JPH03291582A - Ｇｐｓ信号中継装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、複数の人工衛星からの信号（航法メッセー
ジ：エフェメリスデータ、アルマナックデータなど）を
受信し、車両に搭載されているナビゲーション装置に受
信した信号を伝達するＯＰＳ　（Ｇｌｏｂａｌ　Ｐｏｓ
ｉｔｉｏｎｉｎｇ　Ｓｙｓｔｅｍ　）信号中継装置に関
するものである。

〔従来の技術〕

ＧＰＳ受信機を用いたナビゲーション装置は、測位をす
るために少なくとも３つの人工衛星を捕捉し、捕捉した
人工衛星から航法メツセージを得る必要がある。

そして、航法メツセージは、人工衛星からＰＳＫ（フェ
ーズ・シフト・キーイング）変調されてビット率５０ｂ
ｐｓで３０秒毎に繰り返されて送信される。

すなわち、全部で１５００ビツトを１フレームとした３
０秒が１周期である。

なお、１フレームは、３００ビツト（６秒）で構成され
る５つのサブフレームに分割されている。

したがって、電源を投入した直後のように、ナビゲーシ
ョン装置がｔＬ法メツセージを持っていない状態では、
複数の人工衛星から航法メツセージを得て初期設定をし
、測位を開始するまでは、少なくとも数分が必要になる
。

そして、測位を開始した後は、測位を継続することがで
きる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、ＧＰＳ受信機を用いたナビゲーション装
置は初期設定をする場合、個々の人工衛星に対し、航法
メツセージを継続して１フレーム（３０秒）受信しなけ
らばならないので、自動車が走行しているときに建物、
電柱またはトンネルなどで人工衛星からの航法メツセー
ジの一部が遮断されることによって受信できないと、受
信できなかったサブフレームを再度受信し直す必要があ
る。

したがって、ナビゲーション装置は初期設定をする場合
、個々の人工衛星に対し、航法メツセージを継続して１
フレーム受信できないと、初期設定完了までに時間がか
かるという不都合があった。

この発明は、上記したような不都合を解消するため番こ
なされたもので、ナビゲーション装置が初期設定をする
ための航法メツセージを中継するＧＰＳ信号中継装置を
提供するものである。

〔課題を解決するための手段〕

この発明にかかるＧＰＳ信号中継装置は、複数の人工衛
星からの信号を受信可能な位置に設置したアンテナと、
このアンテナを介した信号を受信する受信手段と、この
受信手段からの信号を車両に搭載されているナビゲーシ
ョン装置に伝達する伝達手段を備えたものである。

〔作　用〕

この発明におけるＧＰＳ信号中継装置は、複数の人工衛
星からの信号をアンテナを介して受信手段で受信し、車
両に搭載されているナビゲーション装置に伝達手段を介
して伝達する。

したがって、ナビゲーション装置は、ＧＰＳ信号中継装
置を介した信号（航法メツセージ）によって初期設定を
することができる。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を図に基づいて説明する。

第１図はこの発明の一実施例によるＧＰＳ信号中継装置
の構成を示すブロック図であり、Ｓは人工衛星、Ａは人
工衛星Ｓまたは後述するＧＰＳ信号中継装置の信号を受
信する自動車などに搭載されているナビゲーション装置
のアンテナ、Ｒはナビゲーション装置のＧＰＳ受信機を
示す。

１は人工衛星Ｓからの信号を受信することが可能な位置
、例えば屋根などのような高い位置に設置した受信用ア
ンテナ、２は受信アンテナ１を介した人工衛星Ｓからの
信号を受信する受信機、３は受信機２が受信した信号を
増幅する増幅器、４は増幅器３で増幅した信号を送信す
る送信機、５は送信機４からの信号を送信する送信用ア
ンテナを示し、受信用アンテナ１〜送信用アンテナ５で
ＧＰＳ信号中継装置を構成している。

なお、図示されている人工衛星Ｓは１つであるが、ＧＰ
Ｓ信号中継装置は、複数の人工衛星Ｓからの信号を中継
するものである。

次に、動作について説明する。

まず、人工衛星Ｓからの信号（航法メツセージ）は、受
信用アンテナ１を介して受信機２で受信され、増幅器３
で増幅された後、送信機４および送信用アンテナ５を介
して送信される。

そして、ＧＰＳ信号中継装置から送信された信号を、ア
ンテナＡを介してＧＰＳ受信受信機段信すると、ナビゲ
ーション装置は受信した信号に基づいて初期設定をする
ことができる。

第２図はこの発明のＧＰＳ信号中継装置を屋根付きガソ
リンスタンドに設置した具体例を示す説明図であり、第
１図と同一符号は同一または相当部分を示している。

第２図において、６は中継部を示し、第１図に示した受
信機２、増幅器３および送信機４を一体に構成したもの
である。

Ｂはガソリンスタンドの建物、Ｂｒは建物Ｂの屋根を示
し、この屋ｍＢｒに受信用アンテナ１、中継部６および
送信用アンテナ５が取り付けられている。

Ｍは自動車を示し、屋根にアンテナＡが取り付けられ、
内部にＧＰＳ受信受信機段置されている。

次に、動作について説明する。

自動車Ｍが給油などのためにガソリンスタンドに入ると
、屋根Ｂｒが障害物となって人工衛星Ｓからの信号をア
ンテナＡで直接受信することができなくなる。

しかし、ガソリンスタンドの建物Ｂには、人工衛星Ｓか
らの信号が受信できるように、屋根Ｂｒに受信用アンテ
ナｌを取り付けてＧＰＳ信号中継装置が設置されている
ので、前述したように、自動車Ｍ内に設置されているＧ
ＰＳ受信受信機穴ＰＳ信号中継装置を介した人工衛星Ｓ
からの信号を受信することができる。

したがって、ナビゲーション装置は、ＧＰＳ信号中継装
置を介した人工衛星Ｓからの信号によって初期設定をす
ることができるので、自動車Ｍがガソリンスタンドを出
てから航法メツセージを収集する必要がなくなるため、
自動車Ｍがガソリンスタンドを出て、ＧＰＳ受信受信機
穴工衛星Ｓからの信号を、アンテナＡを介して直接受信
すると、即座に測位を開始することができる。

上述したように、この実施例によれば、自動車Ｍを、例
えば屋根付きのガソリンスタンド、車庫などに停車また
は駐車させたり、トンネルなどを通過しているときのよ
うに、ＧＰＳ受信受信機穴工衛星Ｓからの信号を、アン
テナＡを介して直接受信できなくとも、ＧＰＳ信号中継
装置を介した信号を受信することにより、ナビゲーショ
ン装置は、初期設定をすることができるので、自動車Ｍ
がガソリンスタンド、車庫、トンネルなどから出ること
により、ＧＰＳ受信受信機穴工衛星Ｓからの信号を、ア
ンテナＡを介して直接受信すると、即座に測位を開始す
ることができる。

なお、上記した実施例では、無線で信号を送信する例で
説明したが、人工衛星ＳおよびＧＰＳ信号中継装置から
信号を受信することによってナビゲーション装置に悪影
響が発生する場合は、送信用アンテナ５に指向性を持た
せて所定のエリアのナビゲーション装置のみが受信でき
るようにすることにより、自動車ＭがＧＰＳ信号中継装
置を設置した所定のエリアから出ると、ナビゲーション
装置は人工衛星Ｓからの信号のみを受信できるようにな
る。

また、無線で信号を送信する例で説明したが、信号をケ
ーブルなどを介してナビゲーション装置に中継してもよ
い。

さらに、増幅器３で信号を増幅する例を示したが、信号
を必ずしも増幅する必要はない。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、複数の人工衛星から
の信号を受信し、車両に搭載されているナビゲーション
装置に伝達する構成としたので、ナビゲーション装置は
、人工衛星から信号を直接受信できなくとも、ＧＰＳ信
号中継装置を介した信号を受信することにより、初期設
定をすることができる。

したがって、自動車が屋根付きのガソリンスタンド、車
庫、トンネルなどから出ることにより、ナビゲーション
装置が複数の人工衛星からの信号を直接受信すると、即
座に測位を開始することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるＧＰＳ信号中継装置
の構成を示すブロック図、 第２図はこの発明のＧＰＳ信号中継装置を屋根付きガソ
リンスタンドに設置した具体例を示す説明図である。 １・・・受信用アンテナ、２・・・受信機、３・・・増
幅器、４・・・送信機、５・・・送信用アンテナ、Ｓ・
・・人工衛星、Ａ・・・アンテナ、Ｒ・・・ＧＰＳ受信
機。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複数の人工衛星からの信号を受信可能な位置に設置した
   アンテナと、 このアンテナを介した前記信号を受信する受信手段と、 この受信手段からの前記信号を車両に搭載されているナ
   ビゲーション装置に伝達する伝達手段と、を備えたＧＰ
   Ｓ信号中継装置。