JPH0322142Y2 - - Google Patents

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JPH0322142Y2
JPH0322142Y2 JP1983033984U JP3398483U JPH0322142Y2 JP H0322142 Y2 JPH0322142 Y2 JP H0322142Y2 JP 1983033984 U JP1983033984 U JP 1983033984U JP 3398483 U JP3398483 U JP 3398483U JP H0322142 Y2 JPH0322142 Y2 JP H0322142Y2
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JP
Japan
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sealing shaft
valve body
application
tip
container
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JP1983033984U
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JPS59138557U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は乾燥性の高粘度液剤を収容する容器
の先端部に上記液剤の塗布機構を設けた塗布器に
関するものである。
文字消し液、ペイント、インキ、接着剤、シー
ル剤等の液剤を塗布する器具として、液剤を収容
する容器自体をペン型に構成してその先端部にバ
ルブ機構を形成し、このバルブ機構を介して小径
の塗布孔より液剤を少量ずつ流出させて塗布する
謂るペン型塗布器がある。
ところが、このような塗布器に使用される液剤
は使用状態で適量が継続して流出するような高粘
度範囲、通常は30〜500センチポイズの範囲で調
整されているが、速乾性を付与するために高揮発
性の溶剤が使用されていることから、従来の塗布
器では使用中の体温の伝播、外気温の上昇、ある
いは液剤の撹拌を目的とする容器の振盪等によつ
て容器の内圧が高まり、この内圧を受けて必要量
を遥かに越える液剤が流出するという問題があつ
た。特に、文字消し液では、酸化チタン等の沈降
し易い固形物を多量に含むために使用に際して容
器の振盪が必須であることから内圧が上昇し易
く、しかも一回の必要量が極く少量で且つ間歇的
に使用することから内圧が解消され難く、過剰流
出によつて乾燥に時間がかかつて校正作業等の能
率が低下したり、消去対象外の文字まで消えてし
まつたり、更には乾燥表面が塊状になつて訂正文
字の書き込みが困難になる等の支障をきたしてい
た。
この考案は上記従来の欠点を改善するためにな
されたもので、乾燥性の高粘度液剤を収容する筒
状容器の開口端面に軸受け部材を嵌着すると共
に、該容器の開口端部に先細り状で先端に塗布孔
を備えた塗布先部材を冠着し、この塗布先部材の
内側に、一端側に上記塗布孔より先端を外方へ突
出して該塗布孔を封止する弁体部が構成され他端
側が軸受け部材を貫通する封口軸を配設し、且つ
封口軸を外方側へ付勢するばね部材を装着し、更
に封口軸に沿つて移動自在で且つ塗布先側の移動
限位置においてその外周部が塗布先部材の内周面
に当接する環形の内弁体を封口軸に嵌装してなる
高粘度液剤の塗布器に係るものである。
以下、この考案を図示実施例に基いて説明す
る。
第1図において、1は高粘度液剤2を収容した
アルミ缶等からなる円筒状の容器であり、その開
口端部1aはやや細径のおねじ部を構成してい
る。高粘度液剤2としては、酸化チタン等の顔料
成分を含有する字消し液、各種ペイント、マーカ
ー用インキ、接着剤、シール材等の粘度30〜500
センチポイズ程度の高揮発性液剤が使用される。
3は容器1の開口側端部1aに螺合して冠着した
合成樹脂成形物からなる塗布先部材で、上記端部
1aに螺合するめねじ部3aと、円錘状先端部3
bとからなる筒状体を構成し、先端部3bの頂部
には塗布孔4が開設されている。5は容器1の開
口端面に嵌着した略円筒状の合成樹脂からなる軸
受け部材で、容器1の端面と塗布先部材3との間
に介在して両者間のパツキンとして機能するフラ
ンジ部5aを備えると共に、第2図で示す如くフ
ランジ部5aから中央側へ延出した3本の支持部
5bで連結するばね受け部5cを備え、これによ
り3つの開孔6を構成している。更にはばね受け
部5cの中央には透孔7が開設され、これに封口
軸8の主軸部8aが挿通されている。この封口軸
8は、外側端に略円錘形で先端部が略細軸状とな
つた弁体部8bを備えている。そして弁体部8b
の下面と軸受け部材5との間にコイルばね9が封
口軸8の主軸部8aを巻回する状態で装着され、
これにより封口軸8が外方側へ付勢され、不使用
時には弁体部8bが塗布先部材3の内面に密着し
て容器1を密閉している。また、この密閉状態下
で弁体部8bの先端は塗布孔4より外方へ突出し
ている。
10は上記コイルばね9の外側から封口軸8に
嵌装された合成樹脂成形物からなる略円筒状の内
弁体で、封口軸8の弁体部8bの最大径より大き
い外径の本体部10aとこれより弁体部8b側に
延出した外径の小さい先端部10bとからなる。
また11は内弁体10よりも容器1側において同
様に上記コイルばね9の外側から封口軸8に嵌装
された金属環である。そして内弁体10と金属環
11は共に封口軸8に沿つて移動自在であるよう
に内径を設定してある。
一方、12は液剤2が字消し液等の沈降し易い
固形物を含む場合に容器1内に内填される撹拌球
で、塗布器の振盪によつて容器1内で自由に動い
て液剤2を撹拌して液組成を均質化する機能を持
つ。また13は合成樹脂成形物等からなるキヤツ
プであり、塗布先部材3に外嵌して塗布先を保護
すると共に不使用時の密閉性を向上する機能を持
つ。
上記構成の塗布器を使用するには、キヤツプ1
3を外し、第3図の如く被塗物14の表面に塗布
孔4から突出した封口軸8の弁体部8bの先端を
押し付けることにより、封口軸8をコイルばね9
の付勢に抗して内奥側へ押し込む。この操作で弁
体部8bと塗布先部材3の内面との間に間隙が生
じて環状通路15が形成され、この環状通路15
より内部の液剤2が塗布孔4から外部へ流出する
が、これと同時に内弁体10および金属環11が
両者の合計自重によつて封口軸8に沿つて下方移
動し、内弁体10の本体部10aの外側周端部1
0cが塗布先部材3の内周面に当接する。これに
より、塗布先部材3の内部における液剤2の流路
は内弁体10の内径と封口軸8の主軸部8aの径
との径差に相当する狭い環状間隙16にて制限さ
れ、しかもこの間隙16内にコイルばね9が螺線
状に配位しているため液剤2の流れはコイルばね
9の螺線方向に沿うように誘導される。従つて温
度上昇や振盪によつて容器1の内圧が上昇してい
る場合でも、上記内弁体10とコイルばね9によ
る流路制限により、塗布孔4から液剤2が一気に
噴出するという事態には至らない。
尚、上記実施例において金属環11を使用して
いるのは、液剤2が高比重である場合に合成樹脂
製の内弁体10のみでは使用状態下で塗布先側に
降下しにくかつたり、あるいは逆に浮上するのを
防止する重錘として作用させるためである。従つ
て、内弁体10を金属等の高比重のもので形成す
れば金属環11は不要となる。また内弁体の形状
は上記実施例以外の種々の形状に変更することが
可能であり、例えば第4図で示すように塗布先側
が縮径した金属製の略円筒状の内弁体17や、第
5図で示すように球形外面を有する金属製の内弁
体18を使用してもよい。ただし、このような内
弁体は塗布先部材3の内部で封口軸8に沿つて移
動可能であることが必要であり、この移動がない
と内弁体の内部で液剤2が固化して塗布器が使用
不能となる。
一方、上記実施例では内弁体と封口軸との間に
コイルばねを介在させているが封口軸を外方へ付
勢するばね部材を他の適当な部分に設けた構成と
してもよい。ただし、上記実施例構成では、コイ
ルばねの介在により液剤の流路がより制限される
と共に、液剤が高粘性であることからコイルばね
の螺線方向に沿つて液剤が誘導されるため、内圧
の上昇に伴なう液剤の過剰流出を防ぐ効果が更に
向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係る高粘度液剤の塗布器の実
施例を示すものであり、第1図は第1実施例の縦
断面図、第2図は第1図の−線の断面矢視
図、第3図は第1実施例の塗布器の使用状態にお
ける要部破断部分側面図、第4図は第2実施例に
おける同様の要部破断部分側面図、第5図は第3
実施例における要部破断部分側面図である。 1……容器、1a……開口端部、2……高粘度
液剤、3……塗布先部材、4……塗布孔、5……
軸受け部材、8……封口軸、8b……弁体部、9
……コイルばね、10……内弁体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 乾燥性の高粘度液剤を収容する筒状容器の開口
    端面に軸受け部材を嵌着すると共に、該容器の開
    口端部に先細り状で先端に塗布孔を備えた塗布先
    部材を冠着し、この塗布先部材の内側に、一端側
    に上記塗布孔より先端を外方へ突出して該塗布孔
    を封止する弁体部が構成され他端側が軸受け部材
    を貫通する封口軸を配設し、且つ封口軸を外方側
    へ付勢するばね部材を装着し、更に封口軸に沿つ
    て移動自在で且つ塗布先側の移動限位置において
    その外周部が塗布先部材の内周面に当接する環形
    の内弁体を封口軸に嵌装してなる高粘度液剤の塗
    布器。
JP3398483U 1983-03-09 1983-03-09 高粘度液剤の塗布器 Granted JPS59138557U (ja)

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JP3398483U JPS59138557U (ja) 1983-03-09 1983-03-09 高粘度液剤の塗布器

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JP3398483U JPS59138557U (ja) 1983-03-09 1983-03-09 高粘度液剤の塗布器

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Publication Number Publication Date
JPS59138557U JPS59138557U (ja) 1984-09-17
JPH0322142Y2 true JPH0322142Y2 (ja) 1991-05-14

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ID=30164754

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JP3398483U Granted JPS59138557U (ja) 1983-03-09 1983-03-09 高粘度液剤の塗布器

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Families Citing this family (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0628455Y2 (ja) * 1986-04-11 1994-08-03 ライオン株式会社 注出キヤツプ装置
JPH0517194Y2 (ja) * 1986-10-31 1993-05-10
JPH0618614Y2 (ja) * 1988-03-31 1994-05-18 ぺんてる株式会社 弁付塗布具の塗布先
JPH0628456Y2 (ja) * 1988-11-29 1994-08-03 サンスター株式会社 ノック式注出容器

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JPS4315567Y1 (ja) * 1966-06-30 1968-06-28

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