JPH032236Y2 - - Google Patents

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JPH032236Y2
JPH032236Y2 JP1985200835U JP20083585U JPH032236Y2 JP H032236 Y2 JPH032236 Y2 JP H032236Y2 JP 1985200835 U JP1985200835 U JP 1985200835U JP 20083585 U JP20083585 U JP 20083585U JP H032236 Y2 JPH032236 Y2 JP H032236Y2
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JP
Japan
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fabric
frame
wire
hook portion
annular
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JP1985200835U
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JPS62109697U (ja
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、いすのクツシヨン材入り座部および
背当部に身体を安定させる凹部を形成するために
表布を引込む装置、あるいはバケツトタイプのロ
ングシートにおいて、隣席相互の見切りを形成す
る表布のまちを止めるための表布引込装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来のいすの表布引込装置は、クツシヨン材を
被覆する表布の直線状引込位置に沿つてその裏面
に帯状の引布をその一方の長手辺で取付け、他方
の長手辺を、クツシヨン材を圧縮した状態でいす
の木製枠に直接くぎ止めしている。
あるいは帯状引布の長手辺に添わせて取付け
た、あるいは帯を長手に沿つて二つ折してその端
辺側を縫着した筒状引布の中に挿通した鋼線等か
ら成る押さえ線材を、いすの枠・底板・背板に設
けた爪その他の掛止部に直接、また実開昭57−
357号公報(第2図)記載のように引つ張りコイ
ルスプリングを介して引つ掛けて止めている。
またクツシヨン材の中に埋込んだ線材あるいは
クツシヨンのベースとして底面・背面に張つたネ
ツトないし格子の素線に、上記引布と一体の押さ
え線材を重ねて両線材をクリツプで止めるものも
ある。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが上記従来の表布引込装置の内、引布の
端辺を木製枠にくぎ止めするものは、作業に熟練
を要するばかりでなく、そのくぎ止め箇所から破
れることがある。
また引布に取付けた押さえ線材を相手部材に直
接、あるいはスプリング等の別の補助部品を介し
て引つ掛けたり、クリツプ止めするものは、押さ
え線材の掛止箇所が多く、また多数個の部品を必
要とするので作業がやりにくい。
本考案は従来の表布引込装置における引布の止
め方に係る上記の問題点を解決することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本考案いすの表布引込装置は、クツシヨン材を
被覆する表布の裏面において、表布の直線状引込
位置に沿つて、帯を長手方向に二つ折りした引布
の端辺側を縫着し、その筒状をなす引布の中に、
長さ方向に一定間隔置きに環形フツク部を設けた
押さえ線材を通して、上記環形フツク部と同じ間
隔で筒状引布の二つ折部を設けた穴から外に環形
フツク部をのぞかせ、その環形フツク部は押さえ
線材と直角の方向を向いて共通の中心軸線上に並
んでおり、クツシヨン材を圧縮した状態でいすの
フレームに設けた穴に環形フツク部を挿入し、フ
レームの裏に突き出たすべての環形フツク部に、
1本の抜止め用線材を共通に挿通してその線材を
フレームに固定したことを特徴とする。
〔作用〕
クツシヨン材を圧縮しながら表布・筒状引布を
引つ張つた状態で、その筒状引布の穴から外に出
ている押さえ線材の環形フツク部を、フレームの
対応する穴にそれそれはめてフレームの裏に出て
いる環形フツク部に抜止め用線材を挿通するだけ
の作業によつて、いすの表面に凹部が形成され
る。あるいは隣り合う座間の見切りが形成され
る。
〔実施例〕
第1図・第2図・第3図は、車両用のバケツト
タイプロングシートにおける座部Sの後半部の中
央に左右方向に延びた凹部O、および隣席相互の
座部S・S間および背当部B・B間に、ロングシ
ートでありながら分割形のように見せるための見
切りMを形成するために本考案を実施したもので
ある。
座部Sを載置するフレーム71は横長に数席分
一体に作られていて、その間に、隣席との境の部
分に位置してはしご状に縦フレーム7が付いてい
る。また各席ごとに、フレーム7,71に四辺を
固着した底板フレーム7があり、その上にクツシ
ヨン材1を載せている。
クツシヨン材1を覆う表布2の周辺部はフレー
ム71の下面に吊込んでピン10で止め、隣席と
の見切りMの部分の表布は二重に深く折込まれて
いる(第2図示)。
背当部Bの骨格となるフレーム72も上記フレ
ーム71を同様に数席分一体で、隣席との境の部
分に縦フレーム7を設けている。そして上記座部
Sの場合と同様に各席ごとに背板73が取付けら
れ、その上にクツシヨン材1を重ねて表布2を張
つている。
背当部Bの表布2の周辺部はフレーム72の背
面に吊込んでクリツプ11で止め、隣席の背当部
との見切りMの部分の表布2は、図に省略したが
座部Sの場合と同様に二重に深く折込まれてい
る。
座部Sの凹部Oおよび座S・背当部Bの各見切
りMを形成するために表布2を引込む引布4は、
第4図に示ように帯を長手方向に沿つて二つに折
り、その端辺側4Aを、表布2の裏面において表
布2の直線状引込位置に沿つて縫着することによ
り筒状としている。そして筒状引布4の二つ折部
4Bに一定間隔置きに穴12が開いていて、その
筒状引布4の中に通した押さえ線材5のフツク部
6を、上記穴12から外にのぞかせている。
上記フツク部6は、押さえ線材5に一定間隔置
きに先ずU字形折曲部を形成し、そのU字形折曲
部を90度ひねつて環に形成している。従つてその
環形フツク部6は共通の中心軸線上に並んだ状態
となり、1本の線材9を上記環形フツク部6に共
通に挿通することにより抜け止め部材としてい
る。
抜止め用線材9はフレーム71,72の穴13
から差込んで全部の環形フツク部6に通した後、
その両端をフレーム71,72の内面に係止させ
て固定しているが、その抜止め用線材の固定手段
は任意である。
〔考案の効果〕
本考案のいすの表布引込装置は上記の構成であ
るから、筒状引布押さえ線材を止めるいすのフレ
ームには、その押さえ線材の環形フツク部6をは
める穴を設けるだけで済み、またフレームの裏側
に出て共通の中心軸線上に並んでいる環形フツク
部に、1本の線材を共通に挿通することによつて
押さえ線材が止められ、従来の引布を木製枠くぎ
止めしたり、引布の長手辺に備えた押さえ線材
を、フレームに形成した爪その他の掛止部に直接
または別の補助部品を介して引つ掛けて止めるの
に比べて加工・組立て作業が容易であるとともに
耐久性があるもので、クツシヨン材入りいすの表
面に凹部を形成するための、あるいはバケツトタ
イプのロングシートにおいて隣席相互の見切りを
形成するための表布引込装置の改良として効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を実施したいすの縦断側面
図、第2図は第1図−線に沿う縦断正面図、
第3図はバケツトタイプロングシートの一部の斜
視図、第4図は考案装置の掛止要領を示す斜視
図。 1はクツシヨン材、2は表布、3は直線状引込
位置、4は筒状引布、4Aは筒状引布の長手端
辺、4Bは筒状引布の二つ折部、5は押さえ線
材、6は環形フツク部、7はフレーム、8は環形
フツク部嵌合穴、9は抜止め用線材、Sは座部、
Bは背当部、Oは凹部、Mは見切り。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クツシヨン材を被覆する表布の裏面において、
    表布の直線状引込位置に沿つて、帯を長手方向に
    二つ折りした引布の端辺側を縫着し、その筒状を
    なす引布の中に、長さ方向に一定間隔置きに環形
    フツク部を設けた押さえ線材を通して、上記環形
    フツク部と同じ間隔で筒状引布の二つ折部に設け
    た穴から外に環形フツク部をのぞかせ、その環形
    フツク部は押さえ線材と直角の方向を向いて共通
    の中心軸線上に並んでおり、クツシヨン材を圧縮
    した状態でいすのフレームに設けた穴に環形フツ
    ク部を挿入し、フレームの裏に突き出たすべての
    環形フツク部に、1本の抜止め用線材を共通に挿
    通してその線材をフレームに固定したいすの表布
    引込装置。
JP1985200835U 1985-12-27 1985-12-27 Expired JPH032236Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS62109697U JPS62109697U (ja) 1987-07-13
JPH032236Y2 true JPH032236Y2 (ja) 1991-01-22

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ID=31163724

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JPS62109697U (ja) 1987-07-13

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