JP6296804B2 - 光学系及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光学系及びそれを有する撮像装置に関し、例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、TVカメラ、監視用カメラ、銀塩フィルム用カメラ等の撮影光学系として好適なものである。
デジタルスチルカメラや銀塩フィルム用カメラ等のうち、一眼レフカメラに用いられる撮影光学系には、撮影画角が40°から60°程度と広画角化が求められている。また、これらの撮影光学系には、高い光学性能を有すると共に、大口径比で、しかも迅速なフォーカシングを行うこと等が求められている。大口径比化により高速なシャッタースピードが得られ、例えば屋内撮影等において手振れを低減することが容易となる。
一般に撮影光学系におけるフォーカシング方式としては撮影光学系全体を移動させる方式や、撮影光学系の一部のレンズ群を移動させたりする方式がある。これらの方式のうち、撮影光学系の中間レンズ群でフォーカシングを行うインナーフォーカス方式が知られている。このインナーフォーカス方式は、撮影光学系全系を移動させるフォーカシング方式に対して、フォーカシング用のレンズ群(フォーカシングレンズ群)の移動量を少なくすることができ、また、フォーカシングレンズ群の小型化と軽量化が容易である。
その結果、フォーカシングに際しての移動を高速に行うことができ、また、フォーカシング時の駆動トルクを低減することができるため、例えば自動焦点検出装置を有する撮影装置に適用したときは駆動モータを小型化することが容易になる。
従来、撮影画角が比較的広画角で、インナーフォーカス方式を用いた撮影光学系が知られている(特許文献1,2)。特許文献1および特許文献2では、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群を有し、第2レンズ群にてフォーカシングを行った撮影光学系を開示している。
また、大口径比で広画角の撮影光学系において、インナーフォーカス方式を採用すると、フォーカシングレンズ群よりも物体側のレンズ群において、軸上光束や軸外光束の主光線の光軸からの高さが大きく変動する。このため、フォーカシングに際して収差の変動が大きくなる。これに対して近距離物体へのフォーカシングに伴う収差の変動を低減するために、複数のレンズ群を移動させてフォーカシングを行う、所謂フローティングを用いた撮影光学系が知られている(特許文献3)。
特許文献3では、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有する撮影光学系を開示している。そしてフォーカシングに際して、第2レンズ群および、第4レンズ群を移動させることにより、全物体距離にわたり高い光学性能を得ている。
更に、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有する撮影光学系を開示している。そしてフォーカシングに際して第2レンズ群および、第4レンズ群を移動させることにより、全物体距離にわたり高い光学性能を得ている。
特開平1−154111号公報 特開平1−185507号公報 特開2012−168456号公報
インナーフォーカス方式では比較的、小型軽量のレンズ群でフォーカシングすることができ、迅速なるフォーカシングが容易である。また撮影可能な最短撮影距離が短い等の特徴がある。
しかしながら一般に光学系全体を移動させるフォーカス方式に対し、インナーフォーカス方式では、フォーカスレンズ群を移動させたときの収差変動が大きくなり、物体距離全域にわたり良好に収差補正を行うことが困難である。例えば撮影光学系の開口絞り近傍に配置された中間レンズ群においてフォーカシングを行うインナーフォーカス方式では、フォーカシングに際して、球面収差、コマ収差の収差変動が大きくなる。このときの収差変動は撮影光学系を大口径比化すると、その傾向が顕著となる。
また広画角の撮影光学系では歪曲収差が増大し、フォーカシングに際して歪曲収差の変動が大きくなる傾向がある。
そのため、インナーフォーカス方式を用いて撮影光学系において広画角化及び大口径比化を図る場合には、フォーカスレンズ群を含め、撮影光学系を構成する各レンズ群の屈折力やレンズ構成等を適切に設定することが必要となる。これらの構成を適切に構成しないと、フォーカシングに際して収差変動が増大し、物体距離全般にわたり高い光学性能を得るのが困難になる。特に広画角化、大口径比化を図りつつ、高い光学性能を得るのが困難になる。
本発明は、広画角、大口径比で迅速なフォーカシングが容易で、しかも全物体距離にわたり高い光学性能が容易に得られる光学系の提供を目的とする。
本発明の光学系は、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の前群、開口絞り、正の屈折力の後群より構成される光学系であって
前記前群は、物体側より像側へ順に配置された、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して物体側へ移動する負の屈折力のレンズ系FAと像側へ移動する負の屈折力のレンズ系FBとを有し、又は前記前群は、物体側より像側へ順に配置された、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して像側へ移動する正の屈折力のレンズ系FAと像側へ移動する負の屈折力のレンズ系FBとを有し、
前記レンズ系FBの焦点距離をfFB、全系の焦点距離をf、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングにおける前記レンズ系FAの移動量をXA、前記レンズ系FBの移動量をXBとするとき、
0.70<|fFB/f|<3.00
0.05<|XA/XB|<0.50
なる条件式を満足することを特徴としている。
この他、本発明の光学系は、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の前群、開口絞り、正の屈折力の後群より構成される光学系であって、
前記前群は、物体側より像側へ順に配置された、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して物体側へ移動する負の屈折力のレンズ系FAと像側へ移動する負の屈折力のレンズ系FBとを有し、又は前記前群は、物体側より像側へ順に配置された、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して像側へ移動する正の屈折力のレンズ系FAと像側へ移動する負の屈折力のレンズ系FBとを有し、
前記レンズ系FBの焦点距離をfFB、全系の焦点距離をf、無限遠物体に合焦しているときの前記レンズ系FBよりも物体側に位置するレンズ系の焦点距離をff、前記後群の焦点距離をfLRとするとき、
0.70<|fFB/f|<3.00
0.60<ff/fLR<1.30
なる条件式を満足することを特徴としている。
この他、本発明の光学系は、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の前群、開口絞り、正の屈折力の後群より構成される光学系であって、
前記前群は、物体側より像側へ順に配置された、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して物体側へ移動する負の屈折力のレンズ系FAと像側へ移動する負の屈折力のレンズ系FBとを有し、又は前記前群は、物体側より像側へ順に配置された、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して像側へ移動する正の屈折力のレンズ系FAと像側へ移動する負の屈折力のレンズ系FBとを有し、
前記レンズ系FBは1以上の正レンズと1以上の負レンズを有し、
前記レンズ系FBの焦点距離をfFB、全系の焦点距離をf、前記1以上の正レンズのうち少なくとも一つの正レンズの材料のアッベ数をνdとするとき、
0.70<|fFB/f|<3.00
νd<23.5
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、広画角、大口径比で迅速なフォーカシングが容易で、しかも全物体距離にわたり高い光学性能が容易に得られる光学系が得られる。
実施例1の光学系のレンズ断面図 (A),(B) 実施例1の光学系の無限遠物体と至近距離物体に合焦しているときの収差図 実施例2の光学系のレンズ断面図 (A),(B) 実施例2の光学系の無限遠物体と至近距離物体に合焦しているときの収差図 実施例3の光学系のレンズ断面図 (A),(B) 実施例3の光学系の無限遠物体と至近距離物体に合焦しているときの収差図 実施例4の光学系のレンズ断面図 (A),(B) 実施例4の光学系の無限遠物体と至近距離物体に合焦しているときの収差図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下、本発明の光学系および、それを有する撮像装置について説明する。本発明の光学系は、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の前群、開口絞り、正の屈折力の後群より構成される。
前群は遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングに際して、像側へ移動する負の屈折力のレンズ系FBと物体側へ移動する負の屈折力のレンズ系FAを有している。又は前群は遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングに際して像側へ移動する負の屈折力のレンズ系FBと像側へ移動する正の屈折力のレンズ系FAを有している。尚、本発明の光学系は撮像装置に用いられる撮影光学系やプロジェクター等の光学装置に用いられる投射光学系にも適用できる。
図1は本発明の光学系の実施例1の無限遠物体にフォーカシングしたとき(合焦時)のレンズ断面図である。図2(A),(B)は実施例1の光学系において無限遠物体と近距離物体(450mm)に合焦時の縦収差図である。実施例1は撮影画角47.6度、Fナンバー1.45程度の光学系である。
図3は本発明の光学系の実施例2の無限遠物体にフォーカシングしたときのレンズ断面図である。図4(A),(B)は実施例2の光学系において無限遠物体と近距離物体(300mm)に合焦時の縦収差図である。実施例2は撮影画角62.2度、Fナンバー1.45程度の光学系である。
図5は本発明の光学系の実施例3の無限遠物体にフォーカシングしたときのレンズ断面図である。図6(A),(B)は実施例3の光学系において無限遠物体と近距離物体(300mm)に合焦時の縦収差図である。実施例3は撮影画角63.0度、Fナンバー1.45程度の光学系である。
図7は本発明の光学系の実施例4の無限遠物体にフォーカシングしたときのレンズ断面図である。図8(A),(B)は実施例4の光学系において無限遠物体と近距離物体(300mm)に合焦時の縦収差図である。実施例4は撮影画角64.2度、Fナンバー1.45程度の光学系である。
ここで近距離物体の数値は後述する数値実施例をmm単位で表したときの数値である。図9は本発明の撮像装置の要部概略図である。レンズ断面図において左側が物体側(前方、拡大側)、右側が像側(後方、縮小側)である。OLは光学系であり、物体側から像側へ順に正の屈折力の前群LF、開口絞りSP、正の屈折力の後群LRより成っている。
FAはフォーカシングに際して移動するレンズ系である。FBはフォーカシングに際して移動するレンズ系である。矢印は無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際してのレンズ系FAとレンズ系FBの移動方向を示している。レンズ系FBは主にフォーカシングを行い、レンズ系FAはフォーカシングに際して生ずる収差変動を軽減するフローティング作用を行っている。
IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として用いる際には像面はCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に相当する。また銀塩フィルムカメラ用として用いる際には、像面はフィルム面に相当する。球面収差図において、実線のdはd線、一点鎖線のgはg線を表わしている。点線のS.Cは正弦条件である。
非点収差図において、破線のΔMはd線のメリディオナル像面、実線のΔSはd線のサジタル像面を表わす。また歪曲収差はd線によって表している。倍率色収差はg線について示している。またFnoはFナンバー、ωは半画角(度)である。
撮影画角が40°から60°程度の広画角で長いバックフォーカスを有する撮影光学系としては、所謂ガウス型の撮影光学系が知られている。ガウス型の撮影光学系は、広画角化と大口径比化を図ること及び長いバックフォーカスを得ることが比較的容易である。しかしながら多くの場合、撮影光学系全体を移動させて、フォーカシングを行っている。この方式は撮影光学系全体の重量が重いため、高速なフォーカシングが困難である。
これに対して本発明の光学系では遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングに際して、開口絞りSP近傍に配置された負の屈折力のレンズ系FBを像側へ移動させるインナーフォーカス方式を採用している。この方式は光学系全体を移動させる方式に対し、フォーカシング用のレンズ系は軽量であるため、高速なフォーカシングが容易になる。
各実施例において、正の屈折力の前群LFでは、フォーカス用のレンズ系FBよりも物体側に位置するレンズ系より発生する正の歪曲収差を、負の屈折力のフォーカス用のレンズ系FBで発生する負の歪曲収差で打ち消すレンズ構成となっている。
各実施例において、軸外光束の主光線の光軸からの入射高さは、フォーカス用のレンズ系FBよりも物体側のレンズで高くなる。このため、正の歪曲収差が補正不足として残る。補正不足として残った正の歪曲収差は、正の屈折力の前群LFと開口絞りSPを挟んで対称に配置した正の屈折力の後群LRより発生する負の歪曲収差により打ち消し、光学系全系での歪曲収差を良好に補正している。
一方、フォーカス用のレンズ系FBを遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングに際して像側へ移動させると、フォーカス用のレンズ系FBにおける軸外光束の主光線の光軸からの入射高さが低くなり、レンズ系FBより発生する負の歪曲収差が小さくなる。そのため、前群LFで残存する正の歪曲収差が大きくなり、後群LRより発生する負の歪曲収差でも打ち消しあうのが困難になる。この結果、全系では、正の歪曲収差が大きくなる。
そこで各実施例では、遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングに際して、前群LFの正の屈折力のレンズ群FAを像側へ移動させる、または前群LFの負の屈折力のレンズ系FAを物体側へ移動させることにより、収差変動を軽減している。
近距離物体へのフォーカシングに際して残存するフォーカス用のレンズ系FBよりも物体側に位置するレンズ系より発生する正の歪曲収差を低減させるために、負の屈折力のレンズ系FAを軸外光束の主光線の光軸からの入射高さが高くなる物体側へ移動させている。これにより、負の歪曲収差を大きく発生させている。若しくは、前群LFの中の正の屈折力のレンズ系FAを軸外光束の主光線の光軸からの入射高さが低くなる像側へ移動させている。これによりフォーカス用のレンズ系FBよりも物体側のレンズ系より発生する正の歪曲収差そのものを低減している。以上の構成により、フォーカシングに際しての歪曲収差の変動を低減している。
また、大口径比化を行うと、フォーカス用のレンズ系FBよりも物体側のレンズ系より諸収差、特に球面収差、コマ収差が多く発生し、画質が低下してくる。各実施例の光学系では、歪曲収差と同様にフォーカス用のレンズ系FBよりも物体側のレンズ系より発生する球面収差、コマ収差を負の屈折力のレンズ系FBで打ち消す構成としている。遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングに際して負の屈折力のフォーカス用のレンズ系FBを像側へ移動させるとレンズ系FBへの軸上光束の主光線の光軸からの入射高さが低くなる。
そのため、近距離物体での合焦状態では、フォーカス用のレンズ系FBによる球面収差、コマ収差の打ち消し効果が低減し、フォーカシングによる諸収差の変動が大きくなる。このようなフォーカシングに際しての球面収差、コマ収差を低減するためには、フォーカス用のレンズ系FBの屈折力を適切に設定する必要がある。
そこで各実施例において、フォーカス用のレンズ系FBの焦点距離をfFB、光学系全系の焦点距離をfとする。このとき、以下の条件式を満足するようにしている。
0.70<|fFB/f|<3.00 ・・・(1)
条件式(1)はフォーカス用のレンズ系FBの焦点距離に関し、大口径比化しつつフォーカシングによる収差変動を低減するためのものである。
条件式(1)の下限を超えてフォーカス用のレンズ系FBの負の屈折力が大きくなると(負の屈折力の絶対値が大きくなると)、フォーカシングに際してレンズ系FBの繰り出し量を低減することができ、全系の小型化が容易になる。しかしながらフォーカシングに際して諸収差の変動が大きくなる。上限を超えてフォーカス用のレンズ系FBの負の屈折力が小さくなると(負の屈折力の絶対値が小さくなると)、フォーカシングに際してレンズ系FBの繰り出しスペースが長くなるため、全系が大型化してくる。
好ましくは、条件式(1)の数値範囲を以下のようにするのが望ましい。
0.80<|fFB/f|<2.80 ・・・(1a)
さらに好ましくは、条件式(1a)の数値範囲を以下のようにするのが望ましい。
0.90<|fFB/f|<2.60 ・・・(1b)
以上により、撮影画角が40°から60°程度と広画角でFナンバーが1.4程度と大口径比で、かつ、フォーカシングに際しての収差変動を低減した光学系を得ている。
各実施例において更に好ましくは次の条件式のうち1以上を満足するのが良い。無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングにおけるレンズ系FAの移動量をXA、レンズ系FBの移動量をXBとする。但し移動量の符号は像側への移動量を正、物体側への移動量を負とする。レンズ系FBよりも物体側に位置するレンズ系の無限遠物体に合焦しているときの焦点距離をffとする。後群LRの焦点距離をfLRとする。レンズ系FBは1以上の正レンズと1以上の負レンズを有し、1以上の正レンズのうち少なくとも1つの正レンズの材料のアッベ数をνdとする。
このとき次の条件式のうち1以上を満足するのが良い。
0.05<|XA/XB|<0.50 ・・・(2)
0.60<ff/f<1.40 ・・・(3)
0.70<fLR/f<1.60 ・・・(4)
0.60<ff/fLR<1.30 ・・・(5)
νd<23.5 ・・・(6)
次に各条件式の技術的意味について説明する。
条件式(2)は、レンズ系FBに対するレンズ系FAのフォーカシングに際しての移動量の比に関し、フォーカシングに際しての収差変動を効果的に低減するためのものである。条件式(2)の下限を超えて、レンズ系FAの移動量が小さくなると、近距離物体へフォーカシングした際のレンズ系FBよりも物体側のレンズ系より正の歪曲収差が多く発生し、フォーカシングに際しての歪曲収差の変動が大きくなる。条件式(2)の上限を超えて、レンズ系FAの移動量が大きくなると、移動用のスペースが大きくなり全系が大型化してくる。好ましくは、条件式(2)の数値範囲を以下のようにするのが望ましい。
0.07<|XA/XB|<0.45 ・・・(2a)
さらに好ましくは、条件式(2a)の数値範囲を以下のようにするのが望ましい。
0.09<|XA/XB|<0.40 ・・・(2b)
条件式(3)は、光学性能を良好に維持しつつ全系の小型化を図るものである。条件式(3)の下限を超えて、レンズ系FBよりも物体側のレンズ系の焦点距離が短くなると、レンズ系FBに入射させる撮影光束を強く収斂させることができ、レンズ系FBの小型化が容易になる。しかしながら、球面収差やコマ収差等の諸収差が大きく発生し、画質が低下してくる。
特に大口径化した場合、画質が大きく低下してくる。条件式(3)の上限を超えると、レンズ全長が増大してくるので良くない。特に、レンズ系FBに入射する光束の収斂作用が小さくなるため、レンズ系FBが大型化する。好ましくは、条件式(3)の数値範囲を以下のようにするのが望ましい。
0.70<ff/f<1.30 ・・・(3a)
さらに好ましくは、条件式(3a)の数値範囲を以下のようにするのが望ましい。
0.80<ff/f<1.20 ・・・(3b)
条件式(4)は、光学性能を良好に維持するためのものである。各実施例の光学系は、物体側より像側へ順に、正の屈折力の前群LF、開口絞りSP、正の屈折力の後群LRより構成され、開口絞りSPを挟んで略対称なレンズ構成より成っている。この光学配置により、前群LFで発生している軸外の収差、特に歪曲収差や倍率色収差を後群LRで打ち消している。
条件式(4)の下限を超えて後群LRの屈折力が大きくなると、前群LFに対し後群LRの屈折力が大きくなりすぎるため、軸外の収差の打ち消し効果が不足し、歪曲収差や倍率色収差が増加してくる。また、条件式(4)の上限を超えて後群LRの屈折力が小さくなると、前群LFに対し後群LRの屈折力が小さくなりすぎるため、軸外の収差の打ち消し効果が不足し、歪曲収差や倍率色収差が増加してくる。好ましくは、条件式(4)の数値範囲を以下のようにするのが望ましい。
0.80<fLR/f<1.50 ・・・(4a)
条件式(5)は、後群LRの焦点距離に対するレンズ系FBよりも物体側に位置するレンズ系の焦点距離の比に関するもので、主に軸外収差の補正を良好に行うためのものである。条件式(5)の上限又は下限を超えると、レンズ系FBよりも物体側に位置するレンズ系と後群LRの軸外の収差の打ち消し効果が不足し、歪曲収差や倍率色収差が増加してくる。好ましくは、条件式(5)の数値範囲を以下のようにするのが好ましい。
0.70<ff/fLR<1.20 ・・・(5a)
条件式(6)は、レンズ系FBを構成する1つの正レンズに使用される材料のアッベ数に関し、フォーカシングに際しての色収差の変動を低減するためのものである。条件式(6)の上限を超えて正レンズの材料のアッベ数が大きくなると、負の屈折力のレンズ系FBの色収差の補正が不足し、物体距離全域にわたり軸上色収差と、倍率色収差の補正を良好に行うことが困難になる。更に好ましくは条件式(6)の数値を次の如く設定するのが良い。
νd<23.0 ・・・(6a)
次に各実施例のレンズ構成について説明する。各実施例において、レンズ系FAはレンズ系FBよりも物体側に配置されている。実施例1乃至3において、レンズ系FAとレンズ系FBとの間にはフォーカシングに際して不動のレンズ系が配置されている。実施例4において、レンズ系FAとレンズ系FBは対向して配置されている。ここで対向配置とはレンズ系FAとレンズ系FBとの間にレンズ系が配置されていないことを言う。
[実施例1]
次に図1を参照して実施例1の光学系のレンズ構成について説明する。以下、前群LFと後群LRを構成する各レンズは、物体側から像側へ順に配置されているものとする。正の屈折力の前群LFは、物体側が凹面のメニスカス形状の正レンズG11、物体側が凹面のメニスカス形状の負レンズG12、両凸形状の正レンズG13を有している。更に両凹形状の負レンズG14と物体側が凸面のメニスカス形状の正レンズG15を接合した全体として負の接合レンズGBにより構成している。
正レンズG11、正レンズG13は非球面を有しており、これによって球面収差、コマ収差等を良好に補正している。また、正の屈折力の後群LRは、両凸形状の正レンズG21と両凹形状の負レンズG22とを接合した接合レンズ、両凹形状の負レンズG23と両凸形状の正レンズ24とを接合した接合レンズ、両凸形状の正レンズG25により構成されている。正レンズG25は非球面を有しており、これによって軸外収差の補正を良好に行っている。また、前群LFと後群LRの間に開口絞りSPを有している。
遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングに際して、合成焦点距離が負の屈折力の接合レンズGB(レンズ系FB)を像側へ移動させ、負レンズG12(レンズ系FA)を物体側へ移動させている。これにより、フォーカシングに際しての歪曲収差の変動を低減している。
[実施例2]
図3を参照して、本発明の実施例2の光学系のレンズ構成について説明する。正の屈折力の前群LFは、物体側が凸面のメニスカス形状の負レンズG11、物体側が凹面のメニスカス形状の正レンズG12、物体側が凹面のメニスカス形状の負レンズG13、両凸形状の正レンズG14、両凸形状の正レンズG15を有している。更に両凸形状の正レンズG16と両凹形状の負レンズG17とを接合した全体として負の接合レンズGBにより構成している。
正レンズG14、負レンズG17は非球面を有しており、これにより球面収差、コマ収差等を良好に補正している。正の屈折力の後群LRは両凸形状の正レンズG21、両凹形状の負レンズG22、両凹形状の負レンズG23と両凸形状の正レンズG24とを接合した接合レンズ、像側が凸面のメニスカス形状の正レンズG25により構成している。正レンズG25は非球面を有しており、これにより軸外収差の補正を良好に行っている。また、前群LFと後群LRの間に開口絞りSPを有している。
遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングに際して、合成焦点距離が負の屈折力の接合レンズGB(レンズ系FB)を像側へ移動させ、正レンズG12(レンズ系FA)を像側へ移動させている。これにより、フォーカシングに際しての歪曲収差の変動を低減している。大口径比で、かつ、フォーカスシングに際しての収差変動を低減した光学系を実現する構成に関しては、実施例1と同様である。
[実施例3]
以下、図5を参照して、本発明の実施例3の光学系のレンズ構成について説明する。正の屈折力の前群LFは、像側が凹面のメニスカス形状の負レンズG11、像側が凸面のメニスカス形状の正レンズG12、両凹形状の負レンズG13と両凸形状の正レンズG14とを接合した全体として負の接合レンズGAを有している。更に両凸形状の正レンズG15、両凸形状の正レンズG16、両凸形状の正レンズG17と両凹形状の負レンズG18とを接合した全体として負の接合レンズGBにより構成している。
正レンズG15、負レンズG18は非球面を有しており、これによって球面収差、コマ収差等を良好に補正している。正の屈折力の後群LRは両凸形状の正レンズG21、両凹形状の負レンズG22、両凹形状の負レンズG23と両凸形状の正レンズG24とを接合した接合レンズ、像側が凸面のメニスカス形状の正レンズG25により構成している。正レンズG25は非球面を有しており、これにより軸外収差の補正を良好に行っている。また、前群LFと後群LRの間に開口絞りSPを有している。
遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングに際して、合成焦点距離が負の屈折力の接合レンズGB(レンズ系FB)を像側へ移動させ、合成焦点距離が負の屈折力の接合レンズGA(レンズ系FA)を物体側へ移動させている。これにより、フォーカシングに際して歪曲収差の変動を低減している。大口径比で、かつ、フォーカスシングに際しての収差変動を低減した光学系を実現する構成に関しては、実施例1と同様である。
[実施例4]
以下、図7を参照して、本発明の実施例4の光学系のレンズ構成について説明する。正の屈折力の前群LFは、物体側が凸面のメニスカス形状の負レンズG11、物体側が凹面のメニスカス形状の正レンズG12、物体側が凹面のメニスカス形状の負レンズG13、両凸形状の正レンズG14を有している。更に両凸形状の正レンズG15、両凸形状の正レンズG16と両凹形状の負レンズG17とを接合した負の接合レンズGBにより構成している。
正レンズG14、負レンズG17は非球面を有しており、これにより球面収差、コマ収差を良好に補正している。正の屈折力の後群LRは、両凸形状の正レンズG21、両凹形状の負レンズG22、両凹形状の負レンズG23と両凸形状の正レンズG24とを接合した接合レンズ、像側が凸面のメニスカス形状の正レンズにより構成している。正レンズG25は非球面を有しており、これにより軸外収差の補正を良好に行っている。また、前群LFと後群LRの間に開口絞りSPを有している。
遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングに際して、合成焦点距離が負の屈折力の接合レンズGB(レンズ系FB)を像側へ移動させている。また、正レンズG14と正レンズG15よりなる正の屈折力のレンズ系FAを像側へ移動させている。これにより、フォーカシングに際しての歪曲収差の変動を低減している。大口径比で、かつ、フォーカスシングに際しての収差変動を低減した光学系を実現する構成に関しては、実施例1と同様である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
次に、本発明の光学系を用いた一眼レフカメラシステム(撮像装置)の実施例を図9を用いて説明する。図9において、10は一眼レフカメラ本体、11は本発明による光学系を搭載した交換レンズである。12は交換レンズ11を通して形成される被写体像を記録(受光)するフィルムや撮像素子などの記録手段である。13は交換レンズ11からの被写体像を観察するファインダー光学系、14は交換レンズ11からの被写体像を記録手段12とファインダー光学系13に切り替えて伝送するための回動するクイックリターンミラーである。
ファインダーで被写体像を観察する場合は、クイックリターンミラー14を介してピント板15に結像した被写体像をペンタプリズム16で正立像としたのち、接眼光学系17で拡大して観察する。撮影時にはクイックリターンミラー14が矢印方向に回動して被写体像は記録手段12に結像して記録される。18はサブミラー、19は焦点検出装置である。
このように本発明の光学系を一眼レフカメラ交換レンズ等の撮像装置に適用することにより、画角が40°から60°程度と広画角でFナンバーが1.4程度と大口径比のインナーフォーカス式の撮像装置が実現できる。尚、本発明はクイックリターンミラーのないカメラにも同様に適用することができる。
次に本発明の光学系の実施例1〜4に対応する数値実施例1〜4を示す。数値実施例において、iは物体側から数えた面番号を示す。riは物体側より順に、第i番目のレンズ面の曲率半径、diは第i番目のレンズ厚または空気間隔、ndiとνdiは第i番目のレンズの材質のd線の屈折率とアッベ数である。間隔が可変のところは物体距離が変化したときの値である。
前群LF、後群LR、レンズ系FA、レンズ系FBの焦点距離も示す。また、非球面形状は、光の進行方向を正、xを光軸方向の面頂点からの変位量として、hを光軸と垂直な方向の光軸からの高さ、rを近軸曲率半径、Kを円錐定数、A4、A6、A8、A10、A12を非球面係数とするとき、
x=(h2/r)/[1+{1−(1+K)×(h/r)21/2]+A4×h4+A6×h6+A8×h8+A10×h10+A12×h12
なる式で表している。なお、数値の「E±XX」は「×10±XX」を意味している。また、前述の各条件式と数値実施例との関係を(表1)に示す。
数値実施例1
単位mm
面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 -310.269 4.18 1.85400 40.4 41.44
2* -54.710 (可変) 40.87
3 -51.860 1.30 1.85478 24.8 35.19
4 -265.838 (可変) 34.04
5 57.252 6.42 1.77250 49.6 34.05
6* -68.478 (可変) 33.68
7 -511.783 1.10 1.60311 60.6 31.80
8 23.785 1.99 1.80809 22.8 28.94
9 28.769 (可変) 28.46
10(絞り) ∞ 0.70 27.41
11 71.034 5.40 1.88300 40.8 27.12
12 -33.098 1.20 1.60342 38.0 26.80
13 29.672 7.62 23.66
14 -17.914 1.50 1.85478 24.8 23.46
15 69.881 6.87 1.88300 40.8 27.97
16 -32.303 0.15 30.16
17 144.375 7.62 1.85400 40.4 37.85
18* -35.185 38.10 38.50
像面 ∞
非球面データ
第2面
K = 0.00000e+000 A 4= 4.15820e-006 A 6=-2.66397e-009
A 8= 1.63206e-012 A10=-3.42288e-017

第6面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.12237e-007 A 6= 5.76283e-009
A 8=-8.37899e-012 A10= 4.69602e-015

第18面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.65767e-006 A 6= 1.15138e-009
A 8= 2.41050e-012 A10=-1.89551e-015

各種データ
焦点距離 49.10
Fナンバー 1.45
半画角(度) 23.78
像高 21.64
レンズ全長 100.16
BF 38.10

物体距離無限遠 物体距離450mm
d 2 2.83 1.02
d 4 1.42 3.24
d 6 0.51 7.00
d 9 11.24 4.75

入射瞳位置 30.69
射出瞳位置 -58.83
前側主点位置 54.92
後側主点位置 -11.00

ズームレンズ群データ
レンズ群 始面 終面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
(レンズ系)
LF 1 9 165.55 19.76 -12.03 -22.72
LR 11 18 44.32 30.36 25.78 6.92
FA 3 4 -75.59 1.30 -0.17 -0.87
FB 7 9 -48.94 3.09 2.16 0.36


単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 77.20
2 3 -75.59
3 5 41.28
4 7 -37.66
5 8 144.15
6 11 26.21
7 12 -25.74
8 14 -16.55
9 15 25.83
10 17 33.79
数値実施例2
単位mm
面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 457.618 2.50 1.48749 70.2 50.00
2 29.672 (可変) 41.68
3 -158.058 5.41 1.85478 24.8 40.49
4 -50.080 (可変) 40.35
5 -31.714 1.90 1.84666 23.9 34.63
6 -430.754 0.20 35.69
7* 273.371 5.58 1.80400 46.6 35.81
8 -48.370 0.20 36.22
9 72.914 8.05 1.59282 68.6 37.75
10 -41.408 (可変) 37.78
11 173.580 3.02 1.80809 22.8 33.73
12 -118.732 1.50 1.77250 49.6 33.29
13* 37.794 (可変) 30.58
14(絞り) ∞ 0.80 30.03
15 68.190 5.30 1.88300 40.8 29.88
16 -68.441 0.20 29.38
17 -202.162 1.30 1.51742 52.4 28.10
18 26.334 8.05 25.34
19 -20.076 1.50 1.80809 22.8 25.24
20 148.582 6.08 1.80400 46.6 28.83
21 -31.858 0.15 29.83
22 -1146.274 5.77 1.85400 40.4 34.29
23* -33.068 38.09 35.00
像面 ∞
非球面データ
第7面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.33449e-006 A 6=-4.93317e-009
A 8= 2.69050e-011 A10=-7.23479e-014 A12= 5.90834e-017

第13面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.06653e-006 A 6= 6.39602e-009
A 8=-4.30461e-011 A10= 2.02219e-013 A12=-3.25094e-016

第23面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.42517e-006 A 6=-5.40713e-009
A 8= 3.19229e-011 A10=-7.28895e-014 A12= 6.22738e-017

各種データ
焦点距離 35.88
Fナンバー 1.45
半画角(度) 31.09
像高 21.64
レンズ全長 128.03
BF 38.09

物体距離無限遠 物体距離300mm
d 2 13.41 16.01
d 4 6.07 3.47
d 10 1.00 8.55
d 13 11.93 4.38

入射瞳位置 33.95
射出瞳位置 -47.12
前側主点位置 54.72
後側主点位置 2.22

レンズ群データ
レンズ群 始面 終面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
(レンズ系)
LF 1 13 135.62 48.84 53.17 34.33
LR 15 23 48.03 28.35 23.67 2.77
FA 3 4 83.83 5.41 4.17 1.32
FB 11 13 -65.61 4.52 3.34 0.79

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -65.21
2 3 83.83
3 5 -40.52
4 7 51.52
5 9 45.75
6 11 87.65
7 12 -36.96
8 15 39.40
9 17 -44.94
10 19 -21.80
11 20 33.13
12 22 39.78
数値実施例3
単位mm
面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 313.955 2.50 1.60311 60.6 49.29
2 32.830 9.62 42.13
3 -126.074 4.90 1.80809 22.8 42.07
4 -48.795 (可変) 42.03
5 -31.756 1.90 1.84666 23.9 34.96
6 146.052 3.17 1.90366 31.3 36.48
7 -165.231 (可変) 36.65
8* 555.263 4.88 1.80400 46.6 36.75
9 -55.357 0.20 37.14
10 72.569 8.04 1.59282 68.6 37.83
11 -41.887 (可変) 37.88
12 104.844 3.25 1.80809 22.8 33.86
13 -163.599 1.50 1.77250 49.6 33.39
14* 36.729 (可変) 30.59
15(絞り) ∞ 0.80 29.60
16 88.618 4.86 1.88300 40.8 29.38
17 -66.425 0.20 28.94
18 -325.097 1.30 1.51742 52.4 27.57
19 26.877 8.06 25.06
20 -19.484 1.50 1.80809 22.8 24.93
21 129.080 5.69 1.80400 46.6 28.72
22 -34.326 0.15 29.58
23 -9537.864 6.31 1.85400 40.4 34.25
24* -30.333 38.09 35.00
像面 ∞
非球面データ
第8面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.36445e-006 A 6=-4.17964e-009
A 8= 1.64736e-011 A10=-4.52672e-014 A12= 3.32215e-017

第14面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.66531e-006 A 6= 1.15469e-008
A 8=-9.85511e-011 A10= 4.20390e-013 A12=-6.27804e-016

第24面
K = 0.00000e+000 A 4= 4.43873e-006 A 6=-4.79289e-009
A 8= 3.43315e-011 A10=-8.03719e-014 A12= 7.93139e-017

各種データ
焦点距離 35.32
Fナンバー 1.45
半画角(度) 31.49
像高 21.64
レンズ全長 128.08
BF 38.09
物体距離無限遠 物体距離300mm
d 4 7.36 6.07
d 7 0.20 1.48
d 11 0.99 9.12
d 14 12.59 4.47

入射瞳位置 32.94
射出瞳位置 -48.17
前側主点位置 53.80
後側主点位置 2.78

レンズ群データ
レンズ群 始面 終面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
(レンズ系)
LF 1 14 110.48 48.51 48.52 30.73
LR 16 24 48.50 28.08 24.59 5.10
FA 5 7 -49.01 5.07 -0.74 -3.49
FB 12 14 -78.88 4.75 4.35 1.62

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -60.99
2 3 95.80
3 5 -30.66
4 6 86.21
5 8 62.83
6 10 46.00
7 12 79.50
8 13 -38.70
9 16 43.64
10 18 -47.92
11 20 -20.85
12 21 34.26
13 23 35.62
数値実施例4
単位mm
面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 180.257 2.50 1.60311 60.6 48.69
2 29.841 12.15 41.04
3 -114.420 5.37 1.80809 22.8 40.32
4 -45.348 5.40 40.27
5 -29.720 1.90 1.84666 23.9 35.82
6 -198.700 (可変) 37.68
7* 395.858 6.27 1.77250 49.6 37.89
8 -44.965 0.20 38.65
9 89.406 7.76 1.59282 68.6 37.66
10 -39.682 (可変) 37.65
11 97.742 2.92 1.80809 22.8 33.74
12 -306.412 1.50 1.77250 49.6 33.29
13* 37.061 (可変) 30.77
14(絞り) ∞ 0.80 29.68
15 87.658 5.04 1.88300 40.8 29.46
16 -61.193 0.20 29.02
17 -189.674 1.30 1.51742 52.4 27.61
18 26.623 8.08 24.94
19 -19.274 1.50 1.80809 22.8 24.81
20 118.620 5.76 1.80400 46.6 28.65
21 -34.387 0.15 29.62
22 1953.952 6.42 1.85400 40.4 34.47
23* -30.384 38.09 35.21
像面 ∞
非球面データ
第7面
K = 0.00000e+000 A 4=-6.64404e-006 A 6=-3.95749e-009
A 8= 2.22647e-011 A10=-5.40424e-014 A12= 3.38934e-017

第13面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.27812e-006 A 6= 4.18855e-009
A 8=-3.38970e-011 A10= 1.54483e-013 A12=-2.47188e-016

第23面
K = 0.00000e+000 A 4= 4.58651e-006 A 6=-3.68361e-009
A 8= 2.91151e-011 A10=-6.69207e-014 A12= 6.66843e-017

各種データ
焦点距離 34.52
Fナンバー 1.45
半画角(度) 32.08
像高 21.64
レンズ全長 128.15
BF 38.09
物体距離無限遠 物体距離300mm
d 6 0.20 1.27
d 10 0.99 9.13
d 13 13.64 4.43

入射瞳位置 32.57
射出瞳位置 -49.77
前側主点位置 53.53
後側主点位置 3.58

レンズ群データ
レンズ群 始面 終面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
(レンズ系)
LF 1 13 109.28 47.16 49.95 34.31
LR 15 23 48.15 28.45 24.86 5.15
FA 7 10 25.98 14.23 5.40 -3.51
FB 11 13 -83.09 4.42 4.25 1.70

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -59.67
2 3 89.84
3 5 -41.49
4 7 52.60
5 9 47.42
6 11 92.00
7 12 -42.72
8 15 41.47
9 17 -45.03
10 19 -20.42
11 20 33.72
12 22 35.09

LF 前群
LR 後群
FA レンズ系
FB レンズ系
SP 開口絞り

Claims (11)

  1. 物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の前群、開口絞り、正の屈折力の後群より構成される光学系であって
    前記前群は、物体側より像側へ順に配置された、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して物体側へ移動する負の屈折力のレンズ系FAと像側へ移動する負の屈折力のレンズ系FBとを有し、又は前記前群は、物体側より像側へ順に配置された、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して像側へ移動する正の屈折力のレンズ系FAと像側へ移動する負の屈折力のレンズ系FBとを有し、
    前記レンズ系FBの焦点距離をfFB、全系の焦点距離をf、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングにおける前記レンズ系FAの移動量をXA、前記レンズ系FBの移動量をXBとするとき、
    0.70<|fFB/f|<3.00
    0.05<|XA/XB|<0.50
    なる条件式を満足することを特徴とする光学系。
  2. 無限遠物体に合焦しているときの前記レンズ系FBよりも物体側に位置するレンズ系の焦点距離をff、前記後群の焦点距離をfLRとするとき、
    0.60<ff/fLR<1.30
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  3. 物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の前群、開口絞り、正の屈折力の後群より構成される光学系であって、
    前記前群は、物体側より像側へ順に配置された、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して物体側へ移動する負の屈折力のレンズ系FAと像側へ移動する負の屈折力のレンズ系FBとを有し、又は前記前群は、物体側より像側へ順に配置された、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して像側へ移動する正の屈折力のレンズ系FAと像側へ移動する負の屈折力のレンズ系FBとを有し、
    前記レンズ系FBの焦点距離をfFB、全系の焦点距離をf、無限遠物体に合焦しているときの前記レンズ系FBよりも物体側に位置するレンズ系の焦点距離をff、前記後群の焦点距離をfLRとするとき、
    0.70<|fFB/f|<3.00
    0.60<ff/fLR<1.30
    なる条件式を満足することを特徴とする光学系。
  4. 前記レンズ系FBは1以上の正レンズと1以上の負レンズを有し、前記1以上の正レンズのうち少なくとも一つの正レンズの材料のアッベ数をνdとするとき、
    νd<23.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光学系。
  5. 物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の前群、開口絞り、正の屈折力の後群より構成される光学系であって、
    前記前群は、物体側より像側へ順に配置された、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して物体側へ移動する負の屈折力のレンズ系FAと像側へ移動する負の屈折力のレンズ系FBとを有し、又は前記前群は、物体側より像側へ順に配置された、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して像側へ移動する正の屈折力のレンズ系FAと像側へ移動する負の屈折力のレンズ系FBとを有し、
    前記レンズ系FBは1以上の正レンズと1以上の負レンズを有し、
    前記レンズ系FBの焦点距離をfFB、全系の焦点距離をf、前記1以上の正レンズのうち少なくとも一つの正レンズの材料のアッベ数をνdとするとき、
    0.70<|fFB/f|<3.00
    νd<23.5
    なる条件式を満足することを特徴とする光学系。
  6. 無限遠物体に合焦しているときの前記レンズ系FBよりも物体側に位置するレンズ系の焦点距離をffとするとき、
    0.60<ff/f<1.40
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光学系。
  7. 前記後群の焦点距離をfLRとするとき、
    0.70<fLR/f<1.60
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光学系。
  8. 前記レンズ系FAと前記レンズ系FBとの間にはフォーカシングに際して不動のレンズ系が配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光学系。
  9. 前記レンズ系FAと前記レンズ系FBは対向して配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光学系。
  10. 光電変換素子に像を形成することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光学系。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の光学系と、該光学系によって形成される像を受光する光電変換素子とを備えることを特徴とする撮像装置。
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