ群より成るポジティブリードタイプのズームレンズが知られている。
また、光学系全体の小型化が比較的容易なズームレンズとして、像側のレンズ群を光軸方向に移動させてフォーカシングするリアフォーカス方式のズームレンズが知られている。物体側より像側へ順に正、負、正、正、負の屈折力の第1〜第5レンズ群より成るズームレンズが知られている(特許文献1)。特許文献1は各レンズ群を移動させてズーミングを行い、第5レンズ群を移動させてフォーカスを行うズームレンズを開示している。また、物体側より像側へ順に正、負、正、負、正、負の屈折力の第1〜第6レンズ群より成る6群ズームレンズが知られている(特許文献2)。特許文献2では第1レンズ群と第6レンズ群を移動させてフォーカスを行うズームレンズを開示している。また、物体側から像側へ順に、正、負、正、負、正、負、正の屈折力のレンズ群より成る7群ズームレンズが知られている(特許文献3)。特許文献3では第6レンズ群を移動させてフォーカスを行うズームレンズを開示している。
特開平10−206736号公報 特開2004−317867号公報 特開2004−317867号公報
共立出版 レンズ設計法 松居吉哉 著
前述した5群以上のレンズ群より成るポジティブリードタイプのズームレンズは、高ズーム比を実現することが比較的容易である。またリアフォーカス方式を採用すると、ズームレンズ全体の小型化が容易になる。このポジティブリードタイプの5群以上のレンズ群より成るズームレンズにおいて、全ズーム範囲及び物体距離全般で高い光学性能を得るためには、各レンズ群の屈折力配置、フォーカス用のレンズ群のレンズ構成等を適切に設定することが重要になってくる。
特にズーミングに際して移動させる複数のレンズ群の選択や、フォーカス用のレンズ群の選択等を適切に設定することが重要になってくる。例えば像側に位置する2つのレンズ群のズーミングやフォーカスの際の移動条件、そして屈折力やレンズ構成等の設定が重要になってくる。これらの設定が適切でないと、高ズーム比化を図ったとき、望遠側において球面収差が多く発生し、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を得ることが困難になってくる。
本発明は、高ズーム比で、しかも全ズーム範囲及び物体距離全般にわたり高い光学性能が得られるズームレンズ及びそれを有する撮像装置を提供することを目的とする。
本発明のズームレンズは、N(Nは5以上の整数)以上のレンズ群を有し、物体側から数えて第(N−1)レンズ群が正の屈折力、第Nレンズ群が負の屈折力であり、ズーミングに際して該第(N−1)レンズ群以外の複数のレンズ群が移動し、無限遠物体から至近距離物体へのフォーカスに際し、少なくとも該第Nレンズ群が像側へ移動し、該第Nレンズ群の焦点距離をfN、全系の望遠端における焦点距離をfTとするとき、
0.1<|fN/fT|<1.0
なる条件を満足することを特徴としている。
本発明によれば、全ズーム範囲及び物体距離全般にわたって高い光学性能を有するズームレンズが得られる。
本発明における実施例1の光学系の断面図 本発明における数値実施例1のズームレンズの広角端、望遠端で物体距離無限における収差図 本発明における数値実施例1をmm単位で表したときの、広角端、望遠端で物体距離1800mmにおける収差図 本発明における実施例2のズームレンズの断面図 本発明における数値実施例2のズームレンズの広角端、望遠端で物体距離無限における収差図 本発明における数値実施例2をmm単位で表したときの、広角端、望遠端で物体距離2500mmにおける収差図 本発明における実施例3のズームレンズの断面図 本発明における数値実施例3のズームレンズの広角端、望遠端で物体距離無限における収差図 本発明における数値実施例3をmm単位で表したときの、広角端、望遠端で物体距離1500mmにおける収差図 本発明における実施例4のズームレンズの断面図 本発明における数値実施例4のズームレンズの広角端、望遠端で物体距離無限における収差図 本発明における数値実施例4をmm単位で表したときの、広角端、望遠端で物体距離1800mmにおける収差図 本発明のズームレンズにおける収差発生の説明図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下、本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置について説明する。本発明のズームレンズは、N(Nは5以上の整数)以上のレンズ群を有する。そして物体側から数えて第(N−1)レンズ群が正の屈折力、第Nレンズ群が負の屈折力である。ズーミングに際して第(N−1)レンズ群以外の複数のレンズ群が移動し、無限遠物体から至近距離物体へのフォーカスに際し、少なくとも該第Nレンズ群が像側へ移動する。
図1は本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)におけるレンズ断面図である。図2(A)、(B)は本発明の実施例1の無限遠物体に合焦しているときの広角端、望遠端(長焦点距離端)における縦収差図である。図3(A)、(B)は本発明の実施例1の物体距離1.8mの物体に合焦しているときの広角端、望遠端における縦収差図である。但し物体距離は後述する数値実施例をmm単位で表わしたときの像面からの距離である。これは以下全て同じである。
図4は本発明の実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図5(A)、(B)は本発明の実施例2の無限遠物体に合焦しているときの広角端、望遠端における縦収差図である。図6(A)、(B)は本発明の実施例2の物体距離2.5mの物体に合焦しているときの広角端、望遠端における縦収差図である。図7は本発明の実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図8(A)、(B)は本発明の実施例3の無限遠物体に合焦しているときの広角端、望遠端における縦収差図である。図9(A)、(B)は本発明の実施例3の物体距離1.5mの物体に合焦しているときの広角端、望遠端における縦収差図である。図10は本発明の実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図11(A)、(B)は本発明の実施例4の無限遠物体に合焦しているときの広角端、望遠端における縦収差図である。図12(A)、(B)は本発明の実施例4の物体距離1.8mの物体に合焦しているときの広角端、望遠端における縦収差図である。図13(A)、(B)は本発明のズームレンズにおける最終レンズ群における収差発生の説明図である。図14は本発明のズームレンズを備える撮像装置の要部概略図である。
各実施例のズームレンズはデジタルスチルカメラや銀塩フィルムカメラ等の撮像装置に用いられる撮影レンズ系である。レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。尚、各実施例のズームレンズをプロジェクター等の投射レンズとして用いるときは、左方がスクリーン、右方が被投射画像となる。レンズ断面図において、iは物体側からのレンズ群の順番を示し、Liは第iレンズ群である。SPは開口絞り(Fナンバー決定絞り)である。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮像光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサなどの固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面が置かれている。又、銀塩フィルム用のカメラの撮像光学系として使用する際には、フィルム面に相当する。矢印は広角端から望遠端へのズーミングにおける各レンズ群の移動軌跡を示している。
収差図においてd(実線)、g(2点鎖線)は各々d線(波長587.6nm)、g線(波長435.8nm)である。M、Sはメリディオナル像面、サジタル像面である。歪曲はd線について示している。倍率色収差はg線によって表わしている。ωは半画角、FnoはFナンバーである。尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用レンズ群が機構上光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
各実施例のズームレンズは全体としてN群以上のレンズ群を有している。物体側から数えて正の屈折力の第(N−1)レンズ群をズーミングに際して不動としている。無限遠物体から至近距離物体へのフォーカスに際しては物体側から数えて少なくとも負の屈折力の第Nレンズ群が像側へ移動するリアフォーカス方式を利用している。
次に各実施例のズームレンズにおいて、リアフォーカス方式を採用することにより望遠端において球面収差の変動を軽減できることの光学原理について図13を用いて説明する。球面収差は、同形状で同焦点距離のレンズより成るレンズ群であっても、レンズに入射する軸上光線高hが変化すると、発生する収差量が変化する。ここで、図13に示すようにズームレンズを構成する最終レンズ群LRの位置では、像面位置SPからの軸上光線角度θが、θ=ASIN(1/2FNO)で表される高角度で発散している。そのため、最終レンズ群LRがフォーカスの際に光軸上を移動すると、最終レンズ群LRに入射する軸上光線高hが大きく変動し、それにより球面収差がフォーカシングにより大きく変動する。また、球面収差は3次収差論で言うと軸上光線高hの4乗に比例する(非特許文献1)。そのため、フォーカシング移動前の最終レンズ群LRでの軸上光線高hが大きい程、フォーカシングで同じ量移動した際の、球面収差の変化が大きくなる。
ここで、特許文献2のズームレンズでは、以下のレンズ構成をとっている。ズーミングに際し第5レンズ群が物体側に大きく移動しており、更に第6レンズ群は、第5レンズ群との間隔を狭めるよう、更に物体側に大きく移動している。また広角端から望遠端へのズーミングの際、結像位置を固定とするべく、全系の後側主点位置を効率的に前側に移動させる必要がある。このため、正の屈折力の第5レンズ群を、物体側に移動させるのが通常である。また、負の屈折力の第6レンズ群は、広角端から望遠端にかけて、第5レンズ群との合成焦点距離を緩め、全系を効果的に長焦点距離にするため、第5レンズ群との間隔を狭めるように移動させるのが、やはり通常である。
以上のことから、特許文献2のズームレンズでは、広角端から望遠端へのズーミングにおいて最終レンズ群が物体側に大きく移動するため、望遠端における、最終レンズ群での軸上光線高hが非常に大きくなる。それにより、特許文献2のズームレンズでは最終レンズ群をフォーカシングで移動した際に、望遠端において球面収差が変化してくる。
そこで各実施例のズームレンズでは、N群以上のズームレンズにおいて、物体側から第(N−1)番目の正の屈折力の第(N−1)レンズ群をズーミングに際して固定とした。それにより、最終レンズ群である負の屈折力の第Nレンズ群が、第(N−1)レンズ群との間隔を狭めるように移動した際に移動量が制限される。このため、望遠端における軸上光線高hが抑えられ、フォーカシングによる球面収差の変動を小さくすることができるようにしている。更に、第Nレンズ群の負の屈折力を極力弱めることで、球面収差の変動をより小さくしている。
通常、フォーカスレンズ群の屈折力を弱めると、フォーカス敏感度が小さくなるため、フォーカスの際の移動量が大きくなり、駆動機構が大型化してくる。これに対して各実施例のズームレンズでは、第Nレンズ群の前側主点位置を極力物体側に置くことで、フォーカス敏感度の値が小さくならないようにしつつ、駆動機構の小型化を図っている。また、従来のズームレンズではフォーカスに際し、第(N−1)レンズ群を物体側に移動させることで、全系の後側主点位置を物体側に移動させていた。これに対し、各実施例のズームレンズでは、第(N−1)レンズ群を固定にしても、物体側より第(N−2)番目の負の屈折力の第(N−2)レンズ群を像側に移動すること等で、同様の効果を得ている。
次に、各実施例のズームレンズにおける、最良の形態を述べる。各実施例は、5群以上のレンズ群より成る多群ズームレンズであり、総レンズ群数をN(Nは5以上の整数)とするとき、(N−1)レンズ群は正の屈折力、第Nレンズ群は負の屈折力より成っている。第Nレンズ群を少なくとも移動させてフォーカシングを行うことで、第1レンズ群でフォーカシングするタイプと比べ、第1レンズ群の駆動機構が簡易化され、製造誤差による性能劣化を軽減することができる。またオートフォーカスとマニュアルフォーカスをリアルタイムで併用する、所謂フルタイムマニュアルも容易にしている。また、各実施例のズームレンズは、第(N−1)レンズ群をズーミングに際して固定としており、それにより、負の屈折力の第Nレンズ群の物体側への移動量を制限し、それにより望遠端における第Nレンズ群での軸上光線高hを小さくしている。それにより、第Nレンズ群をフォーカシングで移動した際、球面収差の変動を小さくすることができ、物体距離全体において良好な光学性能を得ている。
ここで、各実施例において第(N−1)レンズ群がズーミングに際して固定としたのは、第Nレンズ群の移動量を制限するためである。ズーミングに際して仮に第(N−1)レンズ群が望遠端の焦点距離の1/50以下の微量の移動をした場合でも、ここでは固定と同義であるとしている。製造上のばらつきを軽減させるためには、(N−1)レンズ群が上記のような微量の移動をするよりも、固定とした方がより好ましい。そして各実施例において、第Nレンズ群の焦点距離をfN、全系の望遠端における焦点距離をfTとする。このとき、
0.1<|fN/fT|<1.0 ・・・(1)
なる条件を満足している。条件式(1)はフォーカシングによる球面収差の変動を軽減しつつ、第Nレンズ群のフォーカシング移動量を小さくし、全系をコンパクトにするためのものである。条件式(1)の上限を逸脱した場合、第Nレンズ群の屈折力が緩くなり過ぎ、フォーカシング移動量が増加して全系が大型化してくるので良くない。また、条件式(1)の下限を逸脱した場合、第Nレンズ群の屈折力が強くなり過ぎ、フォーカシングに際して球面収差の変動が大きくなってくる。より好ましくは条件式(1)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.11<|fN/fT|<0.30 ・・・(1a)
以上のように各実施例によれば、ポジティブリード型のズームレンズにおいて、高ズーム比としながらズーム全域及び物体距離全般にわたり諸収差が良好に補正され、高い光学性能が得られる。
第Nレンズ群の物体側の面頂点から第Nレンズ群の前側主点位置までの距離をo1N、第Nレンズ群の光軸上の長さをbkNとする。このとき、
−0.50<o1N/bkN<0.22 ・・・(2)
なる条件式を満たすのが良い。条件式(2)は第Nレンズ群のフォーカシング移動量を小さくし、全系をコンパクトにするためのものである。条件式(2)の上限値を逸脱した場合、第Nレンズ群における軸上光線高hが大きくなり、球面収差の変動が大きくなってくる。条件式(2)の下限値を逸脱した場合、フォーカス敏感度が小さくなり過ぎ、第Nレンズ群のフォーカシング移動量が増加して、全系が大型化してくるので良くない。より好ましくは条件式(2)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
−0.20<o1N/bkN<0.15 ・・・(2a)
各実施例のズームレンズは、物体側から数えて第(N−2)レンズ群は負の屈折力であり、広角端から望遠端へのズーミングに際し、像側に移動する。それにより、広角端から望遠端へのズーミングに際し、全系の後側主点位置を効率的に物体側に移動させている。また、実施例2及び実施例3のズームレンズは、フォーカシングの際、第Nレンズ群と、物体側から数えて第3レンズ群から第(N−1)レンズ群のうちの少なくとも1つのレンズ群が移動する。また第Nレンズ群は、物体側より像側へ順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズ、正レンズ、負レンズ、正レンズより構成されている。
各実施例では、それにより、第Nレンズ群を適切な屈折力と主点位置を適切に設定しており、これにより望遠端において球面収差の変動を軽減し、更にフォーカシング移動量を軽減している。また、本発明の各実施例のズームレンズは、全体としてNレンズ群構成で、第Nレンズ群をフォーカシングに際して移動させている。仮に、第Nレンズ群の像側に、ズーミングの際に固定である正の屈折力の群を配置した、(N+1)レンズ群より成るズームレンズであっても、同様に応用することができる。次に各実施例における詳細な構成について説明する。
(実施例1)
実施例1は、物体側より像側へ順に正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5、負の屈折力の第6レンズ群L6より構成されている。実施例1は、ズーム比4.0の6群ズームレンズである。広角端から望遠端へのズーミングに際し、第2レンズ群L2と第5レンズ群L5が固定(不動)で、第1レンズ群L1、第3レンズ群L3、第6レンズ群L6が物体側に、第4レンズ群L4が像側に移動している。ズーミングに際し、第5レンズ群L5を固定とすることで、第6レンズ群L6の物体側への移動を規制している。また、広角端から望遠端へのズーミングに際し、第4レンズ群L4が像側に移動しており、それにより全系の後側主点位置を効率的に物体側に移動させている。無限遠物体から至近距離物体へのフォーカシングに際しては、第6レンズ群L6が像側に移動することで行っている。この時、第6レンズ群L6の焦点距離が条件式(1)を満たしており、それによりフォーカシングによる望遠端における球面収差の変動を軽減しつつ、フォーカシング移動量を小さくし、全系のコンパクト化を達成している。また、第6レンズ群L6の主点位置と光軸上の長さの関係が、条件式(2)を満たしており、それにより第6レンズ群L6のフォーカシング移動量を小さくし、全系をコンパクトにしている。また、第6レンズ群L6のレンズ構成は、条件式(1)及び(2)を同時に満たし易くするべく、物体側から像側へ順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズ、正レンズ、負レンズ、正レンズより構成している。
(実施例2)
実施例2は、実施例1のズームタイプと同じ6群構成のズーム比3.8の6群ズームレンズである。各レンズ群のズーミングにおける移動条件は実施例1と同様である。また、実施例2では、フォーカシングによる広角端における像面湾曲の変動をより良好に補正するべく、無限遠物体から至近距離物体へのフォーカシングに際して第6レンズ群L6が像側に移動する。そして同時に第4レンズ群L4が物体側に移動するフローティングを採用している。
(実施例3)
実施例3は、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、負の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4、負の屈折力の第5レンズ群L5より構成されている。実施例3はズーム比2.9の5群ズームレンズである。広角端から望遠端へのズーミングに際し、第4レンズ群L4が固定、第2レンズ群L2は像側に凸状の軌跡で移動し、第1レンズ群L1、第5レンズ群L5が物体側に、第3レンズ群L3が像側に移動している。ズーミングに際し、第4レンズ群L4を固定とすることで、第5レンズ群L5の物体側への移動を規制した。また、広角端から望遠端へのズーミングに際し、第3レンズ群L3が像側に移動しており、それにより全系の後側主点位置を効率的に物体側に移動させている。無限遠物体から至近距離物体へのフォーカシングに際しては、第5レンズ群L5が像側に移動すると同時に、第3レンズ群L3が物体側に移動している。この時、第5レンズ群L5の焦点距離が条件式(1)を満たしており、それによりフォーカシングによる望遠端における球面収差の変動を軽減しつつ、フォーカシング移動量を小さくし、全系のコンパクト化を達成している。また、第5レンズ群L5の主点位置と光軸上の長さの関係が、条件式(2)を満たしており、それにより第5レンズ群L5のフォーカシング移動量を小さくし、全系をコンパクトにしている。また、第5レンズ群L5のレンズ構成は、条件式(1)及び(2)を同時に満たし易くするべく、物体側から像側へ順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズ、正レンズ、負レンズ、正レンズより構成している。また、無限遠物体から至近距離物体へのフォーカシング際し、第5レンズ群L5と同時に第3レンズ群L3が物体側に移動するフローティングを採用することで、広角端における像面湾曲の変動をより良好に補正している。
(実施例4)
実施例4は、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、負の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4、負の屈折力の第5レンズ群L5を有する。更に正の屈折力の第6レンズ群L6、負の屈折力の第7レンズ群L7より構成されている。実施例4は、ズーム比4.0の7群ズームレンズである。広角端から望遠端へのズーミングに際し、第2レンズ群L2と第6レンズ群L6が固定、第3レンズ群L3が像側に凸状の軌跡で移動し、第1レンズ群L1、第4レンズ群L4、第7レンズ群L7が物体側に、第5レンズ群L5が像側に移動している。ズーミングに際し、第6レンズ群L6を固定とすることで、第7レンズ群L7の物体側への移動を規制している。また、広角端から望遠端へのズーミングに際し、第5レンズ群L5が像側に移動しており、それにより全系の後側主点位置を効率的に物体側に移動させている。無限遠物体から至近距離物体へのフォーカシングに際しては、第7レンズ群L7が像側に移動することで行っている。この時、第7レンズ群L7の焦点距離が条件式(1)を満たしており、それによりフォーカシングによる球面収差の変動を軽減しつつ、フォーカシング移動量を小さくし、全系のコンパクト化を達成している。また、第7レンズ群L7の主点位置と光軸上の長さの関係が、条件式(2)を満たしており、それによりフォーカシング移動量を小さくし、全系をコンパクトにしている。また、第7レンズ群L7のレンズ構成は、条件式(1)及び(2)を同時に満たし易くするべく、物体側から、像側へ順に物体側に凸面を向けたメニスカスレンズ、正レンズ、負レンズ、正レンズより構成している。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことは言うまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

次に実施例1〜4に示したズームレンズを有する撮像装置を説明する。図14は一眼レフカメラの要部概略図である。図14において10は実施例1〜4のズームレンズ1を有する撮影レンズである。ズームレンズ1は保持部材である鏡筒2に保持されている。20はカメラ本体であり、撮影レンズ10からの光束を上方に反射するクイックリターンミラー3、撮影レンズ10の像形成位置に配置された焦点板4を有する。更に焦点板4に形成された逆像を正立像に変換するペンタダハプリズム5、その正立像を観察するための接眼レンズ6等によって構成されている。7は感光面であり、像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)や銀塩フィルムが配置される。撮影時には、クイックリターンミラー3が光路から退避して、感光面7上に撮影レンズ10によって像が形成される。実施例1〜4にて説明した利益は本実施例に開示したような撮像装置において効果的に享受される。 本発明のズームレンズは、上述のような光学系を有する光学機器(例えば撮像装置、画像投影装置やその他の光学機器)に、種々適用可能である。
以下に、実施例1〜4に各々対応する数値実施例1〜4を示す。各数値実施例において、iは物体側からの面の順番を示し、riはレンズ面の曲率半径である。diは第i面と第i+1面との間のレンズ肉厚および空気間隔である。ndi、νdiはそれぞれd線に対する屈折率、アッベ数である。また、焦点距離、Fナンバー等のスペックに加え、画角は全系の半画角、像高は半画角を決定する最大像高、レンズ全長は第1レンズ面から最終レンズ面までの距離、BFは最終レンズ面から像面までの長さを示している。また、各光学面の間隔dが(可変)となっている部分は、ズーミングに際して変化するものであり、別表に焦点距離に応じた面間隔を記している。尚、以下に記載する数値実施例1〜4のレンズデータに基づく、各条件式の計算結果を表1に示す。
(数値実施例1)
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 92.444 6.50 1.48749 70.2 57.00
2 54691.362 0.15 56.40
3 97.867 2.40 1.61340 44.3 54.82
4 43.715 9.82 1.49700 81.5 51.65
5 337.720 (可変) 50.75
6 -358.052 1.30 1.83481 42.7 24.41
7 48.879 3.36 23.70
8 -47.573 1.20 1.63854 55.4 23.70
9 57.047 2.90 1.84666 23.8 24.52
10 -351.696 (可変) 24.70
11 119.293 4.28 1.49700 81.5 26.13
12 -55.282 0.15 26.12
13 79.913 4.69 1.60311 60.6 25.43
14 -46.795 1.30 1.85026 32.3 24.87
15 -361.577 1.00 24.42
16(絞り) ∞ (可変) 24.40
17 -40.084 1.20 1.70154 41.2 22.83
18 37.914 3.81 1.80518 25.4 23.47
19 -151.434 (可変) 23.63
20 -236.025 2.90 1.69680 55.5 25.23
21 -45.412 0.15 25.61
22 91.423 4.77 1.60311 60.6 25.80
23 -33.874 1.20 1.84666 23.8 25.72
24 -204.484 0.15 25.90
25 56.181 2.32 1.77250 49.6 25.89
26 166.987 (可変) 25.62
27 105.084 1.20 1.88300 40.8 24.65
28 30.346 4.69 23.94
29 -141.521 2.99 1.80518 25.4 24.46
30 -35.789 3.64 24.79
31 -31.158 1.20 1.88300 40.8 24.30
32 177.055 2.14 25.60
33 62.632 3.42 1.69895 30.1 28.29
34 -205.770 28.63

各種データ
ズーム比 4.02
広角 中間 望遠
焦点距離 72.20 135.00 290.00
Fナンバー 4.20 4.67 5.86
画角 16.68 9.10 4.27
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 185.20 214.53 239.20
BF 46.74 47.82 57.41

d 5 2.78 32.18 56.78
d10 26.47 14.15 1.28
d16 6.01 24.56 44.99
d19 16.39 10.16 2.60
d26 11.97 10.82 1.30
(数値実施例2)
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 112.245 8.24 1.48749 70.2 78.98
2 818.546 8.56 78.35
3 112.240 2.40 1.65412 39.7 72.52
4 57.000 12.49 1.49700 81.5 68.44
5 460.632 (可変) 67.49
6 -134.957 1.30 1.83481 42.7 34.25
7 73.912 3.44 33.62
8 -169.877 1.20 1.63854 55.4 33.75
9 49.778 4.29 1.84666 23.8 34.87
10 384.898 (可変) 35.03
11 94.644 5.25 1.49700 81.5 36.17
12 -65.896 1.39 36.18
13 142.384 4.98 1.60311 60.6 34.81
14 -49.084 1.30 1.85026 32.3 34.63
15 -219.291 1.00 34.28
16(絞り) ∞ (可変) 33.76
17 -56.853 1.20 1.70154 41.2 28.44
18 42.487 3.72 1.80518 25.4 28.95
19 2312.557 (可変) 29.05
20 -237.307 3.24 1.69680 55.5 32.30
21 -56.242 0.15 32.54
22 93.548 5.62 1.60311 60.6 32.13
23 -48.146 1.20 1.84666 23.8 31.91
24 -267.638 0.15 31.83
25 54.136 2.69 1.77250 49.6 31.44
26 111.893 (可変) 31.03
27 69.759 1.20 1.88300 40.8 27.18
28 27.923 3.63 25.84
29 -812.233 3.73 1.80518 25.4 25.86
30 -35.322 0.15 25.92
31 -33.777 1.20 1.88300 40.8 25.90
32 84.416 3.29 26.36
33 52.523 4.16 1.69895 30.1 28.97
34 347.061 29.29

各種データ
ズーム比 3.82
広角 中間 望遠
焦点距離 102.20 200.00 390.01
Fナンバー 4.10 4.55 5.90
画角 11.95 6.17 3.18
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 228.18 258.83 288.12
BF 51.23 54.42 69.84

d 5 4.30 35.00 64.30
d10 28.74 9.52 1.28
d16 6.73 33.56 50.14
d19 26.03 18.42 10.08
d26 19.98 16.74 1.30
(数値実施例3)
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 95.496 6.70 1.48749 70.2 58.65
2 823.107 0.15 57.73
3 104.333 2.10 1.60342 38.0 56.00
4 45.584 12.45 1.49700 81.5 53.17
5 2476.741 (可変) 51.80
6 -74.235 1.20 1.69680 55.5 25.20
7 57.796 3.77 24.79
8 -114.016 1.20 1.60311 60.6 24.98
9 40.616 4.23 1.84666 23.8 25.59
10 -386.063 10.42 25.68
11 199.906 4.71 1.48749 70.2 26.00
12 -40.624 0.15 25.95
13 2283.546 4.55 1.48749 70.2 25.10
14 -30.332 1.20 1.74000 28.3 24.65
15 -162.189 0.15 24.44
16(絞り) ∞ (可変) 24.30
17 -38.745 1.20 1.71736 29.5 23.00
18 41.791 5.26 1.78472 25.7 24.38
19 -76.602 (可変) 25.00
20 -113.722 3.25 1.60311 60.6 26.00
21 -40.475 0.15 26.37
22 145.568 5.04 1.60311 60.6 26.15
23 -33.189 1.25 1.85026 32.3 25.94
24 -279.079 0.15 26.00
25 52.896 2.70 1.77250 49.6 25.89
26 598.874 (可変) 25.60
27 73.360 1.20 1.88300 40.8 24.74
28 25.080 3.73 23.71
29 -97.424 2.98 1.78472 25.7 23.72
30 -28.961 1.58 24.04
31 -27.340 1.25 1.88300 40.8 23.76
32 130.731 0.51 25.34
33 51.947 3.29 1.74077 27.8 26.84
34 -177.909 27.07

各種データ
ズーム比 2.90
広角 中間 望遠
焦点距離 100.20 135.10 290.19
Fナンバー 4.36 4.47 5.81
画角 12.18 9.10 4.26
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 184.66 198.82 244.82
BF 42.53 46.68 63.07

d 5 3.28 25.90 53.72
d16 10.39 8.33 35.71
d19 19.79 13.49 3.99
d26 22.14 17.90 1.80
(数値実施例4)
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 87.985 6.37 1.48749 70.2 55.99
2 ∞ 0.15 55.47
3 95.177 2.10 1.61340 44.3 53.79
4 41.892 9.50 1.49700 81.5 50.70
5 313.910 (可変) 49.96
6 -147.328 1.20 1.83481 42.7 25.17
7 51.179 (可変) 24.25
8 -67.939 1.20 1.63854 55.4 24.04
9 42.820 3.05 1.84666 23.8 24.44
10 603.503 (可変) 24.61
11 102.548 4.38 1.49700 81.5 25.52
12 -54.153 0.15 25.51
13 84.047 4.33 1.58913 61.1 25.02
14 -46.193 1.20 1.85026 32.3 24.72
15 -328.192 1.00 24.53
16(絞り) ∞ (可変) 24.30
17 -40.141 1.20 1.70154 41.2 22.75
18 38.237 3.99 1.80518 25.4 23.52
19 -144.512 (可変) 23.80
20 -162.648 2.65 1.69680 55.5 25.14
21 -44.184 0.15 25.49
22 104.363 5.23 1.60311 60.6 25.68
23 -32.455 1.25 1.84666 23.8 25.59
24 -161.413 0.15 25.83
25 54.431 2.32 1.77250 49.6 25.86
26 159.429 (可変) 25.60
27 74.249 1.20 1.88300 40.8 25.04
28 29.242 3.31 24.25
29 -226.427 2.88 1.80518 25.4 24.34
30 -39.996 3.28 24.59
31 -34.868 1.25 1.88300 40.8 24.07
32 133.414 5.14 25.08
33 59.157 3.65 1.69895 30.1 29.63
34 -11653.868 29.98

各種データ
ズーム比 4.02
広角 中間 望遠
焦点距離 72.20 135.10 290.00
Fナンバー 4.21 4.58 5.66
画角 16.68 9.10 4.27
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 184.65 215.85 238.64
BF 44.95 47.04 56.54

d 5 3.28 34.48 57.28
d 7 4.03 4.55 3.88
d10 24.10 14.27 1.15
d16 6.05 21.98 42.30
d19 16.55 9.94 3.40
d26 13.40 11.30 1.80
Figure 2011180218

L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群 L5 第5レンズ群 L6 第6レンズ群
L7 第7レンズ群 SP 絞り SP2 副絞り IP 像面
Y 像高 d d線 g g線 C C線 F F線
M メリディオナル像面 S サジタル像面

Claims (9)

  1. N(Nは5以上の整数)以上のレンズ群を有し、物体側から数えて第(N−1)レンズ群が正の屈折力、第Nレンズ群が負の屈折力であり、ズーミングに際して該第(N−1)レンズ群以外の複数のレンズ群が移動し、無限遠物体から至近距離物体へのフォーカスに際し、少なくとも該第Nレンズ群が像側へ移動し、該第Nレンズ群の焦点距離をfN、全系の望遠端における焦点距離をfTとするとき、
    0.1<|fN/fT|<1.0
    なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第Nレンズ群の物体側の面頂点から該第Nレンズ群の前側主点位置までの距離をo1N、該第Nレンズ群の光軸上の長さをbkNとするとき、
    −0.5<o1N/bkN<0.22
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 物体側から数えて第(N−2)レンズ群は負の屈折力であり、広角端から望遠端へのズーミングに際し、像側に移動することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. フォーカシングの際、前記第Nレンズ群と、物体側から数えて第3レンズ群から第(N−1)レンズ群のうちの少なくとも1つのレンズ群が移動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第Nレンズ群は、物体側より像側へ順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズ、正レンズ、負レンズ、正レンズより構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記ズームレンズは、物体側より像側へ順に正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群、負の屈折力の第6レンズ群より構成され、ズーミングのためには第2、第5レンズ群は不動であり、ズーミングに際して該第1、第3、第4、第6レンズ群が移動することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項のズームレンズ。
  7. 前記ズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群より構成され、ズーミングのためには該第4レンズ群は不動であり、ズーミングに際し、第1、第2、第3、第5レンズ群が移動することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項のズームレンズ。
  8. 前記ズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群、正の屈折力の第6レンズ群、負の屈折力の第7レンズ群より構成され、ズーミングのためには該第2、第6レンズ群は不動であり、ズーミングに際して該第1、第3、第4、第5、第7レンズ群が移動することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項のズームレンズ。
  9. 請求項1から8のいずれか1項のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する固体撮像素子を有していることを特徴とする撮像装置。
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