JPH0575025U - シートクッションにおけるシートベルトのベルトホール部構造 - Google Patents

シートクッションにおけるシートベルトのベルトホール部構造

Info

Publication number
JPH0575025U
JPH0575025U JP022271U JP2227192U JPH0575025U JP H0575025 U JPH0575025 U JP H0575025U JP 022271 U JP022271 U JP 022271U JP 2227192 U JP2227192 U JP 2227192U JP H0575025 U JPH0575025 U JP H0575025U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
belt
cover member
cushion
foam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP022271U
Other languages
English (en)
Inventor
安弘 古市
勇 篠田
直人 佐山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TS Tech Co Ltd
Original Assignee
TS Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TS Tech Co Ltd filed Critical TS Tech Co Ltd
Priority to JP022271U priority Critical patent/JPH0575025U/ja
Publication of JPH0575025U publication Critical patent/JPH0575025U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ベルトホール部におけるバックルベルトの落
込み防止を図ると共に、そのバックルベルトを挿通する
カバー部材の端末を少ない部品点数で止着する。 【構成】 クッションフォーム10の隙間部11に挿置
されるカバー部材14の片側面にスリット14bを設
け、このスリット14bを介してシートクッションの下
部側より座部側に引き出されるシートベルトのバックル
ベルト17をカバー部材14の内側に挿通し、且つ、当
該カバー部材14の端末14aを隙間部11の下部開放
端からクッションフォーム10の片側下面に引張止着す
ると共に、カバー部材14の下端部を封止させてカバー
部材14を袋状に取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シートクッションにおけるシートベルトのベルトホール部構造に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、車輛用シートにおいては図4で示すようにシートクッションCの座部 C1 と土手部C2 の境界位置にベルトホール部Pを設け、そのベルトホール部P を介して片端部がシートクッションCの下部側に取付け固定されるシートベルト のバックルベルトをシートクッションCの座部側に引出し装備することが行なわ れている。
【0003】 従来、このシートベルトのベルトホール部は図5で示す如くクッションフォー ム1の座部相当部分1aと土手部相当部分1bとの境界位置に上下を連通させる 隙間部2を配設すると共に、その隙間部2の配設位置に対応させてシート表皮3 の表皮面に開口部4を設け、この開口部4から連続する筒状のカバー部材5を隙 間部2の内部に挿置させて隙間部2の内面を被覆し、更に、図6で示すようにカ バー部材5の端末5a,5bを隙間部2の下部開放端から両側に振り分けてクッ ションフォーム1の下面側に夫々引張止着することにより、上述した如く片端部 がシートクッションCの下部側に取り付けられたシートベルトのバックルベルト 6をカバー部材5の開放された下端側から内部に挿通させ、シート表皮3の開口 部4よりシートクッションCの座部側に引き出すよう構成されている。また、そ のカバー部材5の端末5a,5bは図5,6で示す如く端末5a,5bの止着個 所に相応させ、クッションフォーム1の発泡成形時にいずれか一方或いは共にイ ンサート成形したリスティングワイヤ7a,7b乃至粗毛布等の力布8にC字リ ング9を絡め止めることによりクッションフォーム1の下面側に止着することが 行なわれている。
【0004】 然し、そのシートベルトのベルトホール部構造ではカバー部材5の端末を2個 所に振り分けてクッションフォーム1の下面側に各々止着するところから、リス ティングワイヤ7a,7bやC字リング9等で部品点数が多く必要で止着にも手 間が掛るばかりでなく、当該ベルトホール部が下部側を開放状態のまま形成され ていることにより、バックルベルト6がシート表皮3の開口部4よりシートクッ ションCの下部側にまで落込み易い。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、バックルベルトがシートクッションの下部側まで落込むのを防止す ると共に、カバー部材の端末を少ない部品点数でクッションフォームの下面側に 止着することにより構成するシートクッションにおけるシートベルトのベルトホ ール部構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るシートクッションにおけるシートベルトのベルトホール部構造に あっては、クッションフォームの隙間部に挿置されるカバー部材の片側面にスリ ットを設け、このスリットを介してシートクッションの下部側より座部側に引き 出されるシートベルトのバックルベルトをカバー部材の内側に挿通し、且つ、当 該カバー部材の端末を隙間部の下部開放端からクッションフォームの片側下面に 引張止着すると共にカバー部材の下端部を封止させて、カバー部材を袋状に取り 付けることにより構成されている。
【0007】
【作用】
このシートクッションにおけるシートベルトのベルトホール部構造では、クッ ションフォームの隙間部に挿置されるカバー部材の片側面にスリットを設けてシ ートクッションの座部側に引き出すバックルベルトをカバー部材の内側に挿通す ると共に、そのカバー部材の下端部を封止させてカバー部材を袋状に取り付ける ため、バックルベルトがシートクッションの下部側にまで容易に落込まないよう 構成することができる。また、カバー部材の下端部を封止するのにあたってはカ バー部材の端末を隙間部の下部開放端よりクッションフォームの片側下面に引張 止着することで行うからカバー部材を簡単に袋状に形成できると共に、そのカバ ー部材の端末をC字リング等で止着するときでもリスティングワイヤやC字リン グ等の部品点数並びに取付けの手間も少なく構成することができる。
【0008】
【実施例】
このシートクッションにおけるベルトホール部構造は上述した従来例と比べ、 カバー部材の構成並びに端末の止着構造以外は従来例と同様に構成されている。 即ち、図1で示す如くクッションフォーム10には上下を連通する隙間部11が 座部相当部分10aと土手部相当部分10bとの境界位置に設けられている。こ の隙間部11は座部相当部分10aと土手部相当部分10bとも一体成形するク ッションフォーム10にあってはクッションフォーム10の発泡成形時に貫通孔 を設け或いは事後に肉厚を抜き取ることにより形成でき、また、座部相当部分1 0aと土手部相当部分10bとが別体に形成されているときには両者間に間隔を 取ることで設けることができる。この隙間部11に対応させて、クッションフォ ーム10に被着されるシート表皮12の表皮面には開口部13が設けられている 。その開口部13からはシート表皮12の裏面側に縫着することにより筒状のカ バー部材14が連続させて取付けられ、このカバー部材14を隙間部11に挿置 させて隙間部11の内面を被覆するよう組付けられている。また、そのカバー部 材14の端末14aはクッションフォーム10と一体に取付けられたリスティン グワイヤ15また粗毛布等の力布(図示せず)にC字リング16を絡め止めるこ とにより、クッションフォーム10の下面側に引張止着されている。この基本的 な構造から、シートクッションCの下部側より座部側に引き出されるシートベル トのバックルベルト17を挿通するシートクッションにおけるシートベルトのベ ルトホール部が構成されている。
【0009】 その構成中、図2で示す如くカバー部材14にはスリット14bが筒部の片側 面で略中腹辺に設けられている。このスリット14bは、バックルベルト17の ベルト部17aに取付けられたバックル部17bを挿通するのに足る大きさに形 成され、図2で示す如く四辺形の開孔として或いは図3で示すような略H字状に 切込を入れることによっても形成することができる。
【0010】 そのカバー部材14は、矢鏃状の止め縁を持って端末14aに強度を付与する べくトリムコード等を用いて形成するとよい。このカバー部材14の端末14a は、隙間部11の下部開放端からクッションフォーム10の片側下面に引張させ て止着されている。また、そのカバー部材14は端末14aをクッションフォー ム10の片側下面に止着することで下端部を封止した袋状を呈するようクッショ ンフォーム10の下面側に取付けられている。そのカバー部材14の下端部は予 め縫着等で縫い合せることにより袋状に形成して置いてもよく、また、端末14 aはクッションフォーム10の片側一個所において止着すれば足りるから一本の インサートワイヤ16乃至は力布等の少ない部品点数で止着処理するようにでき る。
【0011】 このように構成するシートベルトのベルトホール部構造では、片端部がシート クッションの下部側に位置するフロアパネル等に予め固定されたシートベルトの バックルベルト17をカバー部材14のスリット14bから内側に挿通し、その バックル部17bを座部側に引き出すことによりバックルベルト17を組み付け ることができる。このバックルベルト17は、バックル部17bがカバー部材1 4の内部に落込んでもスリット14bに引掛って袋内に収容されることから、カ バー部材14より外側に抜け出てシートクッションCの下部側にまで落ち込むの を防ぐことができる。
【0012】
【考案の効果】
以上の如く、本考案に係るシートクッションにおけるシートベルトのベルトホ ール部構造に依れば、クッションフォームの隙間部を被覆するのに取り付けられ るカバー部材の端末を少ない部品点数でクッションフォームの下面側に止着でき ると共に、カバー部材を袋状に取り付けることによりバックルベルトがシートク ッションの下部側にまで容易に落ち込まないよう構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るシートクッションにおけるシート
ベルトのベルトホール部構造をシートクッションの断面
で示す説明図である。
【図2】同ベルトホール部構造のカバー部材に設けられ
るバックルベルト挿通用のスリットをシート表皮の裏面
斜視で示す説明図である。
【図3】同ベルトホール部構造のカバー部材に設けられ
るバックルベルト挿通用スリットの変形例を示す説明図
である。
【図4】一般例に係るシートベルトのベルトホール部が
設けられたシートクッションの説明図である。
【図5】従来例に係るシートクッションにおけるシート
ベルトのベルトホール部構造をシートクッションの断面
で示す説明図である。
【図6】図5のベルトホール部構造をシートクッション
の下面側からで示す説明図である。
【符号の説明】
10 クッションフォーム 10a クッションフォームの座部相当部分 10b クッションフォームの土手部相当部分 11 隙間部 12 シート表皮 13 シート表皮の開口部 14 カバー部材 14a カバー部材の端末 14b カバー部材のスリット 17 バックルベルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クッションフォームの座部相当部分と土
    手部相当部分との境界位置に上下を連通させる隙間部を
    配設し、その隙間部の配設位置に対応させてクッション
    フォームに被着されるシート表皮の表皮面に開口部を設
    け、このシート表皮の開口部から連続する筒状のカバー
    部材を隙間部に挿置させて隙間部の内面を被覆すると共
    に、そのカバー部材の端末をクッションフォームの下面
    側に引張止着することにより、シートクッションの下部
    側より座部側に引き出されるシートベルトのバックルベ
    ルトを挿通するのに用いられるベルトホール部構造であ
    って、上記隙間部に挿置されるカバー部材の片側面にス
    リットを設け、このスリットを介してシートクッション
    の下部側より座部側に引き出されるシートベルトのバッ
    クルベルトをカバー部材の内側に挿通し、且つ、当該カ
    バー部材の端末を隙間部の下部開放端からクッションフ
    ォームの片側下面に引張止着すると共にカバー部材の下
    端部を封止させて。カバー部材を袋状に取り付けてなる
    ことを特徴とするシートクッションにおけるシートベル
    トのベルトホール部構造。
JP022271U 1992-03-13 1992-03-13 シートクッションにおけるシートベルトのベルトホール部構造 Pending JPH0575025U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP022271U JPH0575025U (ja) 1992-03-13 1992-03-13 シートクッションにおけるシートベルトのベルトホール部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP022271U JPH0575025U (ja) 1992-03-13 1992-03-13 シートクッションにおけるシートベルトのベルトホール部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0575025U true JPH0575025U (ja) 1993-10-12

Family

ID=12078105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP022271U Pending JPH0575025U (ja) 1992-03-13 1992-03-13 シートクッションにおけるシートベルトのベルトホール部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0575025U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011105149A (ja) * 2009-11-18 2011-06-02 Tachi S Co Ltd 自動車のリア・シートに用いるバックル落込み防止構造
JP2013067344A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Suzuki Motor Corp シートのバックル収納構造
CN107458027A (zh) * 2017-08-23 2017-12-12 淮安耀华机械制造有限公司 一种酒盒自动装泡沫座装置
CN107458027B (zh) * 2017-08-23 2024-06-04 贵州裕同包装科技有限公司 一种酒盒自动装泡沫座装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6354565B2 (ja) * 1982-10-26 1988-10-28 Bridgestone Corp
JPH0234371B2 (ja) * 1981-11-10 1990-08-02 Fuji Photo Film Co Ltd Shashiningashoshijitai

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0234371B2 (ja) * 1981-11-10 1990-08-02 Fuji Photo Film Co Ltd Shashiningashoshijitai
JPS6354565B2 (ja) * 1982-10-26 1988-10-28 Bridgestone Corp

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011105149A (ja) * 2009-11-18 2011-06-02 Tachi S Co Ltd 自動車のリア・シートに用いるバックル落込み防止構造
JP2013067344A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Suzuki Motor Corp シートのバックル収納構造
CN107458027A (zh) * 2017-08-23 2017-12-12 淮安耀华机械制造有限公司 一种酒盒自动装泡沫座装置
CN107458027B (zh) * 2017-08-23 2024-06-04 贵州裕同包装科技有限公司 一种酒盒自动装泡沫座装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0667257B1 (en) Closure for a seat trim cover
US4583783A (en) Seat support for a vehicle seat
US5326151A (en) Seat cover member with cable tie closure
JPH0575025U (ja) シートクッションにおけるシートベルトのベルトホール部構造
JP2022147823A (ja) 乗物用シート及び乗物用シートの製造方法
JPH03147Y2 (ja)
JPS6010479Y2 (ja) シ−ト用表装材の取付構造
JPH04799Y2 (ja)
JP4467700B2 (ja) シートバックの被覆構造
JPH0246798Y2 (ja)
JPH0613695U (ja) シート装置
JP2004058764A (ja) 車両用シート
JPH06304353A (ja) 車両用シートの表皮材の引き部構造
JP3418138B2 (ja) 通し穴明きヘッド・レストレイント
JP2002274237A (ja) シートバックの取付構造および取付方法
JPS6330281Y2 (ja)
JP2591692Y2 (ja) シートバック下部におけるシート表皮の止着構造
JP2503217Y2 (ja) シ―トにおけるシ―トベルト挿通孔の構造
JP2002018161A (ja) シートバック用シートカバー構造
JPH0436717B2 (ja)
JP2000102447A (ja) 自動車用シートのシートバック
JPH0511840Y2 (ja)
JPH0420316Y2 (ja)
JPH11114251A (ja) トリムカバーの吊込構造
JPS608796Y2 (ja) シ−トトリムカバ−の端末処理部材

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980224