JP6226611B2 - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ズームレンズに関し、例えばデジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、TVカメラ、監視用カメラ等の撮像装置の撮像光学系として好適なものである。
近年、固体撮像素子を用いた撮像装置に用いられる撮像光学系においては、広画角で歪曲が小さく、物体距離全般にわたり高性能(高解像力)なズームレンズであることが要求されている。また像面側にクイックリターンミラーを配置する一眼レフカメラの交換レンズの場合は十分な長さのバックフォーカスを有することが要求されている。広画角のズームレンズとして、負の屈折力のレンズ群が先行する(最も物体側に位置する)ネガティブリード型のズームレンズが知られている。このうち撮影全画角100度以上の広角域からのズーミングが可能な、広画角のズームレンズが知られている(特許文献1、2)。
特許文献1では、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正又は負の屈折力の第4レンズ群より成る、広角端での撮影全画角120度で、ズーム比2程度の広画角のズームレンズを開示している。特許文献2では、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群より成る、広角端での撮影全画角114.7度で、ズーム比1.65程度の広画角のズームレンズを開示している。
この他、特許文献2では負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群よりなり、広角端での撮影全画角114.7度でズーム比1.65程度の広画角のズームレンズを開示している。
特開2005−106878号公報 特開2007−94174号公報
ネガティブリード型のズームレンズは広画角化及び長いバックフォーカスを得るのが容易である。
しかしながらネガティブリード型のズームレンズは、レンズ構成が開口絞りに対して非対称な配置となるため、像面湾曲や歪曲などの収差が多く発生し、これらの収差補正が難しくなる。特に撮影画角が120度を超えるような超広画角域を含むズームレンズは、前述の諸収差が多く発生してくる。またネガティブリード型のズームレンズは、フォーカシングに際しての収差変動も多くなり、無限遠から至近距離の物体距離全般にわたり高い光学性能を得るのが難しい。
特許文献1では第1レンズ群を2つの負レンズからなる負の屈折力の第1Aレンズ群と2つの負レンズを含む負の屈折力の第1Bレンズ群に分けて、このうち第1Bレンズ群でフォーカシングを行っている。特許文献1では、第1レンズ群内を軸外光線が大きく屈折している部分でレンズ群を2つの部分レンズ群に分割して、そのうちの一方の第1Bレンズ群でフォーカシングを行っているため、第1Bレンズ群の移動に伴う軸外光線の光路変動が大きい。
そのため、フォーカシングによる軸外収差、特に像面湾曲の変動が大きく、無限遠から至近距離までの全ての領域で良好な光学性能を得ることが難しくなる傾向があった。
特許文献2では、第2レンズ群内の正の屈折力の接合レンズをフォーカスレンズ群としてフォーカシングを行っている。しかしながら、撮影画角110度程の超広画角域ではフォーカスレンズ群に入射する軸外光線の角度が大きい。このため、フォーカスレンズ群の移動に伴う軸外光線の光路の変動が大きく、フォーカシングによる軸外収差、特に像面湾曲の変動が大きく、無限遠から至近距離までの全ての領域で良好な光学性能を得ることが難しくなる傾向があった。
一般に広画角域を含むズームレンズは、フォーカシングによる光学系内を通る光線の経路の変化が顕著であるため、フォーカシングによる軸外収差の変動が大きくなる傾向がある。ネガティブリード型のズームレンズにおいて広画角化を図りつつ、物体距離全般にわたり高い光学性能を得るには、フォーカシングの際に移動させるフォーカスレンズ群を適切に設定することが重要になってくる。更にフォーカスレンズ群の屈折力そしてフォーカスレンズ群の無限遠から至近距離へのフォーカシングに際しての移動量等を適切に設定することが重要になってくる。
これらの構成が不適切であると、広画角化を図りつつ無限遠から至近距離までの物体距離全般にわたり高い光学性能を得るのが大変困難になってくる。
本発明は、広画角で物体距離全般にわたり高い光学性能が得られるズームレンズ及びそれを有する撮像装置を提供することを目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に、負の屈折力の前群、正の屈折力の後群からなり、広角端に比べて望遠端において、前記前群と前記後群の間隔が短くなるズームレンズであって、前記前群は、ズーミングに際して一体的に移動する一つのレンズ群からなり、前記後群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第2aレンズ群、正の屈折力の第2bレンズ群、正又は負の屈折力の第2cレンズ群から構成され、無限遠から最至近距離へのフォーカシングに際して、前記第2aレンズ群が像側に移動し、第2bレンズ群が物体側に移動し、前記第2aレンズ群の焦点距離をf2a、前記第2bレンズ群の焦点距離をf2bとするとき、
1.1<f2b/f2a<3.0
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、広画角で物体距離全般にわたり高い光学性能が得られるズームレンズが得られる。
実施例1の広角端におけるレンズ断面図 (a),(b) 実施例1の広角端における無限遠と最至近距離での縦収差図 (a),(b) 実施例1の望遠端における無限遠と最至近距離での縦収差図 実施例2の広角端におけるレンズ断面図 (a),(b) 実施例2の広角端における無限遠と最至近距離での縦収差図 (a),(b) 実施例2の望遠端における無限遠と最至近距離での縦収差図 実施例3の広角端におけるレンズ断面図 (a),(b) 実施例3の広角端における無限遠と最至近距離での縦収差図 (a),(b) 実施例3の望遠端における無限遠と最至近距離での縦収差図 本発明によるズームレンズを使用した撮像装置の要部概略図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に、負の屈折力の前群、正の屈折力の後群からなっている。広角端に比べて望遠端において、前群と後群の間隔が短くなる。前群はズーミングに際して一体的に移動する負の屈折力の第1レンズ群より構成されている。後群は物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第2aレンズ群、正の屈折力の第2bレンズ群、正又は負の屈折力の第2cレンズ群から構成されている。
そして無限遠から最至近距離へのフォーカシング(フォーカスに際して、第2aレンズ群は像側へ移動し、第2bレンズ群は物体側へ異なった速度で移動する。
図1は本発明の実施例1の広角端(短焦点距離端)におけるレンズ断面図である。図2(a),(b)は実施例1の広角端における無限遠と最至近距離における縦収差図である。図3(a),(b)は実施例1の望遠端(長焦点距離端)における無限遠と最至近距離における縦収差図である。図4は本発明の実施例2の広角端におけるレンズ断面図である。図5(a),(b)は実施例2の広角端における無限遠と最至近距離における縦収差図である。図6(a),(b)は実施例1の望遠端における無限遠と最至近距離における縦収差図である。
図7は本発明の実施例3の広角端におけるレンズ断面図である。図8(a),(b)は実施例3の広角端における無限遠と最至近距離における縦収差図である。図9(a),(b)は実施例3の望遠端における無限遠と最至近距離における縦収差図である。図10は本発明のズームレンズを備える一眼レフカメラ(撮像装置)の要部概略図である。各実施例のズームレンズは、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ等の撮像装置に用いられる撮像光学系である。レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。
レンズ断面図において、LFは負の屈折力(光学的パワー=焦点距離の逆数)の前群である。LRは1以上のレンズ群を含み全体として正の屈折力の後群である。実施例1乃至3において前群LFは負の屈折力の第1レンズ群L1より構成されている。後群LRは物体側から像側へ順に、正の屈折力の第2aレンズ群L2a、正の屈折力の第2bレンズ群L2b、正又は負の屈折力の第2cレンズ群L2cより構成されている。
SPは撮影時の絞り値に応じた撮影光束径を制御する開口径可変の撮影光束径決定部材(以下「開口絞り」と呼ぶ)である。SSP1、SSP2はズーミングに合わせて開口径が変化する開放Fナンバー絞り(開放F絞り)であり、各ズーム位置での開放Fナンバーを決定している。FC1、FC2はフレアカッターであり、開放Fナンバー光束より外側のフレアー光をカット(遮光)している。
IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面が置かれる。又、銀塩フィルム用カメラの撮影光学系として使用する際にはフィルム面に相当する感光面が置かれている。球面収差図において、実線dはd線(波長587.6nm)、2点鎖線gはg線(波長435.8nm)である。非点収差図において点線Mはd線のメリディオナル像面、実線Sはd線のサジタル像面を表している。また、倍率色収差は、d線を基準とした際のg線の差分を表している。
FnoはFナンバーである。ωは撮影半画角(度)である。尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用レンズ群が機構上、光軸上移動可能な両端に位置したときのズーム位置をいう。レンズ断面図において、矢印は広角端から望遠端へのズーミングに際しての各レンズ群の移動軌跡を示している。
各実施例では、広角端から望遠端へのズーミングに際し、矢印の如く負の屈折力の前群LFと正の屈折力の後群LRの空気間隔が短く(小さく)なるように、移動する。具体的には前群LFが像側に凸状を描く軌跡で光軸上を移動する。後群LRの移動は次のとおりである。
図1の実施例1、図4の実施例2では第2aレンズ群L2a、第2bレンズ群L2b、第2cレンズ群L2cは互いに異なる軌跡で物体側へ移動する。図7の実施例3では第2aレンズ群は物体側へ移動し、第2bレンズ群L2bと第2cレンズ群L2cは第2aレンズ群L2aとは異なった軌跡で物体側へ移動する。第2bレンズ群L2bと第2cレンズ群L2cは互いに同じ軌跡で移動する。
ズーミングに際してこのような移動をすることで、撮影画角120度を超える超広画角のズームレンズを得ている。特に広角端から望遠端へのズーミングを効率良く行い、前群LFの移動により変倍による像面位置の補正も確実に行っている。
前群LFは、物体側から像側へ順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズを少なくとも3枚配置している。そしてそれらの3つの負レンズのうちの少なくとも2面を非球面形状としている。このときの少なくとも2つの非球面のうち1つは光軸(レンズ中心)から周辺に向かって正の屈折力が強くなる非球面形状であり、他の1つは光軸から周辺に向かって負の屈折力が強くなる非球面形状である。光軸から周辺に向かって正の屈折力が強くなる非球面形状は、前群LFに配した負レンズにより発生する強い負の歪曲収差を補正する役割を担っている。
本発明のような超広画角系のズームレンズでは、物体側の前群LFに強い負の屈折力を有したレンズを多く配置するため、負の歪曲収差が大きく発生する。その負の歪曲収差を良好に補正するには、光軸から周辺に向かって正の屈折力が強くなる形状の非球面を効果的に配置するのが良い。
一方、光軸から周辺に向かって負の屈折力が強くなる形状の非球面は、広画角系のズームレンズで問題となる像面湾曲を補正する役割を担っている。一般に本発明のようなレトロフォーカスタイプの非対称形の超広画角系のズームレンズでは、画面周辺部で像面が急激にオーバー方向に倒れる像面湾曲が発生する。
特に超広画角化を図るとその傾向が強くなる。このため、各実施例では前述の2つの非球面に加えて光軸から周辺に向かって負の屈折力が強くなる形状の非球面でその像面湾曲を補正している。超広画角域を含むズームレンズは、特に広角端において歪曲収差と像面湾曲をバランス良く補正することが重要になってくる。そこで各実施例では、前群LFのレンズ構成を上記のようなレンズ構成としている。
各実施例のズームレンズでは、正の屈折力の後群LRは物体側から像側へ順に、正の屈折力の第2aレンズ群L2a、正の屈折力の第2bレンズ群L2b、正又は負の屈折力の第2cレンズ群L2cを有している。
無限遠から最至近距離へのフォーカスに際しては、第2aレンズ群L2aは像側へ第2bレンズ群L2bは物体側で光軸上を移動する。この時の、フォーカシングは第2aレンズ群L2aが主にその機能を果たしており、フォーカシングに際して光軸上の移動量の絶対値は第2bレンズ群L2bより第2aレンズ群L2aの方が大きくなるようにしている。第2bレンズ群L2aは弱い正の屈折力を有するレンズ群であり、光軸上を移動させてもフォーカシング作用は少なく、第2aレンズ群L2aによるフォーカシングの際に生ずる像面湾曲の変動を補正する役割を果たしている。
尚、レンズ群とはズーミングやフォーカシングの際に変化する光軸に沿ったレンズ間隔によって分けられる部分をいう。超広画角域を含む負レンズ群先行型のズームレンズにおいて、正の屈折力の後群LRの最も物体側の正の屈折力の部分レンズ群でフォーカスを行うと、無限遠から最至近距離へのフォーカシングにおいてサジタル像面が大きくアンダー方向に変動する。ここで正の屈折力の部分レンズ群は例えば第2aレンズ群L2aである。
そこで各実施例では、そのときのサジタル像面のフォーカシングに際しての変動を弱い屈折力の第2bレンズ群L2bと第2aレンズ群L2aを光軸上逆方向でかつ異なる速さで動かして補正している。
即ち各実施例では、正の屈折力の第2bレンズ群L2bを正の屈折力の第2aレンズ群L2aと光軸上逆方向且つ異なる早さで移動させることで所謂フローティングフォーカスを行っている。第2bレンズ群L2bを第2aレンズ群L2aと光軸上逆方向に動かすと、サジタル像面の変動は第2aレンズ群L2aを移動させた場合とは逆方向に変動し、像焦点位置は第2aレンズ群L2bを移動させた場合と同じ方向に変動する。
即ち、第2bレンズ群L2bを第2aレンズ群L2aとは光軸上逆方向に移動させることで、無限遠から最至近距離へのフォーカシングにおいて、フォーカス駆動量を小さく保ち、且つサジタル像面の変動も少ない良好な撮影画像を得ている。
第2bレンズ群L2bは、物体側の面が凸形状のレンズ面と像側の面が凸形状のレンズ面をそれぞれ少なくとも1つ有する構成としている。そして、第2bレンズ群L2b内で発生する収差を打ち消し合うようにし、且つ第2bレンズ群L2b全体を適度に弱い屈折力を有する状態に保っている。これにより、第2bレンズ群L2bがフォーカス作用にあまり影響を与えずに、像面湾曲の変動を良好に補正するようにしている。
また、第2bレンズ群L2bの最も像側のレンズ面は、像側に緩い凸面を向けたレンズ形状である。これにより、第2bレンズ群L2bから射出する光線に正の屈折を与えて、正の屈折力の第2aレンズ群L2aのフォーカスにより変動する像面湾曲を逆方向に発生させて補正している。また各実施例のズームレンズでは、第2aレンズ群L2aの焦点距離f2a、第2bレンズ群L2bの焦点距離をf2bとするとき、以下の条件式を満足する構成としている。
1.1<f2b/f2a<3.0 ・・・(1)
条件式(1)は、第2aレンズ群L2aの焦点距離に対する第2bレンズ群L2bの焦点距離の比を規定する。条件式(1)は第2bレンズ群L2bのフローティングにより第2aレンズ群L2aによるフォーカシングを適切に補足し、且つフォーカシングに伴う像面湾曲の変動を良好に補正するためのものである。条件式(1)の下限を超えて第2bレンズ群L2bの屈折力が強くなりすぎると、球面収差を始めとした諸収差の変動が大きくなり、諸収差の補正が困難となる。
また条件式(1)の上限を超えて第2bレンズ群L2bの屈折力が弱くなりすぎると、フォーカシングに際して像面湾曲の変動の補正が不十分となる。また同時に第2bレンズ群L2bのフローティングの際の移動量が大きくなり過ぎてくるので望ましくない。
以上のように、本発明によれば、物体距離全般にわたり高い光学性能が得られるズームレンズが得られる。各実施例において更に好ましくは次の条件式のうち1以上を満足するのが良い。無限遠から最至近距離へのフォーカシングにおける第2aレンズ群L2aの移動量をDF1、無限遠から最至近距離へのフォーカシングにおける第2bレンズ群L2bの移動量をDF2とする。
ここで、無限遠から最至近距離へのフォーカシングにおけるレンズ群の移動量とは、無限遠と最至近距離でのレンズ群の位置の差をいう。移動量の符号はレンズ群が無限遠から最至近距離へのフォーカシングに際して像側へ移動するときを正とし、物体側へ移動するときを負とする。広角端における後群LRの焦点距離をfRとする。第2cレンズ群L2cの焦点距離をf2cとする。広角端における全系の焦点距離をfwとする。前群LFの焦点距離をf1、望遠端におけるレンズ全長(最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離)をTDLtとする。このとき、次の条件式のうち1以上を満足するのが良い。
−0.50<DF2/DF1<−0.05 ・・・(2)
0.7<f2a/fR<3.0 ・・・(3)
−0.5<fR/f2c<0.5 ・・・(4)
2.5<f2a/fw<6.0 ・・・(5)
0.06<|f1|/TDLt<0.25 ・・・(6)
1.2<fR/|f1|<3.0 ・・・(7)
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。
条件式(2)は、フォーカシングに際しての第2aレンズ群L2aの移動量に対する第2bレンズ群L2bの移動量の比を規定し、主にフォーカシングに際しての像面湾曲の変動を良好に補正するためのものである。
条件式(2)の下限を超えてフォーカシングに際して第2aレンズ群L2aの移動量に対する第2bレンズ群の移動量の絶対値が大きいと、フォーカシングに際して像面湾曲の変動を補正が過剰となるため望ましくない。また同時に、第2bレンズ群L2bのフォーカシングのための空気間隔が大きくなり、全系が大型化するので望ましくない。また、条件式(2)の上限を超えてフォーカシングに際しての第2aレンズ群L2aの移動量に対する第2bレンズ群L2bの移動量の絶対値が小さいと、フォーカシングに際して像面湾曲の変動を補正するのが困難になる。
条件式(3)は、後群LR内における第2aレンズ群L2aの焦点距離を適切に規定し、主に第2aレンズ群L2aによるフォーカシングと収差補正をバランスを良く行うものである。条件式(3)の下限を超えて第2aレンズ群L2aの屈折力が強くなりすぎると、フォーカシングに際して球面収差を始めとする諸収差の変動が大きくなり、諸収差の変動を補正するのが困難になる。また条件式(3)の上限を超えて第2aレンズ群L2aの屈折力が弱くなりすぎると、無限遠から最至近距離までのフォーカシングに必要なフォーカス移動量が大きくなり、全系が大型化するため望ましくない。
条件式(4)は、第2cレンズ群L2cの焦点距離に対する後群LRの焦点距離の比を適切に規定し、主に十分な長さのバックファーカスを確保しながらも全系の小型化を図りつつ諸収差をバランス良く補正するためのものである。条件式(4)の下限を超えて第2cレンズ群L2cの屈折力が負の方向に強くなると、バックフォーカスが長くなり過ぎて全系が大型化するため望ましくない。
また同時に、正の屈折力の後群LR内の屈折力のバランスを保つために第2aレンズ群L2a、第2bレンズ群L2bの正の屈折力が強くなり過ぎ、諸収差が大きく発生してきて、これらの補正が困難となる。また、条件式(4)の上限を超えて第2cレンズ群L2cの屈折力が正の方向に強くなると、十分な長さのバックフォーカスを確保することが難しくなるため望ましくない。また同時に、後群LR全体の正の屈折力が強くなり過ぎ、諸収差が正の方向に大きく発生してきて、これらの補正が困難となる。
条件式(5)は、広角端における全系の焦点距離に対する第2aレンズ群L2aの焦点距離の比を規定し、主に第2aレンズ群L2aによるフォーカシングと収差補正をバランス良く行うためのものである。条件式(5)の下限を超えて第2aレンズ群L2aの屈折力が強くなりすぎると、フォーカシングに際して球面収差を始めとする諸収差が大きくなり、諸収差の変動を補正するのが困難になる。また条件式(5)の上限を超えて第2aレンズ群L2aの屈折力が弱くなりすぎると、無限遠から最至近距離までのフォーカシングに必要なフォーカス移動量が大きくなり、全系が大型化するので望ましくない。
条件式(6)は、望遠端における全系のレンズ全長に対する前群LFの焦点距離の比を規定し、主に十分な長さのバックファーカスを確保しながらも全系の小型化を図りつつ、諸収差をバランス良く補正するためのものである。
条件式(6)の下限を超えて前群LFの負の屈折力の絶対値が大きくなりすぎると、後群LRに入射する光線の入射高が高くなり後群LRが大型化する。更に、前群LFで発生する負の収差が大きくなってこれを後群LRで補正することが困難になる。また、条件式(6)の上限を超えて前群LFの負の屈折力の絶対値が小さくなりすぎると、広画角化が困難となるとともに、十分な長さのバックフォーカスを確保することが困難となる。
条件式(7)は、前群LFの焦点距離に対する広角端における後群LRの焦点距離の比を規定し、主に十分な長さのバックフォーカスを確保しながらも全系の小型化を図りつつ、諸収差をバランス良く補正するためのものである。条件式(7)の下限を超えて前群LFの負の屈折力の絶対値が後群LRの屈折力に比べて小さくなると、十分な長さのバックフォーカスを確保することが困難となると共に、軸上収差が大きく発生してきて、この補正が困難となる。
また、条件式(7)の上限を超えて後群LRの屈折力が前群LFの負の屈折力の絶対値に比べて小さくなると後群LRが大型化してくるとともに、前群LFより発生する負の収差が大きくなってこれを後群LRで補正することが困難となる。また、本発明のズームレンズをより好ましい形態とするには、前記各条件式の範囲を以下のように設定することが良い。
1.2<f2b/f2a<2.8 ・・・(1a)
−0.40<DF2/DF1<−0.06・・・(2a)
1.0<f2a/fR<2.5 ・・・(3a)
−0.3<fR/f2c<0.3 ・・・(4a)
3.0<f2a/fw<5.5 ・・・(5a)
0.07<|f1|/TDLt<0.23・・・(6a)
1.4<fR/|f1|<2.8 ・・・(7a)
以上のように各実施例よれば、広角端で撮影画角120度を超えるような超広画角で、全フォーカス域で良好な像面特性を維持した高画質の画像が得られる。各実施例では全ズーム範囲、また物体距離全般にわたり良好なる光学性能を得るために前群LFと後群LRの各レンズ群を次のように構成している。
第2aレンズ群を物体側から像側へ順に配置された、負レンズと正レンズを接合した接合レンズ、正レンズより構成されている。第2bレンズ群を物体側から像側へ順に配置された正レンズ、負レンズ、正レンズより構成されている。第2cレンズ群を物体側から像側へ順に配置された、負レンズと正レンズを接合した接合レンズ、正レンズ、負レンズと正レンズを接合した接合レンズより構成されている。また前群LFを物体側から像側へ順に配置された、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の4の負レンズ、両凹形状の負レンズ、正レンズから構成している。
次に各実施例のズームレンズのレンズ構成について説明する。実施例1は、ネガティブリードタイプのズームレンズであり、物体側から像側へ順に、負の屈折力の前群LF、正の屈折力の後群LRより構成している。後群LRは、正の屈折力の第2aレンズ群L2aと、正の屈折力の第2bレンズ群L2bと、負の屈折力の第2cレンズ群L2cで構成されている。尚、第2cレンズ群L2cは正の屈折力であっても良い。
広角端から望遠端へのズーミングに際し、前群LFと後群LRの間隔が狭く(短く)なるように、前群LFは像側に凸状の軌跡を描いて移動している。第2aレンズ群L2a、第2bレンズ群L2b、第2cレンズ群L2cはいずれも物体側へ互いに異なった軌跡で移動する。
実施例1は4群ズームレンズである。前群LFは物体側から像側へ順に、負の屈折力のレンズ(以下単に「負レンズ」という)G11、負レンズG12、負レンズG13を有している。更に像側に凹面を向けた負レンズG14、負レンズG15、正レンズG16を有している。無限遠から最至近距離までのフォーカシングに際しては、第2aレンズ群L2aは像側へ第2bレンズ群L2bは物体側へ移動している。
また、第2aレンズ群L2aの物体側にズーミングに際して独立に移動するフレアカッター絞りFC1を配置している。第2bレンズ群L2bと第2cレンズ群L2cの間に開放Fナンバー絞りSSP1を配置している。開放Fナンバー絞りSSP1は、開放Fナンバーでの中心光束を決定する。また更に、第2レンズ群L2cの像側にもズーミングに際して不動のフレアカッター絞りFC2を配置している。開口絞りSPは第2bレンズ群L2bの物体側に配置され、ズーミングに際して第2bレンズ群L2bと一体的(同じ軌跡)に移動する。
各収差図から明らかなように、本実施例はズーム全域で諸収差が良好に補正された高い光学性能を有している。且つ最至近距離へのフォーカシングに際しても像面湾曲の変動が少なく、全フォーカス域で高い光学性能を得ている。
実施例2は、ネガティブリードタイプのズームレンズであり、物体側から像側へ順に、負の屈折力の前群LF、正の屈折力の後群LRより構成している。後群LRは、正の屈折力の第2aレンズ群L2aと、正の屈折力の第2bレンズ群L2bと、負の屈折力の第2cレンズ群L2cより構成されている。第2cレンズ群L2cは正の屈折力であっても良い。広角端から望遠端へのズーミングに際して、前群LFと後群LRの間隔が狭くなる。具体的には、前群LFは像側に凸状の軌跡を描いて移動する。
第2aレンズ群L2a、第2bレンズ群L2b、第2cレンズ群L2cはいずれも物体側へ互いに異なった軌跡で移動する。実施例2は4群ズームレンズである。前群LFと後群LRのレンズ構成は実施例1と同じである。無限遠から最至近距離までのフォーカシングに際しては、実施例1と同じである。また、第2aレンズ群L2aの物体側にズーミングに際して独立に移動するフレアカッター絞りFC1を配置している。
第2bレンズ群L2bと第2cレンズ群L2cの間に開放Fナンバー絞りSSP1を配置している。開放Fナンバー絞りSSP1は、開放Fナンバーでの中心光束を決定する役割と共に、それより外側のフレアー成分をカットするフレアカッターとしての役割を担っている。また更に、第2cレンズ群L2cの像側にもズーミングに際して不動のフレアカッター絞りFC2を配置している。開口絞りSPは第2bレンズ群L2bの物体側に配置され、ズーミングに際して第2bレンズ群L2bと一体的に移動する。
各収差図から明らかなように、本実施例はズーム全域で諸収差が良好に補正された高い光学性能を有している。且つ最至近距離へのフォーカシングに際しても像面湾曲の変動が少なく、全フォーカス域で高い光学性能を得ている。
実施例3は、ネガティブリードタイプのズームレンズであり、物体側から像側へ順に、負の屈折力の前群LF、正の屈折力の後群LRより構成している。後群LRは、正の屈折力の第2aレンズ群L2aと、正の屈折力の第2bレンズ群L2bと、負の屈折力の第2cレンズ群L2cで構成している。第2cレンズ群L2cは正の屈折力であっても良い。無限遠から最至近距離へのフォーカシングに際しては実施例1と同じである。
広角端から望遠端へのズーミングに際して、前群LFは像側へ凸状の軌跡で移動する。第2aレンズ群L2aは物体側へ移動する。第2bレンズ群L2bと第2cレンズ群L2cは第2aレンズ群L2aとは異なる軌跡で物体側へ移動する。第2bレンズ群L2bと第2cレンズ群L2cは互いに同じ軌跡で移動する。
また、第2aレンズ群L2aの物体側に、物体側から順に開放Fナンバー絞りSSP1と開口絞りSPを配置しており、ズーミングに際して第2aレンズ群L2aと一体的に移動する。第2bレンズ群L2bと第2cレンズ群L2cの間に開放Fナンバー絞りSSP2を配置している。開放Fナンバー絞りSSP1と開放Fナンバー絞りSSP2は、開放Fナンバーでの中心光束を決定する役割と共に、それより外側のフレア成分をカットするフレアカッターとしての役割を担っている。また更に、第2cレンズ群L2cの像側にもズーミングに際して不動のフレアカッター絞りFC1を配置している。
各収差図から明らかなように、本実施例はズーム全域で諸収差が良好に補正された高い光学性能を有している。且つ最至近距離へのフォーカシングに際しても像面湾曲の変動が少なく、全フォーカス域で高い光学性能を有している。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
次に、本発明のズームレンズを用いた一眼レフカメラシステム(撮像装置)の実施例を、図10を用いて説明する。図10において、10は一眼レフカメラ本体、11は本発明のズームレンズを搭載した交換レンズである。12は交換レンズ11を通して得られる被写体像を記録するフィルムや撮像素子などの記録手段である。13は交換レンズ11からの被写体像を観察するファインダー光学系、14は交換レンズ11で形成された被写体像を記録手段12とファインダー光学系13に切り替えて伝送するために回動するクイックリターンミラーである。
ファインダーで被写体像を観察する場合は、クイックリターンミラー14を介してピント板15に結像した被写体像をペンタプリズム16で正立像としたのち、接眼光学系17で拡大して観察する。撮影時にはクイックリターンミラー14が矢印方向に回動して被写体像は記録手段12に結像して記録される。18はサブミラー、19は焦点検出装置である。
このように本発明のズームレンズを一眼レフカメラ等の交換レンズ等の撮像装置に適用することにより、高い光学性能を有した撮像装置が実現できる。尚、本発明のズームレンズはクイックリターンミラーのない一眼レフカメラにも同様に適用することができる。又、プロジェクター用の投射レンズにも同様に適用することができる。
次に本発明の各実施例の数値実施例を示す。各数値実施例においてiは物体側からの面の順序を示し、riはレンズ面の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間のレンズ肉厚および空気間隔、ndi、νdiはそれぞれ第i番目のレンズの材料のd線に対する屈折率、アッベ数を示す。BFはバックフォーカスであり、最終レンズ面から像面までの距離で示している。レンズ全長は第1レンズ面から像面までの距離である。非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH軸、光の進行方向を正としRを近軸曲率半径、Kを円錐定数、A4,A6,A8,A10,A12,A14を各々非球面係数としたとき、
なる式で表している。また[e−X]は[×10−X]を意味している。非球面は面番号の後に*を付加して示す。また、各光学面の間隔dが(可変)となっている部分は、ズーミングに際して変化するものである。また前述の各条件式と数値実施例の関係を表1に示す。
(数値実施例1)
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 44.642 3.50 1.77250 49.6
2 30.575 9.02
3* 39.834 3.50 1.59522 67.7
4 26.292 6.00
5 32.116 2.80 1.56907 71.3
6* 14.569 9.50
7 39.825 2.00 1.83481 42.7
8 20.395 10.80
9 -49.294 1.80 1.49700 81.5
10 41.949 2.83
11 39.739 6.53 1.59551 39.2
12 -74.048 (可変)
13(FC1) ∞ (可変)
14 34.156 1.00 1.83481 42.7
15 16.677 3.67 1.49700 81.5
16 69.429 0.15
17 28.518 3.06 1.68893 31.1
18 786.593 (可変)
19(絞りSP) ∞ 1.38
20 103.013 3.85 1.51633 64.1
21 -23.139 0.52
22 -22.534 0.80 1.83481 42.7
23 86.583 0.61
24 32.307 3.80 1.62588 35.7
25 -51.738 0.56
26(SSP1) ∞ (可変)
27 87.697 0.80 1.83481 42.7
28 13.146 3.82 1.49700 81.5
29 46.364 0.28
30 21.023 4.80 1.49700 81.5
31 -24.714 0.10
32 -54.812 1.00 1.80400 46.6
33 14.730 5.56 1.58313 59.4
34* -52.555 (可変)
35(FC2) ∞
非球面データ
第3面
K = 0.000 A 4= 4.70510e-006 A 6=-1.28063e-008 A 8= 2.85216e-011
A10=-2.80741e-014 A12= 1.21207e-017

第6面
K =-1.14600 A 4= 3.01502e-005 A 6=-1.31934e-007 A 8= 7.95882e-010
A10=-2.46864e-012 A12= 3.61458e-015 A14=-2.36308e-018

第34面
K = 1.43692 A 4= 1.31360e-005 A 6=-3.73780e-008 A 8= 4.19002e-010
A10=-3.63062e-012

各種データ
広角 中間 望遠
焦点距離 12.30 17.96 23.64
Fナンバー 4.10 4.10 4.10
半画角(度) 60.38 50.30 42.46
像高 21.64 21.64 21.64
光学全長 167.40 160.44 162.15
BF 38.80 38.80 38.80

d12 18.90 5.61 1.00
d13 9.98 5.14 0.30
d18 4.60 4.42 4.24
d26 1.07 1.37 1.68
d34 0.00 11.04 22.09

ズームレンズ群データ
群 焦点距離
LF -18.76
2a 49.43
2b 79.06
2c -2933.36
LR 37.65

フォーカス移動量(物体距離無限遠→最至近距離(300mm))
群 移動量
2a 3.045
2b -0.300
(数値実施例2)
面データ
面番号 r d nd νd
1 45.887 3.50 1.77250 49.6
2 30.720 8.06
3* 38.003 3.50 1.59522 67.7
4 26.162 6.00
5 31.599 2.80 1.56907 71.3
6* 14.150 9.50
7 37.908 2.00 1.83481 42.7
8 20.303 11.07
9 -48.934 1.80 1.49700 81.5
10 41.161 2.86
11 39.443 6.64 1.59551 39.2
12 -74.091 (可変)
13(FC1) ∞ (可変)
14 34.330 1.00 1.85026 32.3
15 16.113 3.67 1.54814 45.8
16 58.966 0.18
17 28.385 3.08 1.68893 31.1
18 1324.046 (可変)
19(絞りSP) ∞ 1.42
20 91.644 3.86 1.49700 81.5
21 -23.242 0.55
22 -22.946 0.80 1.88300 40.8
23 93.124 0.70
24 35.278 3.65 1.68893 31.1
25 -52.709 0.59
26(SSP1) ∞ (可変)
27 87.305 0.80 1.83481 42.7
28 13.178 3.81 1.49700 81.5
29 46.385 0.26
30 20.826 4.82 1.49700 81.5
31 -24.729 0.10
32 -54.747 1.00 1.80400 46.6
33 14.647 5.62 1.58313 59.4
34* -52.077 (可変)
35(FC2) ∞
非球面データ
第3面
K = 0.000 A 4= 4.03292e-006 A 6=-1.28699e-008 A 8= 2.82932e-011
A10=-2.78839e-014 A12= 1.19245e-017

第6面
K =-1.13252 A 4= 2.96520e-005 A 6=-1.34434e-007 A 8= 7.93257e-010
A10=-2.45844e-012 A12= 3.60709e-015 A14=-2.34289e-018

第34面

K = 2.05983 A 4= 1.33558e-005 A 6=-3.47592e-008 A 8= 3.64581e-010
A10=-3.31340e-012

各種データ
広角 中間 望遠
焦点距離 12.30 17.95 23.60
Fナンバー 4.10 4.10 4.10
半画角(度) 60.38 50.32 42.51
像高 21.64 21.64 21.64
光学全長 167.40 160.21 161.82
BF 38.80 38.80 38.80

d12 19.28 5.74 1.00
d13 9.99 5.15 0.30
d18 4.63 4.55 4.47
d26 1.07 1.30 1.54
d34 0.00 11.04 22.09

ズームレンズ群データ
群 焦点距離
LF -18.94
2a 49.15
2b 82.15
2c -32674.69
LR 37.92

フォーカス移動量(物体距離無限遠→最至近距離(300mm))
群 移動量
2a 3.098
2b -0.379
(数値実施例3)
面データ
面番号 r d nd νd
1 47.728 3.50 1.77250 49.6
2 31.157 7.74
3* 41.094 3.50 1.59522 67.7
4 25.707 6.00
5 30.632 2.80 1.56907 71.3
6* 14.238 9.50
7 35.822 2.00 1.83481 42.7
8 20.125 11.13
9 -51.475 1.80 1.49700 81.5
10 40.426 2.26
11 36.576 6.95 1.59551 39.2
12 -76.990 (可変)
13(SSP1) ∞ 0.50
14(絞りSP) ∞ 0.50
15 31.195 1.00 1.83400 37.2
16 15.838 3.79 1.51742 52.4
17 61.117 0.15
18 28.366 3.00 1.67270 32.1
19 366.598 (可変)
20 85.928 4.01 1.49700 81.5
21 -22.195 0.35
22 -22.104 0.80 1.83481 42.7
23 88.064 0.81
24 38.049 3.69 1.67270 32.1
25 -46.614 0.50
26(SSP2) ∞ 1.15
27 110.524 0.80 1.83481 42.7
28 13.389 3.94 1.49700 81.5
29 56.474 0.15
30 21.374 5.03 1.49700 81.5
31 -24.002 0.10
32 -49.555 1.00 1.80400 46.6
33 14.867 6.06 1.58313 59.4
34* -54.784 (可変)
35(FC2) ∞
非球面データ
第3面
K = 0.000 A 4= 5.82898e-006 A 6=-1.43491e-008 A 8= 2.99848e-011
A10=-2.87674e-014 A12= 1.21227e-017

第6面
K =-1.07646 A 4= 3.04718e-005 A 6=-1.30498e-007 A 8= 7.85119e-010
A10=-2.43141e-012 A12= 3.59143e-015 A14=-2.44438e-018

第34面
K = 2.62355 A 4= 1.32159e-005 A 6=-3.88594e-008 A 8= 3.62573e-010
A10=-3.24894e-012

各種データ
広角 中間 望遠
焦点距離 12.30 17.96 23.60
Fナンバー 4.10 4.10 4.10
半画角(度) 60.38 50.30 42.51
像高 21.64 21.64 21.64
光学全長 167.40 160.30 162.09
BF 38.80 38.80 38.80

d12 29.16 10.63 1.00
d19 4.95 5.24 5.54
d34 0.00 11.13 22.25

ズームレンズ群データ
群 焦点距離
LF -19.14
2a 49.76
2b 73.18
2c -642.52
LR 37.87

フォーカス移動量(物体距離無限遠→最至近距離(300mm))
群 移動量
2a 3.206
2b -0.317
LF 前群 L1 第1レンズ群 LR 後群 L2a 第2aレンズ群
L2b 第2bレンズ群 L2c 第2cレンズ群

Claims (12)

  1. 物体側から像側へ順に、負の屈折力の前群、正の屈折力の後群からなり、広角端に比べて望遠端において、前記前群と前記後群の間隔が短くなるズームレンズであって、
    前記前群は、ズーミングに際して一体的に移動する一つのレンズ群からなり、
    前記後群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第2aレンズ群、正の屈折力の第2bレンズ群、正又は負の屈折力の第2cレンズ群から構成され、
    無限遠から最至近距離へのフォーカシングに際して、前記第2aレンズ群が像側に移動し、第2bレンズ群が物体側に移動し、
    前記第2aレンズ群の焦点距離をf2a、前記第2bレンズ群の焦点距離をf2bとするとき、
    1.1<f2b/f2a<3.0
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 無限遠から最至近距離へのフォーカシングにおける前記第2aレンズ群の移動量をDF1、無限遠から最至近距離へのフォーカシングにおける前記第2bレンズ群の移動量をDF2とするとき、
    −0.50<DF2/DF1<−0.05
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 広角端における前記後群の焦点距離をfRとするとき、
    0.7<f2a/fR<3.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第2cレンズ群の焦点距離をf2c、広角端における前記後群の焦点距離をfRとするとき、
    −0.5<fR/f2c<0.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレ
    ンズ。
  5. 広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
    2.5<f2a/fw<6.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記前群の焦点距離をf1、望遠端におけるレンズ全長をTDLtとするとき、
    0.06<|f1|/TDLt<0.25
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記前群の焦点距離をf1、広角端における前記後群の焦点距離をfRとするとき、
    1.2<fR/|f1|<3.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレ
    ンズ。
  8. 広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記前群は像側へ凸状の軌跡で移動し、前記第2aレンズ群、前記第2bレンズ群及び前記第2cレンズ群は互いに異なる軌跡で物体側へ移動することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記前群は像側へ凸状の軌跡で移動し、前記第2aレンズ群は物体側へ移動し、前記第2bレンズ群と前記第2cレンズ群は前記第2aレンズ群とは異なる軌跡で物体側へ移動し、前記第2bレンズ群と前記第2cレンズ群は互いに同じ軌跡で移動することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 前記第2aレンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、負レンズと正レンズを接合した接合レンズ、正レンズからなり
    前記第2bレンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、正レンズ、負レンズ、正レンズから構成され、
    前記第2cレンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、負レンズと正レンズを接合した接合レンズ、正レンズ、負レンズと正レンズを接合した接合レンズから構成されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  11. 前記前群は、物体側から像側へ順に配置された、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の4枚の負レンズ、両凹形状の負レンズ、正レンズからなることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成される像を受光する撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
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