JPH0322207Y2 - - Google Patents

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JPH0322207Y2
JPH0322207Y2 JP8640486U JP8640486U JPH0322207Y2 JP H0322207 Y2 JPH0322207 Y2 JP H0322207Y2 JP 8640486 U JP8640486 U JP 8640486U JP 8640486 U JP8640486 U JP 8640486U JP H0322207 Y2 JPH0322207 Y2 JP H0322207Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、搬送路の途次に設けた、パツケージ
の巻形等の検査を行う、パツケージ検査装置に関
する。
〔従来の技術〕
自動ワインダ等の巻糸装置で巻き取られたパツ
ケージは、搬送トレーに支持されてベルトコンベ
ア等の搬送装置を経て、次工程へ供給されるが、
パツケージには、糸層に段差が生じた段巻パツケ
ージであるとか、巻取管の偏心等によつて端表面
に凹凸が生じた菊巻パツケージなど、巻形不良の
ものや、太さや原料など、異なつた種類の糸が巻
かれたものがある。このような不良パツケージ
は、オペレータによる目視では発見が困難なこと
もあり、光学機器を使つて検査が行われるように
なつた。この光学機器による検査は、例えばパツ
ケージの糸層の表面に光を照射し、その反射光を
イメージセンサで受けて、表面状態を読み取るい
うような手段が採用されるため、検査に無関係な
光は、遮断することが望ましい。そこで従来はパ
ツケージの搬送路から離れた位置に検査ステーシ
ヨンを設け、この検査ステーシヨンへとリフト等
を使用してパツケージを搬送路から移送し、検査
を行つていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
可視光線や紫外線をパツケージに照射し、反射
光や蛍光を受光して、パツケージの巻形等を検査
するには、暗室のような遮光区域で行えば検査精
度を高め得られる。ところが、従来装置のよう
に、検査をパツケージの搬送路から別系路へと移
送して行うのは、工場のスペースや設備費、更に
は、生産効率のうえで問題があつた。
そこで、パツケージの検査ステーシヨンを、巻
糸装置で巻かれたパツケージを次工程へと供給す
る搬送路の途次に設け、効率よく、しかも正確な
検査を行うことができるように構成したのが本考
案パツケージ検査装置である。
〔問題点を解決するための手段〕
巻形や異品種の糸が巻かれていないかといつ
た、パツケージの検査を行う検査ステーシヨン
を、パツケージを次工程へと供給するベルトコン
ベア等の搬送路の途次に、該搬送路を覆つてトン
ネル状の暗室を形成し、その暗室内に設けた。そ
して、暗室の出入口には、進行するパツケージに
より開閉する遮光扉を設け、パツケージを別系路
に移送することなく、暗室内で正確に検査できる
ように構成した。
〔作用〕
巻糸装置等で巻かれたパツケージは、搬送路を
移送されて、暗室の入口に達する。暗室内にパツ
ケージが収容されていないことを確認すると、パ
ツケージは行進し、この時パツケージは、暗室入
口の遮光扉を押し開きながら更に進行し、検査ス
テーシヨンに達する。パツケージとの接触を解放
された遮光扉は閉じ、暗室入口を塞ぐ。検査ステ
ーシヨンでは、パツケージの巻形等の検査が行わ
れ、検査が終了すると、パツケージは再び進行
し、このパツケージで暗室出口の扉を押し開きな
がら、次工程へと進行する。暗室出口の扉は、パ
ツケージとの接触が解放されると、暗室出口を塞
ぐ。これを繰り返して、搬送路を移送されるパツ
ケージは、巻形等の検査が行われる。
〔実施例〕
本考案装置の実施例を図面と共に次に説明す
る。
本考案パツケージ検査装置は、パツケージ1の
搬送路2に暗室3を形成し、この暗室3内に検査
ステーシヨン4を設け、該暗室3の出入口に遮光
扉5,6を設けてなる。
自動ワインダ等の巻糸装置により巻かれたパツ
ケージ1は、搬送トレー7に支持され、ベルトコ
ンベア8の載つて次工程へと移送されることは、
公知の技術とかわるところはない。暗室3はベル
トコンベア8の任意の位置に、該ベルトコンベア
8の行進方向の両側、及び天井部分を遮光材9で
覆つてトンネル状に形成してあり、この遮光材9
は、等辺山形綱等のフレーム10に鋲着等により
固定してある。トンネル状暗室3の入口側11と
出口側12には、開口部分を塞ぐ遮光扉5,6が
設けてある。この遮光扉5,6は、ベルトコンベ
ア8に移送される搬送トレー7に押されて開く両
側開きのもので、左右の扉板51,52,61,
62は閉じた際に重なり合うようにしてあり、こ
の扉板51,52,61,62は角柱状の支持部
材14に支持されている。一方、床側と天井側の
フレーム10間に軸13を軸受17により挾持
し、この軸13を、扉板51,52,61,62
を支持する支持部材14の中央貫通孔に挿通し、
遮光扉5,6は支持されている。そして、各々の
支持部材14とフレーム10との間に各々コイル
ばね15を架け渡し、押し開かれた遮光扉5,6
を各々のコイルばね15の復元力で閉じるように
してある。尚、入口側11の遮光扉5は閉じた際
にフレーム10に当つて停止し、出口側12の遮
光扉6は、上位の軸受17にストツパー16を設
け、このストツパー16をフレーム10に当てて
停止させるようにしてある。上記遮光扉5,6は
扉板を用いずとも中央部を若干重ねた二枚のカー
テンとしても良い。このようにして形成した暗室
3内には、検査ステーシヨン4が設けてある。こ
の検査ステーシヨン4には、走行するベルトコン
ベア8上の搬送トレー7だけを留め、そして旋回
させるための、位置決め機構18と駆動機構19
が備えてあり、位置決め機構18は、ピストン2
1の進退運動により擺動し、腕部22を搬送トレ
ー7の移動軌跡内に進退させる。L字形の擺動子
20と、該擺動子20に搬送トレー7が当接した
際、ピストン23により擺動し、搬送トレー7を
ベルトコンベア8の進行方向と直交する方向に押
圧し、搬送トレー7を駆動機構19へと押し付け
る回転自在な押圧子24よりなり、駆動機構19
はモータ25の回転軸に回転子26を設けてな
り、この回転子26の回転力で搬送トレー7を回
転させるようにしてある。27は回転自在に設け
た受動子で、搬送トレー7を前記押圧子24と回
転子26との三点で支え、搬送トレー7がずれ動
くのを阻止する。尚、検査装置は、ハロゲンラン
プによる可視光線と、ブラツクライトによる紫外
線をそれぞれパツケージに照射し、その反射光及
び蛍光を受光器等により受け、異常を検出するも
ので、この装置は本実施例では図示してないが、
暗室3の天井部分に接続して設ける。
上記実施例に基いて本発明装置の作用を次に詳
述する。
図示しない巻糸装置で巻かれたパツケージ1
は、搬送トレー7の中央に立設されたペグ7′に
支持され、ベルトコンベア8に載つて移送され
る。パツケージ1を支持した搬送トレー7はやが
て暗室3に達し、暗室3内に搬送トレーが位置し
ていれば図示しないストツプ機構に進行を阻止さ
れる。暗室3内に搬送トレー7が入つていないこ
とを確認すると、搬送トレー7はベルトコンベア
8により暗室3内へと進み、暗室3の入口側遮光
扉5を搬送トレー7で押圧して開きながら、搬送
トレー7は暗室3内に入る。搬送トレー7が遮光
扉5の扉板51,52から外れれば、扉板51,
52はコイルばね15,15の復元力で入口を閉
じる。暗室3内に入つたパツケージ1を支持する
搬送トレー7は、検査ステーシヨン4に達する。
ピストン21が擺動子20を引き、腕部22が搬
送トレー7の進行軌跡内に位置した状態で搬送ト
レー7が供給されると、搬送トレー7は進行によ
り腕部22にぶつかる。この時、ピストン23が
押圧子24を押し出し、搬送トレー7は押圧子2
4に押さえ、ベルトコンベア8の進行方向と直交
する方向に摺動される。摺動した搬送トレー7は
回転子26と受動子27に押圧され、モータ25
の駆動による回転子26の回転を受けて、搬送ト
レー7は連続、或いは間欠的に回転する。これに
よりパツケージ1も回転し、この回転するパツケ
ージ1に対して、図示しない光学機器から可視光
線及び紫外線が照射され、所定の検査が行われ
る。この間ベルトコンベア8は走行している。検
査が終了すると、押圧子24と擺動子20の腕部
22はそれぞれ後退し、搬送トレー7はベルトコ
ンベア8の走行により暗室3の出口側12へと移
送され、遮光扉6の扉板61,62を搬送トレー
7で押圧して開きながら、搬送トレー7は次工程
へと供給される。搬送トレー7から外れた扉板6
1,62はコイルばね15,15の復元力によ
り、ストツパー16がフレーム10にあたるまで
引き戻され、暗室3の出口は遮光扉6で閉じら
れ、暗室3内には次のパツケージが搬送トレーに
より収容されて検査され、これが繰り返される。
〔考案の効果〕
本考案装置は、パツケージを次工程へ移送する
搬送路に、該搬送路を覆つてトンネル状の暗室を
設け、この暗室の出入口にはパツケージの進行に
より開閉する遮光扉を設けて搬送路の途次にパツ
ケージの検査に支障のない暗室を構成したもので
あるから、容易な設備で経済性にすぐれ、しかも
正確で効率のよいパツケージ検査を可能にした。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の横断平面図、第2図は同
縦断正面図。 1……パツケージ、2……搬送路、3……暗
室、4……検査ステーシヨン、5,6……遮光
扉、7……搬送トレー、8……ベルトコンベア、
18……位置決め機構、19……駆動機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パツケージを搬送するベルトコンベア等の搬送
    路に、該搬送路を覆つてトンネル状の暗室を形成
    し、この暗室内に、パツケージの旋回機構、パツ
    ケージの巻形検査機器等を備えたパツケージ検査
    ステーシヨンを設け、また、暗室の出入口に、パ
    ツケージの進行に伴つて開閉する遮光扉を設け
    た、パツケージ検査装置。
JP8640486U 1986-06-03 1986-06-06 Expired JPH0322207Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8640486U JPH0322207Y2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06
US07/055,715 US4877967A (en) 1986-06-03 1987-05-28 Package inspecting apparatus
DE19873718616 DE3718616A1 (de) 1986-06-03 1987-06-03 Auflaufspulenpruefvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8640486U JPH0322207Y2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06

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Publication Number Publication Date
JPS6313965U JPS6313965U (ja) 1988-01-29
JPH0322207Y2 true JPH0322207Y2 (ja) 1991-05-15

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JP8640486U Expired JPH0322207Y2 (ja) 1986-06-03 1986-06-06

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JP5713703B2 (ja) * 2011-01-26 2015-05-07 セーレン株式会社 インクジェット記録装置及び遮蔽機構

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JPS6313965U (ja) 1988-01-29

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