JPH03221887A - 車載用ｇｐｓ受信機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、完成車に取り付けることのできる車載用Ｇ
　Ｐ　Ｓ　（Ｇｌｏｂａｌ　Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ　
Ｓｙｓｔｅｍ　）受信機に関するものである。

〔従来の技術〕

車載用ＧＰＳ受信機は、衛星航法を用いた車両用ナビゲ
ーションシステムの構成機器として最近脚光を浴びつつ
ある。

この種の車載用ＧＰＳ受信機の基本的な構成は、人工衛
星からの電波を受信するアンテナと、その受信信号を増
幅するプリアンプと、このプリアンプで増幅された受信
信号から所定の情報を復調する復調部と、その復調信号
から自己の位置を算出する演算部で構成されるとともに
、プリアンプ、復調部および演算部は受信機本体として
一体化され、通常、車内の適所に配置される。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、このような従来の車載用ＧＰＳ受信機は
、人工衛星からの電波を受信するアンテナを車外に設置
し、このアンテナからの受信信号を所定のアンテナ線を
介して車内の受信機本体に導入する構成とされているの
で、完成車への取り付けに際してアンテナ線導入のため
に貫通孔を車体に開けなければならず、ユーザは面倒な
取付作業をしなければならないという不都合があった。

この発明は、」二記したような不都合を解消するために
なされたもので、完成車に、簡単に取り付けることので
きる車載用ＧＰＳ受信機を提供するものである。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る車載用ＧＰＳ受信機は、人工衛星からの
電波を受信するアンテナおよびその受信信号を増幅する
プリアンプを有する車外機と、受信信号から所定の情報
を復調する復調部およびその復調信号から自己の位置を
算出する演算部を有する車内機と、車外機と車内機の間
の信号伝達を無線によって行なう信号伝達手段と、車外
に設置され、車外機に給電するバッテリで構成したもの
である。

そして、信号伝達手段を、車外機に設Ｕられた電波送信
機と車内機に設けられた電波受信機で構成したり、誘電
性車体殻体の両面に一対の平面電極を対向配置させた結
合コンデンサで構成したものである。

〔作　用〕

この発明における車載用ｃｐｓ受信機は、車外機と車内
機の間の信号伝達を無線または結合コンデンサによって
行ない、車外機を動作させるバッテリを車外に設置する
構成としたので、車体に力Ｔ１工を施して貫通孔を設け
る必要がないため、完成車に、簡単に取り付けることが
できる。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を図に基づいて説明す第１回は
この発明の一実施例による車載用Ｃ，ＰＳ受信機の構成
を示すブロック図である。

第１図において、車載用ＧＰＳ受信機は、人工衛星から
の電波を受信するアンテナ（平面アンテナ）１１および
その受信信号を増幅するプリアンプ１２を含む車外機１
と、受信信号から所定の情報を復調する復調部２１およ
びその復調信号から自己の位置を算出する演算部２２を
含む車内ａ２と、車外機１と車内＠２の間の信号伝達を
無線によって行なう信号伝達手段で構成されている。

そして、信号伝達手段は、周波数変換するための信号を
出力するローカルオシレータ１３ａ、このローカルオシ
レータ１３ａから供給される信号に基づいてプリアンプ
１２が出力する受信信号を周波数変換して出力するミキ
サ１３ｂ、このξキサ１３ｂの出力を増幅するドライブ
アンプ１３ｃおよびドライブアンプ１３ｃの出力を送信
するアンテナ１３ｄで構成され、車外機」に設けられた
電波送信機１３と、電波などを通過させるドアやウィン
ドウなどの車体外殻体３を通過したアンテナ１３ｃｌか
らの電波を受信するアンテナ２３ａおよびアンテナ２３
ａの出力を増幅して復調部２１に出力する受信部２３ｂ
で構成され、車内機２に設けられた電波受信機２３で構
成されている。

なお、４は太陽光などを電力に変換する太陽電池、５は
充電器を示し、この充電器５は太陽電池４の出力でリチ
ュウーム電池などの二次電池６を充電するものであり、
太陽電池４が電力を出力するときは太陽電池４の出力で
車外機１を動作させ、夜間あるいは曇天時などは二次電
池６の出力で車外機１を動作させる。

次に、動作について説明する。

車外機ｌは太陽電池４または二次電池６から給電されて
動作するので、アンテナ１１で受信した電波はプリアン
プ１２および電波送信機１３を介して送信される。

そして、電波送信機１３から送信された電波は電波受信
部２３で受信されて復調部２工に供給される。

したがって、この実施例によれば、車外機１と車内機２
の間の信号伝達は電波を介して行なわれ、車外機１は車
外に設置されたバッテリから電力が供給されるので、取
り付けに際して完成車のドアまたはウィンドウなどに加
工を施して貫通孔を設ける必要がなくなり、取付作業を
簡単に行な・うことができる。

また、バッテリとして太陽電池４と、充電器５で充電さ
れる二次電池６を用いているため、パンテリの交換が不
用になるとともに、保守作業が容易になる。

さらに、車外機１にローカルオシレータ１３ａおよび果
キサ１３ｂを設け、受信信号を周波数変換した後に車内
機２に送信するので、人工衛星からの受信周波数に無関
係な最適周波数を使用して車内機２に情報が伝送できる
。

なお、この実施例では信号伝達手段を無線による例で説
明１〜たが、信号伝達手段は光、超音波なども利用でき
る。

第２図はこの発明の他の実施例による車載用ＧＰＳ受信
機の構成を示すブロック図、第３図は第２図の実施例に
おける取イ１構造を示す説明図である。

第２図および第３図において、第１図と同一または相当
部分には同一符号が付しである。

第２図および第３図において、７は車両３０に設けられ
ている誘電性車体外殻体としての後部窓ガラスを示し、
後方視界をさえぎらない位置に対向した一対の平面電極
８，９が配置されている。

そして、平面電極８はプリアンプ１２に接続され、平面
電極９は復調部２１に接続されている。

したがって、後部窓ガラス７と一対の平面電極８．９は
結合コンデンサを構成することになる。

なお、２０は平面電極９の上に取り付けられた車外機筺
体を示し、前述した車外機１、充電器５および二次電池
６が収納されており、太陽電池４およびアンテナ１１の
取付筐体の役目も果たしている。

３０ａは車両３０の頂部を示す。

この実施例によれば、車外機１のプリアンプ１２の出力
は、後部窓ガラス７と一対の平面電極８゜９で構成され
る結合コンデンサを介して車内機２に伝送される。

したがって、第１図の実施例と同様な効果を得ることが
できる。

なお、この実施例では結合コンデンサなどを後部窓ガラ
ス７に設けた例で説明したが、結合コンデンサなどはフ
ロントガラスの視界をさえぎらない位置に設けたり、頂
部３０ａに設けられるサンルーフなどの誘電性車体外殻
体に設けてもよい。

そして、将来、車両３０が合成樹脂で構成される場合、
結合コンデンサの設置位置は自由に選択できるという効
果もある。

「発明の効果〕 以上のように、この発明によれば、車外機と車内機の間
の信号伝達を無線によって行なう構成としたので、車体
に加工を施して貫通孔を設ける必要がないため、完成車
に、簡単に取りイ１けることができる。

また、車外機を動作させるバッテリを車外に設置する構
成としたので、バッテリの保守作業が容易になるという
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による車載用ＧＰＳ受信機
の構成を示すブロック図、 第２図はこの発明の他の実施例による車載用ＧＰＳ受信
機の構成を示すブロック図、 第３図は第２図の実施例における取付構造を示す説明図
である。 １・・・車外機、２・・・車内機、３・・・車体外殻体
、７・・・後部窓ガラス、８，９・・・平面電極、１１
・・・アンテナ、１２・・・プリアンプ、１３・・・電
波送信機、２１・・・復調部、２２・・・演算部、２３
・・・電波受信機、３０・・・車両。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）人工衛星からの電波を受信するアンテナおよびそ
   の受信信号を増幅するプリアンプを有する車外機と、 前記受信信号から所定の情報を復調する復調部およびそ
   の復調信号から自己の位置を算出する演算部を有する車
   内機と、 前記車外機と前記車内機の間の信号伝達を無線によって
   行なう信号伝達手段と、 車外に設置され、前記車外機に給電するバッテリと、 を備えた車載用ＧＰＳ受信機。
2. （２）信号伝達手段は、車外機に設けられた電波送信機
   と車内機に設けられた電波受信機で構成した請求項（１
   ）記載の車載用ＧＰＳ受信機。
3. （３）信号伝達手段は、誘電性車体殻体の両面に一対の
   平面電極を対向配置させた結合コンデンサである請求項
   （１）記載の車載用ＧＰＳ受信機。