JPH044640Y2 - - Google Patents
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- JPH044640Y2 JPH044640Y2 JP20083187U JP20083187U JPH044640Y2 JP H044640 Y2 JPH044640 Y2 JP H044640Y2 JP 20083187 U JP20083187 U JP 20083187U JP 20083187 U JP20083187 U JP 20083187U JP H044640 Y2 JPH044640 Y2 JP H044640Y2
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Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、シート本体、かがみ部に分割さ
れ、シート本体、かがみ部の各トリムカバーのス
ソを同一位置でシートフレームに固定する二重構
造シートに関する。
れ、シート本体、かがみ部の各トリムカバーのス
ソを同一位置でシートフレームに固定する二重構
造シートに関する。
一般に、シート本体は、着座者に十分な弾性を
与えるウレタンフオーム材等よりなるシートパツ
ドを、表皮等よりなるトリムカバーで被覆して、
たとえば、車両等のシートのシートクツシヨン、
シートバツクが構成されている。また、着座者に
快適な安定感を与えるように、シート表面の中央
部にかがみ部が形成されている。このようなシー
トにおいて、シート本体、かがみ部が分割して成
形され、各トリムカバーのスソをシートフレーム
の同一位置に固定して構成される二重構造シート
が知られている。二重構造シートのトリムカバー
のスソは、シート本体、かがみ部の各トリムカバ
ーのスソにそれぞれ芯線を設け、各芯線とシート
フレームに設けた係止片との間に、たとえば、ホ
グリングと称するC字形のクリツプを架設し、か
しめることによつて固定される。なお、ホグリン
グは、ホグリンガーと称する専用工具に内蔵さ
れ、ホグリンガーのトリガーを操作することによ
つて架設され、その後、架設済のホグリングがか
しめられる。
与えるウレタンフオーム材等よりなるシートパツ
ドを、表皮等よりなるトリムカバーで被覆して、
たとえば、車両等のシートのシートクツシヨン、
シートバツクが構成されている。また、着座者に
快適な安定感を与えるように、シート表面の中央
部にかがみ部が形成されている。このようなシー
トにおいて、シート本体、かがみ部が分割して成
形され、各トリムカバーのスソをシートフレーム
の同一位置に固定して構成される二重構造シート
が知られている。二重構造シートのトリムカバー
のスソは、シート本体、かがみ部の各トリムカバ
ーのスソにそれぞれ芯線を設け、各芯線とシート
フレームに設けた係止片との間に、たとえば、ホ
グリングと称するC字形のクリツプを架設し、か
しめることによつて固定される。なお、ホグリン
グは、ホグリンガーと称する専用工具に内蔵さ
れ、ホグリンガーのトリガーを操作することによ
つて架設され、その後、架設済のホグリングがか
しめられる。
上記のように、シート本体、かがみ部が分割さ
れて構成された二重構造シートは、各トリムカバ
ーのスソを重ねてダブルにし、ホグリングで二重
止めにしている。そのため、シートフレームの固
定部分が厚くなり、ホグリングでの固定が困難と
なり、作業効率の低下が避けられない。
れて構成された二重構造シートは、各トリムカバ
ーのスソを重ねてダブルにし、ホグリングで二重
止めにしている。そのため、シートフレームの固
定部分が厚くなり、ホグリングでの固定が困難と
なり、作業効率の低下が避けられない。
また、ホグリンガーがかなりの重量を持つた
め、作業者に疲労が蓄積されるとともに作業者の
手に大きな負担を強いて、手のケガ、けんしょう
炎等を起こさせる原因となつている。
め、作業者に疲労が蓄積されるとともに作業者の
手に大きな負担を強いて、手のケガ、けんしょう
炎等を起こさせる原因となつている。
更に、ホグリングによる各トリムカバーのスソ
の固定では、ホグリングがトリムカバーのスソを
点で引張つている。そのため、全面均一なトリム
カバーの張りが困難となるだけでなく、作業者に
よる個人差がトリムカバーの張りに生じ、張り上
がりが一定化せず、シートの外観品質を低下させ
ている。
の固定では、ホグリングがトリムカバーのスソを
点で引張つている。そのため、全面均一なトリム
カバーの張りが困難となるだけでなく、作業者に
よる個人差がトリムカバーの張りに生じ、張り上
がりが一定化せず、シートの外観品質を低下させ
ている。
この考案は、ホグリングレスでシート本体、か
がみ部の各トリムカバーのスソをシートフレーム
に固定できる二重構造シートの提供を目的として
いる。
がみ部の各トリムカバーのスソをシートフレーム
に固定できる二重構造シートの提供を目的として
いる。
この目的を達成するために、この考案によれ
ば、シートフレームに第1の係合手段が取付けら
れるとともに、シート本体、かがみ部の各トリム
カバーのスソに第2、第3の係合手段がそれぞれ
予め取付けられている。そして、これらの係合手
段の相互の係合によつて、各トリムカバーのスソ
をシートフレームに取付け可能としている。
ば、シートフレームに第1の係合手段が取付けら
れるとともに、シート本体、かがみ部の各トリム
カバーのスソに第2、第3の係合手段がそれぞれ
予め取付けられている。そして、これらの係合手
段の相互の係合によつて、各トリムカバーのスソ
をシートフレームに取付け可能としている。
たとえば、第1の係合手段がシートフレームに
設けられた係合片であり、この係合片にワンタツ
チで係合可能な板状の合成樹脂製のフツク片が、
第2、第3の係合手段として、シート本体、かが
み部の各トリムカバーのスソに取付けられる。こ
こで、係合片に対するフツク片交互のはめあいを
許容する切欠きを、各フツク片に形成ことが好ま
しい。
設けられた係合片であり、この係合片にワンタツ
チで係合可能な板状の合成樹脂製のフツク片が、
第2、第3の係合手段として、シート本体、かが
み部の各トリムカバーのスソに取付けられる。こ
こで、係合片に対するフツク片交互のはめあいを
許容する切欠きを、各フツク片に形成ことが好ま
しい。
以下、図面を参照しながらこの考案の実施例に
ついて詳細に説明する。
ついて詳細に説明する。
第1図、第2図に示すように、この考案に係る
シート10は、分割して成形されたシート本体1
2、かがみ部14を備え、かがみ部をシート本体
上に配設した二重構造に構成されている。
シート10は、分割して成形されたシート本体1
2、かがみ部14を備え、かがみ部をシート本体
上に配設した二重構造に構成されている。
シート本体12は、シートフレーム16上に積
載されたウレタン等よりなるシートパツド18を
表皮等よりなるトリムカバー20で上面を被覆し
て構成されている。トリムカバー20のスソは、
シートフレーム16に連結されて固定される。ま
た、かがみ部14は、シート本体12と同様にシ
ートパツド22を持ち、袋状のトリムカバー24
で全周を被覆して構成されている。かがみ部14
は、トリムカバー24の前端がシート本体のトリ
ムカバー20の前端に縫合等によつて連結され、
後端はシートフレーム16に連結されて、シート
本体上に固定される。
載されたウレタン等よりなるシートパツド18を
表皮等よりなるトリムカバー20で上面を被覆し
て構成されている。トリムカバー20のスソは、
シートフレーム16に連結されて固定される。ま
た、かがみ部14は、シート本体12と同様にシ
ートパツド22を持ち、袋状のトリムカバー24
で全周を被覆して構成されている。かがみ部14
は、トリムカバー24の前端がシート本体のトリ
ムカバー20の前端に縫合等によつて連結され、
後端はシートフレーム16に連結されて、シート
本体上に固定される。
第1図に加えて第3図を見るとよくわかるよう
に、シートフレーム16の下部に第1の係合手段
26が、シート本体12、かがみ部14のトリム
カバー20,24のスソに、第1の係合手段に係
合可能な第2、第3の係合手段28,30がそれ
ぞれ設けられている。たとえば、第1の係合手段
26としてシートフレームに形成された係合片3
2が、また、第2、第3の係合手段28、30と
して合成樹脂等から成形された板状のフツク片3
4,36がそれぞれ利用できる。ここで、フツク
片34,36は、係合片32にワンタツチで係合
可能な形状に形成することが好ましい。このよう
な構成では、各トリムカバーのスソのフツク片3
4,36をシートフレームの係合片32に係合さ
せることによつて、第1図、第3図に示すよう
に、シート本体、かがみ部のトリムカバー20,
24がシートフレーム16に容易に連結される。
に、シートフレーム16の下部に第1の係合手段
26が、シート本体12、かがみ部14のトリム
カバー20,24のスソに、第1の係合手段に係
合可能な第2、第3の係合手段28,30がそれ
ぞれ設けられている。たとえば、第1の係合手段
26としてシートフレームに形成された係合片3
2が、また、第2、第3の係合手段28、30と
して合成樹脂等から成形された板状のフツク片3
4,36がそれぞれ利用できる。ここで、フツク
片34,36は、係合片32にワンタツチで係合
可能な形状に形成することが好ましい。このよう
な構成では、各トリムカバーのスソのフツク片3
4,36をシートフレームの係合片32に係合さ
せることによつて、第1図、第3図に示すよう
に、シート本体、かがみ部のトリムカバー20,
24がシートフレーム16に容易に連結される。
このように、この考案では、ホグリングを使用
せずに、つまり、ホグリングレスでトリムカバー
20,24がシートフレーム16に固定できる。
そのため、トリムカバー20,24の固定作業が
迅速、容易に行なえ、作業性が向上する。更に、
重いホグリンガーを操作することなく作業でき、
作業者の手に疲労を蓄積させることもなく、手の
ケガ、けんしょう炎から作業者が解放される。そ
して、第2、第3の係合手段28,30を牽引し
て第1の係合手段26に係合すればよいため、ト
リムカバー20,24の固定工程の自動化が容易
に行なえる。また、上記のように、板状のフツク
片34,36を利用した構成では、トリムカバー
20,24がシートフレーム16に点でなく面で
固定されるため(第4図参照)、トリムカバーの
張りが全面で均一化される。そして、作業者の個
人差の生じる余地がなくなり、張り上りが一定化
され、シートの外観品質が向上する。
せずに、つまり、ホグリングレスでトリムカバー
20,24がシートフレーム16に固定できる。
そのため、トリムカバー20,24の固定作業が
迅速、容易に行なえ、作業性が向上する。更に、
重いホグリンガーを操作することなく作業でき、
作業者の手に疲労を蓄積させることもなく、手の
ケガ、けんしょう炎から作業者が解放される。そ
して、第2、第3の係合手段28,30を牽引し
て第1の係合手段26に係合すればよいため、ト
リムカバー20,24の固定工程の自動化が容易
に行なえる。また、上記のように、板状のフツク
片34,36を利用した構成では、トリムカバー
20,24がシートフレーム16に点でなく面で
固定されるため(第4図参照)、トリムカバーの
張りが全面で均一化される。そして、作業者の個
人差の生じる余地がなくなり、張り上りが一定化
され、シートの外観品質が向上する。
なお、この考案に係る二重構造シート10のト
リムカバー20,24のシートフレームへの係合
手段は、トリムカバーの二重部分に限定されず、
シート本体のトリムカバーのスソの固定手段とし
て二重部分以外の部分、たとえば、第1図の左方
部分(シートの前端)にも利用できる。
リムカバー20,24のシートフレームへの係合
手段は、トリムカバーの二重部分に限定されず、
シート本体のトリムカバーのスソの固定手段とし
て二重部分以外の部分、たとえば、第1図の左方
部分(シートの前端)にも利用できる。
また、第4図に示すように、係合片32に対す
るフツク片交互のはめあいを許容する切欠き38
をフツク片34,36に形成することが好まし
い。このような構成によれば、シートフレームの
係合片32に係合されたフツク片34の外方から
フツク片36を係合片32に係合する際、各フツ
ク片が交互にはめあわされ、フツク片34,36
の左右方向への動きが相互に規制される。そのた
め、合成樹脂製のフツク片特有の横ずれが防止さ
れ、シート本体12、かがみ部14の各トリムカ
バー20,24のスソが安定した状態で固定され
る。
るフツク片交互のはめあいを許容する切欠き38
をフツク片34,36に形成することが好まし
い。このような構成によれば、シートフレームの
係合片32に係合されたフツク片34の外方から
フツク片36を係合片32に係合する際、各フツ
ク片が交互にはめあわされ、フツク片34,36
の左右方向への動きが相互に規制される。そのた
め、合成樹脂製のフツク片特有の横ずれが防止さ
れ、シート本体12、かがみ部14の各トリムカ
バー20,24のスソが安定した状態で固定され
る。
第2実施例を第5図に示す。第2実施例に係る
二重構造シート110は、第1の係合手段26を
シートフレーム16の内方、外方に分離して2ケ
所に取付けた点で第1実施例と相違している。つ
まり、第1の係合手段26は、内方係合片40、
外方係合片42から構成され、各トリムカバーの
フツク片34,36は、第1の係合手段の内方係
合片、外方係合片にそれぞれ係合可能に構成され
ている。そして、内方係合片40にシート本体の
フツク片34を、外方係合片42にかがみ部のフ
ツク片36をそれぞれ係合して、トリムカバー2
0,24のスソがシートフレーム16に固定され
る。
二重構造シート110は、第1の係合手段26を
シートフレーム16の内方、外方に分離して2ケ
所に取付けた点で第1実施例と相違している。つ
まり、第1の係合手段26は、内方係合片40、
外方係合片42から構成され、各トリムカバーの
フツク片34,36は、第1の係合手段の内方係
合片、外方係合片にそれぞれ係合可能に構成され
ている。そして、内方係合片40にシート本体の
フツク片34を、外方係合片42にかがみ部のフ
ツク片36をそれぞれ係合して、トリムカバー2
0,24のスソがシートフレーム16に固定され
る。
第1、第2実施例において、第2、第3の係合
手段であるフツク片34,36が、シートフレー
ムの係合片32にそれぞれ係合されてトリムカバ
ー20,24のスソを固定している。しかし、こ
れに限定されない。たとえば、第6図に示すこの
考案の第3実施例のように、第3の係合手段30
が第2の係合手段28を介して第1の係合手段2
6に係合される構成としてもよい。第3実施例の
シート210では、第2の係合手段28の下面に
両側に延出した形状のフツク片44が形成され、
第3の係合手段30として、フツク片44と係合
可能な係合片46が形成されている。フツク片4
4は略↓形状に形成され、たとえば、左右両側に
延出された顎部48と、ガイド面50とを有して
構成されている。係合片46は、フツク片44の
顎部の全長より狭幅な挿入口52を有し、拡開可
能に合成樹脂等から構成されている。このような
構成では、矢視のように、係合片46を上昇さ
せ、フツク片44に係合片の挿入口52を押付け
ると、フツク片のガイド面50に押圧されて挿入
口が拡開され、フツク片は挿入口を介して係合片
内に入り込む。そして、その後、係合片46は、
弾性力によつて初期位置に復帰してフツク片の顎
部48と係合片46とが確実に係合され、係合片
46からのフツク片44の離脱が防止される。つ
まり、第1の係合手段の係合片32が第2の係合
手段のフツク片34に、第2の係合手段の下面に
形成されたフツク片44が第3の係合手段の係合
片46にそれぞれ係合されて、トリムカバー2
0,24のスソはシートフレーム16に確実に固
定される。
手段であるフツク片34,36が、シートフレー
ムの係合片32にそれぞれ係合されてトリムカバ
ー20,24のスソを固定している。しかし、こ
れに限定されない。たとえば、第6図に示すこの
考案の第3実施例のように、第3の係合手段30
が第2の係合手段28を介して第1の係合手段2
6に係合される構成としてもよい。第3実施例の
シート210では、第2の係合手段28の下面に
両側に延出した形状のフツク片44が形成され、
第3の係合手段30として、フツク片44と係合
可能な係合片46が形成されている。フツク片4
4は略↓形状に形成され、たとえば、左右両側に
延出された顎部48と、ガイド面50とを有して
構成されている。係合片46は、フツク片44の
顎部の全長より狭幅な挿入口52を有し、拡開可
能に合成樹脂等から構成されている。このような
構成では、矢視のように、係合片46を上昇さ
せ、フツク片44に係合片の挿入口52を押付け
ると、フツク片のガイド面50に押圧されて挿入
口が拡開され、フツク片は挿入口を介して係合片
内に入り込む。そして、その後、係合片46は、
弾性力によつて初期位置に復帰してフツク片の顎
部48と係合片46とが確実に係合され、係合片
46からのフツク片44の離脱が防止される。つ
まり、第1の係合手段の係合片32が第2の係合
手段のフツク片34に、第2の係合手段の下面に
形成されたフツク片44が第3の係合手段の係合
片46にそれぞれ係合されて、トリムカバー2
0,24のスソはシートフレーム16に確実に固
定される。
実施例において、フツク片44の顎部48は、
左右両側に延出して形成されているが、これに限
定されず、左右のいずれか一方、または、きのこ
形状に形成してもよい。また、第2の係合手段の
フツク片34を第1の係合手段の係合片32に係
合した後、第2の係合手段の下面に形成されたフ
ツク片44と第3の係合手段の係合片46とを係
合して、トリムカバー20,24はシートフレー
ム16に固定している。しかし、これに限定され
ず、第2の係合手段28の下面に形成されたフツ
ク片44と第3の係合手段30の係合片46とを
係合した後、第2の係合手段を第1の係合手段2
6に係合してもよいことはいうまでもない。
左右両側に延出して形成されているが、これに限
定されず、左右のいずれか一方、または、きのこ
形状に形成してもよい。また、第2の係合手段の
フツク片34を第1の係合手段の係合片32に係
合した後、第2の係合手段の下面に形成されたフ
ツク片44と第3の係合手段の係合片46とを係
合して、トリムカバー20,24はシートフレー
ム16に固定している。しかし、これに限定され
ず、第2の係合手段28の下面に形成されたフツ
ク片44と第3の係合手段30の係合片46とを
係合した後、第2の係合手段を第1の係合手段2
6に係合してもよいことはいうまでもない。
また、第7図に示すように、第3の係合手段の
上面に両側に延出した形状のフツク片54を形成
し、第2の係合手段28の下面にフツク片の係合
可能な係合片56を形成してもよい。
上面に両側に延出した形状のフツク片54を形成
し、第2の係合手段28の下面にフツク片の係合
可能な係合片56を形成してもよい。
ここで、フツク片54、係合片56は、前述し
たフツク片44、係合片46と同様の形状に形成
され、係合片56はフツク片54の挿入によつて
拡開され、その後、弾性力によつて初期位置に復
帰してフツク片54と確実に係合される。
たフツク片44、係合片46と同様の形状に形成
され、係合片56はフツク片54の挿入によつて
拡開され、その後、弾性力によつて初期位置に復
帰してフツク片54と確実に係合される。
なお、この考案の二重構造シートは、車両用シ
ートのシートクツシヨン、シートバツクに適する
とはいえ、これに限定されず、たとえば、電車、
飛行機、会議室、映画館等のシートやベツド、ソ
フアー等にも応用できる。
ートのシートクツシヨン、シートバツクに適する
とはいえ、これに限定されず、たとえば、電車、
飛行機、会議室、映画館等のシートやベツド、ソ
フアー等にも応用できる。
上述した実施例は、この考案を説明するための
ものであり、この考案を何等限定するものでな
く、この考案の技術範囲内で変形、改造等の施さ
れたものも全てこの考案に包含されることはいう
までもない。
ものであり、この考案を何等限定するものでな
く、この考案の技術範囲内で変形、改造等の施さ
れたものも全てこの考案に包含されることはいう
までもない。
上記のように、この考案に係る二重構造シート
によれば、第1の係合手段がシートフレームに、
第2、第3の係合手段がシート本体、かがみ部の
各トリムカバーのスソにそれぞれ取付けられて、
第1、第2、第3の係合手段の相互の係合によつ
て、各トリムカバーのスソをシートフレームに固
定している。そのため、ホグリングを使用せずに
シートフレームへの各トリムカバーの固定が迅
速、容易に行なえる。そして、このようなホグリ
ングレスの固定作業では、作業が簡単化され、作
業性の向上がはかられるとともに自動化が可能と
なる。
によれば、第1の係合手段がシートフレームに、
第2、第3の係合手段がシート本体、かがみ部の
各トリムカバーのスソにそれぞれ取付けられて、
第1、第2、第3の係合手段の相互の係合によつ
て、各トリムカバーのスソをシートフレームに固
定している。そのため、ホグリングを使用せずに
シートフレームへの各トリムカバーの固定が迅
速、容易に行なえる。そして、このようなホグリ
ングレスの固定作業では、作業が簡単化され、作
業性の向上がはかられるとともに自動化が可能と
なる。
また、作業者の個人差の生じる余地がなくな
り、トリムカバーの張り上りが一定化され、シー
トの外観品質が向上する。
り、トリムカバーの張り上りが一定化され、シー
トの外観品質が向上する。
更に、係合手段を板状に形成すれば、各トリム
カバーが、シートフレームに点でなく面で固定で
き、各トリムカバーの張りが全面で均一化され
る。
カバーが、シートフレームに点でなく面で固定で
き、各トリムカバーの張りが全面で均一化され
る。
第1図は、第2図の線−に沿つた、この考
案に係る二重構造シートの断面図、第2図は、二
重構造シートを示す概略斜視図、第3図は、第3
の係合手段の係合前での二重構造シートの部分拡
大図、第4図は、第2、第3の係合手段の係合前
での二重構造シートの部分斜視図、第5図、第6
図は、第1図に類似する第2、第3実施例での二
重構造シートの断面図、第7図は、第3実施例の
変形例を示す二重構造シートの断面図である。 10,110,210……二重構造シート、1
2……シート本体、14……かがみ部、16……
シートフレーム、20……シート本体のトリムカ
バー、24……かがみ部のトリムカバー、26…
…第1の係合手段、28……第2の係合手段、3
0……第3の係合手段、32……係合片(第1の
係合手段)、34……フツク片(第2の係合手
段)、36……フツク片(第3の係合手段)、38
……切欠き、40……内方係合片、42……外方
係合片、44……フツク片、46……係合片、5
4……フツク片、56……係合片。
案に係る二重構造シートの断面図、第2図は、二
重構造シートを示す概略斜視図、第3図は、第3
の係合手段の係合前での二重構造シートの部分拡
大図、第4図は、第2、第3の係合手段の係合前
での二重構造シートの部分斜視図、第5図、第6
図は、第1図に類似する第2、第3実施例での二
重構造シートの断面図、第7図は、第3実施例の
変形例を示す二重構造シートの断面図である。 10,110,210……二重構造シート、1
2……シート本体、14……かがみ部、16……
シートフレーム、20……シート本体のトリムカ
バー、24……かがみ部のトリムカバー、26…
…第1の係合手段、28……第2の係合手段、3
0……第3の係合手段、32……係合片(第1の
係合手段)、34……フツク片(第2の係合手
段)、36……フツク片(第3の係合手段)、38
……切欠き、40……内方係合片、42……外方
係合片、44……フツク片、46……係合片、5
4……フツク片、56……係合片。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シート本体、かがみ部に分割され、シート本
体、かがみ部の各トリムカバーのスソを同一位
置でシートフレームに固定した二重構造シート
において、 シートフレームに第1の係合手段を、シート
本体、かがみ部の各トリムカバーのスソに第
2、第3の係合手段をそれぞれ予め取付け、第
1、第2、第3の係合手段の相互の係合によつ
て、各トリムカバーのスソをシートフレームに
固定した二重構造シート。 (2) 第1の係合手段がシートフレームに設けられ
た係合片、第2、第3の係合手段がシートフレ
ームの係合片にワンタツチで係合可能な板状の
合成樹脂製のフツク片であり、係合片に対する
フツク片交互のはめあいを許容する切欠きが、
各フツク片に形成されている実用新案登録請求
の範囲第1項記載の二重構造シート。 (3) 第1の係合手段が、シートフレームの内方、
外方に分離した2種類の係合片を持ち、第2、
第3の係合手段は、第1の係合手段の内方係合
片、外方係合片にワンタツチでそれぞれ係合可
能な板状の合成樹脂製のフツク片である実用新
案登録請求の範囲第1項記載の二重構造シー
ト。 (4) 第2の係合手段が、シートフレームの第1の
係合手段にワンタツチで直接係合され、第3の
係合手段は、第2の係合手段を介して、シート
フレームにワンタツチで係合されている実用新
案登録請求の範囲第1項記載の二重構造シー
ト。 (5) 両側に延出した形状のフツク片が、第2の係
合手段の下面に形成され、第3の係合手段は、
第2の係合手段下面のフツク片の挿入によつて
拡開され、その後、弾性力によつて初期位置に
復帰してフツク片の離脱を防止する板状の係合
片である実用新案登録請求の範囲第4項記載の
二重構造シート。 (6) 第3の係合手段は両側に延出した形状のフツ
ク片であり、このフツク片の挿入によつて拡開
され、その後、弾性力によつて初期位置に復帰
してフツク片の離脱を防止する板状の係合片
が、第2の係合手段の下面に形成されている実
用新案登録請求の範囲第4項記載の二重構造シ
ート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20083187U JPH044640Y2 (ja) | 1987-12-30 | 1987-12-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20083187U JPH044640Y2 (ja) | 1987-12-30 | 1987-12-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01105600U JPH01105600U (ja) | 1989-07-17 |
JPH044640Y2 true JPH044640Y2 (ja) | 1992-02-10 |
Family
ID=31491220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20083187U Expired JPH044640Y2 (ja) | 1987-12-30 | 1987-12-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH044640Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5387956B2 (ja) * | 2009-03-31 | 2014-01-15 | テイ・エス テック株式会社 | トリムカバーの端末止着構造 |
JP2012034976A (ja) * | 2010-08-11 | 2012-02-23 | Tachi S Co Ltd | 自動車シートに用いるトリム・カバー・エンド・フック |
JP5831745B2 (ja) | 2011-09-17 | 2015-12-09 | スズキ株式会社 | シートの表皮材の取り付け構造 |
-
1987
- 1987-12-30 JP JP20083187U patent/JPH044640Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01105600U (ja) | 1989-07-17 |
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