JPH117617A - 同時記録再生用回転ドラム装置 - Google Patents

同時記録再生用回転ドラム装置

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JPH117617A
JPH117617A JP16270597A JP16270597A JPH117617A JP H117617 A JPH117617 A JP H117617A JP 16270597 A JP16270597 A JP 16270597A JP 16270597 A JP16270597 A JP 16270597A JP H117617 A JPH117617 A JP H117617A
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JP
Japan
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head
recording
reproducing
drum
rotary drum
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Application number
JP16270597A
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English (en)
Inventor
Hironori Honjo
弘典 本庄
Haruo Ota
晴夫 太田
Masaru Higashioji
賢 東陰地
Takaaki Tabatani
孝明 煙草谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/10Structure or manufacture of housings or shields for heads
    • G11B5/11Shielding of head against electric or magnetic fields
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/52Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
    • G11B5/53Disposition or mounting of heads on rotating support

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同時記録再生用回転ドラム装置において、記
録ヘッドと再生ヘッドの効率的なシールド対策を施すこ
と。 【解決手段】 記録ヘッド1と再生ヘッド3の取り付け
空間である切欠部5bに、各ヘッドの配置方向に平行と
なるよう磁性チップ24を固着する。磁性チップ24と
して透磁率の高いフェライトを用い、記録ヘッド1から
出力された漏洩磁束のバイパスの作用をさせる。この漏
洩磁束を磁性チップ24を介して効率的に記録ヘッド1
へと帰還させ、再生ヘッド3への流入するのを防ぐ。ま
た固定ドラム6のテーパ部6b、回転ドラム5の上端面
5bは、ヘッドの空間を電気的に遮蔽し、リード線や記
録ヘッドからの漏洩電磁波の通路を制限する。こうする
と従来のドラム装置の基本構造を変更しないで、同時再
生信号のSN比を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドと再生
ヘッドとを回転ドラムに搭載し、記録と再生を同時に行
う同時記録再生回転ドラム装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転ドラムに記録ヘッドと再生ヘッドと
を別個に設け、記録と同時に、記録した信号を直ちに再
生する記録モニタ機能は、記録の信頼性を確保する点で
有効な機能である。このような記録モニタ機能は、業務
用ビデオテープレコーダ(以下VTR)や、データスト
リーマ等では既に用いられている。同時記録再生時にお
いて、記録ヘッドと再生ヘッドとの信号電圧比は60d
B程度であり、例えば再生信号へのクロストークを−4
0dBとするには、ヘッド間のシールドを100dB以
上確保しなければならない。
【0003】このクロストークを低減する1つの方法と
して磁気シールドがある。この磁気シールドを記載した
例として特開昭63−259821号がある。これは記
録又は再生ヘッドの近傍に、磁気的特性の優れた磁性材
料を配置することにより、漏洩磁束を集め、再生ヘッド
への漏洩磁束の流入を低減するというものである。
【0004】また、クロストーク低減のもう1つの方法
として電磁シールドがある。この電磁シールドを記載し
た例として特開平2−198002号がある。これは記
録ヘッドと再生ヘッドとの間を良電導体で仕切ること
で、再生ヘッドへの磁束の漏れ込みを低減するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、VTR
やデータストリーマ装置の更なる小型化に伴い、回転ド
ラム装置の小型化も必要となる。さらに信号の高レート
化に伴い、ヘッド数の増加や周波数帯域の増加が余儀な
くされる。例えば、同時に動作する記録ヘッドの数が2
倍、又は伝送周波数が2倍となれば、再生ヘッドへのク
ロストークも6dB増加する。また同一空間内の記録ヘ
ッドと再生ヘッドとの距離が半分となれば、同様にクロ
ストークは12dB大きくなる。
【0006】このように小さい空間内で複数の記録ヘッ
ドと再生ヘッドとの信号の干渉(クロストーク)を防ぐ
ためには、従来以上のシールド率が要求される。しか
し、装置の小型化に伴い、シールドを設けるスペースが
限られてくるため、限られたスペースを有効に利用した
効率的なシールド対策が新たに必要となるという問題が
起こる。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、小さな磁性体を最適に配置し
たり、又は良電導体を最適に構成することにより、記録
ヘッドと再生ヘッドの効率的なシールド対策を実現する
もので、限られたスペースを有効に利用し、シールド率
を向上させる同時記録再生用回転ドラム装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、本願の請求項1記載の発明は、複数の記録ヘッ
ド及び複数の再生ヘッドを用いて記録動作と再生動作を
同時に行う同時記録再生用回転ドラム装置であって、固
定側ロータリトランスが取り付けられた固定ドラムと、
回転側ロータリトランスが取り付けられ、前記記録ヘッ
ド及び前記再生ヘッドを所定位相角の切欠部で保持する
と共に、前記記録ヘッド及び前記再生ヘッドの磁気ギャ
ップ部が記録媒体に当接するためのヘッド窓部が形成さ
れた回転ドラムと、前記固定ドラムの支軸に回転自在に
保持され、前記記録ヘッド及び前記再生ヘッドを挟んで
前記回転ドラムを支持する支持部材と、前記複数の記録
ヘッドを載置し、前記回転ドラムの切欠部に取り付けら
れた記録ヘッドベースと、前記複数の再生ヘッドを載置
し、前記回転ドラムの切欠部に取り付けられた再生ヘッ
ドベースと、前記複数の再生ヘッド又は前記複数の記録
ヘッドのうち、少なくとも一方のヘッドを覆う位置に取
り付けられ、磁性体からなる磁気バイパス手段と、を具
備することを特徴とするものである。
【0009】磁気バイパス手段を設けない場合、記録ヘ
ッドから出力された記録信号の磁束の一部が、回転ドラ
ムに渦電流を生じさせたり、漏洩磁束となる。これが原
因で周辺の再生ヘッドにノイズが発生する。この漏洩磁
束は回転ドラムの外周部及び内周部に沿って強く分布し
ている。このため特に再生ヘッドの周辺に磁気バイパス
手段を設けると、再生ヘッドに漏洩磁束が周り込まなく
なる。
【0010】また本願の請求項2記載の発明は、請求項
1の同時記録再生用回転ドラム装置において、前記磁気
バイパス手段は、前記複数のヘッドが並ぶ方向を長片方
向とする矩形の板状部材であって、前記回転ドラムの切
欠部に取り付けられたことを特徴とするものである。
【0011】この構成では、回転ドラムのヘッド取り付
け部分には切欠部があるので、この空間を利用して矩形
板状の磁気バイパス手段が取り付けられる。
【0012】また本願の請求項3記載の発明は、請求項
2の同時記録再生用回転ドラム装置において、前記記録
ヘッド及び前記再生ヘッドは、記録媒体の隣接トラック
を走査するコンビヘッドで構成され、前記磁気バイパス
手段は、前記コンビヘッドの配列方向の幅Wが前記コン
ビヘッドのギャップ間距離GDよりも大きいことを特徴
とするものである。
【0013】この構成では、コンビヘッドのギャップ間
距離より幅の広い磁性体を用いると、複数の隣接ヘッド
に対して漏洩磁束のバイパス効果が高くなる。
【0014】また本願の請求項4記載の発明は、請求項
1の同時記録再生用回転ドラム装置において、前記記録
ヘッドと前記再生ヘッドの前記回転ドラムの外周に沿っ
た距離をHとすると、前記磁気バイパス手段と前記記録
ヘッド又は前記再生ヘッドのコアとの距離Sは、前記距
離H以下であることを特徴とするものである。
【0015】また本願の請求項5記載の発明は、請求項
2の同時記録再生用回転ドラム装置において、前記磁気
バイパス手段は、板状部材の一端面の曲率半径が、前記
回転ドラムの外周面の曲率半径より小さいことを特徴と
するものである。
【0016】これらの構成では、板状磁性体の曲率半径
を、回転ドラムの曲率半径より小さくすることで、磁性
体と回転ドラム外周部との当接面積を大きくする。こう
すると取り付け精度と取り付け強度が向上する。
【0017】また本願の請求項6記載の発明は、請求項
1の同時記録再生用回転ドラム装置において、前記磁気
バイパス手段は、前記記録ヘッド及び前記再生ヘッドの
取り付け円周方向に沿って環状に形成された磁性体であ
って、前記回転ドラムの外周部内側に形成された溝部に
取り付けられたことを特徴とするものである。
【0018】これらの構成では、磁性体を環状にするこ
とにより、磁気バイパスとしての機能が向上し、取り付
け作業性が向上する。
【0019】また本願の請求項7記載の発明は、請求項
1〜6記載の同時記録再生用回転ドラム装置において、
前記磁気バイパス手段は、前記録ヘッド及び再生ヘッド
のヘッド巻線と離間して取り付けられたことを特徴とす
るものである。
【0020】この構成では、ヘッド巻線を磁性体から離
すことにより、ヘッド巻線のインピーダンスが高くなる
のを防ぐことができる。
【0021】また本願の請求項8記載の発明は、複数の
記録ヘッド及び複数の再生ヘッドを用いて記録動作と再
生動作を同時に行う同時記録再生用回転ドラム装置であ
って、固定側ロータリトランスが取り付けられた固定ド
ラムと、回転側ロータリトランスが取り付けられ、前記
記録ヘッド及び前記再生ヘッドを所定位相角の切欠部で
保持すると共に、前記記録ヘッド及び前記再生ヘッドの
磁気ギャップ部が記録媒体に当接するためのヘッド窓部
が形成された回転ドラムと、前記固定ドラムの支軸に回
転自在に保持され、前記記録ヘッド及び前記再生ヘッド
を挟んで前記回転ドラムを支持する支持部材と、前記複
数の記録ヘッドを載置し、前記回転ドラムの切欠部に取
り付けられた記録ヘッドベースと、前記複数の再生ヘッ
ドを載置し、前記回転ドラムの切欠部に取り付けられた
再生ヘッドベースと、前記複数の再生ヘッド又は前記複
数の記録ヘッドのうち、少なくとも一方のヘッドを覆う
位置に取り付けられ、磁性体からなる第1の磁気バイパ
ス手段と、前記固定ドラムの外周部内側に形成された溝
部に取り付けられ、環状の磁性体から成る第2の磁気バ
イパス手段と、を具備することを特徴とするものであ
る。
【0022】この構成では、2つの磁気バイパス手段を
設けることにより、磁気バイパスとしての機能が一層向
上する。
【0023】また本願の請求項9記載の発明は、請求項
1又は8の同時記録再生用回転ドラム装置において、前
記支持部材は、前記記録ヘッド及び前記再生ヘッドの占
有空間を電磁的に仕切る仕切部が形成されたディスクを
有することを特徴とするものである。
【0024】また本願の請求項10記載の発明は、複数
の記録ヘッド及び複数の再生ヘッドを用いて記録動作と
再生動作を同時に行う同時記録再生用回転ドラム装置で
あって、固定側ロータリトランスが取り付けられた固定
ドラムと、回転側ロータリトランスが取り付けられ、前
記記録ヘッド及び前記再生ヘッドを所定位相角の切欠部
で保持すると共に、前記記録ヘッド及び前記再生ヘッド
の磁気ギャップ部が記録媒体に当接するためのヘッド窓
部が形成された回転ドラムと、前記固定ドラムの支軸に
回転自在に保持され、前記記録ヘッド及び前記再生ヘッ
ドを挟んで前記回転ドラムを支持する支持部材と、前記
複数の記録ヘッドを載置し、前記回転ドラムの切欠部に
取り付けられた記録ヘッドベースと、前記複数の再生ヘ
ッドを載置し、前記回転ドラムの切欠部に取り付けられ
た再生ヘッドベースと、を具備し、前記支持部材の仕切
部は、良導体で形成されると共に、前記固定ドラムの対
向内周面と一定の空隙を介して対向するテーパ部を有
し、前記記録ヘッド及び再生ヘッドに対して漏洩電磁波
の密閉空間を形成することを特徴とするものである。
【0025】また本願の請求項11記載の発明は、複数
の記録ヘッド及び複数の再生ヘッドを用いて記録動作と
再生動作を同時に行う同時記録再生用回転ドラム装置で
あって、固定側ロータリトランスが取り付けられた固定
ドラムと、回転側ロータリトランスが取り付けられ、前
記記録ヘッド及び前記再生ヘッドを所定位相角の切欠部
で保持すると共に、前記記録ヘッド及び前記再生ヘッド
の磁気ギャップ部が記録媒体に当接するためのヘッド窓
部が形成された回転ドラムと、前記固定ドラムの支軸に
回転自在に保持され、前記記録ヘッド及び前記再生ヘッ
ドを挟んで前記回転ドラムを支持する支持部材と、前記
複数の記録ヘッドを載置し、前記回転ドラムの切欠部に
取り付けられた記録ヘッドベースと、前記複数の再生ヘ
ッドを載置し、前記回転ドラムの切欠部に取り付けられ
た再生ヘッドベースと、を具備し、前記切欠部は前記ヘ
ッド上部に位置する薄肉部と前記ヘッド左右に位置する
厚肉部から構成されることを特徴とするものである。
【0026】また本願の請求項11記載の発明は、ヘッ
ド左右に位置する壁部肉厚をヘッド上部に位置する壁部
肉厚より厚くすることで、漏洩電磁波の密閉空間を形成
する。
【0027】これらの構成では、ヘッドを導体の仕切部
で仕切ること、壁部肉厚を厚くすることにより、他のヘ
ッドからの電磁誘導を受けにくくできる。
【0028】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)本発明の実施の形態1における同時記
録再生用回転ドラム装置について図面を参照して説明す
る。図1、図2は同時記録再生用回転ドラム装置の構造
を示す分解斜視図である。図1は記録ヘッド1、消去ヘ
ッド2、再生ヘッド3を含むヘッド部と、ヘッド部が取
り付けられて回転する回転ドラム5と、記録用の固定ロ
ータリトランス等が取り付けられたハウジング18との
関係を示す斜視図である。図2は回転側のロータリトラ
ンスが取り付けられた支持部材であるディスク14と、
モータマグネット16が固着されてディスク14と共に
回転するマグネットケース15と、再生用の固定ロータ
リトランス等が取り付けられた固定ドラム6との関係を
示す斜視図である。
【0029】また図3は記録ヘッド1、消去ヘッド2、
再生ヘッド3が取り付けられ、回転する回転ドラム5の
詳細を示す斜視図である。本図に示すように、コンビヘ
ッドとして記録ヘッド1a,1b、消去ヘッド2a,2
b、再生ヘッド3a,3bが夫々設けられ、各ヘッドベ
ースに接着により取り付けられている。ヘッドベースと
して、記録ヘッドベース7、再生ヘッドベース8、消去
ヘッドベース9があり、これらのヘッドベース群は、ア
ルミニウム(Al)からなる回転ドラム5のベース載置
面5aにビス止めされる。
【0030】図2に示すように、ディスクユニットが固
定軸17にボールベアリングを介して回転可能に支持さ
れている。ディスクユニットは、黄銅からなるディスク
14と、パーマロイからなるマグネットケース15と、
モータマグネット16と、再生用回転側ロータリトラン
ス(以下、RRTという)13aを含んで構成される。
【0031】一方、アルミニウムからなる固定ドラム6
に固定軸17が圧入固定される。ディスク14には図1
に示す回転ドラム5がビス止めされ、回転ドラム5には
記録用RRT11aと消去用RRT12aが接着により
取り付けられている。ハウジング18には、記録用固定
側ロータリトランス(以下、SRTという)11bと、
消去用SRT12bが接着により取り付けられている。
夫々のSRTは回転ドラム5上の各RRTに対して僅か
な空隙をもって挿入される。
【0032】後述するように、再生ヘッド2と記録ヘッ
ド1とは、回転ドラム5の外周部に切り欠かれた開口部
を除いてほぼ良電導体で遮断されている。各良電導体
は、電位差を無くすために固定軸17を介して導通され
ている。
【0033】図3に示すように、記録ヘッド1と記録用
RRT11aとは、中継プリント基板32と記録ヘッド
プリント基板10aとピン11cとを介して接続されて
いる。再生ヘッド2と再生用RRTも同様に、中継プリ
ント基板(図示せず)と再生ヘッドプリント基板10c
とピン13cとを介して接続されている。図1に示すピ
ン12cと図2に示すピン13dは、それぞれ消去用S
RT、再生用SRTに接続されたピンである。
【0034】図3に示す消去用ヘッドプリント基板10
bは消去ヘッド2を保持するものである。リング33は
アルミニウムからなるリングであり、記録用RRT及び
再生用RRTの磁気干渉を抑止する機能を有する。本実
施の形態の回転ドラム5の直径は約20mmであり、図
2のディスクユニットと一体に結合されて約9000〜
18000rpmの高速で回転する。このため各々の部
品には大きな遠心力が発生する。
【0035】図4は、記録信号処理回路20、記録アン
プ21、記録用のロータリトランス(RT)11、記録
ヘッド1を含む記録系と、再生ヘッド3、再生用のロー
タリトランス13、再生アンプ22、再生信号処理回路
23を含む再生系とを示すブロック図である。記録再生
時には、回転ドラム5が磁気テープ30を回巻きして定
速で回転し、記録信号処理回路20、記録アンプ21、
記録用のRT11を介して、記録信号が記録ヘッド1に
入力される。記録、再生用のRTから記録ヘッド1及び
再生ヘッド3までの配線や、記録ヘッド1と再生ヘッド
3間の静電結合及び電磁結合により、記録信号の一部が
再生系に漏れてしまう。この漏れ信号は、磁気テープ3
0からの再生信号と共に再生ヘッド3に流入し、再生用
のRT13、再生アンプ22、再生信号処理回路23を
介して不要なクロストークとして出力される。
【0036】次にこのようなクロストークを低減する対
策方法とその構成部品について説明する。図5は記録ヘ
ッド1を中心とする回転ドラム5の部分構造を示す平面
図であり、図6はその断面図である。図1に示すよう
に、記録ヘッド1、消去ヘッド2、再生ヘッド3は回転
ドラム5の外周部に形成された切欠部5cと窓部5gに
取り付けられる。図5は1組の記録ヘッド1a、1b
(コンビヘッド)がギャップ間距離GDを隔てて切欠部
5cに取り付けられた状態を示す。本図に示すように回
転ドラム5の外周部に略楕円状に切り欠かれた切欠部5
cがコンビヘッドの数だけ形成されている。また図1の
回転ドラム5のベース裁置面5aに対して、図6で示す
ように記録ヘッドベース7が取り付けられ、この記録ヘ
ッドベース7の外側端部に記録ヘッド1が固着される。
そして記録ヘッド1が切欠部5cの内部空間に収納され
るよう、記録ヘッドベース7を用いて回転ドラム5に固
定される。
【0037】本実施の形態では、記録ヘッド1の磁気シ
ールドを施す磁気バイパス手段として、切欠部5cの内
部空間であって記録ヘッド1の側面と対向する位置に磁
性チップ(磁性体)24を固着する。この磁性チップ2
4は、例えば多結晶Mn−Znで生成されたフェライト
の部材で構成される。なお、磁性チップ24は単結晶の
フェライトでも良いが、ここでは安価にできる多結晶の
フェライトを使用している。図5及び図6では記録ヘッ
ド1に対する取り付け例を示しているが、特にヘッド間
の漏れ信号が問題となる再生ヘッド3の上側にも取り付
けられている。図5に示すように回転ドラム5には、各
ヘッド1〜3の相対高さを調整するための貫通孔5hが
ある。ねじ穴5iはヘッドベース7〜9を回転ドラム5
に固定するための穴である。
【0038】ドラム装置の小型化に伴い、本実施の形態
の記録ヘッド1、消去ヘッド2、再生ヘッド3の寸法
は、例えば長さが約1.5mm、幅が約1mm、厚みが
0.2mmであり、これらのヘッド1〜3は、回転ドラ
ム5の窓部5gから僅かに突出して取り付けられてい
る。
【0039】また、記録時間を延ばすため、磁気テープ
30として厚みが6〜9μm の薄いものが使われてい
る。このような薄い磁気テープ30とヘッド1〜3との
良好なヘッドタッチを得るために、図6に示すように例
えば記録ヘッド1と回転ドラム窓部上端面5bとの隙間
GUは約0.2〜0.5mmであり、固定ドラム端面6
aと記録ヘッド1との隙間GLは約0.2〜0.5mm
であることが好ましい。さらに、記録信号処理回路2
0、再生信号処理回路23から見た周波数特性を確保す
るため、即ち信号の共振点を高くし、図5のヘッドギャ
ップG近傍でヘッドの巻き線4を施し、ヘッドのインダ
クタンスを低く抑えなければならない。
【0040】このような条件から、小型化されたほとん
どのドラム装置ではヘッドの巻き線4の隙間を確保する
ために、本実施の形態のような磁性チップ24の有無に
関わらず、最初から回転ドラム5に切欠部5cが設けら
れているのである。さらに、固定ドラム6には、図6に
示すように巻き線4及びヘッドベース7〜9との干渉を
防ぐために、固定ドラム内周面にテーパ部6bが形成さ
れている。
【0041】図5に示すように磁性チップ24は矩形の
板材であり、切欠部5cの内周端面5dと当接するよう
に取り付けられている。記録ヘッド1で電磁変換された
記録信号磁束は主に磁気ギャップGから出力され、磁気
テープ30の磁性体を経て記録ヘッド1の磁気ギャップ
Gに帰る。しかしこのような交番磁界は、アルミニウム
で形成された回転ドラム5及び固定ドラム6の外周部に
渦電流を誘起する。そしてこの渦電流によって回転ドラ
ム5の外周部及び内周部に沿って漏洩磁束が生じ、再生
ヘッド3に誘起電流を発生させる。また磁気ギャップG
を通さず、記録ヘッド1のコアから信号磁束の一部が外
部に出力される。このような漏洩磁束も再生ヘッド3に
不要な誘起電流を発生させる。
【0042】そこで磁性チップ24を少なくとも再生ヘ
ッド3の上部空間に設けることにより、再生ヘッド3に
到来する漏洩磁束に対して磁性チップ24が磁気バイパ
スの機能を果たすこととなる。また図5に示すように磁
性チップ24の端面を内周端面5dと接触させること
で、回転ドラム5の各壁面、特に内周端面5dとの鎖交
磁束を効果的に吸収し、導体の端面に集中する電磁波を
低減することができる。さらに、回転ドラム5の回転に
よる大きな遠心力に対しても、内周端面5dからの反力
により磁性チップ24の剥離を防止することができる。
さらに、記録ヘッド1や再生ヘッド3に対する磁性チッ
プ24の相対位置精度も容易に確保できる。
【0043】また本実施の形態では、磁性チップ24を
例えば記録ヘッド1a、1bの配列方向に沿った矩形状
とすることで、漏洩磁束によるクロストーク低減効果を
最も高くすることができる。なお磁性チップ24の形状
は記録ヘッド1又は再生ヘッド3を平面的にほぼ覆う形
状としているが、磁性チップ24の幅Wは、コンビヘッ
ドのギャップ間距離GDより大きくする必要があり、W
がGDより小さいと、殆どシールド効果がないことも実
験的に確認された。図6に示すように、磁性チップ24
と記録ヘッド1又は再生ヘッド3との高さ方向の距離S
は、小さいほど漏洩磁束の低減効果が大きくなる。しか
し磁性チップ24がヘッドのコアや巻き線4と接触する
と、ヘッドのインダクタンスが大きくなり、回転ドラム
装置としての記録再生特性に支障を来す。
【0044】また図5に示すように、磁性チップ24の
長さLも少なくともヘッド長さの半分以上必要である。
以上のことから、ここでは磁性チップ24の幅W、長さ
L、距離Sは、夫々約3.2mm、1.2mm、0.5
mmとしている。また磁性チップ24の厚みは、図6の
ような取付位置に配置すれば、0.1〜2mmの値が許
容される。取り扱いも容易でかつ軽量で加工が容易な構
造とするべく、ここでは約0.2mm厚の磁性体を使用
した。
【0045】図7は回転ドラム5とディスク14を含む
ディスクユニットとの取り付け位置関係を示す斜視図で
ある。ディスク14には基盤部14a、内周仕切り部1
4b、側面仕切り部14cが形成されている。この側面
仕切り部14cの上端部14dと、回転ドラム5のヘッ
ドベース載置面5aとが当接するようビスにより固定さ
れている。そして開口部19を除いて密閉された小空間
内に、記録ヘッド1や消去ヘッド2が取り付けられてい
る。一方、再生ヘッド3はディスク14の基盤部の代わ
りに、パーマロイからなるマグネットケース15に配置
され、同様に仕切られた空間に取り付けられている。
【0046】磁性チップ24の位置決めは、図5に示す
ように切欠部5cの内周端面5dへ磁性チップ24の角
部を当接させることにより比較的容易に行えるが、図8
のように磁性チップ24と略同形状の凹部25を切欠部
5cに形成することで、磁性チップ24の位置決めと取
付が更に容易に行える。
【0047】以上のような構成により、非常に小さな磁
性チップ24を用いて再生ヘッド3のクロストークを6
dB低減することができた。また、隙間Sの上限値は磁
性材料の大きさや位置等により変わる。隙間Sは記録ヘ
ッド1と再生ヘッド2間の距離Hよりも離れると全く効
果が無いことから、隙間Sはヘッド間距離H以下とする
必要がある。貫通孔5hを避ける必要から、磁性チップ
24の長さLの上限は、ヘッド長さHl以下とする必要
がある。
【0048】次に、回転ドラム5のヘッド載置面5aか
ら突出した壁部厚みのクロストーク低減効果について図
1,図3及び図5を用いて説明する。窓部5gに形成さ
れた薄壁部5fの内周端面5dは、巻き線4との当接を
避ける必要がある。このため薄壁部5fは巻き線4より
も回転ドラム5の外周側に位置している。従って、薄壁
部5fの厚みT1は約0.3mmと薄い構成としてい
る。一方窓部5gの両側に設けられた厚肉壁部5eは、
その肉厚が厚いほどクロストークを抑えることができ
る。これは、記録ヘッド1から漏洩磁束が再生ヘッド3
へ流入するのを、厚肉壁部5eが遮断するからである。
【0049】本実施の形態では、厚肉壁部5eの厚みT
2を、ヘッド巻線部全長Mlの2倍以上の約1mmとし
ている。再生ヘッドベース9を小さくすれば、厚肉壁部
5eを更に厚くすることも可能である。また、厚肉壁部
5eと再生ヘッド3との隙間は小さいほど、厚肉壁部5
eを避けて流れてくる磁束が再生ヘッド3へ流入するの
を防ぐ効果は大きくなる。本実施の形態ではこの隙間を
約0.6mmとしている。
【0050】(実施の形態2)次に本発明の実施の形態
2における同時記録再生用回転ドラム装置について図面
を参照して説明する。本実施の形態を含め、以下の各実
施の形態は、漏洩磁束のバイパスを形成するため、磁性
体の形状や磁性体の取り付け位置を工夫したものであ
る。回転ドラム及び固定ドラムの基本構造は、実施の形
態1と同様であるので説明を省略する。
【0051】図9は本実施の形態に用いられる磁性チッ
プ24の形状と取り付け状態を示す平面図である。この
磁性チップ24の形状は、略矩形のチップの少なくとも
一端面24aを、窓部5gの内周円径と略同一の半径R
を有するように形成したことである。これにより、回転
ドラム5の外周部においてヘッド1、3との平面的な重
なり面積と、回転ドラム5の内周端面5dとの接触面積
とが増加する。従ってクロストークの低減効果を大きく
することが可能である。特に、磁性チップ24の幅Wを
大きくしたときには有効である。
【0052】(実施の形態3)次に本発明の実施の形態
3の同時記録再生用回転ドラム装置に用いられ、漏洩磁
束のバイパスを形成する磁性体について説明する。図1
0及び図11は、本実施の形態の磁性体の形状と取り付
け状態を示す回転ドラムの分解斜視図である。この磁性
体26はクロストークの低減効果をさらに大きくするた
めに、磁性体を円環状にしたことである。ところが円環
状とすることで、遠心力による回転ドラム5からの剥離
に加え、磁性体26自身の破損という大きな心配が予想
される。
【0053】ここで本実施の形態では、図10に示すよ
うに、円環状磁性体26の外周面26aに対向するよ
う、回転ドラム5に溝部27を設ける。そしてこの溝部
27に円環状の磁性体26を僅かな隙間を持ってはめ込
み、接着する。磁性体26を回転ドラム5に取り付けた
状態を図11に示す。本実施例では、磁性体26の肉厚
及び厚みは、共に0.9mmと非常に薄くしているが、
この溝部27を設けることにより、遠心力を溝部端面と
一体的に受け、剥離や破損が発生しないようにしてい
る。
【0054】さらに、図10に示す溝部27の周端面2
7aは、窓部5gを形成する厚肉壁部5eの内周端面と
同一径とすることで、後述するクロストークの低減構成
と相乗した優れた効果を得ることができる。さらに、回
転ドラム5の加工工数の増加を抑えることができる。
【0055】(実施の形態4)次に本発明の実施の形態
4の同時記録再生用回転ドラム装置に用いられ、漏洩磁
束のバイパスを形成する磁性体について説明する。図1
2は本実施の形態の磁性体の形状と取り付け状態を示す
固定ドラム6の分解斜視図であり、図13は固定ドラム
6と回転ドラム5の要部構成を示す部分断面図である。
ここでは遠心力の影響を全く受けないよう、固定ドラム
6の内周面に段部28を設け、この段部28に、第2の
磁気バイパス手段として円環状の磁性体29を挿入して
固着する。この磁性体29の高さ方向の位置は、ディス
ク14及びマグネットケース15で構成される仕切部屋
の唯一の開口部19と対面する位置とすることで、漏洩
磁束をより効果的に吸収することができる。
【0056】以上の磁性体24及び26(第1の磁気バ
イパス手段)、磁性体29(第2の磁気バイパス手段)
を、回転ドラム5又は固定ドラム6の内周部に設けた。
これは前述したように記録ヘッド1からの漏洩磁束が回
転ドラム5のみならず、固定ドラム6の内周部にも強く
分布しているからである。ヘッド近傍であり、かつ回転
ドラム5及び固定ドラム5の内周部にこのような磁性体
を配置すれば、クロストークの低減に大きな効果を発揮
する。但し、記録ヘッド1と再生ヘッド3とが位置する
共通の平面内に磁性材料を配置すると、記録ヘッド1と
再生ヘッド3間の磁気的な結合が強くなり、クロストー
クがむしろ悪化する場合もある。このことから、各ヘッ
ド1〜3の配置高さとは異なる位置に磁性体24、29
を取り付けた。前述した各実施の形態においても、各ヘ
ッド1〜3の配置高さと異なる位置に第1の磁気バイパ
ス手段を取り付けた。
【0057】次に、固定ドラム端面6aの内側に設けら
れたテーパ部6bと、記録ヘッド1と再生ヘッド3間を
仕切るディスク14との隙間について図13を用いて説
明する。図13に示すように、記録ヘッド1及び再生ヘ
ッド3は、固定ドラム6とディスクユニットにより開口
部19を除いて空間的にほぼ遮断されている。図13に
示すように、固定ドラム6のテーパ部6bは、開口部1
9の大部分を覆う構成となっている。配線および巻き線
4から発生した電磁波は、この唯一の開口部19に集中
し、多くは固定ドラム6のテーパ部6bに沿って記録ヘ
ッド1の両側へと流れていく。
【0058】この電磁波の通路となる通路面積を小さく
することが、クロストークの低減に大きな効果があるこ
とが確認できた。本実施の形態では図14に示すよう
に、ディスク14の側面仕切部14cの先端に、固定ド
ラム6のテーパ部6bと平行な形状となるようにテーパ
状突起14eを設けている。こうして隙間をできる限り
少なくし、ディスク突起部にブラシ状の可撓性の金属片
を付け、固定ドラム6のテーパ部6bに対して電気的に
導通を取れば、効果は更に大きくなる。
【0059】
【発明の効果】以上のように請求項1〜8の発明によれ
ば、磁性体から成る磁気バイパス手段をドラム内周端面
に取り付けることにより、記録ヘッドからの漏れ磁束を
効果的に集め、限られたスペースの中で再生ヘッドへの
クロストークを大幅に低減することができる。
【0060】特に請求項2記載の発明によれば、回転ド
ラムのヘッド取り付け部分には切欠部があるので、回転
ドラムや固定ドラムを大幅に設計変更をしなくても、切
欠部の空間を利用して薄い磁性材料の磁気バイパス手段
を容易に取り付けることができる。
【0061】また請求項3記載の発明によれば、コンビ
ヘッドのギャップ間距離より幅の広い磁性体を用いる
と、コンビヘッドに対する漏洩磁束のバイパス効果がよ
り一層高くなる。
【0062】また請求項4、5記載の発明によれば、板
状磁性体の曲率半径を、回転ドラムの曲率半径より小さ
くすることにより、磁性体と回転ドラム外周部との当接
面積を大きくすることができる。こうすると磁性体の取
り付け精度と取り付け強度が向上する。
【0063】また請求項6記載の発明によれば、磁性体
を環状にすることにより、磁気バイパスとしての機能が
向上し、取り付け作業性が向上する。
【0064】また請求項7記載の発明によれば、ヘッド
巻線を磁性体から離すことにより、ヘッド巻線のインピ
ーダンスに悪影響が生じるのを防ぐことができ、ヘッド
の周波数特性を落とすことなく、磁気バイパスを形成す
ることができる。
【0065】また請求項8記載の発明によれば、2つの
磁気バイパス手段を設けることにより、磁気バイパスと
しての機能をより一層向上させることができる。
【0066】また請求項9、10、11記載の発明によ
れば、ヘッドを導体の仕切部で仕切ることにより、不要
輻射の電磁波が他のヘッドに出力されるのを防止でき、
他のヘッドからの電磁誘導を受けにくくすることができ
る。
【0067】以上の発明は、回転ドラム及び固定ドラム
の外径が小さくなり、搭載ヘッド数の多い高密度化され
た最近のヘッドに対して、大きな効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施の形態における同時記録再生用
回転ドラム装置の構成を示す分解斜視図(その1)であ
る。
【図2】本発明の各実施の形態における同時記録再生用
回転ドラム装置の構成を示す分解斜視図(その2)であ
る。
【図3】本発明の各実施の形態における回転ドラムの構
成を示す組立斜視図である。
【図4】記録系と再生系の信号の流れを示すブロック図
である。
【図5】本発明の実施の形態1における磁性体及び記録
ヘッドの位置関係を示す平面図である。
【図6】本実施の形態1における磁性体及び記録ヘッド
の位置関係を示す断面図である。
【図7】本発明の各実施の形態における回転ドラムとデ
ィスクとの関係を示す分解斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態1における磁性体とその取
り付け位置を示す分解斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態2における磁性体の形状
と、その取り付け位置を示す部分平面図である。
【図10】本発明の実施の形態3における磁性体と回転
ドラムの分解斜視図である。
【図11】実施の形態3における磁性体を回転ドラムに
組み込んだ斜視図である。
【図12】本発明の実施の形態4における磁性体と回転
ドラムの分解斜視図である。
【図13】実施の形態4における磁性体と回転ドラムの
取り付け位置関係を示す断面図である。
【図14】実施の形態4の回転ドラムと固定ドラムにお
ける隙間を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 再生ヘッド 3 消去ヘッド 4 巻き線 5 回転ドラム 5a ヘッド載置面 5b 窓部上端面 5c 切欠部 5d 窓部内周端面 5e 厚肉壁部 5f 薄肉壁部 5g 窓部 5h ヘッド調整穴 5i ベース取付ビス穴 6 固定ドラム 6a 端面 6b テーパ部 7 記録ヘッドベース 8 再生ヘッドべース 9 消去ヘッドベース 10a,10b,10c ヘッドプリント基板 11a 記録用RRT 11b 記録用SRT 11c 記録用RRTピン 12a 消去用SRT 12b 消去用SRT 12c 消去用SRTピン 13a 再生用RRT 13b 再生用SRT 13c 再生用RRTピン 13d 再生用SRT 14 ディスク 14a 基盤部 14b 内周仕切り部 14c 側面仕切り部 14d 上端部 14e テーパ状突起 15 マグネットケース 16 モータマグネット 17 固定軸 18 ハウジング 19 開口部 20 記録信号処理回路 21 記録アンプ 22 再生アンプ 23 再生信号処理回路 24 磁性チップ 25 凹部 24a 磁性チップR部 26、29 円環状磁性体 27 溝部 28 段部 30 テープ 32 記録用中継プリント基板 33 リング G ヘッドギャップ T1 薄肉壁部の厚み T2 厚肉壁部の厚み KS 隙間 Ml ヘッド巻線長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 煙草谷 孝明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録ヘッド及び複数の再生ヘッド
    を用いて記録動作と再生動作を同時に行う同時記録再生
    用回転ドラム装置であって、 固定側ロータリトランスが取り付けられた固定ドラム
    と、 回転側ロータリトランスが取り付けられ、前記記録ヘッ
    ド及び前記再生ヘッドを所定位相角の切欠部で保持する
    と共に、前記記録ヘッド及び前記再生ヘッドの磁気ギャ
    ップ部が記録媒体に当接するためのヘッド窓部が形成さ
    れた回転ドラムと、 前記固定ドラムの支軸に回転自在に保持され、前記記録
    ヘッド及び前記再生ヘッドを挟んで前記回転ドラムを支
    持する支持部材と、 前記複数の記録ヘッドを載置し、前記回転ドラムの切欠
    部に取り付けられた記録ヘッドベースと、 前記複数の再生ヘッドを載置し、前記回転ドラムの切欠
    部に取り付けられた再生ヘッドベースと、 前記複数の再生ヘッド又は前記複数の記録ヘッドのう
    ち、少なくとも一方のヘッドを覆う位置に取り付けら
    れ、磁性体からなる磁気バイパス手段と、を具備するこ
    とを特徴とする同時記録再生用回転ドラム装置。
  2. 【請求項2】 前記磁気バイパス手段は、 前記複数のヘッドが並ぶ方向を長片方向とする矩形の板
    状部材であって、前記回転ドラムの切欠部に取り付けら
    れたことを特徴とする請求項1記載の同時記録再生用回
    転ドラム装置。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッド及び前記再生ヘッドは、
    記録媒体の隣接トラックを走査するコンビヘッドで構成
    され、 前記磁気バイパス手段は、前記コンビヘッドの配列方向
    の幅Wが前記コンビヘッドのギャップ間距離GDよりも
    大きいことを特徴とする請求項2記載の同時記録再生用
    回転ドラム装置。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドと前記再生ヘッドの前記
    回転ドラムの外周に沿った距離をHとすると、前記磁気
    バイパス手段と前記記録ヘッド又は前記再生ヘッドのコ
    アとの距離Sは、前記距離H以下であることを特徴とす
    る請求項1記載の同時記録再生用回転ドラム装置。
  5. 【請求項5】 前記磁気バイパス手段は、 板状部材の一端面の曲率半径が、前記回転ドラムの外周
    面の曲率半径より小さいことを特徴とする請求項2記載
    の同時記録再生用回転ドラム装置。
  6. 【請求項6】 前記磁気バイパス手段は、 前記記録ヘッド及び前記再生ヘッドの取り付け円周方向
    に沿って環状に形成された磁性体であって、前記回転ド
    ラムの外周部内側に形成された溝部に取り付けられたこ
    とを特徴とする請求項1記載の同時記録再生用回転ドラ
    ム装置。
  7. 【請求項7】 前記磁気バイパス手段は、 前記記録ヘッド及び再生ヘッドのヘッド巻線と離間して
    取り付けられたことを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    か1項記載の同時記録再生用回転ドラム装置。
  8. 【請求項8】 複数の記録ヘッド及び複数の再生ヘッド
    を用いて記録動作と再生動作を同時に行う同時記録再生
    用回転ドラム装置であって、 固定側ロータリトランスが取り付けられた固定ドラム
    と、 回転側ロータリトランスが取り付けられ、前記記録ヘッ
    ド及び前記再生ヘッドを所定位相角の切欠部で保持する
    と共に、前記記録ヘッド及び前記再生ヘッドの磁気ギャ
    ップ部が記録媒体に当接するためのヘッド窓部が形成さ
    れた回転ドラムと、 前記固定ドラムの支軸に回転自在に保持され、前記記録
    ヘッド及び前記再生ヘッドを挟んで前記回転ドラムを支
    持する支持部材と、 前記複数の記録ヘッドを載置し、前記回転ドラムの切欠
    部に取り付けられた記録ヘッドベースと、 前記複数の再生ヘッドを載置し、前記回転ドラムの切欠
    部に取り付けられた再生ヘッドベースと、 前記複数の再生ヘッド又は前記複数の記録ヘッドのう
    ち、少なくとも一方のヘッドを覆う位置に取り付けら
    れ、磁性体からなる第1の磁気バイパス手段と、前記固
    定ドラムの外周部内側に形成された溝部に取り付けら
    れ、環状の磁性体から成る第2の磁気バイパス手段と、
    を具備することを特徴とする同時記録再生用回転ドラム
    装置。
  9. 【請求項9】 前記支持部材は、 前記記録ヘッド及び前記再生ヘッドの占有空間を電磁的
    に仕切る仕切部が形成されたディスクを有することを特
    徴とする請求項1又は8記載の同時記録再生用回転ドラ
    ム装置。
  10. 【請求項10】 複数の記録ヘッド及び複数の再生ヘッ
    ドを用いて記録動作と再生動作を同時に行う同時記録再
    生用回転ドラム装置であって、 固定側ロータリトランスが取り付けられた固定ドラム
    と、 回転側ロータリトランスが取り付けられ、前記記録ヘッ
    ド及び前記再生ヘッドを所定位相角の切欠部で保持する
    と共に、前記記録ヘッド及び前記再生ヘッドの磁気ギャ
    ップ部が記録媒体に当接するためのヘッド窓部が形成さ
    れた回転ドラムと、 前記固定ドラムの支軸に回転自在に保持され、前記記録
    ヘッド及び前記再生ヘッドを挟んで前記回転ドラムを支
    持する支持部材と、 前記複数の記録ヘッドを載置し、前記回転ドラムの切欠
    部に取り付けられた記録ヘッドベースと、 前記複数の再生ヘッドを載置し、前記回転ドラムの切欠
    部に取り付けられた再生ヘッドベースと、を具備し、 前記支持部材の仕切部は、 良導体で形成されると共に、前記固定ドラムの対向内周
    面と一定の空隙を介して対向するテーパ部を有し、前記
    記録ヘッド及び再生ヘッドに対して漏洩電磁波の密閉空
    間を形成するものであることを特徴とする同時記録再生
    用回転ドラム装置。
  11. 【請求項11】 複数の記録ヘッド及び複数の再生ヘッ
    ドを用いて記録動作と再生動作を同時に行う同時記録再
    生用回転ドラム装置であって、 固定側ロータリトランスが取り付けられた固定ドラム
    と、 回転側ロータリトランスが取り付けられ、前記記録ヘッ
    ド及び前記再生ヘッドを所定位相角の切欠部で保持する
    と共に、前記記録ヘッド及び前記再生ヘッドの磁気ギャ
    ップ部が記録媒体に当接するためのヘッド窓部が形成さ
    れた回転ドラムと、 前記固定ドラムの支軸に回転自在に保持され、前記記録
    ヘッド及び前記再生ヘッドを挟んで前記回転ドラムを支
    持する支持部材と、 前記複数の記録ヘッドを載置し、前記回転ドラムの切欠
    部に取り付けられた記録ヘッドベースと、 前記複数の再生ヘッドを載置し、前記回転ドラムの切欠
    部に取り付けられた再生ヘッドベースと、を具備し、 前記切欠部は前記ヘッド上部に位置する薄肉部と前記ヘ
    ッド左右に位置する厚肉部から構成されることを特徴と
    する同時記録再生用回転ドラム装置。
JP16270597A 1997-06-19 1997-06-19 同時記録再生用回転ドラム装置 Pending JPH117617A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100857286B1 (ko) * 2001-01-26 2008-09-08 소니 가부시끼 가이샤 회전헤드 드럼장치 및 자기기록 및 재생장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100857286B1 (ko) * 2001-01-26 2008-09-08 소니 가부시끼 가이샤 회전헤드 드럼장치 및 자기기록 및 재생장치

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