JPH03218611A - 回転トランス装置および磁気記録再生装置 - Google Patents

回転トランス装置および磁気記録再生装置

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JPH03218611A
JPH03218611A JP2303270A JP30327090A JPH03218611A JP H03218611 A JPH03218611 A JP H03218611A JP 2303270 A JP2303270 A JP 2303270A JP 30327090 A JP30327090 A JP 30327090A JP H03218611 A JPH03218611 A JP H03218611A
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erasing
recording
rotary transformer
winding
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JP2303270A
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Takaki Furusawa
古澤 隆紀
Taiji Higashiyama
東山 泰司
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、VTRをはじめとする回転ヘッド型磁気記録
再生装置における回転磁気ヘッドと外部回路との信号結
合に用いる回転トランス装置と、回転トランス装置を用
いた広帯域、高伝送レートの磁気記録再生装置に関する
(従来の技術) 近年、高精細VTR及び現行テレビジョン方式のディジ
タルVTR (以下、これらを総称して広帯域・高伝送
レートVTRと呼ぶ)等の広帯域・高伝送レートのVT
Rが開発され、実用化されている。このような広帯域・
高伝送レートのVTRにおいては、回転ドラム内にドラ
イバ、レシーバ回路を内蔵させ、かつそれらドライバ、
レシーバ回路と回転トランスとの結合容量を最小にする
ことが望まれる。
この対策の一つとして、先に本出願人は回転部材または
固定部材或いは両方の部材の同一の溝に複数の巻線を配
置し、それら同一の溝に配置された複数の巻線夫々の引
き出し線の引き出し位置を、夫々の巻線が接続される接
続される記録回路或いは再生回路或いはその両方を行う
回路の位置と回転トランスの回転角度方向で一致するよ
うに配置することにより、回転トランスの回転部材の回
転角度方向で夫々異なる方向に配置されているn個の記
録回路あるいは再生回路あるいはその両方を行う回路を
順次選択的に切替えて能動状態にする場合に於いて、ド
ライバ、レシーバ回路と回転トランスとの結合容量を最
小にし、かつn個の記録回路あるいは再生回路あるいは
その両方を行う回?の特性の差異が最小になるようにす
ることが出来る回転トランス装置を提案している(特願
平1−127906)。
このような回転トランス装置に於では、特に巻線を1タ
ーンにした場合、回転ドラムの回転に伴う回転トランス
の回転による伝送特性の変化を考慮する必要がある。■
この問題を第20図及び第21図の様に、回転トランス
を構成する回転部材及び固定部材の一方の部材1の溝に
2つの1ターンの巻線3.4を巻き、他方の部材2の溝
に1つの1ターンの巻線5を設けた場合について説明す
る。
第20図の場合、部材2の1つの1ターンの巻線5は、
溝の中央に巻かれている。こうすると部材1に巻かれて
いる2つの巻線3,4と巻線5との間の伝送特性は、ほ
ぼ等しくなると考えられる。
しかし、現実には巻線5を360’全体にわたり溝の中
央に巻くことは不可能であるため、回転に伴って巻線3
もしくは巻線4と巻線5の間の伝送特性を変化させない
ようにすることは難しい。
一方、第21図の様に部材2の1つの1ターンの巻線5
を溝の端へずらして巻くことも考えられる。この場合、
対向した巻線4と5の間では、回転による伝送特性の変
化は問題のないレベルまで減少する。しかし1対向して
いない巻線3と5の間の回転による伝送特性の変化は、
巻!5が溝の中央に巻かれている場合より、起き易くな
る。このため、巻線3と5の間の伝送特性と巻線4と5
の間の伝送特性に違いが出てしまう。回転トランスの使
用に当たっては、巻線3と4を切り替えて使うので、巻
線3と5の間の伝送特性と巻線4と5の間の伝送特性に
違いが出ることは好ましくない。
このような問題を解決するために、一方の部材の溝に単
数の巻線を溝が完全に導体で埋まってしまうように、例
えば金属板を用いて巻線を形成する方法が考えられる。
しかし、この方法で巻線をする場合、金属板と引き出し
線をハンダづけ等の手段により電気的に接続せねばなら
ず、技術的に困難であるとともに断線等の可能性がある
。特に、高速回転をする回転部材側に断線の起こる可能
性が高い。
一方、現行テレビジョン方式(NTSC,PALSSE
CAM等)のVTRでは、磁気ヘッドを駆動して磁気テ
ープへ記録再生を行う記録再生回路は回転ドラム外に置
かれている。第61図に、従来のVTRの記録再生回路
ブロック図の一例を示す。現行テレビジョン方式VTR
では記録再生帯域がおよそ0.5M}lz〜10MHz
程度と狭いので、記録再生回路は回転ドラム外へ置かれ
、磁気ヘッドとは回転トランスを介して結合される。
ところで、磁気テープの消去については、通常の記録時
は固定ヘッドによるヘリカルトラック及びリニアトラッ
クの全幅消去が行われるが、編集時には固定ヘッドでヘ
リカルトラックを消去できないので、回転ヘッド消磁が
必要である。現行テレビジョン方式VTRの場合、記録
再生帯域が狭いことから、この回転ヘッド消磁における
消去周波数は例えば5MIIz程度で良く、消去回路は
回転ドラム外部に置かれる。
また、現行テレビジョン方式VTRでは上記のように記
録再生消去帯域が狭いため、クロストークは問題となら
ない程度に小さく、回転ドラムに搭載される磁気ヘッド
の数が多くて9チャンネル程度であることから、その外
形寸法の大きさは問題にならない。
しかし、前述の広帯域・高伝送レートVTRでは、従来
のVTRで問題とされなかった回転トランスのインダク
タンスや浮遊容量、さらには回転トランスと磁気ヘッド
との結合ケーブル容量が問題になってきた。即ち、磁気
記録における電磁変換系の伝送特性は、記録系では磁気
ヘッド及び回転トランスのインダクタンスと記録回路の
出力容量及びその他の浮遊容量とによる共振周波数から
決定され、再生系では磁気ヘッドのインダクタンスと回
転トランスのインダクタンスと再生回路の入力容量及び
その他の浮遊容量とによる共振周波数から決定される。
従って、広帯域・高伝送レートVTRを実現するには、
磁気ヘッドと記録回路及び再生回路の間に回転トランス
を介在させないようにすることが望まれる。そこで、こ
の種のVTRでは記録回路及び再生回路を回転ドラム内
に搭載し、回転トランスを介さずに直接磁気ヘッドと記
録回路及び再生回路とを接続することにより記録再生の
広帯域化を図ることがなされている(例えばテレビジョ
ン学会VR87−5)。
消去系では、通常単一周波数の消去信号で情報信号を消
去するので、伝送特性は狭くて良く、ドラム外部から充
分駆動可能であるが、消去ヘッド及び消去回路か複数の
チャンネルになる場合、記録再生回路が広帯域であるた
めに、クロストークが大きな問題になる。このため編集
時のクロストークを考慮すると、回転トランスのチャン
ネル数は増えるが消去回路も回転ドラムに搭載したほう
が良い。
また、回転ドラム内外間の信号伝送のための回転トラン
スと、回転トランスを駆動するドライバ回路および回転
トランスからの信号を受けるレシーバ回路も広帯域化を
図らなくてはならない。すなわち、磁気ヘッドと再生回
路の入力容量がら記録再生帯域が決定されるのと同様に
、回転トランスのインダクタンスとレシーバ回路の入力
容量や浮遊容量によって回転トランスの伝送帯域が決定
される。従ってドライバ、レシーバ回路と回転トランス
との結合に容量の大きい同軸ケーブル等は使用できない
ため、回転トランスの広帯域化を図るためにはドライバ
とレシーバ回路は回転トランスに近接させて配置、実装
しなくてはならない。
この結果、スキャナー(以下、回転ドラム、固定ドラム
等を含めてドラム系メカの総称をスキャナーと呼ぶ)は
回転トランスのドライバとレシーバ回路の実装分さらに
大きくなる。
また、この種の広帯域・高伝送レートVTRでは、通常
再生用と特殊再生用を加えて少なくとも6個以上の磁気
ヘッドを使用する。例えばD−1フォーマット525デ
ィジタルVTRを例にとると、消去ヘッドも含めて16
個の磁気ヘッドを使用している(例えば通信学会技報M
R85−54等参照)。.従って、記録再生回路と消去
回路及び回転トランスのチャンネル数は、この磁気ヘッ
ドの数に対応した数が必要となる。記録再生回路と消去
回路については、回路をIC化することにより小形、軽
量が図れか、回転トランスは広帯域化さらにはチャンネ
ル間のクロストークをある程度以下に押え、小形化する
にも限界がある。
また、多チャンネルの磁気ヘッドに対応した回転トラン
スをスキャナーに搭載しようとすると、この種のVTR
ではチャンネル間の伝送特性が同じになる同軸タイプの
回転トランスが使用されるため、スキャナーメカニズム
が大きくがっ複雑になり、これにより各部の精度維持が
困難になる。
さらに、多チャンネルの磁気ヘッドに対応した記録回路
あるいは再生回路あるいは消去回路を搭載したことによ
り回路の消費電力が大になり、さらに回路からの発熱に
よりスキャナーメカニズム各部の熱膨脹でメカニズム精
度が悪化する。
(発明が解決しようとする課8) 上述したように、回転部材および固定部材の少なくとも
一方の同一の溝に複数の巻線を配置した回転トランス装
置においては、回転ドラムの回転に伴う回転トランスの
回転によって、伝送特性が変化してしまうという問題が
あった。
また、回転部材や固定部材の溝内の巻線を金属板で構成
した場合、金属板と引き出し線をハンダづけ等の手段に
より電気的に接続せねばならず、技術的に困難であると
ともに断線等の可能性があり、特に高速回転をする回転
部材側で断線が起こる可能性が高いという問題があった
さらに、広帯域Q高伝送レートVTRにおいては、多チ
ャンネルの磁気ヘッドに対応した記録あるいは再生回路
あるいは消去回路を回転ドラムに搭載すると回路の消費
電力が大きくなるばかりでなく、回路からの.発熱によ
りスキャナーメカニズム各部の熱膨脹でメカニズム精度
が悪化し、さらに多チャンネルの磁気ヘッドに対応した
回転トランスをスキャナーに搭載すると、スキャナーメ
カニズムが大きくかつ複雑になり、これにより各部の精
度維持が困難になるという問題があった。
本発明の第1の目的は、回転に伴う伝送特性の変化が起
きにくい回転トランス装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、回転部材や固定部材の溝内の巻
線を金属板で構成してもハンダづけ等の手段による電気
的な接続の必要性がなく、従って断線の可能性のない回
転トランス装置を提供することにある。
本発明の第3の目的は、消去周波数特性の劣化を伴うこ
となく回転トランスのチャンネル数を効果的に低減し、
回転ドラムに搭載した消去回路の低消費電力化を図り、
しかもスキャナーメカニズムを簡単にかつ小形化できる
磁気記録再生装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は第1の目的を達成するため、回転部材および固
定部材との間で信号の伝送を行う回転トランス装置、或
いはいずれか一方の部材の同一の溝に複数の巻線を配置
し、他方の部材の溝に単数の@線を配置した回転部材と
固定部材との間で信号の伝送を行う回転トランス装置に
おいて、単数の巻線を配置した部材の巻線の太さまたは
幅を、複数の巻線を配置した部材の巻線より大きくする
か、または回転部材と固定部材の溝の幅を異らせる、換
言すれば、単数の巻線を配置した部材の巻線満幅と、複
数の巻線を配置した部材の巻線満幅とを異ならせたこと
を特徴とする。なお、両部材の巻線の太さまたは幅を異
ならせることと、満幅を異ならせることを併用してもよ
い。
本発明は第2の目的を達成するため、溝内の巻線を構成
する金属板と回転トランス外部への引き出し線をエッチ
ングもしくは打ち抜き等の一体成形により構成したこと
を特徴とする。
本発明は第3の目的を達成するため、第1に回転ドラ″
ム上に磁気ヘッドと共に搭載された複数の消去回路を共
通に回転トランスと接続したことを特徴とする。複数の
消去回路は消去するトラックあるいは消去する範囲に合
わせて順次選択的に能動状態とされる。これら複数の消
去回路は入力段にエミッタフォロワあるいはダーリント
ンエミッタフオロワを備えることが好ましく、また内部
の定電流回路やハイアス回路を全てオフにする回路を備
えることか好ましい。
複数の消去回路を順次選択的に能動状態にする手段とし
ては、例えば次の■〜■が挙げられる。
■回転ドラムに磁気ヘッドと同じ位置に受光素子を設け
、対向する固定ドラム側に消去モードにおいて消去する
トラックあるいは1トラック中の消去する範囲の先頭と
終端で発光する発光素子を設け、受光素子の出力によっ
て消去回路を制御する。
■固定ドラム側に消去するトラックあるいは1トラック
中の消去する範囲に合わせて光学的反射物を、また対向
する回転ドラム側に磁気ヘッドと同し位置にその反射物
を検出する反射型フォトセンサをそれそれ設け、フォト
センサ出力によって消去回路を制御する。■回転ドラム
磁気ヘッドと同し位置に受光素子を設け、対向する固定
ドラム側に消去モートにより発光する発光素子を消去す
るトラックあるいは1トラック中の消去する範囲に合わ
せて設け、受光素子の出力により消去回路を制御する。
この場合、実効記録エリア分に対し、既記録部分を保護
する目的で消去エリアを記録エリアに対して僅かに狭く
しても良い。反射型フオトセンサに使用している素子を
含む発光及び受光素子は、外部光による誤動作を防ぐた
め、赤外光を発光及び受光する素子を使用しても良い。
また、本発明は第3の目的を達成するため、第2に回転
ドラム上に記録磁気ヘッド上に記録磁気ヘッドと消去磁
気ヘッドと共に搭載された少なくとも一つの消去回路と
少なくとも一つの記録回路を共通に回転トランスと接続
したことを特徴とする。この場合、記録回路を能動にす
るタイミングと消去回路を能動にするタイミングを異な
らせることか望ましい。
記録回路との消去回路は、入力段にエミッタフォロワ或
いはダーリントンエミッタフオロワを備えていることが
好ましく、また内部の定電流回路やバイアス回路を全て
オフにする回路を備えていることが好ましい。記録回路
及び消去回路を夫々あるいは両方を一体のICにしても
良い。回転トランスと共通に接続する記録回路と消去回
路の数に対応した回転トランスの複数回路巻線を回転ト
ランスの一つの巻線溝に配置しても良い。
記録回路及び消去回路を順次選択的に能動にする手段と
しては、例えば次の■■か挙げられる。
■固定ドラム側に記録エリアと、消去するトラック或い
は1トラック中の消去する範囲に合わせて光学的反射物
゛を、また対向する回転ドラム側に磁気ヘットと同じ位
置にその反射物を検出する反射型フォトセンサをそれぞ
れ設け、フォトセンサ出力により記録回路及び消去回路
を制御する。
■回転ドラムに磁気ヘッドと同じ位置に受光素子を設け
、対向する固定ドラム側に記録或いは消去モードにより
発光する発光素子を、記録エリアと消去するトラック或
いは1トラック中の消去する範囲に合わせて設け、受光
素子の出力によって記録回路及び消去回路を制御する。
この場合も、実効記録エリア分に対し、既記録部分を充
分に保護する目的で消去エリアを記録エリアに対して作
かに狭くしても良い。反射型フォトセンサに使用してい
る素子を含む発光及び発光素子は、外部光による誤動作
を防ぐため、赤外光を発光及び受光する素子を使用して
も良い。
本発明は第3の目的を達成するため、第3に回転ドラム
上に再生磁気ヘッドと消去磁気ヘッドと共に搭載された
少なくとも一つの消去回路と少なくとも一つの再生回路
を共通に1チャンネルの回転トランスと接続したことを
特徴とする。再生回路を能動にするタイミングと、消去
回路を能動にするタイミングとは異ならせることが望ま
しい。
回転トランスと共通に接続される消去回路の入力段の入
力段は、高入力インピーダンスのエミッタフォロワ或い
はダーリントンエミッタフオロワを備え、再生回路は非
能動状態時には出力段をオフにしてハイインピーダンス
にする回路を備え、また再生回路及び消去回路はその内
部の定電流回路やバイアス回路を全てオフにする回路を
備えていることが好ましい。再生回路及び消去回路を夫
々あるいは両方を一体のICにしても良い。1チャンネ
ルの回転トランスと共通に接続する再生回路と消去回路
の数に対応した回転トランスの複数回路巻線を回転トラ
ンスの一つの巻線溝に配置しても良い。
再生回路及び消去回路を順次選択に能動状態にする手段
としては、次の■〜■を用いることかできる。■回転ド
ラムに磁気ヘッドと同じ位置に受光素子を設け、対向す
る固定ドラム側に再生或いは消去モードにおいて再生エ
リアと、消去するトラック或いは1トラック中の消去す
る範囲の先頭と終端で発光する発光素子を設け、発光素
子の出力により再生回路及び消去回路を制御する。
■固定ドラム側に再生エリアと、消去するトラック或い
は1トラック中の消去する範囲に合わせて光学的反射物
を、また対向する回転ドラム側に磁、気ヘッドと同じ位
置にその反射物を検出する反射型フォトセンサをそれぞ
れ設け、フォトセンサの出力によって再生回路及び消去
回路を制御する。
■回転ドラムに磁気ヘッドと同じ位置に受光素子を設け
、対向する固定ドラム側に再生或いは消去モードにより
発光する発光素子を、再生エリアと、消去するトラック
或いは1トラック中の消去する範囲に合わせて設け、受
光素子の出力により再生回路及び消去回路を制御する。
この場合、実効再生エリア分に対し、既記録部分を充分
に保護する目的で消去エリアを記録エリアに対して僅か
に狭くしても良い。反射型フォトセンサに使用した素子
を含む発光及び受光素子は、外部光による誤動作を防ぐ
ため、赤外光を発光及び受光する素子を使用しても良い
(作用) 本発明の回転トランス装置では、回転部材および固定部
材のいずれ一方の溝に配置される単数の巻線の太さまた
は幅を、他方の部材の溝に配置される複数の巻線のそれ
より大きくすることにより、回転トランスが回転しても
単数の巻線と複数の巻線の各々とは常にほほ正対した関
係に保たれるため、伝送特性の変化は生じにくくなる。
また、単数の巻線が設けられる部材の満幅と複数の巻線
が設けられる部材の満幅とを異ならせると、回転トラン
スの回転によるコア対向面積の変化が少なくなるため、
やはり伝送特性の変化は生じにくくなる。
さらに、に溝幅を異ならせると上記のように単数の巻線
の太さまたは幅を他方の部材の溝に配置される複数の巻
線のそれより大きくすることが容易となり、回転トラン
スの回転による伝送特性の変化は、満幅と巻線の太さま
たは幅の両方の制御による相乗効果によって、より生じ
にくくなる。
一方、溝内の導体を構成する金属及び回転トランス外部
への引き出し線をエッチングもしくは打ち抜き等の一体
成形により製作すると、溝内の導体を金属板で構成して
も、溝内の導体と引き出し線との間の断線は起こりにく
くなる。
本発明による磁気記録再生装置では、回転ドラムに搭載
される消去回路を、消去するトラックあるいは消去する
範囲に合わせて順次切替えて、能動、非能動状態に制御
することで、回路の低消費電力化が図られ、さらに低消
費電力化に伴い、回路からの発熱によるメカニズムの精
度の悪化が軽減される。
また、回転ドラムに搭載された複数の消去回路を回転ト
ランスと共通に接続したことにより、磁気ヘッドと消去
回路が複数個必要な場合でも、回転トランスのチャンネ
ル数は最小1チャンネルで済む。これによりスキャナー
のメカニズムが簡単になり、信頼性が向上するとともに
システムの小形・軽量化、コストダウンが図られ、回転
トランスのドライバ回路も最小1チャンネルで済み、ま
たイナーンヤが低減し、回転ドラムモー夕の負担が減り
、かつ回転ドラムを高速に立ち上げることか可能となり
、画像の送出が速くなる。
一方、回転ドラムに消去回路と記録回路または再生回路
あるいはこれら全ての回路を搭載し、消去回路と記録回
路または消去回路と再生回路を共通に回転トランスと接
続したことにより、消去用の回転トランスか不要になる
。これによりスキャナーのメカニズムが簡単化と、信頼
性向上、システムの小形・軽量化、コストダウンが図ら
れ、さらにスキャナーのイナーシャ低域により、回転ド
ラムモー夕の負担が軽減される。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
まず、回転トランス装置の実施例について述べる。なお
、以下の実施例では回転部材および固定部材のいずれか
一方の部材に2つの1ターンの巻線か巻かれ、他方の部
材に1つの1ターンの巻線が巻かれている場合について
説明する。
第1図は本発明の請求項lに係る一実施例の回転トラン
ス装置を示す断面図である。1は回転部材および固定部
材のうちのいすれか一方の部材を示し、2は他方の部材
を示している。この実施例では、部材2の巻線5を、部
材1の巻線3及び4より太い巻線で構成し、部材2の部
材1との対向而の研磨の時に、巻線5も同時に研心する
ことによって、巻線5を半月状に形成している。このよ
うにすると、対向する巻線3,4と巻線5とは常にほほ
正対した状態にあるため、巻線3と5の間の伝送特性と
、巻線4と5の間の伝送特性に違いか出にくくなるばか
りでなく、回転トランスの回転による伝送特性の変化も
生しにくくなる。
第2図〜第7図は本発明の請求項lに係る他の実施例を
示す断面図である。第2図の実施例では、部材2の巻線
5を例えば銅箔のような金属箔で形成して、その幅を部
材1の巻線−3.4より大きくしている。この場合、金
属箔は、接着剤等で部材2に固定されても良いし、金属
性または金属以外の導電性の接着テープを使用しても良
い。
第3図の実施例では、部材2の巻線5を金属板で形成し
ている。この場合、金属板は予め部材の巻線溝の形状に
合わせて加工した上で、溝にはめ込まれる。この場合、
部材2と巻線5の間は、電気的に絶縁されない。
第4図は、第3図の実施例を改良した実施例であり、部
材2の巻線5をプリント基板で形成している。この場合
、部材2と巻線5の間は、プリント基板の絶縁基材によ
って電気的に絶縁される。
第5図の実施例では、部材2の巻線5を金属の蒸着によ
り形成している。この場合、部材2と巻線5の間を電気
的に絶縁するために、金属を蒸着する前に、絶縁物を蒸
青しておくことが望ましい。
また、蒸着でな《スパッタ等の方法により、巻線5を形
成することも可能である。
第6図および第7図の実施例では、部材2の巻線5を並
列に結線した2本の巻線6.7によって構成して、電気
的には1ターンとなるようにしている。巻線6,7は、
引出し口1oにて並列に接続され、回転トランスの引出
し線8,9によって、外部回路と接続される。
以上の第2図〜第7図の実施例によっても、第1図の実
施例と同様の効果が得られることは明らかである。
以上の実施例では、平板型の1チャンネルの回転トラン
ス装置を例にとって本発明を適用した例を説明したか、
同軸型の回転トランス装置に本発明を適用することも可
能である。また、回転トランス装置のチャンネル数に係
わりなく、本発明を適用することも可能である。
第8図は本発明の請求項2に係る実施例の回転トランス
装置を示す断面図であり、第1図の実施例と同様に部材
2の巻線5を部材1の巻線3及び4に対し太い巻線で構
成し、部材の2の対向面10の研磨の時に巻線5も同時
に研磨して半月状にするとともに、部材2の巻線溝幅A
2を部材1の巻線溝幅A1に対し広くしてある。この構
成をとると、部材2の巻線5は第1図の場合より太い巻
線にすることが出来、部材1の巻線3.4両方に対向さ
せやすくなる。また、部材1のコア幅B1に対し、部材
2のコア幅B2を小さく出来るため、回転に伴うコア対
向面積の変動が抑えられる。
また、第9図に示す第8の実施例のように部材2の外周
の径を部材1の外周の径よりも小さくすると、コア対向
面積は部材2のコア幅×(部材2のコア外周十部材2の
コア内周)/2で規定され、回転による変化がさらに減
小する。これらの結果として、回転による伝送特性の変
化も生じにくくなるという利点がある。
第10図〜第19図は本発明の請求項2に係る他の実施
例の回転トランス装置を示す断面図であり、第10図は
部材2の巻線5を例えば銅箔のような金属箔で構成する
とともに、部材2の巻線溝幅A2部材1の巻線溝幅A1
に対し広くしている。
第11図は、さらに部材2の外周の径を部材1の外周の
径よりも小さくしたものである。これらの実施例による
と、部材2の巻線5を第2図の巻線5に比べ広い金属箔
にすることが出来る。
第12図の実施例は、部材2の巻線5を金属板で構成す
るとともに、部材2の巻線溝幅A2を部材1の巻線溝幅
A1に対し広くしている。第13図は、さらに部材2の
外周の径を部材1の外周の径よりも小さくしたものであ
る。これらの実施例によると、部材2の巻線5は第3図
の巻線5に比べて広い金属板にすることが出来る。
第14図の実施例は、部材2の巻線5をプリント基板で
構成するとともに部材2の巻線溝幅A2を、部材1の巻
線満幅A1に対し広くしている。
第15図は、さらに部材2の外周の径を部材1の外周の
径よりも小さくしたものである。これらの実施例による
と、部材2の巻線5は第4図の巻線5に比べ広いプリン
ト基板にすることか出来る。
第16図の実施例は、部材2の巻線らを金属の蒸着もし
くはスバッタ等の方法により形成すると共に、部材2の
巻線溝幅A2を部材1の巻線満幅A1に対し広くしてい
る。第17図の実施例は、更に部材2の外周の径を部材
1の外周の径よりも小さくしたものである。これらの実
施例によると、部材2の巻線5を第5図の巻線5に比べ
広く金属膜を構成することが出来る。
第18図の実施例は、部材2の巻線5を2本の巻線を並
列に結線して、電気的には1グーンとなるように構成す
るとともに、部材2の巻線溝幅6を部材1の巻線溝幅7
に対し広くしている。
第19図は、さらに部材2の外周の径を部材1の外周の
径よりも小さくしたものである。
これらの第lO図〜第19図の実施例によっても、第8
図、第9図の実施例と同様に、部材1の巻線3.4両方
に対向させやすくなり、また部材1のコア幅8に対して
、部材2のコア幅9を小さく出来るため、コア対向面積
の回転による変化が減少し、回転による伝送特性の変化
も出にくくなるという効果が得られる。
第22図は本発明の請求項3に係る実施例の回転トラン
ス装置における巻線の平面図であり、コアの横内の導体
となる部分11(巻線)と、引き出し線12とをエッチ
ングもしくは打ち抜き等の一体成形により製作したもの
である。一方、第23図は従来の巻線を示したものであ
り、コアの構内の導体となる部分13と引き出し線14
が15の部分でハンダづけ等の方法により接続されてい
る。このような接続部分が第22図の実施例には存在し
ない。これにより、構内の導体を金属板で構成しても、
構内の導体と引き出し線との間の断線が起こりにくくな
る。
第22図のような状態では、引き出し線を回転トランス
外部へ引き出し、外部の回路と電気的に接続することは
困難なことがある。そこで、このような場合は、例えば
第24図のように引き出し線12を折り曲げることによ
り、引き出し線12を回転トランス外部へ引き出し、外
部の回路と電気的に接続するようにする。この場合、引
き出し線12の折り曲げる位置は、回転トランスの引き
出し穴もしくは引き出し溝の位置や形状により決定され
る。
第25図(a)は本発明を同軸型回転トランスに適用し
た場合の断面図である。巻線11はコア16の溝17の
中に巻かれており、巻線11と同時にエッチングもしく
は打ち抜き等の一体形成により作製された引き出し線1
2は、第24図に示したもので、コア16の引き出し線
穴18及びコア16が固定されているハウジング19に
形成されている引き出し線溝20を通って、回転トラン
ス外部へ引き出される。この場合、21の部分がコア及
びハウジングの形状に合わせて折り曲げられている。こ
れにより、構内の導体を金属板と弓き出し部分とを一体
化出来る。
この場合、第25図(a)の引き出し線12の部分は、
一般のエナメル線等を使用した場合と違い、導体部分が
むき出しになっているため、2本の引き出し線同士が電
気的に接触する可能性がある。
また、いすれか一方もしくは両方の巻線かハウジング2
1と電気的に接触する可能性がある。特にハウジング2
1の折曲げ部分において、この接触の可能性が高い。そ
こで、第26図の様に、引き出し線12の部分にフェス
等に浸す等の方法により、絶縁処理22を行う。これに
より、2本の引き出し線同士か電気的に接触することが
なくなり、また、いずれか一方もしくは両方の巻線がハ
ウジング21と電気的に接触することもなくなる。この
絶縁処理22はフェス以外にもエナメル、エポキシ等、
各種の処理により実現することが可能である。また、単
に絶縁チューブや熱圧縮チューブを被せても良い。
第25図(b)は二重巻線型回転トランスに本発明を適
用した実施例であり、軸方向に離間した位置に巻線1]
が二重に巻かれ、かつそれぞれに引き出し線12か一体
に形成されている点以外は、第25図(a)と同様であ
る。
第27図は、本発明を平板型回転トランスに適用した場
合の断面図である。巻線1はコア6の溝7の中に巻かれ
ており、巻き線11と、同時にエッチングもしくは打ち
抜き等の一体成形により製作された引き出し線12は、
第4図に示したもので、コア16の引き出し線穴18の
部分で折り曲げられ、回転トランス外部へ引き出される
。この場合、1lの部分がコアの穴の位置に合わせて折
り曲げられている。これにより、構内の導体を金属板と
引き出し部分が一体化出来る。
なお、エッチングもしくは打ち抜き等の一体成形等の方
法により形成される巻線及び引き出し線は、第22図、
第24図に示したような構造の他に、回転トランスの形
状に合わせて、第28図や第29図のような構造も可能
である。第28図では引き出し線12を巻線11と同一
面上で巻線11の外側に引き出し、第29図では引き出
し線12を折返して形成している。これにより、第22
図のような構造に比べ引き出し線を長くすることができ
る。
以上の第22図〜第29図の実施例では、1チャンネル
の回転トランス装置を例にとって本発明を適用した例を
説明したか、回転トランス装置のチャンネル数に係わり
なく、本発明を適用することか可能である。
次に、本発明による磁気記録再生装置の実施例を説明す
る。
第30図は、本発明の請求項4に係る実施例の磁気記録
再生装置の概略構成図である。31は回転ドラムと固定
ドラムからなるスキャナーであり、磁気テープ32は回
転ドラム周面に情報信号の実効記録エリアが180度に
なるように巻き付けられている。33aは記録回路であ
り、回転トランスからの情報信号を増幅して第1の記録
磁気ヘッドR1を駆動する。第1の記録磁気ヘッドR1
に180度対向して第2の記録磁気ヘッドR2が配置さ
れ、その駆動は記録回路33bて行う。情報信号は磁気
テープから第1の再生磁気ヘッドP1て再生され、再生
回路34aで増幅され、また再生磁気ヘツl”PIに1
80度対向して配置された第2の再生磁気ヘッドP2て
再生され、再生回路34bで増幅される。再生回路34
a,34bの出力は、回転トランスにより回転ドラム外
部へ伝送される。
一方、消去時は消去回路35aで回転トランスからの消
去信号を増幅し、第1の消去磁気へ・ソドE1を駆動す
る。第1の消去磁気ヘッドE1に180度対向して第2
の消去磁気ヘッドE2が配置され、その駆動は消去回路
35aとその入力を共通接続した消去回路35bで行わ
れる。以下、消去回路について詳細に述べる。
第31図は、第30図の具体的な回路であり、第32図
はこの消去回路の切替え動作の一連のタイムシーケンス
を示す。
情報信号は記録磁気ヘッドRl,R2で磁気テーブ32
に記録されている。この情報信号を消去するには、まず
消去信号を回転トランスドライブ回路36で増幅し、回
転トランス37で回転ドラム内部に伝送する。尚、回転
トランスドライブ回路36に入力される消去信号は、消
去磁気ヘッドE1とE2の消去信号を両方含んでいる。
消去回路35a,35bの入力は、共通に回転トランス
37と接続されている。消去回路35a,35bは後述
するE1切替え信号とE2切替え信号で180度毎にそ
れぞれ順次、能動状態、非能動状態に切替えられ、能動
状態の時に消去磁気ヘッドE1あるいはE2を駆動して
消去信号を流し、磁気テープ32上の情報信号を消去す
る。
次に、回転トランス37のチャンネル数を削減するため
の消去回路の手段について説明する。消去回路35a,
35bは、その入力が共通に回転トランス37に対して
共通に接続されていることによる周波数特性の劣化か起
こらないように、入力段の回路をエミッタフォロヮある
いはダーリントンエミッタフォロワにして入力インピー
ダンスを高くする。このように回路の入力インピーダン
スを高くすることにより、周波数特性にダンピングがか
かり、周波数特性の劣化を防止できる。また、通常エミ
ッタフォロワの入力容量は小さいので、入力容量による
周波数特性の劣化の問題はない。
次に、他の実施例として磁気テープ32のラッブアング
ルを240度にして、1つの回転トランスで4チャンネ
ルの消去回路を動作させる場合について説明する。
第33図は、請求項4に係る他の実施例の磁気記録再生
装置の概略構成図である。第34図は第33図の具体的
な回路であり、第35図はこの消去回路の切替え動作の
一連のタイムシーケンスを示す。尚、第33図では記録
回路及び再生回路は省略した。この例では磁気テーブ3
2は回転ドラム周面に情報信号の実効記録エリアが24
0度になるように巻き付けられている。
磁気テーブ32を消去する消去信号は、スキャナー31
外部から回転トランスドライバー回路36に入力され、
増幅されて回転トランス37を介して回転ドラム内部に
伝送される。回転ドラム側の回転トランス37は消去回
路35a〜B5dの入力に共通に接続され、各消去回路
に消去信号を伝送する。回転トランス37を介して消去
回路35a〜35dに入力された消去信号は、その出力
が消去ヘッドE1〜E4に接続された消去回路35a〜
35dで充分に増幅され、消去ヘッドE1〜E4を駆動
し、磁気テーブ32に記録されている情報信号を消去す
る。消去回路35a〜35dは後述するE1〜E4切替
え信号でそれぞれ順次、能動状態、非能動状態に切替え
られる。
この例では磁気テープ32を240度に回転ドラムに巻
き付けて、4チャンネルの消去回路を順次、選択的に動
作させている。この場合、複数の消去回路が動作してし
まうことになるが、消去回路の入力インピーダンスを高
くしておけば周波数特性の劣化はない。さらに消去信号
は通常、単一周波数を使用するので、その周波数を消去
回路に充分に伝送できれば問題ない。すなわち回転トラ
ンスドライバー回路で、複数の消去回路を並列に接続し
たことによる周波数特性の劣化を補償してやれば問題な
い。
次に、消去回路をそれぞれ順次、能動状態、非能動状態
に切替える方法及び回路について説明する。
第36図は本実施例における切替え回路の構成例を示す
概略図であり、(a)はドラム系の断面図、(b)は模
式的な平面図である。この例では磁気テーブ32のラッ
プアングルを180度とし、消去ヘッドを2個、180
度対向させて配置した例について説明する。第36図に
おいて、38は回転ドラム、39は固定ドラムである。
消去回路の制御は固定ドラム39側の消去制御用LED
41で行い、LED41の制御は消去制御回路40で行
う。LED41の制御光を受けて、消去回路を直接制御
する回転ドラム38側のフォトディテクタ42a,42
bは第36図(b)l:示すように消去ヘッドと同じ位
置に搭載される。消去回路を制御するフォトディテクタ
42aは消去ヘッドE1と同位置に搭載され、消去ヘッ
ドE1と180度対向し、消去回路を制御するフォトデ
ィテクタ42bは消去ヘッドE2と同位置に搭載される
第36図(a)(b)と第37図の切替え制御回路を参
照して切替え回路の動作を説明する。第38図はこの切
替え回路の切替え動作の一連のタイムシーケンスを示す
消去制御用LED41は説明を簡単にするために、消去
制御回路40でON(発光)しているとする。消去系の
動作について説明する。回転ドラム38は矢印の方向に
回転しており、今フォトディテクタ42aとLEDII
の位置か一致しているので、フォトディテクタ42aか
らは“H”の信号か出力される。従って、フォトディテ
クタ42Bの出力はセットリセットフリップフロツプ(
R−Sフリップフロツプ)43のセット入力に接続され
ているので、R−Sフリップフロツプ43のQ出力は“
H”となる。次に、回転トラム38か矢印の方向に回転
するとフォトディテクタ42aの出力は“L“になり、
回転ドラム38が180度回転するとR−Sフリップフ
ロップ43のリセソト入力に接続されているフォトディ
テクタ42bの出力は“H”になる。従って、R−Sフ
リップフロツプ43のQ出力は“L”になる。
以下、R−Sフリップフロップ43の出力は回転ドラム
38の回転に従って180度毎に順次“H″“L”を繰
り返し、そのQ出力はE1消去回路を“H″の時に能動
状態“L”の時に非能動状態に制御し、そのQ出力はE
2消去回路を“H”の時に能動状態“L”の時に非能動
状態に制御する。
この実施例の回路によれば回転トラム38側、固定ドラ
ム39側とも簡単な回路で、回転ドラム38に搭載した
消去回路の消費電力を少なくすることができる。
尚、消去制御用LED41はVTRの消去モートにより
ON(発光)し、他のモードの時はOFF (非発光)
にする。
第39図は本実施例における切替え回路の他の構成例を
示す概略図であり、(a)はドラム系の断面図、(b)
は模式的な平面図である。この例も第36図の例と同様
に磁気テープ32の巻付け角を180度とし、消去ヘッ
ドを2個、18C)度対向させて配置した例である。
この例では回転ドラム38側に、消去制御用の反射型フ
ォトセンサ44a,44bを図に示すように、それぞれ
消去磁気ヘッドEl,E2と同じ位置に搭載する。固定
ドラム39側には実効記録エリアか180度の場合、そ
の消去側に反射物、例えばミラー等を配置し、無消去側
には反射型フォトセンサが検知不可能な無反射物を配置
する。
尚、反射型フォトセンサ44a,44bは第40図に示
すようにLED45とフォトダイオード(あるいはフォ
トトランジスタ)46が一体になったものである。反射
型フオトセンサは種々あるか、例えば対向面に反射物の
ある場合には“H”を出力し、反射物のない場合にはそ
の反対の極性の“L″を出力するものとする。
ここでは、上記のような信号を出力する反射型フォトセ
ンサを使用した例について説明する。回転ドラム38は
矢印の方向に回転しており、E1の消去回路は反射型フ
ォトセンサ44aによって制御され、反射面のある消去
エリア側を通過している間は能動状態にある。逆に無反
射面では非能動状態になる。以下同様に、E2の消去回
路は反射型フォトセンサ44bによって制御される。こ
の例では、反射型フォトセンサ44a,44bにより、
消去回路に直接入力可能な切替え信号が生成川来る。こ
の例では消去の切替えは例えばスリップリング等を介し
て行われる。この第39図の例の回路によれば、回転ド
ラム38側の制御回路は非常に筒単な構成で、回転ドラ
ム38搭載回路の制御を行い、その消費電力を少なくす
ることができる。固定ドラム39側は例えば実効記録エ
リア分のみ反射面を持つガラスマスクを配置すればよく
、制御のメカニズムは簡単である。
第41図は本実施例における切替え回路のさらに別の構
成例を示す概略図であり、(a)はドラム系の断面図、
(b)は模式的な平面図である。
この例では回転ドラム38側に消去回路を制御するフォ
トディテクタ47a,47bを図に示すように、それぞ
れ消去磁気ヘッドEl,E2と同じ位置に搭載する。固
定ドラム39側には実効記録エリアが180度の場合、
消去制御用LEDをフォトディテクタ47a,47bと
対向させて、それぞれ実効記録エリア分複数個並べて配
置する。
以下、この複数個の消去制御用LEDをLED列と呼ぶ
消去回路の制御は固定ドラム側の消去制御用LED列4
8で行い その制御は消去制御回路49て発光させるか
、発光させないかにより行う。
消去制御用LED列48の制御光を受けて、消去回路を
直接制御する回転ドラム側38のフォトディテクタ47
a,47bは、第41図(b)に示すように消去磁気ヘ
ッドEl,E2と同じ位置に搭載される。消去回路を制
御するフォトデイテクタ47aは消去磁気ヘッドE1と
同位置に搭載され、消去磁気ヘッドE1と180度対向
している消去磁気ヘッドE2の消去回路を制御するフォ
トディテクタ47bは消去磁気ヘッドE2と同位置に搭
載される。
第41図の切替え回路の動作について説明する。
回転ドラム38は矢印の方向に回転しており、E1消去
磁気ヘッドの消去回路はフォトデイテクタ47aによっ
て制御され、消去制御用LED列48のある消去エリア
を通過している間は能動状態にある。逆に、消去制御用
LED列48のないところを通過している間は非能動状
態になる。以下同様に、E2消去磁気ヘッドの消去回路
はフォトディテクタ47bによって制御される。この例
ではフォトディテクタ47a、47bにより、消去回路
に直接入力可能な切替え信号が生成出来る。
この第41図の回路によれば、回転ドラム38側の消去
回路を制御する回路は非常に簡単で、回転ドラム38搭
載回路の消費電力を少なくすることができ、さらに固定
ドラム側39は例えば実効記録エリア分のみ複数個のL
EDを並べて配置すればよく、ドラム系の制御回路及び
メカニズムは簡単である。
また、第30図の実施例では磁気テーブ32のラップア
ングルを180度とし、1チャンネルの回転トランスと
2チャンネルの消去回路を切替え、第33図の実施例で
は磁気テーブ30のラップアングルを240度とし、1
チャンネルの回転トランスと4チャンネルの消去回路を
切替える場合についてそれぞれ説明したが、他のランプ
アングルで、他の複数チャンネルの消去回路を1チャン
ネルの回転トランスと接続することも可能である。
また、記録フォーマット上、あるいは消去回路の消費電
力が特に問題にならなければ、消去回路を常時能動状態
にしても良い。この場合、消去するトラックあるいは消
去する範囲に合わせて、消去回路に回転ドラム外部から
消去信号を人力すれば良い。
第42図は本発明の請求項5に係る実施例の磁気記録再
生装置の概略構成図である。51は回転ドラム表固定ド
ラムからなるスキャナーであり、磁気テープ52は回転
ドラム周面に情報信号の実効記録エリアが90度になる
ように巻き付けられている。5.3aは記録回路であり
、回転トランス(図示していない)からの情報信号を増
幅して、第1の記録磁気ヘッドR1を駆動する。第1の
記録磁気ヘッドR1に180度対向して第2の記録磁気
ヘッドR2か配置され、その駆動は記録回路53bて行
う。情報信号は記録磁気ヘッドRl,R2で磁気テープ
52に記録される。磁気テープ52に記録された情報信
号は第1の再生磁気ヘツドPIで再生され、再生回路5
4aで増幅され、また再生磁気ヘッドP1に180度対
向して配置された第2の再生磁気ヘッドP2で再生され
、再生回路54bで増幅される。再生回路54a,54
bの出力は、回転トランスにより回転ドラム外部へ伝送
される。
一方、磁気テープ52の消去は消去回路55aと55b
1消去磁気ヘッドE1と消去磁気ヘッドE2により行う
。消去回路55aと55bは記録回路53a,53bと
ともに回転トランスに共通接続されており、消去時に消
去回路55aは回転トランスからの消去信号を増幅し、
消去磁気ヘッドE1を駆動する。第1の消去磁気ヘッド
E1に180度対向して第2の消去磁気ヘッドE2が配
置され、その駆動は消去回路55aと消去回路55bて
行う。以下、消去回路を中心に動作について詳細に述べ
る。
第43図は第42図の具体的な回路であり、第44図は
この消去回路の切替え動作の一連のタイムシーケンスを
示す。
情報信号は記録磁気ヘッドRl,R2で磁気テープ52
に記録されている。例えばこの情報信号を回転消去し再
記録する、所謂インサート編集を行うには、まず消去信
号を回転トランスドライブ回路56で増幅し、回転トラ
ンス7で回転ドラム内部に伝送する。尚、回転トランス
ドライブ回路5゜6に入力される信号は消去磁気ヘッド
E1とE2の消去信号と、記録磁気ヘッドR1とR2の
記録情報信号を両方含んでいる。記録回路53aと53
b、消去回路55aと55bの入力は、共通に回転トラ
ンス57と接続されている。記録回路53aと53b1
消去回路55aと55bは後述するR1切替え信号とR
2切替え信号、E1切替え信号とE2切替え信号で90
度毎にそれぞれ順次、能動状態、非能動状態に切替えら
れ、能動状態の時に消去磁気ヘッドを駆動して消去信号
を流し、磁気テーブ52上の情報信号を消去する。
その後、記録回路で記録磁気ヘッドを駆動して、消去さ
れたテープ52に再度新しい情報信号を記録する。
次に、回転トランスのチャンネル数を削減するための記
録回路と消去回路の手段について説明する。記録回路と
消去回路はその入力を回転トランスに対して共通に接続
したことにより周波数特性の劣化が起こらないように、
入力段の回路はエミッタフォロワ或いはダーリントンエ
ミッタホロワにして入力インピーダンスを高くする。こ
のように回路の入力インピーダンスを高くすることによ
り、周波数特性にダンピングかかかり、周波数特性が劣
化することを防止できる。また、通常エミッタフォロワ
の人力容量は小さいので、入力容量による周波数特性の
劣化は問題ない。
さらに、各々の回路は非能動状態の時はその動作を止め
られているので、能動状態の回路に悪影響を及ぼすこと
はない。
次に他の実施例として、磁気テープ52のラップアング
ルを120度にして、1つの回転トランスで2チャンネ
ルの記録回路と1チャンネルの消去回路を動作させる場
合について説明する。
第45図は本発明の請求項5に係る他の実施例の磁気記
録再生装置の概略構成図である。第46図は第45図の
具体的な回路でり、第47図はこの記録回路と消去回路
の切替え動作の一連のタイムシーケンスを示す。尚、第
46図では再生回路54a,54bを省略した。この例
では磁気テープ52は回転ドラム周面に情報信号の実効
記録エリアか120度になるように巻き付けられている
この実施例では消去磁気ヘッドE1で再記録情報トラッ
クに先行して、R1とR2の再記録トラックを2本分ま
とめて回転消去する。
この実施例において、インサート編集を行うには、まず
消去信号を回転トランスドライブ回路56で増幅し、回
転トランス57で回転ドラム内部に伝送する。尚、回転
トランスドライブ回路56に入力される信号は消去磁気
ヘッドE1の消去信号と、記録磁気ヘッドR1とR2の
記録情報信号を両方含んでいる。記録回路53aと53
b、消去向路55の入力は、共通に回転トランス57と
接続されている。記録回路53aと53b1消去回路5
5は後述するR1切替え信号とR2切替え信号、E1切
替え信号で120度毎にそれぞれ順次、能動状態、非能
動状態に切替えられ、能動状態の時に消去磁気ヘッドを
駆動して消去信号を流し、磁気テーブ52上の情報信号
を回転消去する。その後、記録回路で記録磁気ヘッドを
駆動して、消去されたテープに再度新しい情報信号を記
録する。
回転トランスのチャンネル数を削減するための記録回路
と消去回路の手段については、第42図の実施例と同じ
であるので省略する。
次に、記録回路あるいは消去回路をそれぞれ順次、能動
状態、非能動状態に切替える方法及び回路(以下、簡単
に90度切替え回路という)について、第42図の実施
例を例にとり説明する。尚、この切替え回路は前述の第
45図の実施例についても同様であるので、説明は省略
する。
第48図(a)(b)は90度切替え回路の一構成例を
示す概略図であり、(a)はドラム系の断面図、(b)
は模式的な平面図である。この例では回転ドラム58側
に記録及び消去回路の制御をする反射型フォトセンサ6
0a,60b,61a,6lbを図に示すように、それ
ぞれ消去磁気ヘッドE1.,E2記録磁気ヘッドRl,
R2と同し位置に搭載する。固定ドラム59側には実効
記録エリアか90度の場合、その記録側に反射物、例え
ばミラー等を配置し、無記録側には反射型フォトセンサ
か検知不可能な無反射物を配置する。尚、反射型フォト
センサは第49図に示すように、LED62とフォトダ
イオード(あるいはフォトトランジスタ)63か一体に
なったものであり、第40図に示したものと同様、ここ
では対向面に反射物のある場合には“H′を出力し、反
射物のない場合にはその反対の極性の″L″を出力する
ものとする。
ここでは、上記のような信号を出力する反射型フォトセ
ンサを使用した例について説明する。回転ドラム58は
矢印の方向に回転しており、R1の記録回路は反射型フ
ォトセンサ61aによって制御され、反斜面のある記録
エリア側を通過している間は能動状態にある。逆に無反
射面では非能動状態になる。以下同様に、R2の記録回
路は反射型フォトセンサ61bによって制御され、E1
の消去回路61aにより制御され、E2の消去回路は6
0bにより制御される。この例では、反射型フォトセン
サ60a,60b,61a,6lbにより記録あるいは
消去回路に直接入力可能な90度切替え信号が生成出来
る。このようにして、第44図に示したE1切替え信号
、E2切替え信号、R1切替え信号、R2切替え信号が
得られる。
記録と消去の切替えは、例えばスリップリング等を介し
て行うか、あるいは記録、消去夫々の反射面と反射型フ
ォトセンサの間にメカニカルなシャッタを持たせて行う
。この第48図の回路によれば、回転ドラム58側の回
路は非常に簡単で、かつ消費電力を少なくすることがで
き、さらに固定ドラム59側は例えば実効記録エリア分
のみ反射面を持つガラスマスクを配置すればよく、シリ
ンダ系のメカニズムが簡単になる。
第50図は90度切替え回路の他の構成例を示す概略図
であり、(a)はドラム系の断面図、(b)は模式的な
平面図である。この実例では回転ドラム58側に記録及
び消去のフォトディテクタ64a,64b,66a,6
6bを図に示すようにそれそれ磁気ヘッドRl,R2、
磁気ヘソドEl,E2と同じ位置に搭載する。固定ドラ
ム59側には実効記録エリアが90度の場合、記録制御
用LEDと消去制御用LEDをフォトディテクタ64a
,64b,66a,66bと対向させて、それそれ実効
記録エリア分複数個並べて配置する。以下、この記録制
御用の複数個のLEDをLED列と呼ぶ。
記録回路の制御は固定ドラム側の記録.制御用LED列
68で行い、消去回路の制御は消去制御用LED列65
で行い、記録制御用LED列68の制御は記録制御回路
69で、消去制御用LED列65の制御は消去制御回路
67で行う。記録制御用LED列68と消去制御用LE
D列65の制御光を受けて記録回路、消去回路を直接制
御する回転ドラム58側のフォトディテクタ64b,6
4aは、第50図(b)に示すように記録磁気ヘッド、
消去磁気ヘッドと同し位置に搭載される。記録磁気ヘッ
ドR1用の記録回路を制御するフォトディテクタ66a
は記録磁気ヘッドR1と同位置に搭載され、磁気ヘッド
R1と180度対向している記録磁気ヘッドR2用の記
録回路を制御するフォトディテクタ66bは磁気ヘッド
R2と同位置に搭載される。さらに、磁気ヘッドEl用
の消去回路を制御するフォトディテクタ64aは磁気ヘ
ッドE1と同位置に搭載され、磁気ヘッドE1と180
度対向している磁気ヘッドE2用の消去回路を制御する
フォトディテクタ64bは磁気ヘッドE2と同位置に搭
載される。
この第50図の90度切替え回路の動作について説明す
る。
回転ドラム58は矢印の方向に回転しており、R1の記
録回路はフォトディテクタ66aによって制御され、記
録制御用LED列68のある記録エリアを通過している
間は能動状態にあり、逆に記録制御用LED列68のな
いところを通過している間は非能動状態になる。以下同
様に、R2の記録回路はフォトディテクタ66bによっ
て制御される。E1の消去回路はフォトディテクタ64
aにより制御され、消去制御用LED列65のある記録
エリアを通過している間は能動状態にあり、逆に消去制
御用LED列65のないところを通過している間は非能
動状態になる。E2の消去回路はフォトディテクタ64
bにより制御される。この例ではフォトディテクタ66
a,66bと64a,64bにより記録あるいは消去回
路に直接入力可能な90度切替え信号が生成出来る。
こうして第44図に示したE1切替え信号、E2切替え
信号、R1切替え信号、R2切替え信号が得られる。
この第50図の回路によれば、回転ドラム58側の回路
は非常に簡単で、かつ消費電力を少なくすることができ
、さらに固定ドラム59側は例えば実効記録エリア分の
み複数個のLEDを並べて配置すればよく、シリンダ系
のメカニズムは簡単である。
なお、第42図〜第50図の実施例では1チャンネルの
回転トランスと2チオンネルの記録回路あるいは消去回
路を切替える場合ついて説明したが、さらに多チャンネ
ルの記録回路あるいは消去回路あるいはその両方を行う
回路を切替える場合についても同様である。例えば記録
ヘッドと記録回路が4チャンネル、消去ヘッドと消去回
路が4チャンネル、実効記録エリア角が45度である場
合、回転トランスは1チャンネルで良い。
また、これらの実施例では記録、再生を別の磁気ヘッド
で行うことを前提としたが、記録再生を一つの磁気ヘッ
ドで行う、所謂自己録ヘッドで構成することも可能であ
る。
また、記録回路、消去回路の実装法として夫々別のIC
にして搭載するか、あるいは記録回路と消去回路を一体
のICにして搭載することも可能であり、実装密度を上
げられる。再生回路と記録回路と消去回路を一体のIC
にして搭載しても良い。
さらに、回転トランスと共通に接続する記録回路と消去
回路の数に対応した回転トランスの複数回路巻線を回転
トランスの一つの巻線溝に配置しても良い。
第51図は本発明の請求項6に係る実施例の磁気記録再
生装置の概略構成図である。71は回転ドラムと固定ド
ラムからなるスキャナーであり、磁気テープ72は回転
ドラム周面に情報信号の実効記録エリアが180度にな
るように巻き付けられている。73aは記録回路であり
、記録回転トランス(図示していない)からの情報信号
を増幅して、第1の記録磁気ヘッドR1を駆動する。第
1の記録磁気ヘッドR1に180度対向して第2の記録
磁気ヘッドR2が配置され、その駆動は記録回路73b
で行う。情報信号は記録磁気ヘッドRl,R2で磁気テ
ープに記録される。磁気テーブ72に記録された情報信
号は第1の再生磁気ヘッドP1で再生され、再生回路7
4aで増幅され、また再生磁気ヘッドP1に180度対
向し配置されて、第2の再生磁気ヘッドP2で再生され
再生回路74bで増幅される。再生回路74a,74b
の出力は回転トランスにより回転ドラム外部へ伝送され
る。
一方、磁気テープ72の消去は消去回路75aと75b
1消去磁気ヘッドE1と消去磁気ヘッドE2により行う
。消去回路75aと75bは再生回路74 a,74b
とともに回転トランスに共通接続されており、消去時に
消去回路75aは回転トランスからの消去信号を増幅し
、消去磁気ヘッドE1を駆動する。第1の消去磁気ヘッ
ドE1に180度対向して第2の消去磁気ヘッドE2が
配置され、その駆動は消去回路75aと消去回路75b
で行う。以下、消去回路を中心に動作について詳細に説
明する。
第52図は第51図の具体的な回路であり、第53図は
この消去、再生回路の切替え動作の一連のタイムシーケ
ンスを示す。
情報信号は記録磁気ヘッドRl,R2で磁気テープ72
に記録されている。例えばこの情報信号を回転消去し再
記録する、所謂インサート編集するには、まず消去信号
を消去回転トランスドライブ回路76で増幅し、回転ト
ランス77で回転ドラム内部に伝送する。尚、回転トラ
ンスドライブ回路76は回転トランスレシーブ回路78
と回転トランス77と共通接続されている。また、回転
消去時は消去/再生切替え信号を“L″にして、回転ト
ランスレシーブ回路78を非能動状態、消去回転トラン
スドライブ回路76を能動状態にする。消去回路75a
と75bは後述するE1切替え信号とE2切替え信号に
よって180度毎にそれぞれ順次、能動状態、非能動状
態に切替えられ、能動状態の時に消去磁気ヘッドEl,
E2を駆動して消去信号を流し、磁気テープ72上の情
報信号を消去する。この時、再生回路74a,74bは
PI,P2切替え信号を両方ともOFFにして、その回
路動作をOFFにする。一方、記録回転トランストライ
バ回路79に入力された新情報信号は増幅されて、記録
回転トランス80で回転ドラム内部に伝送する。記録回
転トランス80と記録回路73aと73bは共通接続さ
れており、後述するR1切替え信号とR2切替え信号で
180度毎にそれそれ順次、能動状態、非能動状態に切
替えられ、能動状態の時に、記録回路73aと73bは
記録磁気ヘッドRl,R2を駆動して、消去された磁気
テープ72に情報信号を再度記録する。
インサート編集終了後は、El,E2切替え信号を両方
ともOFFにして回転消去を止め、さらに消去信号の入
力も止める。その後、消去/再生切替え信号を“H”に
して、消去回転トランスドライブ回路76を非能動状態
、回転トランスレシーブ回路78を能動状態にする。モ
してPI,P2切替え信号を両方とも回転ドラムの回転
に合わせて順次ONにして、再生回路74a,74bで
再生磁気ヘッドPI,P2からの情報信号を増幅し、回
転トランス77を介して回転ドラム外部へ伝送する。回
転トランス77により回転ドラム外部へ伝送された情報
信号は、回転トランスレシーバ回路78で再度増幅され
て出力される。
再生を行う場合と、固定ヘッドによる消去を行いながら
通常の記録を行う場合(以下、通常記録と呼ぶ)は、第
53図に示すように消去/再生切替え信号を“H″にし
て、消去回転トランスドライブ回路76を非能動状態、
回転トランスレシーブ回路78を能動状態にする。
記録する情報信号は前述と同じ経路で信号伝送され、記
録回路73aと73bで記録磁気ヘッドRl,R2を駆
動して情報信号を記録する。その記録された情報信号を
、その後の再生磁気ヘッドPi,P2で直ちに再生する
(これを同時再生と呼ぶ)。再生磁気ヘソドPI,P2
で再生された情報信号は、再生回路74a,74bで増
幅され、前述と同し経路で信号伝送され、出力される。
次に、回転トランスのチャンネル数を削減するための消
去回路の手段について説明する。
消去回路および記録回路は、その入力を回転トランスに
対して共通に接続したことによる周波数特性の劣化が起
こらないように、入力段の回路はエミッタフォロワ或い
はダーリントンエミッタホロワにして入力インピーダン
スを高くする。回路の入力インピーダンスを高くするこ
とにより、周波数特性にダンピングがかかり、周波数特
性が劣化することを防止できる。また、通常エミツタフ
ォロワの入力要領は小さいので周波数特性の劣化は問題
ない。
尚、回転トランス77と共通接続している回転トランス
レシーバ回路78も消去回路と同様の手段で、後述する
消去回転トランスドライバ回路76と切替えることが可
能である。
また、再生回路の出力を消去回路入力と回転トランスに
対して共通に接続したことによる能動状態の消去回路の
周波数特性の劣化が起こらないように、非能動状懇の再
生回路の出力/1イインピーダンス状態にしておく。第
54図に再生回路の出力をハイインピーダンスにする回
路の基本構成の一例を示す。尚、再生回路の出力は実際
には平衡出力になっているが、説明を簡単にするために
その片側のみを図示する。通常、この種の再生回路は負
荷に対して充分な駆動能力を持たせるために、出力段に
エミッタフオロワあるいはダーリントンエミッタフォロ
ワが使用される。第74図ではエミッタフォロワQ1を
使用している。トランジスタQ2、ダイオードD1、抵
抗Zl,Z2で定電流回路を構成し、エミッタフォロヮ
Q1に定電流ヲ流ス。このエミッタフォロワの能動状態
、非能動状態の切替えはトランジスタQ3,Q4及びイ
ンバータINIにより行う。切替え信号が“H”の時に
はQB,Q4のベースはLoレベルになりQ3.Q4に
オフになり、エミッタフォロワQ1は動作し、RF信号
を出力する。次に切替え信号かLoの時にはQ3,Q4
のベースは“H″レベルにになってQ3,Q4はオンに
なり、エミッタフォロワQ1のベースは“L″レベルに
なり、エミッタフオロワQ1はオフ状態になり、その出
力はハイインピーダンス状態になる。
さらに、各々の回路は非能動状態の時はその動作を止め
られているので、能動状態の回路に悪影響を及ほすこと
はない。
次に、再生回路あるいは消去回路をそれぞれ順次、能動
状態、非能動状態に切替える方法及び回路(以下、簡単
に180度切替え回路という)について、第51図の実
施例を例にとり説明する。
尚、以下に三種類の切替え方式の実施例を挙げるが、簡
単にわかりやすくするために消去回路のみについて図示
して説明する。
第55図は本実施例における180度切替え回路の一構
成例を示す概略図であり、(a)はドラム系の断面図、
(b)は模式的な平面図である。
第55図において、81は回転ドラム、82は固定ドラ
ムであり、消去回路の制御は固定ドラム82側の消去制
御用LED84で行い、このLED84の制御は消去制
御回路83で行う。
消去制御用LED84の制御光を受けて消去回路を直接
制御する回転ドラム側のフォトディテクタは、第55図
(b)に示すように消去磁気ヘッドと同じ位置に搭載さ
れる。磁気ヘッドE1用の消去回路を制御するフォトデ
ィテクタ85aは磁気ヘッドE1と同位置に搭載され、
磁気ヘッドE1と180度対向している磁気ヘッドE2
用の消去回路を制御するフォトディテクタ85bは磁気
ヘッドE2と同位置に搭載される。
第55図(a)(b)と第56図の切替え制御回路を参
照して180度切替え回路の動作を説明する。消去制御
用LED84は説明を簡単にするために、消去制御回路
83で両方ON(発光)しているとする。回転ドラム8
1は矢印の方向に回転しており、今フォトディテクタ8
5aと消去制御用LED84の位置が一致しているので
、フォトディテクタ85aからは“H″の信号が出力さ
れる。従って、フォトディテクタ85aの出力はR−S
フリップフロップ86のセット入力に接続されているの
で、R−Sフリップフロップ86のQ出力は“H”とな
る。次に、回転ドラム81が矢印の方向に回転すると、
フォトディテクタ85aの出力は“L“になり、回転ド
ラム81が180度回転するとR−Sフリップフロップ
86のリセット入力に接続されているフォトディテクタ
85bの出力はH”になる。従って、R−Sフリップフ
ロップ86のQ出力は“L”になる。以下、R−Sフリ
ップフロツブ86の出力は回転ドラム81の回転に従っ
て180度毎に順次、“H″“L″を繰り返し、そのQ
ffl力はE1消去回路を“H”の時に能動状態、“L
′の時に非能動状態に制御し、そのQ出力はE2消去回
路を“H″の時に能動状態、“L”の時に非能動状態に
制御する。
第57図に、この180度切替え回路の切替え動作の一
連のタイムシーケンスを示す。この第55図の例の回路
によれば回転ドラム81側、固定ドラム82側とも回路
が簡単で、その消費電力を少なくすることができる。
尚、消去制御用LED84はVTRのモートによりON
,OFFする。すなわち、消去モードの時には消去制御
用LED84のみがONL、記録モードの時には記録制
御用LED (図示していない)のみがONL、再生モ
ードの時には再生制御用LED (図示していない)の
みがONL、同時再生モードの時には記録制御用と再生
制御用のLEDが両方ONする。インサート編集゛時に
は、消去制御用と記録制御用のLEDが両方ONする。
第58図は本実施例における180度切替え回路の他の
構成例を示す概略図であり、(a)はドラム系の断面図
、(b)は模式的な平面図である。
この例では回転ドラム81側に再生及び消去回路の制御
をする反射型フォトセンサ87a,87bを図に示すよ
うにそれぞれ消去磁気ヘッドEl,E2と同じ位置に搭
載する。固定ドラム82側には実効記録エリアが180
度の場合、その消去側に反射物、例えばミラー等を配置
し、無消去側には反射型フォトセンサか検知不可能な無
反射物を配置する。尚、反射型フォトセンサは第59図
に示すようにLED89とフォトダイオード(あるいは
フォトトランジスタ)88が一体になったものであり、
先と同様に、例えば対向面に反射物のある場合には“H
”を出力し、反射物のない場合にはその反対の極性“L
″を出力するものとする。
この例では上記のような信号を出力する反射型フォトセ
ンサを使用した例について説明する。回転ドラム81は
矢印の方向に回転しており、E1の消去回路は反射型フ
ォトセンサ87aによって制御され、反射面のある消去
エリア側を通過している間は能動状態にある。逆に無反
射面では非能動状態になる。以下同様に、E2の消去回
路は反射型フォトセンサ87bによって制御される。こ
の例では反射型フォトセンサ87a,87bにより消去
回路に直接人力可能な180度切替え信号か生成出来る
。こうして第53図のE1切替え信号、E2切替え信号
が得られる。
この例では各モードの切替えは、例えばスリップリング
等を介して行うか、あるいは消去、記録、再生夫々の反
射面と反射形フォトセンサの間にメカニカルなシャッタ
を持たせて行う。
この例の回路によれば回転ドラム81側の回路は非常に
簡単で、かつ消費電力を少なくすることができ、さらに
固定ドラム82側は例えば実効記録エリア分のみ反射面
を持つガラスマスクを配置すればよく、シリンダ系のメ
カニズムが簡単になる。
第60図は本実施例における180度切替え回路のさら
に別の構成例を示す概略図であり、(a)はシリンダ系
の断面図、(b)は模式的な平面図である。この実例で
は回転ドラム81側に消去フォトディテクタ90a,9
0bを図に示すようにそれそれ磁気ヘットEl,E2と
同じ位置に搭載する。固定ドラム82側には実効記録エ
リアが180度の場合、消去制御用LEDをフォトディ
テクタ90a,90bと対向させて、それぞれ実効記録
エリア分複数個並べて配置する。(以下、この複数個の
消去制御用LEDをLED列と呼ぶ)消去回路の制御は
回転ドラム81側のフォトディテクタ90a,90bと
固定ドラム82側の消去制御用LED列91で行い、L
ED列91の制御は消去制御回路92で行う。消去制御
用LED列91の制御光を受けて消去回路を直接制御す
る回転ドラム側のフォトディテクタ90a,90bは第
60図(b)に示すように消去磁気ヘッドと同じ位置に
搭載される。
磁気ヘッドE1用の消去回路を制御するフォトディテク
タ90aは磁気ヘッドE1と同位置に搭載され、磁気ヘ
ッドE1と180度対向している磁気ヘットE2用の消
去回路を制御するフォトディテクタ90bは磁気ヘッド
E2と同位置に搭載される。
この第60図の例の180度切替え回路の動作について
説明する。尚、消去制御用LED列91は発光状態とし
、この光を受けてフォトデイテクタはONL、消去回路
は能動状態になるとする。
回転ドラム81は矢印の方向に回転しており、El用の
消去回路はフォトデイテクタ20aにより制御され、消
去制御用LED列91のある消去エリアを通過している
間は能動状態にあり、逆にLED列91のないところを
通過している間は非能動状態になる。E2用の消去回路
はフォトディテクタ90bにより制御される。この例で
はフォトディテクタ90a,90bにより消去回路に直
接入力可能な180度切替え信号が生成出来る。
生成した信号は第53図のE1切替え信号、E2切替え
信号のようになる。
この第60図の例の回路によれば、回転ドラム81側の
回路は非常に簡単で、かつ消費電力を少なくすることか
でき、さらに固定ドラム側は例えは実効記録エリア分の
み複数個のLEDを並べて配置すればよく、シリンダ系
のメカニズムは簡単である。
なお、消去制御用の発光素子としてLEDを使用したが
、他に例えばEL,半導体レーザ、プラズマディスプレ
ー等の発光素子を使用してもよい。
また、第51図〜第60図の実施例では1チャンネルの
回転トランスと共通接続した2チャンネルの消去回路と
2チャンネルの再生回路を切替える場合について説明し
たか、さらに多チャンネルの消去回路あるいは再生回路
を切替える場合についても同様である。例えば消去ヘッ
ドと消去回路が4チャンネル、再生ヘッドと再生回路が
4チャンネル、実効記録エリア角が90度の場合、回転
トランスは1チャンネルで良い。
また、消去回路、再生回路の実装法については、夫々別
のICにして搭載するか、あるいは消去回路と再生回路
を一体のICにして搭載することも可能であり、それに
よって、実装密度か向上する。
さらに、消去回路と記録回路と再生回路を一体のICに
して搭載しても良い。
前記、回転トランスと共通に接続する消去回路と再生回
路の数に対応した回転トランスの複数回路巻線を回転ト
ランスの一つの巻線溝に配置しても良い。
以上説明した第30図〜第60図の磁気記録再生装置の
実施例では、回転ドラムタイプのVTRの場合について
説明したが、他の磁気ヘッド搭載方式であるディスクタ
イプあるいは中ドラムタイプ等の方式のVTRに適用も
可能である。
また、第30図〜第60図の実施例においては、回転ト
ランスとして第1図〜第29図で説明した回転トランス
装置を使用してもよいし、その他の回転トランス装置を
使用してもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明による回転トランス装置では
、回転部材および固定部材のいすれ一方の溝に配置され
る単数の巻線の太さまたは幅を、他方の部材の溝に配置
される複数の巻線のそれより大きくすることにより、回
転トランスが回転しても単数の巻線と複数の巻線の各々
とはほほ正対した位置関係を保つため、伝送特性の変化
は生じにくくなる。
また、単数の巻線が設けられる部材の満幅と複数の巻線
が設けられる部材の満幅とを異ならせると、回転トラン
スの回転によるコア対向面積の変化が少なくなるため、
やはり伝送特性の変化は生じにくくなる。さらに、満幅
を異ならせると上記のように単数の巻線の太さまたは幅
を他方の部材の溝に配置される複数の巻線のそれより大
きくすることか容易となり、回転トランスの回転による
伝送特性の変化は、満幅と巻線の太さまたは幅の両方の
制御による相乗効果によって、より生じにく く な 
る。
一方、溝内の導体を構成する金属及び回転トランス外部
への引き出し線をエッチングもしくは打ち抜き等の一体
成形により製作すると、溝内の導体を金属板で構成して
も、溝内の導体と引き出し線との間の断線は起こりにく
くなる。
また、本発明による磁気記録再生装置では、回転ドラム
に搭載される消去回路を、消去するトラックあるいは消
去する範囲に合わせて順次切替えて、能動、非能動状態
に制御することで、回路の低消費電力化が図られ、さら
に低消費電力化に伴い、回路からの発熱によるメカニズ
ムの精度の悪化か軽減される。
また、回転ドラムに搭載された複数の消去回路を回転ト
ランスと共通に接続したことにより、磁気ヘッドと消去
回路が複数個必要な場合でも、回転トランスのチャンネ
ル数は最小1チャンネルで済む。これによりスキャナー
のメカニズムが簡単になり、信頼性か向上するとともに
システムの小形・軽量化、コストダウンが図られ、回転
トランスのドライバ回路も最小1チャンネルで済み、ま
たイナーシャが低減し、回転ドラムモータの負担が減り
、かつ回転ドラムを高速に立ち上げることが可能となり
、画像の送出が速くなる。
一方、回転ドラムに消去回路と記録回路または再生回路
あるいはこれら全ての回路を搭載し、消去回路と記録回
路または再生回路を共通に回転トランスと消去用の回転
トランスが不要になる。これによりスキャナーのメカニ
ズムが簡単化と、信頼性向上、システムの小形・軽量化
、コストダウンか図られ、スキャナーのイナーシャ低域
により、回転ドラムモー夕の負担を軽減することが可能
となり、かつ回転ドラムを高速に立ち上げることができ
るようになるため、画像の送出が速くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本発明の請求項1に係る回転トランス
装置の実施例を説明するための図、第8図〜第19図は
本発明の請求項2に係る回転トランス装置の実施例を説
明するための図、第20図および第21図は従来の回転
トランス装置を説明するための図、第22図〜第29図
は本発明の請求項3に係る回転トランス装置の実施例を
説明するための図、第30図〜第41図は本発明の請求
項4に係る磁気記録再生装置の実施例を説明するための
図、第42図〜第50図は本発明の請求項5に係る磁気
記録再生装置の実施例を説明するための図、第51図〜
第60図は本発明の請求項6に係る磁気記録再生装置の
実施例を説明するための図、第61図は従来のVTRの
記録再生系回路のブロック図である。 1.2・・・部材 3〜5.11・・・巻線 8,9.12・・・引き出し線 El,E2・・・消去磁気ヘッド PI,P2・・・再生磁気ヘッド Rl,R2・・・記録磁気ヘッド 31,51.71・・・スキャナー 32,52.72・・・磁気テープ 33a.33b,53a,53b.61a,6lb,7
3a,73b−・・記録回路34a,34b,54’a
,54b,74a,74b・・・再生回路 35a 〜35d,55,55a,55b,60a,6
0b,75,75b−・・消去回路37.57,77.
80・・・回転トランス38.58.78・・・回転ド
ラム 39,59.79・・・固定ドラム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 回転部材と固定部材との間で信号の伝送を行う
    回転トランス装置であって、回転部材および固定部材の
    いずれか一方の部材の同一の溝に複数の巻線を配置し、
    他方の部材の溝に単数の巻線を配置した回転トランス装
    置において、 前記単数の巻線の太さまたは幅を前記複数の巻線より大
    きくしたことを特徴とする回転トランス装置。
  2. (2) 回転部材と固定部材との間で信号の伝送を行う
    回転トランス装置であって、回転部材および固定部材の
    一方の部材の同一の溝に複数の巻線を配置し、他方の部
    材の溝に単数の巻線を配置した回転トランス装置におい
    て、 前記回転部材の溝の幅と前記固定部材の溝の幅とを異ら
    せたことを特徴とする回転トランス装置。
  3. (3) 回転部材と固定部材との間で信号の伝送を行う
    回転トランス装置であって、回転部材および固定部材の
    少なくとも一方の溝内の巻線を金属板により構成した回
    転トランス装置において、前記金属板及び回転トランス
    外部への引き出し線を一体に形成したことを特徴とする
    回転トランス装置。
  4. (4) 情報信号の記録再生を行う磁気記録再生装置に
    おいて、 回転ドラムに情報トラックの消去を行うための磁気ヘッ
    ドと共に搭載された複数の消去回路を共通に回転トラン
    スと接続したことを特徴とする磁気記録再生装置。
  5. (5) 情報信号の記録再生を行う磁気記録再生装置に
    おいて、 回転ドラムに搭載された情報トラックの消去を行うため
    の磁気ヘッドを駆動する少なくとも一つの消去回路と、
    情報信号の記録を行うための磁気ヘッドを駆動する少な
    くとも一つの記録回路を共通に回転トランスと接続した
    ことを特徴とする磁気記録再生装置。
  6. (6) 情報信号の記録再生を行う磁気記録再生におい
    て、 回転ドラムに搭載された情報トラックの消去を行うため
    の磁気ヘッドを駆動する少なくとも一つの消去回路と、
    磁気テープから再生された情報信号の増幅を行う少なく
    とも一つの再生回路とを共通に回転トランスと接続した
    ことを特徴とする磁気記録再生装置。
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