JPH03218365A - ピリミジン系液晶化合物 - Google Patents

ピリミジン系液晶化合物

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JPH03218365A
JPH03218365A JP19108090A JP19108090A JPH03218365A JP H03218365 A JPH03218365 A JP H03218365A JP 19108090 A JP19108090 A JP 19108090A JP 19108090 A JP19108090 A JP 19108090A JP H03218365 A JPH03218365 A JP H03218365A
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正洋 佐藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 一1一 本発明は表示素子用として有用な新規なビリミジン系液
晶化合物に関する。
[従来の技術コ 現在、液晶表示素子としてはTN(ねじれネマチック)
型表示方式が最も広汎に使用されている。
このTN液晶表示は、駆動電圧が低い、消費電力が少な
いなど、多くの利点を持っている。しかしながら、応答
速度の点に於で発光型素子(陰極管、エレクトロルミネ
ッセンス、プラズマディスプレイ等)と比較して劣って
いる。ねじれ角を180〜270゜にした新しいTN型
表示素子も開発されているが、応答速度はやはり劣って
いる。この様に種々の改善の努力は行われているが、応
答速度の速いTN型表示素子は実現には至っていない。
しかしながら最近、盛んに研究が進められている強誘電
性液晶を用いる新しい表示方式においては、著しい応答
速度の改善の可能性がある(N.A.Clark  ら
 ;  Applied  Phys.lett., 
 36,  899  (1980))。この方式は強
誘電性を示すカイラルスメクチックC相等のカイラルス
メクチック相を利用す−2一 る方法である。強誘電性を示す相はカイラルSc相のみ
ではなく、カイラルスメクチックF,G,H,I等の相
が強誘電性を示すことが知られている。
実際に利用される強誘電性液晶表示素子に使用される強
誘電性液晶材料には多くの特性が要求されるが、それら
を満たすには現在のところ、一つの化合物では応じられ
ず、いくつかの液晶化合物または非液晶化合物を混合し
て得られる強誘電性液晶組成物を使用する必要がある。
また、強誘電性液晶化合物のみからなる強誘電性液晶組
成物ばかりではなく、特開昭60−36003号公報に
は非カイラルなスメクチックC,F,G,H,I等の相
を呈する化合物および組成物を基本物質として、これに
強誘電性液晶相を呈する一種または複数の化合物を混合
して全体を強誘電性液晶絹成物とし得ることが報告され
ている。さらにスメクチックC等の相を呈する化合物お
よび糺成物を基本物質として、光学活性ではあるが強誘
電性液晶相は呈しない一種あるいは複数の化合−3− 物を混合して全体を強誘電性液晶組成物とする報告も見
受けられる(Mol.Cryst.Liq.Cryst
., 89,327 (1982))。
これらのことを総合すると強誘電性液晶相を呈するか否
にかかわらず光学活性である化合物の一種または複数を
基本物質と混合して強誘電性液晶刊成物を構成できるこ
とがわかる。
これらの基本物質としては、スメクチックC等の非力イ
ラルなスメクチック液晶相を示す種々の化合物が用いら
れるが、実用的には室温を含む広い温度範囲でスメクチ
ックC相を呈する液晶化合物もしくは混合物が望ましい
。これらのスメクチックC液晶混合物の成分として、フ
ェニルベンゾエート系、ビフェニル系、フェニルビリジ
ン系および5−アルキルー2−(4−アルコキシフェニ
ル)ピリミジンなどの液晶化合物が挙げられる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、これらに光学活性化合物を添加することによっ
て得られるカイラルスメクチックC液晶材料が強誘電性
を利用する液晶表示に於で優れた−4− 性能を示すか否かについては、未だ最終的な評価が得ら
れていない。それは強誘電性を利用する液晶表示が技術
的に完成していないことによるものである。従って、現
状では新しいスメクチックC液品組成物用材料を種々試
験してみることが必要である。
[課題を解決するための手段コ 本発明者らは上記の様な用途に使用するに適した、スメ
クチックC液晶組成物に有用な新規な液晶化合物につい
て鋭意検討を行った結果、本発明に到達した。すなわち
本発明は、一般式R−X+−(1−(0)m−Y−(A
)n−X2−R’  (1)〔式中、RSR’は炭素数
1〜18のアルキル基であり、X,、X2は単結合(直
接結合) 、−0−一S−または−CEC−であり、n
は0または1であり、Yは一C H 2 C H 2−
または一CEC−であり(ただしm1nは同時に0では
無く、nが0の場合、YはーC=C一である)、Aはフ
ッ素原子または塩素原子で置換されていてもよい1,4
−フェニレン基、4,4′−ビフェニレン基(これらの
基中に存在するー5ー 1個または2個のCH基はNにより置き換えられていて
もよい)または2,6−ナフチレン基である〕で示され
るビリミシン系液晶化合物である。
一般式(1)において、R,R’の炭素数1〜18のア
ルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロビル
基、 n−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基
、n−へブチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、 
n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、n
−テトラデシル基、n−ヘキサデシル基、n−オクタデ
シル基などが挙げられる。
これらのうち、好ましくは炭素数3〜14のアルキル基
である。
Aは好ましくはフッ素原子で置換されていてもよい1,
4−フェニレン基、4,4′−ビフエニレン基または2
,6−ナフチレン基である。
1,4−フエニレン基、4,4′−ビフエニレン基中に
存在する1個または2個のCH基がNにより置き換えら
れた基としては、−0−、−Q−、−a−、一〇一、−
Q−、−’tz−、一o−b−、−Q−0−などがあげ
られる。
一6一 一般式(1)で示される化合物の具体例としては、表−
1〜表−4に示すような基を有する化合物が挙げられる
−7− (1)Yが−C=C−、mが0でnが1の場合表−1(
1) −8一 表−1 (2) 一9− 表−1 (3) −10− 表−1 (4) 表−1 (5) 表−1 (6) −13− 表−1 (7) −14− (2)Yが−CI12CI1。−、mが0でnが1の場
合表−2(1) (3)Yが一CEC−、mが1でnが0の場合表−3(
1) 表−3 (2) −17一 (4)Yが−C=C一でm,nが1の場合表−4(1) −18− 表−4(2) 表−4(3) (5)YがーCH2CL12−でIllSnが1の場合
表−5(1) ー21一 表−1中、各記号はそれぞれ以下の基を表す。
BUT  nC4 Hg − PEN  nC5 H, 1 一 HEX  nC6 H1 a − HEP  nC7H15− OCT  nCB H1 7 − NON  nCg H1 g − DEC  nC,81{21− LJND  ncI H 1123− DOD  nC12H26− NAPHTHIL ; 2, 6−ナフチレン基;単結
合を表す 一般式(1)に含まれる化合物は、たとえば次の工程を
経て合成出来る。(下記式中、R, X1, X2,A
およびR′は一般式(1)の場合と同一である)(1)
Yが−C=C−、mがOでnが1の場合−22ー R−X, −d−CI (2) ↓ R−X,−d−(,EC−A−X2−R’(1a) 式(1a)の化合物を得ることが出来る。
あるいは R−X, −Q−CI (2) −23− R−X1−cA−CE:’CC(CH3)20H(4) R−X,−(i−CミCH (5) R−X, −d−C=C−A−X2−R’      
  (la)すなわち一般式(2)の化合物と3−メチ
ル−1一ブチンー3−オールをトリエチルアミン中、不
活性ガス雰囲気下、0価または2価のパラジウム触媒を
用いて反応させて一般式(4)の化合物とした後、無水
トルエン中、粉末の水酸化ナトリウムを作用させること
により一般式(5)の化合物を得−24− ることか出来る。一般式(5)の化合物と一般式(6)
の化合物をトリエチルアミン中、不活性ガス雰囲気下、
0価または2価のパラジウム触媒を用いて反応させるこ
とによっても本発明の化合物である一般式(1a)の化
合物を得ることが出来る。
また一般式(2)の化合物はたとえば次の工程を経て合
成出来る。
−25− すなわち一般式(7)の化合物と尿素を酸触媒の存在下
反応させて得た一般式(8)の化合物に、ハロゲン化剤
(たとえばオキシ塩化リン)を作用させることにより一
般式(2)の化合物を得ることが出来る。
また一般式(7)の化合物はたとえば次の工程を経て合
成出来る。
■X,が単結合の場合 R−Cll2MgX (の −26一 R−CH2Cll(OC2Hs)2 (lO) すなわち一般式(9)の化合物とオルトぎ酸エチルを反
応させて得た一般式(10)の化合物にピルスマイヤー
試薬(たとえばオキシ塩化リンとジメチルホルムアミド
との反応生成物)を作用させることにより一般式(7a
)の化合物を得ることが出来る。
■X1が一〇−の場合 R−0−M   (M ; Li,Na or K) 
 (11)−27− R−0−CH2CH(OC2H,)2 (l2) すなわち一般式(11)の化合物とプロモアセトアルデ
ヒドジエチルアセタールを無水ジメチルホルムアミド、
無水ジメチルスルホキシドあるいは無水テトラヒドロフ
ラン中で加熱して一般式(12)の化合物を得たのち、
ピルスマイヤー試薬(たとえばオキシ塩化リンとジメチ
ルホルムアミドとの反応生成物)を作用させることによ
り一般式(7b)の化合物を得ることが出来る。
−28− また一般式(3)および(6)の化合物はたとえば次の
工程を経て合成できる。
(F) ■X2が−0−、Aが−d−、一〇−04たは2.6−
ナフチレン基の場合 Y’−A−OM   (M  ; Li,Na or 
K)  (13)(Y’ ; Br or l) Y’−A−OR’ (6a) CH3 80−C−C三C−A−OR’ Cll3 (14) 一29− すなわち一般式(13)の化合物をアルキル化剤(たと
えばハロゲン化アルキル)でアルキル化することにより
本発明の化合物の原料である一般式(6a)の化合物を
得ることが出来る。一般式(6a)の化合物を3−メチ
ル−1−ブチンー3−オールとトリエチルアミン中、不
活性ガス雰囲気下、0価または2価のパラジウム触媒を
用いて反応させて一般式(14)の化合物とした後、無
水トルエン中、粉末の水酸化ナトリウムを作用させるこ
とにより本発明の化合物の原料である一般式(3a)の
化合物を得ることが出来る。
F −30− Y′−6’−OH (Y′; Br or 1) (15) F Y’−0−0−OH F Y ’ −0−0−OM F Yゝ一〇−0−OR’ (19) (20) (6b) CH3 すなわち一般式(15)の化合物をペンゾイルクロライ
ドでエステル化して得た一般式(16)の化合物とフエ
ニルほう酸をパラジウム触媒の存在下反応させることに
より一般式(17)の化合物を得ることが出来る。一般
式(17)の化合物をハロゲン化剤(たとえば過ヨウ素
酸+よう素)でハロゲン化した後、アルカリ(たとえば
、水酸化ナトリウム)で加水分解して単離精製すること
により一般式(19)の化合物を得ることが出来る。一
般式(19)の化合物をアルカリ金属の水酸化物と反応
させた後、アルキル化剤(たとえば−33− ハロゲン化アルキル)でアルキル化することにより本発
明の化合物の原料である一般式(6b)の化合物を得る
ことが出来る。一般式(6b)の化合物と3−メチル−
1−ブチンー3−オールをトリエチルアミン中、不活性
ガス雰囲気下、0価または2価のパラジウム触媒を用い
て反応させて一般式(23)の化合物とした後、無水ト
ルエン中、粉末の水酸化ナトリウムを作用させることに
より本発明の化合物の原料である一般式(3b)の化合
物を得ることが出来る。
■x2が単結合でAが一〇一の場合 R’−0−NH2(22) R’−0−Y’ (6C) −34− C■3 NO−C−(,:C−0−Rゝ C■3 (23) すなわち一般式(22)の化合物をジアゾ化した後、ア
ルカリ金属のハロゲン化物と反応させることにより、本
発明の化合物の原料である一般式(8c)の化合物を得
ることが出来る。一般式(8c)の化合物と3−メチル
−1−ブチンー3−オールをトリエチルアミン中、不活
性ガス雰囲気下、0価または2価のパラジウム触媒を用
いて反応させることにより一般式(23)の化合物を得
ることが出来る。一般式(23)の化合物を無水トルエ
ン中、粉末の水酸化ナトリウムを作用させることにより
、本発明の化合物の原料である一般式(3c)の化合物
を得ることができる。
(2)YがーCH2CH2−、mがOでnが1の場合R
−X,−cA−C=C−A−X2−R’       
  (la)すなわち一般式(1a)の化合物を、水素
雰囲気下、パラジウムカーボンを用いて水素添加するこ
とにより本発明の化合物である一般式(1b)の化合物
を得ることが出来る。
(3)Yが−C=C−、mが1で、nがOまたは1の場
合 CN−0−Y’ (Y′; Br or 1) (24) (25) R−X, −(i−0−Y’ (26) −37− すなわち一般式(24)の化合物を乾燥エタノール中で
塩化水素ガスと反応させた後、アンモニアガスと反応さ
せることにより一般式(25)の化合物を得ることが出
来る。一般式(25)の化合物と一般式(7)の化合物
をエタノールまたはメタノール中、塩基の存在下(たと
えばナトリウム金属)、加熱還流することにより一般式
(26)の化合物を得ることが出来る。一般式(26)
の化合物と一般式(3′)の化合物をトリエチルアミン
中、不活性ガス雰囲気下、0価または2価のパラジウム
触媒を用いて反応させることにより、本発明の化合物で
ある一般式(1c)の化合物を得ることが出来る。
(4)YがーCH2CH2−で、m,nが1の場合一3
8一 R−X, −(i−0−C:EC−A−X2−R’(l
c’) すなわち一般式(lc’)の化合物を、水素雰囲気下、
パラジウムカーボンを用いて水素添加することにより本
発明の化合物である一般式(1d)の化合物を得ること
が出来る。
液晶は一般に2種以上の多成分から成る液晶組成物とし
て用いられ、本発明の液晶化合物も液晶糾成物の成分と
して利用することができる。液晶組成物には、スメクチ
ック液晶、たとえば光学活性部位を有しないスメクチッ
ク液品[2−p−アルキルオキシフエニルー5−アルキ
ルビリミジン、2−p−アルキルフエニル−5−アルギ
ルオキシビリミシン、2−p−アルカノイルオキシフエ
ニル−δ−アルキルビリミシン、2−p−アルキルオキ
シ力ルボニルフェニル−5−アルキルビリミジン、2−
p−アルキルフエニルー5−p−アルキルオキシフエニ
ルピリミジン、2−p−アルキルオキシーm−フルオロ
フェニル−5−アルキルピリミジン、2−p−アルキル
オキシフェニル−5− (trans−4−アルキルシ
クロヘキシル)ピリミジン、2−p−アルキルオキシフ
エニル−5−アルキルピリジン、2−p−アルキルオキ
シーm−フルオロフエニル−5−アルキルビリジン、2
−p− (p’−アルキルフエニル)フエニルー5−ア
ルキルピリミシン、2−p−アルキルフエニルー5一p
−アルキルフエニルビリミジン、p−アルキルオキシフ
エニルー5−アルキルピコリネート、2−p−アルキル
オキシフエニルー5−アルキルオキシピラジン、2−p
−アルキルフェニルー5−アルキルビリミジン、2−p
−アルキルオキシフェニル−5−アルキルオキシピリミ
シン、2−p−アルキルフエニルー5−アルキルオキシ
ビリミシン、4−アルキルオキシ−4′−ビフエニルカ
ルボン酸−p’−(アルキルオキシ力ルボニル)フェニ
ルエステル、4−アルキルオキシ− 4′−ビフェニル
カルボン酸一アルキルエステルなど]および/または強
誘電性液晶[光学活性4−アルキルオキシ−4′−ビフ
エニルカルボン酸−p’−(2−メチルブチルオキシ力
ルボニル)フエニルエステル、光学活性4−n−アルキ
ルオキシ−4′−ビフエニルカルボン酸−2−メチルブ
チルエステル、光学活性p−アルキルオキシベンジリデ
ンーp′−アミノー2−クロロプロビルシンナメート、
光学活性p−アルキルオキシベンジリデン−p′−アミ
ノー2−メチルブチルシンナメートなどコおよび/また
は通常のカイラルスメクチック液晶[光学活性4−(p
−アルキルオキシビフエニルーp′−オキシカルボニル
’)−4’ − (2−メチルブチルオキシ力ルボニル
)シクロヘキサン、光学活性p−n−アルキルオキシベ
ンジリデン−p’−(2−メチルブチルオキシカルボニ
ル)アニリンなどコを含有してもよい。また液晶性を示
さないカイラル化合物および/または2色性色素、たと
えばアントラキノン系色素、アゾ系色素などを含んでい
てもよい。
強誘電性を示す液晶組成物は、電圧印加により光スイッ
チング現象を起こし、これを利用した応−41= 答の速い表示素子を作製できる〔たとえば特開昭56−
107216号公報、特開昭59−118744号公報
、エヌエークラーク(N.A.CI ark)、エス 
ティー ラガウォール (S.T. Lagerwal
 I) ;アプライド フィジックス レター (Ap
plied  Physics  Lttetter)
36、899(1980)など〕。
本発明における液晶組成物は、セル間隔0.5〜10μ
m、好ましくは0.5〜3μmの液晶セルに真空封入し
、両側偏光子を設置することにより光スイッチング素子
(表示素子)として使用できる。
上記液晶セルは透明電極を設け、表面を配向処理した2
枚のガラス基板をスベーサーを挟んで貼り合わせること
によって作製することができる。
上記スペーサーとしては、アルミナビーズ、ガラスファ
イバー、ポリイミドフィルムなどが挙げられる。配向処
理方法としては、通常の配向処理、たとえばポリイミド
膜、ラビング処理、SiO斜め蒸着などが適用できる。
[実施例コ −42ー 以下、本発明を実施例により更に説明するが、本発明は
これに限定されない。
実施例1 表−1中No−8の化合物の製造 ■β一n−へブチルーα−ジメチルアミノアクロレイン
(n−オクチルマグネシウムブロマイドとオルトぎ酸エ
チルを反応させて得た、n−へプチルアセトアルデ七ド
ジエチルアセタールにピルスマイヤー試薬を作用させる
ことにより得ることが出来る。)15.0gと尿素6.
8gをエタノール200u+ lに溶かした物の中へ、
濃塩酸3.08を加えて15時間加熱還流した。反応終
了後、エタノールを除去して水を加えた。水酸化ナトリ
ウムを加えて中和後、生じた沈澱をろ過、乾燥した。ト
ルエンで再結晶することにより5−n−へプチル−2−
ヒドロキシピリミジン11.4gを得た。
■■で得た5−n−ヘブチル−2−ヒドロキシピリミシ
ン7.28とN,N−ジメチルアミノアニリン1.8g
を含む混合物の中ヘオキシ塩化リン28.4gを加え、
5時間還流した。反応終了後、室温に戻し反応溶液を氷
水の中へ投入した。水酸化ナトリウムで中和後、エーテ
ルで抽出した。エーテル層をIN塩酸水による洗浄、水
洗を経てからエーテルを除去し、ヘキサンに溶かしてシ
リカゲル力ラムで精製することにより油状の2−クロロ
ー5−へプチルピリミジン6.5gを得た。
■2−クロロ−5−へプチルビリミジン1.0gとp−
n−オクチルオキシーm−フルオロフエニルアセチレン
1.08をトリエチルアミン30ml中、触媒にビスト
リフエニルホスフィンパラジウムジクロライド60mg
、ヨウ化銅(I)15mgおよびトリフェニルホスフィ
ン90mgを用いて窒素雰囲気下還流温度で10時間反
応させた。反応終了後、トリエチルアミンを除去しトル
エンで抽出した。トルエン層を塩酸水による洗浄、水洗
を経てからシリカゲル力ラム処理した後、エタノールで
2回再晶することにより白色結晶の本発明の化合物であ
る表−1中No8の化合物0.38gを得た。化合物の
構造は、NMR (核磁気共鳴スペクトル分析) 、M
S (質量分析)、IR(赤外吸収スペクトル分析)お
よび元素分析により確認した。上記化合物のIRスペク
トル、H−NMRスペクトルおよびF−NMRスペクト
ルをそれぞれ第1図、第2図および第3図に示す。
元素分析値:  理論値(%)  実測値(%)C:7
6.42     C:76.30H: 8.73  
   N: 8.91N: 6.60     N: 
6.45F: 4.48     F: 4.56実施
例2 表−1中No64の化合物の製造 ■実施例1の■〜■で得た2−クロロ−5−へプチルピ
リミジン3.4gと3−メチル−1−ブチンー3−オー
ル1.6gを,トリエチルアミン40■1中、触媒にビ
ストリフェニルホスフィンパラジウムジクロライド10
0mg1ヨウ化鋼( I ) 25mgおよびトリフエ
ニルホスフィン200mgを用いて窒素雰囲気下還流温
度で13時間反応させた。反応終了後、トリエチルアミ
ンを除去しトルエンで抽出した。トルエン層をIN塩酸
−45− 水による洗浄、水洗を経てからトルエンを除去し、ヘキ
サンで再結晶することにより固体の下記化合dH3 ■上記化合物(a)2.8gを乾燥トルエン100ml
に溶かしたものの中へ、粉末の水酸化ナドリウム1.7
gを加えて1時間加熱還流した。冷却後、水洗を経てか
らトルエンを除去した。得られた黒色のオイルをヘキサ
ンに溶かしシリカゲル力ラムで分離精製することにより
液体の2−エチニル−5−n−へプチルピリミジン1.
7gを得た ■0−フルオローp−ヨードフェノール30.0gを無
水トルエン300m lに溶かし、ビリジン16mlを
加え室温で攪拌した。これにペンゾイルクロリド17.
6mlを15分間かけて滴下し、そのまま室温で24時
間攪拌した。反応混合物を水,IN塩酸、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液、水で順次洗浄後、トルエンを留去し
た。得られた固体をメタノールから再結晶することによ
り、下記化合物(b)38.2gを得た。
一46一 −d−oco−0    (b) ■■て得られた化合物(b) 12.8gをトルエン5
0■1に溶かし、2M炭酸ナトリウム水溶液25■1を
加え室温で攪拌した。これに不活性ガス雰囲気下、テト
ラキストリフエニルホスフィンパラジウム860mg,
フエニルホウ酸5.0gのエタノール溶液30+nlを
加え、5時間加熱還流を行った。放冷後、30%過酸化
水素水3mlで反応を止め、トルエンで抽出、水洗後、
トルエンを留去した。得られた固体をヘキサンから再結
晶することにより、下記化合物(c)7.0gを得た。
F ()−()−0CO−()     (c)■■で得ら
れた化合物(c)5.6gを酢酸70mlに溶かし、こ
れに硫酸2ml、メタ過ヨウ素酸1.1g、およびヨウ
素2.48を加え、90゜Cで10時間攪拌した。放冷
後、反応混合物を氷水200mlに注ぎ、亜硫酸水素ナ
トリウムで過剰のヨウ素を還元した後、析出した固体を
ろ取した。これをトルエンから再結晶することにより、
下記化合物(d)3.5gを得た。
F 1−0−0−OCO−0    (d)■■で得られた
化合物(d)3.5gをエタノール60mlに懸濁させ
、これに水酸化ナトリウム1.0gを加え、1時間加熱
還流を行った。放冷後、エタノールを留去し得られた固
体を水80m1に溶かした。この溶液に炭酸ガスを吹き
込み、析出した固体をろ取ずることにより、下記化合物
(e)2.4gを得た。
F 1−Q−0−OH(e) ■■で得られた化合物(e)2.4gをジメチルスルボ
キシド20mlに溶かし、これに水酸化ナトリウム水溶
液(1.0g/10ml)および1−プロモヘキサン1
.3gを加え、65゜Cで5時間攪拌した。放冷後、反
応混合物をヘキサンで抽出、2回水洗した。ヘキサンを
留去することにより、下記化合物(f)2.7gを得た
F 1 −0−0−oce tlt 3(f )■■で得た
化合物(f)1.5gと■で得た化合物0.88をトリ
エチルアミン50ml中、触媒にビストリフエニルボス
フィンバラシウムジクロライド20mgおよびヨウ化銅
( I ) 5mgを用いて窒素雰囲気下室温で5時間
反応させた。反応終了後、トリエチルアミンを除去しト
ルエンで抽出した。トルエン層をIN塩酸水による洗浄
、水洗を経てからシリカゲル力ラム処理した後、エタノ
ールで2回再結晶を行うことにより白色結晶の本発明の
化合物である表−1中Nol−64の化合物0 . 9
7gを得た。上記化合物のIRスペクトル、H−NMR
スペクトルおよびF−NMRスペクトルをそれぞれ第4
図、第5図および第6図に示す。
元素分析値:  理論値(%) C:78.81 : 7.84 N: 5.93 F: 4.03 実測値(%) C:78.65 H: 7.65 8: 6.01 F: 4.12 実施例3 表−1中N084の化合物の製造 −49− ■6−ブロモー2−ナフトールをジメチルスルホキシド
300m I中に溶かしたものの中へ、水酸化ナトリウ
ム水(水酸化ナトリウム9.0g、水20ml)を加え
均一な溶液になるまで攪拌した。次いでn−へキシルブ
ロマイド37.0gを加えて室温で3日間攪拌した。反
応溶液を氷水1.51の中へ投入した後、ヘキサンで3
回抽出した。ヘキサン層を水洗した後、ヘキサンを除去
してからメタノールで再結晶することにより2−n−へ
キシルオキシ−6−プロモナフタレン54.4gを得た
■■で得た2−n−へキシルオキシ−6−プロモナフタ
レン13.0gと3−メチル−1−ブチンー3−オール
4.3gをトリエチルアミン1 50m l中、触媒に
ビストリフエニルホスフィンパラジウムジクロライド1
20mg、ヨウ化鋼( 1 ) 30mgおよびトリフ
エニルホスフィン180mgを用いて窒素雰囲気下還流
温度で6時間反応させた。反応終了後、トリエチルアミ
ンを除去しトルエンで抽出した。トルエン層をIN塩酸
水による洗浄、水洗を経てからトルエン層の水分を除去
後、粉末の水酸化ナトリウム3.5gを加えて1−50
− 時間加熱還流した。冷却後、水洗を経てからトルエンを
除去した。得られた黒色のオイルをメタノールで再結晶
することにより 6−n−へキシルオキシ−2−エチニ
ルナフタレン 5.6gを得た。
■■で得た2−n−へキシルオキシ−6−エチニルナフ
タレン2.0gと実施例1の■て得た2−クロロ−5−
へプチルビリミジン1.7gをトリエチルアミン60…
l中、触媒にビストリフエニルホスフィンパラジウムジ
クロライド1 00mg、ヨウ化銅( I ) 25m
gおよびトリフエニルホスフィン150mgを用いて窒
素雰囲気下還流温度で6時間反応させた。反応終了後、
トリエチルアミンを除去しトルエンで抽出した。トルエ
ン層をIN塩酸水による洗浄、水洗を経てからシリカゲ
ル力ラム処理した後、エタノールで2回再結晶を行うこ
とにより白色結晶の本発明の化合物である表−1中N0
84の化合物1.05gを得た。
上記化合物のIRスペクトルおよびH−NMRスペクト
ルをそれぞれ第7図および第8図に示す。
元素分析値:  理論値(%)  実測値(%)C:8
1.31      C:81.19H: 8.41 
      H: 8.53N: 6.54     
  N: 6.45実施例 4 表−1中No134の化合物の製造 ■p−ヨード安息香酸57.Ogに塩化チオニル130
mlを加え8時間加熱還流して、p−ヨード安息香酸塩
化物を調製した。過剰の塩化チオニルを除去した後、無
水トルエン400mlに溶かし10℃以下に冷却した。
トルエン溶液の表面にアンモニアガスを206C以下で
吹き込みながら攪拌した。生じた沈澱をろ過乾燥後、I
N水酸化ナトリウム水による洗浄、水洗、乾燥を経てか
らメタノールで再結晶することによりp−ヨード安息香
酸アミド50.6gを得た。
■無水ジオキサン300ml中にp−ヨード安息香酸ア
ミド50.Ogを懸濁させ10℃以下に冷却した。
無水トリフルオ口酢酸51.0gを20℃以下で滴下し
た。
滴下終了後、室温に戻し一昼夜攪拌した。得られた赤色
の透明な溶液を氷水の中に投入した。生じた沈澱をろ過
乾燥後、ヘキサンで再結晶することによりp−シアノヨ
ードベンゼン33.2gを得た。
■p−シアノヨードベンゼン33.2gを含む無水エタ
ノール400mlの中へ乾燥した塩化水素約12gを攪
拌しながら10°C以下で吹き込んだ。室温で3日間攪
拌後、溶媒を除去し、次いで無水アンモニア約30gを
含む乾燥エタノール500mlを水冷下ゆっくりと加え
た後、室温で3日間攪拌した。エタノールおよびアンモ
ニアを除去した後、無水エーテルを加え生じた沈澱をろ
過することにより、固体のp−ヨードベンズアミジン・
塩酸塩20.8gを得た。
■水素化ナトリウム(純分60χ) 25.0gを含む
無水ジメチルホルムアミド800ml中に、70〜80
℃でn−デシルアルコール100.0gを水素の発生が
激しくならない速度で滴下した。水素の発生が無くなっ
たら室温に戻し、その溶液の中ヘブロモアセトアルデヒ
ドジエチルアセタール185.0gを1時間かけて滴下
した。そのまま室温で3日間攪拌した。反応終了後、氷
水の中へ投入しトルエンで抽出した。
トルエン層を水洗後、トルエンを除去して減圧蒸留する
ことによりn−デシルオギシアセトアルデヒドジエチル
アセタール58.3gを得た。(bp;93〜94−5
3− 0C/0.4mmHg) ■無水1、2−ジクロロエタン350ml中に乾燥ジメ
チルホルムアミド82.5gを溶かして5℃以下に冷却
した。
その溶液の中ヘトリクロロメチルクロロホーメー} 5
6.0gを10℃以下で滴下した。滴下終了後、さらに
30分間攪拌してから別途調製したn−デシルオキシア
セトアルデヒドジエチルアセタールの1,2−ジクロ口
エタン溶液(n−デシルオキシアセトアルデヒドジエチ
ルアセタール58.0g, 1, 2−ジクロロエタン
75m l )を滴下した。滴下終了後3時間還流した
。室温に冷却後水酸化ナトリウム水(水酸化ナトリウム
40.0g,水500m l )を加えて30〜50℃
で3時間攪拌した。有機層を水洗後、1,2ージクロロ
エタンを除去して減圧蒸留することによりβ−n−デシ
ルオキシーα−ジメチルアミノアクロレイン16.8g
を得た。
■300mlの無水エタノールと2.65gのナトリウ
ム金属より調製した溶液に、■で得たp−ヨードベンズ
アミジン・塩酸塩10.6gと■で得たβ一n−デシル
オキシーα−ジメチルアミノアクロレイン9.0gを加
一54一 え18時間加熱還流した。反応終了後、溶媒を除去しト
ルエンで抽出した。トルエン層をIN塩酸水による洗浄
、水洗を経てからトルエンを留去し、メタノールで再結
晶することにより2−p−ヨードフエニルー5−デシル
オキシピリミシン5.18を得た。
■■て得た2−p−ヨードフェニル−5一デシルオキシ
ビリミジン2.0gと1−オクチン1.08をトリエチ
ルアミン40ml中、触媒にビストリフェニルホスフィ
ンパラジウムジクロライド48mgおよびヨウ化銅(I
)12mgを用いて窒素雰囲気下室温で一昼夜反応させ
た。反応終了後、トリエチルアミンを除去しヘキサンで
抽出した。ヘキサン層をIN塩酸水による洗浄、水洗を
経てからシリカゲル力ラム処理した後、エタノールで2
回再晶することにより白色結晶の本発明の化合物である
表−1中Nol34の化合物を1.2gを得た。上記化
合物のIRスペクトルおよびH−NMRスペクトルをそ
れぞれ第9図および第10図に示す。
元素分析値:  理論値(%)  実測値(%)C:8
0.00      C:79.83H: 9.52 
     }1: 9.65N: 6.67     
 F: 6.81実施例5 表−4中No157の化合物の製造 ■150mlの無水エタノールと1.33gのナトリウ
ム金属より調製した溶液に、実施例4の■で得たp−ヨ
ードベンズアミジン・塩酸塩5.38とβ一n−ノニル
ーα−ジメチルアミノアクロレイン4.3gを加え20
時間加熱還流した。反応終了後、溶媒を除去しトルエン
で抽出した。トルエン層をIN塩酸水による洗浄、水洗
を経てからトルエンを留去し、メタノールで再結晶する
ことにより2−p−ヨードフェニルー5−ノニルピリミ
ジン3.8gを得た。
■■で得た2−p−E−ドフェニル−5一ノニルビリミ
ジン0.88とp−n−へキシルオキシーm−フルオロ
フェニルアセチレン0.58をトリエチルアミン30m
l中、触媒にビストリフェニルホスフィンパラジウムジ
クロライド12mgおよびヨウ化銅( I ) 3mg
を用いて窒素雰囲気下室温で5時間反応させた。反応終
了後、トリエチルアミンを除去しトルエンで抽出した。
トルエン層をIN塩酸水による洗浄、水洗を経てからシ
リカゲル力ラム処理した後、エタノールで2回再結晶を
行うことにより白色結晶の本発明の化合物である表−4
中Nol57の化合物0.43gを得た。上記化合物の
IRスペクトル、H−NMRスペクトルおよびF−NM
Rスペクトルをそれぞれ第11図、第12図および第1
3図に示す。
元素分析値: 理論値(%)  実測値(%) C:79.20     C:79.31H: 8.2
0     H: 8.07N: 5.60     
N: 5.73F: 3.80     F: 3.6
5実施例6 表−2中N096の化合物の製造 エタノール20mlの中へ実施例2で得た表−1中N0
64の化合物0.2g、5χパラジウムカーボン10m
gを加え、還流温度下、常圧で水素添加を行った。
ー57− 水素の吸収が無くなるのを確認した後、ろ過により触媒
を除去し、室温まで冷却した。得られた結晶を再度エタ
ノールで再結晶することにより、白色結晶の本発明の化
合物である表−2中No96の化合物を0.15g得た
。上記化合物のIRスペクトル、H−NMRスペクトル
およびF−NMRスペクトルをそれぞれ第14図、第1
5図および第16図に示す。
元素分析値: 実測値(%) C:78.31 H: 8.43 N: 5.97 F: 4.10 理論値(%) C:78.l6 II: 8.61 N: 5.88 F: 3.99 実施例1〜6で得られた化合物の相転移温度を表−5に
示す。
表−5(1) −58− Cry SI S自 SC N Iso ) 結晶相 未同定スメクチック相 スメクチックA相 スメクチックC相 ネマチック相 等方性液体相 相が存在する 相が存在しない モノトロビック相を表す [発明の効果コ 本発明は新規のスメクチックC液品およびスメクチック
C液晶組成物の成分とし”C有用なスメクチック液晶を
提供し、またこれらのスメクチツク液晶は次のような顕
著な特徴を有する。
(1)スメクチツクC相より低温側に液晶相を持たない
ものは、混合によりスメクチツクC相の温度範囲を広げ
ることが出来非常に有用である。
(2)2環構造のものは、2環構造でありながらスメク
チックC相温度範囲の上限温度が高いためスメクチック
C相温度範囲の上限温度の低い液晶組成物に添加した場
合、粘度を上げずに上限温度を高くすることが出来き非
常に有用である。
(3)本発明の液晶化合物のなかで骨格内の結合子が剛
直なアセチレン結合のものは、配向性が非常によい。
(4)またナフタレン環を有している液晶も骨格が剛直
なため配向性が良く、それ自体スメクチツクC相を示さ
なくても実用的な液晶組成物の配向性を向上させる成分
として非常の有用である。
(5)フエニルベンゾエート系のスメクチツク液晶C液
晶に比べて低粘度である。
(6)他のスメクチツクC液晶との相溶性がすぐれてい
る。
(7)光、熱、水分に対する安定性が良い。
(8)トラン系光学活性物質(トラン系ドーパント)と
構造が非常に似ているためこれらの化合物との相溶性が
非常にすぐれている。
(9)アセチレン結合を有する液晶化合物は複屈折率が
大きいため、スメクチツクC液晶組成物だけでなくネマ
チツク液晶組成物にも添加することにより、液晶表示セ
ルの厚さを薄くして応答速度を速くすることが出来る。
上記効果を奏することから本発明の液晶化合物は実用的
な強誘電性スメクチツク液晶組成物を開発するにあたっ
て非常に有用な物質である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図はそれぞれ実施例1で得ら
れた化合物のIR,H−NMRおよびF−NMRスペク
トルを示し、第4図、第5図および−61− 第6図はそれぞれ実施例2で得られた化合物の■R,H
−NMRおよびF−NMRスペクトルを示し、第7図お
よび第8図はそれぞれ実施例3で得られた化合物のIR
およびH−NMRを示し、第9図および第10図はそれ
ぞれ実施例4で得られた化合物のIRおよびH−NMR
を示し、第11図、第12図および第13図はそれぞれ
実施例5で得られた化合物のIRSH−NMRおよびF
−NMRスペクトルを示し、第14図、第15図および
第16図はそれぞれ実施例6で得られた化合物のIR,
H−NMRおよびF−NMRスペクトルを示す。 −62− 符開平 3 Zl83b)(Zb,1 特開平3 218365 (28)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 R−X_1−▲数式、化学式、表等があります▼−(▲
    数式、化学式、表等があります▼)m−Y−(A)n−
    X_2−R’(1)〔式中、R、R’は炭素数1〜18
    のアルキル基であり、X_1、X_2は単結合(直接結
    合)、−O−−S−または−C≡C−であり、m、nは
    0または1であり、Yは−CH_2CH_2−または−
    C≡C−であり(ただしm、nは同時に0では無く、n
    が0の場合、Yは−C≡C−である)、Aはフッ素原子
    または塩素原子で置換されていてもよい1,4−フェニ
    レン基、4,4’−ビフェニレン基(これらの基中に存
    在する1個または2個のCH基はNにより置き換えられ
    ていてもよい)または2,6−ナフチレン基である(−
    ▲数式、化学式、表等があります▼−はピリミジン環[
    ▲数式、化学式、表等があります▼]を示す)〕で示さ
    れるピリミジン系液晶化合物。
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