JPH0655127A - 液剤塗布器 - Google Patents

液剤塗布器

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JPH0655127A
JPH0655127A JP4204473A JP20447392A JPH0655127A JP H0655127 A JPH0655127 A JP H0655127A JP 4204473 A JP4204473 A JP 4204473A JP 20447392 A JP20447392 A JP 20447392A JP H0655127 A JPH0655127 A JP H0655127A
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coating
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valve body
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Masayuki Tamura
政之 田村
Osamu Ida
修 伊田
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MARUJIYUU KASEI KK
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D47/00Closures with filling and discharging, or with discharging, devices
    • B65D47/04Closures with discharging devices other than pumps
    • B65D47/20Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge
    • B65D47/24Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with poppet valves or lift valves, i.e. valves opening or closing a passageway by a relative motion substantially perpendicular to the plane of the seat
    • B65D47/248Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with poppet valves or lift valves, i.e. valves opening or closing a passageway by a relative motion substantially perpendicular to the plane of the seat the valve being opened or closed by imparting a motion to the valve stem

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗布時に塗布先を被塗面に押し付けて開弁さ
せるバルブ機構付きの液剤塗布器として、弁の作動安定
性に優れ、使い勝手がよく、製品毎の塗布性能のばらつ
きがなく、組立製作が容易であり、組立自動化及びコン
パクト化に適するものを提供する。 【構成】 液剤容器1の口部aに塗布先筒2が嵌装さ
れ、塗布先筒2の液剤流出孔4cの近傍内周に環状弁座
6が形成され、弁座6に対応する弁体7が流出孔4cよ
り一部を外方突出する状態に配置し、塗布先筒2の内部
に、軸方向移動により弁体7を開閉作動させる弁作動軸
8と、弁作動軸8を弁体7の閉弁側へ弾圧付勢する皿ば
ね10が装填され、弁体7が外方突出部の被塗面への押
し付けにより開弁して流出孔4cより液剤を導出するよ
うに構成された液剤塗布器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、修正液、インキ、接
着剤、シール剤等の液剤をバルブ機構を介して導出させ
る液剤塗布器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の液剤塗布器として、例えば、紙
面の文字等を隠蔽消去する白色塗液を塗布するのに用い
るバルブアクション型(ペン型)の修正液塗布器や、液
剤浸透性の塗布芯を備えた筆記具のノック式マーカーが
従来より汎用されている。
【0003】前者の修正液塗布器は、修正液が収容され
る容器の口部に、先端に流出孔を備えた塗布先筒が取り
付けられ、この塗布先筒内に弁軸が先端を上記流出孔よ
り外方突出させて且つコイルばねの付勢によって常時は
上記流出孔を閉止する状態で装填され、該弁軸の先端を
紙面に押し付けて退入させることにより、解放した流出
口より容器内の修正液が流出するようになされており、
その流出量を弾性材料製容器の押圧度合で調整可能とし
たものもある。
【0004】また、この種の修正液塗布器の塗布先部に
は、上記弁軸を含めて合成樹脂材料が汎用されている
が、近年において金属材料を用いたものが登場してい
る。すなわち、金属材料は精密加工が可能であって高い
寸法精度を設定できると共に、合成樹脂材料に比較して
格段に剛性が大きいため、上記塗布先部を外径1〜2m
m程度の細い管軸に形成しても、弁の作動性、塗布先の
強度、修正液の流出性を確保することが可能であり、も
って細塗りに適した修正液塗布器を提供できるという利
点がある。
【0005】一方、後者のノック式マーカーは、液剤容
器の口部に嵌装された先細りの塗布先筒内に、環状弁座
と、これに対応する弁体と、該弁体を閉弁側へ弾圧付勢
するコイルばねとが装填される共に、基端部を上記弁体
に固着した液剤浸透性の塗布芯が先端部を当該塗布先筒
の先端開口より外方突出する状態に配置しており、塗布
芯を紙面に押しつけて退入させることにより弁体が開弁
作動して、容器内のインキが塗布芯に供給されるように
なされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
修正液塗布器やノック式マーカーに代表される従来のバ
ルブ機構付きの液剤塗布器では、いずれも弁体をコイル
ばねによって閉弁側へ弾圧付勢する構造であることか
ら、製品によって塗布性能のばらつきが大きく、且つ弁
作動の安定性に劣り塗布状態が変動し易く、しかも塗布
器の組立製作において非常に作業性が悪いという難点が
あった。
【0007】すなわち、従来の液剤塗布器のバルブ機構
では、コイルばね自体の弾発力にかなりの差異がある
上、一般に該ばねの一端側を弁軸の基端側に外嵌してテ
ーパー部分で係止させるため、その係止位置が一定せ
ず、もって製品によって弁体に対する弾圧付勢力の違い
ができ、塗布先を同じ力で被塗面に押し付けても開弁状
態が異なり、塗液が出過ぎたり、逆に流出不足でかすれ
易いものが生じることになる。また、コイルばねでは圧
縮力を加えた際にばね全体が湾曲状に歪み易く、この歪
みにより弾発方向が軸方向からずれることから、弁作動
性が安定せず、塗布の度に塗液の流出性が変動して使い
にくいという問題があった。更に、コイルばねの配置に
軸方向に長い空間を必要とするため、塗布器のコンパク
ト化に支障を生じていた。
【0008】一方、塗布器の組立製作においては、液剤
容器を口部を上に立てた状態で保持しておき、その内部
に液剤を注入し、その口部に鍔付き短筒状のパッキン兼
ばね受けを嵌挿したのち、弁軸及びコイルばねを装填し
て上から塗布先筒を嵌装する。しかるに、弁軸にはコイ
ルばねを係着するが、これを予め塗布先筒に挿入してお
くと、上記塗布先筒の嵌装時に塗布先側を上向きにした
際に落下し易く、これを防ぐために予めばね受けに装填
すると、弁軸がコイルばねで浮いた形に支承されるため
に垂直に保持できず、上から塗布先筒を被せる際に困難
をきたし、いずれにしても組立操作に非常に手間がかか
り、組立の自動化を阻む要因となってきる。また、特に
既述した細塗り用の修正液塗布器のように塗布先部と弁
軸が金属製で非常に細い場合、コイルばねも捲き径が1
mm以下といった極めて細いものになるため、これを弁
軸に嵌挿して係止させる操作が極めて困難で高度の熟練
操作が要求される。
【0009】この発明は、上述の情況に鑑み、弁の作動
安定性に優れて使い勝手がよく、しかも一定した良好な
塗布性能を有するものを簡単に組立製作でき、組立の自
動化への適用性が高く、且つコンパクト化が容易なハル
ブ機構付きの液剤塗布器を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る液剤塗布
器は、上記目的を達成するために、液剤容器の口部に先
細りの塗布先筒が嵌装され、この塗布先筒の先端に設け
た液剤流出孔の近傍内周に環状弁座が形成され、該弁座
に対応する弁体が上記流出孔より一部を外方突出する状
態に配置し、該塗布先筒の内部に、軸方向移動により上
記弁体を開閉作動させる弁作動軸と、その基端側に係合
して当該弁作動軸を上記弁体の閉弁側へ弾圧付勢する皿
ばねが装填され、上記弁体が外方突出部の被塗面への押
し付けにより開弁して上記流出孔より液剤を導出するよ
うに構成されている。
【0011】同様目的において、請求項2の液剤塗布器
は、上記請求項1における塗布先筒の先端部が金属製細
管からなり、弁作動軸の先端側が該細管内に挿通配置す
る細軸部をなす構成、同じく請求項3の液剤塗布器は、
上記請求項1又は2における皿ばねが外周縁に塗布先筒
の内周面に噛み込む係止部を有してなる構成、をそれぞ
れ採用したものである。
【0012】更に請求項4に係る液剤塗布器は、液剤容
器の口部に嵌装された先細りの塗布先筒内に、環状弁座
と、これに対応する弁体と、該弁体を閉弁側へ弾圧付勢
する皿ばねとが装填される共に、基端部を上記弁体に固
着した液剤浸透性の塗布芯が先端部を当該塗布先筒の先
端開口より外方突出する状態に配置し、この塗布芯の外
方突出部の被塗面への押し付けにより上記弁体が開弁作
動するように構成されてなるものである。
【0013】
【作用】請求項1の液剤塗布器では、不使用時には弁体
が皿ばねの蓄力により押圧されて弁座に嵌合し、その一
部を先端の流出孔より突出した状態で閉弁して該流出孔
を封止しているために容器内の液剤は流出しないが、塗
布先を紙面等に押し付けると、弁体が皿ばねの付勢に抗
して退入作動して開弁するから、容器内の液剤が流出し
て塗布できる。また請求項4の液剤塗布器では、同様に
不使用時には弁体が皿ばねにより押圧されて弁座に嵌合
し、容器内の液剤は塗布芯に供給されないが、塗布芯の
先端を紙面等に押し付けると、該塗布芯と一体に弁体が
皿ばねの付勢に抗して退入作動して開弁するから、液剤
が塗布芯に供給されて塗布可能となる。なお、容器が弾
性材料よりなるものでは、該容器を押圧すれば、絞り出
し作用で液剤吐出量が増大することになる。
【0014】しかして、これら液剤塗布器に用いる皿ば
ねは、金属板材より定型に打ち抜き製作されるものであ
るから、性状的に極めて安定しており、個々の弾発力に
差がない上、ばね力を高精度に設定でき、しかも形状的
にコイルばねのような圧縮時の歪みを生じず、弾発方向
が軸心方向に一定している。また、一般に円板の中心よ
り放射状の切欠にて区割された複数の切り起こし片を有
する構造であるから、弁作動軸の基端側に適当な環状段
部を設け、この段部に各切り起こし片の頂端が係止する
形で該弁作動軸と同軸に係合でき、係止位置を厳密に定
位置に設定できる。従って、この発明の塗布器では、塗
布先を紙面等に押し付けた際の開弁状態に製品毎の違い
を生じず、設定した液剤吐出性を確保できると共に、極
めて安定した弁作動によって常に良好な塗布性が得られ
る。また皿ばねが平たい形状であるから、その配置スペ
ースが非常に少なくて済む。更に、特に請求項2の如く
塗布先筒の先端部が金属製細管からなり、弁作動軸の先
端側が該細管内に挿通配置する細軸部をなす場合でも、
皿ばねでは小さくとも容易に係止させることができる。
【0015】一方、塗布器の組立製作においては、立て
た状態の液剤容器の口部上で弁作動軸又は塗布芯を皿ば
ねによって垂直に安定して載置できるので、その上から
塗布先筒を被せて嵌装することが容易である。しかし
て、特に請求項3のように、外周縁に塗布先筒の内周面
に噛み込む係止部を有する皿ばねを用いれば、弁作動軸
を皿ばねによって予め塗布先筒に落下しない形で挿入し
ておくことができ、この挿入状態で単に塗布先筒を液剤
容器の口部に装着するだけで簡単に塗布器を組み立てら
れる。
【0016】
【実施例】図1はこの発明を細塗り用の修正液塗布器に
適用した第一実施例を示す。図中の1はポリアミド系樹
脂等の合成樹脂弾性材料からなる容器であり、その口部
1aには、先細りキャップ状の合成樹脂成形物からなる
塗布先筒2がねじ部3によって外嵌螺着されている。そ
して、該塗布先筒2の先端部には金属製の塗布管4が固
着されている。5は容器1の口部1aに内嵌された筒型
パッキンであり、その上縁のフランジ部5aを容器1の
開口端面と塗布先筒2の内周段部2aとの間で挟着する
ことにより、容器1と該塗布先筒2との嵌合部を液密封
止している。
【0017】図2は上記塗布器の塗布先筒2内の拡大断
面図である。塗布管4は、内径0.5〜1.2mm程度
であり、基部側に一体形成したフランジ状の座部4aを
塗布先筒2の先端面の凹陥部2bに嵌合し、且つ基端部
4bを該塗布先筒2の透孔2cに挿嵌しいる。そして、
該塗布管4の先端の絞りにより流出孔4cの近傍の内周
面が環状弁座6を構成しており、この弁座6に対応する
球状の小弁体7(球弁)が該塗布管4内に装填されてい
る。この小弁体7は、弁座6に嵌合した閉弁状態におい
て塗布管4の流出孔4cから一部突出する径に設定され
ている。
【0018】8は金属製の弁作動軸であり、先側から、
長い細軸部8a、その基部より拡径する円錐部8b、該
円錐部8bの最大径の基端との間で環状段部8cをなす
円形凸部8dとからなり、塗布先筒2内において、細軸
部8aが塗布管4内に挿通する状態に配置されている。
しかして、細軸部8aは、その外周面と塗布管4の内周
面との間に液通路をなす微小間隙9を構成するように径
を設定してある。
【0019】10は皿ばねであり、図3及び図4に示す
ように、円板10aの中央部に十字状の切欠11aにて
区割された4枚の切り起こし片10b…を有しており、
これら切り起こし片10b…の頂部間で円形孔11bが
構成され、また円板10aの周縁4ヵ所に切り起こし片
10b…とは反対側へ斜めに突出する係止片10c…が
形成されている。
【0020】この皿ばね10は、図2に示すように、弁
作動軸8の基部に、円形孔11bに円形凸部8dを挿嵌
して、切り起こし片10b…の各頂端が環状段部8cに
係止する状態で装着されている。そして、円板10aの
周辺部において、塗布先筒2の内周段部2aと筒型パッ
キン5との間で挟着されると共に、係止片10c…が塗
布先筒2の内周面に噛み込んでいる。従って、弁作動軸
8は皿ばね10によって前方つまり塗布先側へ付勢さ
れ、小弁体7が細軸部8aの先端に押圧されて弁座6に
圧接して閉弁状態を保持する。
【0021】上記構成の修正液塗布器では、従来のもの
と同様に、容器1の内部に酸化チタン等の白色固形粒子
を高濃度で分散含有する修正液12と撹拌球13(共に
図1参照)が収容され、使用に際して、キャップ14
(図1の仮想線で示す)を取り外して塗布先側を下向き
にし、塗布管4の流出孔4cから突出している小弁体7
を紙面に押し付ける。これにより、小弁体7が皿ばね1
0の付勢に抗して弁作動軸8と共に退入移動し、弁座6
から離れて開弁するから、容器1内の修正液12は、塗
布管4内の間隙9より小弁体7の周囲を通って流出孔4
cより外部へ流出可能となり、容器1の押圧によって適
量を紙面上に塗布できる。そして、この塗布にて形成さ
れた修正塗膜によって文字等が完全に隠蔽消去される。
【0022】一方、紙面への押し付けを解除すると、弁
作動軸8が皿ばね10の蓄力により前方へ進出移動して
先端で小弁体7を内側から押圧し、該小弁体7が閉弁状
態に復帰して修正液12は流出停止する。
【0023】図5は、この発明の第二実施例に係る細塗
り用修正液塗布器の塗布先部の拡大縦断面図を示す。こ
の塗布器では、塗布管4の先端部がテーパー状に縮径さ
れ、その縮径した内周側が環状弁座15を構成し、これ
に対応した弾頭形の小弁体16が装填されているが、他
の部分は全て前記第一実施例と同一構成である。この塗
布器の小弁体15は、皿ばね10(図2参照)で弾圧付
勢された弁作動軸8の細軸部8aにより内側から押圧さ
れ、常時はその球面状の頭部16aを流出孔4cより突
出する状態で閉弁しているが、修正に際して該頭部16
aを紙面に押し付けることにより、図示仮想線のように
退入して開弁し、前記第一実施例と同様に修正液12の
流出を可能ならしめる。
【0024】図6は、この発明の第三実施例に係る細塗
り用修正液塗布器の塗布先部の拡大縦断面図を示す。こ
の塗布器では、弁作動軸8の先端部自体が略円錐形の弁
体17を構成し、これに対応して塗布管4の流出孔4c
の近傍内周面がテーパー状の弁座18となっているが、
他の部分は全て前記第一実施例と同一構成である。この
塗布器の弁体17は、弁作動軸8自体の皿ばね10(図
2参照)による付勢により、常時はその球面状の頭部1
7aを流出孔4cより突出する状態で閉弁しているが、
修正に際して該頭部17aを紙面に押し付けることによ
り、図示仮想線のように退入して開弁し、前記第一実施
例と同様に修正液12の流出を可能ならしめる。
【0025】図7は、この発明をノック式マーカーに適
用した第四実施例を示す。図中の19はポリアミド系樹
脂等の合成樹脂弾性材料からなる容器であり、その口部
19aには、先細りキャップ状の合成樹脂成形物からな
る塗布先筒20がねじ部21によって外嵌螺着されてい
る。22は底部が環状のバネ受け22aをなす筒型のば
ね受け部材であり、容器19の口部19aに内嵌され、
上縁のフランジ部22bを口部19aの開口端面に係止
している。23は底部内周を環状弁座23aとする皿形
の弁座部材であり、ばね受け部材22の上部に内嵌し、
その上縁のフランジ部23bをばね受け部材22のフラ
ンジ部22b上に重合して係止されている。そして、両
フランジ部22b,23bは、容器19の開口端面と塗
布先筒20の内周段部20aとの間で挟着されることに
より、容器19と該塗布先筒20との嵌合部を液密封止
している。
【0026】24は塗布芯であり、フェルト、平行長繊
維束、合成樹脂スポンジ等のインキ浸透性材料より形成
されており、基端部が円錐台形状の弁体25の中心孔2
5aに嵌入固着されている。そして、弁体25はばね受
け部材22内に装填された皿ばね26により底部側から
弾圧付勢され、常時は弁座部材23の環状弁座23aに
嵌合する状態に配置し、この配置状態で塗布芯24は先
端部を塗布先筒20の先端開口20bより外方へ突出し
ている。なお、27はフェルト等からなる環状のインキ
含浸体であり、塗布先筒20内に弁座部材23上で塗布
芯24に外嵌するように装填されている。
【0027】皿ばね26は、図8に示すように、円板2
6aの中央部に十字状の切欠28aにて区割された4枚
の切り起こし片26b…を有し、これら切り起こし片2
6b…の頂部間で円形孔28bを構成しており、該円形
孔28bに弁体25の底部の円形凸部25bを挿嵌し、
切り起こし片26b…の各頂端を該弁体25の環状段部
25cに係止している。
【0028】上記構成のノック式マーカーでは、従来の
ものと同様に、容器1の内部にマーキングインキ29が
収容され、使用に際して、キャップ(図示略)を取り外
して塗布先側を下向きにし、外方突出している塗布芯2
4の先端を紙面に押し付ける。これにより、該塗布芯2
4が皿ばね26の付勢に抗して弁体25と一体に退入移
動し、該弁体25が弁座23aから離れて開弁するか
ら、容器19内のマーキングインキ29が弁体25の周
囲を通って塗布芯24に供給され、この状態で連続的に
筆記できる。なお、インキ含浸体27は保管中の塗布芯
24の乾燥を防ぐ機能を果たす。
【0029】ところで、第一実施例の球形の小弁体7や
第二実施例の弾頭形の小弁体15のように回転体形状で
小片状の弁体を使用した場合は、押し付け状態で塗布先
を移動させる際に弁体自体が紙面との接触により回転す
るから、塗布先の滑りが更に向上し、より滑らかな塗布
を行えるという利点がある。
【0030】なお、この発明においては、容器、塗布先
筒、弁作動軸、皿ばね、弁体の構造や形状等の細部構成
については例示以外に適宜設計変更可能であり、また例
示した修正液塗布器やノック式マーカー以外の各種のバ
ルブ機構付き液剤塗布器に同様に適用可能である。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、塗布先の液剤
流出孔より突出する弁体を被塗面に押し付けて開弁させ
ることにより、該流出孔から液剤を導出して塗布するバ
ルブ機構付き液剤塗布器として、製品毎の塗布性能のば
らつきがなく、しかも極めて安定した弁作動によって常
に良好な塗布性が得られ、またコンパクト化に適し、組
立製作の作業性に優れて自動組立化が容易なものを提供
できる。
【0032】請求項2の発明によれば、特に塗布先部に
金属材料を用いた細塗りに適する上記液剤塗布器とし
て、塗布性能の安定性に優れると共に、組立製作が容易
なものを提供できる。
【0033】請求項3の発明によれば、上記のバルブ機
構付きの液剤塗布器として、組立製作がより容易で自動
組立の適応性の高いものを提供できる。
【0034】請求項4の発明によれば、塗布先の開口よ
り突出する液剤浸透性の塗布芯を被塗面に押し付けて開
弁させることにより、該塗布芯に容器内の液剤を供給す
るバルブ機構付き液剤塗布器として、製品毎の塗布性能
のばらつきがなく、しかも極めて安定した弁作動によっ
て常に良好な塗布性が得られ、またコンパクト化に適
し、組立製作の作業性に優れて自動組立化が容易なもの
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第一実施例に係る修正液塗布器の
一部破断正面図。
【図2】 同修正液塗布器の塗布先側要部の縦断面図。
【図3】 同修正液塗布器に使用される皿ばねの平面
図。
【図4】 図3のIV−IV線の断面矢視図。
【図5】 この発明の第二実施例に係る修正液塗布器の
塗布先部の拡大縦断面図。
【図6】 この発明の第二実施例に係る修正液塗布器の
塗布先部の拡大縦断面図。
【図7】 この発明の第四実施例に係るノック式マーカ
ーの塗布先側要部の縦断面図。
【図8】 同ノック式マーカーに使用される皿ばねの縦
断面図。
【符号の説明】
1 容器 1a 口部 2 塗布先筒 4 塗布管 4c 流出孔 6 環状弁座 7 小弁体 8 弁作動軸 10 皿ばね 10c 係止片 12 修正液(液剤) 15 環状弁座 16 小弁体 17 弁体 18 環状弁座 19 容器 19a 口部 20 塗布先筒 20b 先端開口 23a 環状弁座 24 塗布芯 25 弁体 26 皿ばね 29 マーキングインキ(液剤)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液剤容器の口部に先細りの塗布先筒が嵌
    装され、この塗布先筒の先端に設けた液剤流出孔の近傍
    内周に環状弁座が形成され、該弁座に対応する弁体が上
    記流出孔より一部を外方突出する状態に配置し、該塗布
    先筒の内部に、軸方向移動により上記弁体を開閉作動さ
    せる弁作動軸と、その基端側に係合して当該弁作動軸を
    上記弁体の閉弁側へ弾圧付勢する皿ばねが装填され、上
    記弁体が外方突出部の被塗面への押し付けにより開弁し
    て上記流出孔より液剤を導出するように構成されてなる
    液剤塗布器。
  2. 【請求項2】 塗布先筒の先端部が金属製細管からな
    り、弁作動軸の先端側が該細管内に挿通配置する細軸部
    をなす請求項1記載の液剤塗布器。
  3. 【請求項3】 皿ばねが外周縁に塗布先筒の内周面に噛
    み込む係止部を有してなる請求項1又は2記載の液剤塗
    布器。
  4. 【請求項4】 液剤容器の口部に嵌装された先細りの塗
    布先筒内に、環状弁座と、これに対応する弁体と、該弁
    体を閉弁側へ弾圧付勢する皿ばねとが装填される共に、
    基端部を上記弁体に固着した液剤浸透性の塗布芯が先端
    部を当該塗布先筒の先端開口より外方突出する状態に配
    置し、この塗布芯の外方突出部の被塗面への押し付けに
    より上記弁体が開弁作動するように構成されてなる液剤
    塗布器。
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