JPH03224492A - 共重合体およびその製造法 - Google Patents

共重合体およびその製造法

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JPH03224492A
JPH03224492A JP2018502A JP1850290A JPH03224492A JP H03224492 A JPH03224492 A JP H03224492A JP 2018502 A JP2018502 A JP 2018502A JP 1850290 A JP1850290 A JP 1850290A JP H03224492 A JPH03224492 A JP H03224492A
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hydroxyvalerate
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JP2018502A
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Atsuo Nishimura
敦夫 西村
Mamoru Imanaka
今中 守
Hiromi Niitsu
新津 拡美
Masaaki Nishioka
正明 西岡
Katsuhiko Goto
勝彦 後藤
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Showa Denko KK
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/02Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/06Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from hydroxycarboxylic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P7/00Preparation of oxygen-containing organic compounds
    • C12P7/62Carboxylic acid esters
    • C12P7/625Polyesters of hydroxy carboxylic acids

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は微生物を用いて製造される新規な共重合体およ
びその製造法に関し、さらに詳しくは3−ヒドロキシブ
チレート単位(以下、3HBと記すこともある。)と3
−ヒドロキシバレレート単位(以下、3HVと記すこと
もある。)と3ヒドロキシプロピオネート単位(以下、
3HPと記すこともある。)と5−ヒドロキシバレレー
ト単位(以下、5HVと記すこともある。)とを有する
成形性等に優れた新規な四元共重合体およびその製造法
に関する。
[従来の技術およびその課題] ポリ−3−ヒドロキシブチレー) (PHB)は、エネ
ルギー貯蔵物質として数多くの微生物の菌体内に蓄積さ
れ、優れた生物分解性と生体適合性を示す熱可塑性高分
子であることから、環境を保全する“クリーン”プラス
チックとして注目され、特に近年、合成プラスチックが
環境汚染や資源循環の観点から深刻な社会問題となるに
至り、PHBは石油に依存しないバイオポリマーとして
も注目されている。
例えば、手術糸や骨折固定用材などの医用材料、おむつ
や生理用品などの衛生用品、マルチ用フィルム、徐放性
薬剤などの農園芸材料、魚網などの水産材料、包装材料
、その地条方面への応用が考えられている。
しかしながら、PHBは結晶化度が高<(70%以上)
、柔軟性に欠け、融点(180℃)以上の温度では熱分
解するために加工しにくく耐衝撃性に劣るという物性上
の問題があり、また生産コストが高いことから実用的規
模での工業的生産には至っていない。
この物性上の問題を解決せんとして、近時、アルカリゲ
ネス争ユートロファス(Alcal igeneseu
trophus )を用いて、3−ヒドロキシブチレー
ト単位(3HB)を基本とする共重合体およびその製造
法についての研究がなされている。
例えば、3HBと3−ヒドロキシバレレート単位(3H
V)とからなる共重合体が、特開昭57−150398
号、同58−69224号、同59−220192号、
同68−269989号および同64−69622号等
に開示されている。
この共重合体は3HV成分の導入により結晶化度が低下
し、柔軟性は改善されるが、融解温度が85〜106℃
であり、実用的樹脂としては耐熱性に劣るという問題が
あり、また炭素源として高価な吉草酸を使用したり(特
開昭63−269989号、同64−69622号)、
製造プロセスが煩雑である(特開昭59−220192
号)等の欠点をも有している。
また、前記3HBと3HVに、さらに第3成分として5
−ヒドロキシバレレート単位(5HV)を導入した三元
共重合体が特開昭64−48820号に、また3−ヒド
ロキシプロピオネート単位(3HP)を導入した三元共
重合体が特開昭58−69224号に開示されている。
前者の共重合体は融解温度が101℃と低く耐熱性に難
点があり、炭素源として用いている5−クロロ−吉草酸
が高価であること、菌体収量が低く  (4,2〜4.
7 g/D ) 、また菌体のポリマー含量が低いとい
う問題があり、実用的なものではない。
後者の共重合体は融解温度が170〜172℃と高く、
この温度以上では熱分解を起し易く溶融成形上問題があ
り、また菌体収量が低い(465〜7.6  g/II
 )。
さらに共重合体成分として4−ヒドロキシブチレート単
位(4HB)を導入した共重合体が特開昭64−488
21号、特開平1−222788号に開示されている。
この共重合体は融解温度が156〜159℃であり、加
熱溶融成形時に熱分解するという問題があるとともに、
菌体収量が2,7〜8.5g/Nと低いため、実用的で
はない。
以上の如く、生物分解性や生体適合性などの特徴を持つ
、微生物が生産する熱可塑性共重合体であって、柔軟性
を有し、かつ成形時に熱分解を生ぜず、加熱消毒などの
熱に充分耐える性質を有する成形性に優れた実用的な共
重合体およびその製造法は従来知られていない。
[課題を解決するための手段] 本発明者は、生物分解性や生体適合性などの特徴を持つ
微生物が生産する共重合体で、成形性により優れた緒特
性を持つ共重合体を得るべく鋭意検討を重ねた結果、炭
素源としてδ−バレロラクトン、1,5−ベンタンジオ
ールまたはそのアルキルエステルを用いて、従来ポリヒ
ドロキシアルカノエート生産能を有することが知られて
いる微生物を培養することによって、該菌体中に3HB
、3HV、3HPおよび5HV単位を有する四元ランダ
ム共重合体が生成、蓄積されること、そしてこの四元ラ
ンダム共重合体が成形性に優れ前記課題を解決すること
を見出し本発明に到達した。
すなわち、本発明は、 1)繰り返し単位として、下記式(I)CH8(I) で示される3−ヒドロキシブチレート単位(3HB)7
0〜90モル%と、下記式(II)CH2CH3(■) で示される3−ヒドロキシバレレート単位(3Hv)1
〜20モル%と、下記式(m)−OCH2CH2CO−
(m) で示される3−ヒドロキシプロピオネート単位(3HP
)1〜15モル%と、下記式(IV)−OCHCHCH
CHCO−(IV) 2   2   2   2 で示される5−ヒドロキシバレレート単位(5HV)1
〜10モル% (ただし、単位3HB、3HV、3HPおよび5HVの
合計は100モル%である。)とからなり、重量平均分
子量が10000〜2500000の範囲にあるランダ
ム共重合体、および2)ポリヒドロキシアルカノエート
生産能を有する微生物を、窒素および/またはリンの制
限下で、δ−バレロラクトン、1,5−ベンタンジオー
ルおよび/または1,5−ベンタンジオールのモノもし
くはジアルキルエステルの存在下に培養して菌体内に3
−ヒドロキシブチレート単位(3HB)と3−ヒドロキ
シバレレ−ト単位(3HV)と3−ヒドロキシプロピオ
ネート単位(3HP)と5−ヒドロキシバレレート単位
(5HV)とを有するランダム共重合体を生成、蓄積さ
せ、これを取得することを特徴とする前記1)のランダ
ム共重合体の製造法、 を提供したものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
微生物 本発明で使用される微生物は、ポリヒドロキシプロピオ
ネート(PHP) 、ポリヒドロキシブチレート(PH
B) 、ポリヒドロキシバレレート(PHV)等のポリ
ヒドロキシアルカノエート生産能を有する微生物であれ
ば特に制限はないが、実用上は、例えば、アルカリゲネ
ス フェカリス(Alcaligenes faeca
lis) 、アルカリゲネスルーランディイ(Alca
ligenes ruhlandii ) 、アルカリ
ゲネス ラタス(Alcaligenes 1atus
 ) 。
アルカリゲネス アクアマリヌス(Alcal ige
nesaquamarinus )およびアルカリゲネ
ス ユウトロフス(Alcaligenes eutr
ophs)などがある。
勿論、これら菌株を人工的突然変異処理して得られる変
異株、遺伝子工学的手法による類縁の菌株も使用できる
これらの菌種に属する菌株の代表例として、アルカリゲ
ネス フェカリスATCC8750、アルカリゲネス 
ルーランディイ ATCC15749、アルカリゲネス
 ラタスATCC29712、アルカリゲネスアクアマ
リヌスATCC14400ならびにアルカリゲネス ユ
ウトロフスト16 ATCC17899およびこの)1
−18株の突然変異株であるアルカリゲネス ユウトロ
フスMCl811597 、同NCl311598 、
同NCl311599 、同NCIB 11600など
を挙げることができる。
これらのうち、実用上、アルカリゲネス ユウトロフス
H−16ATCC17899およびアルカリゲネス ユ
ウトロフスNCl311599が特に好ましい。
アルカリ土類金属に属するこれらの微生物の菌学的性質
は、例えば、“BERGEY”S MANUAL OF
DETERMINATIVE BACTERIOLOG
Y: Eighth Edition。
The Williams & Wilklns Co
mpany/Baltimoreに、また、アルカリゲ
ネス ユウトロフスH−16の菌学的性質は、例えば、
”J、Gen、Miclobiol、。
115、185〜192 (1972)”にそれぞれ記
載されている。
培養法 これらの微生物は、従来の方法と同様に、主として菌体
を増殖させる前段の培養と、窒素もしくはリンを制限し
て菌体内に共重合体を生成、蓄積させる後段の培養との
2段で培養される。
前段の培養 前段の培養は、微生物を増殖させるための通常の培養法
を適用することができる。すなわち、使用する微生物が
増殖し得る培地および培養条件を採用すればよい。
培地成分は、使用する微生物が資化し得る物質であれば
特に制限はないが、実用上は、炭素源としては、例えば
、メタノール、エタノールおよび酢酸などの合成炭素源
、二酸化炭素などの無機炭素源、酵母エキス、糖蜜、ペ
プトンおよび肉エキスなどの天然物、アラビノース、グ
ルコース、マンノース、フラクトースおよびガラクトー
スなどの糖類ならびにソルビトール、マンニトールおよ
びイノシトールなどが用いられる。また、窒素源として
は、例えば、アンモニア、アンモニウム塩、硝酸塩など
の無機窒素化合物および/または、例えば、尿素、コー
ン・ステイープ会リカー、ガゼイン、ペプトン、酵母エ
キス、肉エキスなどの有機窒素含有物が用いられる。
また、無機成分としては、例えば、カルシウム塩、マグ
ネシウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、リン酸塩、マ
ンガン塩、亜鉛塩、鉄塩、銅塩、モリブデン塩、コバル
ト塩、ニッケル塩、クロム塩、ホウ素化合物およびヨウ
素化合物などがら選択される。
また、必要に応じて、ビタミン類なども使用することが
できる。
培養条件についても特に制限はないが、温度は、例えば
、20〜40℃程度、好ましくは25〜35℃程度がよ
く、また、pHは、例えば、6〜10程度、好ましくは
6.5〜9.5程度がよい。このような条件で好気的に
培養する。
これらの条件外で培養した場合には、微生物の増殖は比
較的悪くなるが、これらの条件外で培養することを妨げ
るものではない。
培養方式は、回分培養または連続培養のいずれでもよい
後段の培養 前段の培養によって得られた菌体を、さらに窒素および
/またはリンの制限条件下で培養する。
すなわち、前段の培養で得られた培養液から微生物の菌
体を、濾過および遠心分離のような通常の固液分離手段
により分離回収し、この菌体を後段の培養に付するか、
または、前段の培養において、窒素および/またはリン
を実質的に枯渇させて、菌体を分離回収することな(、
この培養液を後段の培養に移行させることによって培養
することができる。
この後段の培養においては、培地または培養液に、窒素
および/またはリンを実質的に含有させず、かつ、δ−
バレロラクトン、1.5−ベンタンジオールおよび/ま
たは1,5−ベンタンジオールのモノもしくはジアルキ
ルエステルを特定の炭素源として含有させる以外には前
段の培養と異なるところはない。
当該炭素源は、後段の培養における培地もしくは培養液
に含有せしめられる。後者の場合には、培養の初期乃至
終期のどの時点でもよいが、培養の初期が好ましい。
かかる炭素源の使用量は、共重合体を生成させることが
でき、かつ、微生物の生育を阻害しないような量であれ
ばよい。通常は、培地もしくは培養液IMあたり炭素源
として5〜200g程度、好ましくは10〜160g程
度とされる。
この後段の培養においては、δ−バレロラクトン、1,
5−ベンタンジオールまたは1.5−ベンタンジオール
のモノもしくはジアルキルエステルを単独でまたは2種
以上を混合して使用する。
1.5−ベンタンジオールのモノもしくはジアルキルエ
ステルとしては、例えば、メチルエステル、エチルエス
テル、プロピルエステル、ブチルエステル等の低級アル
キルエステルが用いられる。
この他に、使用した微生物が資化し得る他の炭素源、例
えば、グルコース、フラクトース、メタノール、エタノ
ール、酢酸、プロピオン酸、n−酪酸、および乳酸等を
少量共存させることもてきる。例えば、プロピオン酸を
共存させた場合、3HV成分の組成の調整が容易となる
。この場合、プロピオン酸等の使用量としては特に制限
はないが、前記特定の主たる炭素源に対して0.5ない
し70重量%程度が用いられる。
菌体および共重合体の分離 このように培養して得られた培養液から、濾過および遠
心分離などの通常の固液分離手段によって菌体を分離回
収し、この菌体を洗浄、乾燥して乾燥菌体を得る。菌体
の収量は30〜100g/(l程度であり、従来の二元
あるいは三元共重合体の製造法(数g、Q〜士数g/Ω
)に比べて格段に多い。この乾燥菌体から、または湿潤
菌体から、常法により、たとえばクロロホルムのような
有機溶剤で生成した共重合体を抽出し、この抽出液に、
例えば、生成された共重合体を溶解させにくいヘキサン
などの貧溶媒を加えて、共重合体を沈澱させる。
共重合体の性状 かくして得られる共重合体は、3HB、3HV。
3HPおよび5HV成分が互いにエステル結合した四元
ランダム共重合体である。
各成分の割合および分子量は、使用する微生物の種類、
炭素源(δ−バレロラクトン、1,5−ベンタンジオー
ル類および他の炭素源)の種類や濃度を変えることによ
り制御することができる。
特に3HB成分70〜90モル%、3HV成分1〜20
モル%、3HB成分1〜15モル%および5HV成分1
〜10モル%(ただし、各成分の合計は100モル%で
ある。)で、分子量が重量平均分子量として10000
〜2500000、特に100000〜1500000
の範囲にあるものは、結晶化度が54〜64%で適度に
柔軟性があり、また融解温度が120〜130℃で、熱
分解を生ずる140℃以下の温度で成形加工することが
できるとともに加熱消毒が可能な耐熱性を備えた有用な
共重合体である。
[実施例] 本発明を、実施例によりさらに具体的に説明する。なお
、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 アルカリゲネス ユウトロフス ATCC17699を
使用して共重合体を製造した。
前段の培養 5gジャーファンメンタ−に下記に組成を示す培地D2
1を入れ、前記の微生物をpH7〜8.30〜35℃で
20時間好気培養した。培養中フラクトースの消費に伴
ないフラクトースを逐次添加した。
pHはアンモニア水により自動調整した。
培地りは以下の成分を含むものである。
(NH4)2 SO24g K HPO48g KH2PO41,2g NaC10,5g M gS O,i           2.4gミネ
ラル溶液*20m1 フラクトース           10gイオン交換
水            1gなお、前記ミネラル溶
液水は次の成分を含むものである。
F、eS04            5gCaCl2
             LogM n S 041
、 CuSO4100mg Z n S 04500 mg CoC12100mg M o 03              .1 mg
H3B03            1■0、I N−
HCg水溶液        1g後段の培養 次いで炭酸源としてδ−バレロラクトンを110g/ρ
培地を逐次加え、pH7〜8.30〜35℃で60時間
培養した。
pHは水酸化ナトリウム水溶液および硫酸ナトリウム水
溶液により自動調整した。
菌体の分離 得られた培養液から遠心分離により、菌体を分離し、菌
体を得、真空乾燥して、乾燥菌体69g/Dを得た。
共重合体の分離・回収 得られた乾燥菌体から熱クロロホルムで共重合体を抽出
し、この抽出液にヘキサンを加えて共重合体を沈殿させ
、この沈殿を濾取、乾燥して乾燥菌体に対して33重量
%の共重合体を得た。
共重合体の特性 得られた共重合体の組成、分子量、融解温度、結晶化度
は次のようにして測定した。
すなわち、 組成:  C−NMRおよびIH−NMRスペク3 トル、 分子量ニゲルパーミェーションクロマトグラフィ (G
PC)測定、 融解温度(Tm):示差走査熱量計(DSC)による測
定、 結晶化度(Xc):X線回折法。
測定結果などを第1表に示す。
’C−NMR1およびII(−NMRスペクトルによる
共重合体の各炭素原子位置及び水素原子位置の帰属を第
2表に示す。
第3表にはY、 Dol、 et at、、 Macl
omolecules。
19、2860−2864(198G)をもとに、カル
ボニル炭素の多重線共鳴構造から各成分のダイアト連鎖
分布を推定した。この連鎖分布は、共重合体がランダム
共重合体連鎖分布を持つことを示している。
実施例2〜3 後段の培養にて、炭素源として、1.5−ベンタンジオ
ール60g/l培地、または1.5一ペンタンジオール
ジエチルエステル80g/(l培地を用いる他は実施例
1と同様に行った。
測定結果を第1表に示す。
比較例1 後段の培養にて、炭素源として酢酸19g、l培地を用
いた他は実施例1と同様に行った。
実施例4〜6 後段の培養にて、炭素源としてδ−バレロラクトンにプ
ロピオン酸を第4表に示す割合で共存させた他は実施例
1と同様に行った。
測定結果を第4表に示す。
第2表 下記の構造式中に付した丸囲み数字の 各々に対応する。
下記の構造式中に付した丸囲み数字位 置の各々に対応する炭素原子。
13C−NMRスペクトルによる。
第2表(つづき): *3 下記の構造式中に付した丸囲み数字の各々の構造式: +3HB トーーー→3 HV ≠−−−→3Hト←−
−−→5 HV ←−−X I          X
2           X3           
X43HB : ■ CH,O 211 −O−CH−C−C− ■  ■ ■ ■ CH。
3HV: ■ C)t、    O 211 −O−CH−C−C− ■  ■ ■ H2H2ll 5HV: H2H2H2H2If −o−c−c−c−c−c− oooo。
[発明の効果] (1)本発明の製造法によって、炭素源としてδバレロ
ラクトン、1.5−ベンタンジオールおよび/または1
,5−ベンタンジオールのモノもしくはジアルキルエス
テルを用いて、特に1種類の炭素源で共重合体中に4種
類のモノマーユニットを有する新規な四元ランダム共重
合体(ポリエステル)を得ることができる。
(2)本発明による共重合体は、結晶化度が54〜64
%であり。PHB (70%以上)に比べてかなり低く
、柔軟性を有している。また、融解温度は120〜13
0℃であり、熱成形上有利と言われている140℃以下
であり(高分子学会予稿集 1989.88.2740
〜2742) 、かつ加熱消毒(105〜110℃)に
対しても充分な耐熱性を備えている。
(3)本発明による共重合体の融解温度は各モノマーユ
ニット成分の影響を受けにくい。すなわち、各成分の割
合がかなり変動しても融解温度は好ましい温度域の12
0〜130℃の範囲にある。
従来技術およびその課題の項で述べた3HBと3HVの
二元共重合体(特開昭58−69224号 実施例4)
では、3HVが24モル%入っても融解温度はPHBの
180℃から、170℃程度までしか低下しないが、本
発明では3HV成分量が19モル%で融解温度は124
℃まで低下している(実施例6)。
また、3HB、3HV、5HV成分を有する三元共重合
体(特開昭64−48820号)テハ、3HV成分が6
3モル%、5HV成分が11モル%で融点は101℃と
記載されているが、本発明では5HV成分が2%で好ま
しい120〜130℃の温度範囲まで低下している。前
述の3HBと3HVとの二元共重合体(特開昭58−6
9224号)では、融解温度101℃まで低下する3H
V成分量は32モル%または60モル%と記載されてい
るから、融解温度の大巾な低下には3HV成分含量が太
き(寄与しているものと考えられる。いずれにしても、
120〜130℃という適当な温度範囲に入る許容幅が
広いことは本発明による四元共重合体の大きな特徴であ
る。
(4)微生物による従来の共重合体の製造法では、比較
的高価な吉草酸等を使用するものが多く、また一般に菌
体収量は数g〜士数g/l程度であるのに比べて、本発
明では安価なδ−バレロラクトン、1.5−ベンタンジ
オールまたはそのアルキルエステルを炭素源として35
〜70g/gと格段に高い菌体収量が得られており、ポ
リマー生成効率が高い工業的に有利な方法である。
(5)本発明で得られる共重合体は、成形性に優れ、手
術糸や骨折固定用材、徐放性製剤などの医用材料、おむ
つや生理用品などの衛生用品、マルチ用フィルム、徐放
性薬剤などの農園芸材料、魚網などの水産材料、包装材
料などへの多方面への応用が期待できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)繰り返し単位として、下記式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で示される3−ヒドロキシブチレート単位 (3HB)70〜90モル%と、下記式(II)▲数式、
    化学式、表等があります▼(II)で示される3−ヒドロ
    キシバレレート単位 (3HV)1〜20モル%と、下記式(III)−OCH
    _2CH_2CO−(III) で示される3−ヒドロキシプロピオネート単位(3HP
    )1〜15モル%と、下記式(IV)−OCH_2CH_
    2CH_2CH_2CO−(IV)で示される5−ヒドロ
    キシバレレート単位 (5HV)1〜10モル% (ただし、単位3HB、3HV、3HPおよび5HVの
    合計は100モル%である。) とからなり、重量平均分子量が10000〜25000
    00の範囲にあるランダム共重合体。 2)ポリヒドロキシアルカノエート生産能を有する微生
    物を、窒素および/またはリンの制限下で、δ−バレロ
    ラクトン、1,5−ペンタンジオールおよび/または1
    ,5−ペンタンジオールのモノもしくはジアルキルエス
    テルの存在下に培養して菌体内に3−ヒドロキシブチレ
    ート単位(3HB)と3−ヒドロキシバレレート単位(
    3HV)と3−ヒドロキシプロピオネート単位(3HP
    )と5−ヒドロキシバレレート単位(5HV)とを有す
    るランダム共重合体を生成、蓄積させ、これを取得する
    ことを特徴とする請求項1記載のランダム共重合体の製
    造法。
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